JP2002317472A - 作業車両のモニター装置 - Google Patents
作業車両のモニター装置Info
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- G07—CHECKING-DEVICES
- G07C—TIME OR ATTENDANCE REGISTERS; REGISTERING OR INDICATING THE WORKING OF MACHINES; GENERATING RANDOM NUMBERS; VOTING OR LOTTERY APPARATUS; ARRANGEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS FOR CHECKING NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- G07C5/00—Registering or indicating the working of vehicles
- G07C5/08—Registering or indicating performance data other than driving, working, idle, or waiting time, with or without registering driving, working, idle or waiting time
- G07C5/0841—Registering performance data
- G07C5/085—Registering performance data using electronic data carriers
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 オペレータの好みに応じた各種調整・設定操
作を容易に行うとともに、サービスサイドにおける各種
調整・設定操作も特別の入力装置を必要とせずに容易に
行う。 【解決手段】 作業車両の各種情報を表示する表示パネ
ル部におけるメッセージ表示部を、当該作業車両の通常
の稼動状態を表示する通常モード１１と、当該作業車両
を操作するオペレータにより選択可能な複数の機能を切
り替え表示するユーザモード１２と、当該作業車両の調
整作業を行う調整者により選択可能な複数の機能を切り
替え表示するサービスモード１３に切り替え可能とす
る。
作を容易に行うとともに、サービスサイドにおける各種
調整・設定操作も特別の入力装置を必要とせずに容易に
行う。 【解決手段】 作業車両の各種情報を表示する表示パネ
ル部におけるメッセージ表示部を、当該作業車両の通常
の稼動状態を表示する通常モード１１と、当該作業車両
を操作するオペレータにより選択可能な複数の機能を切
り替え表示するユーザモード１２と、当該作業車両の調
整作業を行う調整者により選択可能な複数の機能を切り
替え表示するサービスモード１３に切り替え可能とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばブルドーザ
のような建設機械に適用して好適な作業車両のモニター
装置に関するものである。
のような建設機械に適用して好適な作業車両のモニター
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ブルドーザ等の建設機械車両にお
いては、その車両の稼動場所に応じて、個々の車両毎に
各種の制御パラメータを変更したり、ブレーキもしくは
クラッチのばらつきを調整したり、各種メンテナンス部
品等の交換時間設定を変更したりというように、個々の
車両毎に車体性能の変更を行えるようにするシステムの
採用が要求されている。
いては、その車両の稼動場所に応じて、個々の車両毎に
各種の制御パラメータを変更したり、ブレーキもしくは
クラッチのばらつきを調整したり、各種メンテナンス部
品等の交換時間設定を変更したりというように、個々の
車両毎に車体性能の変更を行えるようにするシステムの
採用が要求されている。
【０００３】この要求に対応するには、車両に搭載され
たコントローラのプログラムを変更することも考えられ
るが、このような方法は量産に適していないことから、
通常は、各種の制御パラメータ等を不揮発性ＲＯＭに記
憶させておき、調整者（サービスマン）が、パソコンな
どのツールを用いて書き換えを行うといった方法が採ら
れている。
たコントローラのプログラムを変更することも考えられ
るが、このような方法は量産に適していないことから、
通常は、各種の制御パラメータ等を不揮発性ＲＯＭに記
憶させておき、調整者（サービスマン）が、パソコンな
どのツールを用いて書き換えを行うといった方法が採ら
れている。
【０００４】一方、前述のような車体性能の変更とは別
に、例えばモニター画面の輝度調整や液晶の濃度調整と
いった、オペレータが当該車両を運転操作する上での利
便性、快適性を増すための調整項目もしくは設定項目に
ついては、各項目毎に専用スイッチを設けて、オペレー
タがそれらスイッチを操作して調整等を行うようにされ
ている。
に、例えばモニター画面の輝度調整や液晶の濃度調整と
いった、オペレータが当該車両を運転操作する上での利
便性、快適性を増すための調整項目もしくは設定項目に
ついては、各項目毎に専用スイッチを設けて、オペレー
タがそれらスイッチを操作して調整等を行うようにされ
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、調整者
が車体性能を変更するのに、前述のようにパソコンなど
のツールを用いて書き換えを行っているのでは、その調
整作業が極めて煩雑になるという問題点がある。またオ
ペレータの調整・設定項目について、各項目毎に専用ス
イッチを設ける方式では、調整項目等が増えるにしたが
ってスイッチ数が増えてやはりその調整・設定作業が煩
雑であるだけでなく、操作パネル部の構成が複雑化して
しまうという問題点がある。
が車体性能を変更するのに、前述のようにパソコンなど
のツールを用いて書き換えを行っているのでは、その調
整作業が極めて煩雑になるという問題点がある。またオ
ペレータの調整・設定項目について、各項目毎に専用ス
イッチを設ける方式では、調整項目等が増えるにしたが
ってスイッチ数が増えてやはりその調整・設定作業が煩
雑であるだけでなく、操作パネル部の構成が複雑化して
しまうという問題点がある。
【０００６】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、車両の詳細知識を有するサービスマンによ
る調整・設定操作と、オペレータが行う調整・設定操作
とを同一のモニターパネル面にて行い、オペレータの好
みに応じた各種調整・設定操作を容易に行えるようにす
るとともに、サービスサイドにおける各種調整・設定操
作も特別の入力装置を必要とせずに容易に行うことので
きる作業車両のモニター装置を提供することを目的とす
るものである。
れたもので、車両の詳細知識を有するサービスマンによ
る調整・設定操作と、オペレータが行う調整・設定操作
とを同一のモニターパネル面にて行い、オペレータの好
みに応じた各種調整・設定操作を容易に行えるようにす
るとともに、サービスサイドにおける各種調整・設定操
作も特別の入力装置を必要とせずに容易に行うことので
きる作業車両のモニター装置を提供することを目的とす
るものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前記目
的を達成するために、本発明による作業車両のモニター
装置は、作業車両の各種情報を表示する表示パネル部
（２）と、この表示パネル部（２）における表示内容の
切り替え操作を含む各種の切り替え／調整操作を行う切
り替え／調整スイッチ部（３，４，６）を有する作業車
両のモニター装置において、前記表示パネル部（２）
は、各種のメッセージを切り替え表示するメッセージ表
示部（９）を備え、このメッセージ表示部（９）は、当
該作業車両の通常の稼動状態を表示する通常モード（１
１）と、当該作業車両を操作するオペレータにより選択
可能な複数の機能を切り替え表示するユーザインフォメ
ーションモード（１２）と、当該作業車両の調整作業を
行う調整者により選択可能な複数の機能を切り替え表示
するサービスインフォメーションモード（１３）に切り
替え可能に構成されていることを特徴とするものである
（第１発明）。
的を達成するために、本発明による作業車両のモニター
装置は、作業車両の各種情報を表示する表示パネル部
（２）と、この表示パネル部（２）における表示内容の
切り替え操作を含む各種の切り替え／調整操作を行う切
り替え／調整スイッチ部（３，４，６）を有する作業車
両のモニター装置において、前記表示パネル部（２）
は、各種のメッセージを切り替え表示するメッセージ表
示部（９）を備え、このメッセージ表示部（９）は、当
該作業車両の通常の稼動状態を表示する通常モード（１
１）と、当該作業車両を操作するオペレータにより選択
可能な複数の機能を切り替え表示するユーザインフォメ
ーションモード（１２）と、当該作業車両の調整作業を
行う調整者により選択可能な複数の機能を切り替え表示
するサービスインフォメーションモード（１３）に切り
替え可能に構成されていることを特徴とするものである
（第１発明）。
【０００８】本発明によれば、車両の詳細知識を有する
サービスマンによる調整・設定操作と、オペレータが行
う調整・設定操作とを同一の表示パネル面にて行うこと
ができるので、サービスサイドにおける車両性能の調整
等の各種調整・設定操作が特別の入力装置なしに容易に
行えるのみならず、オペレータの好みに応じた利便性、
快適性を増すための各種調整・設定操作をも容易に行う
ことができる。しかも、調整項目等が増えるにしたがっ
てスイッチ数が増えることもないので、モニター装置の
装置構成を簡素にすることができる。
サービスマンによる調整・設定操作と、オペレータが行
う調整・設定操作とを同一の表示パネル面にて行うこと
ができるので、サービスサイドにおける車両性能の調整
等の各種調整・設定操作が特別の入力装置なしに容易に
行えるのみならず、オペレータの好みに応じた利便性、
快適性を増すための各種調整・設定操作をも容易に行う
ことができる。しかも、調整項目等が増えるにしたがっ
てスイッチ数が増えることもないので、モニター装置の
装置構成を簡素にすることができる。
【０００９】本発明において、前記ユーザインフォメー
ションモード（１２）は、当該作業車両のメンテナンス
情報を表示するメンテナンスモード（１２Ａ）または前
記表示パネル部（２）の視認度合を設定・調整するユー
ザ調整モード（１２Ｃ）を有するものであるのが良い
（第２発明）。このようにメンテナンス情報を表示させ
ることで、オペレータは例えばオイルフィルターやオイ
ルの交換時期などを容易に把握することができてより利
便性を向上させることができる。また、表示パネル部の
視認度合をオペレータの好みに合わせて容易に調整でき
るので、オペレータによる車両運転時の快適性を向上さ
せることができる。
ションモード（１２）は、当該作業車両のメンテナンス
情報を表示するメンテナンスモード（１２Ａ）または前
記表示パネル部（２）の視認度合を設定・調整するユー
ザ調整モード（１２Ｃ）を有するものであるのが良い
（第２発明）。このようにメンテナンス情報を表示させ
ることで、オペレータは例えばオイルフィルターやオイ
ルの交換時期などを容易に把握することができてより利
便性を向上させることができる。また、表示パネル部の
視認度合をオペレータの好みに合わせて容易に調整でき
るので、オペレータによる車両運転時の快適性を向上さ
せることができる。
【００１０】ここで、前記メンテナンスモード（１２
Ａ）においては、メンテナンス項目とメンテナンス時期
とメンテナンス履歴が表示されるのが好ましい（第３発
明）。また、前記ユーザ調整モード（１２Ｃ）において
は、前記表示パネル部（２）のバックライトの明るさと
濃さを調整できるようにされているのが好ましい（第４
発明）。
Ａ）においては、メンテナンス項目とメンテナンス時期
とメンテナンス履歴が表示されるのが好ましい（第３発
明）。また、前記ユーザ調整モード（１２Ｃ）において
は、前記表示パネル部（２）のバックライトの明るさと
濃さを調整できるようにされているのが好ましい（第４
発明）。
【００１１】また、前記第２発明において、前記サービ
スインフォメーションモード（１３）は、前記メンテナ
ンスモード（１２Ａ）におけるメンテナンス時期の設定
を変更するメンテナンスサービスモード（１３Ａ）また
は車両の負荷状態を記憶・表示する負荷記憶モード（１
３Ｅ）または車両の現在の稼動状態を表示するリアルタ
イムモニタリングモード（１３Ｆ）を有するものである
のが良い（第５発明）。このようにメンテナンスサービ
スモード（１３Ａ）を備えることで、車両の稼動場所に
応じて、個々の車両毎にメンテナンス時期の設定を変更
することができ、ユーザニーズに適合した車両を得るこ
とができる。また、リアルタイムモニタリングモード
（１３Ｆ）を備えることで、サービスマンは時々刻々の
車両状態をリアルタイムで知ることができるので、調
整、設定等の作業がより容易に行えるという効果があ
る。
スインフォメーションモード（１３）は、前記メンテナ
ンスモード（１２Ａ）におけるメンテナンス時期の設定
を変更するメンテナンスサービスモード（１３Ａ）また
は車両の負荷状態を記憶・表示する負荷記憶モード（１
３Ｅ）または車両の現在の稼動状態を表示するリアルタ
イムモニタリングモード（１３Ｆ）を有するものである
のが良い（第５発明）。このようにメンテナンスサービ
スモード（１３Ａ）を備えることで、車両の稼動場所に
応じて、個々の車両毎にメンテナンス時期の設定を変更
することができ、ユーザニーズに適合した車両を得るこ
とができる。また、リアルタイムモニタリングモード
（１３Ｆ）を備えることで、サービスマンは時々刻々の
車両状態をリアルタイムで知ることができるので、調
整、設定等の作業がより容易に行えるという効果があ
る。
【００１２】この場合、前記リアルタイムモニタリング
モード（１３Ｆ）は、各表示項目毎に設定された識別コ
ードの入力に基づき、その識別コードに対応する項目に
係る稼動状態を表示するようにされているのが好ましい
（第６発明）。こうすることで、入力された識別コード
に対応する項目を多数の表示項目の中から即座に選定す
ることができるので、サービスマンの作業能率の向上を
図ることができる。
モード（１３Ｆ）は、各表示項目毎に設定された識別コ
ードの入力に基づき、その識別コードに対応する項目に
係る稼動状態を表示するようにされているのが好ましい
（第６発明）。こうすることで、入力された識別コード
に対応する項目を多数の表示項目の中から即座に選定す
ることができるので、サービスマンの作業能率の向上を
図ることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】次に、本発明による作業車両のモ
ニター装置の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ説明する。
ニター装置の具体的な実施の形態について、図面を参照
しつつ説明する。
【００１４】図１には、ブルドーザに適用した本発明の
一実施形態に係るモニター装置の開扉状態での正面図が
示されている。
一実施形態に係るモニター装置の開扉状態での正面図が
示されている。
【００１５】本実施形態のモニター装置１は、ブルドー
ザの運転席の前方に設置されており、タッチパネル式の
モニターパネル（表示パネル部）２と、このモニターパ
ネル２の下方に配されるセレクトスイッチ３、カーソル
スイッチ４等の各種スイッチ類を備えて構成されてい
る。また、これらスイッチ類の下方には、通常のオペレ
ータには操作できない位置に、言い換えれば調整者（サ
ービスマン）のみが操作可能なカバー５の内側位置にサ
ービススイッチ６が設けられている。ここで、セレクト
スイッチ３およびカーソルスイッチ４等はいずれも回転
式の摘みよりなり、左右回転方向に３０°程度ずつ回動
操作できるようにされ、回動操作後に摘みから手を離す
とばねにより中央位置に復帰するように構成されてい
る。なお、セレクトスイッチ３は、左回転方向に順次回
動操作することで後述の各種モードを確定できるように
され、逆に右回転方向に３０°程度回動操作することで
そのモードをキャンセルできるようにされている。ま
た、カーソルスイッチ４は、左右の各回転方向に回動操
作することで、各種モードを切り替えたり、あるいは表
示部に表示されるカーソルを左右方向に移動させたりで
きるようになっている。
ザの運転席の前方に設置されており、タッチパネル式の
モニターパネル（表示パネル部）２と、このモニターパ
ネル２の下方に配されるセレクトスイッチ３、カーソル
スイッチ４等の各種スイッチ類を備えて構成されてい
る。また、これらスイッチ類の下方には、通常のオペレ
ータには操作できない位置に、言い換えれば調整者（サ
ービスマン）のみが操作可能なカバー５の内側位置にサ
ービススイッチ６が設けられている。ここで、セレクト
スイッチ３およびカーソルスイッチ４等はいずれも回転
式の摘みよりなり、左右回転方向に３０°程度ずつ回動
操作できるようにされ、回動操作後に摘みから手を離す
とばねにより中央位置に復帰するように構成されてい
る。なお、セレクトスイッチ３は、左回転方向に順次回
動操作することで後述の各種モードを確定できるように
され、逆に右回転方向に３０°程度回動操作することで
そのモードをキャンセルできるようにされている。ま
た、カーソルスイッチ４は、左右の各回転方向に回動操
作することで、各種モードを切り替えたり、あるいは表
示部に表示されるカーソルを左右方向に移動させたりで
きるようになっている。
【００１６】図２に示されているように、前記モニター
パネル２には、左側にシュースリップコントロールスイ
ッチ部７が配置され、中央上部および右側上部にゲージ
表示部８が配置され、中央下部にメッセージ表示部９が
配置され、右側下部にコーション表示部１０が配置され
ている。ここで、シュースリップコントロールスイッチ
部７は、ロックアップスイッチ７ａ、エコノミースイッ
チ７ｂ、後進スロースイッチ７ｃ、シュースリップコン
トロールスイッチ７ｄ、シュースリップモードスイッチ
７ｅにて構成されている。また、ゲージ表示部８は、タ
コメータ８ａ、速度段表示８ｂ、ロックアップ表示８
ｃ、エンジン水温ゲージ８ｄ、パワーライン油温ゲージ
８ｅ、作動油温ゲージ８ｆ、燃料ゲージ８ｇにて構成さ
れている。さらに、コーション表示部１０は、バッテリ
ーチャージ異常、エンジンオイル油圧低下、エンジンオ
ーバーヒート、パワーラインオイルオーバーヒート、作
動油圧オーバーヒート、クーラント水位低下、ＨＳＳチ
ャージ圧低下等々の異常時に点灯する各種マーク１０ａ
と、それらマークと同時に点灯もしくは点滅する表示ラ
ンプ１０ｂにて構成されている。
パネル２には、左側にシュースリップコントロールスイ
ッチ部７が配置され、中央上部および右側上部にゲージ
表示部８が配置され、中央下部にメッセージ表示部９が
配置され、右側下部にコーション表示部１０が配置され
ている。ここで、シュースリップコントロールスイッチ
部７は、ロックアップスイッチ７ａ、エコノミースイッ
チ７ｂ、後進スロースイッチ７ｃ、シュースリップコン
トロールスイッチ７ｄ、シュースリップモードスイッチ
７ｅにて構成されている。また、ゲージ表示部８は、タ
コメータ８ａ、速度段表示８ｂ、ロックアップ表示８
ｃ、エンジン水温ゲージ８ｄ、パワーライン油温ゲージ
８ｅ、作動油温ゲージ８ｆ、燃料ゲージ８ｇにて構成さ
れている。さらに、コーション表示部１０は、バッテリ
ーチャージ異常、エンジンオイル油圧低下、エンジンオ
ーバーヒート、パワーラインオイルオーバーヒート、作
動油圧オーバーヒート、クーラント水位低下、ＨＳＳチ
ャージ圧低下等々の異常時に点灯する各種マーク１０ａ
と、それらマークと同時に点灯もしくは点滅する表示ラ
ンプ１０ｂにて構成されている。
【００１７】次に、前記メッセージ表示部９の詳細構成
について説明する。このメッセージ表示部９には、図３
のモード遷移ツリーにて示されるように、機能選択によ
り通常モード（標準モード）１１、ユーザインフォメー
ションモード（ユーザモード）１２およびサービスイン
フォメーションモード（サービスモード）１３の３種類
のモードが選択されて表示されるようになっている。こ
こで、ユーザモード１２は、オペレータが当該ブルドー
ザを運転操作する上での利便性、快適性を増すための調
整もしくは設定を行うためのモードであり、サービスモ
ード１３は、サービスマンが車両の稼働場所等に応じて
個々の車両毎に車体性能の変更を行うというように、オ
ペレータが勝手に操作できない調整もしくは設定を行う
ためのモードである。
について説明する。このメッセージ表示部９には、図３
のモード遷移ツリーにて示されるように、機能選択によ
り通常モード（標準モード）１１、ユーザインフォメー
ションモード（ユーザモード）１２およびサービスイン
フォメーションモード（サービスモード）１３の３種類
のモードが選択されて表示されるようになっている。こ
こで、ユーザモード１２は、オペレータが当該ブルドー
ザを運転操作する上での利便性、快適性を増すための調
整もしくは設定を行うためのモードであり、サービスモ
ード１３は、サービスマンが車両の稼働場所等に応じて
個々の車両毎に車体性能の変更を行うというように、オ
ペレータが勝手に操作できない調整もしくは設定を行う
ためのモードである。
【００１８】前記通常モード１１においては、メッセー
ジ表示部９は図４に示されるように、速度段（図の例で
はＦ１−Ｒ１）の表示と稼動積算時間（図の例では３２
５４２．０ｈ）の表示とが左右に並置された表示となっ
ている。この通常モード１１から、ユーザモード１２に
移行するには、セレクトスイッチ３を左回転方向に所定
時間（例えば２．５秒間）回動操作すると、矢印Ａにて
示されるようにメッセージ表示部９の表示がユーザモー
ド１２の中のメンテナンスモード（オイルフィルターや
オイルの交換時期を表示するモード）１２Ａに切り替わ
る。なお、このメンテナンスモード１２Ａからセレクト
スイッチ３を右回転方向に回動操作すると、このセレク
トスイッチ３がキャンセルスイッチとして作動して矢印
Ｂにて示されるようにメッセージ表示部９の表示は通常
モード１１に戻る。
ジ表示部９は図４に示されるように、速度段（図の例で
はＦ１−Ｒ１）の表示と稼動積算時間（図の例では３２
５４２．０ｈ）の表示とが左右に並置された表示となっ
ている。この通常モード１１から、ユーザモード１２に
移行するには、セレクトスイッチ３を左回転方向に所定
時間（例えば２．５秒間）回動操作すると、矢印Ａにて
示されるようにメッセージ表示部９の表示がユーザモー
ド１２の中のメンテナンスモード（オイルフィルターや
オイルの交換時期を表示するモード）１２Ａに切り替わ
る。なお、このメンテナンスモード１２Ａからセレクト
スイッチ３を右回転方向に回動操作すると、このセレク
トスイッチ３がキャンセルスイッチとして作動して矢印
Ｂにて示されるようにメッセージ表示部９の表示は通常
モード１１に戻る。
【００１９】また、前記メンテナンスモード１２Ａから
カーソルスイッチ４を右回転方向に回動操作すると、Ｐ
Ｍクリニックモード（エンジン回転や作業機回路の油圧
を表示するモード）１２Ｂに切り替わる（矢印Ｃ）。な
お、このＰＭクリニックモード１２Ｂからカーソルスイ
ッチ４を左回転方向に回動操作すると、再びメンテナン
スモード１２Ａに戻る。この場合、カーソルスイッチ４
の操作によるモード変更後にセレクトスイッチ３を操作
することでその変更後のモードが確定される（以下の各
操作についても同様）。
カーソルスイッチ４を右回転方向に回動操作すると、Ｐ
Ｍクリニックモード（エンジン回転や作業機回路の油圧
を表示するモード）１２Ｂに切り替わる（矢印Ｃ）。な
お、このＰＭクリニックモード１２Ｂからカーソルスイ
ッチ４を左回転方向に回動操作すると、再びメンテナン
スモード１２Ａに戻る。この場合、カーソルスイッチ４
の操作によるモード変更後にセレクトスイッチ３を操作
することでその変更後のモードが確定される（以下の各
操作についても同様）。
【００２０】また、前記メンテナンスモード１２Ａから
カーソルスイッチ４を左回転方向に回動操作すると、ユ
ーザ調整モード（ディスプレイの輝度等を調整するモー
ド）１２Ｃに切り替わる（矢印Ｄ）。なお、このユーザ
調整モード１２Ｃからカーソルスイッチ４を右回転方向
に回動操作すると、再びメンテナンスモード１２Ａに戻
る。
カーソルスイッチ４を左回転方向に回動操作すると、ユ
ーザ調整モード（ディスプレイの輝度等を調整するモー
ド）１２Ｃに切り替わる（矢印Ｄ）。なお、このユーザ
調整モード１２Ｃからカーソルスイッチ４を右回転方向
に回動操作すると、再びメンテナンスモード１２Ａに戻
る。
【００２１】さらに、前記ＰＭクリニックモード１２Ｂ
からカーソルスイッチ４を右回転方向に回動操作すると
（もしくはユーザ調整モード１２Ｃからカーソルスイッ
チ４を左回転方向に回動操作すると）、故障コード表示
モード（電子制御関連の故障コードを表示するモード）
１２Ｄに切り替わる（矢印Ｅ，Ｆ）。なお、この故障コ
ード表示モード１２Ｄからカーソルスイッチ４を左回転
方向（もしくは右回転方向）に回動操作すると、再びＰ
Ｍクリニックモード１２Ｂ（もしくはユーザ調整モード
１２Ｃ）戻る。
からカーソルスイッチ４を右回転方向に回動操作すると
（もしくはユーザ調整モード１２Ｃからカーソルスイッ
チ４を左回転方向に回動操作すると）、故障コード表示
モード（電子制御関連の故障コードを表示するモード）
１２Ｄに切り替わる（矢印Ｅ，Ｆ）。なお、この故障コ
ード表示モード１２Ｄからカーソルスイッチ４を左回転
方向（もしくは右回転方向）に回動操作すると、再びＰ
Ｍクリニックモード１２Ｂ（もしくはユーザ調整モード
１２Ｃ）戻る。
【００２２】次に、前記ユーザモード１２におけるメン
テナンスモード１２Ａ、ＰＭクリニックモード１２Ｂ、
ユーザ調整モード１２Ｃおよび故障コード表示モード１
２Ｄの各モードの詳細内容について説明する。
テナンスモード１２Ａ、ＰＭクリニックモード１２Ｂ、
ユーザ調整モード１２Ｃおよび故障コード表示モード１
２Ｄの各モードの詳細内容について説明する。
【００２３】（I）メンテナンスモード１２Ａ このメンテナンスモード１２Ａにおいては、カーソルス
イッチ４の回動操作により次の１２の表示項目が選択で
き、これら各部品等の交換確認ができるようにされてい
る。 （１）エンジンオイル、（２）エンジンオイルフィルタ
ー、（３）バイパスフィルター、（４）燃料フィルタ
ー、（５）コロージョンレジスタ、（６）パワーライン
オイル、（７）パワーラインオイルフィルター、（８）
作動油、（９）作動油フィルター、（１０）ＨＳＳチャ
ージフィルター、（１１）ダンパオイル、（１２）ファ
イナルドライブオイル
イッチ４の回動操作により次の１２の表示項目が選択で
き、これら各部品等の交換確認ができるようにされてい
る。 （１）エンジンオイル、（２）エンジンオイルフィルタ
ー、（３）バイパスフィルター、（４）燃料フィルタ
ー、（５）コロージョンレジスタ、（６）パワーライン
オイル、（７）パワーラインオイルフィルター、（８）
作動油、（９）作動油フィルター、（１０）ＨＳＳチャ
ージフィルター、（１１）ダンパオイル、（１２）ファ
イナルドライブオイル
【００２４】図５には、前記各表示項目を順次選択して
いく様子が示されている。図中、各表示項目の下段の表
示（例えばエンジンオイルの項目における「１００ｈ：
４」の表示）は、交換までの残存時間と過去の交換回
数を示している。また、この表示項目の選択後、セレク
トスイッチ３を回動操作すると、交換履歴の更新有無の
表示画面に移行する。すなわち、例えばエンジンオイル
の項目においてセレクトスイッチ３を操作すると、矢印
Ｇにて示されるようにエンジンオイルの交換履歴を更新
するか（ＹＥＳ）、否か（ＮＯ）の表示画面が表れ、こ
の表示画面でカーソルスイッチ４で「ＹＥＳ」を選択し
てセレクトスイッチ３を操作すると、交換回数が１回分
（４→５）増えて、交換までの残存時間もリセットされ
る。なお、この表示画面からセレクトスイッチ３を逆方
向に操作することで、矢印Ｈにて示されるように機能選
択モードに戻る。
いく様子が示されている。図中、各表示項目の下段の表
示（例えばエンジンオイルの項目における「１００ｈ：
４」の表示）は、交換までの残存時間と過去の交換回
数を示している。また、この表示項目の選択後、セレク
トスイッチ３を回動操作すると、交換履歴の更新有無の
表示画面に移行する。すなわち、例えばエンジンオイル
の項目においてセレクトスイッチ３を操作すると、矢印
Ｇにて示されるようにエンジンオイルの交換履歴を更新
するか（ＹＥＳ）、否か（ＮＯ）の表示画面が表れ、こ
の表示画面でカーソルスイッチ４で「ＹＥＳ」を選択し
てセレクトスイッチ３を操作すると、交換回数が１回分
（４→５）増えて、交換までの残存時間もリセットされ
る。なお、この表示画面からセレクトスイッチ３を逆方
向に操作することで、矢印Ｈにて示されるように機能選
択モードに戻る。
【００２５】（II）ＰＭクリニックモード１２Ｂ このＰＭクリニックモード１２Ｂにおいては、図６に示
されているように、カーソルスイッチ４の回動操作によ
り複数の項目が選択表示でき、例えば次の４つの表示項
目が順次選択できるようにされている。 （１）エンジン回転数、（２）バッテリ電圧、（３）ト
ランスミッション出口の回転数、（４）作業機油圧回路
の油圧 また、これら各表示項目においては、測定中のために数
字が変動して見にくい場合を考慮し、このような場合に
セレクトスイッチ３を操作することで、その操作した瞬
間の値を固定表示できる機能（表示ホールド機能）も付
加されている。
されているように、カーソルスイッチ４の回動操作によ
り複数の項目が選択表示でき、例えば次の４つの表示項
目が順次選択できるようにされている。 （１）エンジン回転数、（２）バッテリ電圧、（３）ト
ランスミッション出口の回転数、（４）作業機油圧回路
の油圧 また、これら各表示項目においては、測定中のために数
字が変動して見にくい場合を考慮し、このような場合に
セレクトスイッチ３を操作することで、その操作した瞬
間の値を固定表示できる機能（表示ホールド機能）も付
加されている。
【００２６】（III）ユーザ調整モード１２Ｃ このユーザ調整モード１２Ｃにおいては、図７に示され
ているように、カーソルスイッチ４の回動操作によりモ
ニターパネル２の液晶バックライトの強弱（明るさと濃
さ）を調整できるようにされている。より具体的には、
図７（ａ）に示されるように、ゲージ表示部８のバック
ライトの明るさ（ＬＣＤ ＢＲＩＧＨＴＮＥＳ）、メッ
セージ表示部９のバックライトの明るさ（ＤＳＰ ＢＲ
ＩＧＨＴＮＥＳ）、メッセージ表示部９の液晶の濃さ
（ＤＳＰ ＣＯＮＴＲＡＳＴ）のいずれかが調整可能と
されている。この場合、モード確定後に、カーソルスイ
ッチ４を回動操作することで、図７（ｂ）に示されるよ
うに明るさのレベルを０％〜１００％の範囲で増減させ
ることができる。そして、このレベル調整の後にセレク
トスイッチ３を回動操作することで、図７（ｃ）に示さ
れるように「ＳＥＴＴＩＮＧ ＮＯＷ！！」と表示され
て明るさのレベルが確定する。
ているように、カーソルスイッチ４の回動操作によりモ
ニターパネル２の液晶バックライトの強弱（明るさと濃
さ）を調整できるようにされている。より具体的には、
図７（ａ）に示されるように、ゲージ表示部８のバック
ライトの明るさ（ＬＣＤ ＢＲＩＧＨＴＮＥＳ）、メッ
セージ表示部９のバックライトの明るさ（ＤＳＰ ＢＲ
ＩＧＨＴＮＥＳ）、メッセージ表示部９の液晶の濃さ
（ＤＳＰ ＣＯＮＴＲＡＳＴ）のいずれかが調整可能と
されている。この場合、モード確定後に、カーソルスイ
ッチ４を回動操作することで、図７（ｂ）に示されるよ
うに明るさのレベルを０％〜１００％の範囲で増減させ
ることができる。そして、このレベル調整の後にセレク
トスイッチ３を回動操作することで、図７（ｃ）に示さ
れるように「ＳＥＴＴＩＮＧ ＮＯＷ！！」と表示され
て明るさのレベルが確定する。
【００２７】（IV）故障コード表示モード１２Ｄ この故障コード表示モード１２Ｄにおいては、センサー
の断線や、ショート等を検出して該当箇所のモードをコ
ード表示するようにされている。故障が発生していない
場合には、図８（ａ）に示されているように、「ＳＹＳ
ＴＥＭ ＩＳ ＧＯＯＤ」と表示されて車体のシステム
に異常がないことを表示している。一方、故障が発生し
た場合には、図８（ｂ）に示されているように６桁の故
障コード（ＤＢ１０ＫＫ，ＡＤ１０ＭＡ，……等）が例
えば２秒置きに自動送りされて表示される。
の断線や、ショート等を検出して該当箇所のモードをコ
ード表示するようにされている。故障が発生していない
場合には、図８（ａ）に示されているように、「ＳＹＳ
ＴＥＭ ＩＳ ＧＯＯＤ」と表示されて車体のシステム
に異常がないことを表示している。一方、故障が発生し
た場合には、図８（ｂ）に示されているように６桁の故
障コード（ＤＢ１０ＫＫ，ＡＤ１０ＭＡ，……等）が例
えば２秒置きに自動送りされて表示される。
【００２８】以上のようなユーザモード１２に対して、
前記通常モード１１から、サービスモード１３に移行す
るには、サービススイッチ６の操作状態においてセレク
トスイッチ３を左回転方向に所定時間（例えば２．５秒
間）回動操作すると、図９の矢印Ｉにて示されるように
メッセージ表示部９の表示がサービスモード１３の中の
メンテナンスサービスモード１３Ａに切り替わる。な
お、このメンテナンスサービスモード１３Ａからセレク
トスイッチ３を右回転方向に回動操作すると、このセレ
クトスイッチ３がキャンセルスイッチとして作動して矢
印Ｊにて示されるようにメッセージ表示部９の表示は通
常モード１１に戻る。
前記通常モード１１から、サービスモード１３に移行す
るには、サービススイッチ６の操作状態においてセレク
トスイッチ３を左回転方向に所定時間（例えば２．５秒
間）回動操作すると、図９の矢印Ｉにて示されるように
メッセージ表示部９の表示がサービスモード１３の中の
メンテナンスサービスモード１３Ａに切り替わる。な
お、このメンテナンスサービスモード１３Ａからセレク
トスイッチ３を右回転方向に回動操作すると、このセレ
クトスイッチ３がキャンセルスイッチとして作動して矢
印Ｊにて示されるようにメッセージ表示部９の表示は通
常モード１１に戻る。
【００２９】また、前記メンテナンスサービスモード１
３Ａからカーソルスイッチ４を右回転方向に順次回動操
作していくと、電気故障表示モード１３Ｂ（矢印Ｋ）、
機械故障表示モード１３Ｃ（矢印Ｌ）、サービス調整モ
ード１３Ｄ（矢印Ｍ）、負荷記憶モード１３Ｅ（矢印
Ｎ）、リアルタイムモニタリングモード１３Ｆ（矢印
Ｏ）に切り替わり、さらにカーソルスイッチ４を右回転
方向に回動操作することで、メンテナンスサービスモー
ド１３Ａに戻る（矢印Ｐ）。なお、各モードにおいてカ
ーソルスイッチ４を左回転方向に回動操作すると、１つ
前のモードに戻る。
３Ａからカーソルスイッチ４を右回転方向に順次回動操
作していくと、電気故障表示モード１３Ｂ（矢印Ｋ）、
機械故障表示モード１３Ｃ（矢印Ｌ）、サービス調整モ
ード１３Ｄ（矢印Ｍ）、負荷記憶モード１３Ｅ（矢印
Ｎ）、リアルタイムモニタリングモード１３Ｆ（矢印
Ｏ）に切り替わり、さらにカーソルスイッチ４を右回転
方向に回動操作することで、メンテナンスサービスモー
ド１３Ａに戻る（矢印Ｐ）。なお、各モードにおいてカ
ーソルスイッチ４を左回転方向に回動操作すると、１つ
前のモードに戻る。
【００３０】次に、前記サービスモード１３におけるメ
ンテナンスサービスモード１３Ａ、電気故障表示モード
１３Ｂ、機械故障表示モード１３Ｃ、サービス調整モー
ド１３Ｄ、負荷記憶モード１３Ｅおよびリアルタイムモ
ニタリングモード１３Ｆの各モードの詳細内容について
説明する。
ンテナンスサービスモード１３Ａ、電気故障表示モード
１３Ｂ、機械故障表示モード１３Ｃ、サービス調整モー
ド１３Ｄ、負荷記憶モード１３Ｅおよびリアルタイムモ
ニタリングモード１３Ｆの各モードの詳細内容について
説明する。
【００３１】（I）メンテナンスサービスモード１３Ａ このメンテナンスサービスモード１３Ａは、前記ユーザ
モード１２におけるメンテナンスモード１２Ａのサービ
ス時間を変更するモードである。このメンテナンスサー
ビスモード１３Ａにおいては、カーソルスイッチ４の回
動操作により前記メンテナンスモード１２Ａにおける１
２の表示項目を選択した上で、各表示項目毎の交換時間
設定を変更できるようにされている。
モード１２におけるメンテナンスモード１２Ａのサービ
ス時間を変更するモードである。このメンテナンスサー
ビスモード１３Ａにおいては、カーソルスイッチ４の回
動操作により前記メンテナンスモード１２Ａにおける１
２の表示項目を選択した上で、各表示項目毎の交換時間
設定を変更できるようにされている。
【００３２】図１０には、前記各表示項目を順次選択し
ていく様子が示されている。図示のように、エンジンオ
イル、エンジンオイルフィルター等の各表示項目の選択
はカーソルスイッチ４にて行い、表示項目が確定する
と、セレクトスイッチ３を回動操作することで、設定時
間変更の操作画面に移行する。すなわち、例えばエンジ
ンオイルの項目においてセレクトスイッチ３を操作する
と、矢印Ｑにて示されるようにエンジンオイルの交換イ
ンターバルを変更する表示画面が表れ、この表示画面で
カーソルスイッチ４で変更したい数字にカーソル（アン
ダーバー位置）を合わせ、シフトアップ、シフトダウン
スイッチ（図示せず）で数字を変更操作する。次いで、
セレクトスイッチ３を回動操作すると、「ＳＥＴＴＩＮ
Ｇ ＮＯＷ！！」と表示されるとともに設定後のインタ
ーバル（６００ｈ）が表示されて変更を完了する。な
お、この表示画面からセレクトスイッチ３を逆方向に操
作することで、矢印Ｒにて示されるように機能選択モー
ドに戻る。
ていく様子が示されている。図示のように、エンジンオ
イル、エンジンオイルフィルター等の各表示項目の選択
はカーソルスイッチ４にて行い、表示項目が確定する
と、セレクトスイッチ３を回動操作することで、設定時
間変更の操作画面に移行する。すなわち、例えばエンジ
ンオイルの項目においてセレクトスイッチ３を操作する
と、矢印Ｑにて示されるようにエンジンオイルの交換イ
ンターバルを変更する表示画面が表れ、この表示画面で
カーソルスイッチ４で変更したい数字にカーソル（アン
ダーバー位置）を合わせ、シフトアップ、シフトダウン
スイッチ（図示せず）で数字を変更操作する。次いで、
セレクトスイッチ３を回動操作すると、「ＳＥＴＴＩＮ
Ｇ ＮＯＷ！！」と表示されるとともに設定後のインタ
ーバル（６００ｈ）が表示されて変更を完了する。な
お、この表示画面からセレクトスイッチ３を逆方向に操
作することで、矢印Ｒにて示されるように機能選択モー
ドに戻る。
【００３３】（II）電気故障表示モード１３Ｂ この電気故障表示モード１３Ｂは、電気システム関連の
故障コードを表示、クリアするモードである。故障が発
生していない場合には、図１１（ａ）に示されているよ
うに、エラーコード、発生回数、発生後の経過時間の各
項目がいずれもブランク表示となっている。一方、故障
が発生した場合には、図１１（ｂ）に示されているよう
に６桁の故障コード（Ｄ１３０ＫＡ，１５ＳＡＬ１，…
…等）と、故障発生回数（１１，１２，３１…）と、最
古に故障が発生した時からの経過時間（５３２，４３
２，２３２、…）および最近発生した時からの経過時間
（２３ｈ，２２ｈ，１１ｈ，…）が表示される。
故障コードを表示、クリアするモードである。故障が発
生していない場合には、図１１（ａ）に示されているよ
うに、エラーコード、発生回数、発生後の経過時間の各
項目がいずれもブランク表示となっている。一方、故障
が発生した場合には、図１１（ｂ）に示されているよう
に６桁の故障コード（Ｄ１３０ＫＡ，１５ＳＡＬ１，…
…等）と、故障発生回数（１１，１２，３１…）と、最
古に故障が発生した時からの経過時間（５３２，４３
２，２３２、…）および最近発生した時からの経過時間
（２３ｈ，２２ｈ，１１ｈ，…）が表示される。
【００３４】（III）機械故障表示モード１３Ｃ この機械故障表示モード１３Ｃは、オーバーヒートや水
温異常等の車体関連の故障コードを表示するモードであ
り、前記電気故障表示モード１３Ｂと同様、故障コー
ド、故障発生回数、最古に故障が発生した時からの経過
時間および最近発生した時からの経過時間が表示される
（図示省略）。
温異常等の車体関連の故障コードを表示するモードであ
り、前記電気故障表示モード１３Ｂと同様、故障コー
ド、故障発生回数、最古に故障が発生した時からの経過
時間および最近発生した時からの経過時間が表示される
（図示省略）。
【００３５】（IV）サービス調整モード１３Ｄ このサービス調整モード１３Ｄは、コントローラの機種
設定やレバーの中立電圧を微調整したりする調整モード
であって、図示省略するが、ブレーキポテンショ中立電
圧値調整、ＨＳＳステアリングの中立調整（直進性調
整）、ＨＳＳステアリングの切れ始めのレバー位置調整
等々の各種の調整を行うモードに関するものである。各
調整モードの詳細内容についてはその説明を省略する。
なお、このサービス調整モード１３Ｄにおいては、各表
示項目に対して予め設定された識別コードを直接入力す
ることにより、所望の表示項目が直接検索できるように
されている。このように構成すれば、調整項目の誤選
定、誤調整を防止することができるとともに、識別コー
ドにパスワード機能を持たせることができるという効果
がある。
設定やレバーの中立電圧を微調整したりする調整モード
であって、図示省略するが、ブレーキポテンショ中立電
圧値調整、ＨＳＳステアリングの中立調整（直進性調
整）、ＨＳＳステアリングの切れ始めのレバー位置調整
等々の各種の調整を行うモードに関するものである。各
調整モードの詳細内容についてはその説明を省略する。
なお、このサービス調整モード１３Ｄにおいては、各表
示項目に対して予め設定された識別コードを直接入力す
ることにより、所望の表示項目が直接検索できるように
されている。このように構成すれば、調整項目の誤選
定、誤調整を防止することができるとともに、識別コー
ドにパスワード機能を持たせることができるという効果
がある。
【００３６】（V）負荷記憶モード１３Ｅ この負荷記憶モード１３Ｅは、オドメータ、車体の負荷
に関する情報を記憶して表示するモードであって、図１
２の上段に示されている、１０００ｒｐｍサービスメー
タ（エンジン回転が１０００ｒｐｍ以上のときのみカウ
ントされるメータ）、同図の中段に示されている、車体
の前進走行オドメータ（前進積算走行距離を示すメー
タ）および同図の下段に示されている、車体の後進走行
オドメータ（後進積算走行距離を示すメータ）の各表示
項目をカーソルスイッチ４により選択できるようにされ
ている。
に関する情報を記憶して表示するモードであって、図１
２の上段に示されている、１０００ｒｐｍサービスメー
タ（エンジン回転が１０００ｒｐｍ以上のときのみカウ
ントされるメータ）、同図の中段に示されている、車体
の前進走行オドメータ（前進積算走行距離を示すメー
タ）および同図の下段に示されている、車体の後進走行
オドメータ（後進積算走行距離を示すメータ）の各表示
項目をカーソルスイッチ４により選択できるようにされ
ている。
【００３７】（VI）リアルタイムモニタリングモード１
３Ｆ このリアルタイムモニタリングモード１３Ｆは、車体の
センサーや油圧を表示するモードであって、エンジン回
転、アクセル開度、ＨＳＳ油圧、エンジン水温、理論車
速、……といった車両の各種の現在状態を、車体上のコ
ントローラに接続されたセンサーから表示するように構
成されている。このリアルタイムモニタリングモード１
３Ｆにおいては、前記サービス調整モード１３Ｄと同
様、各表示項目に対して予め設定された識別コードを直
接入力することにより、所望の表示項目が直接検索でき
るようにされている。その入力の一例が図１３に示され
ている。
３Ｆ このリアルタイムモニタリングモード１３Ｆは、車体の
センサーや油圧を表示するモードであって、エンジン回
転、アクセル開度、ＨＳＳ油圧、エンジン水温、理論車
速、……といった車両の各種の現在状態を、車体上のコ
ントローラに接続されたセンサーから表示するように構
成されている。このリアルタイムモニタリングモード１
３Ｆにおいては、前記サービス調整モード１３Ｄと同
様、各表示項目に対して予め設定された識別コードを直
接入力することにより、所望の表示項目が直接検索でき
るようにされている。その入力の一例が図１３に示され
ている。
【００３８】この図１３に示される例は、識別番号「５
０３００」のステアリングレバー１の電圧値を選択する
方法を示すもので、まず（ａ）に示されるように識別番
号の入力に際し、点滅しているカーソルｃの箇所でシフ
トアップ、シフトダウンスイッチ（図示せず）を操作し
て所望の数字を選択し、カーソルスイッチ４で桁数を送
って順次数字の入力を行い、（ｂ）に示されるように入
力が完了すればセレクトスイッチ３を回動操作してその
数字を確定すると、（ｃ）に示されるように表示項目
（Ｓ／Ｔ ＬＥＶＲ １）と電圧値（２５０２ｍＶ）と
が表示される。なお、このモードにおいては、例えばエ
ンジン回転数などを測定中に、数字が変動して見にくい
場合を考慮し、このような場合にセレクトスイッチ３を
操作することで、その操作した瞬間の値を固定表示でき
る機能（表示ホールド機能）が付加されている。
０３００」のステアリングレバー１の電圧値を選択する
方法を示すもので、まず（ａ）に示されるように識別番
号の入力に際し、点滅しているカーソルｃの箇所でシフ
トアップ、シフトダウンスイッチ（図示せず）を操作し
て所望の数字を選択し、カーソルスイッチ４で桁数を送
って順次数字の入力を行い、（ｂ）に示されるように入
力が完了すればセレクトスイッチ３を回動操作してその
数字を確定すると、（ｃ）に示されるように表示項目
（Ｓ／Ｔ ＬＥＶＲ １）と電圧値（２５０２ｍＶ）と
が表示される。なお、このモードにおいては、例えばエ
ンジン回転数などを測定中に、数字が変動して見にくい
場合を考慮し、このような場合にセレクトスイッチ３を
操作することで、その操作した瞬間の値を固定表示でき
る機能（表示ホールド機能）が付加されている。
【００３９】このようにリアルタイムモニタリングモー
ド１３Ｆにおいては、多数の表示項目の中から入力され
た識別コードに対応する項目を即座に選定することがで
きるので、その表示項目選定に際しての能率向上を図る
ことができる。
ド１３Ｆにおいては、多数の表示項目の中から入力され
た識別コードに対応する項目を即座に選定することがで
きるので、その表示項目選定に際しての能率向上を図る
ことができる。
【図１】図１は、本発明の一実施形態に係るモニター装
置の開扉状態での正面図である。
置の開扉状態での正面図である。
【図２】図２は、モニターパネルの正面図（ａ）と側面
図（ｂ）である。
図（ｂ）である。
【図３】図３は、メッセージ表示部のモード遷移ツリー
である。
である。
【図４】図４は、通常モードからユーザモードへの切り
替え状態説明図である。
替え状態説明図である。
【図５】図５は、メンテナンスモードにおける表示項目
の切り替え状態説明図である。
の切り替え状態説明図である。
【図６】図６は、ＰＭクリニックモードにおける表示項
目の切り替え状態説明図である。
目の切り替え状態説明図である。
【図７】図７は、ユーザ調整モードにおける表示項目の
切り替え状態説明図である。
切り替え状態説明図である。
【図８】図８は、故障コード表示モードにおける表示項
目の切り替え状態説明図である。
目の切り替え状態説明図である。
【図９】図９は、通常モードからサービスモードへの切
り替え状態説明図である。
り替え状態説明図である。
【図１０】図１０は、メンテナンスサービスモードにお
ける表示項目の切り替え状態説明図である。
ける表示項目の切り替え状態説明図である。
【図１１】図１１は、電気故障表示モードにおける表示
項目の切り替え状態説明図である。
項目の切り替え状態説明図である。
【図１２】図１２は、負荷記憶モードにおける表示項目
の切り替え状態説明図である。
の切り替え状態説明図である。
【図１３】図１３は、リアルタイムモニタリングモード
における表示項目の切り替え状態説明図である。
における表示項目の切り替え状態説明図である。
１ モニター装置 ２ モニターパネル（表示パネル部） ３ セレクトスイッチ ４ カーソルスイッチ ６ サービススイッチ ９ メッセージ表示部 １１ 通常モード １２ ユーザインフォメーションモード（ユー
ザモード） １２Ａ メンテナンスモード １２Ｃ ユーザ調整モード １３ サービスインフォメーションモード（サ
ービスモード） １３Ａ メンテナンスサービスモード １３Ｅ 負荷記憶モード １３Ｆ リアルタイムモニタリングモード
ザモード） １２Ａ メンテナンスモード １２Ｃ ユーザ調整モード １３ サービスインフォメーションモード（サ
ービスモード） １３Ａ メンテナンスサービスモード １３Ｅ 負荷記憶モード １３Ｆ リアルタイムモニタリングモード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一之 大阪府枚方市上野３丁目１−１ 株式会社 小松製作所大阪工場内 Ｆターム(参考） 2D015 GA03 GB04 HA03 HB02 HB03 HB06 HB07
Claims (6)
- 【請求項１】 作業車両の各種情報を表示する表示パネ
ル部（２）と、この表示パネル部（２）における表示内
容の切り替え操作を含む各種の切り替え／調整操作を行
う切り替え／調整スイッチ部（３，４，６）を有する作
業車両のモニター装置において、 前記表示パネル部（２）は、各種のメッセージを切り替
え表示するメッセージ表示部（９）を備え、このメッセ
ージ表示部（９）は、当該作業車両の通常の稼動状態を
表示する通常モード（１１）と、当該作業車両を操作す
るオペレータにより選択可能な複数の機能を切り替え表
示するユーザインフォメーションモード（１２）と、当
該作業車両の調整作業を行う調整者により選択可能な複
数の機能を切り替え表示するサービスインフォメーショ
ンモード（１３）に切り替え可能に構成されていること
を特徴とする作業車両のモニター装置。 - 【請求項２】 前記ユーザインフォメーションモード
（１２）は、当該作業車両のメンテナンス情報を表示す
るメンテナンスモード（１２Ａ）または前記表示パネル
部（２）の視認度合を設定・調整するユーザ調整モード
（１２Ｃ）を有するものである請求項１に記載の作業車
両のモニター装置。 - 【請求項３】 前記メンテナンスモード（１２Ａ）にお
いては、メンテナンス項目とメンテナンス時期とメンテ
ナンス履歴が表示される請求項２に記載の作業車両のモ
ニター装置。 - 【請求項４】 前記ユーザ調整モード（１２Ｃ）におい
ては、前記表示パネル部（２）のバックライトの明るさ
と濃さを調整できるようにされている請求項２に記載の
作業車両のモニター装置。 - 【請求項５】 前記サービスインフォメーションモード
（１３）は、前記メンテナンスモード（１２Ａ）におけ
るメンテナンス時期の設定を変更するメンテナンスサー
ビスモード（１３Ａ）または車両の負荷状態を記憶・表
示する負荷記憶モード（１３Ｅ）または車両の現在の稼
動状態を表示するリアルタイムモニタリングモード（１
３Ｆ）を有するものである請求項２に記載の作業車両の
モニター装置。 - 【請求項６】 前記リアルタイムモニタリングモード
（１３Ｆ）は、各表示項目毎に設定された識別コードの
入力に基づき、その識別コードに対応する項目に係る稼
動状態を表示するようにされている請求項５に記載の作
業車両のモニター装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001124420A JP2002317472A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 作業車両のモニター装置 |
| US10/126,669 US6766231B2 (en) | 2001-04-23 | 2002-04-22 | Monitor system for work vehicle |
| CN02118168A CN1382879A (zh) | 2001-04-23 | 2002-04-23 | 工程车辆的监控装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001124420A JP2002317472A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 作業車両のモニター装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002317472A true JP2002317472A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=18973813
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001124420A Pending JP2002317472A (ja) | 2001-04-23 | 2001-04-23 | 作業車両のモニター装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6766231B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002317472A (ja) |
| CN (1) | CN1382879A (ja) |
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| JP2011127372A (ja) * | 2009-12-18 | 2011-06-30 | Komatsu Ltd | 建設機械の稼動モード制御装置 |
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| KR20180136959A (ko) * | 2016-04-21 | 2018-12-26 | 스미토모 겐키 가부시키가이샤 | 쇼벨의 표시장치 |
| KR20230078056A (ko) * | 2021-11-26 | 2023-06-02 | 주식회사 미래이앤아이 | 전기특장차용 디스플레이 장치 |
Families Citing this family (29)
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|---|---|---|---|---|
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| JP4506286B2 (ja) * | 2003-08-19 | 2010-07-21 | 株式会社小松製作所 | 建設機械 |
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| US7637845B2 (en) | 2005-10-11 | 2009-12-29 | Caterpillar Inc. | System and method for controlling vehicle speed |
| DE102005050544A1 (de) * | 2005-10-21 | 2007-05-03 | Zf Friedrichshafen Ag | Landwirtschaftliches Mobilfahrzeug |
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