JP2002320709A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002320709A JP2002046873A JP2002046873A JP2002320709A JP 2002320709 A JP2002320709 A JP 2002320709A JP 2002046873 A JP2002046873 A JP 2002046873A JP 2002046873 A JP2002046873 A JP 2002046873A JP 2002320709 A JP2002320709 A JP 2002320709A
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進 今関
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憲路 岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中央処理演算装置による演算処理等が一時期
に集中することを回避することができ、制御装置への負
荷を遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制
御設計の自由度を増加させることができる遊技機を提供
する。 【解決手段】 遊技機(10)は、当該遊技の入賞抽選手段
(110)の抽選前、入賞図柄(61)毎に、複数の特殊演出の
うちから、いずれの特殊演出を選択するかを乱数を用い
た抽選により決定するための特殊演出選択手段(160)を
備え、報知装置(66)は、特殊演出選択手段(160)の抽選
結果に基づいた特殊演出を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入賞フラグ成立
に関する情報を演出を介して遊技者に向かって報知可能
な遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の遊技機としては、乱数を
用いた抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄の入賞
フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転リ
ールが停止した状態で、前記入賞フラグ成立中の入賞図
柄が所定の停止位置で停止したことを条件として入賞が
確定して遊技者に利益を付与するように設定されてい
る。
【0003】そして、入賞フラグが成立していることの
報知や、或いは入賞フラグが成立している可能性が大き
いことの報知等の入賞フラグ成立に関する情報を報知す
るか否かや、どのような種類の報知内容にするかは、入
賞抽選手段による入賞抽選と同時、或いは、入賞抽選手
段による入賞抽選の後、乱数を用いた演出抽選により決
定されていた。
【0004】具体的には、回転リールの回転開始の契機
となるスタートスイッチの操作タイミングに基づいて、
乱数を採取し、採取した乱数により、入賞抽選が行われ
る。そして、入賞抽選手段による入賞抽選の結果、所定
の入賞フラグが成立した場合には、当該入賞フラグ成立
中の入賞図柄に関する所定の演出を行うか否かや、どの
ような種類の演出を行うかを、乱数を用いた演出抽選に
より決定していた。その際、演出抽選に使用する乱数取
得のタイミングは、スタートスイッチの操作タイミング
や、かかる操作タイミングから所定時間経過後に設定さ
れていた。すなわち、演出抽選は、入賞抽選手段の入賞
抽選と略同時若しくはそれ以後に行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、入賞抽選手段の入賞抽選のタイミング
と、複数の演出内容から、演出を行うか否かや、いかな
る種類の演出を行うかの演出抽選のタイミングとを、時
間的に、略同時期に設定している。このため、かかる一
時期に中央処理演算装置による演算処理や、当該演算処
理に基づく一連の制御処理が集中し、制御設計の時間的
な自由度が減少するといった第一の問題点があった。
【0006】また、従来の遊技機では、かかる演出抽選
を、入賞抽選手段による入賞抽選と略同時若しくは、そ
の後に行うため、入賞抽選手段による入賞抽選の前に
は、入賞図柄毎に、いかなる種類の演出を行うかが、或
いは行わないかが未決定の状態である。例えば、入賞抽
選手段による入賞抽選の前には、BBゲームの入賞フラ
グが成立した場合、当該入賞フラグが成立していること
の報知を行うか否かや、また、報知を行うとしたら、ど
んな種類のBBゲームの入賞フラグ成立の演出を行うか
が未決定の状態である。このため、入賞抽選手段による
入賞抽選の前に、何らかの演出を行おうとしても、入賞
抽選後の演出内容と、何らかの関連性のあるような一連
の演出内容にすることが難しいという第二の問題点があ
った。
【0007】具体的には、例えば、入賞抽選手段による
入賞抽選の前に、花火の導火線に火を付けるような事前
の演出を行い、入賞抽選結果、所定の入賞図柄の入賞フ
ラグが成立した場合には、花火を打ち上げるような演出
を行い、当該入賞フラグが成立しない場合には導火線の
火が消えるような一連のストーリー性を有し、入賞抽選
の前後で相互に関連性のあるような演出を予め設定する
ことが難しい。それは、入賞抽選の後の演出抽選の結
果、演出を行わないことに決定した場合や、別の種類の
演出に抽選で決定する場合に対応することができないか
らである。このため、入賞抽選の前に何らかの演出を行
う場合、入賞抽選の前後の演出は、相互に独立した関連
性の無い全く別の種類の演出を行うこととなったり、或
いは、種々の複数種類の演出内容から選択できずに限ら
れた選択範囲からしか、演出内容を選択できないことと
なる等、演出として、面白みのある演出内容にすること
が容易では無かった。
【0008】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、上記し
た従来の技術の有する第一の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、演出抽選に伴う中
央処理演算装置による演算処理等が一時期に集中するこ
とを回避することができ、制御装置への負荷を遊技全般
に渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由
度を増加させることができる遊技機を提供しようとする
ものである。
【0009】(請求項2)すなわち、請求項2記載の発
明は、上記した従来の技術の有する第一の問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、演出
決定に伴う中央処理演算装置による演算処理等が一時期
に集中することを回避することができ、制御装置への負
荷を遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制
御設計の自由度を増加させることができる遊技機を提供
しようとするものである。
【0010】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、
上記した従来の技術の有する第二の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、入賞抽選手
段による入賞抽選の前から、遊技者に対して、所定の入
賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を持たせること
ができ、また、入賞抽選の前後において、演出内容に関
して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の演出を
行うことができて、演出を面白みのあるものにすること
ができ、遊技を興味溢れるものにすることができる遊技
機を提供しようとするものである。
【0011】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項4記載の発明は、当該遊技より前の遊技の入
賞抽選時に当該遊技の演出抽選を行うことにより、制御
装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させること
ができ、制御設計の自由度を増加させることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0012】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項5記載の発明は、当該遊技より前の遊技の入
賞抽選時に当該遊技の演出決定を行うことにより、制御
装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させること
ができ、制御設計の自由度を増加させることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0013】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項6記載の発明は、当該遊技より前の遊技の遊
技終了時に当該遊技の演出抽選を行うことにより、制御
装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させること
ができ、制御設計の自由度を増加させることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0014】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項7記載の発明は、当該遊技より前の遊技の遊
技終了時に当該遊技の演出決定を行うことにより、制御
装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させること
ができ、制御設計の自由度を増加させることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0015】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項8記載の発明は、当該遊技より前の遊技のい
ずれかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技の演出
抽選を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に
渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由度
を増加させることができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0016】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を具体
的に特定したものであり、次の点を目的とする。すなわ
ち、請求項9記載の発明は、当該遊技より前の遊技のい
ずれかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技の演出
決定を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に
渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由度
を増加させることができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0017】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項4乃至9のいずれか1項に記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項1
0記載の発明は、より少ない演出抽選処理で効果的に演
出内容を変更することができる遊技機を提供しようとす
るものである。
【0018】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項4乃至9のいずれか1項に記載の発明の
目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項1
1記載の発明は、より少ない演出決定処理で効果的に演
出内容を変更することができる遊技機を提供しようとす
るものである。
【0019】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を
具体的に特定したものであり、次の点を目的とする。す
なわち、請求項12記載の発明は、入賞抽選手段の抽選
前に図柄別特殊演出テーブルを抽選することにより、抽
選処理の一時期への集中を回避し、制御装置への負荷を
遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御設
計の自由度を増加させることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0020】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を
具体的に特定したものであり、次の点を目的とする。す
なわち、請求項13記載の発明は、入賞抽選手段の抽選
前に図柄別特殊演出テーブルを決定することにより、抽
選処理の一時期への集中を回避し、制御装置への負荷を
遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御設
計の自由度を増加させることができる遊技機を提供しよ
うとするものである。
【0021】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
14記載の発明は、大要素特殊演出の特定を容易に行う
ことができて、入賞図柄毎の特殊演出を明確に認識する
ことができる遊技機を提供しようとするものである。
【0022】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
15記載の発明は、特殊演出の認識性を低下させること
ができて、遊技をより困難且つ複雑なものにすることが
でき、遊技が単純なものとなることを回避することがで
きる遊技機を提供しようとするものである。
【0023】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を
具体的に特定したものであり、次の点を目的とする。す
なわち、請求項16記載の発明は、ベットスイッチ又は
投入スイッチによる遊技メダルの投入操作時に演出抽選
を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に渡っ
てより平均化させることができ、制御設計の自由度を増
加させることができる遊技機を提供しようとするもので
ある。
【0024】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明を
具体的に特定したものであり、次の点を目的とする。す
なわち、請求項17記載の発明は、ベットスイッチ又は
投入スイッチによる遊技メダルの投入操作時に演出決定
を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に渡っ
てより平均化させることができ、制御設計の自由度を増
加させることができる遊技機を提供しようとするもので
ある。
【0025】(請求項18)請求項18記載の発明は、
上記した請求項2、3、5、7、9、11、13、1
4、15又は17のいずれか1項に記載の発明の目的に
加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項18記載
の発明は、過去の演出内容と、現在の演出内容と、未来
の演出内容とに、何らかの規則性や、関連性や、連続性
や、特徴性を持たせることができて、演出内容にストー
リ性を持たせたりすること等が可能となり、演出内容を
興味溢れるものにすることができるようにした遊技機を
提供しようとするものである。
【0026】(請求項19)請求項19記載の発明は、
上記した請求項1乃至18のいずれか1項に記載の発明
の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項
19記載の発明は、遊技者に対して、入賞フラグが、既
に、成立しているのではないかとの期待感を、長時間に
わたって、徐々に膨らませて、高揚させることができる
ようにした遊技機を提供しようとするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0028】なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形
態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限
定するものではない。また、図面番号も、発明の実施の
形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を
限定するものでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0029】すなわち、本発明に係る遊技機(10)は、周
囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)と、種々
の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するための
報知装置(66)と、乱数を用いて入賞図柄(61)の抽選を行
うための入賞抽選手段(110)とを備えている。そして、
本発明に係る遊技機(10)は、前記入賞抽選手段(110)の
抽選結果が入賞である場合に当該入賞図柄(61)の入賞フ
ラグが成立し、前記入賞フラグ成立中に、前記回転リー
ル(40)が停止した状態で、前記入賞フラグ成立中の入賞
図柄(61)が所定の停止位置で停止することを条件として
入賞が確定して遊技者に利益を付与するように設定され
ている。
【0030】そして、前記演出は、前記報知装置(66)に
より入賞フラグ成立に関する情報を遊技者に向かって報
知するための演出内容がそれぞれ異なる複数の特殊演出
を有している。そして、前記遊技機(10)は、当該遊技の
前記入賞抽選手段(110)の抽選前、入賞図柄(61)毎に、
複数の前記特殊演出のうちから、いずれの前記特殊演出
を選択するかを乱数を用いた抽選により決定するための
特殊演出選択手段(160)を備えている。そして、前記報
知装置(66)は、前記特殊演出選択手段(160)の抽選結果
に基づいた前記特殊演出を行うことを特徴とする。
【0031】また、ここで、「回転リール(40)」とある
のは、周囲に複数の図柄を表示したものが、実際に回転
するようなものに限定されるものではなく、液晶画面に
表示されるようなものも含まれるものである。具体的に
は、例えば、パチンコ機等の遊技盤面の中央に設けた液
晶装置を使用することにより、周囲に複数の図柄を表示
した回転リールが回転するような画像を当該液晶装置に
よって遊技者に向かって表示するものも含まれる。ま
た、ここで、「遊技機(10)」とは、具体的には、例え
ば、スロットマシンであるが、上述した回転リール(40)
を有するパチンコ機や、その他の遊技機を含むものであ
る。
【0032】また、ここで、「前記報知装置(66)は、前
記特殊演出選択手段(160)の抽選結果に基づいた前記特
殊演出を行う」とは、例えば、入賞抽選手段(110)の抽
選前の特殊演出選択手段(160)の抽選によりBBゲーム
の入賞フラグが成立した場合に特殊演出Aを行うことに
決定しているとき、入賞抽選手段(110)の抽選結果、B
Bゲームの入賞フラグが成立した後、報知装置(66)が当
該特殊演出Aを行うことを含むものである。
【0033】また、ここで、「入賞フラグ成立に関する
情報」とは、主として、入賞フラグが成立していること
の情報を含むものであるが、その他にも、入賞フラグが
成立している可能性があることの情報や、入賞フラグが
成立している可能性の大小の情報や、入賞フラグが成立
していないことの情報や、入賞フラグが成立している入
賞図柄を特定した情報や、複数の入賞図柄のうち、いず
れか一つの入賞図柄に関して入賞フラグが成立している
ことの情報等も含むものである。
【0034】また、ここで、「特殊演出」とは、遊技者
に向かって種々の情報を報知するための演出のうち、入
賞フラグ成立に関する情報を報知するための演出を意味
するものであって、具体的には、例えば、図6の演出
A、B、C、D、E、F、G、Zを意味するものであ
る。 (作用)そして、本発明は、特殊演出選択手段(160)
が、当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前、入賞図柄
毎に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を
選択するかを乱数を用いた抽選により決定している。こ
のため、入賞抽選手段(110)の入賞に関する抽選よりも
時間的に前に、特殊演出選択手段(160)による演出に関
する抽選を行うことができ、両者の実行時を時間的にず
らして、両者の実行時の間隔を開けることができる。こ
れにより、両者の実行時が、略同時期に重なるようなも
のと比較して、中央処理演算装置による演算処理や、当
該演算処理に基づく一連の制御処理が一時期に集中する
ことを回避することができ、制御装置への負荷を遊技全
般に渡ってより平均化させることができ、制御設計の自
由度を増加させることができる。
【0035】(請求項2)請求項2記載の発明は、次の
点を特徴とする。すなわち、本発明に係る遊技機(10)
は、周囲に複数の図柄(61)を表示した回転リール(40)
と、種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知す
るための報知装置(66)と、乱数を用いて入賞図柄(61)の
抽選を行うための入賞抽選手段(110)とを備えている。
【0036】そして、本発明に係る遊技機(10)は、前記
入賞抽選手段(110)の抽選結果が入賞である場合に当該
入賞図柄(61)の入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成
立中に、前記回転リール(40)が停止した状態で、前記入
賞フラグ成立中の入賞図柄(61)が所定の停止位置で停止
することを条件として入賞が確定して遊技者に利益を付
与するように設定されている。
【0037】そして、前記演出は、前記報知装置(66)に
より入賞フラグ成立に関する情報を遊技者に向かって報
知するための演出内容がそれぞれ異なる複数の特殊演出
を有している。そして、前記遊技機(10)は、当該遊技の
前記入賞抽選手段(110)の抽選前、入賞図柄(61)毎に、
複数の前記特殊演出のうちから、いずれの前記特殊演出
を選択するかを決定するための特殊演出選択手段(160)
を備えている。そして、前記報知装置(66)は、前記特殊
演出選択手段(160)の決定結果に基づいた前記特殊演出
を行うことを特徴とする。
【0038】また、ここで、「回転リール(40)」、「遊
技機(10)」とあるのは、請求項1の手段で説明したもの
と同一の意味である。また、ここで、「前記報知装置(6
6)は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果に基づい
た前記特殊演出を行う」とは、例えば、入賞抽選手段(1
10)の抽選前の特殊演出選択手段(160)の決定によりBB
ゲームの入賞フラグが成立した場合に特殊演出Aを行う
ことに決定しているとき、入賞抽選手段(110)の抽選結
果、BBゲームの入賞フラグが成立した後、報知装置(6
6)が当該特殊演出Aを行うことを含むものである。
【0039】また、ここで、「入賞フラグ成立に関する
情報」、「特殊演出」とあるのは、請求項1の手段で説
明したものと同一の意味である。 (作用)そして、本発明は、特殊演出選択手段(160)
が、当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前、入賞図柄
毎に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を
選択するかを決定している。このため、入賞抽選手段(1
10)の入賞に関する抽選よりも時間的に前に、特殊演出
選択手段(160)による演出に関する決定を行うことがで
き、両者の実行時を時間的にずらして、両者の実行時の
間隔を開けることができる。これにより、両者の実行時
が、略同時期に重なるようなものと比較して、中央処理
演算装置による演算処理や、当該演算処理に基づく一連
の制御処理が一時期に集中することを回避することがで
き、制御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化さ
せることができ、制御設計の自由度を増加させることが
できる。
【0040】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、
次の点を特徴とする。すなわち、前記報知装置(66)によ
る前記特殊演出は、前記入賞抽選手段(110)の抽選前に
行われるものを含むことを特徴とする。
【0041】なお、ここで、「前記報知装置(66)による
前記特殊演出は、前記入賞抽選手段(110)の抽選前に行
われるものを含む」の「前記特殊演出」には、例えば、
入賞抽選手段(110)の抽選前に、当該遊技では、いずれ
の入賞フラグが成立しているかを遊技者に向かって略完
全に報知する略完全告知(100%完全告知ではない
が、それに近似したもの)を入賞フラグ成立後に行うこ
とを知らせるようなものを含むものである。具体的に
は、例えば、BB、RB、ベル、プラム、チェリー、リ
プレイ、ハズレの各フラグが成立した場合のそれぞれの
特殊演出を、A、B、C、D、E、F、A’と設定す
る。ここで、特殊演出A、B、C、D、E、Fは、それ
ぞれの演出内容が異なるものであり、また、ハズレの特
殊演出A’は、BBの特殊演出Aと演出内容が近似して
いるものとする。そして、ハズレの場合の特殊演出A’
の特殊演出選択手段(160)の演出抽選の抽選確率を、1
00分の1程度の低いものに設定するようなものを含む
ものである。上述したような略完全告知の特殊演出を、
いずれかの入賞フラグが成立した場合には行うことを、
入賞抽選手段(110)の入賞抽選前に報知することによ
り、遊技者は入賞抽選前であっても期待感を持って遊技
を進めることができ、入賞フラグ成立後は、遊技者に有
利に遊技を進めることができるものである。
【0042】また、ここで、「前記報知装置(66)による
前記特殊演出は、前記入賞抽選手段(110)の抽選前に行
われるものを含む」とは、例えば、入賞抽選手段(110)
の抽選前の特殊演出選択手段(160)の抽選によりBBゲ
ームの入賞フラグが成立した場合に特殊演出Aを行うこ
とに決定しているとき、入賞抽選手段(110)の抽選前、
すなわち、BBゲームの入賞フラグが成立する前、報知
装置(66)が、当該特殊演出Aの演出内容に関連するよう
な演出を行うことを含むものである。具体的には、例え
ば、BBゲームの入賞図柄の特殊演出Aが、導火線に火
の付いた爆弾が大爆発するような演出内容であり、特殊
演出Aの演出内容に関連するような演出が、爆弾の導火
線に火が点火されるような演出内容である。すなわち、
特殊演出選択手段(160)の選択により、BBゲームの入
賞図柄の特殊演出として、爆弾が大爆発するような特殊
演出Aに決定されているような場合に、入賞抽選手段(1
10)の抽選前、爆弾の導火線に火が点火されるような関
連演出が行われるものである。
【0043】さらに、本発明は、例えば、入賞抽選手段
(110)の抽選前の特殊演出選択手段(160)の抽選により、
いずれの入賞フラグも成立していない、いわゆるハズレ
の場合に特殊演出Zを行うことに決定しているとき、入
賞抽選手段(110)の抽選前、報知装置(66)が、当該特殊
演出Zの演出内容に関連するような演出を行うことを含
むものである。具体的には、例えば、ハズレの特殊演出
Zが、爆弾の導火線の火が消えるような演出内容であ
り、特殊演出Zの演出内容に関連するような演出が、爆
弾の導火線に火が点火されるような演出内容である。す
なわち、特殊演出選択手段(160)の選択により、ハズレ
の特殊演出として、爆弾の導火線の火が消えるような特
殊演出Zに決定されているような場合に、入賞抽選手段
(110)の抽選前、爆弾の導火線に火が点火されるような
関連演出が行われるものである。
【0044】なお、ここで、上述した「特殊演出」に
は、遊技者に向かっていかなる報知も行わない演出無し
も含まれるものである。具体的には、例えば、入賞抽選
手段(110)の抽選前における特殊演出選択手段(160)の抽
選結果、いずれの入賞フラグも成立していないハズレの
場合にいずれの報知も行わないような特殊演出Zに決定
しているとき、入賞抽選手段(110)の抽選前にも、報知
装置(66)が、いずれの報知も行わないようなものを含む
ものである。
【0045】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、入賞図柄毎に、入賞フラグが成立した場合、特殊
演出を行うか否かや、特殊演出を行う場合には、複数の
特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を選択するかを
決定により、当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前に
既に決定している。すなわち、入賞抽選手段(110)によ
る入賞抽選の前には、入賞図柄毎に、入賞フラグが成立
した場合、特殊演出を行うか否かや、特殊演出を行う場
合には、いかなる種類の演出を行うかが、既に決定され
ている。このため、所定の入賞図柄(例えば、BBゲー
ムの入賞図柄)に関して、既に特殊演出選択手段(160)
により決定されている入賞図柄毎の特殊演出(報知無し
も含む)に関連した演出(報知無しも含む)を、入賞抽
選手段(110)による入賞抽選の前に、行うことが可能と
なる。これにより、かかる演出は、入賞フラグ成立後の
演出の内容や発生頻度とは全く無関係に入賞抽選前に何
らかの演出を行うようなものと比較して、入賞フラグ成
立後の特殊演出の内容との間に関連性を有し、また、入
賞フラグ成立後の当該特殊演出の発生頻度との間に相関
性を有することが可能となる。したがって、入賞抽選手
段(110)による入賞抽選の前から、遊技者に対して、所
定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を持たせ
ることが可能となる。
【0046】そして、所定図柄に関して、入賞抽選手段
(110)による入賞抽選の前後に、それぞれ何らかの関連
性のあるような一連の演出(いずれの報知も行われない
ような演出も含む)を行うことが可能となる。このた
め、入賞抽選の前後において、演出内容に関して、物語
性や、連続性や、関連性のある一連の演出を行うことが
できて、演出を面白みのあるものにすることができ、遊
技を興味溢れるものにすることができる。
【0047】(請求項4)請求項4記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0048】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技に用いる
ための入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を抽選により決定
している。そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(130)
は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果を記憶して
いる。そして、前記報知装置(66)は、前記入賞抽選手段
(110)の抽選の結果に基づいて、前記図柄別特殊演出記
憶手段(130)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊演出
を、当該遊技で行うことを特徴とする。
【0049】なお、ここで、「前記特殊演出選択手段(1
60)は、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技
に用いるための入賞図柄毎の前記特殊演出を抽選により
決定し」のうち、「当該遊技より前の遊技」とは、現在
の遊技よりも、少なくとも一つ前の遊技を意味するもの
であって、現在の遊技の一つ前の遊技でも良く、また、
現在の遊技から二つ以上の前の遊技でも良いものであ
る。
【0050】また、「入賞抽選時」とは、入賞抽選手段
(110)による入賞図柄の抽選を行うための乱数取得のタ
イミングと略同じ時期に行われるようなものを含むもの
であって、具体的には、例えば、遊技者によるスタート
スイッチ(30)の操作時を含むものである。また、「当該
遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊演出を抽選に
より決定し」とは、各入賞図柄毎に入賞フラグが成立し
た場合に、入賞フラグ成立に関する報知を行うか否か
や、報知を行う場合には、いかなる種類の報知を行うか
を抽選により決定するものを含むものである。具体的に
は、図4に示すように、BB、RB・・等の入賞図柄毎
に、演出内容A、B乃至Z等を抽選で決定しているもの
である。
【0051】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時、入賞図柄毎
に、当該遊技に用いるための特殊演出を抽選により決定
している。このため、当該遊技の入賞抽選手段(110)の
入賞に関する抽選よりも時間的に前に、特殊演出選択手
段(160)による演出に関する抽選を行うことができ、両
者の実行時を時間的にずらして、両者の実行時の間隔を
一遊技以上開けることができる。これにより、両者の実
行時が、当該遊技の略同時期に重なるようなものと比較
して、抽選処理に伴う中央処理演算装置による演算処理
や、当該演算処理に基づく一連の制御処理が一時期に集
中することを回避することができ、制御装置への負荷を
遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御設
計の自由度を増加させることができる。
【0052】本発明は、特殊演出選択手段(160)が、当
該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技に用いるた
めの入賞図柄毎の特殊演出を抽選により決定している。
このため、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時、入賞図
柄毎に、入賞フラグが成立した場合に特殊演出を行うか
否かや、いかなる種類の特殊演出を行うかが決定されて
いる。すなわち、当該遊技が開始したときには、入賞図
柄毎の特殊演出が決定されている。このため、入賞図柄
毎の特殊演出に関連した演出を、当該遊技を開始したと
きから行うような場合には、入賞抽選手段(110)による
入賞抽選の前、当該遊技を開始したときから、遊技者に
対して、所定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待
感を持たせることが可能となる。
【0053】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0054】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0055】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技に用いる
ための入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を決定している。
そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(130)は、前記特
殊演出選択手段(160)の決定結果を記憶している。そし
て、前記報知装置(66)は、前記入賞抽選手段(110)の抽
選の結果に基づいて、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊演出を、当該遊技
で行うことを特徴とする。
【0056】なお、ここで、「前記特殊演出選択手段(1
60)は、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技
に用いるための入賞図柄毎の前記特殊演出を決定し」の
うち、「当該遊技より前の遊技」とは、現在の遊技より
も、少なくとも一つ前の遊技を意味するものであって、
現在の遊技の一つ前の遊技でも良く、また、現在の遊技
から二つ以上の前の遊技でも良いものである。
【0057】また、「入賞抽選時」とは、入賞抽選手段
(110)による入賞図柄の抽選を行うための乱数取得のタ
イミングと略同じ時期に行われるようなものを含むもの
であって、具体的には、例えば、遊技者によるスタート
スイッチ(30)の操作時を含むものである。また、「当該
遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊演出を決定
し」とは、各入賞図柄毎に入賞フラグが成立した場合
に、入賞フラグ成立に関する報知を行うか否かや、報知
を行う場合には、いかなる種類の報知を行うかを決定す
るものを含むものである。具体的には、図32に示すよ
うに、BB、RB・・等の入賞図柄毎に、演出内容A、
B乃至Z等を予め定められた所定の順序に従って決定し
ているものである。
【0058】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時、入賞図柄毎
に、当該遊技に用いるための特殊演出を決定している。
このため、当該遊技の入賞抽選手段(110)の入賞に関す
る決定よりも時間的に前に、特殊演出選択手段(160)に
よる演出に関する抽選を行うことができ、両者の実行時
を時間的にずらして、両者の実行時の間隔を一遊技以上
開けることができる。これにより、両者の実行時が、当
該遊技の略同時期に重なるようなものと比較して、決定
処理に伴う中央処理演算装置による演算処理や、当該演
算処理に基づく一連の制御処理が一時期に集中すること
を回避することができ、制御装置への負荷を遊技全般に
渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由度
を増加させることができる。
【0059】本発明は、特殊演出選択手段(160)が、当
該遊技より前の遊技の入賞抽選時に当該遊技に用いるた
めの入賞図柄毎の特殊演出を決定している。このため、
当該遊技より前の遊技の入賞抽選時、入賞図柄毎に、入
賞フラグが成立した場合に特殊演出を行うか否かや、い
かなる種類の特殊演出を行うかが決定されている。すな
わち、当該遊技が開始したときには、入賞図柄毎の特殊
演出が決定されている。このため、入賞図柄毎の特殊演
出に関連した演出を、当該遊技を開始したときから行う
ような場合には、入賞抽選手段(110)による入賞抽選の
前、当該遊技を開始したときから、遊技者に対して、所
定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を持たせ
ることが可能となる。
【0060】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0061】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0062】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技の遊技終了時に当該遊技に用いる
ための入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を抽選により決定
している。そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(130)
は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果を記憶して
いる。
【0063】そして、前記報知装置(66)は、前記入賞抽
選手段(110)の抽選の結果に基づいて、前記図柄別特殊
演出記憶手段(130)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊
演出を、当該遊技で行うことを特徴とする。 (作用)本発明は、特殊演出選択手段(160)が、当該遊
技より前の遊技の遊技終了時、入賞図柄毎に、当該遊技
に用いるための特殊演出を抽選により決定している。こ
のため、当該遊技の入賞抽選手段(110)の入賞に関する
抽選よりも時間的に前に、特殊演出選択手段(160)によ
る演出に関する抽選を行うことができ、両者の実行時を
時間的にずらして、両者の実行時の間隔を開けることが
できる。これにより、両者の実行時が、当該遊技の略同
時期に重なるようなものと比較して、中央処理演算装置
による演算処理や、当該演算処理に基づく一連の制御処
理等が一時期に集中することを回避することができ、制
御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させるこ
とができ、制御設計の自由度を増加させることができ
る。
【0064】本発明は、当該遊技より前の遊技の遊技終
了時において既に特殊演出選択手段(160)により、当該
遊技に用いるための入賞図柄毎の特殊演出が決定してい
る。このため、入賞図柄毎の特殊演出に関連した演出
を、当該遊技を開始したときから行うような場合には、
入賞抽選手段(110)による入賞抽選の前、当該遊技を開
始したときから、遊技者に対して、所定の入賞図柄に関
する入賞フラグ成立の期待感を持たせることが可能とな
る。
【0065】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0066】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0067】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技の遊技終了時に当該遊技に用いる
ための入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を決定している。
そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(130)は、前記特
殊演出選択手段(160)の決定結果を記憶している。そし
て、前記報知装置(66)は、前記入賞抽選手段(110)の抽
選の結果に基づいて、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊演出を、当該遊技
で行うことを特徴とする。
【0068】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技より前の遊技の遊技終了時、入賞図柄毎
に、当該遊技に用いるための特殊演出を決定している。
このため、当該遊技の入賞抽選手段(110)の入賞に関す
る抽選よりも時間的に前に、特殊演出選択手段(160)に
よる演出に関する抽選を行うことができ、両者の実行時
を時間的にずらして、両者の実行時の間隔を開けること
ができる。これにより、両者の実行時が、当該遊技の略
同時期に重なるようなものと比較して、中央処理演算装
置による演算処理や、当該演算処理に基づく一連の制御
処理等が一時期に集中することを回避することができ、
制御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させる
ことができ、制御設計の自由度を増加させることができ
る。
【0069】本発明は、当該遊技より前の遊技の遊技終
了時において既に特殊演出選択手段(160)により、当該
遊技に用いるための入賞図柄毎の特殊演出が決定してい
る。このため、入賞図柄毎の特殊演出に関連した演出
を、当該遊技を開始したときから行うような場合には、
入賞抽選手段(110)による入賞抽選の前、当該遊技を開
始したときから、遊技者に対して、所定の入賞図柄に関
する入賞フラグ成立の期待感を持たせることが可能とな
る。
【0070】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0071】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0072】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リール(40)
の停止操作時に当該遊技に用いるための入賞図柄(61)毎
の前記特殊演出を抽選により決定している。そして、前
記図柄別特殊演出記憶手段(130)は、前記特殊演出選択
手段(160)の決定結果を記憶している。
【0073】そして、前記報知装置(66)は、前記入賞抽
選手段(110)の抽選の結果に基づいて、前記図柄別特殊
演出記憶手段(130)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊
演出を、当該遊技で行うことを特徴とする。なお、ここ
で、「当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リー
ル(40)の停止操作時に当該遊技に用いるための入賞図柄
毎の前記特殊演出を抽選により決定し」とは、当該遊技
より前の遊技におけるいずれかの回転リール(40)の遊技
者による停止操作(ストップスイッチ(50)の押下)の契
機として、特殊演出選択手段(160)の演出抽選のための
乱数取得のためのタイミングを採取するようなものを含
むものである。
【0074】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リー
ル(40)の停止操作時、入賞図柄毎に、当該遊技に用いる
ための特殊演出を抽選により決定している。このため、
当該遊技の入賞抽選手段(110)の入賞に関する抽選より
も時間的に前に、特殊演出選択手段(160)による演出に
関する抽選を行うことができ、両者の実行時を時間的に
ずらして、両者の実行時の間隔を開けることができる。
これにより、両者の実行時が、当該遊技の略同時期に重
なるようなものと比較して、中央処理演算装置による演
算処理や、当該演算処理に基づく一連の制御処理が一時
期に集中することを回避することができ、制御装置への
負荷を遊技全般に渡ってより平均化させることができ、
制御設計の自由度を増加させることができる。
【0075】本発明は、当該遊技より前の遊技のいずれ
かの前記回転リール(40)の停止操作時において既に特殊
演出選択手段(160)により当該遊技に用いるための入賞
図柄毎の特殊演出が決定している。このため、入賞図柄
毎の特殊演出に関連した演出を、当該遊技を開始したと
きから行うような場合、入賞抽選手段(110)による入賞
抽選の前、当該遊技を開始したときから、遊技者に対し
て、所定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を
持たせることが可能となる。
【0076】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0077】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴
点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊技機
(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情報を
記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備えて
いる。
【0078】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リール(40)
の停止操作時に当該遊技に用いるための入賞図柄(61)毎
の前記特殊演出を決定している。そして、前記図柄別特
殊演出記憶手段(130)は、前記特殊演出選択手段(160)の
決定結果を記憶している。
【0079】そして、前記報知装置(66)は、前記入賞抽
選手段(110)の抽選の結果に基づいて、前記図柄別特殊
演出記憶手段(130)に記憶させた入賞図柄(61)毎の特殊
演出を、当該遊技で行うことを特徴とする。なお、ここ
で、「当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リー
ル(40)の停止操作時に当該遊技に用いるための入賞図柄
毎の前記特殊演出を決定し」とは、当該遊技より前の遊
技におけるいずれかの回転リール(40)の遊技者による停
止操作(ストップスイッチ(50)の押下)を契機として、
特殊演出選択手段(160)の演出決定を行うようなもので
ある。
【0080】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技より前の遊技のいずれかの前記回転リー
ル(40)の停止操作時、入賞図柄毎に、当該遊技に用いる
ための特殊演出を決定している。このため、当該遊技の
入賞抽選手段(110)の入賞に関する抽選よりも時間的に
前に、特殊演出選択手段(160)による演出に関する抽選
を行うことができ、両者の実行時を時間的にずらして、
両者の実行時の間隔を開けることができる。
【0081】これにより、両者の実行時が、当該遊技の
略同時期に重なるようなものと比較して、中央処理演算
装置による演算処理や、当該演算処理に基づく一連の制
御処理が一時期に集中することを回避することができ、
制御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させる
ことができ、制御設計の自由度を増加させることができ
る。
【0082】本発明は、当該遊技より前の遊技のいずれ
かの前記回転リール(40)の停止操作時において既に特殊
演出選択手段(160)により当該遊技に用いるための入賞
図柄毎の特殊演出が決定している。このため、入賞図柄
毎の特殊演出に関連した演出を、当該遊技を開始したと
きから行うような場合、入賞抽選手段(110)による入賞
抽選の前、当該遊技を開始したときから、遊技者に対し
て、所定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を
持たせることが可能となる。
【0083】したがって、かかる場合には、所定図柄に
関して、当該遊技の開始からの演出と、入賞抽選の後の
演出とを、それぞれ何らかの関連性のあるような一連の
演出(いずれの報知も行われないような演出も含む)を
当該遊技を開始したときから行うことが可能となる。こ
のため、かかる場合には、当該遊技の開始からの演出内
容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある一連の
演出を行うことができて、演出を面白みのあるものにす
ることができ、遊技を興味溢れるものにすることができ
る。
【0084】(請求項10)請求項10記載の発明は、
上記した請求項4乃至9のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特
殊演出選択手段(160)は、当該遊技より前の遊技の入賞
フラグが成立した入賞図柄(61)の前記特殊演出を前記抽
選により決定している。
【0085】そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果に基づい
て、当該入賞図柄(61)の特殊演出を書き換えることを特
徴とする。なお、ここで、「前記特殊演出選択手段(16
0)は、当該遊技より前の遊技の入賞フラグが成立した入
賞図柄の前記特殊演出を前記抽選により決定し」とは、
当該遊技より前の遊技で入賞フラグが成立した入賞図柄
の特殊演出の種類を、前記抽選により決定することを意
味するものである。なお、ここで、「前記抽選」は、当
該遊技より前の遊技の入賞抽選時や、当該遊技より前の
遊技の遊技終了時や、当該遊技より前の遊技のいずれか
の前記回転リール(40)の停止操作時等に行われるものを
含むものである。具体的には、例えば、当初、特殊演出
のテーブルとして図4に示すような演出内容を有してい
る場合であって、当該遊技より前の遊技で、入賞図柄ベ
ルの入賞フラグが成立したとき、図8に示す演出判定テ
ーブルにより、入賞図柄ベルの特殊演出のみを特殊演出
選択手段(160)が抽選により、例えば特出演出Eに決定
するようなものを含むものである。
【0086】また、ここで、「前記図柄別特殊演出記憶
手段(130)は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果に
基づいて、当該入賞図柄の特殊演出を書き換える」と
は、具体的には、例えば、上述した例の場合、特殊演出
選択手段(160)の抽選の結果により、入賞図柄ベルの特
殊演出が、当初Cに設定されていたものから、Eに変更
されるようなものを含むものである。すなわち、入賞図
柄毎の演出内容を記憶した演出テーブルを、図4に示す
ような入賞図柄ベルの特殊演出をCに設定しているもの
から、図5に示すような入賞図柄ベルの特殊演出をEに
設定したものに書き換えるようなことを含むものであ
る。
【0087】(作用)本発明は、当該遊技より前の遊技
の入賞フラグが成立した入賞図柄の前記特殊演出を抽選
により決定し、当該入賞図柄の前記特殊演出の内容を当
該抽選結果に基づいて書き換えている。このため、前の
遊技で実際に演出が遊技者に向かって行われた入賞図柄
の特殊演出だけを変更することにより、入賞図柄と特殊
演出との対応関係を遊技者に解り難くすることができ
る。これにより、全ての入賞図柄の特殊演出を毎回、演
出抽選によりシャッフルするようなものと比較して、よ
り少ない演出抽選処理で効果的に演出内容を変更するこ
とができる。
【0088】(請求項11)請求項11記載の発明は、
上記した請求項4乃至9のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記特
殊演出選択手段(160)は、当該遊技より前の遊技の入賞
フラグが成立した入賞図柄(61)の前記特殊演出を決定し
ている。
【0089】そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果に基づい
て、当該入賞図柄(61)の特殊演出を書き換えることを特
徴とする。なお、ここで、「前記特殊演出選択手段(16
0)は、当該遊技より前の遊技の入賞フラグが成立した入
賞図柄の前記特殊演出を決定し」とは、当該遊技より前
の遊技で入賞フラグが成立した入賞図柄の特殊演出の種
類を、決定することを意味するものである。なお、ここ
で、「決定」は、当該遊技より前の遊技の入賞抽選時
や、当該遊技より前の遊技の遊技終了時や、当該遊技よ
り前の遊技のいずれかの前記回転リール(40)の停止操作
時等に行われるものを含むものである。具体的には、例
えば、当初、特殊演出のテーブルとして図4に示すよう
な演出内容を有している場合であって、当該遊技より前
の遊技で、入賞図柄ベルの入賞フラグが成立したとき、
図32に示す演出順序テーブルにより、入賞図柄ベルの
特殊演出のみを特殊演出選択手段(160)が決定により、
例えば特出演出Eに決定するようなものを含むものであ
る。
【0090】また、ここで、「前記図柄別特殊演出記憶
手段(130)は、前記特殊演出選択手段(160)の決定結果に
基づいて、当該入賞図柄の特殊演出を書き換える」と
は、具体的には、例えば、上述した例の場合、特殊演出
選択手段(160)の決定の結果により、入賞図柄ベルの特
殊演出が、当初Cに設定されていたものから、予め定め
た所定の順序に従って、Eに変更されるようなものを含
むものである。すなわち、入賞図柄毎の演出内容を記憶
した演出テーブルを、図4に示すような入賞図柄ベルの
特殊演出をCに設定しているものから、図5に示すよう
な入賞図柄ベルの特殊演出をEに設定したものに書き換
えるようなことを含むものである。
【0091】(作用)本発明は、当該遊技より前の遊技
の入賞フラグが成立した入賞図柄の前記特殊演出を決定
し、当該入賞図柄の前記特殊演出の内容を当該抽選結果
に基づいて書き換えている。このため、前の遊技で実際
に演出が遊技者に向かって行われた入賞図柄の特殊演出
だけを変更することにより、入賞図柄と特殊演出との対
応関係を遊技者に解り難くすることができる。これによ
り、全ての入賞図柄の特殊演出を毎回、演出決定により
シャッフルするようなものと比較して、より少ない演出
決定処理で効果的に演出内容を変更することができる。
【0092】(請求項12)請求項12記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊
技機(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情
報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備
えている。
【0093】そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を有する複数種類
の図柄別特殊演出テーブル(131)を備えている。そし
て、前記特殊演出選択手段(160)は、前記入賞抽選手段
(110)の抽選前、複数種類の前記図柄別特殊演出テーブ
ル(131)のうちから、いずれの図柄別特殊演出テーブル
(131)を選択するかを乱数を用いた抽選により決定して
いる。
【0094】そして、前記報知装置(66)は、前記特殊演
出選択手段(160)の選択した前記図柄別特殊演出テーブ
ル(131)に基づいて、前記入賞抽選手段(110)の抽選結果
に対応した特殊演出を行うことを特徴とする。なお、こ
こで、「入賞図柄毎の前記特殊演出を有する複数種類の
図柄別特殊演出テーブル(131)」とは、具体的には、図
20のT1乃至T5に示すようなものである。例えば、
図柄別特殊演出テーブルT1(131)は、入賞図柄BBの
ときに特殊演出A、入賞図柄RBのときに特殊演出B、
入賞図柄ベルのときに特殊演出C、入賞図柄プラムのと
きに特殊演出D、入賞図柄チェリーのときに特殊演出
E、入賞図柄リプレイのときに特殊演出F、ハズレのと
きに特殊演出Z(報知無し)が設定されているものであ
る。
【0095】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前、図柄別
特殊演出テーブル(131)を抽選により決定しているた
め、入賞抽選と演出抽選とが同時期に重なるようなもの
と比較して、演算処理や、当該演算処理に基づく一連の
制御処理が一時期に集中することを回避することがで
き、制御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化さ
せることができ、制御設計の自由度を増加させることが
できる。
【0096】本発明は、特殊演出選択手段(160)が、い
ずれの図柄別特殊演出テーブル(131)を選択するかを、
乱数を用いた抽選により、当該遊技の入賞抽選手段(11
0)の抽選前に決定している。すなわち、入賞抽選手段(1
10)による入賞抽選の前には、各入賞図柄毎の特殊演出
を有する図柄別特殊演出テーブル(131)が決定され、入
賞図柄毎に、入賞フラグが成立した場合、特殊演出を行
うか否かや、特殊演出を行う場合には、いかなる種類の
演出を行うかが、既に決定されている。このため、所定
の入賞図柄(例えば、BBゲームの入賞図柄)に関し
て、既に図柄別特殊演出テーブル(131)に記憶されてい
る特殊演出(報知無しも含む)に関連した演出(報知無
しも含む)を、入賞抽選手段(110)による入賞抽選の前
に、行うことが可能となる。これにより、かかる演出
は、入賞フラグ成立後の演出の内容や発生頻度とは全く
無関係に入賞抽選前に何らかの演出を行うようなものと
比較して、入賞フラグ成立後の特殊演出の内容との間に
関連性を有し、また、入賞フラグ成立後の当該特殊演出
の発生頻度との間に相関性を有することが可能となる。
したがって、入賞抽選手段(110)による入賞抽選の前か
ら、遊技者に対して、所定の入賞図柄に関する入賞フラ
グ成立の期待感を持たせることが可能となる。
【0097】そして、所定図柄に関して、入賞抽選手段
(110)による入賞抽選の前後に、それぞれ何らかの関連
性のあるような一連の演出(いずれの報知も行われない
ような演出も含む)を行うことが可能となるため、入賞
抽選の前後において、演出内容に関して、物語性や、連
続性や、関連性のある一連の演出を行うことができて、
演出を面白みのあるものにすることができ、遊技を興味
溢れるものにすることができる。
【0098】そして、本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、予め設定した複数種類の図柄別特殊演出テーブル
(131)のうちから、いずれの図柄別特殊演出テーブル(13
1)を選択するかを決定している。このため、図柄別特殊
演出テーブル(131)における各入賞図柄毎の特殊演出
(報知無しを含む)を、予め所定の分類方法や、演出内
容によって自由に設定することができる。これにより、
図柄別特殊演出テーブル(131)毎に、演出内容に共通の
特徴を有する特殊演出を組み合わせることができ、ま
た、全ての入賞図柄の特殊演出の演出内容の設定を一度
に変更することができる。したがって、特殊演出の演出
内容の設定の自由度を増加させることができる。そし
て、入賞抽選手段(110)の抽選前後において、効果的な
互いに関連性のある演出を行うことを可能とするもので
ある。
【0099】具体的には、例えば、一つの図柄別特殊演
出テーブル(131)の各入賞図柄毎の特殊演出の全てを特
殊演出Z(報知無し)に設定することにより、当該図柄
別特殊演出テーブル(131)を選択した場合、いかなる報
知も行われないようにすることができる。また、一つの
図柄別特殊演出テーブル(131)の各入賞図柄毎の特殊演
出の全てを、例えば、花火や爆弾やキャラクター等の共
通のテーマや概念を有する演出内容に設定することによ
り、入賞抽選手段(110)の抽選前から、かかる共通のテ
ーマや概念を有する特殊演出の演出内容に関連した演出
を行うことができるものである。
【0100】そして、特殊演出選択手段(160)が、複数
種類の図柄別特殊演出テーブル(131)から、いずれの図
柄別特殊演出テーブル(131)を選択するかを乱数を用い
た抽選で選択する際の抽選確率を、所定の数値に設定す
ることにより、特殊演出の発生頻度や信頼度を一括して
設定することができる。具体的には、例えば、一つの図
柄別特殊演出テーブル(131)の各入賞図柄毎の特殊演出
の全てを特殊演出Z(報知無し)に設定し、残りの図柄
別特殊演出テーブル(131)には、特殊演出Z(報知無
し)が含まれないように設定する。そして、前記特殊演
出Zのみからなる図柄別特殊演出テーブル(131)の抽選
確率を60%に設定すると、当該遊技における特殊演出
Z(報知無し)の発生頻度は、統計的に見たとき、10
回のうち、6回発生することとなる。また、例えば、図
20に示すようなT1乃至T5の5つの図柄別特殊演出
テーブル(131)を設け、T1乃至T5の抽選確率を、1
0%、10%、10%、10%、60%にそれぞれ設定
した場合、特殊演出Fが発生したときのリプレイの入賞
フラグが成立している信頼度は、30%(T1+T2+
T3)となるものである。
【0101】(請求項13)請求項13記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊
技機(10)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出に関する情
報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手段(130)を備
えている。
【0102】そして、前記図柄別特殊演出記憶手段(13
0)は、入賞図柄(61)毎の前記特殊演出を有する複数種類
の図柄別特殊演出テーブル(131)を備えている。そし
て、前記特殊演出選択手段(160)は、前記入賞抽選手段
(110)の抽選前、複数種類の前記図柄別特殊演出テーブ
ル(131)のうちから、いずれの図柄別特殊演出テーブル
(131)を選択するかを決定している。
【0103】そして、前記報知装置(66)は、前記特殊演
出選択手段(160)の選択した前記図柄別特殊演出テーブ
ル(131)に基づいて、前記入賞抽選手段(110)の抽選結果
に対応した特殊演出を行うことを特徴とする。なお、こ
こで、「入賞図柄毎の前記特殊演出を有する複数種類の
図柄別特殊演出テーブル(131)」とは、具体的には、図
20のT1乃至T5に示すようなものである。例えば、
図柄別特殊演出テーブルT1(131)は、入賞図柄BBの
ときに特殊演出A、入賞図柄RBのときに特殊演出B、
入賞図柄ベルのときに特殊演出C、入賞図柄プラムのと
きに特殊演出D、入賞図柄チェリーのときに特殊演出
E、入賞図柄リプレイのときに特殊演出F、ハズレのと
きに特殊演出Z(報知無し)が設定されているものであ
る。
【0104】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前、図柄別
特殊演出テーブル(131)を決定しているため、入賞抽選
と演出決定とが同時期に重なるようなものと比較して、
演算処理や、当該演算処理に基づく一連の制御処理が一
時期に集中することを回避することができ、制御装置へ
の負荷を遊技全般に渡ってより平均化させることがで
き、制御設計の自由度を増加させることができる。
【0105】本発明は、特殊演出選択手段(160)が、い
ずれの図柄別特殊演出テーブル(131)を選択するかを、
当該遊技の入賞抽選手段(110)の抽選前に決定してい
る。すなわち、入賞抽選手段(110)による入賞抽選の前
には、各入賞図柄毎の特殊演出を有する図柄別特殊演出
テーブル(131)が決定され、入賞図柄毎に、入賞フラグ
が成立した場合、特殊演出を行うか否かや、特殊演出を
行う場合には、いかなる種類の演出を行うかが、既に決
定されている。このため、所定の入賞図柄(例えば、B
Bゲームの入賞図柄)に関して、既に図柄別特殊演出テ
ーブル(131)に記憶されている特殊演出(報知無しも含
む)に関連した演出(報知無しも含む)を、入賞抽選手
段(110)による入賞抽選の前に、行うことが可能とな
る。これにより、かかる演出は、入賞フラグ成立後の演
出の内容や発生頻度とは全く無関係に入賞抽選前に何ら
かの演出を行うようなものと比較して、入賞フラグ成立
後の特殊演出の内容との間に関連性を有し、また、入賞
フラグ成立後の当該特殊演出の発生頻度との間に相関性
を有することが可能となる。したがって、入賞抽選手段
(110)による入賞抽選の前から、遊技者に対して、所定
の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を持たせる
ことが可能となる。
【0106】そして、所定図柄に関して、入賞抽選手段
(110)による入賞抽選の前後に、それぞれ何らかの関連
性のあるような一連の演出(いずれの報知も行われない
ような演出も含む)を行うことが可能となるため、入賞
抽選の前後において、演出内容に関して、物語性や、連
続性や、関連性のある一連の演出を行うことができて、
演出を面白みのあるものにすることができ、遊技を興味
溢れるものにすることができる。
【0107】そして、本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、予め設定した複数種類の図柄別特殊演出テーブル
(131)のうちから、いずれの図柄別特殊演出テーブル(13
1)を選択するかを決定している。このため、図柄別特殊
演出テーブル(131)における各入賞図柄毎の特殊演出
(報知無しを含む)を、予め所定の分類方法や、演出内
容によって自由に設定することができる。これにより、
図柄別特殊演出テーブル(131)毎に、演出内容に共通の
特徴を有する特殊演出を組み合わせることができ、ま
た、全ての入賞図柄の特殊演出の演出内容の設定を一度
に変更することができる。したがって、特殊演出の演出
内容の設定の自由度を増加させることができる。そし
て、入賞抽選手段(110)の抽選前後において、効果的な
互いに関連性のある演出を行うことを可能とするもので
ある。
【0108】具体的には、例えば、一つの図柄別特殊演
出テーブル(131)の各入賞図柄毎の特殊演出の全てを特
殊演出Z(報知無し)に設定することにより、当該図柄
別特殊演出テーブル(131)を選択した場合、いかなる報
知も行われないようにすることができる。また、一つの
図柄別特殊演出テーブル(131)の各入賞図柄毎の特殊演
出の全てを、例えば、花火や爆弾やキャラクター等の共
通のテーマや概念を有する演出内容に設定することによ
り、入賞抽選手段(110)の抽選前から、かかる共通のテ
ーマや概念を有する特殊演出の演出内容に関連した演出
を行うことができるものである。
【0109】そして、特殊演出選択手段(160)が、複数
種類の図柄別特殊演出テーブル(131)から、いずれの図
柄別特殊演出テーブル(131)を選択するかを、所定の順
番に設定することにより、特殊演出の発生頻度や信頼度
を一括して設定することができる。具体的には、例え
ば、一つの図柄別特殊演出テーブル(131)の各入賞図柄
毎の特殊演出の全てを特殊演出Z(報知無し)に設定
し、残りの図柄別特殊演出テーブル(131)には、特殊演
出Z(報知無し)が含まれないように設定する。そし
て、前記特殊演出Zのみからなる図柄別特殊演出テーブ
ル(131)の発生回数を10回のうち、6回に設定する
と、当該遊技における特殊演出Z(報知無し)の発生頻
度は、統計的に見たとき、10回のうち、6回発生する
こととなる。
【0110】(請求項14)請求項14記載の発明は、
上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
特殊演出は、演出内容がそれぞれ異なる複数の大要素特
殊演出を有し、前記大要素特殊演出は、一種類からなる
ことを特徴とする。
【0111】なお、ここで、「大要素特殊演出」とは、
特殊演出を構成する大きな要素であり、それぞれが異な
る演出内容から形成されるものである。具体的には、例
えば、図6のA、B・・G、Zのそれぞれ(例えばA)
を意味するものである。また、ここで、「特殊演出は、
演出内容がそれぞれ異なる複数の大要素特殊演出を有
し」とは、具体的には、例えば、図6に示すように、特
殊演出は、演出内容がそれぞれ異なる複数の大要素特殊
演出A、B、C・・G、Zから構成されていることを意
味するものである。
【0112】また、ここで、「大要素特殊演出は、一種
類からなる」とは、具体的には、例えば、図6に示す大
要素特殊演出Aの内容が、図6に示すように、音a→発
光a→発光b→音bの一つの種類からなることを意味す
るものである。また、ここで、「大要素特殊演出は、一
種類からなる」とあるが、大要素特殊演出は、複数の入
賞図柄の特殊演出として、同一のものが使用される場合
を含むものである。具体的には、例えば、特殊演出A
が、入賞図柄BBだけではなく、他の入賞図柄ベルにも
使用されるようなものを含むものである。
【0113】(作用)本発明は、大要素特殊演出が、一
種類からなる。このため、抽選等による不確定要因が全
く入り込まずに、入賞図柄毎に決定されている一種類の
大要素特殊演出が行われる。これにより、遊技者は、大
要素特殊演出の特定を容易に行うことができて、入賞図
柄毎の特殊演出を明確に認識することができる。
【0114】(請求項15)請求項15記載の発明は、
上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載の発明
の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記
特殊演出は、演出内容がそれぞれ異なる複数の大要素特
殊演出を有し、前記大要素特殊演出は、演出内容がそれ
ぞれ異なる複数の小要素特殊演出を有している。
【0115】そして、前記特殊演出選択手段(160)は、
複数の小要素特殊演出のうちから、いずれの小要素特殊
演出を選択するかを決定している。そして、前記報知装
置(66)は、前記特殊演出選択手段(160)の選択の結果、
決定された前記小要素特殊演出を行うことを特徴とす
る。なお、ここで、「大要素特殊演出は、演出内容がそ
れぞれ異なる小要素特殊演出を有し」とは、具体的に
は、例えば、図20に示すように、大要素特殊演出A
が、小要素特殊演出a1と、小要素特殊演出a2と、小
要素特殊演出a3と、小要素特殊演出a4と、小要素特
殊演出a5とを有しているようなものを含むものであ
る。そして、小要素特殊演出a1から小要素特殊演出a
5は、図20に示すように、互いに異なる演出内容を有
しているようなものを含むものである。
【0116】また、ここで、「いずれの小要素特殊演出
を選択するかを決定し」とあるが、決定するための選択
の手段は、特に限定されるものではなく、例えば、予め
定めた所定の順番により選択するものや、抽選により選
択するものや、遊技者の所定の操作結果により選択する
もの等を含むものである。 (作用)本発明は、大要素特殊演出が、さらに、演出内
容が異なる複数の小要素特殊演出を有している。そし
て、特殊演出選択手段(160)により複数の小要素特殊演
出(例えばa1乃至a5)のうちから選択した小要素特
殊演出(例えばa1)を、報知装置(66)により行ってい
る。このため、大要素特殊演出が一種類ではなく、複数
種類、存在することとなり、遊技者にとって、現在行わ
れている特殊演出が、いずれの大要素特殊演出であるか
を明確に特定することが容易ではなくなる。これによ
り、特殊演出の認識性を低下させることができて、遊技
をより困難且つ複雑なものにすることができ、遊技が単
純なものとなることを回避することができる。
【0117】(請求項16)請求項16記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊
技機(10)は、投入された遊技メダルを検知するための投
入スイッチ(15)と、投入されて貯留した遊技メダル枚数
を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ(16)と、前
記投入スイッチ(15)又は前記ベットスイッチ(16)による
遊技メダルの投入操作後に操作可能状態になるととも
に、遊技者の操作を契機として前記回転リール(40)の回
転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とを備えて
いる。
【0118】そして、前記入賞抽選手段(110)の抽選
は、前記スタートスイッチ(30)の操作を契機として開始
するように設定されている。そして、前記特殊演出選択
手段(160)は、前記ベットスイッチ(16)又は投入スイッ
チ(15)による遊技メダルの投入操作時、入賞図柄(61)毎
に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を選
択するかを抽選により決定していることを特徴とする。
【0119】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、ベットスイッチ(16)又は投入スイッチ(15)による
遊技メダルの投入操作時、入賞図柄毎に、複数の特殊演
出のうちから、いずれの特殊演出を選択するかを抽選に
より決定している。このため、スタートスイッチ(30)の
操作を契機として開始する入賞抽選手段(110)の入賞に
関する抽選よりも時間的に前に、特殊演出選択手段(16
0)による演出に関する抽選を行うことができ、両者の実
行時を時間的にずらして、両者の実行時の間隔を開ける
ことができる。これにより、両者の実行時が、略同時期
に重なるようなものと比較して、中央処理演算装置によ
る演算処理や、当該演算処理に基づく一連の制御処理が
一時期に集中することを回避することができ、制御装置
への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させることがで
き、制御設計の自由度を増加させることができる。
【0120】(請求項17)請求項17記載の発明は、
上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の
特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記遊
技機(10)は、投入された遊技メダルを検知するための投
入スイッチ(15)と、投入されて貯留した遊技メダル枚数
を減じてメダル投入に代えるベットスイッチ(16)と、前
記投入スイッチ(15)又は前記ベットスイッチ(16)による
遊技メダルの投入操作後に操作可能状態になるととも
に、遊技者の操作を契機として前記回転リール(40)の回
転を開始させるためのスタートスイッチ(30)とを備えて
いる。
【0121】そして、前記入賞抽選手段(110)の抽選
は、前記スタートスイッチ(30)の操作を契機として開始
するように設定されている。そして、前記特殊演出選択
手段(160)は、前記ベットスイッチ(16)又は投入スイッ
チ(15)による遊技メダルの投入操作時、入賞図柄(61)毎
に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を選
択するかを決定していることを特徴とする。
【0122】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、ベットスイッチ(16)又は投入スイッチ(15)による
遊技メダルの投入操作時、入賞図柄毎に、複数の特殊演
出のうちから、いずれの特殊演出を選択するかを決定し
ている。このため、スタートスイッチ(30)の操作を契機
として開始する入賞抽選手段(110)の入賞に関する抽選
よりも時間的に前に、特殊演出選択手段(160)による演
出に関する決定を行うことができ、両者の実行時を時間
的にずらして、両者の実行時の間隔を開けることができ
る。これにより、両者の実行時が、略同時期に重なるよ
うなものと比較して、中央処理演算装置による演算処理
や、当該演算処理に基づく一連の制御処理が一時期に集
中することを回避することができ、制御装置への負荷を
遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御設
計の自由度を増加させることができる。 (請求項18)請求項18記載の発明は、上記した請求
項2、3、5、7、9、11、13、14、15又は1
7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点
を特徴とする。
【0123】すなわち、前記特殊演出選択手段(160)
は、いずれの前記特殊演出を選択するかの決定を、予め
定められた所定の順序に従って行うことを特徴とする。
本発明は、具体的には、図32に示すような予め定めら
れた所定の順序に従って、特殊演出選択手段(160)が、
入賞抽選手段(110)の抽選前、いずれの特殊演出を選択
するかを決定するようなものを含むものである。
【0124】本発明は、具体的には、例えば、所定の入
賞図柄の特殊演出の順序を、同一種類の音の音量が、少
しずつ大きくなるような特殊演出を順番に並べることに
より、所定の入賞図柄の入賞を予想することができるよ
うなものを含むものである。また、本発明は、具体的に
は、例えば、所定の入賞図柄の特殊演出の順序を、連続
性や、ストーリ性のある動画面とすることにより、当該
演出が過去の演出と関連性があることを理解できるよう
なものを含むものである。
【0125】(作用)本発明は、特殊演出選択手段(16
0)が、いずれの特殊演出を選択するかの決定を、乱数に
よる抽選によって行うものではなく、予め定められた所
定の順序に従って行っている。このため、乱数による抽
選のときのような、特殊演出が全くランダムな発生傾向
となるのではなく、特殊演出の発生順序を、特徴のある
順序に設定することが可能となる。すなわち、過去の演
出内容と、現在の演出内容と、未来の演出内容とに、何
らかの規則性や、関連性や、連続性や、特徴性を持たせ
ることが可能となる。これにより、演出内容にストーリ
性を持たせたりすること等が可能となり、演出内容を興
味溢れるものにすることができる。 (請求項19)請求項19記載の発明は、上記した請求
項1乃至18のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加
え、次の点を特徴とする。
【0126】すなわち、前記特殊演出は、当該遊技の前
記入賞抽選手段(110)の抽選前に行われる抽選前演出
と、当該遊技の前記入賞抽選手段(110)の抽選後に行わ
れる抽選後演出とを備え、前記抽選前演出及び前記抽選
後演出は、演出内容に関連性を有するように設定されて
いる。そして、前記特殊演出選択手段(160)は、所定の
入賞図柄の抽選前演出を選択し、前記入賞抽選手段(11
0)の抽選結果、当該入賞図柄に入賞した場合、当該入賞
図柄の抽選後演出を選択するように設定されている。
【0127】そして、前記報知装置(66)は、前記特殊演
出選択手段(160)の決定に基づいた所定の入賞図柄の抽
選前演出を行い、当該入賞図柄に入賞した場合、当該入
賞図柄の抽選後演出を行うことを特徴とする。 (作用)本発明は、特殊演出が、抽選前演出と、抽選後
演出とを備えている。そして、入賞抽選手段(110)の抽
選前に、抽選前演出が行われることにより、遊技者は、
何らかの入賞フラグが、既に、成立しているのではない
かとの期待感を持つことができる。そして、入賞フラグ
成立の期待感を高揚させた状態で、入賞抽選手段(110)
の抽選結果、当該入賞図柄に入賞した場合、その抽選前
演出の演出内容に関連性を有する抽選後演出が行われ、
遊技者の興奮を倍増させることができる。
【0128】そして、抽選前演出と、抽選後演出とは、
演出内容に関連性を有するように設定されているため、
入賞抽選手段(110)の抽選の前から、長時間にわたっ
て、遊技者の入賞への期待感を徐々に膨らませることが
できる。
【0129】
【発明の実施の形態】(第一の実施の形態) (図面の説明)図1乃至図17は、本発明の第一の実施
の形態を示すものである。図1は遊技機の入力、制御及
び出力のブロック図、図2は特殊演出選択手段のブロッ
ク図、図3は遊技機の外観正面図、図4は前回の遊技で
決定した今回の遊技の演出テーブルの概略説明図、図5
は今回の遊技で決定して書換後の次回の遊技の演出テー
ブルの概略説明図、図6は各特殊演出の演出内容の概略
説明図、図7はBBフラグ成立時の演出判定テーブルの
概略説明図、図8はRBフラグ成立時の演出判定テーブ
ルの概略説明図、図9はベルフラグ成立時の演出判定テ
ーブルの概略説明図、図10はプラムフラグ成立時の演
出判定テーブルの概略説明図、図11はチェリーフラグ
成立時の演出判定テーブルの概略説明図、図12はリプ
レイフラグ成立時の演出判定テーブルの概略説明図、図
13はハズレフラグ成立時の演出判定テーブルの概略説
明図及び図14乃至図17は遊技機の動作の概略のフロ
ーをそれぞれ示すものである。
【0130】(遊技機10)図3中、10は、遊技機10を示
すものである。遊技機10は、図3に示すように、四角箱
状の筐体11を有する。前記筐体11の中央部から上部に
は、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形
成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三
個の回転リール40の図柄61を見ることができる図柄表示
窓13が形成されている。
【0131】上記回転リール40は、図3の向かって左端
側に位置する左側回転リール43と、図3の向かって右端
側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール
43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール
44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側に
は、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上
の斜め方向に二本の合計五本の有効入賞ラインが形成さ
れている。
【0132】遊技機10の内部には、図示していないが、
遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20(図
1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラ
ムを読み込むことで、次の(1)及び(2)の装置を有
するものである。
【0133】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 図1に示すように、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するための遊技制御装置21と、ランプやスピーカ等
の表示装置66を制御するための演出制御装置22とが内蔵
されている。また、CPUは、遊技制御装置21及び演出
制御装置22に、それぞれ一個ずつ配置されているが、特
にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御
しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するよう
にしても良いものである。
【0134】また、CPU、ROM、RAM及びI/O
等は一体化されてワンチップを構成しても良いものであ
る。 (遊技制御装置21)上記遊技制御装置21は、スタートス
イッチ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リ
ール40の回転及び停止を制御するためのものである。そ
して、この遊技制御装置21は、次の(1)乃至(3)の
手段として機能する。
【0135】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0136】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (演出制御装置22)上記演出制御装置22は、主として演
出データに関するものであって、報知ランプ69やスピー
カ67等の報知装置66を制御するためのものである。そし
て、遊技制御装置21の内部データの信頼性を担保するた
め、遊技制御装置21と演出制御装置22との間での信号の
やりとりは、一方通行となるように設定されている。す
なわち、遊技制御装置21から、演出制御装置22に向かっ
て出力信号のみが送出され、この演出制御装置22から遊
技制御装置21に向かっていかなる信号も送出されないよ
うに設定されている。これにより、抽選確率等の入賞抽
選に関するデータを有する遊技制御装置21のデータ保護
を容易なものにすることができる。
【0137】そして、この演出制御装置22は、次の
(1)乃至(3)の手段として機能する。 (1)入賞演出データ記憶手段120 (2)入賞演出制御手段150 (3)特殊演出選択手段160 また、演出制御装置22としては、上記した(1)乃至
(3)の手段に限定されるものではなく、他の手段を含
んでいても良い。
【0138】また、ここで、遊技機10は、遊技制御装置
21を配置した主基板23の他に、前記演出制御装置22を配
置したサブ基板24を設けているものである。このため、
サブ基板24を交換することにより、演出内容の一部だけ
が異なる姉妹機を簡単に製造することができる。また、
サブ基板24のみを容量や性能が異なる別のものに簡単に
交換することができるため、演出内容だけを、例えば、
静止画からなる文字表示だけ等の比較的簡単な演出内容
のものから、種々の背景の中で、キャラクターが登場す
る等の多色、高精細の動画からなる複雑な種々の演出内
容のもの等に容易に変更することができる。
【0139】また、遊技機に使用する制御プログラムを
開発するにあたって、主基板23とサブ基板24とに分離さ
れていることにより、開発中のバグが、主基板23側に存
在するのか、サブ基板24側に存在するのかの判断を容易
に行うことができ、制御プログラム全体を見直さなけれ
ばならなくなる可能性が低くなり、デバッグを容易に行
うことができ、制御プログラムの開発期間の短縮を図る
ことができる。
【0140】また、遊技の制御を行う主基板23と、演出
データ等を有するサブ基板24とを有しているため、主基
板23は外部からの操作や交換や異物の浸入が難しい密閉
式の容器内に堅固に固定し、サブ基板24は外部からの交
換が容易な容器内に簡便な手段により着脱可能に取り付
けることが可能となる。これにより、演出データ等は、
簡単に他のものに交換することができるが、抽選確率等
の重要データは外部から操作できないような構造のもの
に設計することが容易となる。
【0141】なお、本実施の形態は、上述したような主
基板23及びサブ基板24を備えているが、特にこれに限定
されるものではなく、主基板23のみからなるようなもの
や、或いは、更に複数のサブ基板24を備えているような
ものでも良いものである。 (入力段)上記制御装置20の入力段には、図1に示すよ
うに、次のパーツが接続されている。
【0142】(1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0143】(出力段)上記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)リールユニット60 (2)ホッパーユニット65 (3)報知装置66(報知ランプ69、スピーカ67及び表示
装置68) なお、出力段としては、上記した(1)乃至(3)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0144】(投入スイッチ15)上記投入スイッチ15
は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18か
ら投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)上記ベットスイッチ16は、図3に
示すように、回転リール40の下方に位置するスイッチで
あって、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるため
のものである。
【0145】(精算スイッチ17)上記精算スイッチ17
は、図3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置
するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出す
ためのものである。 (スタートスイッチ30)上記スタートスイッチ30は、図
3に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレ
バーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッ
チ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Re
play)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リー
ルユニット60の駆動を開始させるためのものである。
【0146】なお、ここで、「再遊技(リプレイ、Repl
ay)」とは、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技
(リプレイ、Replay)」のフラグが成立し、「再遊技
(リプレイ、Replay)」の図柄が有効入賞ライン上に揃
うことにより、次の遊技において、遊技メダルを新たに
投入することなく、再度、遊技を行うことができるもの
である。
【0147】(ストップスイッチ50)上記ストップスイ
ッチ50は、リールユニット60の駆動を停止させるための
ものである。具体的には、ストップスイッチ50は、図3
に示すように、各回転リール40に対応した三個のスイッ
チから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置
されているものである。回転リール40に対応したストッ
プスイッチ50の操作により、当該対応した回転リール40
が回転を停止するように設定されているものである。
【0148】(リールユニット60)上記リールユニット
60は、特に図示しないが枠体に固定或いは支持された三
個のモータと、各々のモータの出力軸に固定された三個
の回転リール40とから構成されている。そして、各回転
リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転
ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42と
を備えている。このリールテープ42の外周面には、複数
個(例えば21個)の図柄61が表示されている。
【0149】(ホッパーユニット65)上記ホッパーユニ
ット65は、図示しないが、遊技の結果に基づいて、遊技
者にメダルを払い出すためのものである。 (報知装置66)上記報知装置66は、遊技者に入賞等を音
や光や映像で報知させるためのものである。具体的に
は、報知装置66は、筐体11の下部に埋め込まれた左右2
個のスピーカ67と、表示窓12の上部中央に配置されたド
ット状の大型パネルLEDからなる表示装置68と、表示
窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備え
ているものである。そして、この報知装置66は、演出制
御装置22の制御により、入賞時にスピーカ67から入賞音
を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることに
より、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示
させることにより、遊技者に入賞等を報知させるための
ものである。
【0150】上記報知装置66が行う演出には、この報知
装置66により入賞フラグ成立に関する情報を遊技者に向
かって報知するための特殊演出を有している。そして、
上記報知装置66は、特殊演出選択手段160の抽選結果に
基づいた特殊演出を行うものである。そして、上記報知
装置66は、入賞抽選手段110の入賞抽選前に、所定の図
柄の特殊演出に関連する演出を行うものである。
【0151】(特殊演出)上記特殊演出は、入賞フラグ
成立に関する情報を遊技者に向かって報知するために、
報知装置66により行われる演出である。この特殊演出
は、その演出内容がそれぞれ異なる複数のものからなる
ものである。上記特殊演出は、図6に示すように、演出
内容がそれぞれ異なるA、B、C、D、E、F、G及び
Zからなる大要素特殊演出を備えている。そして、大要
素特殊演出Aは、二種類の音a及び音bと、二種類の発
光形態である発光a及び発光bとから構成されるもので
あって、音a→発光a→発光b→音bの順に行われる一
連の演出全体を意味するものである。すなわち、大要素
特殊演出Aは、上述した音及び発光形態の組合せからな
る一種類のものからなるものである。
【0152】なお、ここで、音aと音bとは異なる音で
あり、音aが「ドン」という太鼓の音であり、音bが
「ピー」という笛の音からなるものである。また、発光
aと発光bとは異なる発光形態であり、発光aが、5個
の報知ランプ69のうち、左下の報知ランプ69の点灯であ
り、発光bが、右下の報知ランプ69の点灯である。もち
ろん、これらの音や発光形態は上述したものに限定され
るものではなく、遊技者から見て、異なる音や、異なる
発光形態として認識できるものであれば、他の種類の音
や発光形態からなるものでも良いものである。そして、
図6に示すように、他の大要素特殊演出B乃至Gも、大
要素特殊演出Aと同様に、種々の音や発光形態から構成
されているものである。そして、かかる大要素特殊演出
A乃至Gを構成する音a乃至pや、発光a乃至pは、そ
れぞれの内容の詳細な説明は省略するが、上述した大要
素特殊演出Aと同様に、遊技者が、異なる音や、異なる
発光形態であることを認識できるように設定されている
ものである。なお、発光は、報知ランプ69だけではな
く、中央に位置するドット状の大型パネルLEDからな
る表示装置68を用いても良いものである。また、表示装
置68の変わりに液晶表示装置を配置して、種々の停止画
像や動画像を用いても良いものである。
【0153】また、ここで、上記特殊演出は、入賞抽選
手段110の入賞抽選前に行われる関連演出を含むもので
ある。この入賞抽選手段110の入賞抽選前に行われる関
連演出は、所定の入賞図柄の特殊演出の演出内容に関連
する演出である。具体的には、例えば、入賞図柄BBの
特殊演出が上述した大要素特殊演出Aのように、音a→
発光a→発光b→音bの順に行われる一連の演出全体を
意味するものであるときに、かかる入賞抽選手段110の
入賞抽選前に行われる入賞図柄BBに関連した演出は、
大要素特殊演出の一部からなるようなものであって、そ
れらの音a、音b、発光a、発光bのいずれか一つだけ
を報知装置66により行うようなものである。もちろん、
いずれか一つに限定されるものではなく、いずれか二
つ、若しくは三つを組み合わせたような演出でも良いも
のである。すなわち、上述した例の場合には、大要素特
殊演出Aの一部からなるようなものである。
【0154】さらに、入賞抽選の前に行われる関連演出
は、所定の入賞図柄の特殊演出の一部でなくても、かか
る特殊演出の内容を想起できるようなものや、内容的に
物語性や、関連性があるようなものでも良いものであ
る。具体的には、例えば、入賞図柄BBの特殊演出であ
る大要素特殊演出Aが、打ち上げ花火が上がるような演
出内容である場合に、打ち上げ花火の導火線に火が点火
され、導火線の火が燃えているような関連演出を設定し
ても良いものである。
【0155】もちろん、この関連演出は、入賞抽選前の
演出であるため、入賞抽選の結果、当該入賞フラグが成
立しない場合には、演出が行われ、或いは、他の演出が
行われるものである。そして、所定の入賞フラグが成立
した場合には、関連演出の後に、当該入賞図柄の特殊演
出が行われて、入賞抽選の前後で、演出内容に関連性や
物語性を有することができるものである。したがって、
遊技者は、かかる関連演出が開始されることにより、当
該入賞図柄の入賞フラグ成立の期待感を高揚させること
ができるものである。
【0156】(通常遊技制御手段70)上記通常遊技制御
手段70は、通常遊技を行わせるためのものである。すな
わち、メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を
条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時に
は前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ
30を操作すると、リールユニット60が駆動され、三個の
回転リール40が回転を開始する。その後、ストップスイ
ッチ50の一個を操作すると、当該対応する回転リール40
の回転が停止する。そして、ストップスイッチ50を三個
全て操作し終わると、三個の回転リール40の回転が全て
停止する。このとき、表示窓12の有効入賞ライン上に、
予め設定された図柄61が停止すると、ホッパーユニット
65を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メ
ダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
【0157】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(リプレイ、Replay)」とを備えている。そして、その
抽選結果がいずれかの入賞となった場合(内部的当選、
内部的入賞または内部当たりとも言う。)、その入賞に
対応した入賞フラグが成立する。そして、抽選結果が特
別入賞である場合に、特別入賞フラグが成立し、この特
別入賞フラグ成立中に、リールユニット60の回転リール
40の停止図柄61の組み合わせが、予め定められた所定の
特別入賞図柄61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が
三個揃うもの)と一致したことを条件に入賞が確定し、
遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されてい
る。そして、抽選により特別入賞フラグが成立したが、
回転リール40の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄
61と一致していない場合、それ以後の遊技に特別入賞フ
ラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。
なお、小役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技
で入賞を確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利
の次の遊技への持ち越しはない。
【0158】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0159】(特別遊技制御手段80)上記特別遊技制御
手段80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊
技としては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無い場合にも単独で行われるものである。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0160】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。そして、特別遊技制御手段80は、図1に示すよ
うに、大別すると、次の手段を備える。
【0161】(1)特定導入遊技制御手段91(BBゲー
ム制御手段90) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)上記特定導入遊技制御手段
91は、BBゲームを制御するためのBBゲーム制御手段
90である。
【0162】具体的には、BBゲームに移行すると、通
常遊技と同様の小役遊技が、最大3枚のメダルの投入に
よって開始され、3つの回転リールの回転を各々停止さ
せた際に、有効入賞ライン上に入賞図柄が揃っているか
否かによって、メダルの払い出しが行われるものであ
る。したがって、BBゲーム中の小役遊技では、通常遊
技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものであ
る。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するた
めの特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合に
は、その後RBゲームに移行するものである。
【0163】なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへ
の移行が、例えば最大3回行われることになっているた
めに、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述し
たような通常遊技と同様な小役遊技の抽選及び制御が行
われるものである。そして、BBゲームでは、BBゲー
ム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或
いはBBゲーム中の小役遊技が所定の最大回数、例えば
最大30回の終了により、BBゲームは終了するもので
ある。もちろん、BBゲーム中のRBゲームや、小役遊
技の最大回数は、上述したものに限定されるものではな
く、遊技機10の種類の違いにより、他の回数(例えば、
RBゲームの最大回数が2回)に設定されているもので
も良いものである。
【0164】(特定遊技制御手段101)上記特定遊技制
御手段101は、RBゲームを制御するためのものであ
る。具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1
枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が表示窓12
のセンターライン上に揃った場合に入賞確定となる特定
入賞遊技が行われるものである。そして、RBゲームで
は、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12回行える
ものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が可能であ
る。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、或いは最
大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲームは終
了するものである。
【0165】(入賞抽選手段110)上記入賞抽選手段110
は、予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判
定の抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110
による抽選結果が入賞である場合(内部的当選、内部的
入賞または内部当たりとも言う。)に入賞フラグが成立
し、この入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄
の組み合わせが予め定められた入賞図柄と一致したこと
を条件に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、
特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
【0166】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0167】(乱数発生手段111)上記乱数発生手段111
は、入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で
0乃至65535)で発生させるものである。なお、こ
こで、「乱数発生手段」には、ソフト乱数としての平均
採中法(n桁の数字を2乗して中央のn桁の数を取り出
すことの繰り返しによる乱数発生方法)等で乱数を発生
させることができるものや、一定範囲の数字を高速で1
ずつ加算するカウンタを用いて構成するものがある。例
えば、0乃至16383の範囲の数字を、1秒間に数百
万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられ
る。そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイ
ッチを押したタイミングでカウンタの数字を読みとるこ
ととなる。このように形成すると、「乱数発生手段」で
は乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出
手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のよう
な分布となるものである。このように結果として乱数の
ような分布を示す数字が得られる手段を、ここでは、
「乱数発生手段」或いは「乱数抽出手段」に含めて考え
るものである。
【0168】(乱数抽出手段112)上記乱数抽出手段112
は、乱数発生手段111が発生する乱数を、所定の条件
(例えば、スタートスイッチ30の操作)で抽出するもの
である。なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとす
る。 (入賞判定テーブル113)上記入賞判定テーブル113は、
乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入賞項目の
入賞領域を有するものである。
【0169】(判定手段114)上記判定手段114は、乱数
抽出手段112が抽出した抽出乱数データと、入賞判定テ
ーブル113の抽選確率データを基に乱数発生手段111がと
る乱数の全領域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞
判定領域データとを照合し、当該抽出乱数データが属す
る入賞領域に対応する入賞を決定するものである。
【0170】(入賞演出データ記憶手段120)上記入賞
演出データ記憶手段120は、報知装置66の演出データを
記憶するためのものである。上記入賞演出データ記憶手
段120は、図1に示すように、大別すると、次の手段を
備える。
【0171】(1)図柄別特殊演出記憶手段130 (2)演出内容記憶手段140 なお、入賞演出データ記憶手段120としては、上記した
(1)及び(2)に限定されるものではない。 (図柄別特殊演出記憶手段130)上記図柄別特殊演出記
憶手段130は、入賞図柄毎の特殊演出に関する情報を記
憶するためのものである。具体的には、特殊演出選択手
段160が、今回の遊技より一つ前の遊技の入賞抽選時
に、今回遊技に用いるための入賞図柄毎の特殊演出を抽
選により選択する。そして、図柄別特殊演出記憶手段13
0が、特殊演出選択手段160が選択した結果を記憶するも
のである。
【0172】例えば、図4に示すように、図柄別特殊演
出記憶手段130は、各入賞図柄毎の特殊演出の種類を記
憶しているものである。具体的には、前回の遊技で特殊
演出選択手段160の抽選の結果、図4に示すような演出
テーブルが決定されているものである。そして、この演
出テーブルには、入賞図柄BBは特殊演出A、入賞図柄
RBは特殊演出B、入賞図柄ベルは特殊演出C、入賞図
柄プラムは特殊演出D、入賞図柄チェリーは特殊演出
F、入賞図柄リプレイは特殊演出G、ハズレは特殊演出
Z(演出無し)が記載されている。そして、図柄別特殊
演出記憶手段130は、かかる演出テーブルの内容が記憶
されているものである。そして、今回の遊技の入賞抽選
時に、特殊演出選択手段160が、次回の遊技に用いるた
めの入賞図柄の抽選を行う。そして、図柄別特殊演出記
憶手段130は、かかる抽選結果に基づいて、演出テーブ
ルの内容を書き換えたものを、再度、次の遊技のために
記憶するものである。以後、遊技を進める毎に、当該記
憶処理が繰り返し行われるように設定されているもので
ある。
【0173】なお、図柄別特殊演出記憶手段130の記憶
内容は、電源のON/OFFに影響されることなく、記
憶が保持されるように設定されているが、電源のON/
OFFや、所定のスイッチ操作等の所定の契機により、
予め定めた初期設定の演出テーブルにリセット可能に設
定しても良いものである。 (演出内容記憶手段140)上記演出内容記憶手段140は、
上述した大要素特殊演出A、・・G、Zのそれぞれの演
出データの内容を記憶しているものである。具体的に
は、図6に示す内容のものが記憶され、さらに、それぞ
れの大要素特殊演出を構成する音a乃至nや、発光a乃
至nの演出データの内容を予め記憶しているものであ
る。
【0174】さらに、演出内容記憶手段140は、BBゲ
ームの入賞確定時の表示装置66のスピーカ67から発生さ
せるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順
序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び
文字列のデータが記憶されている。もちろん、記憶する
演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記
憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の
報知手段によるものを含んでも良いものである。
【0175】(入賞演出制御手段150)上記入賞演出制
御手段150は、入賞演出データ記憶手段120からの各演出
データを、制御装置20等からの制御信号に基づいて、報
知装置66に出力し、かかる装置を制御するためのもので
ある。具体的には、BBゲームや、RBゲーム等や、他
の小役等の入賞フラグ成立の可能性が大きいときや、所
定の入賞フラグ成立中に所定の有効入賞ライン上に当該
入賞図柄が揃うことにより入賞が確定したときに、入賞
演出データ記憶手段120からの演出情報に基づいて、報
知ランプ69の所定位置のランプを点灯や点滅させたり、
スピーカ67から所定の電子音を発生させたり、表示装置
68に所定の図柄模様及び文字列を点灯表示させるための
ものである。
【0176】(特殊演出選択手段160)上記特殊演出選
択手段160は、今回の遊技の入賞抽選手段110による入賞
抽選前、入賞図柄毎に複数の特殊演出のうちから、いず
れの特殊演出を選択するかを乱数を用いた抽選により決
定するためのものである。上記特殊演出選択手段160
は、具体的には、今回の遊技より前の遊技の入賞抽選時
に当該遊技に用いるための入賞図柄毎の特殊演出を乱数
を用いた抽選により決定しているものである。
【0177】なお、ここで、上記特殊演出選択手段160
による特殊演出の抽選のタイミングは、今回の遊技の入
賞抽選手段110による入賞抽選前であれば良いものであ
って、上述したように今回の遊技より一つ前の遊技の入
賞抽選時に限定されるものではなく、今回の遊技より二
つ以上前の遊技の入賞抽選時に行っても良いものであ
る。さらに、特殊演出選択手段160による特殊演出の抽
選のタイミングは、今回の遊技より前の遊技の終了時に
行うようにしても良いものである。さらに、特殊演出選
択手段160による特殊演出の抽選のタイミングは、今回
の遊技より前の遊技のいずれかの回転リール40の遊技者
による回転停止操作、すなわち所定のストップスイッチ
50の押下時に行うようにしても良いものである。さら
に、特殊演出選択手段160による特殊演出の抽選のタイ
ミングは、今回遊技若しくは今回遊技よりも前の遊技に
おけるベットスイッチ16又は投入スイッチ15による遊技
メダルの遊技者による投入操作時に行うようにしても良
いものである。
【0178】上記特殊演出選択手段160は、図2に示す
ように、大別すると、次の手段を備える。 (1)演出乱数発生手段171 (2)演出乱数抽出手段172 (3)演出判定テーブル173 (4)演出判定手段174 なお、特殊演出選択手段160としては、上記した(1)
乃至(4)に限定されるものではない。
【0179】(演出乱数発生手段171)上記演出乱数発
生手段171は、演出抽選用の乱数を所定の領域内(例え
ば十進数で0乃至65535)で発生させるものであ
る。なお、ここで、演出乱数発生手段171及び演出乱数
抽出手段172は、入賞抽選手段110で説明した乱数発生手
段111及び乱数抽出手段112と同様に、あたかも乱数のよ
うな分布となるものである。
【0180】(演出乱数抽出手段172)上記演出乱数抽
出手段172は、演出乱数発生手段171が発生する乱数を、
所定の条件(例えば、スタートスイッチ30の操作や、ス
トップスイッチ50の操作や、入賞抽選処理終了後等の条
件)で抽出するものである。なお、この抽出した乱数を
抽出乱数データとする。
【0181】(演出判定テーブル173)上記演出判定テ
ーブル173は、各入賞図柄毎に予め設定されているもの
であって、演出乱数発生手段171がとる乱数の全領域
中、各入賞項目の入賞領域を有するものである。具体的
には、各入賞図柄毎、演出抽選用の乱数の発生領域範囲
(例えば0乃至65535)における入賞幅となる抽選
確率データを有するものである。これらの抽選確率デー
タを乱数発生領域である65536の数値で割ることに
より、かかる場合の抽選確率(%)が算出可能なもので
ある。各入賞図柄の抽選確率データを抽選確率(%)に
変換した演出判定テーブルを図7乃至図13に示す。
【0182】一例を挙げて説明すると、入賞図柄ベルの
入賞フラグが成立している場合の演出判定テーブルに
は、実際には、大要素特殊演出A、C、E及びZのそれ
ぞれの抽選確率データとして、1311、45875、
1311、17039の数値が記憶されている。これら
の抽選確率データを乱数発生領域である65536の数
値で割ることにより、図9に示すように、かかる場合の
大要素特殊演出A、C、E及びZの抽選確率が算出可能
なものである。すなわち入賞図柄ベルの入賞フラグ成立
時の大要素特殊演出A、C、E及びZのそれぞれの抽選
確率(%)は、2%、70%、2%、26%に設定され
ているものである。そして、かかる場合の各抽選確率デ
ータから算出した抽選確率(%)をまとめると図9のよ
うになるものである。これにより、入賞図柄ベルの入賞
フラグが成立している場合の次の遊技の特殊演出は、抽
選確率70%の割合で、ほとんど大要素特殊演出Cが行
われるように設定されているが、他の大要素特殊演出
A、E、Z(特殊演出無し)も、抽選確率がそれぞれ2
%、2%、26%の割合で、少ない頻度で発生するよう
に設定されている。
【0183】そして、同様に、BBゲームの入賞フラグ
が成立している場合の大要素特殊演出A、B、C、Zの
それぞれの抽選確率データから算出した抽選確率(%)
をまとめると図7のようになるものである。そして、同
様に、RBゲームの入賞フラグが成立している場合の大
要素特殊演出A、B、D、Zのそれぞれの抽選確率デー
タから算出した抽選確率(%)をまとめると図8のよう
になるものである。
【0184】そして、同様に、プラムの入賞フラグが成
立している場合の大要素特殊演出B、D、E、Zのそれ
ぞれの抽選確率データから算出した抽選確率(%)をま
とめると図10のようになるものである。そして、同様
に、チェリーの入賞フラグが成立している場合の大要素
特殊演出C、E、F、Zのそれぞれの抽選確率データか
ら算出した抽選確率(%)をまとめると図11のように
なるものである。
【0185】そして、同様に、リプレイの入賞フラグが
成立している場合の大要素特殊演出A、F、G、Zのそ
れぞれの抽選確率データから算出した抽選確率(%)を
まとめると図12のようになるものである。そして、同
様に、ハズレのフラグが成立している場合の大要素特殊
演出A、B、C、Zのそれぞれの抽選確率データから算
出した抽選確率(%)をまとめると図13のようになる
ものである。
【0186】(演出判定手段174)上記演出判定手段174
は、演出乱数抽出手段172が抽出した抽出乱数データ
と、演出判定テーブル173の抽選確率データを基に演出
乱数発生手段171がとる乱数の全領域中の各大要素特殊
演出の領域からなる入賞判定領域データとを照合し、当
該抽出乱数データが属する領域に対応する特殊演出(大
要素特殊演出)を決定するものである。
【0187】なお、ここで、演出判定テーブル173の抽
選確率データを基に演出乱数発生手段171がとる乱数の
全領域中の各大要素特殊演出の領域からなる入賞判定領
域データとは、上述した例を用いると、具体的には、以
下のように算出されるものである。すなわち、入賞図柄
ベルの入賞フラグが成立している場合の大要素特殊演出
A、C、E、Zのそれぞれの抽選確率データとして、1
311、45875、1311、17039が記憶され
ている場合、大要素特殊演出A、C、E、Zのそれぞれ
の入賞判定領域データは、順に、0〜1310、131
1〜47185、47186〜48496、48497
〜65535となるものである。
【0188】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図14乃至図17に示
したフローを用いて説明する。先ず、図14に示すステ
ップ100において、遊技者により遊技メダルがメダル
投入口18から投入されて投入スイッチ15がONとなる
か、或いはベットスイッチ16が操作されることにより、
ベットスイッチ16がONとなる。そして、次のステップ
101に進む。
【0189】ステップ101において、図柄別特殊演出
記憶手段130から所定図柄の特殊演出データが採取され
る。具体的には、入賞図柄BBの特殊演出Aの演出内容
である音a、発光a、発光b、音bの内容が採取される
ものである。そして、次のステップ102に進む。ステ
ップ102において、所定図柄の特殊演出に関連する関
連演出の実行が行われる。具体的には、例えば、入賞図
柄BBの特殊演出Aの演出内容の一部である音aだけが
行われるものである。
【0190】なお、ここで、関連演出を行うために採取
される所定図柄の特殊演出は、上述した入賞図柄BBの
ものに限定されるものではなく、予め設定した他の入賞
図柄でも良いものである。また、かかる所定図柄の決定
方法は、上述したように所定の入賞図柄に固定しても良
いが、所定の順番により変更しても良く、また、乱数を
用いた抽選により決定しても良いものである。
【0191】また、ここで、特殊演出Aの一部である関
連演出の内容は、予め音aのように設定してあるもので
あるが、順番に変更して、音bや、発光a等にしても良
いものであり、また、抽選により、それらの要素の中か
ら決定するようにしても良いものである。そして、次の
ステップ103に進む。ステップ103において、スタ
ートスイッチ30が操作されることにより、スタートスイ
ッチ30がONとなる。そして、次のステップ104に進
む。
【0192】ステップ104において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
05に進む。ステップ105において、入賞抽選手段11
0の入賞抽選結果に基づいて、図柄別特殊演出記憶手段1
30から対応する特殊演出を採取する。具体的には、例え
ば、入賞抽選手段110の入賞抽選の結果、入賞図柄BB
の入賞フラグが成立した場合、入賞図柄BBの特殊演出
Aの演出内容である音a、発光a、発光b、音bの内容
が採取されるものである。また、例えば、入賞抽選手段
110の入賞抽選の結果、入賞図柄ベルの入賞フラグが成
立した場合、入賞図柄ベルの特殊演出Cの演出内容であ
る音e、発光e、発光f、音fの内容とその順序が採取
されるものである。そして、次のステップ106に進
む。
【0193】ステップ106において、採取した特殊演
出の実行が行われる。具体的には、例えば、入賞抽選手
段110の入賞抽選の結果、入賞図柄BBの入賞フラグが
成立した場合、報知装置66により入賞図柄BBの特殊演
出Aが実行される。すなわち、音a→発光a→発光b→
音bの順序で演出が行われるものである。また、例え
ば、入賞抽選手段110の入賞抽選の結果、入賞図柄ベル
の入賞フラグが成立した場合、報知装置66により入賞図
柄ベルの特殊演出Cが実行される。すなわち、音c→発
光c→発光f→音fの順序で演出が行われるものであ
る。そして、次のステップ107に進む。
【0194】ステップ107において、次回の遊技の演
出を決定するための演出抽選処理が行われる。具体的に
は、例えば、入賞抽選手段110の入賞抽選の結果、入賞
図柄ベルの入賞フラグが成立している場合、図9に示す
ようなベルフラグ成立時の演出判定テーブルにより、次
回遊技の入賞図柄ベルの特殊演出として、大要素特殊演
出A、C、E、Zのうちから、いずれか一つ(例えば、
大要素特殊演出E)が乱数を用いた抽選により決定され
る。そして、次のステップ108に進む。
【0195】ステップ108において、図柄別特殊演出
記憶手段130のデータの書換が行われる。具体的には、
例えば、入賞図柄ベルの入賞フラグが成立して、演出抽
選処理の結果、次の遊技の入賞図柄ベルの特殊演出とし
て、大要素特殊演出Eが決定された場合、図4に示すよ
うな演出テーブルのうち、入賞図柄ベルの演出内容が、
大要素特殊演出Cから大要素特殊演出Eに書き換えられ
るものである。その書換の結果、演出テーブルは、図5
に示すようなものとなるものである。そして、ステップ
109に進む。
【0196】ステップ109において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ110に進む。
ステップ110において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ111に進む。ステップ111にお
いて、回転リール40の回転停止処理が行われる。そし
て、次のステップ112に進む。
【0197】ステップ112において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ113に進む。ステップ113にお
いて、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入
賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、
入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確
定したと判定された場合、次のステップ114に進む。
【0198】ステップ114において、入賞図柄に相当
するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ112において、三個の回転リール40に対
応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判
定された場合、ステップ110に戻る。前記ステップ1
13において、入賞が確定していないと判定された場
合、ステップ114を飛び越して、遊技が終了する。
【0199】上述したステップ104の入賞抽選手段11
0による入賞抽選処理について、図15のフローを用い
て説明する。ステップ200において、入賞抽選手段11
0の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。
【0200】ステップ201において、抽出された乱数
が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そして、次の
ステップ202に進む。ステップ202において、判定
手段114により、抽出された乱数と、入賞判定テーブル1
13の入賞判定領域データとの比較が行われる。そして、
次のステップ203に進む。
【0201】ステップ203において、判定手段114に
より、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113のどの
入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が決定
される。そして、次のステップ204に進む。ステップ
204において、所定の図柄の蹴飛ばしと、所定図柄の
引き込みとが設定される。そして、抽選処理が終了す
る。
【0202】上述したステップ107の特殊演出選択手
段160による演出抽選処理について、図16のフローを
用いて説明する。ステップ250において、特殊演出選
択手段160の演出乱数発生手段171により発生された乱数
の中から演出乱数抽出手段172により乱数が抽出され
る。そして、次のステップ251に進む。
【0203】ステップ251において、抽出された乱数
が演出乱数抽出手段172の内部に記憶される。そして、
次のステップ252に進む。ステップ252において、
演出判定手段174により、抽出された乱数と、演出判定
テーブル173の入賞判定領域データとの比較が行われ
る。そして、次のステップ253に進む。
【0204】ステップ253において、演出判定手段17
4により、抽出された乱数が演出判定テーブル173のどの
領域に含まれるか決定され、演出抽選処理の評価が決定
される。そして、演出抽選処理が終了する。上述したス
テップ111の回転リール40の回転停止処理について、
図17を用いて説明する。
【0205】ステップ300において、所定の図柄に対
して、蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定され
る。そして、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されて
いないと判定された場合、次のステップ301に進む。
ステップ301において、1個の図柄分だけ、回転リー
ル40を回転させる。すなわち、1個の図柄分だけ蹴飛ば
しを行う。そして、次のステップ302に進む。
【0206】ステップ302において、上述した1個の
図柄分だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がス
トップスイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが
判定される。そして、ストップスイッチ50を操作した
後、1図柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄
の数が4個目の場合には、次のステップ303に進む。
ステップ303において、回転リール40の回転を停止さ
せる。これにより、メダル投入から回転リール40の回転
停止までの遊技機10の動作が終了する。
【0207】前記ステップ300において、所定の図柄
の蹴飛ばしの設定が達成されていると判定された場合、
次のステップ304に進む。ステップ304において、
いずれかの図柄に対して引き込みが設定されているか否
かが判定される。そして、いずれかの図柄に対して引き
込みが設定されていると判定された場合、次のステップ
305に進む。
【0208】ステップ305において、引き込み設定が
達成されたか否かが判定される。そして、引き込み設定
が達成されたと判定された場合、次のステップ303に
進む。前記ステップ304において、いずれの図柄に対
しても引き込みが設定されていないと判定された場合、
ステップ303に進む。
【0209】前記ステップ305において、引き込み設
定が達成されていないと判定された場合、ステップ30
1に進む。前記ステップ302において、ストップスイ
ッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転リール40を回転さ
せてずらした図柄の数が4個目でない場合には、ステッ
プ300に戻る。
【0210】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301乃至ステッ
プ305で説明しているが、この例は、引き込み範囲図
柄のうち、基準位置から近い図柄から条件を調査する、
いわゆる最小引き込み停止制御の例である。逆に、引き
込み範囲図柄のうち、基準位置から遠い図柄から条件を
調査する、いわゆる最大引き込み停止制御としても良
い。
【0211】更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0212】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0213】(第二の実施の形態)図18乃至図31
は、本発明の第二の実施の形態を示すものである。図1
8は図柄別特殊演出記憶手段のブロック図、図19は特
殊演出選択手段のブロック図、図20は図柄別特殊演出
テーブルT1乃至T5の概略説明図、図21は演出A判
定テーブルの概略説明図、図22は大要素特殊演出Aの
小要素特殊演出a1乃至a5の演出内容の概略説明図、
図23は演出B判定テーブルの概略説明図、図24は大
要素特殊演出Bの小要素特殊演出b1乃至b5の演出内
容の概略説明図、図25は演出C判定テーブルの概略説
明図、図26は大要素特殊演出Cの小要素特殊演出c1
乃至c3の演出内容の概略説明図、図27は演出D判定
テーブルの概略説明図、図28は大要素特殊演出Dの小
要素特殊演出d1及びd2の演出内容の概略説明図、図
29は遊技機の入力、制御及び出力のブロック図、図3
0及び図31は遊技機の動作のフローをそれぞれ示すも
のである。
【0214】本実施の形態に係る遊技機10の入力、制御
及び出力のブロック図は、第一の実施の形態で使用した
図1と略同一である。本実施の形態は、図柄別特殊演出
記憶手段130が、入賞図柄毎の特殊演出を有する複数種
類の図柄別特殊演出テーブルT1〜T5を備えている。そし
て、特殊演出選択手段160が、入賞抽選手段110の入賞抽
選前、複数種類の図柄別特殊演出テーブルT1〜T5のうち
から、いずれの図柄別特殊演出テーブルを選択するかを
乱数を用いた抽選により決定する。
【0215】さらに、特殊演出は、演出内容がそれぞれ
異なる複数の大要素特殊演出A、B、C・・を有し、こ
の大要素特殊演出A、B、C・・は、演出内容がそれぞ
れ異なる複数の小要素特殊演出(例えば、a1乃至a5
等)を有している。そして、特殊演出選択手段160は、
複数の小要素特殊演出のうちから、いずれの小要素特殊
演出を選択するかを決定している。そして、報知装置66
が、入賞抽選手段110の入賞抽選前に所定図柄の関連演
出を行うとともに、入賞抽選手段110の入賞抽選後、特
殊演出選択手段160の選択した図柄別特殊演出テーブルT
1〜T5に基づいて、入賞抽選手段110の抽選結果に対応し
た特殊演出(小要素特殊演出)を行うことを特徴とする
ものである。その他の構成は、第一の実施の形態と同一
であって、同一の部品番号を付与して説明を省略する。
以下に、本実施の形態を、第一の実施の形態と比較して
異なる点を主として説明する。
【0216】(特殊演出)上記特殊演出は、入賞フラグ
成立に関する情報を遊技者に向かって報知するための報
知装置66により行われる演出である。この特殊演出は、
演出内容がそれぞれ異なる複数の大要素特殊演出A、
B、C、D、E、F、Zを有している。さらに、この大
要素特殊演出A、B、C、D、E、F、Zは、演出内容
が異なる複数の小要素特殊演出(a1乃至a5、b1乃
至b5、c1乃至c3、d1及びd2、e1、f1、z
1)を有している。
【0217】具体的には、大要素特殊演出Aは、図22
に示すように、小要素特殊演出a1と、小要素特殊演出
a2と、小要素特殊演出a3と、小要素特殊演出a4
と、小要素特殊演出a5とを有しているものである。そ
して、小要素特殊演出a1は、二種類の音a1及び音b
1と、二種類の発光形態である発光a1及び発光b1と
から構成されるものであって、音a1→発光a1→発光
b1→音b1の順に行われる一連の演出を意味するもの
である。すなわち、小要素特殊演出a1は、上述した音
及び発光形態からなる一種類のものからなるものであ
る。
【0218】なお、ここで、音a1と音b1とは異なる
音であり、音a1が「ドン」という太鼓の音であり、音
b1が「ピー」という笛の音からなるものである。ま
た、発光a1と発光b1とは異なる発光形態であり、発
光a1が、5個の報知ランプ69のうち、左下の報知ラン
プ69の点灯であり、発光b1が、右下の報知ランプ69の
点灯である。もちろん、これらの音や発光形態は上述し
たものに限定されるものではなく、遊技者から見て、異
なる音や、異なる発光形態として認識できるものであれ
ば、他の種類の音や発光形態からなるものでも良いもの
である。そして、図22に示すように、他の小要素特殊
演出a2乃至a5も、小要素特殊演出a1と同様に、種
々の音や発光形態から構成されているものである。そし
て、かかる小要素特殊演出a1乃至a5を構成する音a
1乃至a5や、音b1乃至b5や、発光a1乃至a5
や、発光b1乃至b5は、それぞれの内容の詳細な説明
は省略するが、上述した小要素特殊演出a1と同様に、
遊技者が、異なる音や、異なる発光形態であることを認
識できるように設定されているものである。なお、発光
は、報知ランプ69だけではなく、中央に位置するドット
状の大型パネルLEDからなる表示装置68を用いても良
いものである。
【0219】そして、大要素特殊演出Bは、図24に示
すように、小要素特殊演出b1と、小要素特殊演出b2
と、小要素特殊演出b3と、小要素特殊演出b4及び小
要素特殊演出b5を有しているものである。そして、小
要素特殊演出b1は、二種類の音c1及び音d1と、二
種類の発光形態である発光c1及び発光d1とから構成
されるものであって、音c1→発光c1→発光d1→音
d1の順に行われる一連の演出を意味するものである。
すなわち、小要素特殊演出b1は、上述した音及び発光
形態からなる一種類のものからなるものである。
【0220】なお、ここで、音c1と音d1とは異なる
音であり、音c1が「ポン」という鼓の音であり、音d
1が「プー」という尺八の音からなるものである。ま
た、発光c1と発光d1とは異なる発光形態であり、発
光c1が、5個の報知ランプ69のうち、左下及び左上の
二個の報知ランプ69の点灯であり、発光d1が、右下及
び右上の二個の報知ランプ69の点灯である。もちろん、
これらの音や発光形態は上述したものに限定されるもの
ではなく、遊技者から見て、異なる音や、異なる発光形
態として認識できるものであれば、他の種類の音や発光
形態からなるものでも良いものである。そして、図24
に示すように、他の小要素特殊演出b2乃至b5も、小
要素特殊演出b1と同様に、種々の音や発光形態から構
成されているものである。そして、かかる小要素特殊演
出b1乃至b5を構成する音c1乃至c5や、音d1乃
至d5や、発光c1乃至c5や、発光d1乃至d5は、
それぞれの音や発光形態の内容の詳細な説明は省略する
が、上述した小要素特殊演出b1と同様に、遊技者が、
異なる音や、異なる発光形態であることを認識できるよ
うに設定されているものである。なお、発光は、報知ラ
ンプ69だけではなく、中央に位置するドット状の大型パ
ネルLEDからなる表示装置68を用いても良いものであ
る。
【0221】そして、大要素特殊演出Cは、図26に示
すように、小要素特殊演出c1と、小要素特殊演出c2
と、小要素特殊演出c3とを有しているものである。そ
して、小要素特殊演出c1は、二種類の音e1及び音f
1と、二種類の発光形態である発光e1及び発光f1と
から構成されるものであって、音e1→発光e1→発光
f1→音f1の順に行われる一連の演出を意味するもの
である。すなわち、小要素特殊演出c1は、上述した音
及び発光形態からなる一種類のものからなるものであ
る。そして、図26に示すように、小要素特殊演出c2
及びc3も、小要素特殊演出c1と同様に、種々の音や
発光形態から構成されているものである。そして、かか
る小要素特殊演出c1乃至c3を構成する音e1、f
1、e2、f2、e3、f3や、発光e1、f1、e
2、f2、e3、f3は、それぞれの音や発光形態の内
容の詳細な説明は省略するが、遊技者が、異なる音や、
異なる発光形態であることを認識できるように設定され
ているものである。なお、発光は、報知ランプ69だけで
はなく、中央に位置するドット状の大型パネルLEDか
らなる表示装置68を用いても良いものである。
【0222】そして、大要素特殊演出Dは、図28に示
すように、小要素特殊演出d1と、小要素特殊演出d2
とを有しているものである。そして、小要素特殊演出d
1は、二種類の音g1及び音h1と、二種類の発光形態
である発光g1及び発光h1とから構成されるものであ
って、音g1→発光g1→発光h1→音h1の順に行わ
れる一連の演出を意味するものである。すなわち、小要
素特殊演出d1は、上述した音及び発光形態からなる一
種類のものからなるものである。そして、図28に示す
ように、小要素特殊演出d2も、小要素特殊演出d1と
同様に、種々の音や発光形態から構成されているもので
ある。そして、かかる小要素特殊演出d1及びd2を構
成する音g1、h1、g2、h2や、発光g1、h1、
g2、h2は、それぞれの音や発光形態の内容の詳細な
説明は省略するが、遊技者が、異なる音や、異なる発光
形態であることを認識できるように設定されているもの
である。なお、発光は、報知ランプ69だけではなく、中
央に位置するドット状の大型パネルLEDからなる表示
装置68を用いても良いものである。
【0223】そして、特に図示しないが、大要素特殊演
出Eは、一つの小要素特殊演出e1からなり、大要素特
殊演出Fは、一つの小要素特殊演出f1からなり、大要
素特殊演出Gは、一つの小要素特殊演出g1からなり、
大要素特殊演出Zは、一つの小要素特殊演出z1(演出
無し)から構成されているものである。そして、これら
の小要素特殊演出e1、f1、g1も上述した小要素特
殊演出と同様に音及び発光形態により一連の演出を行う
ものであり、遊技者が、異なる演出内容であることを認
識可能なものである。そして、小要素特殊演出z1は演
出無しに設定されているものである。
【0224】(図柄別特殊演出記憶手段130)上記図柄
別特殊演出記憶手段130は、入賞図柄毎の特殊演出に関
する情報を記憶するためのものである。そして、図柄別
特殊演出記憶手段130は、図18に示すように、入賞図
柄毎の特殊演出を有するT1乃至T5の5種類の図柄別
特殊演出テーブル131を備えている。具体的には、図2
0に示すように、例えば、図柄別特殊演出テーブルT1
において、BBには、大要素特殊演出Aが設定され、R
Bには、大要素特殊演出Bが設定され、ベルには、大要
素特殊演出Cが設定され、プラムには、大要素特殊演出
Dが設定され、チェリーには、大要素特殊演出Eが設定
され、リプレイには、大要素特殊演出Fが設定され、ハ
ズレには、大要素特殊演出Zが設定されているものであ
る。そして、残りの図柄別特殊演出テーブルT2乃至T
5においても、同様に、BB等の各項目毎、大要素特殊
演出A等がそれぞれ設定されているものである。
【0225】(演出内容記憶手段140)上記演出内容記
憶手段140は、上述した大要素特殊演出A、B、C、
D、E、F、Zのそれぞれの演出データの内容を記憶し
ているものである。具体的には、図22、図24、図2
6、図28等に示すように、大要素特殊演出A、B、
C、D、E、F、Zに含まれる小要素特殊演出a1乃至
a5等を構成する音a1乃至a5等や、発光a1乃至a
5の演出データの内容を予め記憶しているものである。
【0226】さらに、演出内容記憶手段140は、BBゲ
ームの入賞確定時の表示装置66のスピーカ67から発生さ
せるサウンドや、報知ランプ69の点灯、点滅の時間や順
序等のデータや、表示装置68に表示される図柄模様及び
文字列のデータが記憶されている。もちろん、記憶する
演出内容は、これらに限定されるものではなく、予め記
憶された音声や、振動や、他のランプの点灯等の種々の
報知手段によるものを含んでも良いものである。
【0227】(特殊演出選択手段160)上記特殊演出選
択手段160は、今回の遊技の入賞抽選手段110による入賞
抽選前、入賞図柄毎に複数の特殊演出のうちから、いず
れの特殊演出を選択するかを乱数を用いた抽選により決
定するためのものである。上記特殊演出選択手段160
は、図19に示すように、大別すると、次の手段を備え
る。
【0228】(1)テーブル選択手段200 (2)小要素選択手段190 なお、特殊演出選択手段160としては、上記した(1)
及び(2)に限定されるものではない。 (テーブル選択手段200)上記テーブル選択手段200は、
入賞抽選手段110の抽選前、T1乃至T5の5種類の図
柄別特殊演出テーブル131のうちから、いずれの図柄別
特殊演出テーブル131を選択するかを乱数を用いた抽選
により決定するものである。
【0229】上記テーブル選択手段200は、具体的に
は、ベットスイッチ16又は投入スイッチ15による遊技メ
ダルの投入操作時に、いずれの図柄別特殊演出テーブル
131を選択するかを乱数を用いた抽選により決定してい
るものである。なお、ここで、上記テーブル選択手段20
0によるいずれの図柄別特殊演出テーブル131を選択する
かの抽選のタイミングは、今回の遊技の入賞抽選手段11
0による入賞抽選前であれば良いものであって、上述し
たように今回の遊技のベットスイッチ16又は投入スイッ
チ15による遊技メダルの投入操作時に限定されるもので
はない。例えば、今回の遊技より一つ前の遊技の入賞抽
選時に図柄別特殊演出テーブル131の選択のための抽選
を行っても良いものであり、また、今回の遊技より二つ
以上前の遊技の入賞抽選時に行っても良いものである。
さらに、テーブル選択手段200による図柄別特殊演出テ
ーブル131の選択抽選のタイミングは、今回の遊技より
前の遊技の終了時に行うようにしても良いものである。
さらに、テーブル選択手段200による図柄別特殊演出テ
ーブル131の選択の抽選のタイミングは、今回の遊技よ
り前の遊技のいずれかの回転リール40の遊技者による回
転停止操作、すなわち、いずれかのストップスイッチ50
の押下時に行うようにしても良いものである。
【0230】上記テーブル選択手段200は、図19に示
すように、大別すると、次の手段を備える。 (1)テーブル選択乱数発生手段201 (2)テーブル選択乱数抽出手段202 (3)テーブル選択判定テーブル203 (4)テーブル選択判定手段204 なお、テーブル選択手段200としては、上記した(1)
乃至(4)に限定されるものではない。
【0231】(テーブル選択乱数発生手段201)上記テ
ーブル選択乱数発生手段201は、演出抽選用の乱数を所
定の領域内(例えば十進数で0乃至65535)で発生
させるものである。なお、ここで、テーブル選択乱数発
生手段201及びテーブル選択乱数抽出手段202は、第一の
実施の形態の入賞抽選手段110で説明した乱数発生手段1
11及び乱数抽出手段112と同様に、あたかも乱数のよう
な分布となるものである。
【0232】(テーブル選択乱数抽出手段202)上記テ
ーブル選択乱数抽出手段202は、テーブル選択乱数発生
手段201が発生する乱数を、ベットスイッチ16又は投入
スイッチ15による遊技メダルの投入操作を条件として、
抽出するものである。なお、この抽出した乱数を抽出乱
数データとする。
【0233】(テーブル選択判定テーブル203)上記テ
ーブル選択判定テーブル203は、各入賞図柄毎に予め設
定されているものであって、テーブル選択乱数発生手段
201がとる乱数の全領域中、各図柄別特殊演出テーブル1
31の入賞領域を有するものである。具体的には、T1乃
至T5の図柄別特殊演出テーブル131毎、演出抽選用の
乱数の発生領域範囲(例えば0乃至65535)におけ
る入賞幅となる抽選確率データを有するものである。特
に図示しないが、これらの抽選確率データを乱数発生領
域である65536の数値で割ることにより、かかる場
合の抽選確率(%)が算出可能なものである。
【0234】(テーブル選択判定手段204)上記テーブ
ル選択判定手段204は、テーブル選択乱数抽出手段202が
抽出した抽出乱数データと、テーブル選択判定テーブル
203の抽選確率データを基にテーブル選択乱数発生手段2
01がとる乱数の全領域中のT1乃至T5の各図柄別特殊
演出テーブル131の領域からなる入賞判定領域データと
を照合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する
図柄別特殊演出テーブル131を決定するものである。
【0235】(小要素選択手段190)上記小要素選択手
段190は、図柄別特殊演出テーブル131の選択抽選後、且
つ、入賞抽選手段110の抽選前、特殊演出の各大要素特
殊演出における複数の小要素特殊演出のうちから、いず
れの小要素特殊演出を選択するかを乱数を用いた抽選に
より決定するためのものである。
【0236】上記小要素選択手段190は、具体的には、
ベットスイッチ16又は投入スイッチ15による遊技メダル
の投入操作時であって、テーブル選択手段200による図
柄別特殊演出テーブル131の決定の後、いずれの小要素
特殊演出を選択するかを乱数を用いた抽選により決定し
ているものである。なお、ここで、上記小要素選択手段
190によるいずれの小要素特殊演出を選択するかの抽選
のタイミングは、今回の遊技の入賞抽選手段110による
入賞抽選前であれば良いものである。したがって、テー
ブル選択手段200による図柄別特殊演出テーブル131の抽
選と、小要素選択手段190による小要素特殊演出の選択
抽選とが時間的にずれていても構わないものである。例
えば、テーブル選択手段200による図柄別特殊演出テー
ブル131の選択抽選が、前回の遊技の入賞抽選時に行わ
れ、小要素選択手段190による小要素特殊演出の選択
が、ベットスイッチ16又は投入スイッチ15による遊技メ
ダルの投入操作時に行われるように設定しても良いもの
である。さらに、また、小要素選択手段190によるいず
れの小要素特殊演出を選択するかの抽選タイミングは、
テーブル選択手段200による図柄別特殊演出テーブル131
の抽選による決定の後に設定されているが、かかる決定
の前に設定して、全ての大要素特殊演出の小要素特殊演
出を、図柄別特殊演出テーブル131の抽選前に決定する
ようにしても良いものである。
【0237】上記小要素選択手段190は、図19に示す
ように、大別すると、次の手段を備える。 (1)小要素乱数発生手段191 (2)小要素乱数抽出手段192 (3)小要素判定テーブル193 (4)小要素判定手段194 なお、小要素選択手段190としては、上記した(1)乃
至(4)に限定されるものではない。
【0238】(小要素乱数発生手段191)上記小要素乱
数発生手段191は、演出抽選用の乱数を所定の領域内
(例えば十進数で0乃至65535)で発生させるもの
である。なお、ここで、小要素乱数発生手段191及び小
要素乱数抽出手段192は、第一の実施の形態で説明した
小要素乱数発生手段191及び小要素乱数抽出手段192と同
様に、あたかも乱数のような分布となるものである。
【0239】(小要素乱数抽出手段192)上記小要素乱
数抽出手段192は、小要素乱数発生手段191が発生する乱
数を、ベットスイッチ16又は投入スイッチ15による遊技
メダルの投入操作を条件として、抽出するものである。
なお、この抽出した乱数を抽出乱数データとする。 (小要素判定テーブル193)上記小要素判定テーブル193
は、小要素乱数発生手段191がとる乱数の全領域中、各
小要素特殊演出の領域を有するものである。
【0240】具体的には、小要素判定テーブル193は、
小要素特殊演出の抽選用の乱数の発生領域範囲(例えば
0乃至65535)における入賞幅となる抽選確率デー
タを有するものである。上記小要素判定テーブル193
は、図19に示すように、各大要素特殊演出A、B、
C、D、E、F、Zに対応した以下のテーブルを備え
る。
【0241】(1)演出A判定テーブル211 (2)演出B判定テーブル212 (3)演出C判定テーブル213 (4)演出D判定テーブル214 (5)演出E判定テーブル215 (6)演出F判定テーブル216 (7)演出Z判定テーブル217 上記演出A判定テーブル211は、BB、ベル、チェリ
ー、ハズレの特殊演出として大要素特殊演出Aが設定さ
れている場合の小要素特殊演出a1乃至a5の抽選確率
データからなるものである。この抽選確率データを抽選
確率(%)に変換してまとめたものを図21に示してい
る。
【0242】上記演出B判定テーブル212は、BB、R
B、プラム、リプレイ、ハズレの特殊演出として大要素
特殊演出Bが設定されている場合の小要素特殊演出b1
乃至b5の抽選確率データからなるものである。この抽
選確率データを抽選確率(%)に変換して、まとめたも
のを図23に示している。上記演出C判定テーブル213
は、RB、ベル、チェリーの特殊演出として大要素特殊
演出Cが設定されている場合の小要素特殊演出c1乃至
c3の抽選確率データからなるものである。この抽選確
率データを抽選確率(%)に変換して、まとめたものを
図25に示している。
【0243】上記演出D判定テーブル214は、RB、プ
ラムの特殊演出として大要素特殊演出Dが設定されてい
る場合の小要素特殊演出d1及びd2の抽選確率データ
からなるものである。この抽選確率データを抽選確率
(%)に変換して、まとめたものを図27に示してい
る。上記演出E判定テーブル215は、チェリーの特殊演
出として大要素特殊演出Eが設定されている場合の小要
素特殊演出e1の抽選確率データからなるものである。
この抽選確率データを抽選確率(%)に変換したもの
は、特に図示しないが、抽選確率100%に設定されて
いるものである。
【0244】上記演出F判定テーブル216は、リプレイ
の特殊演出として大要素特殊演出Fが設定されている場
合の小要素特殊演出f1の抽選確率データからなるもの
である。この抽選確率データを抽選確率(%)に変換し
たものは、特に図示しないが、抽選確率100%に設定
されているものである。上記演出Z判定テーブル217
は、ハズレの特殊演出として大要素特殊演出Zが設定さ
れている場合の小要素特殊演出z1の抽選確率データか
らなるものである。この抽選確率データを抽選確率
(%)に変換したものは、特に図示しないが、抽選確率
100%に設定されているものである。
【0245】一例を挙げて説明すると、テーブル選択手
段200の選択抽選により、図柄別特殊演出テーブル131と
してT1が選択されている場合、図20に示すように、
入賞図柄BBの特殊演出は、大要素特殊演出Aとなる。
そして、大要素特殊演出Aの判定テーブルである演出A
判定テーブル195が、採取される。この演出A判定テー
ブル195により、大要素特殊演出Aには、5つの小要素
特殊演出a1、a2、a3、a4、a5を有し、それぞ
れの抽選確率データとして、特に図示しないが、589
83、3277、1966、655、655の数値が記
憶されている。これらの抽選確率データを乱数発生領域
である65536の数値で割ることにより、かかる場合
の小要素特殊演出a1、a2、a3、a4、a5の抽選
確率が算出可能なものである。すなわち、入賞図柄BB
の特殊演出として大要素特殊演出Aが設定されている場
合、かかる大要素特殊演出Aの小要素特殊演出a1、a
2、a3、a4、a5のそれぞれの抽選確率(%)は、
図21に示すように、90%、5%、3%、1%、1%
に設定される。
【0246】そして、図柄別特殊演出テーブル131とし
てT1が選択されている場合、図20に示すように、入
賞図柄RBの特殊演出は、大要素特殊演出Bとなる。こ
のように入賞図柄RBの特殊演出として大要素特殊演出
Bが設定されている場合、上述した説明と同様にして、
大要素特殊演出Bの小要素特殊演出b1、b2、b3、
b4、b5のそれぞれの抽選確率(%)は、図23に示
すように、5%、90%、1%、3%、1%に設定され
る。
【0247】そして、図柄別特殊演出テーブル131とし
てT1が選択されている場合、図20に示すように、入
賞図柄ベルの特殊演出は、大要素特殊演出Cとなる。こ
のように入賞図柄ベルの特殊演出として大要素特殊演出
Cが設定されている場合、上述した説明と同様にして、
大要素特殊演出Cの小要素特殊演出c1、c2、c3の
それぞれの抽選確率(%)は、図25に示すように、5
%、90%、5%に設定される。
【0248】そして、図柄別特殊演出テーブル131とし
てT1が選択されている場合、図20に示すように、入
賞図柄プラムの特殊演出は、大要素特殊演出Dとなる。
このように入賞図柄プラムの特殊演出として大要素特殊
演出Dが設定されている場合、上述した説明と同様にし
て、大要素特殊演出Dの小要素特殊演出d1、d2のそ
れぞれの抽選確率(%)は、図27に示すように、10
%、90%に設定される。
【0249】そして、図柄別特殊演出テーブル131とし
てT1が選択されている場合、図20に示すように、チ
ェリー、リプレイ、ハズレの特殊演出は、それぞれ大要
素特殊演出E、F、Zとなる。このように入賞図柄チェ
リー、リプレイ、ハズレの特殊演出として大要素特殊演
出E、F、Zが設定されている場合、上述した説明と同
様にして、大要素特殊演出Eの小要素特殊演出e1、大
要素特殊演出Fの小要素特殊演出f1、大要素特殊演出
Zの小要素特殊演出z1のそれぞれの抽選確率(%)
は、特に図示しないが、全て100%に設定される。
【0250】(小要素判定手段194)上記小要素判定手
段194は、小要素乱数抽出手段192が抽出した抽出乱数デ
ータと、小要素判定テーブル193の抽選確率データを基
に小要素乱数発生手段191がとる乱数の全領域中の各小
要素特殊演出の領域からなる入賞判定領域データとを照
合し、当該抽出乱数データが属する領域に対応する小要
素特殊演出を決定するものである。
【0251】なお、ここで、小要素判定テーブル193の
抽選確率データを基に小要素乱数発生手段191がとる乱
数の全領域中の各小要素特殊演出の領域からなる入賞判
定領域データとは、上述した例のうち、図柄別特殊演出
テーブル131としてT1に決定されている場合のBBの
小要素特殊演出の決定をするとき、具体的には、以下の
ように算出されるものである。すなわち、図柄別特殊演
出テーブル131としてT1が決定されている場合の大要
素特殊演出Aにおける5つの小要素特殊演出a1、a
2、a3、a4、a5のそれぞれの抽選確率データとし
て、58983、3277、1966、655、655
が記憶されている場合、小要素特殊演出a1、a2、a
3、a4、a5のそれぞれの入賞判定領域データは、順
に、0〜58982、58983〜62259、622
60〜64225、64226〜64880、6488
1〜65535となるものである。
【0252】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図29乃至図31に示
したフローを用いて説明する。先ず、図29に示すステ
ップ400において、遊技者により遊技メダルがメダル
投入口18から投入されて投入スイッチ15がONとなる
か、或いはベットスイッチ16が操作されることにより、
ベットスイッチ16がONとなる。そして、次のステップ
401に進む。
【0253】ステップ401において、特殊演出選択手
段160のテーブル選択手段200により、図柄別特殊演出テ
ーブル131の選択抽選処理が行われる。具体的には、テ
ーブル選択手段200により、T1乃至T5の図柄別特殊
演出テーブル131のうちから、いずれの図柄別特殊演出
テーブル131を選択するかが乱数を用いた抽選により決
定されるものである。そして、次のステップ402に進
む。
【0254】ステップ402において、特殊演出選択手
段160の小要素選択手段190により、小要素特殊演出の選
択抽選処理が行われる。具体的には、小要素選択手段19
0により、選択された図柄別特殊演出テーブル131におい
て、各図柄毎の大要素特殊演出を構成する小要素特殊演
出を乱数を用いた抽選により決定されるものである。そ
して、次のステップ403に進む。
【0255】ステップ403において、図柄別特殊演出
記憶手段130から所定図柄の特殊演出データが採取され
る。具体的には、例えば、入賞図柄BBの特殊演出Aの
小要素特殊演出a1の演出内容である音a1、発光a
1、発光b1、音b1の内容が採取されるものである。
そして、次のステップ404に進む。ステップ404に
おいて、所定図柄の特殊演出に関連する関連演出の実行
が行われる。具体的には、例えば、ステップ403で採
取した入賞図柄BBの大要素特殊演出Aの小要素特殊演
出a1の演出内容の一部である音a1だけが行われるも
のである。
【0256】なお、ここで、関連演出を行うために採取
される所定図柄の特殊演出は、上述した入賞図柄BBの
ものに限定されるものではなく、予め設定した他の入賞
図柄でも良いものである。また、かかる所定図柄の決定
方法は、上述したように所定の入賞図柄に固定しても良
いが、所定の順番により変更しても良く、また、乱数を
用いた抽選により決定しても良いものである。
【0257】また、ここで、大要素特殊演出Aの小要素
特殊演出a1の一部である関連演出の内容は、予め音a
1のように設定してあるものであるが、順番に発光a1
や音b1等に変更しても良いものであり、また、抽選に
より、それらのうちから決定するようにしても良いもの
である。そして、次のステップ405に進む。ステップ
405において、スタートスイッチ30が操作されること
により、スタートスイッチ30がONとなる。そして、次
のステップ406に進む。
【0258】ステップ406において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ4
07に進む。ステップ407において、入賞抽選手段11
0の入賞抽選結果に基づいて、図柄別特殊演出記憶手段1
30から対応する特殊演出(小要素特殊演出)を採取す
る。具体的には、例えば、図柄別特殊演出テーブル131
としてT1が選択されて、入賞図柄BBの大要素特殊演
出Aの小要素特殊演出a1が選択されている場合であっ
て、入賞抽選手段110の入賞抽選の結果、入賞図柄BB
の入賞フラグが成立した場合、入賞図柄BBの大要素特
殊演出Aの小要素特殊演出a1の演出内容である音a
1、発光a1、発光b1、音b1の内容が採取されるも
のである。そして、次のステップ408に進む。
【0259】ステップ408において、採取した特殊演
出の実行が行われる。具体的には、例えば、上述した例
の場合、報知装置66により入賞図柄BBの大要素特殊演
出Aの小要素特殊演出a1が実行される。すなわち、音
a1→発光a1→発光b1→音b1の順序で演出が行わ
れるものである。そして、次のステップ409に進む。
【0260】ステップ409において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ410に進む。
ステップ410において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ411に進む。ステップ411にお
いて、回転リール40の回転停止処理が行われる。そし
て、次のステップ412に進む。
【0261】ステップ412において、三個の回転リー
ル40に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか
否かが判定される。そして、三個の回転リール40に対応
するストップスイッチ50の操作が行われたと判定された
場合、次のステップ413に進む。ステップ413にお
いて、入賞フラグ成立中に当該入賞フラグに対応する入
賞図柄が有効入賞ライン上に揃ったか否か、すなわち、
入賞が確定したか否かが判定される。そして、入賞が確
定したと判定された場合、次のステップ414に進む。
【0262】ステップ414において、入賞図柄に相当
するメダルが払い出される。そして、遊技が終了する。
前記ステップ412において、三個の回転リール40に対
応するストップスイッチ50の操作が行われていないと判
定された場合、ステップ410に戻る。前記ステップ4
13において、入賞が確定していないと判定された場
合、ステップ414を飛び越して、遊技が終了する。
【0263】上述したステップ401の特殊演出選択手
段160のテーブル選択手段200による図柄別特殊演出テー
ブル131の選択抽選処理について、図30のフローを用
いて説明する。ステップ500において、テーブル選択
手段200のテーブル選択乱数発生手段201により発生され
た乱数の中からテーブル選択乱数抽出手段202により乱
数が抽出される。そして、次のステップ501に進む。
【0264】ステップ501において、抽出された乱数
がテーブル選択乱数抽出手段202の内部に記憶される。
そして、次のステップ502に進む。ステップ502に
おいて、テーブル選択判定手段204により、抽出された
乱数と、テーブル選択判定テーブル203の入賞判定領域
データとの比較が行われる。そして、次のステップ50
3に進む。
【0265】ステップ503において、テーブル選択判
定手段204により、抽出された乱数が、テーブル選択判
定テーブル203のどの領域に含まれるか決定され、抽選
処理の評価が決定される。具体的には、T1乃至T5の
いずれかの図柄別特殊演出テーブル131が決定される。
そして、テーブル選択手段200による図柄別特殊演出テ
ーブル131の選択抽選処理が終了する。
【0266】上述したステップ402の小要素選択手段
190による小要素特殊演出の選択抽選処理について、図
31のフローを用いて説明する。ステップ600におい
て、小要素選択手段190の小要素乱数発生手段191により
発生された乱数の中から小要素乱数抽出手段192により
乱数が抽出される。そして、次のステップ601に進
む。
【0267】ステップ601において、抽出された乱数
が小要素乱数抽出手段192の内部に記憶される。そし
て、次のステップ602に進む。ステップ602におい
て、小要素判定手段194により、抽出された乱数と、小
要素判定テーブル193の入賞判定領域データとの比較が
行われる。そして、次のステップ603に進む。
【0268】ステップ603において、小要素判定手段
194により、抽出された乱数が小要素判定テーブル193の
どの領域に含まれるか決定され、小要素特殊演出の選択
抽選処理の評価が決定される。具体的には、いずれかの
小要素特殊演出が特定される。そして、小要素特殊演出
の選択抽選処理が終了する。上述したステップ406の
入賞抽選手段110による入賞抽選処理は、第一の実施の
形態(図15)と同様であるため、説明を省略する。
【0269】上述したステップ411の回転リール40の
回転停止処理は、第一の実施の形態(図17)と同様で
あるため、説明を省略する。上述した第一及び第二の実
施の形態において、大要素特殊演出及び小要素特殊演出
は、スピーカ67からの音や、報知ランプ69の発光等から
構成されているが、これらのものに限定されるものでは
ない。例えば、液晶表示装置等を用いて、大要素特殊演
出が共通のテーマ等で演出内容により大分類されたもの
であり、各大要素特殊演出の小要素特殊演出が、それら
の共通のテーマの範囲内で、小分類されるようなものを
含むものである。具体的には、例えば、入賞図柄BBの
特殊演出として、大要素特殊演出P、Qを有し、この大
要素特殊演出Pが、花火に関するものであり、大要素特
殊演出Qが、自動車に関するものに設定されているよう
な場合である。そして、大要素特殊演出Pの小要素特殊
演出が、花火の導火線に火が付くもの(p1)や、花火
の導火線の火が燃え続けるようなもの(p2)や、花火
が大空で爆発するようなもの(p3)や、花火の導火線
の火が消えるようなもの(p4)等の演出内容からなる
ものである。そして、大要素特殊演出Qの小要素特殊演
出が、自動車のアクセル音が、僅かに聞こえるようなも
の(q1)や、自動車のアクセル音が、激しく聞こえる
ようなもの(q2)や、自動車のブレーキ音が聞こえる
ようなもの(q3)や、自動車の警笛が聞こえるような
もの(q4)等の演出内容からなるものである。本発明
によれば、スタートスイッチ30の操作を契機として開始
される入賞抽選手段110の入賞抽選よりも、前から、入
賞図柄BBの特出演出の内容が決定されている。このた
め、入賞抽選手段110の入賞抽選の前、すなわち、スタ
ートスイッチ30の操作開始前から、入賞図柄BBの特殊
演出の演出内容のテーマに沿った関連演出を遊技の初期
段階から演出の一部として、行うことができる。すなわ
ち、入賞図柄BBの特殊演出の内容が、大要素特殊演出
Pの花火が大空で爆発するもの(p3)に決定されてい
る場合、その関連演出として、遊技の初期段階から花火
の導火線に火が添加されるような関連演出を行うことが
できるものである。これにより、演出テーマや物語性等
が全く異なる複数の特殊演出を有しているような場合で
あっても、入賞抽選の前後において、互いに関連性や、
物語性のある共通テーマに沿った一貫性のある演出を行
うことができ、遊技の初期段階から入賞フラグ成立の期
待感を持たせることができ、演出を面白みのあるものに
することができるものである。
【0270】(第三の実施の形態)図32及び図33
は、本発明の第三の実施の形態を示すものである。図3
2は演出順序テーブルの概略説明図、図33は遊技機の
動作のフローを示すものである。なお、第一の実施の形
態で使用した図面のうち、図1、図3、図4、図5、図
6、図15及び図17は、本実施の形態でも、そのまま
使用するものである。
【0271】本実施の形態は、特殊演出選択手段160
が、いずれの特殊演出を選択するかの決定を、予め定め
られた所定の順序に従って行うことを特徴とするもので
ある。本実施の形態に係る遊技機の入力、制御及び出力
のブロック図は、第一の実施の形態で使用した図1と略
同一である。そして、本実施の形態に係る特殊演出選択
手段160は、図2に示すような演出乱数発生手段171等を
有するのではなく、図32に示すような演出順列配列テ
ーブルを有しているものである。そして、その他の遊技
制御装置21や、図柄別特殊演出記憶手段130及び演出内
容記憶手段140からなる入賞演出データ記憶手段120や、
入賞演出制御手段150は、第一の実施の形態と同一であ
るため、説明を省略する。
【0272】(特殊演出選択手段160)上記特殊演出選
択手段160は、今回の遊技の入賞抽選手段110による入賞
抽選前、入賞図柄毎に複数の特殊演出のうちから、いず
れの特殊演出を選択するかを決定するためのものであ
る。そして、この特殊演出選択手段160は、いずれの特
殊演出を選択するかの決定を、今回の遊技より一つ前の
遊技の入賞抽選時に、図32に示すような、予め定めら
れた所定の順序に従って行うものである。具体的には、
当該遊技の一つ前の遊技の入賞抽選時に、その入賞抽選
の結果により、図32の項目が決定され、当該項目の演
出順列に従って、次の特殊演出が設定されるものであ
る。さらに、具体的には、当該遊技(以下、「第二番目
の遊技」という。)の一つ前の遊技(以下、「第一番目
の遊技」という。)で、図柄別特殊演出記憶手段130に
より、図4に示すような演出テーブルが記憶されている
場合、第一番目の遊技の入賞抽選手段110の入賞抽選の
結果、入賞図柄ベルの入賞フラグが成立すると、図4の
項目ベルの演出内容である特出演出Cが、報知装置66に
より行われるものである。そして、それと同時に、特殊
演出選択手段160が、図32に示す演出順列テーブルに
従って、ベルの特殊演出を、第1番目に設定された特殊
演出Cから第2番目に設定された特殊演出Eに決定する
ものである。すなわち、第二番目の遊技における演出テ
ーブルは、図5のように変更された状態となるものであ
る。なお、図柄別特殊演出記憶手段130には、各入賞図
柄毎の特殊演出の種類だけでなく、当該特殊演出が演出
順序テーブルの10個のうちの何番目の特殊演出である
かの情報も記憶するものである。そして、特殊演出選択
手段160は、各入賞図柄毎の何番目の特殊演出であるか
も、採取して、次の特殊演出を決定できるように設定さ
れている。そして、演出順序テーブルに記憶された10
番目の特殊演出が決定された次は、表中の先頭の特殊演
出に戻り、この10個の順序の特殊演出が繰り返し、使
用されるように設定されている。また、第一番目の遊技
で、入賞抽選手段110の入賞抽選の結果がハズレの場合
は、特殊演出選択手段160は、演出順序テーブルの項目
のハズレの特殊演出を、予め定めた所定の順序に従って
採取し、第二番目の遊技のハズレの特殊演出として決定
するものである。
【0273】なお、ここで、上記特殊演出選択手段160
による特殊演出の決定は、今回の遊技(第二番目の遊
技)の入賞抽選手段110による入賞抽選前であれば良い
ものであって、上述したように今回の遊技(第二番目の
遊技)より一つ前の遊技(第一番目の遊技)の入賞抽選
時に限定されるものではなく、今回の遊技(第二番目の
遊技)より二つ以上前の遊技の入賞抽選時に行うように
しても良いものである。さらに、特殊演出選択手段160
による特殊演出の決定は、今回の遊技(第二番目の遊
技)より前の遊技(例えば、第一番目の遊技)の終了時
に行うようにしても良いものである。さらに、特殊演出
選択手段160による特殊演出の決定は、今回の遊技(第
二番目の遊技)より前の遊技(例えば、第一番目の遊
技)のいずれかの回転リール40の遊技者による回転停止
操作、すなわち所定のストップスイッチ50の押下時に行
うようにしても良いものである。さらに、特殊演出選択
手段160による特殊演出の決定は、今回の遊技(第二番
目の遊技)若しくは今回の遊技よりも前の遊技(例え
ば、第一番目の遊技)におけるベットスイッチ16又は投
入スイッチ15による遊技メダルの遊技者による投入操作
時に行うようにしても良いものである。
【0274】(遊技機10の動作)次に、上記構成を備え
た遊技機の動作の概略について、図33に示したフロー
を用いて説明する。図33に示すステップ700乃至ス
テップ714のフローは、第一の実施の形態で説明した
図14に示すステップ100乃至ステップ114のフロ
ーと比較して、ステップ107の代わりに、ステップ7
07に変更されている点を除き、その他のステップは、
同一であるため、異なるステップ707のみ説明する。
【0275】ステップ707において、特殊演出選択手
段160により、次回の遊技の演出を決定するための決定
処理が行われる。具体的には、例えば、上述したよう
に、図4に示すような演出テーブルが設定され、入賞抽
選手段110の入賞抽選の結果、入賞図柄ベルの入賞フラ
グが成立し、そして、現在の入賞図柄ベルの特殊演出と
して、図32中の第一番目の特殊演出Cが設定されてい
る場合、特殊演出選択手段160は、図32に示すような
演出順序テーブルに従って、次回遊技の入賞図柄ベルの
特殊演出として、図32の表中に記載された次(第二番
目)の特殊演出Eに決定するものである。そして、次の
ステップ708に進む。
【0276】なお、図33のフロー中、ステップ704
の入賞抽選処理は、第一の実施の形態で説明した図15
のステップ200乃至ステップ204と同一である。ま
た、図33のフロー中、ステップ711の回転リール40
の回転停止処理は、第一の実施の形態で説明した図17
のステップ300乃至ステップ304と同一である。本
実施の形態は、特殊演出選択手段160が、いずれの特殊
演出を選択するかの決定を、乱数による抽選によって行
うものではなく、図32の表中に示すように、予め定め
られた所定の順序に従って行っている。このため、乱数
による抽選のときのような、特殊演出が全くランダムな
発生傾向となるのではなく、特殊演出の発生順序を、特
徴のある順序に設定することが可能となる。すなわち、
過去の演出内容と、現在の演出内容と、未来の演出内容
とに、何らかの規則性、関連性、連続性、特徴性等を持
たせることができる。
【0277】さらに、特殊演出を、音や発光ではなく、
液晶表示装置である表示装置68に表示可能な動画像とす
ることにより、演出内容にストーリ性を持たせたりする
こと等が可能となり、演出内容を興味溢れるものにする
ことができる。 (第四の実施の形態)図34は、本発明の第四の実施の
形態であって、各特殊演出の演出内容の概略説明図であ
る。
【0278】本実施の形態は、第一の実施の形態と略同
一であるが、特殊演出が、当該遊技の入賞抽選手段110
の抽選前に行われる抽選前演出と、当該遊技の入賞抽選
手段110の抽選後に行われる抽選後演出とを備えている
ものである。そして、抽選前演出及び抽選後演出は、演
出内容に関連性を有するように設定されているものであ
る。そして、特殊演出選択手段160は、所定の入賞図柄
の抽選前演出を選択し、入賞抽選手段110の抽選結果、
当該入賞図柄に入賞した場合、当該入賞図柄の抽選後演
出を選択するように設定されているものである。そし
て、報知装置66は、特殊演出選択手段160の決定に基づ
いた所定の入賞図柄の抽選前演出を行い、当該入賞図柄
に入賞した場合、当該入賞図柄の抽選後演出を行うこと
を特徴とするものである。
【0279】具体的には、図34に示すように、例え
ば、特殊演出Aは、抽選前演出A1と、抽選後演出A2
とを備えている。抽選前演出A1は、音a→発光a→発
光b→音bの順に行われる一連の演出を意味するもので
ある。そして、抽選後演出A2は、音a’→発光a’→
発光b’→音b’の順に行われる一連の演出を意味する
ものである。そして、音aと音a’は、類似した音であ
り、音bと音b’も類似した音であり、発光aと発光
a’は類似した発光形態であり、発光bと発光b’も類
似した発光形態からなるものである。すなわち、抽選前
演出A1と抽選後演出A2とは、演出内容に関連性を有
するものである。その他の特殊演出B、C・・Zも同様
に、抽選前演出B1、抽選後演出B2等を有し、上述し
たものと同様の関係を有するものである。
【0280】そして、特殊演出選択手段160は、乱数を
用いた抽選により所定の入賞図柄の抽選前演出、例えば
抽選前演出A1を選択する。そして、報知装置66が抽選
前演出A1を行う。そして、入賞抽選手段110の抽選結
果、当該入賞図柄に入賞した場合、すなわち、BBゲー
ムに入賞した場合、特殊演出選択手段160は、当該入賞
図柄BBゲームの抽選後演出A2を選択するものであ
る。そして、報知装置66は、抽選後演出A2を報知す
る。これにより、互いに関連性のある抽選前演出A1
と、抽選後演出A2とが連続して行われる。なお、入賞
抽選手段110の抽選結果、当該入賞図柄に入賞せずに、
他の項目になった場合、当該他の項目の抽選後演出が行
われる。これにより、互いに関連性のない演出が行われ
ることとなり、遊技者は、入賞していないことを類推す
ることができる。
【0281】本実施の形態では、入賞抽選手段110の抽
選前に、抽選前演出、例えば抽選前演出A1が行われる
ことにより、遊技者は、何らかの入賞フラグが、既に、
成立しているのではないかとの期待感を持つことができ
る。そして、入賞フラグ成立の期待感を高揚させた状態
で、入賞抽選手段110の抽選結果、当該入賞図柄(BB
ゲーム)に入賞した場合、その抽選前演出A1の演出内
容に関連性を有する抽選後演出A2が行われ、遊技者の
興奮を倍増させることができる。
【0282】そして、抽選前演出A1と、抽選後演出A
2とは、演出内容に関連性を有するように設定されてい
るため、入賞抽選手段110の抽選の前から、長時間にわ
たって、遊技者の入賞への期待感を徐々に膨らませるこ
とができるものである。上述した第二の実施の形態で、
図柄別特殊演出記憶手段130に記憶したT1乃至T5の
図柄別特殊演出テーブル131のうちから、いずれの図柄
別特殊演出テーブル131を選択するかを、特殊演出選択
手段160のテーブル選択手段200により、乱数を用いた抽
選で決定しているが、特に、これに限定されるものでは
ない。上述した第三の実施の形態のように、特殊演出選
択手段160が、いずれの特殊演出を選択するかの決定
を、予め定められた所定の順序に従って行うように設定
しても良いものである。すなわち、特殊演出選択手段16
0が、図柄別特殊演出記憶手段130に記憶したT1乃至T
5の図柄別特殊演出テーブル131のうちから、いずれの
図柄別特殊演出テーブル131を選択するかを、乱数を用
いた抽選ではなく、T1→T2→T3→T2→T1→T
2→T3→T4→T5→T3のように、予め定められた
所定の順序に従って行うように設定するものである。
【0283】さらに、上述した第二の実施の形態では、
各小要素判定テーブル193のa1、a2、a3、a4、
a5等の小要素特殊演出のうちから、いずれの小要素特
殊演出を選択するかを、小要素選択手段190により、乱
数を用いた抽選で決定しているが、特に、これに限定さ
れるものではない。上述した第三の実施の形態のよう
に、特殊演出選択手段160が、いずれの小要素特殊演出
を選択するかの決定を、予め定められた所定の順序に従
って行うように設定しても良いものである。すなわち、
特殊演出選択手段160が、小要素判定テーブル193に記憶
したa1、a2、a3、a4、a5等の小要素特殊演出
のうちから、いずれの小要素特殊演出を選択するかを、
乱数を用いた抽選ではなく、a1→a2→a3→a4→
a5のように、予め定められた所定の順序に従って行う
ように設定するものである。
【0284】このように、図柄別特殊演出テーブル131
や、小要素判定テーブル193の小要素特殊演出を、予め
定めた所定の順番に従って行うことにより、乱数による
抽選のときのような、それらが全くランダムな発生傾向
となるのではなく、それらの発生順序を、特徴のある順
序に設定することが可能となる。すなわち、過去の演出
内容と、現在の演出内容と、未来の演出内容とに、何ら
かの規則性や、関連性や、連続性や、特徴性を持たせる
ことが可能となる。例えば、演出が音や、発光から構成
されているような場合、音の大きさや、発光の明るさが
次第に大きく、或いは、小さくなるものや、発光位置が
少しずつ所定方向に、例えば、右回転方向に移動するも
の等が含まれるものである。また、演出が液晶表示装置
からなる動画像を使用するような場合は、動画像によ
り、物語が段階的に進行して、ストーリを形成するよう
なものや、分割された所定の音楽演奏が、所定の順序
で、少しずつ演奏されるようなものを含むものである。
これにより、演出内容にストーリ性を持たせる等が可能
となり、演出内容を興味溢れるものにすることができ
る。
【0285】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0286】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
演出抽選に伴う中央処理演算装置による演算処理等が一
時期に集中することを回避することができ、制御装置へ
の負荷を遊技全般に渡ってより平均化させることがで
き、制御設計の自由度を増加させることができる遊技機
を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0287】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
演出決定に伴う中央処理演算装置による演算処理等が一
時期に集中することを回避することができ、制御装置へ
の負荷を遊技全般に渡ってより平均化させることがで
き、制御設計の自由度を増加させることができる遊技機
を提供することができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0288】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
入賞抽選手段による入賞抽選の前から、遊技者に対し
て、所定の入賞図柄に関する入賞フラグ成立の期待感を
持たせることができ、また、入賞抽選の前後において、
演出内容に関して、物語性や、連続性や、関連性のある
一連の演出を行うことができて、演出を面白みのあるも
のにすることができ、遊技を興味溢れるものにすること
ができる遊技機を提供することができる。
【0289】(請求項4)請求項4記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項4記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
入賞抽選時に当該遊技の演出抽選を行うことにより、制
御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させるこ
とができ、制御設計の自由度を増加させることができる
遊技機を提供することができる。
【0290】(請求項5)請求項5記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項5記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
入賞抽選時に当該遊技の演出決定を行うことにより、制
御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させるこ
とができ、制御設計の自由度を増加させることができる
遊技機を提供することができる。
【0291】(請求項6)請求項6記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項6記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
遊技終了時に当該遊技の演出抽選を行うことにより、制
御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させるこ
とができ、制御設計の自由度を増加させることができる
遊技機を提供することができる。
【0292】(請求項7)請求項7記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項7記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
遊技終了時に当該遊技の演出決定を行うことにより、制
御装置への負荷を遊技全般に渡ってより平均化させるこ
とができ、制御設計の自由度を増加させることができる
遊技機を提供することができる。
【0293】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項8記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
いずれかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技の演
出抽選を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般
に渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由
度を増加させることができる遊技機を提供することがで
きる。
【0294】(請求項9)請求項9記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項9記載の発明によれば、当該遊技より前の遊技の
いずれかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技の演
出決定を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般
に渡ってより平均化させることができ、制御設計の自由
度を増加させることができる遊技機を提供することがで
きる。
【0295】(請求項10)請求項10記載の発明によ
れば、上記した請求項4乃至9のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項10記載の発明によれば、より少ない演出抽
選処理で効果的に演出内容を変更することができる遊技
機を提供することができる。
【0296】(請求項11)請求項11記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至10のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項11記載の発明によれば、より少ない演出決
定処理で効果的に演出内容を変更することができる遊技
機を提供することができる。
【0297】(請求項12)請求項12記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項12記載の発明によれば、入賞抽選手段の抽
選前に図柄別特殊演出テーブルを抽選することにより、
抽選処理の一時期への集中を回避し、制御装置への負荷
を遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御
設計の自由度を増加させることができる遊技機を提供す
ることができる。
【0298】(請求項13)請求項13記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項13記載の発明によれば、入賞抽選手段の抽
選前に図柄別特殊演出テーブルを決定することにより、
抽選処理の一時期への集中を回避し、制御装置への負荷
を遊技全般に渡ってより平均化させることができ、制御
設計の自由度を増加させることができる遊技機を提供す
ることができる。
【0299】(請求項14)請求項14記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項14記載の発明によれば、大要素特殊演出の
特定を容易に行うことができて、入賞図柄毎の特殊演出
を明確に認識することができる遊技機を提供することが
できる。
【0300】(請求項15)請求項15記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至13のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項15記載の発明によれば、特殊演出の認識性
を低下させることができて、遊技をより困難且つ複雑な
ものにすることができ、遊技が単純なものとなることを
回避することができる遊技機を提供することができる。
【0301】(請求項16)請求項16記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項16記載の発明によれば、ベットスイッチ又
は投入スイッチによる遊技メダルの投入操作時に演出抽
選を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に渡
ってより平均化させることができ、制御設計の自由度を
増加させることができる遊技機を提供することができ
る。
【0302】(請求項17)請求項17記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項17記載の発明によれば、ベットスイッチ又
は投入スイッチによる遊技メダルの投入操作時に演出決
定を行うことにより、制御装置への負荷を遊技全般に渡
ってより平均化させることができ、制御設計の自由度を
増加させることができる遊技機を提供することができ
る。
【0303】(請求項18)請求項18記載の発明によ
れば、上記した請求項2、3、5、7、9、11、1
3、14、15又は17のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求
項18記載の発明によれば、過去の演出内容と、現在の
演出内容と、未来の演出内容とに、何らかの規則性や、
関連性や、連続性や、特徴性を持たせることができて、
演出内容にストーリ性を持たせたりすること等が可能と
なり、演出内容を興味溢れるものにすることができるよ
うにした遊技機を提供することができる。
【0304】(請求項19)請求項19記載の発明によ
れば、上記した請求項1乃至18のいずれか1項に記載
の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわ
ち、請求項19記載の発明によれば、遊技者に対して、
入賞フラグが、既に、成立しているのではないかとの期
待感を、長時間にわたって、徐々に膨らませて、高揚さ
せることができるようにした遊技機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機の
入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態であって、特殊演出
選択手段を示すブロック図である。
【図3】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機を
示す外観正面図である。
【図4】本発明の第一の実施の形態であって、前回の遊
技で決定した今回の遊技の演出テーブルを示す概略説明
図である。
【図5】本発明の第一の実施の形態であって、今回の遊
技で決定した書換後の次回の遊技の演出テーブルを示す
概略説明図である。
【図6】本発明の第一の実施の形態であって、各特殊演
出の演出内容を示す概略説明図である。
【図7】本発明の第一の実施の形態であって、BBフラ
グ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図である。
【図8】本発明の第一の実施の形態であって、RBフラ
グ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図である。
【図9】本発明の第一の実施の形態であって、ベルフラ
グ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図である。
【図10】本発明の第一の実施の形態であって、プラム
フラグ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図であ
る。
【図11】本発明の第一の実施の形態であって、チェリ
ーフラグ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図で
ある。
【図12】本発明の第一の実施の形態であって、リプレ
イフラグ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図で
ある。
【図13】本発明の第一の実施の形態であって、ハズレ
フラグ成立時の演出判定テーブルを示す概略説明図であ
る。
【図14】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作の概略を示すフローである。
【図15】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、入賞抽選処理の概略を示すフローであ
る。
【図16】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、演出抽選処理の概略を示すフローであ
る。
【図17】本発明の第一の実施の形態であって、遊技機
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図18】本発明の第二の実施の形態であって、図柄別
特殊演出記憶手段を示すブロック図である。
【図19】本発明の第二の実施の形態であって、特殊演
出選択手段を示すブロック図である。
【図20】本発明の第二の実施の形態であって、図柄別
特殊演出テーブルT1乃至T5を示す概略説明図であ
る。
【図21】本発明の第二の実施の形態であって、演出A
判定テーブルを示す概略説明図である。
【図22】本発明の第二の実施の形態であって、大要素
特殊演出Aの小要素特殊演出a1乃至a5の演出内容を
示す概略説明図である。
【図23】本発明の第二の実施の形態であって、演出B
判定テーブルを示す概略説明図である。
【図24】本発明の第二の実施の形態であって、大要素
特殊演出Bの小要素特殊演出b1乃至b5の演出内容を
示す概略説明図である。
【図25】本発明の第二の実施の形態であって、演出C
判定テーブルを示す概略説明図である。
【図26】本発明の第二の実施の形態であって、大要素
特殊演出Cの小要素特殊演出c1乃至c3の演出内容を
示す概略説明図である。
【図27】本発明の第二の実施の形態であって、演出D
判定テーブルを示す概略説明図である。
【図28】本発明の第二の実施の形態であって、大要素
特殊演出Dの小要素特殊演出d1及びd2の演出内容を
示す概略説明図である。
【図29】本発明の第二の実施の形態であって、遊技機
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図30】本発明の第二の実施の形態であって、テーブ
ル選択手段による図柄別特殊演出テーブルの選択抽選処
理を示すフローである。
【図31】本発明の第二の実施の形態であって、小要素
選択手段による小要素特殊演出の選択抽選処理を示すフ
ローである。
【図32】本発明の第三の実施の形態であって、演出順
序テーブルを示す概略説明図である。
【図33】本発明の第三の実施の形態であって、遊技機
の動作を示すフローである。
【図34】本発明の第四の実施の形態であって、各特殊
演出の演出内容を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 遊技機 11 筐体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 18 メダル投入
口 20 制御装置 21 遊技制御装
置 22 演出制御装置 23 主基板 24 サブ基板 30 スタートス
イッチ 40 回転リール 42 リールテー
プ 43 左側回転リール 44 中央回転リ
ール 45 右側回転リール 50 ストップス
イッチ 60 リールユニット 61 図柄 65 ホッパーユニット 66 報知装置 67 スピーカ 68 表示装置 69 報知ランプ 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 90 BBゲーム
制御手段 91 特定導入遊技制御手段 100 RBゲーム
制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 120 入賞演出データ記憶手段 130 図柄別特殊
演出記憶手段 131 図柄別特殊演出テーブル 140 演出内容記
憶手段 150 入賞演出制御手段 160 特殊演出選
択手段 171 演出乱数発生手段 172 演出乱数抽
出手段 173 演出判定テーブル 174 演出判定手
段 181 BBゲーム演出判定テーブル 182 RBゲーム
演出判定テーブル 183 ベル演出判定テーブル 184 プラム演出
判定テーブル 185 チェリー演出判定テーブル 186 リプレイ演
出判定テーブル 187 ハズレ演出判定テーブル 190 小要素選択
手段 191 小要素乱数発生手段 192 小要素乱数
抽出手段 193 小要素判定テーブル 194 小要素判定
手段 200 テーブル選択手段 201 テーブル選
択乱数発生手段 202 テーブル選択乱数抽出手段 203 テーブル選
択判定テーブル 204 テーブル選択判定手段 211 演出A判定
テーブル 212 演出B判定テーブル 213 演出C判定
テーブル 214 演出D判定テーブル 215 演出E判定
テーブル 216 演出F判定テーブル 217 演出Z判定
テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉坂 美紀 東京都台東区東上野一丁目14番7号 株式 会社オリンピア東京支社内

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するた
    めの報知装置と、 乱数を用いて入賞図柄の抽選を行うための入賞抽選手段
    とを備え、 前記入賞抽選手段の抽選結果が入賞である場合に当該入
    賞図柄の入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中
    に、前記回転リールが停止した状態で、前記入賞フラグ
    成立中の入賞図柄が所定の停止位置で停止することを条
    件として入賞が確定して遊技者に利益を付与するように
    設定された遊技機において、 前記演出は、前記報知装置により入賞フラグ成立に関す
    る情報を遊技者に向かって報知するための演出内容がそ
    れぞれ異なる複数の特殊演出を有し、 前記遊技機は、 当該遊技の前記入賞抽選手段の抽選前、入賞図柄毎に、
    複数の前記特殊演出のうちから、いずれの前記特殊演出
    を選択するかを乱数を用いた抽選により決定するための
    特殊演出選択手段を備え、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の抽選結果に基
    づいた前記特殊演出を行うことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 周囲に複数の図柄を表示した回転リール
    と、 種々の情報を演出を介して遊技者に向かって報知するた
    めの報知装置と、 乱数を用いて入賞図柄の抽選を行うための入賞抽選手段
    とを備え、 前記入賞抽選手段の抽選結果が入賞である場合に当該入
    賞図柄の入賞フラグが成立し、前記入賞フラグ成立中
    に、前記回転リールが停止した状態で、前記入賞フラグ
    成立中の入賞図柄が所定の停止位置で停止することを条
    件として入賞が確定して遊技者に利益を付与するように
    設定された遊技機において、 前記演出は、前記報知装置により入賞フラグ成立に関す
    る情報を遊技者に向かって報知するための演出内容がそ
    れぞれ異なる複数の特殊演出を有し、 前記遊技機は、 当該遊技の前記入賞抽選手段の抽選前、入賞図柄毎に、
    複数の前記特殊演出のうちから、いずれの前記特殊演出
    を選択するかを決定するための特殊演出選択手段を備
    え、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の決定結果に基
    づいた前記特殊演出を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知装置による前記特殊演出は、前
    記入賞抽選手段の抽選前に行われるものを含むことを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技の入賞
    抽選時に当該遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊
    演出を抽選により決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技の入賞
    抽選時に当該遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊
    演出を決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技の遊技
    終了時に当該遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊
    演出を抽選により決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技の遊技
    終了時に当該遊技に用いるための入賞図柄毎の前記特殊
    演出を決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技のいず
    れかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技に用いる
    ための入賞図柄毎の前記特殊演出を抽選により決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊演
    出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶手
    段を備え、 前記特殊演出選択手段は、当該遊技より前の遊技のいず
    れかの前記回転リールの停止操作時に当該遊技に用いる
    ための入賞図柄毎の前記特殊演出を決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果を記憶し、 前記報知装置は、前記入賞抽選手段の抽選の結果に基づ
    いて、前記図柄別特殊演出記憶手段に記憶させた入賞図
    柄毎の特殊演出を、当該遊技で行うことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記特殊演出選択手段は、当該遊技よ
    り前の遊技の入賞フラグが成立した入賞図柄の前記特殊
    演出を前記抽選により決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果に基づいて、当該入賞図柄の特殊演出を書き
    換えることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項
    に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記特殊演出選択手段は、当該遊技よ
    り前の遊技の入賞フラグが成立した入賞図柄の前記特殊
    演出を決定し、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、前記特殊演出選択手段
    の決定結果に基づいて、当該入賞図柄の特殊演出を書き
    換えることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項
    に記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊
    演出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶
    手段を備え、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、入賞図柄毎の前記特殊
    演出を有する複数種類の図柄別特殊演出テーブルを備
    え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選前、
    複数種類の前記図柄別特殊演出テーブルのうちから、い
    ずれの図柄別特殊演出テーブルを選択するかを乱数を用
    いた抽選により決定し、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の選択した前記
    図柄別特殊演出テーブルに基づいて、前記入賞抽選手段
    の抽選結果に対応した特殊演出を行うことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記遊技機は、入賞図柄毎の前記特殊
    演出に関する情報を記憶するための図柄別特殊演出記憶
    手段を備え、 前記図柄別特殊演出記憶手段は、入賞図柄毎の前記特殊
    演出を有する複数種類の図柄別特殊演出テーブルを備
    え、 前記特殊演出選択手段は、前記入賞抽選手段の抽選前、
    複数種類の前記図柄別特殊演出テーブルのうちから、い
    ずれの図柄別特殊演出テーブルを選択するかを決定し、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の選択した前記
    図柄別特殊演出テーブルに基づいて、前記入賞抽選手段
    の抽選結果に対応した特殊演出を行うことを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  14. 【請求項14】 前記特殊演出は、演出内容がそれぞれ
    異なる複数の大要素特殊演出を有し、 前記大要素特殊演出は、一種類からなることを特徴とす
    る請求項1乃至13のいずれか1項に記載の遊技機。
  15. 【請求項15】 前記特殊演出は、演出内容がそれぞれ
    異なる複数の大要素特殊演出を有し、 前記大要素特殊演出は、演出内容がそれぞれ異なる複数
    の小要素特殊演出を有し、 前記特殊演出選択手段は、複数の小要素特殊演出のうち
    から、いずれの小要素特殊演出を選択するかを決定し、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の選択の結果、
    決定された前記小要素特殊演出を行うことを特徴とする
    請求項1乃至13のいずれか1項に記載の遊技機。
  16. 【請求項16】 前記遊技機は、 投入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ
    と、 投入されて貯留した遊技メダル枚数を減じてメダル投入
    に代えるベットスイッチと、 前記投入スイッチ又は前記ベットスイッチによる遊技メ
    ダルの投入操作後に操作可能状態になるとともに、遊技
    者の操作を契機として前記回転リールの回転を開始させ
    るためのスタートスイッチとを備え、 前記入賞抽選手段の抽選は、前記スタートスイッチの操
    作を契機として開始するように設定され、 前記特殊演出選択手段は、前記ベットスイッチ又は投入
    スイッチによる遊技メダルの投入操作時、入賞図柄毎
    に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を選
    択するかを抽選により決定していることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  17. 【請求項17】 前記遊技機は、 投入された遊技メダルを検知するための投入スイッチ
    と、 投入されて貯留した遊技メダル枚数を減じてメダル投入
    に代えるベットスイッチと、 前記投入スイッチ又は前記ベットスイッチによる遊技メ
    ダルの投入操作後に操作可能状態になるとともに、遊技
    者の操作を契機として前記回転リールの回転を開始させ
    るためのスタートスイッチとを備え、 前記入賞抽選手段の抽選は、前記スタートスイッチの操
    作を契機として開始するように設定され、 前記特殊演出選択手段は、前記ベットスイッチ又は投入
    スイッチによる遊技メダルの投入操作時、入賞図柄毎
    に、複数の特殊演出のうちから、いずれの特殊演出を選
    択するかを決定していることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれか1項に記載の遊技機。
  18. 【請求項18】 前記特殊演出選択手段は、いずれの前
    記特殊演出を選択するかの決定を、予め定められた所定
    の順序に従って行うことを特徴とする請求項2、3、
    5、7、9、11、13、14、15又は17のいずれ
    か1項に記載の遊技機。
  19. 【請求項19】 前記特殊演出は、 当該遊技の前記入賞抽選手段の抽選前に行われる抽選前
    演出と、 当該遊技の前記入賞抽選手段の抽選後に行われる抽選後
    演出とを備え、 前記抽選前演出及び前記抽選後演出は、演出内容に関連
    性を有するように設定され、 前記特殊演出選択手段は、所定の入賞図柄の抽選前演出
    を選択し、前記入賞抽選手段の抽選結果、当該入賞図柄
    に入賞した場合、当該入賞図柄の抽選後演出を選択する
    ように設定され、 前記報知装置は、前記特殊演出選択手段の決定に基づい
    た所定の入賞図柄の抽選前演出を行い、当該入賞図柄に
    入賞した場合、当該入賞図柄の抽選後演出を行うことを
    特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の遊
    技機。
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