JPH11209796A - 硬質体用漂白剤組成物 - Google Patents

硬質体用漂白剤組成物

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JPH11209796A
JPH11209796A JP10016633A JP1663398A JPH11209796A JP H11209796 A JPH11209796 A JP H11209796A JP 10016633 A JP10016633 A JP 10016633A JP 1663398 A JP1663398 A JP 1663398A JP H11209796 A JPH11209796 A JP H11209796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水に対して易溶性であり、スプレー等の簡便
な方法による使用ができる硬質体用漂白剤組成物を得
る。 【解決手段】 (a)下記の式: 【化6】 で表される有機過酸化物及び(b)アルカリ剤を含有し
ており、(a)成分と(b)成分の含有比(重量比)
が、(a)/(b)=10/1〜1/99である硬質体
用漂白剤組成物。この硬質体用漂白剤組成物は、特にカ
ビ取り剤として好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水に易溶性であ
り、噴霧法、塗布法等の簡便な使用方法を適用すること
ができる、特に浴室や台所まわり等のカビ取り剤として
好適な硬質体用漂白剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室の天井、タイル目地、プラスチック
の壁や台所の三角コーナー等の黒ずみ汚れは、クラスド
ポリウム(Clasdoporium)属等のカビが生産する色素が
原因であり、みがき粉や界面活性剤を配合した製品では
除去することができない。このため、次亜塩素酸等を配
合した塩素系漂白剤が市販されているが、これらは刺激
臭があること等の点から、より安全性の高い酸素系漂白
剤も知られている。しかし、この酸素系漂白剤の代表的
な基剤である過酸化水素等は漂白力が弱く、黒ずみ汚れ
の除去力も弱い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有機過酸化物は漂白性
能が高く、刺激臭もないため、漂白基剤としては好まし
い成分である。この有機過酸化物を用いたものとして
は、特開平2−1473号公報及び特開平2−1967
71号公報に、イミド芳香族(ポリ)ペルオキシカルボ
ン酸、界面活性剤、ビルダー等を含む衣料用の漂白洗浄
剤が開示されている。
【0004】しかし、有機過酸化物を含む漂白洗浄剤を
カビ取り剤として用いた場合に充分な効果を発揮させる
ためには、水溶液中において1重量%以上の濃度なるよ
うに溶解させなければならないが、有機過酸化物は水に
難溶性であるため、実際には前記濃度の水溶液を得るこ
とは困難である。液状ではなく粉末状での使用も可能で
あるが、その場合にはトリガースプレー等による吐出又
は噴霧やスポンジ等による塗布等の簡便な使用方法を適
用することができず、利用者に大きな負担を強いること
になるし、漂白効果の面でも著しく劣る。
【0005】そこで本発明は、有機過酸化物の水への溶
解性を高めることにより、安全でかつ簡便な方法による
使用ができる、特に浴室や台所まわり等のカビ取り剤と
して好適な硬質体用漂白剤組成物を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため研究を重ねた結果、有機過酸化物とアル
カリ剤を特定の配合比で組み合わせることにより、有機
過酸化物の水への溶解性を増すことができ、それにより
利用者の使用上の便宜を大きく向上できることを見出
し、本発明を完成したものである。
【0007】即ち本発明は、(a)下記の一般式
(1):
【0008】
【化3】
【0009】[式中、Aは、水酸基で置換されていても
よい炭素数1〜9のアルキレン基、カルボキシル基、ア
ミノ基、ニトロ基又は水酸基で置換されていてもよいベ
ンゼン環もしくはナフタレン環を示し;R1は水素原
子、水酸基で置換されていてもよい炭素数1〜5のアル
キル基を示し;nは1〜10の整数を示す。]で表され
る有機過酸化物及び(b)アルカリ剤を含有しており、
(a)成分と(b)成分の含有比(重量比)が、(a)
/(b)=10/1〜1/99であることを特徴とする
硬質体用漂白剤組成物を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明で用いる(a)成分の有機
過酸化物は、一般式(1)で表されるものであり、その
中でも、下記の一般式(2):
【0011】
【化4】
【0012】[式中、nは1〜10の整数を示す。]で表
されるものから選ばれる1種又は2種以上の組み合わせ
が好ましい。一般式(2)におけるnとしては1〜8が
好ましく、1〜6が特に好ましい。
【0013】(a)成分の硬質体用漂白剤組成物におけ
る含有量は、通常は1重量%以上の量で、用途によって
要求される漂白力に応じて適宜決定する。
【0014】本発明で用いる(b)成分のアルカリ剤と
しては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカ
リ金属の水酸化物、水酸化アンモニウム、モノ、ジもし
くはトリエタノールアミン等のアミン誘導体、過酸化水
素が付加されていてもよい炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム等のアルカリ金属の炭酸塩、炭酸アンモニウム等の炭
酸塩、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム等のアルカリ
金属のケイ酸塩、ケイ酸アンモニウム等のケイ酸塩、ア
ルカリ金属のリン酸塩、過酸化水素が付加されていても
よいアルカリ金属のホウ酸塩等から選ばれる1種又は2
種以上の組み合わせを挙げることができる。
【0015】(b)成分の硬質体用漂白剤組成物におけ
る含有量は、(a)成分の水への溶解性を高めるため、
(b)成分のみを添加した水溶液のpHが好ましくは
7.5〜14となる量であり、特に好ましくは8〜14
となる量であり、さらに好ましくは9〜14となる量で
ある。さらに、(b)成分の含有量は、(a)及び
(b)成分を添加した水溶液のpHが好ましくは4〜1
4となる量であり、特に好ましくは6〜14となる量で
あり、さらに好ましくは7〜14となる量である。
【0016】硬質体用漂白剤組成物における(a)成分
と(b)成分の配合比(重量比)は、(a)成分の水へ
の溶解性を高めるため、(a)/(b)=10/1〜1
/99であり、好ましくは5/1〜1/50であり、特
に好ましくは3/1〜1/40である。
【0017】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、洗浄
漂白効果を高め、さらに必要に応じて、例えばトリガー
スプレーで噴霧した場合に、泡による付着効果やミスト
を低減する効果を付与するため、(c)成分として界面
活性剤を配合することができる。
【0018】界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、アルキ
ル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキル硫酸エステル塩、スルホコハク酸ジア
ルキルエステル塩、アルキルジフェニルエステルジスル
ホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルキルリン酸エス
テル塩、α−オレフィン硫酸エステル塩、α−オレフィ
ンスルホン酸塩、N−アルキルアミノ酸塩等のアニオン
界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルエーテル又は
末端の水素原子をアルキル基で置換した化合物、ポリオ
キシプロピレンアルキルエーテル又は末端の水素原子を
アルキル基で置換した化合物、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル又は末端の水素原子
をアルキル基で置換した化合物、ソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセ
リド、アルキルグリコシド、アミンオキシド等のノニオ
ン界面活性剤;アルキルジメチルカルボベタイン、アル
キルアミドプロピルカルボベタイン、アルキルスルホベ
タイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、アルキル
アミドプロピルスルホベタイン、アルキルアミドプロピ
ルスルホベタイン等の両性界面活性剤等から選ばれる1
種又は2種を以上挙げることができる。
【0019】(c)成分の界面活性剤の配合量は、硬質
体用漂白剤組成物中において、好ましくは0.01〜2
0重量%であり、特に好ましくは0.1〜10重量%で
ある。
【0020】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、洗浄
漂白効果を高め、(a)成分の水への溶解性を向上させ
るため、さらに(d)成分として水溶性溶剤を配合する
ことができる。
【0021】水溶性溶剤としては、エタノール、プロパ
ノール、プロピレングリコール、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、ブチルジグリコール、フェノキシエタノー
ル、フェノールにアルキレンオキシドを付加した化合
物、N−アルキルピロリドン、3−メトキシ−3−メチ
ル−1−ブタノール、イソプレングリコール等から選ば
れる1種又は2種以上を挙げることができる。
【0022】(d)成分の水溶性溶剤の配合量は、硬質
体用漂白剤組成物中において、好ましくは0.01〜4
0重量%であり、特に好ましくは0.1〜30重量%で
ある。
【0023】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、例え
ばトリガースプレーで噴霧した場合に、(a)成分を付
着させることにより漂白性能を向上させるため、さらに
(e)成分として水溶性高分子を配合することができ
る。
【0024】水溶性高分子としては、例えば、下記の
(i)〜(x)等から選ばれる1種又は2種以上を挙げること
ができる。水溶性高分子の配合量は、硬質体用漂白剤組
成物中において、好ましくは0.001〜10重量%で
あり、特に好ましくは0.01〜5重量%である。
【0025】(i)グアーガム、ローカストビーンガム、
カラギーナン、アルギン酸、アラビアガム、ペクチン等
の植物由来の天然高分子; (ii)キサンタンガム等の微生物由来の天然高分子; (iii)セルロース、デンプン、セルロース又はデンプン
を、酸化、メチル化、カルボキシメチル化、ヒドロキシ
エチル化、ヒドロキシプロピル化、カチオン化等の処理
により加工したセルロース誘導体又はデンプン誘導体; (iv)ポリアクリル酸ホモポリマー又はアクリル酸と共重
合可能なモノマーとのコポリマーであるポリアクリル酸
誘導体、前記のポリアクリル酸ホモポリマー又はポリア
クリル酸誘導体を架橋したもの; (v)ゼラチン、カゼイン、アルブミン、シェラック等の
動物由来の天然高分子; (vi)グアーガム又はローカストビーンガムを、酸化、メ
チル化、カルボキシメチル化、ヒドロキシエチル化、ヒ
ドロキシプロピル化、カチオン化等の処理により加工し
たグアーガム誘導体又はローカストビーンガム誘導体; (vii)アルギン酸アンモニウム、アルギン酸プロピレン
グリコールエステル等のアルギン酸誘導体; (viii)酢酸ビニルホモポリマー又は酢酸ビニルと他のモ
ノマーとのコポリマーの完全又は不完全ケン化物、前記
の完全又は不完全ケン化物をアルデヒド等により加工し
たポリビニルアルコール又はその誘導体; (ix)ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、
エチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー
等のポリアルキレングリコール; (x)ポリジメチルアミノエチルメタクリレート及びその
4級化物、ジメチルアミノエチルメタクリレートと共重
合可能なモノマーとのコポリマー及びその4級化物、ジ
メチルジアリルアンモニウムクロリドの閉環化合物、ポ
リ(N−ビニル−2,3−ジメチルイミダゾリニウムク
ロリド)等の合成カチオン性ポリマー。
【0026】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、pH
を調整維持し、漂白性能を向上させるため、さらに有機
酸を配合することができる。有機酸としては、クエン
酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸
等から選ばれる1種又は2種以上を挙げることができ
る。有機酸の配合量は、硬質体用漂白剤組成物中におい
て、好ましくは0.01〜30重量%であり、好ましく
は0.1〜20重量%である。
【0027】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、漂白
性能を向上させるため、さらにキレート剤を配合するこ
とができる。キレート剤としては、トリポリリン酸、ピ
ロリン酸、オルソリン酸、ヘキサメタリン酸及びそれら
のアルカリ金属塩、エチレンジアミン四酢酸、ヒドロキ
シイミノ二酢酸、ジヒドロキシエチルグリシン、ニトリ
ロ三酢酸、ヒドロキシエチレンジアミン三酢酸、ジエチ
レントリアミン五酢酸、トリエチレンテトラミン六酢酸
及びそれらのアルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、
アミノトリメチレンホスホン酸、1−ヒドロキシエチリ
デン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミンテトラ
メチレンホスホン酸、ジエチレントリアミンペンタメチ
レンホスホン酸、アミノトリメチレンホスホン酸のN−
オキシド及びそれらのアルカリ金属塩又はアルカリ土類
金属塩、ポリα−ヒドロキシアクリル酸及びそのアルカ
リ金属塩等から選ばれる1種又は2種以上を挙げること
ができる。キレート剤の配合量は、硬質体用漂白剤組成
物中において、好ましくは0.0001〜10重量%で
あり、特に好ましくは0.001〜5重量%である。
【0028】本発明の硬質体用漂白剤組成物には、さら
に本発明の目的を損なわない範囲の他の成分、例えば、
香料、抗菌剤、顔料、染料を配合することができる。ま
た、本発明の硬質体用漂白剤組成物には、トリガースプ
レー等の吐出容器を用いる際、付着性を増強し、漂白効
果を高めるため、トルエンスルホン酸、キシレンスルホ
ン酸、クメンスルホン酸、アルケニルコハク酸及びそれ
らのアルカリ金属塩等の起泡助剤から選ばれる1種又は
2種以上を配合することができる。これらの起泡助剤の
配合量は、硬質体用漂白剤組成物中において、好ましく
は0.01〜20重量%であり、特に好ましくは0.0
5〜10重量%である。
【0029】本発明の硬質体用漂白剤組成物は、(a)
及び(b)成分、必要に応じて他の成分の全部を一つに
したもの又は任意の組み合わせの2以上の成分に分包し
た粉末状、フレーク状、顆粒状、錠剤状等の非水系の固
体状製剤にすることができる。また、その他にも、
(a)成分を非水系の固体状とし、他の成分を水系の水
溶液又は水懸濁液状とし、使用時に混合することもでき
る。
【0030】固体状製剤にする場合は、ポリエチレング
リコールやポリアクリル酸ナトリウム等の水溶性バイン
ダーにより製剤化し、さらにヒドロキシプロポキシメチ
ルセルロース等で被覆することもできる。
【0031】分包の方法は特に限定されるものではな
く、ボトルや小袋を適宜組み合わせて包装することがで
きる。ボトルや小袋の材質としては、一般に漂白洗浄剤
用の容器に使用されるポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビ
ニリデン等を挙げることができる。また、これらのプラ
スチックには、必要に応じて、顔料、帯電防止剤、遮光
剤、紫外線吸収剤を配合することができる。ボトルや小
袋は多層構造にすることができ、アルミニウム等の金属
層を設けることもできる。また、ピンホール、逆止弁
や、他の容器に移し替える場合のストロー状の注ぎ手段
を設けることもできる。
【0032】本発明の硬質体用漂白剤組成物は、使用時
において水に溶解させるか、又は水溶液としたものを水
に投入して用いるものであるが、使用時における各成分
の水溶液中における有効濃度(漂白洗浄力を発揮させる
に必要な濃度)は、(a)成分が、好ましくは1重量%
以上、特に好ましくは1.5〜30重量%、さらに好ま
しくは1.5〜20重量%であり;(b)成分が、好ま
しくは0.1〜50重量%であり、特に好ましくは0.
5〜40重量%であり、さらに好ましくは1〜30重量
%であり;(c)成分が、好ましくは0.01〜20重
量%であり、特に好ましくは0.05〜20重量%であ
り、さらに好ましくは0.1〜10重量%であり;
(d)成分が、好ましくは0.1〜40重量%であり、
特に好ましくは0.5〜35重量%であり、さらに好ま
しくは1〜30重量%であり;(e)成分が、好ましく
は0.001〜10重量%であり、特に好ましくは0.
01〜10重量%であり、さらに好ましくは0.1〜5
重量%である。
【0033】本発明の硬質体用漂白剤組成物は、各種用
途に適用することができるが、特に硬質体用として好ま
しい。ここで「硬質体」とは、平面的であるか又は立体
的であるかを問わず、一定の形状を保持しているものを
意味するものであり、洗浄漂白処理ができるものであれ
ば、硬さの程度は限定されるものではない。処理法とし
ては、一般的な吐出法、噴霧法、塗布法等を適用するこ
とができる。この硬質体としては、プラスチック、ゴ
ム、金属、タイル、レンガ、コンクリート、セメント、
ガラス、木等からなる床、階段、壁等の固定物のほか、
それらからなる各種器械、器具、道具、家具、食器等の
人が接触するもの全般を挙げることができる。よって、
本発明の硬質体用漂白剤組成物は、浴室用洗浄剤、台所
まわり用洗浄剤、床用洗浄剤、食器用洗浄剤、全自動洗
濯機洗濯槽の洗浄剤、排水パイプの洗浄剤、台所や洗面
所の小物の洗浄剤等として適用することができ、特にカ
ビ取り剤として好ましいものである。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0035】実施例1〜7、比較例1 表1に示す組成の硬質体用漂白剤組成物(水を含まない
もの)を製造した。なお、(a)成分の有機過酸化物と
しては下記の化合物を用いた。
【0036】
【化5】
【0037】これらの組成物に水を加え水溶液としたの
ち、下記の方法により漂白性能を試験した。なお、実施
例1〜7の組成物は、(a)成分の濃度にかかわらず容
易に溶解させることができた。結果を表1に示す。 (漂白性能の試験方法)クラスドポリウム・ヘルバルム
(Cladosporium herbarum)を接種し、30℃で14日
間培養したプラスチック板(ABS樹脂製)をモデルプ
レートとして用意した。各組成物の水溶液40μlをモ
デルプレート上に滴下し、15分放置後、水洗し風乾し
た。その後、日本電気工業株式会社製の測色計1001
DPを用いて明度(L値)を測定した。なお、プラスチ
ック板の元々のL値は92.4であり、モデルプレート
のL値は65〜75であった。よって、L値が高いほ
ど、カビの除去率が高い、即ち、漂白性能が高いことを
示している。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明の硬質体用漂白剤組成物は、水に
易溶であるため、噴霧や塗布等の簡便な方法による使用
ができるようになる。また、漂白性能も高く、刺激臭等
もなく安全性も高い。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記の一般式(1): 【化1】 [式中、Aは、水酸基で置換されていてもよい炭素数1
    〜9のアルキレン基、カルボキシル基、アミノ基、ニト
    ロ基又は水酸基で置換されていてもよいベンゼン環もし
    くはナフタレン環を示し;R1は水素原子、水酸基で置
    換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基を示し;
    nは1〜10の整数を示す。]で表される有機過酸化物
    及び(b)アルカリ剤を含有しており、(a)成分と
    (b)成分の含有比(重量比)が、(a)/(b)=1
    0/1〜1/99であることを特徴とする硬質体用漂白
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 (a)成分の有機過酸化物が、下記の一
    般式(2): 【化2】 [式中、nは1〜10の整数を示す。]から選ばれる1種
    以上である請求項1記載の硬質体用漂白剤組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分の含有量が、(b)成分のみ
    を添加した水溶液のpHが7.5〜14となる量であ
    り、(a)及び(b)成分を添加した水溶液のpHが4
    〜14となる量である請求項1又は2記載の硬質体用漂
    白剤組成物。
  4. 【請求項4】 さらに(c)界面活性剤を含有する請求
    項1、2又は3記載の硬質体用漂白剤組成物。
  5. 【請求項5】 さらに(d)水溶性溶剤を含有する請求
    項1、2又は3記載の硬質体用漂白剤組成物。
  6. 【請求項6】 さらに(e)水溶性高分子を含有する請
    求項1、2又は3記載の硬質体用漂白剤組成物。
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