JP2004150836A - プログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法及びその補正回路 - Google Patents

プログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法及びその補正回路 Download PDF

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栄一 上松
Takeshi Takashima
剛 高島
Toru Takahashi
亨 高橋
Yukinori Kojima
幸功 児島
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Abstract

【課題】熱電対入力で正確に測定箇所の温度を測定することが可能なプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法及びその補正回路を提供するにある。
【解決手段】CPU部6は、入力オン点数に所定の定数aを乗算するとともに所定の定数bを加算し、その後時定数tを持たせた補正値Tdを求め、それを温度センサ3で検出する端子台付近の温度Tcを熱電対4の起電力に換算した換算値Tc’に加え、その加算値Ta’から汎用入力の状態変化(入力のオン−オフや入力オン点数)の影響を受けても正確に測定箇所Xの温度Taを求める補正処理を行う。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法及びその補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内部発熱の変動の影響により、熱電対の測定箇所の温度と、接続点の温度との温度差が変化し、温度検出の精度に悪影響を及ぼすことを考慮して、コンピュータ部を用いて端子部近傍に配置した温度センサ(感温素子)が検出する端子温度と、熱電対の入力値とを加算して熱電対の計測温度を測定する測定機器がある。(特許文献1参照)
この測定機器と同様にコンピュータ部を用いて信号処理を行うプログラマブルコントローラには、同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部とを備えたものがあり、このプログラムコントローラにも機器の運転負荷状態によって内部発熱の変動が起きることを考慮して、熱電対入力の冷接点補償機能を有するものが従来提供されている。
【0003】
この冷接点補償機能は、図3に示すようにプログラマブルコントーラの筐体1に設けられた熱電対接続部2の付近に温度センサ3を設け、この温度センサ3により検出した温度Tcを熱電対4の起電力に換算した換算値Tc’を、熱電対4測定箇所Xの温度Taと熱電対接続部2の接続点の起電力値に加算し、その加算値Ta’から測定箇所Xの温度Taを求めていた。下記の式(1)はその温度Taを求める式である。
【0004】
Figure 2004150836
従来の冷接点補償機能では、温度Tbと温度Tcとの温度差がある一定の場合は、その差を加味して正確に測定箇所Xの温度Taを求めることができる。つまり熱電対接続部2と同じ筐体1内に設けられる汎用入力部(図示せず)の入力が常に一定の場合には、冷接点補償値はある決まった補償値となり正確に熱電対4による検出温度を求めることができるのである。
【0005】
【特許文献1】特開平9−133588号公報(第2頁第29行乃至第47行)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記の従来の冷接点補償機能では、プログラマブルコントーラ内の汎用入力部の入力状態(入力電圧や入力オン点数)が変化すると、その汎用入力部の入力抵抗が発熱し、その発熱による温度が冷接点補償値に影響をあたえ、誤差となる場合がある。つまり上記温度Tbと温度Tcの温度差が一定にならず変化してしまい正確に測定箇所Xの温度Taを求めることができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは熱電対入力で正確に測定箇所の温度を測定することが可能なプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法及びその補正回路を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1のプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法の発明では、同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部とを備えるとともに、熱電対入力の冷接点補償機能を有するプログラマブルコントローラに用いられ、熱電対接続部付近に配置した温度センサの検出温度を熱電対の起電力に換算した換算値と、熱電対の測定点と熱電対接続部への接続点との間の温度差による熱電対の起電力値とに、汎用入力部の入力状態変化に基づいた補正値を加えた値から熱電対の測定点の温度を求めることを特徴とする。
【0009】
請求項2のプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正回路の発明では、同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部と、該熱電対接続部付近に配置した温度センサとを備えるとともに、冷接点補償の補正手段を備え、補正手段は前記温度センサの検出温度を前記熱電対の起電力に換算する換算機能と、前記汎用入力部の入力状態変化を検出して該入力状態変化に基づいた補正値を決める機能と、前記熱電対の測定点と前記熱電対接続部への接続点との間の温度差による前記熱電対の起電力を検出する検出機能と、前記換算機能で換算された換算値と前記検出機能で検出された前記熱電対の起電力値と前記補正値とを加算して得られる値から熱電対の測定点の温度を求める機能とを有していることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態により説明する。
【0011】
図1は本実施形態の構成を示しており、図示するプログラマブルコントーラ(以下PLCと略す)は、同じ筐体1内に汎用入力部5を構成する複数の汎用入力端子50…と、熱電対接続部2を構成する対の入力端子20とを設けた端子台を備えるとともに、熱電対接続部2付近の温度を検出する温度センサ3を設けている。
【0012】
そしてPLCの演算処理を行うために設けてあるCPU部6は、PLCに必要な通常の演算処理機能とともに冷接点補償の補正手段としての機能を備え、入力ポートには汎用入力端子40…を入力抵抗R1…を介して接続するとともに熱電対接続部2の入力端子20、20や温度センサ3の出力を接続している。
【0013】
ここでCPU部6は、PLCとして必要な演算処理機能をソフトウェア等によって実現されているものであるが、この演算処理機能は周知の通常の機能で良いので、この通常の演算処理機能の説明については省略し、本発明の特徴である熱電対入力による冷接点補償の補正手段としての機能について説明する。
【0014】
まず本実施形態のようなPLCの構成では、汎用入力端子50…の入力抵抗R1…の発する熱が各端子50…、20を設けている端子台に影響し、入力端子20の温度Tbと温度センサ3の検出温度Tcの温度差が変化する。
【0015】
そのため、CPU部6は、汎用入力部2の入力オン点数を検出し、入力オン点数と、その温度差の関係より、下記に示す式(2)を演算する処理を行う。
【0016】
つまり、CPU部6は、入力オン点数に所定の定数aを乗算するとともに所定の定数bを加算し、その後時定数tを持たせた補正値Tdを求め、それを温度センサ3で検出する端子台付近の温度を熱電対4の起電力に換算した換算値Tc’に加え、この加算値Ta’から測定箇所Xの温度Taを求めるのである。
【0017】
これにより汎用入力の状態変化(入力のオン−オフや入力オン点数)の影響を受けても正確に測定箇所Xの温度Taを求めることを可能とした補正処理を行う。
【0018】
Figure 2004150836
而して本実施形態では、PLC内のCPU部6は入力ポートによって検出できる入力状態から補正値Tdを計算し、汎用入力部2からの発熱の影響を冷接点補償値に補正値Tdを加えることにより、熱電対入力で正確に測定個所Xの温度Taを測定することが可能となる。
【0019】
図2は入力オン点数と、補正値Tdの関係を示すもので、入力オン点数(図ではグラフA)に対して定数aと定数bとでTe(図ではグラフB)に変換し、この変換した値Teに大して時定数tにて遅らせることで、グラフCに示す入力オン点数に対応した補正値Tdを求めている。
【0020】
【発明の効果】
請求項1のプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法の発明は、同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部とを備えるとともに、熱電対入力の冷接点補償機能を有するプログラマブルコントローラに用いられ、熱電対接続部付近に配置した温度センサの検出温度を熱電対の起電力に換算した換算値と、熱電対の測定点と熱電対接続部への接続点との間の温度差による熱電対の起電力値とに、汎用入力部の入力状態変化に基づいた補正値を加えた値から熱電対の測定点の温度を求めるので、汎用入力部の入力抵抗の発熱による温度影響を受けることなく、熱電対入力で正確に測定個所の温度を測定することが可能となるという効果がある。
【0021】
請求項2のプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正回路の発明は、同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部と、該熱電対接続部付近に配置した温度センサとを備えるとともに、冷接点補償の補正手段を備え、補正手段は前記温度センサの検出温度を前記熱電対の起電力に換算する換算機能と、前記汎用入力部の入力状態変化を検出して該入力状態変化に基づいた補正値を決める機能と、前記熱電対の測定点と前記熱電対接続部への接続点との間の温度差による前記熱電対の起電力を検出する検出機能と、前記換算機能で換算された換算値と前記検出機能で検出された前記熱電対の起電力値と前記補正値とを加算して得られる値から熱電対の測定点の温度を求める機能とを備えているので、汎用入力部の入力抵抗の発熱による温度影響を受けることなく、熱電対入力で正確に測定個所の温度を測定することができる補正回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の概要構成図である。
【図2】同上の汎用入力部の入力オン点数と、補正値との関係を示すグラフである。
【図3】従来例の概要構成図である。
【符号の説明】
1 筐体
2 熱電対接続部
3 温度センサ
4 熱電対
5 汎用入力部
6 CPU部
20 入力端子
50 汎用入力端子
R1 入力抵抗
X 測定箇所

Claims (2)

  1. 同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部とを備えるとともに、熱電対入力の冷接点補償機能を有するプログラマブルコントローラに用いられ、熱電対接続部付近に配置した温度センサの検出温度を熱電対の起電力に換算した換算値と、熱電対の測定点と熱電対接続部への接続点との間の温度差による熱電対の起電力値とに、汎用入力部の入力状態変化に基づいた補正値を加えた値から熱電対の測定点の温度を求めることを特徴とするプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正方法。
  2. 同じ筐体に汎用入力部と、熱電対を接続する熱電対接続部と、該熱電対接続部付近に配置した温度センサとを備えるとともに、冷接点補償の補正手段を備え、補正手段は前記温度センサの検出温度を前記熱電対の起電力に換算する換算機能と、前記汎用入力部の入力状態変化を検出して該入力状態変化に基づいた補正値を決める機能と、前記熱電対の測定点と前記熱電対接続部への接続点との間の温度差による前記熱電対の起電力を検出する検出機能と、前記換算機能で換算された換算値と前記検出機能で検出された前記熱電対の起電力値と前記補正値とを加算して得られる値から熱電対の測定点の温度を求める機能とを有していることを特徴とするプログラマブルコントローラの熱電対入力における冷接点補償の補正回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI381154B (zh) * 2007-07-13 2013-01-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 熱電偶溫度採集系統及方法
WO2020189067A1 (ja) 2019-03-15 2020-09-24 オムロン株式会社 電子部品付き端子台、電子機器、および、電子部品用取付補助具

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