JP2002346715A - 鋳型内鋳片の状態評価装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

鋳型内鋳片の状態評価装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002346715A
JP2002346715A JP2001148716A JP2001148716A JP2002346715A JP 2002346715 A JP2002346715 A JP 2002346715A JP 2001148716 A JP2001148716 A JP 2001148716A JP 2001148716 A JP2001148716 A JP 2001148716A JP 2002346715 A JP2002346715 A JP 2002346715A
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博之 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳型に埋設された熱電対により計測された温
度情報に基づいて、鋳型内鋳片の状態の時間的変化を捉
えて評価できるようにする。 【解決手段】 状態評価装置は、鋳型内に埋設された熱
電対により計測された温度情報に基づいて、逆問題解析
により鋳型の稼動面における熱流束を求める逆問題解析
部101と、逆問題解析部101により求めた鋳型の稼
動面における熱流束から、所定の次元を有する再構成ア
トラクタを作成するアトラクタ作成部102と、アトラ
クタ作成部102により作成された再構成アトラクタ上
の基準時刻での点の周囲に存在する再構成アトラクタ上
の近傍点が、上記基準時間から所定時間推移後での点の
周囲にいくつ存在するかの割合を求め、その割合に基づ
いて状態の評価を行う状態評価部104とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造における
鋳型内鋳片の欠陥状態等を評価するための鋳型内鋳片の
状態評価装置、方法、コンピュータプログラム、及びコ
ンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、連続鋳造における鋳型内鋳片の状
態を評価する場合、鋳型に熱電対を埋設しておき、その
熱電対により計測された温度に基づいて、鋳型内鋳片の
状態を推定することがなされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱電対
により計測された温度に基づいて鋳型内鋳片の状態を推
定していくだけでは、鋳型内鋳片の状態の時間的変化を
捉えにくいことがあった。
【0004】さらに、鋳型に埋設されている熱電対によ
り計測される温度は、鋳型内鋳片の状態に基づく情報で
はあるが、鋳型内鋳片から熱電対までの間の電熱抵抗等
により減衰された情報である。そのため、その熱電対に
より計測された温度そのものに基づいて鋳型内鋳片の状
態を評価するのでは、精度の高い評価を行うことができ
ないことがあった。
【0005】本発明は上記のような点に鑑みてなされた
ものであり、鋳型内鋳片の状態の時間的変化を捉えるこ
とができ、更には、鋳型に埋設された熱電対等の温度検
出手段により検出された温度に基づいて、鋳型の稼動面
における熱流束等の情報を求めることにより、鋳型内鋳
片の状態を精度よく評価することができるようにするこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段として、本発明の鋳型内鋳片の状態評価装置について
説明すると、鋳型に埋設された温度検出手段により計測
された温度情報に基づいて鋳型内鋳片の状態を評価する
鋳型内鋳片の状態評価装置であって、上記温度検出手段
により計測された温度情報に基づいて、所定の次元を有
する再構成アトラクタを作成するアトラクタ作成手段
と、上記アトラクタ作成手段により作成された再構成ア
トラクタ上の基準時刻での点の周囲に存在する再構成ア
トラクタ上の近傍点が、上記基準時間から所定時間推移
後での点の周囲にいくつ存在するかの割合を求め、その
割合に基づいて鋳型内鋳片の状態の評価を行う状態評価
手段とを備えた点に特徴を有する。
【0007】また、本発明の鋳型内鋳片の状態評価装置
の他の特徴とするところは、上記周囲として、上記基準
時刻での点及び上記所定時間推移後での点を中心とする
一定直径の超球を考える点にある。
【0008】また、本発明の鋳型内鋳片の状態評価装置
の他の特徴とするところは、上記状態評価手段は、上記
割合に応じて評価対象の状態が安定であると評価する点
にある。
【0009】また、本発明の鋳型内鋳片の状態評価装置
の他の特徴とするところは、上記温度検出手段により計
測された温度情報に基づいて、逆問題解析により上記鋳
型の稼動面における情報を求める逆問題解析手段を備
え、上記アトラクタ作成手段は、上記逆問題解析手段に
より求めた上記鋳型の稼動面における情報から再構成ア
トラクタを作成する点にある。
【0010】また、本発明の鋳型内鋳片の状態評価装置
の他の特徴とするところは、上記逆問題解析手段は、逆
問題解析により上記鋳型の稼動面における熱流束或いは
温度を求める点にある。
【0011】上記のようにした本発明においては、鋳型
に埋設された熱電対等の温度検出手段により計測された
温度に基づいて、所定の次元を有する再構成アトラクタ
を作成し、再構成アトラクタ上の基準時刻での点の周囲
に存在する再構成アトラクタ上の近傍点が、上記基準時
間から所定時間推移後での点の周囲にいくつ存在するか
の割合を求めることによって、鋳型内鋳片の状態の時間
的変化を捉えて評価を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
鋳型内鋳片の状態評価装置、方法、コンピュータプログ
ラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施
の形態について説明する。
【0013】図1には、本実施の形態における鋳型内鋳
片の状態評価装置の構成を示す。また、図2には、連続
鋳造設備の構成を、図3には、鋳型に埋設された熱電対
の配置関係の一例を示す。
【0014】まず、図2、3を参照して、連続鋳造設備
の概要について説明する。同図において、201は鋳型
内鋳片である。202は溶融金属である。203は凝固
シェルである。204はパウダー層で、鋳型内鋳片20
1と鋳型205との間での摩擦を減らすためのものであ
る。205は鋳型である。206は水冷溝で、鋳型20
5を冷却し鋳型内鋳片201から抜熱するための冷却水
を通過させるためのものである。ただし、鋳型内鋳片2
01は溶鋼から周囲の冷却により凝固していくものであ
り、液相と個相の両方を含む。
【0015】207は上部熱電対で、鋳型205に埋設
されている。当該上部熱電対207での計測結果である
第1の計測結果208(温度情報)は、図1に示す本装
置に伝えられる。209は下部熱電対で、鋳型205に
埋設されている。当該下部熱電対209での計測結果で
ある第2の計測情報210(温度情報)は、図1に示す
本装置に伝えられる。なお、211、212は、上部熱
電対207、下部熱電対209の位置から鋳型205の
稼動面まで水平に平行移動させた点である。
【0016】これら上部熱電対207、下部熱電対20
9は鋳造方向上下に配置されている。具体的には、図3
に示すように、鋳型205の所謂L面(操業者側面)、
F面(反操業者側面)のそれぞれに、同じ高さ位置にお
いて適宜な間隔をおいて配された上部熱電対207(熱
電対1、3、5、7、9、11)、同じ高さ位置におい
て適宜な間隔をおいて配された下部熱電対209(熱電
対2、4、6、8、10)が埋設されている。
【0017】次に、本実施の形態における鋳型内鋳片の
状態評価装置について説明する。図1において、101
は逆問題解析部であり、熱電対207、209からの温
度情報、熱電対207、209が埋設されている鋳型2
05の物性値等を用いて逆問題解析を行い、鋳型205
の稼動面(点211、212)における熱流束を求め
る。
【0018】上記逆問題解析では、例えば、鋳型20
5、鋳型205に埋設された熱電対07、209を含む
系を対象にした所定の方程式(偏微分方程式等)と、鋳
型205の稼動面における熱流束の仮定値とを用いて、
熱電類207、209により計測されるであろう温度を
算出する。そして、その算出した温度と、熱電対20
7、209により実際に計測された温度との誤差が所定
の値より小さくなるように上記仮定値を修正して、算出
を繰り返す。その結果、算出した温度と、実際に熱電対
207、209により計測された温度との誤差が所定の
値より小さくなったときの仮定値を、鋳型205の稼動
面における熱流束とする。
【0019】また、例えば、下記の数1に示す式
(1)、(2)に基づいて、鋳型205の稼動面におけ
る熱流束を算出する。
【0020】
【数1】
【0021】上記式(1)は非定常方程式であり、本実
施の形態の場合、熱伝導方程式である。この式(1)に
対して所定の演算等を施すと、式(2)に示すような積
分境界方程式になる。この式(2)において、Gは共役
方程式の解、uはスカラー量(本実施の形態の場合、温
度)、∂u/∂nはスカラー勾配(本実施の形態の場
合、熱流束)である。
【0022】上記式(2)において、左辺は鋳型205
の稼動面に関する積分であり、右辺は所定の既知境界
面、例えば熱電対207、209を含む面に関する積分
である。したがって、熱電対207、209の計測値に
基づいて、式(2)の右辺の値が求められ、その求めた
値から式(2)の左辺のスカラー勾配∂u/∂n(鋳型
205の稼動面における熱流束)が求められる。さら
に、上述のようにして得られたスカラー勾配∂u/∂n
(熱流束)を、熱電対207、209の計測値を境界条
件として解くことにより、スカラー値u(鋳型205の
稼動面における温度)を算出することができる。
【0023】図4には、一例として、ある鋳型205に
おいて、上部熱電対207及び下部熱電対209により
計測された温度と、逆問題解析により求めた鋳型205
の稼動面における熱流束とを示す。図4(A)は、上部
熱電対207及び下部熱電対209により計測された温
度と鋳造経過時間との関係を示したものであり、41が
上部熱電対207により計測された温度を、42が下部
熱電対209により計測された温度を示す。また、図4
(B)は、逆問題解析により求めた鋳型205の稼動面
における熱流束と鋳造経過時間との関係を示したもので
あり、44が上部熱電対207により計測された温度に
基づいた算出された熱流束を、45が下部熱電対209
により計測された温度に基づいて算出された熱流束を示
す。
【0024】図4(A)に示すように、熱電対207、
209により計測される温度は、鋳型205の稼動面か
ら熱電対207、209の位置までの伝熱遅れのために
伝熱変化が鈍った(滑らかな状態)で検出されるのに対
して、図4(B)に示すように、逆問題解析により求め
られた鋳型205の稼動面における熱流束は、鋭い変化
を示す。特に、同図(A)の領域43では、計測値変化
は小さいが、同図(B)で上記領域43に対応する領域
46では、大きな変化を示している。
【0025】図1に説明を戻して、102はアトラクタ
作成部であり、上記逆問題解析部101により算出され
た時系列の熱流束に基づいて、アトラクタと呼ばれる軌
道を再構成する。まず、アトラクタ作成部102は、逆
問題解析部101により算出された時系列の鋳型205
の稼動面における熱流束を使って、その時系列データか
ら決定される相関次元の2倍以上の次元mを持つ遅延ベ
クトルv(t)=(u(t),u(t+τ),u(t+
2τ),…,u(t+(m−1)τ))を作成する。遅
延ベクトルv(t)の次元mは、相関次元解析により求
めた鋳型205の稼動面における熱流束の次元に対し
て、takensの埋め込み定理を満足するような値を採用す
る。
【0026】上記遅延ベクトルv(t)において、u
(T)は時刻Tにおける鋳型205稼動面における熱流
束、τは時間遅れ間隔である。例えば、上記逆問題解析
部101が、上述した式(1)、(2)を用いて鋳型2
05の稼動面における熱流束を算出した場合には、上記
u(T)はスカラー勾配∂u/∂nである。
【0027】次に、アトラクタ作成部102は、上記作
成した遅延ベクトルv(t)を所定の次元を有する位相
空間に写像する。この写像した遅延ベクトルv(t)の
時間推移による軌道を作成することによりアトラクタを
再構成する。なお、以下の説明では、この再構成したア
トラクタを「再構成アトラクタ」と称する。
【0028】図5には、一例として、図4で述べた事例
において、図4(B)に示す鋳型205の稼動面におけ
る熱流束に基づいて遅延ベクトルv(t)を作成し、そ
の遅延ベクトルv(t)を(x(t),x(t+7
τ),x(t+(m−1)τ))を座標としてプロット
することにより得られた再構成アトラクタを示す。同図
において、軌道が密な領域61は安定な状態を示す軌道
領域であり、軌道が疎な領域62、63は、例えば鋳片
に縦割れが生じている等の不安定な状態を示す軌道領域
である。
【0029】図1に説明を戻して、103は記憶部であ
り、逆問題解析部101、アトラクタ作成部102、状
態評価部104での処理に用いるデータを記憶するもの
である。記憶部103には、熱電対207、209によ
り計測された温度の情報、逆問題解析部101により算
出された鋳型205の稼動面における熱流束の情報、ア
トラクタ作成部102により作成された再構成アトラク
タの情報等が記憶される。
【0030】104は状態評価部であり、上記アトラク
タ作成部102により得られた結果に基づいて、鋳型内
鋳片201の状態を評価する。ある評価対象の状態の挙
動をΔtの時間スケールで観測したときに、時間発展の
様子が決定論的、すなわちある法則性に支配されて推移
するようにみえるということは、図6に示すように、再
構成された軌道群の近接した部分がΔt後に同じように
近傍した部分に移されることを意味する。そこで、状態
評価部104では、再構成アトラクタ上の現時刻点x
(t)を中心とする直径εの超球を考え、そこに含まれ
る再構成アトラクタ上の近傍点が、Δt秒後の点x(t
+Δt)を中心とする直径εの超球にいくつ存在するか
の割合を指標(以下、「定常性評価指標」と称する)と
して定義する。
【0031】具体的には、定常性評価指標は、定常性評
価指標=(Δt時刻後に生き残った近傍点数)/(時刻
tにおける近傍点数)により表される。この定常性評価
指標は、時系列変化の法則性依存度を表し、法則性依存
度が大きいほど1に近づき、完全なランダム状態、例え
ば白色ノイズでは0となる。図6においては、定常性評
価指標は3/5=0.6となる。
【0032】以下、図7のフローチャートに基づいて、
鋳型内鋳片の状態評価のための処理動作について説明す
る。まず、所定の熱電対(図3を参照)から、当該熱電
対により計測された温度を取り込む(ステップS70
1)。
【0033】逆問題解析部101では、熱電対により計
測された温度に基づいて、上述したように逆問題解析処
理を行い、鋳型205の稼動面における熱流束を求める
(ステップS702)。
【0034】次に、アトラクタ作成部102では、上記
ステップS702で算出された稼動面における熱流束に
基づいて、アトラクタを再構成する(ステップS70
3)。すなわち、逆問題解析部101により算出された
時系列の鋳型205の稼動面における熱流束から、対象
とする現象の2倍以上の次元mを持つ遅延ベクトルv
(t)を作成する。そして、その遅延ベクトルv(t)
を所定の次元を有する位相空間に写像し、遅延ベクトル
v(t)の時間推移による軌道を作成することによりア
トラクタを再構成する。
【0035】そして、状態評価部104では、再構成ア
トラクタ上の現時刻点x(t)を中心とする直径εの超
球を考え、上述したように、直径εの超球内に存在する
再構成アトラクタ上の近傍点(過去の軌道上の点)が、
Δt秒後の点x(t+Δt)を中心とする直径εの超球
内にいくつ存在しているかという定常性評価指標を求め
る。そして、定常性評価指標が1に近ければ、鋳型内鋳
片201は安定な状態にあり、0に近ければ、鋳型内鋳
片201は縦割れが生じている等の不安定な状態にある
と評価する(ステップS704)。
【0036】図8には、ある連続鋳造における操業条件
である鋳造速度の変化を、図9には、その場合における
湯面位置の変化を示す。この操業状態での操業結果にお
いて、鋳型F面では健全であったが、鋳型L面では縦割
れが発生していた。この場合において、鋳型F面、L面
それぞれにおいて、熱電対により計測された温度から逆
問題解析により稼動面における熱流束を求め、再構成ア
トラクタを作成して、定常性評価指標を求めた。その結
果を、図10(鋳型F面における定常性評価指標)、図
11(鋳型L面における定常性評価指標)に示す。
【0037】図10、11に示すように、縦割れが発生
した鋳型L面における定常性評価指標は、健全であった
鋳型F面と比較して、低い値(0に近い値)を示してお
り、定常性評価指標の大小が縦割れ発生機構に関係して
いることを示している。また、定常性評価指標の急激な
低下部分と、操業状態の変化部分とには対応関係が観ら
れる。
【0038】図10に示すように、健全であった鋳型F
面では、定常性評価指標が1.0近傍の値を示している
という事実より、鋳造はある法則性に基づいて行われて
おり、その法則性が満たされていれば、縦割れが発生し
ないと考えられる。これはアトラクタ軌道の安定性に対
応しており、操業状態変動のような外的擾乱の影響を受
けなければ定常性評価指標が満足されることを意味して
いる。
【0039】図11に示すように、縦割れが発生した鋳
型L面では、全般にわたって定常性評価指標が低い値を
とり、しかも、時間的にある幅の変動を伴っており、常
に外的擾乱の影響を受けていることが予想される。その
ような環境下で、定常性評価指標の急激な低下を伴うよ
うな変動因子が加わったときに縦割れが発生すると考え
られる。
【0040】図10、11により、縦割れの発生を引き
起こすような操業状態変動と定常性評価指標との関係を
考察する。まず、図10、11に示すにおいて、鋳型
F面、L面における定常性評価指標の急激な低下が観察
され、これは図9に示すにおける湯面位置の大きな変
動と対応している。その後、鋳型F面では定常性評価指
標は1.0の近傍に復帰しているが、鋳型L面では復帰
幅が小さく、その後の定常性評価指標の低下の原因とな
っていると考えられる。
【0041】また、図11に示すにおいて、縦割れが
発生したことを確認しており、このときに定常性評価指
標が0.2程度まで低下している。これは、図9に示す
における湯面位置の変化に対応しており、それまで下
降していた湯面高さが一定レベルになる近傍で何らかの
擾乱が系に働いたものと考えられる。
【0042】更に、図11に示すにおいて、縦割れが
発生していることを確認しており、そのときにも上記と
同様に定常性評価指標が0.2程度まで低下している。
【0043】以上述べたように本実施の形態によれば、
鋳型に埋設された熱電対により計測された温度情報に基
づいて逆問題解析を行うことにより、鋳型の影響を取り
除いて、鋳型の稼動面における熱流束を求めることがで
きる。そして、求められた稼動面における熱流束の振る
舞いを示すアトラクタを再構成し、ある法則性に支配さ
れて推移するか否かを表す定常性評価指標を求めること
により、鋳型内鋳片の状態の時間的変化を捉えて正確に
評価することができる。
【0044】上記本実施の形態では、逆問題解析により
算出された時系列の稼動面に置ける熱流束に基づいて再
構成アトラクタと作成するようにしたが、熱電対により
計測された温度そのもの基づいて再構成アトラクタを作
成するようにしてもよい。ただし、逆問題を介在させる
ことにより、上記のように鋳型内鋳片の状態変化を鮮明
に捉えて、正確な評価を行うことが可能になる。
【0045】なお、定常性評価指標を求めるための超球
の直径εは、評価対象に応じて定めればよく、例えば、
評価を厳しく行う場合には、超球の直径εを小さくすれ
ばよい。
【0046】また、本実施の形態では、鋳型内鋳片の状
態を評価するものとしているが、さらに鋳型内鋳片の将
来の状態を予測したり、鋳型内鋳片の状態を制御したり
するのに用いてもよい。例えば、定常性評価指標が1に
近い値となるように、鋳造速度等の操業条件を変える等
の制御を行うようにすればよい。
【0047】(その他の実施の形態)なお、上記実施の
形態の状態評価装置は、コンピュータのCPU或いはM
PU、RAM、ROM等により構成されるものであり、
RAMやROMに格納されたプログラムが動作すること
によって各機能が実現される。この場合、上記機能を果
たすようにコンピュータを動作させるプログラム自体、
さらには当該プログラムを供給するための手段、例えば
かかるプログラムを格納した記録媒体は本発明を構成す
る。記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、
ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−
ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM
等を用いることができる。
【0048】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれ
る。
【0049】また、本発明をネットワーク環境で利用す
べく、全部或いは一部のプログラムが他のコンピュータ
で実行されるようになっていてもよい。例えば、画面入
力処理は、遠隔端末コンピュータで行われ、各種判断、
ログ記録等は他のセンターコンピュータ等で行われるよ
うにしてもよい。上記実施の形態において示した各部の
形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
いものである。すなわち、本発明はその精神、又はその
主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、鋳型
内鋳片の状態の振る舞いを示すアトラクタを再構成し、
ある法則性に支配されて推移するか否かを表す割合を求
めるようにしたので、鋳型内鋳片の状態を時間変化を捉
えて評価することができる。更に、鋳型に埋設された温
度検出手段に基づいて、逆問題解析を行うようにすれ
ば、抵抗等の影響を取り除いて鋳型の稼動面における熱
流束等の情報を求めることができ、鋳型内鋳片の状態を
正確に評価することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の状態評価装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】連続鋳造設備の構成を示す図である。
【図3】鋳型に埋設された熱電対の配置関係の一例を示
す図である。
【図4】熱電対により計測された温度と、鋳型内鋳片の
稼動面における熱流束とを示す図である。
【図5】再構成アトラクタを示す図である。
【図6】アトラクタ近傍点の時間推移を説明するための
図である。
【図7】状態評価のための処理動作を示すフローチャー
トである。
【図8】ある連続鋳造における操業条件である鋳造速度
の変化を示す図である。
【図9】湯面位置の変化を示す図である。
【図10】鋳型F面における定常性評価指標を示す図で
ある。
【図11】鋳型L面における定常性評価指標を示す図で
ある。
【符号の説明】
101 逆問題解析部 102 アトラクタ作成部 103 記憶部 104 状態評価部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 貴洋 大分市大字西ノ洲1番地 新日本製鐵株式 会社大分製鐵所内 (72)発明者 田谷 利之 大分市大字西ノ洲1番地 新日本製鐵株式 会社大分製鐵所内 Fターム(参考) 4E004 MC12 MC13 MC22 MC23 MC30 PA07 5B056 BB03 DD06 HH01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型に埋設された温度検出手段により計
    測された温度情報に基づいて鋳型内鋳片の状態を評価す
    る鋳型内鋳片の状態評価装置であって、 上記温度検出手段により計測された温度情報に基づい
    て、所定の次元を有する再構成アトラクタを作成するア
    トラクタ作成手段と、 上記アトラクタ作成手段により作成された再構成アトラ
    クタ上の基準時刻での点の周囲に存在する再構成アトラ
    クタ上の近傍点が、上記基準時間から所定時間推移後で
    の点の周囲にいくつ存在するかの割合を求め、その割合
    に基づいて鋳型内鋳片の状態の評価を行う状態評価手段
    とを備えたことを特徴とする鋳型内鋳片の状態評価装
    置。
  2. 【請求項2】 上記周囲として、上記基準時刻での点及
    び上記所定時間推移後での点を中心とする一定直径の超
    球を考えることを特徴とする請求項1に記載の鋳型内鋳
    片の状態評価装置。
  3. 【請求項3】 上記状態評価手段は、上記割合に応じて
    評価対象の状態が安定であると評価することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の鋳型内鋳片の状態評価装置。
  4. 【請求項4】 上記温度検出手段により計測された温度
    情報に基づいて、逆問題解析により上記鋳型の稼動面に
    おける情報を求める逆問題解析手段を備え、 上記アトラクタ作成手段は、上記逆問題解析手段により
    求めた上記鋳型の稼動面における情報から再構成アトラ
    クタを作成することを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の鋳型内鋳片の状態評価装置。
  5. 【請求項5】 上記逆問題解析手段は、逆問題解析によ
    り上記鋳型の稼動面における熱流束或いは温度を求める
    ことを特徴とする請求項4に記載の鋳型内鋳片の状態評
    価装置。
  6. 【請求項6】 鋳型に埋設された温度検出手段により計
    測された温度情報に基づいて鋳型内鋳片の状態を評価す
    る鋳型内鋳片の状態評価方法であって、 上記温度検出手段により計測された温度情報に基づい
    て、所定の次元を有する再構成アトラクタを作成するア
    トラクタ作成処理と、 上記アトラクタ作成処理により作成された再構成アトラ
    クタ上の基準時刻での点の周囲に存在する再構成アトラ
    クタ上の近傍点が、上記基準時間から所定時間推移後で
    の点の周囲にいくつ存在するかの割合を求め、その割合
    に基づいて鋳型内鋳片の状態の評価を行う状態評価処理
    とを有することを特徴とする鋳型内鋳片の状態評価方
    法。
  7. 【請求項7】 上記温度検出手段により計測された温度
    情報に基づいて、逆問題解析により上記鋳型の稼動面に
    おける情報を求める逆問題解析処理を有し、 上記アトラクタ作成処理では、上記逆問題解析処理によ
    り求めた上記鋳型の稼動面における情報から再構成アト
    ラクタを作成することを特徴とする請求項6に記載の鋳
    型内鋳片の状態評価方法。
  8. 【請求項8】 上記逆問題解析処理では、逆問題解析に
    より上記鋳型の稼動面における熱流束或いは温度を求め
    ることを特徴とする請求項7に記載の鋳型内鋳片の状態
    評価方法。
  9. 【請求項9】 鋳型に埋設された温度検出手段により計
    測された温度情報に基づいて鋳型内鋳片の状態を評価す
    る処理をコンピュータに実行させるコンピュータプログ
    ラムであって、 上記温度検出手段により計測された温度情報に基づい
    て、所定の次元を有する再構成アトラクタを作成するア
    トラクタ作成処理と、 上記アトラクタ作成処理により作成された再構成アトラ
    クタ上の基準時刻での点の周囲に存在する再構成アトラ
    クタ上の近傍点が、上記基準時間から所定時間推移後で
    の点の周囲にいくつ存在するかの割合を求め、その割合
    に基づいて鋳型内鋳片の状態の評価を行う状態評価処理
    とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピ
    ュータプログラム。
  10. 【請求項10】 上記温度検出手段により計測された温
    度情報に基づいて、逆問題解析により上記鋳型の稼動面
    における情報を求める逆問題解析処理を有し、 上記アトラクタ作成処理では、上記逆問題解析処理によ
    り求めた上記鋳型の稼動面における情報から再構成アト
    ラクタを作成することを特徴とする請求項9に記載のコ
    ンピュータプログラム。
  11. 【請求項11】 上記逆問題解析処理では、逆問題解析
    により上記鋳型の稼動面における熱流束或いは温度を求
    めることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータ
    プログラム。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか1項に記載
    のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とする
    コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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