JP2002319122A - 磁気記録媒体用支持体および磁気記録テープ - Google Patents

磁気記録媒体用支持体および磁気記録テープ

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JP2002319122A
JP2002319122A JP2001125928A JP2001125928A JP2002319122A JP 2002319122 A JP2002319122 A JP 2002319122A JP 2001125928 A JP2001125928 A JP 2001125928A JP 2001125928 A JP2001125928 A JP 2001125928A JP 2002319122 A JP2002319122 A JP 2002319122A
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Hiroshi Hatano
拓 波多野
Kazuyoshi Fukada
一吉 深田
Masaaki Ono
雅章 小野
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 さらなる薄膜化が可能であり、長期の保存安
定性に優れ、高温高湿環境下でも高密度デジタル記録信
号が良好に再生でき、特にDVCPROシステムのVT
R等のヘリカルスキャン方式によるデジタル記録に好適
な磁気記録媒体用の支持体を提供する。 【解決手段】 ポリエステルフイルムの少なくとも片側
の表面B上に、非磁性金属及び/又は金属酸化物からな
る非磁性膜を設けてなる磁気記録媒体用支持体であっ
て、該支持体のヤング率が長手方向、幅方向ともに75
00MPa以上であり、湿度膨張係数が長手方向、幅方
向共に−10×10-6〜10×10-6/%RHであり、
かつ、表面B側とは反対側の表面が磁性層形成用の面で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体用支
持体およびこれを用いた磁気記録媒体、特にDVCPR
OシステムによるVTR等で使用されるヘリカルスキャ
ン方式で、画像データがデジタル記録される磁気記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】現在ポータブルな業務用VTRとして
6.35mm幅のテープを用いたDVCPROシステム
が好評を博している。このテープには、6〜7μm厚み
の、長手方向、幅方向共に強度が高いポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(P
EN)等、(例えば特開平5−185507号公報)の
ポリエステルフィルムが支持体として用いられ、その上
に強磁性粉末を結合剤に分散させてなる磁性層が形成さ
れている。
【0003】ミニサイズの現行製品では60分程度の録
画が可能であるが、今後、録画時間を延長するために
は、テープの厚みを一層薄くしていく必要がある。当
然、テープ全体の厚みの大部分を占めるベースフィルム
についても、更なる薄膜化が望まれている。しかし、従
来のポリエステルフィルムを支持体として使用した場合
には、次の様な問題点がある。第一に、強度の問題があ
る。単純に支持体フィルムを薄くすると、幅方向の強度
が不十分となるため、回転ヘッドによりテープエッジが
ダメージを受けることが多い。また、曲げ剛性の不足に
より、磁気ヘッドとの接触不良が生じることもある。さ
らには、テープ加工時に微細な皺が発生し、加工後の磁
性層表面の平滑性が悪化し、その結果、電磁特性が悪化
してしまうなどの問題も生じてくる。
【0004】第二に、保存性能の問題がある。従来、こ
れらのデジタルビデオテープを長期間保存すると、磁性
層の反対側表面から透過した水や酸素が磁性層に到達
し、磁性層が腐食劣化してしまう問題があった。このよ
うな磁性層の腐食劣化は、記録データの高密度化を達成
するため、磁性層を薄くすると、一層顕著になる。
【0005】そこで、これらの問題を解決するために、
ポリエステルフィルムの少なくとも片面に非磁性金属ま
たは金属酸化物の層を形成し、該非磁性金属または金属
酸化物層上に磁性層が設けられてなる磁気記録媒体が提
案されている(特開平10−159873号公報)。
【0006】しかしながら、特開平10−159873
号公報の技術を用いて製造したビデオテープは、特にD
VCPROテープのような高密度記録媒体の場合には、
高温高湿環境下でのテープ寸法の変化によって、磁気ヘ
ッドと記録トラック位置がずれてしまい、データの正確
な再生が困難になる問題があった。また、支持体と磁性
層との膨張率の差から、テープが曲がったり、磁性層が
剥離、破損したりする問題もあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、さら
なる薄膜化が可能であり、長期の保存安定性に優れ、高
温高湿環境下でも高密度デジタル記録信号が良好に再生
でき、特にDVCPROシステムのVTR等のヘリカル
スキャン方式によるデジタル記録に好適な磁気記録媒体
用の支持体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる目的を達
成するために次の構成をとる。
【0009】すなわち、本発明の磁気記録媒体用支持体
は、ポリエステルフイルムの少なくとも片側の表面B上
に、非磁性金属及び/又は金属酸化物からなる非磁性膜
を設けてなる磁気記録媒体用支持体であって、該支持体
のヤング率が長手方向、幅方向ともに7500MPa以
上であり、湿度膨張係数が長手方向、幅方向共に−10
×10-6〜10×10-6/%RHであり、かつ、表面B
側とは反対側の表面が磁性層形成用の面であることを特
徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明におけるポリエステルは、
分子配向により高強度フィルムとなり得るポリエステル
であり、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2,6−ナフタレートが好ましい。即ち、ポリエステル
の構成成分の80%以上がエチレンテレフタレート、エ
チレンナフタレートであるポリエチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン−2,6−ナフタレートであることが
好ましい。エチレンテレフタレート、エチレン−2,6
−ナフタレート以外のポリエステル共重合体成分として
は、例えばジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコー
ル、p−キシリレングリコール、1,4−シクロヘキサ
ンジメタノールなどのジオール成分、アジピン酸、セバ
シン酸、フタル酸、イソフタル酸、5−ナトリウムスル
ホイソフタル酸などのジカルボン酸成分、トリメリット
酸、ピロメリット酸などの多官能ジカルボン酸成分、p
−オキシエトキシ安息香酸などが挙げられる。
【0011】さらに、上記のポリエステルは、他にポリ
エステルと非反応性のスルホン酸のアルカリ金属塩誘導
体、該ポリエステルに実質的に不溶なポリアルキレング
リコールなどの少なくとも一つを5重量%を越えない程
度に混合してもよい。
【0012】本発明の磁気記録媒体用支持体では、ポリ
エステルフィルムの少なくとも片側の表面B上に、非磁
性金属及び/又は金属酸化物からなる非磁性膜が設けら
れている。
【0013】ポリエステルフィルムの少なくとも片側の
表面B上に形成された非磁性膜には、アルミニウム、亜
鉛、ケイ素などの非磁性金属やこれらの金属酸化物が好
ましく用いられるが、これらに限定されない。これらの
非磁性金属及び/又は金属酸化物からなる非磁性膜は、
真空蒸着やスパッタリングまたはイオンプレーティング
法などを用いて形成することができる。この非磁性膜を
設けることにより、(a)磁気記録テープの強度を向上
させ、(b)磁気記録テープの走行面側から浸入し、ベ
ースフィルムを通過する水分、酸素の量を減少させ、さ
らに、(c)高温高湿環境下での磁気記録テープの寸法
変化を低減することができる。
【0014】これら(a)(b)(c)の効果を十分に
実現するためには、ポリエステルフィルムと非磁性膜と
が十分な強度で接着することが好ましい。このため、ポ
リエステルフィルムの表面Bにおける水の接触角が、8
0°以下であることが好ましい。更には70°以下であ
ることが望ましい。80°を超えると、非磁性膜の剥離
が生じ易くなる。また、両者の親和性が不足すること
で、非磁性膜にピンホールが残存したり、層の構造が不
均一になったりし易い。このため、上記(a)(b)
(c)の効果の実現が妨げられ易い。
【0015】本発明の支持体において、磁性層形成用の
表面(以下、表面Aという)のRa値は、最終的に形成
される磁性層の種類により、望まれる値が異なる。磁性
層として、真空蒸着により強磁性金属薄膜層を形成する
場合には、Raは2〜5nmであり、好ましくは2〜4
nmである。Ra値が2nm未満であると、表面A上に
形成される磁性層が平滑すぎて、DVCPRO等のVT
R内での録画、再生時に回転ヘッドにより磁気テープの
磁性層が磨耗するので好ましくない。Ra値が5nmを
超えると、該磁性層が粗面すぎて、磁気テープの出力特
性が低下し好ましくない。
【0016】また、磁性層として、強磁性粉末を結合剤
に分散させてなるものを塗布した場合には、Raは3〜
10nmであり、好ましくは3〜6nmである。Ra値
が3nm未満であると、表面A上に形成される磁性層が
平滑すぎて、DVCPRO等のVTR内での録画、再生
時に回転ヘッドにより磁気テープの磁性層が磨耗するの
で好ましくない。Ra値が10nmを超えると、該磁性
層が粗面すぎて、磁気テープの出力特性が低下し好まし
くない。
【0017】また、フィルム表面B上に非磁性膜が形成
された側の支持体表面、即ち、上記A面とは反対側の支
持体表面(以下、B面という)のRa値は、2〜50n
mであることが望ましい。さらに好ましくは3〜40n
mである。SRa値が2nm未満であると、支持体の走
行性が悪化し、その結果、巻き取り、巻き出し時のハン
ドリング性が著しく悪化する。SRa値が50nmを超
えると、支持体のA面上に磁性層を設けた後、ロール状
に巻取られている時に、支持体のB面の表面粗さがA面
側に転写され、磁性層がうねり状に変形し易く、その結
果、電磁変換特性が悪化し易い。
【0018】本発明の支持体のヤング率は、長手方向、
幅方向ともに7500MPa以上で無くてはならない。
長手方向のヤング率が7500MPa未満の場合、磁気
記録テープに強い応力がかかった場合に、テープが伸び
て変形してしまう。幅方向のヤング率が7500MPa
未満の場合、テープの走行を繰り返すと、テープエッジ
が衝撃を受け損傷を受ける。
【0019】本発明の支持体の湿度膨張係数は、長手方
向、幅方向共に−10×10-6RH以上かつ10×10
-6/%RH以下であり、より好ましくは−6×10-6
H以上、かつ6×10-6/%RH以下である。湿度膨張
係数が−10×10-6%RHより小さいか、あるいは1
0×10-6/%RHを超える場合、環境湿度の変化によ
り、テープ寸法が変化し、磁気ヘッドが記録トラック位
置からずれてしまい、データの正確な再生が困難になっ
てしまう。また、環境湿度の変化により、磁性層と支持
体との膨張率の差から、テープが撓んだり、磁性層が割
れたり、磁性層が剥離したりしてしまい、長期の保存性
能が著しく損なわれてしまう。
【0020】また、温度膨張係数については、長手方
向、幅方向共に−10×10-6/K以上、かつ10×1
-6/K以下が好ましく、さらに−6×10-6/K以
上、かつ6×10-6/K以下が望ましい。温度度膨張係
数が−10×10-6/Kより小さいか、あるいは10×
10-6/Kを超える場合、環境温度、あるいは装置内部
の温度変化により、テープ寸法が変化し、磁気ヘッドが
記録トラック位置からずれ易く、データの正確な再生が
困難になり易い。
【0021】本発明に用いられるポリエステルフィルム
は、例えば、溶融し、成形し、二軸延伸し、熱固定する
という通常のプラスチックフィルム製造工程において、
平均粒子径が50〜1000nmの粒子を0.01〜
1.0重量%含有させた層A用の原料と、平均粒子径が
50〜2000nmの粒子を0.01〜1.5重量%含
有させた層B用の原料とを、共押出し技術によってA/
B積層フィルムにして押出し、90〜140℃で、縦、
横方向にそれぞれ2.7〜3.2倍、3.0〜7.0倍
に延伸した後、更に縦方向に100〜140℃で1.1
〜1.5倍延伸し、180〜220℃の温度で熱固定を
行いながら1.1〜1.3倍に横に延伸することにより
製造することができる。縦方向の延伸の後に、層A表面
に粒径5〜30nm、好ましくは8〜30nmの微細粒
子を0.5〜10.0重量%、好ましくは0.6〜8.
0重量%含む有機化合物の液を塗布して表面A上に塗布
物からなる表面構造を設けてもよい。
【0022】ポリエステルフィルムの表面形状は、フィ
ルムの平面性と走行性を両立させるため、公知の技術に
より調整することができる。例えば、A層、B層内部の
微細粒子の種類、添加量、A層表面に塗布される微細粒
子の種類、添加量により調整することができる。
【0023】本発明に用いられるポリエステルフィルム
の長手方向、幅方向のヤング率はともに6000MPa
以上であることが好ましい。より好ましくは7000M
Pa以上である。ヤング率が6000MPa未満である
と、非磁性膜を設けた後の磁気記録媒体用支持体のヤン
グ率を、7500MPa以上とすることが困難になる。
【0024】支持体の長手方向、幅方向のヤング率を共
に7500MPa以上とするためには、前記したフィル
ム製造工程での延伸倍率を調整してポリエステルフィル
ムのヤング率を所定水準以上とし、さらに非磁性膜を構
成する材料のヤング率を50000MPa以上とし、こ
の非磁性膜形成材料のヤング率水準に応じて非磁性膜厚
さを調整することが好ましい。例えば、非磁性膜形成材
料のヤング率が低い時は膜厚さを厚くし、そのヤング率
が高い時は膜厚さを薄くするとよい。
【0025】支持体の長手方向、幅方向の湿度膨張係数
を共に−10×10-6〜10×10 -6/%RHとするた
めには、前記したフィルム製造工程での延伸倍率、延伸
温度、熱処理温度を調整して、ポリエステルフィルムの
幅方向の分子鎖の配向度を上げ、湿度上昇に伴い、分子
鎖が収縮する傾向をもたせることが好ましく、さらに、
フィルム表面B上の非磁性膜によってフィルム内に水分
が浸入しにくくすることが効果的である。湿度膨張係数
は非磁性膜の材料、膜厚、膜質の条件によっても大きく
影響を受けるので、これら条件を調整する。一般的には
ポリエステルフィルム自体のヤング率を4500MPa
以上とし、非磁性膜材料としてその湿度膨張係数が小さ
い材料、防湿性の材料を選び、膜厚を50nm以上に調
整すればよい。
【0026】支持体の幅方向の温度膨張係数を−10×
10-6〜10×10-6/Kとするためには、前記したフ
ィルム製造工程での延伸倍率、延伸温度、熱処理温度を
調整して、ポリエステルフィルムの幅方向の分子鎖の配
向度を上げ、湿度上昇に伴い、分子鎖が収縮する傾向を
もたせ、更に前記非磁性膜を設け、その膜材料、膜厚、
膜質を調整すればよい。この場合にも一般的にはポリエ
ステルフィルム自体のヤング率を6000MPa以上と
し、100℃、30分の熱収縮率を0.2%以上とし、
非磁性膜厚を50nm以上に調整すればよい。また非磁
性膜の材料には温度膨張係数が小さいものを選ぶことが
好ましい。
【0027】ポリエステルフィルムの表面Bにおける水
の接触角を低下させるためには、公知の方法が使用で
き、特に制限されない。例えば、表面のコロナ放電処理
やプラズマ放電処理、親水性のコーティングを施す方
法、B層の原料に親水性官能基を有するモノマーを共重
合したり、金属塩を添加するなどの方法がある。
【0028】ポリエステルフィルムの少なくとも表面B
上には、非磁性膜が形成される。これらの非磁性膜は、
真空蒸着やスパッタリングまたはイオンプレーティング
法などを用いて形成することができる。表面Bに形成さ
れる非磁性膜の厚さは30〜500nmが好ましい。3
0nm未満では強度の向上効果が小さい。また、水や酸
素の遮断効果も小さくなり、高温高湿環境下での寸法変
化の低減効果も小さくなる。500nmを超えると支持
体が変形したり、可撓性が悪化したりする。
【0029】本発明における磁気記録媒体は、かかる磁
気記録媒体用支持体のA面側に磁性層を設けることによ
り製造される。表面B上と表面A上との両面側に非磁性
膜が設けられた支持体の場合には、磁性層は、表面A側
の非磁性膜上に設ければよい。非磁性膜が、表面A側に
設けられてなく表面B側のみに設けられている支持体の
場合には、ポリエステルフィルムの表面A上に直接形成
すればよい。磁性層にはこの分野において周知のものを
使用することができ、特に限定されないが、鉄、コバル
ト、ニッケル、またはそれらの合金の強磁性体からなる
ものが好ましい。
【0030】磁性層は、これらの強磁性粉末を結合剤に
分散させてなるものを塗布してもよいし、あるいは真空
蒸着により強磁性金属薄膜層を形成してもよい。磁性層
の厚さは特に限定されないが、100〜600nmが好
ましい。また上記磁性層上に10nm程度の厚みのダイ
ヤモンド状カーボン膜をコーティングし、更にその上に
潤滑剤処理を施してもよい。
【0031】本発明の磁気記録媒体は支持体のB面をそ
のまま磁気テープの走行面側の面としてもよいし、更に
B面上に、固体微粒子および結合剤からなり、必要に応
じて各種添加剤を加えた溶液を塗布することにより形成
されるバックコート層を設けてもよい。固体微粒子、結
合剤、添加剤は公知のものを使用でき、特に限定されな
い。バックコート層の厚さは0.3〜1.5μm程度が
好ましい。
【0032】この磁気記録媒体は、特に回転ヘッドによ
り、テープの長手方向に対してヘリカルにデータをデジ
タル記録する場合、優れた結果を得ることができ好適で
ある。
【0033】
【実施例】本実施例で用いた測定法を下記に示す。 (1) Ra値 Ra値は、JIS B 0601の規定に従い求めた。
測定は原子間力顕微鏡(走査型プローブ顕微鏡SPI3
800、セイコーインスツルメント社製)を使用して行
った。測定条件は下記の通り。 走査モード:ダイナミックフォースモード 走査範囲:30μm×30μm 走査速度:0.53Hz (2)水の接触角 マイクロディスペンサーを用い、水を2μl定量し、フ
ィルム表面に滴下した。マイクロスコープで観察して、
液滴に引いた接線と固体表面との角度を測定した。
【0034】(3)ヤング率 通常の引張試験の測定方法により応力−ひずみ曲線を得
る。得られた応力−ひずみ曲線におけるスタート点の立
ち上がり勾配からヤング率をASTM D−882−6
7に準じて求め、MPaで表す。サンプル幅、実効長さ
は10mm、100mmとした。引張速度は100mm
/minとした。
【0035】(4)支持体の温度膨張係数、湿度膨張係
数 磁気記録媒体用支持体の温度膨張係数(α)及び湿度膨
張係数(β)はTMA(Thermo-Mechanical-Analyzer、
熱機械分析装置 真空理工株式会社製 TM−700
0)を用いて測定した。温度膨張係数(α)はサンプル
を試料台にセットし、雰囲気温度を25℃(T1 K)
から35℃(T2 K)まで変えた時の寸法変化(L
1、L2)を記録し、式(1)より求めた。測定時の湿
度は50%RHとした。
【数1】
【0036】湿度膨張係数(β)は、雰囲気湿度を7%
RH(H1)から95%RH(H2)まで変えた時の寸
法変化(L1、L2)を記録し、次の式より求めた。測
定時の温度は25℃とした。
【数2】 温度膨張係数、及び湿度膨張係数に共通する他の測定条
件を下記する。 サンプルサイズ :5mm幅×15mm幅 測定時荷重 :5g
【0037】(5)ドロップアウト(DO)個数 磁気記録テープの特性評価は、市販のDVCPRO方式
のデジタルVTRを用いて静かな室内で録画、再生し、
ドロップアウト(DO)個数を求めることにより行っ
た。DO個数の測定は、作成した磁気記録テープを市販
のDVCPRO方式のVTRで録画し、1分間の再生を
して画面にあらわれたブロック状のモザイク個数を数え
ることによって行った。DO個数は、常温常湿(25
℃、60%RH)でテープ製造後の初期特性を測定した
()。次に、高温高湿(35℃、80%RH)で再生
した時のDO個数を測定し()、この値からDVCテ
ープの温度、湿度変化に対する録画、再生の安定性を評
価した。さらに、高温高湿(60℃、80%RH)でテ
ープを7日間放置した後のテープのDO個数を常温常湿
(25℃、60%RH)で測定し()、この値からデ
ジタル記録信号の保存性能を評価した。
【0038】次に実施例に基づき、本発明を説明する。
【0039】実施例1 実質的に不活性粒子を含有しないポリエチレンテレフタ
レートに平均粒径90nmのシリカを0.05重量%含
有させた原料Aと、実質的に不活性粒子を含有しないポ
リエチレンテレフタレートに平均粒径300nmの炭酸
カルシウムを0.50重量%含有させた原料Bとを、厚
み比5:1の割合で共押出しし、シート状成形物を得
た。このシート状成形物をロール延伸法で110℃で
3.0倍に縦延伸した後、ステンターにて横方向に10
2℃で3.2倍に延伸し、更にロール延伸法で125℃
で1.4倍に再縦延伸した。その後、215℃で横方向
に1.25倍の延伸を行いながら熱処理し中間スプール
に巻き、スリッターで小幅にスリットし、円筒コアーに
ロール状に巻取り、厚さ3.5μmのロール状ポリエス
テルフィルムを得た。
【0040】このポリエステルフィルムの表面B上に、
真空蒸着によりアルミニウムを200nmの膜厚みで設
け(非磁性膜)、支持体を作成した。
【0041】この支持体のA面に、鉄を主体とする針状
強磁性金属粉末を、塩化ビニル共重合体、ポリウレタン
樹脂を結合剤とし、メチルエチルケトンを溶剤として塗
工し、乾燥させ、カレンダー処理をして厚さ500nm
の磁性層を形成させた。次に、カーボンブラック、ポリ
ウレタン、シリコーンからなるバックコート層を、B面
側に500nm厚みで設け、1/4インチ幅にスリッタ
ーを使用してテープ状に切断しリールに巻き上げ、DV
CPROテープを作成した。
【0042】得られたポリエステルフィルム、支持体、
及び磁気テープの特性を表1に示す。
【0043】実施例2 実施例1において、支持体のA面に、真空蒸着によりコ
バルト−酸素薄膜を110nmの厚みで形成した。次に
コバルト−酸素薄膜上に、スパッタリング法によりより
ダイヤモンド状カーボン膜を10nmの厚みで形成させ
た。続いて、カーボンブラック、ポリウレタン、シリコ
ーンからなるバックコート層を、B面側に500nm厚
みで設け、1/4インチ幅にスリッターを使用してテー
プ状に切断し、DVCPROテープを作成した。得られ
たポリエステルフィルム、支持体、及び磁気テープの特
性を表1に示す。
【0044】実施例3 実施例1のベースフィルム製造において、ポリエチレン
テレフタレートをポリエチレン−2,6−ナフタレート
に変更し、縦延伸温度及び倍率を135℃で6.1倍、
横延伸温度及び倍率を135℃で8.0倍、再縦延伸温
度を140℃と変更し、その他は同様にして、厚さ2.
5μmの複合ポリエステルフィルムロールを得た。その
他は実施例1と同様にして、支持体、幅1/4インチの
DVCPROテープを作成した。得られたポリエステル
フィルム、支持体、及び磁気テープの特性を表1に示
す。
【0045】実施例4 実施例3の支持体製造において、ポリエステルフィルム
の表面B上に真空蒸着により酸化アルミニウムを200
nmの厚みで設けた(非磁性膜)。その他は実施例3と
同様にして、幅1/4インチのリールに巻き上げられた
DVCPROテープを作成した。得られたポリエステル
フィルム、支持体、及び磁気テープの特性を表1に示
す。
【0046】実施例5 実施例1において、アルミニウムを真空蒸着させる前
に、ポリエステルフィルムの表面Bを強度20W・分/
2でコロナ放電処理した。その他は実施例1と同様に
して、支持体、幅1/4インチのDVCPROテープを
作成した。得られたポリエステルフィルム、支持体、及
び磁気テープの特性を表1に示す。
【0047】実施例6 実施例3のベースフィルム製造において、原料Bに含ま
れる平均粒径300nmの炭酸カルシウムを、平均粒径
300nmの架橋ポリスチレン粒子に変更した。その他
は実施例3と同様にして、支持体、幅1/4インチのリ
ールに巻き上げられたDVCPROテープを作成した。
得られたポリエステルフィルム、支持体、及び磁気テー
プの特性を表1に示す。
【0048】実施例7 実施例1のベースフィルム製造において、原料Aに含ま
れるシリカの平均粒子径を40nmとした。その他は実
施例1と同様にして、支持体、幅1/4インチのリール
に巻き上げられたDVCPROテープを作成した。得ら
れたポリエステルフィルム、支持体、及び磁気テープの
特性を表1に示す。
【0049】実施例8 実施例1のベースフィルム製造において、原料Aに含ま
れるシリカの平均粒子径を200nmとした。その他は
実施例1と同様にして、支持体、幅1/4インチのリー
ルに巻き上げられたDVCPROテープを作成した。得
られたポリエステルフィルム、支持体、及び磁気テープ
の特性を表1に示す。
【0050】比較例1 実施例1のベースフィルム製造において、ロール延伸法
での再縦延伸倍率を1.1倍にした。その他は実施例1
と同様にして、支持体、幅1/4インチのリールに巻き
上げられたDVCPROテープを作成した。得られたポ
リエステルフィルム、支持体、及び磁気テープの特性を
表1に示す。
【0051】比較例2 実施例1のベースフィルム製造において、215℃での
横方向の延伸倍率を1.05倍とした。その他は実施例
1と同様にして、支持体、幅1/4インチのDVCPR
Oテープを作成した。得られたポリエステルフィルム、
支持体、及び磁気テープの特性を表1に示す。
【0052】比較例3 実施例1の支持体製造において、真空蒸着によりアルミ
ニウムの非磁性膜(膜厚み200nm)を設けるフィル
ム表面を、表面Aに変更し、表面Bには非磁性膜を形成
させずに支持体とした。その他は実施例1と同様にし
て、支持体のA面に磁性層を形成し、幅1/4インチの
DVCPROテープを作成した。得られたポリエステル
フィルム、支持体、及び磁気テープの特性を表1に示
す。
【0053】比較例4 実施例1の支持体製造において、ポリエステルフィルム
の表面Bにアルミニウムの真空蒸着を施さず、ポリエス
テルフィルムそのものを支持体とした。その他は実施例
1と同様にして幅1/4インチのDVCPROテープを
作成した。得られたポリエステルフィルム(支持体)、
及び磁気テープの特性を表1に示す。
【0054】比較例5 実施例1の支持体製造において、ポリエステルフィルム
の表面B面に真空蒸着によりアルミニウムを膜厚20n
mで設け(非磁性膜)、支持体を作成した。その他は実
施例1と同様にして幅1/4インチのDVCPROテー
プを作成した。得られたポリエステルフィルム、支持
体、及び磁気テープの特性を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】表1の特性から明らかな様に、本発明の支
持体を用いて得られる磁気記録テープは、DO発生が少
なく、温度や湿度変化に対する録画・再生の安定性が良
く、デジタル記録信号の保存性能も良かった。
【0057】
【発明の効果】本発明の支持体を用いると、さらなる薄
膜化が可能で、長期の保存安定性に優れ、高温高湿環境
下でも高密度デジタル記録信号が良好に再生できる磁気
記録媒体とすることができ、特に、データ保存用に適し
た、DVCPROシステムのVTR等の回転ヘッドによ
るヘリカルスキャン方式によるデジタル記録の磁気記録
媒体用として好適である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片側
    の表面B上に、非磁性金属及び/又は金属酸化物からな
    る非磁性膜を設けてなる磁気記録媒体用支持体であっ
    て、該支持体のヤング率が長手方向、幅方向ともに75
    00MPa以上であり、湿度膨張係数が長手方向、幅方
    向共に−10×10-6〜10×10-6/%RHであり、
    かつ、表面B側とは反対側の表面が磁性層形成用の面で
    あることを特徴とする磁気記録媒体用支持体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気記録媒体用支持体で
    あって、ポリエステルがポリエチレンテレフタレートま
    たはポリエチレン−2、6−ナフタレートであることを
    特徴とする磁気記録媒体用支持体。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気記録媒体用支持体で
    あって、ポリエステルフィルムの片側の表面Bにおける
    水の接触角が、80°以下であることを特徴とする磁気
    記録媒体用支持体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気記録媒体用支持体で
    あって、温度膨張係数が長手方向、幅方向共に−10×
    10-6〜10×10-6/Kであることを特徴とする磁気
    記録媒体用支持体。
  5. 【請求項5】 磁性層形成用の表面のRa値が2〜5n
    mである請求項1記載の磁気記録媒体用支持体の、磁性
    層形成用の面側に、真空蒸着による強磁性金属薄膜から
    なる磁性層が設けられてなることを特徴とする磁気記録
    媒体。
  6. 【請求項6】 磁性層形成用の表面のRa値が3〜10
    nmである請求項1記載の磁気記録媒体用支持体の、磁
    性層形成用の面側に、強磁性粉末を結合剤に分散させて
    なる磁性層が設けられてなることを特徴とする磁気記録
    媒体。
  7. 【請求項7】 信号が回転ヘッドにより長手方向に対し
    てヘリカルにデジタル記録されることを特徴とする請求
    項5又は6に記載の磁気記録媒体。
  8. 【請求項8】 ポリエステルフイルムの少なくとも片側
    の表面B上に、非磁性金属及び/又は金属酸化物からな
    る非磁性膜を設けてなる支持体の、表面B側とは反対側
    の表面に、強磁性金属薄膜からなる磁性層が設けられて
    なる磁気記録テープであって、そのヤング率が長手方
    向、幅方向ともに7500MPa以上であり、かつ、湿
    度膨張係数が長手方向、幅方向共に−10×10-6〜1
    0×10-6/%RHであることを特徴とする磁気記録テ
    ープ。
  9. 【請求項9】 ポリエステルフイルムの少なくとも片側
    の表面B上に、非磁性金属及び/又は金属酸化物からな
    る非磁性膜を設けてなる支持体の、表面B側とは反対側
    の表面に、強磁性粉末を結合剤に分散させてなる磁性層
    が設けられてなる磁気記録テープであって、そのヤング
    率が長手方向、幅方向ともに7500MPa以上であ
    り、かつ、湿度膨張係数が長手方向、幅方向共に−10
    ×10-6〜10×10-6/%RHであることを特徴とす
    る磁気記録テープ。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の磁気記録テープ
    であって、その温度膨張係数が長手方向、幅方向共に−
    10×10-6〜10×10-6/Kであることを特徴とす
    る磁気記録テープ。
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