JP2002346708A - 連続鋳造用モールドパウダ - Google Patents
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Abstract
鋳造する際の、フ゛レークアウトの防止および鋳片の表面品質の
悪化防止が可能なモールドパウダの提供。 【解決手段】CaO、SiO2、Li2Oおよびフッ素
化合物を基本成分とし、Na2OおよびK2Oのうちの
1種以上、ならびにAl2O3を含有し、質量%で、フ
ッ素化合物を構成するF含有率が4〜25%、Na2O
およびK2Oの合計含有率が1.5%以下で、かつ、下
記指標aが0.47〜0.7、指標bが0〜0.4、お
よび指標cが0〜0.6であるパウダ。 a=(%CaO)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h+(%Al2O3)h}・・・(イ ) b=(%Al2O3)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h+(%Al2O3)h}・・・ (ロ) c=(%CaF2)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h+(%CaF2)h}・・・(ハ )
Description
に添加する連続鋳造用モールドパウダに関する。
モールドパウダを添加して鋳造する。モールドパウダに
は、CaO、SiO2 、Al2 O3 などの複数種
類の酸化物、フッ素化合物、炭素などの粉体を混合した
ものが一般的に用いられている。鋳型内の溶鋼表面に添
加されたモールドパウダは、溶鋼からの受熱により溶融
し、溶鋼表面との接触部においてモールドパウダの溶融
層(以下、単に溶融層と記す場合がある)を形成する。
この溶融層は、鋳型内壁と凝固殻との間に流入し、フィ
ルムを形成する。このフィルムは、鋳型により冷却され
た固相部分と、液相部分との二相からなる。このような
挙動をするモールドパウダには、溶鋼の保温および酸化
防止、溶鋼中の気泡または酸化物の吸収、鋳型内壁と凝
固殻との間の潤滑性の確保、凝固殻の冷却速度の調整な
どの役割がある。
に、上記のモールドパウダの役割のなかで、溶鋼の酸化
防止および鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性確保の効果
が不十分となり、ブレークアウトが発生したり、鋳片の
表面品質が悪化することが知られている。鋳型内の溶鋼
中のAl含有率が高いため、溶融層中のSiO2 と溶
鋼中のAlとが、4Al+3(SiO2 )=2(Al
2 O3 )+3Siで示される反応を起こし、Alが
酸化されてAl2 O3 が生成する。
行し、溶融層中のAl2 O3 含有率が高くなる。溶
融層中のAl2 O3 含有率が高くなると、溶融層の
凝固温度および粘度が高くなり、鋳型内壁と凝固殻との
間の潤滑性が悪化することによって、ブレークアウトが
発生したり、鋳片の表面品質が悪化する。
aOおよびAl2 O3 を基本成分とし、SiO2
の含有率を低くしたモールドパウダが提案されている。
具体的には、それぞれの含有率が、質量%で、CaO:
40〜60%、Al2 O3:20〜40%で、その他
MgO:0.5〜5.0%、C:0.5〜2.0%、N
a2 O:0.1〜5.0%、CaF2 :1〜10%
とし、かつ、SiO 2 :7.0%以下であるモールド
パウダである。SiO2 含有率を7.0質量%以下と
することにより、溶融層中のSiO2 の活量を低下さ
せ、前述の(イ)式の反応量を抑制することにより、溶
融層の凝固温度および粘度が高くなることを抑制しよう
とするものである。
で提案されたモールドパウダでは、溶融層の凝固温度が
鋳造中に急激に変化して高くなって、鋳型内壁と凝固殻
との間の潤滑性が悪くなり、鋳型を構成する銅板の温度
が急激に高くなったり、極端な場合にはブレークアウト
が発生する。また、Al含有率が1.0質量%程度以上
の溶鋼を鋳造する際に、Na2 O含有率によっては、
モールドパウダの溶融速度が速くなって、溶融層が過剰
に形成され、鋳片表面に割れが発生する。また、モール
ドパウダの溶融速度を調整するために、モールドパウダ
のC含有率を通常よりも高くすることは、Al含有率が
高く、かつ、C含有率が50ppm程度以下の極低炭素
鋼を鋳造する場合には、溶鋼中のC含有率が高くなるこ
とから、実施困難である。
OおよびSiO2 を主成分とし、CaOのSiO2
に対する含有率の比、CaO/SiO2 (塩基度)が
0.6〜0.8、凝固温度が800〜1000℃、13
00℃における粘度が1.5poise以下であるモー
ルドパウダが提案されている。0.10質量%以上のA
lを含有する溶鋼を連続鋳造するに際し、鋳型内壁と凝
固殻との間の潤滑性が悪化することによって、ブレーク
アウトが発生したり、鋳片の表面品質が悪化するのは、
溶鋼中のAlと溶融層中の成分とが反応することによっ
て、ゲーレナイト(2CaO・Al2 O3 ・SiO
2 )が生成して、溶融層が凝固したフィルム中にゲー
レナイトの結晶が析出することに起因するとしている。
モールドパウダの組成およびその溶融層の物性値を上記
組成および物性値とすることにより、ゲーレナイトの析
出を防止するものである。具体的には、溶融層中のSi
O 2 と溶鋼中のAlとが反応して、溶融層中のAl2
O3 含有率が高くなっても、溶融層の凝固温度およ
び粘度が著しく高くなるのを回避できるように、予めモ
ールドパウダのSiO2 含有率を高くしている。実施
例では、SiO2含有率は30質量%程度以上となって
いる。
提案されたモールドパウダでは、モールドパウダのSi
O2 含有率が30質量%程度以上に高い場合に、溶鋼
中のAlが酸化されて、溶融層中のAl2 O3 含有
率が高くなる度合いが大きくなり、溶融層の凝固温度お
よび粘度が著しく高くなって、鋳型内壁と凝固殻との間
の潤滑性が悪化し、ブレークアウトが発生する。
84563号公報で提案されたモールドパウダにおい
て、溶融層の凝固温度が鋳造中に急激に変化して高くな
り、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性が悪くなるのは、
SiO2 含有率が7.0質量%以下と低い場合に、溶
融層の凝固温度および粘度の変化が急激となり、鋳型内
壁と凝固殻との間の潤滑性が悪く不安定になるからであ
る。また、モールドパウダの溶融速度が速くなって、溶
融層が過剰に形成されるのは、Al含有率が1.0質量
%程度以上の溶鋼を鋳造する際に、Na2 O含有率に
よっては、溶鋼中のAlが溶融層中のNa2 Oにより
酸化されやすく、その際に発生するNaガスが、さらに
酸化される際に発生する酸化熱により、モールドパウダ
の溶融が促進されるからである。
提案された、CaOおよびSiO2を主成分とするモー
ルドパウダにおいて、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性
が著しく悪化するのは、実質的に、溶融層中のSiO2
含有率が30質量%程度以上に高いことから、溶鋼中
のAlが酸化される量が多くなり、溶融層中のAl 2
O3 含有率が著しく高くなるからである。
以上の高Al含有鋼、またはAl含有率が1.0質量%
程度以上の極低炭素鋼を連続鋳造する場合に、溶融層の
凝固温度および粘度が高くなって、鋳型内壁と凝固殻と
の間の潤滑性が悪化することによる、ブレークアウトの
発生および鋳片の表面品質の悪化を防止することができ
る連続鋳造用モールドパウダを提供することを目的とす
る。
O、SiO2 、Li2 Oおよびフッ素化合物を基本
成分とするモールドパウダであって、さらに、Na2
OおよびK2 Oのうちの1種以上、ならびにAl2
O3 を含有し、フッ素化合物を構成するFの含有率が
4〜25質量%、Na2 OおよびK2 Oの合計の含
有率が1.5質量%以下であり、かつ、これらCaO、
SiO2 、Li2 O、F、Na2 O、K2 Oお
よびAl2 O3 の含有率で表される、下記(イ)
式、(ロ)式および(ハ)式によって規定される指標a
が0.47〜0.7、指標bが0〜0.4、および指標
cが0〜0.6である連続鋳造用モールドパウダにあ
る。 a=(%CaO)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%Al2O3)h}・・・(イ) b=(%Al2O3)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%Al2O3)h}・・・(ロ) c=(%CaF2)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%CaF2)h}・・・(ハ) ここで、(%CaO)h={WCaO−(%CaF2)h×0.718}・・・(ニ )、 (%CaF2)h=(WF−WLi2O×1.27−WNa2O×0.613 −WK2O ×0.404)×2.05・・・(ホ )、 (%SiO2)h=WSiO2 および(%Al2O3)h
=WAl2O3 であり、また、WCaO、WSiO2
、WAl2O3 、WLi2O、WNa2OおよびW
K2O は、モールドパウダ中の分析されるCa、S
i、Al、Li、Na、Kが全てそれらの酸化物である
として換算した含有率(質量%)であり、WFは、分析
されるFの含有率(質量%)である。
吸収、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性の確保などのモ
ールドパウダの役割から、通常、モールドパウダは、C
aO、SiO2 、フッ素化合物、Al2 O3 など
を基本成分とする。一方、本発明が対象とする、Al含
有率が1.0質量%程度以上の溶鋼を鋳造する際には、
モールドパウダの溶融層中のSiO2 が溶鋼中のAl
を著しく酸化させ、そのため、溶融層中のAl2 O3
含有率が顕著に増加することが、鋳型内壁と凝固殻と
の間の潤滑性が悪化する根本的な要因である。
融層中のSiO2 との反応を抑制して、溶融層中のA
l2 O3 含有率の増加を抑制する方法、および溶融
層中のAl2 O3 含有率が増加する際の溶融層の凝
固温度および粘度の増加を抑制する方法について、鋭意
検討および試験を行った結果、本発明に到った。その詳
細を、以下に説明する。
酸化物の中では例外的に化学的に安定な酸化物であり、
溶鋼中のAlによる還元反応を受けにくい。また、Li
2Oは塩基性の性質が強いため、溶融層中ではSiO2
の活量を低下させ、前述の4Al+3(SiO2 )
=2(Al2 O3 )+3Siで示される反応を抑制
する効果を有することがわかった。
Alとの反応を抑制するという観点だけからは、その含
有率は少ない方がよいが、前述のとおり、SiO2 を
10質量%程度以下に少なくすると、溶融層中のSiO
2 含有率のわずかな変化により、溶融層の凝固温度が
急激に高くなる。したがって、凝固温度などの物性変化
を小さく安定化させるためには、SiO2 を適度な含
有率でモールドパウダに配合するのがよい。さらに、C
aOおよびフッ素化合物は、溶鋼の酸化防止、溶鋼中の
酸化物の吸収、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性の確保
などの観点から、通常、モールドパウダに配合する。上
記のことから、本発明のモールドパウダは、CaO、S
iO2 、Li2Oおよびフッ素化合物を基本成分とし
た。
が増加しても、溶融層が凝固したフィルム中に、前述の
ゲーレナイトの結晶ではなく、3CaO・2SiO2
・CaF2 で表されるカスピダインの結晶が析出する
ような溶融層の組成に維持することにより、溶融層の凝
固温度および粘度が高くなることを抑制できることがわ
かった。具体的には、溶融層を凝固させた際に析出する
結晶の組成を、種々のモールドパウダの組成について調
査した結果、モールドパウダの組成に関する、前述の
(イ)式、(ロ)式および(ハ)式によってそれぞれ規
定される指標aを0.47〜0.7、指標bを0〜0.
4、および指標cを0〜0.6とすることにより、ゲー
レナイトの結晶の析出を防止し、カスピダインの結晶を
析出させることができることがわかった。
(ハ)式の中で用いる前述の(ニ)式および(ホ)式で
定義する(%CaO)hおよび(%CaF2 )hにつ
いて、さらに説明する。(ホ)式で定義する(%CaF
2 )hは、溶融層中のFが、溶融層中のLi2 O、
Na2 OまたはK2 Oを構成するLi、Naまたは
Kであるアルカリ金属と優先的に結合してアルカリ金属
のフッ化物を形成し、残るFがCaF2 として存在す
るとした換算CaF2 含有率を意味する。また、
(ニ)式で定義する(%CaO)hは、上記の残るFが
溶融層中のCaと優先的に結合して、CaF2 として
存在し、Fと結合しなかった残るCaが、CaOとして
存在するとした換算CaO含有率を意味する。このよう
に、Li、Na、K、FおよびCaを取り扱うことによ
り、カスピダインの結晶が析出する溶融層の組成範囲、
すなわち、モールドパウダの組成範囲を正確に把握する
ことが可能になった。
よび粘度を低下させる効果があるが、一方、前述のとお
り、溶鋼中のAl含有率が1.0質量%程度以上に高い
場合に、溶鋼中のAlが溶融層中のNa2 Oにより酸
化され、生成したNaの酸化熱によりモールドパウダの
溶融が過度に促進され、鋳片表面に割れが発生しやす
い。さらに、K2 Oも同様の作用がある。そこで、N
a2 OおよびK2 Oの含有率の合計を1.5質量%
以下とすることにより、モールドパウダの溶融速度の増
大を抑制することができることがわかった。これによ
り、モールドパウダの溶融速度を遅くするためのCの多
配合を抑制できるので、Al含有率が1.0質量%程度
以上の極低炭素鋼を鋳造する場合にも、鋼のC含有率の
増加を防止できる。
含有率が1.0質量%程度以上の高Al含有鋼、または
Al含有率が1.0質量%程度以上の極低炭素鋼を連続
鋳造する場合に適用するのに好適である。このような高
Al含有率の溶鋼を連続鋳造する際の、モールドパウダ
の溶融層の凝固温度および粘度が高くなって、鋳型内壁
と凝固殻との間の潤滑性が悪化することによるブレーク
アウトの発生、および鋳片表面の品質の悪化を防止でき
る。さらに、極低炭素鋼を鋳造する際の鋼中のC含有率
の増加を防止できる。
に詳細説明する。なお、以下の含有率%は、質量%を意
味する。本発明のモールドパウダは、CaO、SiO2
、Li2 Oおよびフッ素化合物を基本成分とする。
それぞれの含有率は、CaOは30〜60%、SiO2
は10〜30%、Li2 Oは1〜15%とするのが、
それぞれ望ましく、また、フッ素化合物を構成するFは
4〜25%とする。ここで、CaO、SiO2またはL
i2 Oは、モールドパウダ中の分析されるCa、Si
またはLiが、全てそれらの酸化物であるとして換算し
た含有率であり、また、Fは、分析されるFの含有率で
ある。
含有率は10〜30%とするのが、それぞれ望ましい理
由は、鋳型内の溶鋼の保温と大気による酸化防止、鋳型
内壁と凝固殻との間の良好な潤滑性、溶鋼表面に浮上す
る酸化物などの捕捉に効果的であり、さらに、溶融層が
凝固したフィルム中に、3CaO・2SiO2 ・Ca
F2 で表されるカスピダインの結晶が効果的に析出す
るからである。CaO含有率が30%未満では、鋳型内
の溶鋼表面に浮上してくる気泡および酸化物の吸収が悪
くなる。また、CaO含有率が60%を超えると、溶融
層の凝固温度が高くなり、鋳型内壁と凝固殻との間の潤
滑性が悪くなる。SiO2 含有率が10%未満では、
溶融スラグの凝固温度が高くなり、鋳型内壁と凝固殻と
の間の潤滑性が悪くなる。また、SiO2 含有率が3
0%を超えると、溶鋼中のAl、Mnなどとの反応が起
こりやすい。
望ましい理由は、前述のとおり、溶融層中のLi2 O
は、溶融層中のSiO2 の活量を低下させ、溶鋼中の
Alと溶融層中のSiO2 との反応を抑制する効果が
あるからである。含有率が1%未満では、その効果が弱
く、また、15%を超えると、溶融層の凝固温度および
粘度が過度に低下し、溶融層が鋳型内壁と凝固殻の間に
過度に流入し、かえって、鋳片表面に割れが発生しやす
い。
融層中のFは溶融層の凝固温度を調整する効果があり、
また、溶融層が凝固したフィルム中に、カスピダインの
結晶が効果的に析出するからである。F含有率が4%未
満では、その効果が小さくなる。また、F含有率が25
%を超えると、溶融層の粘度が過度に低下して溶鋼中に
巻き込まれ、鋳片表面にノロカミ疵が発生する。
2 OおよびK2 Oのうちの1種以上を含有し、これ
らの合計の含有率は1.5質量%以下とする。Na2
OおよびK2 Oは、前述のとおり、Al含有率が1.
0%程度以上の溶鋼を鋳造する際に、溶鋼中のAlと反
応し、生成したNaの酸化熱によりモールドパウダの溶
融が過度に促進され、鋳片表面に割れが発生しやすい。
これらの合計の含有率を1.5%以下とすることによ
り、上記反応を抑制でき、モールドパウダの溶融速度の
増大を抑制できる。さらに、後述するCの含有率を低く
抑制することができ、極低炭素鋼を鋳造する際に、鋼中
のC含有率の増加を抑制できる。
O3 を含有し、その含有率は10%以下が望まし
い。その含有率が10%を超えると、溶融層が凝固した
フィルム中にAl2 O3 を構成成分とする結晶が析
出しやすく、溶融層の凝固温度および粘度が高くなる。
また、モールドパウダの原料の配合上、不可避的にAl
2 O3 が含有される場合があるが、その含有率は極
力少ない方が望ましい。
のは、前述の(イ)式、(ロ)式および(ハ)式で規定
される指標aを0.47〜0.7、指標bを0〜0.
4、および指標cを0〜0.6とすることである。指標
a、bおよびcを上記の値とすることにより、前述のと
おり、溶融層が凝固したフィルム中に、ゲーレナイトの
結晶の析出を防止し、カスピダインの結晶を析出させる
ことができる。
イトの結晶の析出が析出し、0.7を超えると、溶融層
の凝固温度が過度に高くなる。さらに、指標aの値の望
ましい範囲は0.5〜0.6である。
えると、溶融層中のAl2 O3含有率が、鋳造中にさ
らに高くなった際に、溶融層の凝固温度が著しく高くな
る。さらに、指標bの値の望ましい範囲は0〜0.2で
ある。
凝固したフィルム中に、カスピダインの結晶が析出せ
ず、CaF2 の結晶が析出するので、溶融層の凝固温
度が過度に高くなる。指標cの値が0%でも、指標aお
よび指標bが上記範囲内の値であれば、モールドパウダ
のFの含有率の下限が4%であり、フィルム中に、カス
ピダインの結晶が析出する。さらに、指標cの値の望ま
しい範囲は0.1〜0.5である。
により、下記のMgO、BaO、B 2 O3 、ZrO
2 およびTiO2 のうちの1種以上を含有させるの
がよい。MgO、BaO、B2 O3 およびTiO2
は、いずれも溶融層の凝固温度および粘度を低くする
効果がある。それらの効果を期待する場合に、MgOは
1〜20%、BaOは2〜20%、B2 O3 は2〜
15%およびTiO2は0.5〜10%、それぞれ含有
させるのが望ましい。また、ZrO2 は、凝固温度お
よび粘度を高くする効果があり、その効果を期待する場
合には、0.5〜10%含有させるのが望ましい。
記の成分に加えて、Cを配合するのが望ましく、外数の
含有率として、1〜10%含有させるのが望ましい。外
数で1〜10%の含有率で配合するとは、後述する実施
例の表2または表5に示すように、たとえば、CaO、
SiO2 、Li2 O、F、Na2 O、Al2O3
、MgOなどを配合し、残り不純物を含めて100%
のモールドパウダに対して、さらに、Cを添加した後の
全体の質量に対して、C含有率が1〜10%になるよう
に、Cを配合することを意味する。
る作用を有し、C含有率が高くなると、その溶融速度が
遅くなる。1%未満では、その効果が小さく、10%を
超えると、溶融速度が過度に小さくなり、鋳型内壁と凝
固殻との間の潤滑性が悪くなる。さらに、モールドパウ
ダにCを配合すると、溶鋼中のCが高くなる作用がある
ので、C含有率が50ppm程度以下の極低炭素鋼を鋳
造する際には、モールドパウダのC含有率は2.5%以
下とするのが望ましい。
00〜1300℃とするのが望ましい。800℃未満に
凝固温度を低下させることは困難であり、1300℃を
超えると、溶融層が鋳型内壁と凝固殻の間に流入しにく
くなり、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性が悪くなる。
0℃において0.5Pa・s以下とするのが望ましい。
0.5Pa・sを超えると、鋳型内壁と凝固殻との間に
流入する溶融層の量が不足し、鋳片表面に縦割れが発生
したり、ブレークアウトの発生が多くなる。0.3Pa
・s以下が、さらに望ましい。
用する原料は、一般的に使用されている原料で構わな
い。CaO原料としては生石灰、石灰石、セメントを、
SiO 2 原料としては珪砂、軽藻土を、Li2 O原
料としては炭酸リチウムを、F分の原料としては蛍石、
フッ化ソーダを、Na2 O原料としてはソーダ灰を、
K2 O原料としては炭酸カリウム、弗化カリウムを、
Al2 O3 原料としてはアルミナ粉を、MgO原料
としてはMgOクリンカ、炭酸マグネシウムを、C原料
としてはカーボンブラック、コークス粉を用いることが
できる。
しい。なお、これらの原料にはFe 2 O3 、Fe3
O4 などの酸化物が含有されており、モールドパウダ
およびその溶融スラグ中にも不可避的に含まれるように
なる。しかし、これらの不純物が存在しても、とくに差
し支えない。
表1に示す化学組成で、Alを2.3〜2.5質量%含
有する極低炭素鋼を、厚さ230mm、幅1260mm
の鋳片に、速度0.9m/分で鋳造した。各試験では、
1ヒート約210tonの溶鋼をそれぞれ鋳造した。
式および(ハ)式で規定される指標a、bおよびc、凝
固温度、1300℃における粘度を表2に示す。モール
ドパウダA〜Eは、本発明で規定する組成、ならびに指
標a、bおよびcの条件を満たすモールドパウダであ
り、また、望ましい凝固温度および粘度の条件も満足す
る。一方、モールドパウダF〜Hは、本発明で規定する
組成、指標a、bなどの条件の範囲を外れたモールドパ
ウダである。モールドパウダAにはMgOを含有させ
ず、その他のモールドパウダにはMgOを含有させて、
凝固温度および粘度を調整した。
融層および溶鋼中に、直径約5mmの鋼製の棒を挿入
し、約5秒保持した後に引き上げ、その棒表面に付着し
た溶融層の固化物の厚さを測定することにより、モール
ドパウダの溶融層の厚さを測定した。また、その引き上
げた溶融層の固化物のAl2 O3 含有率を発光分光
分析法により分析し、溶融層中のAl2 O3 の増加
量を測定した。
レークアウト予知の目的で行われるのと同じ要領で熱電
対を埋設し、銅板内壁の温度変化を測定し、その温度変
化の状況により、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性を評
価し、極端に潤滑性が悪化した場合には、ブレークアウ
トの予知警報を行った。さらに、得られた鋳片の表面を
目視で観察し、とくにオシレーションマーク、割れ、鋳
型内壁との焼き付き跡などを観察した。試験結果を表3
に示す。なお、以下の含有率%は、質量%を意味する。
No.1〜No.5では、鋳造中の溶融層の厚さは5〜
15mmの範囲内であり、また溶融層中のAl 2 O3
含有率の増加量は6.9〜9.7%で、ともに安定し
ていた。そのため、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性が
良好であり、鋳型長辺側の銅板内壁の温度変化は±5℃
程度で安定し、鋳片表面品質も良好であった。
19.0%と著しく多く含有し、指標aの値が0.35
と低く、本発明で規定する条件を外れたモールドパウダ
Fを用いた。Na2 O含有率が高いことから、モール
ドパウダの溶融が過度に促進され、鋳造初期から、鋳片
表面に縦割れが発生した。また、鋳造中に溶融層中のA
l2 O3 含有率の増加量が21.4%と多くなり、
さらに、指標aが小さいこともあって、溶融層中にゲー
レナイトの結晶の析出が多くなり、溶融層の凝固温度お
よび粘度が高くなって、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑
性が悪化した。そのため、約半分の溶鋼量を鋳造した以
降において、溶融層の厚さ順次増大し、鋳造終了時には
厚さ40mmに達した。その間、鋳型長辺側の銅板内壁
の温度変化も±5℃程度から、±20℃程度にまで大き
くなった。鋳造終了直前には、さらに上記温度変化が著
しくなった。鋳造後半の鋳片表面には、オシレーション
マークが形成されず、また、部分的に鋳型内壁との焼き
付き跡が認められ、鋳造終了直前の鋳片表面には、鋳型
内壁との著しい焼き付き跡が観察された。
5.0%と多く含有し、指標bの値が0.42と高く、
本発明で規定する条件を外れたモールドパウダGを用い
た。また、Al2 O3 含有率が約31%と、望まし
い条件を外れて高いモールドパウダである。溶融層中の
Al2 O3 含有率の増加量は6.4%程度で少なか
ったが、溶融層の凝固温度が高くなって、鋳型内壁と凝
固殻との間の潤滑性が悪化した。また、鋳造初期から溶
融層の厚さ順次増大し、約半分の溶鋼量を鋳造した時点
で、厚さ40mm以上に達した。鋳型長辺側の銅板内壁
の温度変化も大きく、±20℃程度となった。鋳片表面
には、鋳型内壁との焼き付き跡が観察された。
0.45と高く、本発明で規定する条件を外れたモール
ドパウダHを用いた。また、Al2 O3 含有率が約
33%と、望ましい条件を外れて高いモールドパウダで
ある。溶融層中のAl2 O 3 含有率の増加量は5.
1%程度で少なく、溶融層の厚さも通常の5〜15mm
程度であり、鋳型長辺側の銅板内壁の温度変化も±10
℃程度であったが、溶融層の凝固温度が高くなって、鋳
型内壁と凝固殻との間の潤滑性が悪く、鋳片表面にオシ
レーションマークは形成されていなかった。 (実施例2)垂直曲げ型連続鋳造機を用い、表4に示す
化学組成で、Alを1.0〜1.2質量%含有する中炭
素鋼を、厚さ230mm、幅1260mmの鋳片に、速
度0.7m/分で鋳造した。各試験では、1ヒート約2
10tonの溶鋼をそれぞれ鋳造した。
式および(ハ)式で規定される指標a、bおよびc、凝
固温度、1300℃における粘度を表5に示す。モール
ドパウダIは、本発明で規定する組成ならびに指標a、
bおよびcの条件を満たすモールドパウダであり、ま
た、望ましい凝固温度および粘度の条件も満足する。一
方、モールドパウダJは、本発明で規定する組成、指標
aの条件の範囲を外れたモールドパウダである。
ダの溶融層厚さ、溶融層中のAl2 O3 の増加量を
測定した。また、鋳型長辺側の銅板内壁の温度変化を測
定し、さらに、得られた鋳片の表面品質を目視で観察し
た。試験結果を表6に示す。なお、以下の含有率%は、
質量%を意味する。
o.9では、鋳造中の溶融層の厚さは5〜15mmの範
囲内であり、また溶融層中のAl2 O3 含有率の増
加量は4.1%で、ともに安定していた。そのため、鋳
型内壁と凝固殻との間の潤滑性が良好であり、鋳型長辺
側の銅板内壁の温度変化は±5℃程度で安定し、鋳片表
面品質も良好であった。
を19.0%と多く含有し、指標aの値が0.35と低
く、本発明で規定する条件を外れたモールドパウダJを
用いた。Na2 O含有率が高いことから、モールドパ
ウダの溶融が過度に促進され、鋳造初期から、鋳片表面
に縦割れが発生した。また、鋳造中に溶融層中のAl 2
O3 含有率の増加量が13.4%と多くなり、さら
に、指標aが低いこともあって、溶融層中にゲーレナイ
トの結晶の析出が多くなり、溶融層の凝固温度および粘
度が高くなって、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性が悪
化した。そのため、約半分の溶鋼量を鋳造した以降にお
いて、溶融層の厚さ順次増大し、鋳造終了時には厚さ4
0mmに達した。その間、鋳型長辺側の銅板内壁の温度
変化も±5℃程度から、±20℃程度にまで大きくなっ
た。鋳造終了直前には、さらに上記温度変化が著しくな
った。鋳造後半の鋳片表面には、オシレーションマーク
が形成されず、また、部分的に鋳型内壁との焼き付き跡
が認められ、鋳造終了直前の鋳片表面には、鋳型内壁と
の著しい焼き付き跡が観察された。
Al含有率が1.0質量%程度以上の高Al含有鋼、ま
たはAl含有率が1.0質量%程度以上の極低炭素鋼を
連続鋳造する場合に、溶融層の凝固温度および粘度が高
くなり、鋳型内壁と凝固殻との間の潤滑性が悪化するこ
とによる、ブレークアウトの発生および鋳片の表面品質
の悪化を防止することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】CaO、SiO2 、Li2 Oおよびフ
ッ素化合物を基本成分とするモールドパウダであって、
さらに、Na2 OおよびK2 Oのうちの1種以上、
ならびにAl2 O3 を含有し、フッ素化合物を構成
するFの含有率が4〜25質量%、Na2 OおよびK
2 Oの合計の含有率が1.5質量%以下であり、か
つ、これらCaO、SiO2 、Li2 O、F、Na
2 O、K2 OおよびAl2 O3 の含有率で表さ
れる、下記(イ)式、(ロ)式および(ハ)式によって
規定される指標aが0.47〜0.7、指標bが0〜
0.4、および指標cが0〜0.6であることを特徴と
する連続鋳造用モールドパウダ。 a=(%CaO)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%Al2O3)h}・・・(イ) b=(%Al2O3)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%Al2O3)h}・・・(ロ) c=(%CaF2)h/{(%CaO)h+(%SiO2)h +(%CaF2)h} ・・・(ハ) ここで、(%CaO)h={WCaO−(%CaF2)h×0.718}・・・(ニ )、 (%CaF2)h=(WF−WLi2O×1.27−WNa2O×0.613 −WK2O ×0.404)×2.05・・・(ホ )、 (%SiO2)h=WSiO2 および(%Al2O3)h
=WAl2O3 であり、また、WCaO、WSiO2
、WAl2O3 、WLi2O、WNa2OおよびW
K2O は、モールドパウダ中の分析されるCa、S
i、Al、Li、Na、Kが全てそれらの酸化物である
として換算した含有率(質量%)であり、WFは、分析
されるFの含有率(質量%)である。
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