JPH10206243A - 熱物理量計測方法およびその計測装置 - Google Patents

熱物理量計測方法およびその計測装置

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JPH10206243A
JPH10206243A JP769297A JP769297A JPH10206243A JP H10206243 A JPH10206243 A JP H10206243A JP 769297 A JP769297 A JP 769297A JP 769297 A JP769297 A JP 769297A JP H10206243 A JPH10206243 A JP H10206243A
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JP
Japan
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temperature
heat
inverse problem
problem analysis
model
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JP769297A
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Kinji Baba
金司 馬場
Mayumi Ochi
真弓 越智
Kenji Muta
健次 牟田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定常状態を待たずに短時間に対象物の内
部発熱量を計測することにある。 【解決手段】 対象物外表面の温度・熱流束を計測する
温度センサ12,…と、ここで計測された複数個所の温
度・熱流束を時系列的に記憶する時系列データ記憶手段
14と、前記対象物に係わる熱的物性値と形状データと
を用いて逆問題解析モデルを作成するモデル作成手段1
5と、ここで作成された逆問題解析モデルから対象物内
部の初期温度分布および発熱量による外表面の温度およ
熱流束を計算するモデル熱関係データ演算手段162
と、時系列データ記憶手段に記憶される温度および熱流
とモデル熱関係データ演算手段で得られる対象物外表
面の温度および熱流束とを用いて、逆問題解析によって
対象物の内部発熱量の同定を行う熱物理量演算手段16
3とを設けた熱物理量計測装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計測対象物の内部発
熱量等を計測する熱物理量計測方法およびその計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対象物の内部発熱量を計測する計
測装置は、図6に示すように対象物1外表面に温度セン
サ(熱流速センサ)2,…を設置し対象物1外表面から
発生する熱流速を計測する計測手段3と、この計測手段
3で計測される熱流速計測値に基づいて対象物外表面の
面積を考慮して全放熱量に換算する熱量換算手段4と、
この熱量換算手段4によって得られる全放熱量が発熱量
と熱的収支が一致するか否かを判断する熱収支判断手段
5と、熱収支が一致するまで所定の計測周期ごとに計測
を継続させる計測継続手段6と、熱収支判断手段5で全
放熱量が発熱量との間で熱的収支が一致する定常状態と
なったとき、全放熱量を対象物の内部発熱量として出力
する発熱量出力手段7とによって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような発熱量計測装置では、定常状態の放熱量を発熱量
としているので、対象物内部の発熱量を計測するために
定常状態となるまでの時間が必要となり、計測時間が長
時間を要する問題がある。
【0004】そこで、強制冷却法などを用いて定常状態
となる時間を短縮することが考えられるが、そのために
は付帯設備の追加が必要となり、ひいては装置の大型化
および複雑化は避けられなくなる。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、熱的収支が一致する定常状態を待たずに対象物の内
部発熱量を短時間に計測する熱理量計測方法およびその
計測装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、対象物の外表面に取付
けられた温度センサから温度および熱流速の任意時点の
時系列データを収集するデータ収集ステップと、対象物
に係わる逆問題解析モデルから対象物外表面の温度およ
び熱流速を計算するモデル熱関係データ演算ステップ
と、前記データ収集ステップによって収集された温度お
よび熱流速と前記モデル熱関係データ演算ステップで得
られる対象物外表面の温度および熱流速とを用いて、逆
問題解析によって前記対象物の内部発熱量および温度分
布を求める熱物理量演算ステップとを有する熱物理量計
測方法である。
【0007】この請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな方法を採用することにより、予め対象物に係わる逆
問題解析モデルが作成されていれば、データ収集ステッ
プで収集される対象物の外表面の温度および熱流速と逆
問題解析モデルから演算で得られる対象物外表面の温度
および熱流速との差が小さくなるように逆問題解析を適
用すれば、対象物の内部発熱量を短時間に同定でき、熱
的収支が一致する定常状態を待たずに対象物の内部発熱
量を求めることができる。
【0008】請求項2に対応する発明は、対象物の外表
面の複数個所に温度センサを設置し、対象物計測点の温
度および熱流速を計測する計測手段と、これら計測手段
で計測された複数個所の計測点の温度および熱流速を時
系列的に取り込んで記憶する時系列データ記憶手段と、
前記対象物に係わる熱的物性値と形状データとを用いて
逆問題解析モデルを作成するモデル作成手段と、このモ
デル作成手段で作成された逆問題解析モデルから対象物
内部の初期温度分布および発熱量による外表面の温度お
よび熱流速を計算するモデル熱関係データ演算手段と、
前記時系列データ記憶手段に記憶される温度および熱流
速と前記モデル熱関係データ演算手段で得られる対象物
外表面の温度および熱流速とを用いて、逆問題解析によ
って前記対象物の内部発熱量の同定を行う熱物理量演算
手段とを設けた熱物理量計測装置である。
【0009】この請求項2に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、モデル作成手段では、予
め対象物に係わる熱的物性値と形状データから逆問題解
析モデルを作成し記憶しておく。一方、対象物の内部発
熱量の計測に際し、計測手段にて対象物の外表面の複数
個所に温度センサを設置し対象物計測点の温度および熱
流速を計測し、時系列データ記憶手段に時系列的に順次
記憶する。
【0010】しかる後、モデル熱関係データ演算手段お
いて逆問題解析モデルから対象物内部の初期温度分布お
よび発熱量による外表面の温度および熱流速を計算し、
この計算された外表面の温度および熱流速と時系列的に
記憶された対象物計測点の温度および熱流速とを用いて
逆問題解析として同定すれば、熱的収支が一致する定常
状態を待たずに対象物の内部発熱量を求めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】
(熱物理量計測方法に係わる発明の実施の形態)この熱
物理量計測方法においては、計測対象物に係わる熱的物
性値(例えば密度,比熱,熱伝導率など)と形状データ
とに基づき、有限要素法などを用いて逆問題解析モデル
を作成し記憶しておく(逆問題解析モデル作成ステッ
プ)。ここで、対象物の内部発熱量の計測に際し、デー
タ収集ステップ、モデル熱関係データ演算ステップ、熱
物理量演算ステップおよび発熱量出力ステップを順次実
行する。
【0012】前記データ収集ステップは、対象物の外表
面の複数個所に温度センサを設置し、所定時間毎にセン
サ設置点である計測点から計測対象物の温度および熱流
速を計測し、記憶手段に時系列的に記憶する。一方、モ
デル熱関係データ演算ステップは、対象物に係わる逆問
題解析モデルから内部の初期温度分布および発熱量によ
る外表面の温度および熱流速を計算する。
【0013】しかる後、熱物理量演算ステップを実行す
る。この熱物理量演算ステップは、前記データ収集ステ
ップによって収集された温度および熱流速と前記モデル
熱関係データ演算ステップで得られる対象物外表面の温
度および熱流速とを用いて、逆問題解析にて、前記収集
された温度および熱流速と逆問題解析モデルから得られ
る対象物の外表面の温度および熱流速との差が小さくな
るように同定し、対象物の内部発熱量および温度分布を
求める。そして、ここで求めた対象物の内部発熱量およ
び温度分布を発熱量出力ステップにて出力する。
【0014】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、予め対象物に係わる逆問題解析モデルを作成してお
けば、データ収集ステップで収集される対象物の外表面
の温度および熱流速と逆問題解析モデルから演算で得ら
れる対象物外表面の温度および熱流速との差が小さくな
るように逆問題解析を適用することにより、対象物の内
部発熱量および温度分布を短時間に求めることができ
る。 (熱物理量計測装置に係わる発明の実施の形態)図1は
本発明に係わる熱物理量計測装置の一実施の形態を示す
機能ブロック図である。
【0015】この熱物理量計測装置は、対象物11の外
表面に設置する温度センサ群12,…、データ入力手段
13、時系列データ記憶手段14、逆問題解析モデル作
成保管手段15およびデータ処理制御手段16によって
構成されている。
【0016】前記対象物11は自身から直接、または外
部から何らかの熱源を受けて発熱を伴う物体であって、
このような物体である対象物の外表面には適宜な距離を
隔てて複数の個所に温度センサ12を設置し、対象物1
1の各個所(計測点)の温度および熱流速を計測する。
【0017】前記データ入力手段13は、温度センサ1
2,…の出力,つまり各計測点の出力をほぼ同時に取り
込んでディジタル変換した後一時的に記憶する入力イン
タフェースまたはマルチプレクサ等が用いられる。前記
時系列データ記憶手段14は、FDD,CD ROM,
磁気ディスク,光ディスクなどが用いられ、対象物11
の各計測点ごとの温度および熱流速データを時系列的に
記憶する機能をもっている。
【0018】前記逆問題解析モデル作成保管手段15
は、後記する対象物11の熱物性値と形状データとから
有限要素法や差分法などのシミュレーション手法を用い
て逆問題解析モデルを作成して保管する機能をもってい
る。
【0019】前記データ処理制御手段16は、対象物1
1の各測定点ごとの温度および熱流速データを所定時間
ステップ例えば10分,30分,1時間毎に収集して時
系列データ記憶手段14に時系列的に記憶する測定点デ
ータ収集手段161と、逆問題解析モデル作成保管手段
15に保管されている逆問題解析モデルから対象物内部
の初期温度分布および発熱量による外表面の温度および
熱流速の関係を計算するモデル熱関係データ演算手段1
62と、時系列データ記憶手段14から時系列的な温度
および熱流速データを読み出し、モデル熱関係データ演
算手段162で得られる対象物内部の初期温度分布およ
び発熱量による外表面の温度と熱流速とを用いて、逆問
題解析にて対象物11の内部発熱量および温度分布を求
める熱物理量演算手段163と、この熱物理量演算手段
163で得られる発熱量および温度分布を出力する熱物
理量出力手段164とによって構成されている。
【0020】次に、以上のように構成された装置の動作
について図2を参照して説明する。本計測装置において
は、先ず最初に対象物11の逆問題解析モデルを作成す
る。この逆問題解析では、図3に示すごとく対象物11
の熱的物性値(例えば密度,比熱,熱伝導率など)と形
状とは既知であることを前提とする。従って、以上のよ
うな対象物の熱的物性値と形状データとを用いて有限要
素法や差分法などを用いて逆問題解析モデルを作成し、
逆問題解析モデル作成保管手段15に記憶しておく。
【0021】この状態において対象物11の内部発熱量
を求めるに際し、データ処理制御手段16におけるデー
タ収集手段161は、予め定めた所定時間ステップ毎に
データ入力手段13を介して各計測点設置の温度センサ
12,…から対象物11の温度および熱流速データを取
り込み、時系列データ記憶手段14に順次時系列的に記
憶していく(ST1〜ST3)。
【0022】しかる後、データ処理制御手段16におけ
るモデル熱関係データ演算手段162は、逆問題解析モ
デル作成保管手段15に保管される逆問題解析モデルを
用いて、対象物11内部の初期温度分布および発熱量に
よる外表面の温度と熱流速とを計算する(ST4)。
【0023】具体的に数式を用いて説明すると、逆問題
解析モデルに基づき、対象物11の点yでの内部初期温
度分布I(y)のt時間後の外表面計測点xの影響温度
をTI (y,t,x)、発熱量Q(τ)によるt時間後
の外表面計測点xの影響温度をTQ (Q,t,x)とす
ると、t時間後の対象物外表面のx点での温度T(t,
x)は、
【0024】
【数1】 で表される。一方、熱流速についても、逆問題解析モデ
ルに基づき、前記(1)式の導出手順と同様の手順に従
って求めると、
【0025】
【数2】 で表される。つまり、逆問題解析モデルに基づき、対象
物11の外表面の計測点xでの数種類の初期温度分布
I′とt時間後の時刻の影響温度TI (y′,t,
x)、qI (y′,t,x)および発熱量Q′に対する
t時間後の影響温度TQ(Q′,t,x)、qQ
(Q′,t,x)を計算する。
【0026】しかる後、データ処理制御手段16におい
て熱物理量演算手段163を実行する。この熱物理量演
算手段163は、時系列データ記憶手段14から対象物
11の各計測点の温度および熱流速を読み出し、前述す
る逆問題解析モデルから求めた温度および熱流速を用い
て、逆問題解析によって温度センサ12,…で計測され
た値と前記(1)式,(2)式で計算された値との差が
小さくなるように、初期温度分布I(y)、発熱量Q
(τ)および温度分布T(t,y)を同定した後(ST
5)、熱物理量出力手段164により熱物理量演算手段
163で求めた発熱量や温度分布を出力する(ST
6)。
【0027】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、従来、放熱量と発熱量との熱収支が一致する状態と
なる定常状態になるのを待って対象物の内部発熱量を計
測していたが、本装置では、対象物に関し予め熱的物性
値および形状データから逆問題解析モデルを作成し、こ
のモデルから対象物の外表面の温度および熱流速を計算
し、この計算された外表面の温度および熱流速と、実際
の対象物から計測された温度および熱流速との差が小さ
くなるように対象物の内部発熱量や温度分布を求めるも
のである。
【0028】その結果、逆問題解析により、熱の過度状
態時でも内部発熱量と温度分布とを同定でき、発熱量計
測に必要な時間を大幅に短縮できる。因みに、図4は対
象物の表面温度履歴を表す特性図であるが、この図から
明らかなように、従来装置では定常状態になるまでに2
5〜30時間を要していたが、本発明装置では図示矢印
で示すように30分程度出内部発熱量および温度分布を
同定できる。図5は計測時間と同定精度との関係を示す
図であって、この図からも明らかなように計測時間30
分で同定誤差を0.5%と小さくでき、極く短時間に内
部発熱量を計測できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、逆
問題解析を用いることにより、熱の過度状態であっても
対象物の内部発熱量を短時間に正確に計測できる熱理量
計測方法およびその計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる熱物理量計測装置の一実施形
態を示す機能ブロック図。
【図2】 図1に示す装置の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】 逆問題解析によって作成する逆問題解析モデ
ルの説明図。
【図4】 対象物の表面温度履歴を表す特性図
【図5】 計測時間と同定精度との関係を説明する図。
【図6】 従来の熱物理量計測装置を説明する図。
【符号の説明】
11…計測対象物 12…温度センサ 14…時系列データ記憶手段 15…逆問題解析モデル作成保管手段 16…データ処理制御手段 161…データ収集手段 162…モデル熱関係データ演算手段 163…熱物理量演算手段
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 熱物理量計測方法およびその計測
装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計測対象物の内部発
熱量等を計測する熱物理量計測方法およびその計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、対象物の内部発熱量を計測する計
測装置は、図6に示すように対象物1外表面に温度セン
サ(熱流束センサ)2,…を設置し対象物1外表面から
発生する熱流束を計測する計測手段3と、この計測手段
3で計測される熱流束計測値に基づいて対象物外表面の
面積を考慮して全放熱量に換算する熱量換算手段4と、
この熱量換算手段4によって得られる全放熱量が発熱量
と熱的収支が一致するか否かを判断する熱収支判断手段
5と、熱収支が一致するまで所定の計測周期ごとに計測
を継続させる計測継続手段6と、熱収支判断手段5で全
放熱量が発熱量との間で熱的収支が一致する定常状態と
なったとき、全放熱量を対象物の内部発熱量として出力
する発熱量出力手段7とによって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような発熱量計測装置では、定常状態の放熱量を発熱量
としているので、対象物内部の発熱量を計測するために
定常状態となるまでの時間が必要となり、計測時間が長
時間を要する問題がある。
【0004】そこで、強制冷却法などを用いて定常状態
となる時間を短縮することが考えられるが、そのために
は付帯設備の追加が必要となり、ひいては装置の大型化
および複雑化は避けられなくなる。
【0005】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、熱的収支が一致する定常状態を待たずに対象物の内
部発熱量を短時間に計測する熱理量計測方法およびその
計測装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、対象物の外表面に取付
けられた温度センサから温度および熱流束の任意時点の
時系列データを収集するデータ収集ステップと、対象物
に係わる逆問題解析モデルから対象物外表面の温度およ
熱流束を計算するモデル熱関係データ演算ステップ
と、前記データ収集ステップによって収集された温度お
よび熱流束と前記モデル熱関係データ演算ステップで得
られる対象物外表面の温度および熱流束とを用いて、逆
問題解析によって前記対象物の内部発熱量および温度分
布を求める熱物理量演算ステップとを有する熱物理量計
測方法である。
【0007】この請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな方法を採用することにより、予め対象物に係わる逆
問題解析モデルが作成されていれば、データ収集ステッ
プで収集される対象物の外表面の温度および熱流束と逆
問題解析モデルから演算で得られる対象物外表面の温度
および熱流束との差が小さくなるように逆問題解析を適
用すれば、対象物の内部発熱量を短時間に同定でき、熱
的収支が一致する定常状態を待たずに対象物の内部発熱
量を求めることができる。
【0008】請求項2に対応する発明は、対象物の外表
面の複数個所に温度センサを設置し、対象物計測点の温
度および熱流束を計測する計測手段と、これら計測手段
で計測された複数個所の計測点の温度および熱流束を時
系列的に取り込んで記憶する時系列データ記憶手段と、
前記対象物に係わる熱的物性値と形状データとを用いて
逆問題解析モデルを作成するモデル作成手段と、このモ
デル作成手段で作成された逆問題解析モデルから対象物
内部の初期温度分布および発熱量による外表面の温度お
よび熱流束を計算するモデル熱関係データ演算手段と、
前記時系列データ記憶手段に記憶される温度および熱流
と前記モデル熱関係データ演算手段で得られる対象物
外表面の温度および熱流束とを用いて、逆問題解析によ
って前記対象物の内部発熱量の同定を行う熱物理量演算
手段とを設けた熱物理量計測装置である。
【0009】この請求項2に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、モデル作成手段では、予
め対象物に係わる熱的物性値と形状データから逆問題解
析モデルを作成し記憶しておく。一方、対象物の内部発
熱量の計測に際し、計測手段にて対象物の外表面の複数
個所に温度センサを設置し対象物計測点の温度および
流束を計測し、時系列データ記憶手段に時系列的に順次
記憶する。
【0010】しかる後、モデル熱関係データ演算手段お
いて逆問題解析モデルから対象物内部の初期温度分布お
よび発熱量による外表面の温度および熱流束を計算し、
この計算された外表面の温度および熱流束と時系列的に
記憶された対象物計測点の温度および熱流束とを用いて
逆問題解析として同定すれば、熱的収支が一致する定常
状態を待たずに対象物の内部発熱量を求めることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】 (熱物理量計測方法に係わる発明の実施の形態)この熱
物理量計測方法においては、計測対象物に係わる熱的物
性値(例えば密度,比熱,熱伝導率など)と形状データ
とに基づき、有限要素法などを用いて逆問題解析モデル
を作成し記憶しておく(逆問題解析モデル作成ステッ
プ)。ここで、対象物の内部発熱量の計測に際し、デー
タ収集ステップ、モデル熱関係データ演算ステップ、熱
物理量演算ステップおよび発熱量出力ステップを順次実
行する。
【0012】前記データ収集ステップは、対象物の外表
面の複数個所に温度センサを設置し、所定時間毎にセン
サ設置点である計測点から計測対象物の温度および熱流
を計測し、記憶手段に時系列的に記憶する。一方、モ
デル熱関係データ演算ステップは、対象物に係わる逆問
題解析モデルから内部の初期温度分布および発熱量によ
る外表面の温度および熱流束を計算する。
【0013】しかる後、熱物理量演算ステップを実行す
る。この熱物理量演算ステップは、前記データ収集ステ
ップによって収集された温度および熱流束と前記モデル
熱関係データ演算ステップで得られる対象物外表面の温
度および熱流束とを用いて、逆問題解析にて、前記収集
された温度および熱流束と逆問題解析モデルから得られ
る対象物の外表面の温度および熱流束との差が小さくな
るように同定し、対象物の内部発熱量および温度分布を
求める。そして、ここで求めた対象物の内部発熱量およ
び温度分布を発熱量出力ステップにて出力する。
【0014】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、予め対象物に係わる逆問題解析モデルを作成してお
けば、データ収集ステップで収集される対象物の外表面
の温度および熱流束と逆問題解析モデルから演算で得ら
れる対象物外表面の温度および熱流束との差が小さくな
るように逆問題解析を適用することにより、対象物の内
部発熱量および温度分布を短時間に求めることができ
る。 (熱物理量計測装置に係わる発明の実施の形態)図1は
本発明に係わる熱物理量計測装置の一実施の形態を示す
機能ブロック図である。
【0015】この熱物理量計測装置は、対象物11の外
表面に設置する温度センサ群12,…、データ入力手段
13、時系列データ記憶手段14、逆問題解析モデル作
成保管手段15およびデータ処理制御手段16によって
構成されている。
【0016】前記対象物11は自身から直接、または外
部から何らかの熱源を受けて発熱を伴う物体であって、
このような物体である対象物の外表面には適宜な距離を
隔てて複数の個所に温度センサ12を設置し、対象物1
1の各個所(計測点)の温度および熱流束を計測する。
【0017】前記データ入力手段13は、温度センサ1
2,…の出力,つまり各計測点の出力をほぼ同時に取り
込んでディジタル変換した後一時的に記憶する入力イン
タフェースまたはマルチプレクサ等が用いられる。前記
時系列データ記憶手段14は、FDD,CD ROM,
磁気ディスク,光ディスクなどが用いられ、対象物11
の各計測点ごとの温度および熱流束データを時系列的に
記憶する機能をもっている。
【0018】前記逆問題解析モデル作成保管手段15
は、後記する対象物11の熱物性値と形状データとから
有限要素法や差分法などのシミュレーション手法を用い
て逆問題解析モデルを作成して保管する機能をもってい
る。
【0019】前記データ処理制御手段16は、対象物1
1の各測定点ごとの温度および熱流束データを所定時間
ステップ例えば10分,30分,1時間毎に収集して時
系列データ記憶手段14に時系列的に記憶する測定点デ
ータ収集手段161と、逆問題解析モデル作成保管手段
15に保管されている逆問題解析モデルから対象物内部
の初期温度分布および発熱量による外表面の温度および
熱流束の関係を計算するモデル熱関係データ演算手段1
62と、時系列データ記憶手段14から時系列的な温度
および熱流束データを読み出し、モデル熱関係データ演
算手段162で得られる対象物内部の初期温度分布およ
び発熱量による外表面の温度と熱流束とを用いて、逆問
題解析にて対象物11の内部発熱量および温度分布を求
める熱物理量演算手段163と、この熱物理量演算手段
163で得られる発熱量および温度分布を出力する熱物
理量出力手段164とによって構成されている。
【0020】次に、以上のように構成された装置の動作
について図2を参照して説明する。本計測装置において
は、先ず最初に対象物11の逆問題解析モデルを作成す
る。この逆問題解析では、図3に示すごとく対象物11
の熱的物性値(例えば密度,比熱,熱伝導率など)と形
状とは既知であることを前提とする。従って、以上のよ
うな対象物の熱的物性値と形状データとを用いて有限要
素法や差分法などを用いて逆問題解析モデルを作成し、
逆問題解析モデル作成保管手段15に記憶しておく。
【0021】この状態において対象物11の内部発熱量
を求めるに際し、データ処理制御手段16におけるデー
タ収集手段161は、予め定めた所定時間ステップ毎に
データ入力手段13を介して各計測点設置の温度センサ
12,…から対象物11の温度および熱流束データを取
り込み、時系列データ記憶手段14に順次時系列的に記
憶していく(ST1〜ST3)。
【0022】しかる後、データ処理制御手段16におけ
るモデル熱関係データ演算手段162は、逆問題解析モ
デル作成保管手段15に保管される逆問題解析モデルを
用いて、対象物11内部の初期温度分布および発熱量に
よる外表面の温度と熱流束とを計算する(ST4)。
【0023】具体的に数式を用いて説明すると、逆問題
解析モデルに基づき、対象物11の点yでの内部初期温
度分布I(y)のt時間後の外表面計測点xの影響温度
をTI (y,t,x)、発熱量Q(τ)によるt時間後
の外表面計測点xの影響温度をTQ (Q,t,x)とす
ると、t時間後の対象物外表面のx点での温度T(t,
x)は、
【0024】
【数1】 で表される。一方、熱流束についても、逆問題解析モデ
ルに基づき、前記(1)式の導出手順と同様の手順に従
って求めると、
【0025】
【数2】 で表される。つまり、逆問題解析モデルに基づき、対象
物11の外表面の計測点xでの数種類の初期温度分布
I′とt時間後の時刻の影響温度TI (y′,t,
x)、qI (y′,t,x)および発熱量Q′に対する
t時間後の影響温度TQ(Q′,t,x)、qQ
(Q′,t,x)を計算する。
【0026】しかる後、データ処理制御手段16におい
て熱物理量演算手段163を実行する。この熱物理量演
算手段163は、時系列データ記憶手段14から対象物
11の各計測点の温度および熱流束を読み出し、前述す
る逆問題解析モデルから求めた温度および熱流束を用い
て、逆問題解析によって温度センサ12,…で計測され
た値と前記(1)式,(2)式で計算された値との差が
小さくなるように、初期温度分布I(y)、発熱量Q
(τ)および温度分布T(t,y)を同定した後(ST
5)、熱物理量出力手段164により熱物理量演算手段
163で求めた発熱量や温度分布を出力する(ST
6)。
【0027】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、従来、放熱量と発熱量との熱収支が一致する状態と
なる定常状態になるのを待って対象物の内部発熱量を計
測していたが、本装置では、対象物に関し予め熱的物性
値および形状データから逆問題解析モデルを作成し、こ
のモデルから対象物の外表面の温度および熱流束を計算
し、この計算された外表面の温度および熱流束と、実際
の対象物から計測された温度および熱流束との差が小さ
くなるように対象物の内部発熱量や温度分布を求めるも
のである。
【0028】その結果、逆問題解析により、熱の過度状
態時でも内部発熱量と温度分布とを同定でき、発熱量計
測に必要な時間を大幅に短縮できる。因みに、図4は対
象物の表面温度履歴を表す特性図であるが、この図から
明らかなように、従来装置では定常状態になるまでに2
5〜30時間を要していたが、本発明装置では図示矢印
で示すように30分程度出内部発熱量および温度分布を
同定できる。図5は計測時間と同定精度との関係を示す
図であって、この図からも明らかなように計測時間30
分で同定誤差を0.5%と小さくでき、極く短時間に内
部発熱量を計測できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、逆
問題解析を用いることにより、熱の過度状態であっても
対象物の内部発熱量を短時間に正確に計測できる熱理量
計測方法およびその計測装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる熱物理量計測装置の一実施形
態を示す機能ブロック図。
【図2】 図1に示す装置の動作を説明するフローチャ
ート。
【図3】 逆問題解析によって作成する逆問題解析モデ
ルの説明図。
【図4】 対象物の表面温度履歴を表す特性図
【図5】 計測時間と同定精度との関係を説明する図。
【図6】 従来の熱物理量計測装置を説明する図。
【符号の説明】 11…計測対象物 12…温度センサ 14…時系列データ記憶手段 15…逆問題解析モデル作成保管手段 16…データ処理制御手段 161…データ収集手段 162…モデル熱関係データ演算手段 163…熱物理量演算手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の外表面に取付けられた温度セ
    ンサから温度および熱流速の任意時点の時系列データを
    収集するデータ収集ステップと、対象物に係わる逆問題
    解析モデルから対象物外表面の温度および熱流速を計算
    するモデル熱関係データ演算ステップと、前記データ収
    集ステップによって収集された温度および熱流速と前記
    モデル熱関係データ演算ステップで得られる対象物外表
    面の温度および熱流速とを用いて、逆問題解析によって
    前記対象物の内部発熱量および温度分布を求める熱物理
    量演算ステップとを有することを特徴とする熱物理量計
    測方法。
  2. 【請求項2】 対象物の外表面の複数個所に温度セン
    サを設置し、対象物計測点の温度および熱流速を計測す
    る計測手段と、これら計測手段で計測された複数個所の
    計測点の温度および熱流速を時系列的に取り込んで記憶
    する時系列データ記憶手段と、前記対象物に係わる熱的
    物性値と形状データとを用いて逆問題解析モデルを作成
    するモデル作成手段と、このモデル作成手段で作成され
    た逆問題解析モデルから対象物内部の初期温度分布およ
    び発熱量による外表面の温度および熱流速を計算するモ
    デル熱関係データ演算手段と、前記時系列データ記憶手
    段に記憶される温度および熱流速と前記モデル熱関係デ
    ータ演算手段で得られる対象物外表面の温度および熱流
    速とを用いて、逆問題解析によって前記対象物の内部発
    熱量の同定を行う熱物理量演算手段とを備えたことを特
    徴とする熱物理量計測装置。
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