JP2002313524A - スパークプラグおよびその製造方法 - Google Patents

スパークプラグおよびその製造方法

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JP2002313524A JP2001350443A JP2001350443A JP2002313524A JP 2002313524 A JP2002313524 A JP 2002313524A JP 2001350443 A JP2001350443 A JP 2001350443A JP 2001350443 A JP2001350443 A JP 2001350443A JP 2002313524 A JP2002313524 A JP 2002313524A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接地電極に貴金属チップをレーザ溶接して成
るスパークプラグにおいて、着火性を適切に確保しつ
つ、接地電極と貴金属チップとの接合性を向上させる。 【解決手段】 その一端側が接地電極40にレーザ溶接
された貴金属チップ45は、他端側の先端面の断面積が
0.12mm2以上1.15mm2以下であって接地電極
40からの突出長さLが0.3mm以上1.5mm以下
のものであり、接地電極40と貴金属チップ45とが溶
け込み合った溶融部47において、貴金属チップ45の
側面45aと接地電極40における貴金属チップ45の
接合面43とを結ぶ外面47aが、曲率半径Rを有して
凹んだ曲面形状となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中心電極および接
地電極を放電ギャップを介して対向配置するとともに、
接地電極における放電ギャップに面する部位に貴金属チ
ップをレーザ溶接してなるスパークプラグおよびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスパークプラグは、内燃機関の
点火栓として用いられるが、排気浄化や希薄燃焼の観点
より、放電ギャップに面する電極面にPt(白金)合金
やIr(イリジウム)合金等の耐消耗性に優れた貴金属
よりなる貴金属チップを設け、それによって、着火性や
耐久性の向上を図っている。
【0003】ここで、電極母材と貴金属チップとの接合
性向上の策として、従来より、特開平11−23323
3号公報や特開平9−106880号公報に記載されて
いるようなレーザ溶接を用いた手法が提案されている。
【0004】前者公報は、電極母材の先端部を細径化
し、この細径化された部分に貴金属チップをレーザ溶接
するものであり、後者公報は、電極母材に貴金属チップ
を埋め込んでチップ周囲に電極母材の盛り上がった部分
を形成し、この盛り上がり部とチップとをレーザ溶接す
るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等の検討によれば、上記従来公報に記載の手法を用い
た場合、中心電極と貴金属チップとの接合においては、
実用レベルの接合性を確保できるが、接地電極と貴金属
チップとの接合においては、接合部から剥離が生じ、最
悪チップが脱落してしまうことがわかった。
【0006】これは、スパークプラグの内燃機関への取
付形態において、接地電極が中心電極に比べて燃焼室内
に突出しているためであり、それによって、接地電極の
方が中心電極よりも電極温度が高くなり、貴金属チップ
と電極母材との間すなわち溶融部にて発生する熱応力が
大きくなるためである。
【0007】そのため、貴金属チップを接地電極にレー
ザ溶接するにあたって、上記した従来手法以上に接合性
を良好なものとする必要がある。ただし、貴金属チップ
と接地電極との接合性を向上させるにあたっては、当該
接合性のみでなく着火性も考慮して検討していくことが
必要である。
【0008】そこで、本発明は上記問題に鑑み、接地電
極に貴金属チップをレーザ溶接して成るスパークプラグ
において、着火性を適切に確保しつつ、接地電極と貴金
属チップとの接合性を向上させることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の着
火性の確保及び接合性の向上化について、鋭意検討を行
った。まず、着火性については、貴金属チップは、その
径が細いほど、また、接地電極からの突出長さが長いほ
ど、放電ギャップにて発生する火炎核の成長を阻害しに
くいことに着目し、火炎核の成長を阻害せずに良好な着
火性を確保可能な貴金属チップの径および接地電極から
の突出長さについて実験検討を行った。
【0010】また、接地電極と貴金属チップとの接合性
については、上記従来手法による貴金属チップのレーザ
溶接構造を中心電極に適用した場合に、中心電極とチッ
プとの溶融部に発生する熱応力(中心電極側熱応力)を
基準として考えた。これは、上述したように、従来手法
により発生する中心電極側熱応力のレベルであれば、実
用レベルの電極母材とチップとの接合性を確保できるた
めである。
【0011】そして、接地電極とチップとのレーザ溶接
構造における溶融部の熱応力(接地電極側熱応力)が、
上記中心電極側熱応力を超えないような接地電極とチッ
プとのレーザ溶接構造を実現すれば、上記目的を達成す
ることができると考えた。
【0012】ここで、上記従来公報のスパークプラグに
おいては、溶融部におけるチップの軸方向に沿った断面
をみたとき、貴金属チップの側面と電極母材における貴
金属チップの接合面とを結ぶ溶融部の外面が直線状とな
っている(図3参照)。このような溶融部形状に対し
て、溶融部を更に細いものとすれば、溶融部に発生する
熱応力を小さくし、接地電極と貴金属チップとの接合性
を向上させることができるのではないかと考えた。
【0013】本発明は、上記したような着火性の確保及
び接合性の向上化に関する検討に基づいてなされたもの
である。
【0014】すなわち、請求項1に記載の発明において
は、貴金属チップ(45)を、その一端側が接地電極
(40)にレーザ溶接され、他端側の先端面の断面積が
0.12mm2以上1.15mm2以下であって接地電極
からの突出長さ(L)が0.3mm以上1.5mm以下
とし、接地電極と貴金属チップとが溶け込み合った溶融
部(47)において、貴金属チップの側面(45a)と
接地電極における貴金属チップの接合面(43)とを結
ぶ外面(47a)が、曲率半径(R)を有して凹んだ曲
面形状となっていることを特徴としている。
【0015】上記した着火性と貴金属チップの径および
接地電極からの突出長さとの関係に関する実験検討の結
果、レーザ溶接された他端側の先端面の断面積が1.1
5mm2以下であって接地電極からの突出長さ(L)が
0.3mm以上の貴金属チップであれば、火炎核の成長
を阻害せずに良好な着火性を確保できることが実験的に
確認できた。
【0016】一方、貴金属チップにおいて、上記断面積
が0.12mm2より細いと火花が集中して消耗性が悪
化し、接地電極からの突出長さが1.5mmよりも長い
とチップ先端の温度が大きく上昇し溶融しやすくなって
しまう。このことから、貴金属チップを、本発明のよう
な断面積および接地電極からの突出長さを有するものと
すれば、着火性を適切に確保することができる。
【0017】また、溶融部に発生する熱応力を小さくす
るために溶融部形状を検討した結果、貴金属チップ(4
5)の側面(45a)と接地電極(40)における貴金
属チップの接合面(43)とを結ぶ溶融部(47)の外
面(47a)が、曲率半径(R)を有して凹んだ曲面形
状となるようにすれば、溶融部において接合に要する容
積を確保しつつ、溶融部をできるだけ細いものにできる
と考えた。
【0018】そして、実際に、上記形状をなす溶融部に
ついて解析したところ、当該溶融部に発生する熱応力
は、従来手法により発生する中心電極側熱応力以下に抑
制できることが確認できた。
【0019】従って、以上のような検討結果に基づいて
なされた本発明によれば、着火性を適切に確保しつつ、
接地電極と貴金属チップとの接合性を向上させたスパー
クプラグを提供することができる。
【0020】さらに、請求項1に記載の溶融部(47)
における曲率半径(R)について、従来手法により発生
する中心電極側熱応力を基準にして解析したところ、当
該曲率半径が0.1mmより小であるか、1.0mmよ
り大であると、溶融部に加わる熱応力が、上記中心電極
側熱応力のレベルを超えやすくなってしまうことがわか
った(図8(a)参照)。
【0021】このことから、曲率半径(R)は、0.1
mm以上1.0mm以下であることが好ましいが、実際
に貴金属チップ(45)を接地電極(40)にレーザ溶
接すると、曲率半径(R)を小さくしようとすると、溶
融部(47)の溶け込み深さ(d)が十分でなくなる
(図8(b)参照)。
【0022】そこで、実験および解析を行った結果、請
求項2に記載の発明のように、曲率半径(R)を、貴金
属チップ(45)の接地電極(40)と接している断面
の最大幅をDとして、D/4以上3D/4以下の範囲と
することが、上記請求項1の発明の効果を発揮しつつ貴
金属チップの接合性を確保するためには好ましい。
【0023】また、請求項3〜請求項6の発明は、上記
請求項1または請求項2に記載の貴金属チップの具体的
構成を提供するものである。請求項3に記載の発明で
は、Irを主成分としRh、Pt、Ni、W、Pd、R
u、Osの少なくとも一つが添加された合金であること
を特徴とする。
【0024】より具体的には、請求項4に記載の発明の
ように、貴金属チップ(45)は、Irを主成分とし、
50重量%以下のRh、50重量%以下のPt、40重
量%以下のNi、30重量%以下のW、40重量%以下
のPd、30重量%以下のRu、20重量%以下のOs
の少なくとも一つが添加された合金であるものにするこ
とができる。
【0025】また、請求項5に記載の発明のように、貴
金属チップ(45)は、貴金属チップ(45)は、Pt
を主成分としIr、Ni、Rh、W、Pd、Ru、Os
の少なくとも一つが添加された合金であるものであって
も良い。
【0026】より具体的には、請求項6に記載の発明の
ように、貴金属チップ(45)は、Ptを主成分とし、
50重量%以下のIr、40重量%以下のNi、50重
量%以下のRh、30重量%以下のW、40重量%以下
のPd、30重量%以下のRu、20重量%以下のOs
の少なくとも一つが添加された合金であるものにするこ
とができる。
【0027】上記した貴金属チップを採用することで、
耐消耗性に優れた高融点組成を有する貴金属チップを実
現することができ、将来の熱負荷の厳しいエンジンで
も、十分に寿命を確保できる。そして、上記請求項1お
よび請求項2の発明は、このような貴金属チップを採用
した場合にも、適切に効果を発揮する。
【0028】貴金属チップとして、このようなIr合金
チップやPt合金チップを用いた場合、溶融部における
貴金属チップの成分について解析した。その結果、請求
項7に記載の発明のように、溶融部(47)における貴
金属チップ(45)の成分が、35重量%以上80重量
%以下であれば、溶融部に加わる熱応力を、基準となる
上記中心電極側熱応力を越えないレベルに抑制できるこ
とがわかった。
【0029】ここで言う溶融部における貴金属チップの
成分比の定義は、以下のようである。溶融部内の任意の
箇所において、50μm四方の領域を10箇所について
成分分析を行い、その平均値とする。レーザ溶接では、
実際は均一な成分比とはならず、多少ばらつきを持って
いるが、10箇所の平均値をとる方法によれば、全体を
均一な組成とみなして良いことを、エンジン評価やベン
チ評価で確認済みである。
【0030】また、請求項8に記載の発明では、中心電
極(30)および接地電極(40)を放電ギャップ(5
0)を介して対向配置するとともに、接地電極における
放電ギャップに面する部位に貴金属チップ(45)をレ
ーザ溶接してなるスパークプラグの製造方法において、
貴金属チップの一端面(45b)を、接地電極に埋没さ
せることなく接地電極の表面(43)に接触させ、続い
て、貴金属チップの側面(45a)と接地電極の表面と
がなす角部(49)に対して、これら貴金属チップの側
面及び接地電極の表面とは斜めの方向から、レーザ照射
を行い、貴金属チップと接地電極とを溶融させることを
特徴としている。
【0031】本発明によれば、請求項1〜請求項7に記
載のスパークプラグを適切に製造し得るスパークプラグ
の製造方法を提供することができる。
【0032】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は本発明の実施形態に係るスパ
ークプラグS1の全体構成を示す半断面図である。この
スパークプラグS1は、自動車用エンジンの点火栓等に
適用されるものであり、該エンジンの燃焼室を区画形成
するエンジンヘッド(図示せず)に設けられたネジ穴に
挿入されて固定されるようになっている。
【0034】スパークプラグS1は、導電性の鉄鋼材料
(例えば低炭素鋼等)等よりなる円筒形状の取付金具1
0を有しており、この取付金具10は、図示しないエン
ジンブロックに固定するための取付ネジ部11を備えて
いる。取付金具10の内部には、アルミナセラミック
(Al23)等からなる絶縁体20が固定されており、
この絶縁体20の先端部21は、取付金具10の一端か
ら露出するように設けられている。
【0035】絶縁体20の軸孔22には中心電極30が
固定されており、この中心電極30は取付金具10に対
して絶縁保持されている。中心電極30は、例えば、内
材がCu等の熱伝導性に優れた金属材料、外材がNi基
合金等の耐熱性および耐食性に優れた金属材料により構
成された円柱体で、図1に示すように、その先端面31
が絶縁体20の先端部21から露出するように設けられ
ている。
【0036】一方、接地電極40は、例えば、Niを主
成分とするNi基合金からなる角柱より構成されてお
り、根元端部42にて取付金具10の一端に溶接により
固定され、途中で略L字に曲げられて、先端部41の側
面(以下、先端部側面という)43において中心電極3
0の先端面31と放電ギャップ50を介して対向してい
る。
【0037】ここで、図2に、スパークプラグS1にお
ける放電ギャップ50近傍の拡大構成を示す。上記のよ
うに放電ギャップ50を介して中心電極30の先端面3
1と接地電極40の先端部側面43とが対向して配置さ
れており、これら中心及び接地電極30、40における
放電ギャップ50に面する部位31、43には、貴金属
チップ35、45がレーザ溶接により接合されている。
【0038】すなわち、中心電極30の先端面31に
は、貴金属チップ(以下、中心電極側チップという)3
5が、また、接地電極40の先端部側面43には、貴金
属チップ(以下、接地電極側チップという)45が、そ
れぞれ溶接されている。これら両チップは円柱状であ
り、その一端面側が各電極30、40にレーザ溶接され
ている。そして、放電ギャップ50は、両チップ35、
45の先端部間の空隙であり、例えば0.7mm程度で
ある。
【0039】これら両チップ35、45は、Pt、Pt
合金、Ir、Ir合金等の貴金属よりなるものを採用す
ることができる。例えば、Irを主成分としRh、P
t、Ni、W、Pd、Ru、Osの少なくとも一つが添
加されたIr合金チップや、Ptを主成分としIr、N
i、Rh、W、Pd、Ru、Osの少なくとも一つが添
加されたPt合金チップとすることができる。
【0040】より具体的に、上記Ir合金チップとして
は、Irを主成分とし、50重量%以下のRh、50重
量%以下のPt、40重量%以下のNi、30重量%以
下のW、40重量%以下のPd、30重量%以下のR
u、20重量%以下のOsの少なくとも一つが添加され
た合金であるものにすることができる。
【0041】また、上記Pt合金チップとしては、Pt
を主成分とし、50重量%以下のIr、40重量%以下
のNi、50重量%以下のRh、30重量%以下のW、
40重量%以下のPd、30重量%以下のRu、20重
量%以下のOsの少なくとも一つが添加された合金であ
るものにすることができる。
【0042】本例では、両チップ35、45として、I
rを主成分としてRh、Pt、Ru、PdおよびWのう
ちすくなくとも1種が添加された耐消耗性に優れた高融
点のIr合金チップを採用している。
【0043】また、これら両チップ35、45のうち中
心電極側チップ35と中心電極30との溶接構造は、上
記した従来公報に記載の手法により形成されたものを採
用することができる。その断面構成を図3に概略的に示
す。
【0044】図3に示す様に、溶融部37におけるチッ
プ35の軸方向に沿った断面をみたとき、チップ35の
側面35aと中心電極30の先端面(電極母材における
貴金属チップの接合面)31とを結ぶ溶融部37の外面
37aが直線状となっている。
【0045】一方、接地電極側チップ45と接地電極4
0との溶接構造において、本実施形態では、次のような
独自の構成を有している。図4は、接地電極40側の溶
接構造の概略断面構成を示す図である。
【0046】一端側が接地電極40の先端部側面43に
レーザ溶接された接地電極側チップ45は、他端側の先
端面の断面積が0.12mm2以上1.15mm2以下で
あって且つ接地電極40の先端部側面43からの突出長
さLが0.3mm以上1.5mm以下である。本例で
は、上記断面積範囲に対応して、直径Dが0.4mm以
上1.2mm以下の円柱形状をなしている。
【0047】そして、接地電極40とチップ45とが溶
け込み合った溶融部(溶融固着層)47において、チッ
プ45の側面45aと接地電極40の先端部側面(接地
電極におけるチップの接合面)43とを結ぶ外面47a
が、曲率半径Rを有して凹んだ曲面形状となっている。
【0048】このような曲率半径Rを有する接地電極4
0側の溶融部47形状は、次のようにして形成すること
ができる。図5は、接地電極側チップ45と接地電極4
0との溶接方法を概略断面にて示す説明図である。ま
ず、接地電極側チップ45の一端面45bを、接地電極
40に埋没させることなく接地電極40の先端部側面
(接地電極の表面)43に接触させる(図5(a)〜
(c))。
【0049】続いて、当該先端部側面43から外方へ延
びるチップ45の側面45aと当該先端部側面43とが
なす角部49に対して、これらチップ45の側面45a
及び当該先端部側面43とは斜めの方向(図中の白矢印
方向)から、レーザ照射を行い、チップ45と接地電極
40とを溶融させ、溶融部47を形成する(図5
(d)、(e))。
【0050】こうして、図4に示す溶融部47を介した
接地電極側チップ45と接地電極40との溶接構造が適
切に形成される。なお、例えば、この後、取付金具10
に対して接地電極40を溶接固定し、絶縁体20にて被
覆された中心電極30を取付金具10内に設置し、接地
電極40を変形させる等により放電ギャップ50を形成
することにより、図1に示すスパークプラグS1が製造
される。
【0051】次に、上記接地電極側チップ45における
レーザ溶接された他端側の先端面の断面積が、0.12
mm2以上1.15mm2以下であって且つ上記突出長さ
Lが0.3mm以上1.5mm以下とした根拠について
述べる。
【0052】貴金属チップは、その径が細いほど、ま
た、接地電極からの突出長さが長いほど、放電ギャップ
にて発生する火炎核の成長を阻害しにくいと考えられ
る。そのため、火炎核の成長を阻害せずに良好な着火性
を確保可能な貴金属チップの直径および接地電極からの
突出長さについて、次のような判定試験を行った。
【0053】上記D、Lを種々変えたスパークプラグS
1をエンジンに取り付け、判定方法は、アイドリング状
態にある空燃比にて、空燃比を大きくしていき、2分間
に点火ミスが2回以上発生する空燃比を限界値(着火限
界空燃比)とした。評価エンジンは4気筒1.6リット
ル、エンジン回転数650rpmで実施した。
【0054】なお、限定するものではないが、この判定
試験における中心電極側チップ35としては、例えば、
直径D’が0.4mm、中心電極30の先端面31から
の突出長さL’が0.6mmである円柱体(図3参照)
を用い、放電ギャップ50は0.7mmとした。
【0055】この試験結果を図6に示す。着火限界空燃
比は大きい方がそれだけ希薄燃焼可能であり、着火性が
良くなることを意味する。図6からわかるように、接地
電極側チップ45の直径Dが細くなるほど着火性は向上
しているが、直径Dが1.3mmに太くなると大幅に着
火性が低下している。
【0056】また、接地電極側チップ45の突出長さL
が大きいほど着火性は向上しているが、その向上の度合
は0.3mm以上で略飽和している。従って、図6か
ら、良好な着火性を確保可能な接地電極側チップ45と
しては、直径Dが1.2mm以下(上記断面積が1.1
5mm2以下に相当)であって接地電極からの突出長さ
Lが0.3mm以上であることが必要なことがわかる。
【0057】また、耐熱性・耐消耗性に優れた貴金属よ
りなる接地電極側チップ45といえども、上記直径Dが
0.4mm(上記断面積が0.12mm2に相当)より
細いと火花が集中して消耗性が悪化する。また、接地電
極40からの突出長さLが1.5mmよりも長いと、チ
ップ45の先端の温度が大きく上昇しチップ45が溶融
しやすくなってしまう。
【0058】これらのことから、本実施形態では、接地
電極側チップ45を、レーザ溶接された他端側の先端面
の断面積が0.12mm2以上1.15mm2以下(本例
では直径Dが0.4mm以上1.2mm以下)であって
且つ上記突出長さLが0.3mm以上1.5mm以下で
あるものとしている。それによって、適切に着火性を確
保することができる。
【0059】次に、接地電極40とチップ45とが溶け
込み合った溶融部47において、チップ45の側面45
aと接地電極40の先端部側面43とを結ぶ外面47a
を、曲率半径Rを有して凹んだ曲面形状とした根拠につ
いて述べる。
【0060】上記従来公報に記載の手法により、接地電
極側チップと接地電極とをレーザ溶接した場合、その溶
接構造は上記図3に示した中心電極30の場合と同様の
構造となる。
【0061】つまり、図7に示す様に、接地電極40に
おいても、チップ45の側面45aと接地電極40の先
端部側面43とを結ぶ溶融部47の外面47aが直線状
となる。この場合、中心電極30よりも使用時の温度が
高くなる接地電極40においては、接地電極40とチッ
プ45との接合性は実用レベルを満足せず、使用時にお
いて接合部から剥離が生じ、最悪チップ45が脱落して
しまう可能性が大きい。
【0062】このような溶融部形状に対して、接地電極
40側の溶融部47の形状を、上述した曲率半径Rを有
して凹んだ曲面形状をなすものとすれば、当該溶融部4
7において接合に要する容積を確保しつつ、当該溶融部
47をできるだけ細いものにできる。
【0063】また、図7に示す様な従来形状では、チッ
プ45と溶融部47との界面および溶融部47と接地電
極40の先端部側面43との界面で、屈曲点が存在し、
その箇所で強い熱応力が発生する。それに対して、図4
に示す様に、溶融部47の外面47aを、上記曲面形状
とすることにより、チップ47から溶融部47、接地電
極40に渡る面が、なめらかな曲線で構成されるため、
そのような応力集中が回避されると考えられる。
【0064】従って、本実施形態によれば、当該溶融部
47に発生する熱応力を小さくし、接地電極40とチッ
プ45との接合性を向上させることができると言える。
【0065】ここで、接地電極40側の溶融部47に発
生する熱応力を、どの程度まで小さくするかという基準
としては、例えば、上記従来手法によるレーザ溶接構造
を中心電極に適用した構造にて発生する熱応力、すなわ
ち、本実施形態のスパークプラグS1における中心電極
30側の溶融部37に発生する熱応力(中心電極側熱応
力)を採用することができる。
【0066】これは、本スパークプラグS1において
は、中心電極30側では、電極とチップとの接合性を実
用レベルにて確保できているためである。そして、接地
電極40側の溶融部47において、曲率半径Rを変えて
いったときの当該溶融部47に発生する熱応力(接地電
極側熱応力)について、上記中心電極側熱応力を基準と
してFEM(有限要素法)解析を行った。
【0067】この溶融部の熱応力解析の結果を図8
(a)に示す。ここで、中心電極側及び接地電極側の熱
応力を求める場合、チップの直径D、D’を1.2m
m、突出長さL、L’を1.0mmとし、溶融部37、
47のチップ成分は35重量%とした。これは、接合性
の点から最も厳しい仕様である。また、熱応力の発生部
位としては、溶融部37、47における電極30、40
寄りの部位とした。
【0068】図8(a)では、曲率半径Rを変えていっ
たときの接地電極側熱応力が、中心電極側熱応力レベル
を1と規格化した値である応力レベル比として示されて
いる。また、図8(a)中の「従来形状」は、上記図7
に示す形状であり、中心電極30側の溶融部35と同一
の溶融部形状であるにもかかわらず、発生する熱応力が
大きい。これは、使用時において、接地電極40の温度
(例えば900℃)が、中心電極30の温度(例えば8
00℃)よりも高いためである。
【0069】そして、図8(a)において、応力レベル
比が1以下となるような曲率半径Rであれば、接地電極
40と接地電極側チップ45との接合性は、従来の溶融
部形状に比して向上しており、実用レベルを確保できる
といえる。つまり、接地電極40側の溶融部47におけ
る曲率半径Rは、0.1mm以上1.0mm以下が好ま
しい。
【0070】なお、図8(a)によれば、当該曲率半径
Rが0.1mmより小であるか、1.0mmより大であ
ると、接地電極側熱応力が、中心電極側熱応力のレベル
を超えている。これは、曲率半径Rが0.1mmより小
であると溶融部形状が急峻となり熱応力が集中しやす
く、また、曲率半径Rが1.0mmより大であると曲率
半径Rが大きすぎて従来の溶融部形状との相違が小さく
なり、曲率半径Rを付けたことのメリットが無くなるた
めと考えられる。
【0071】以上のことから、本実施形態では、接地電
極40側において、接地電極側チップ45の側面45a
と接地電極40の先端部側面43とを結ぶ溶融部47の
外面47aを、曲率半径Rを有して凹んだ曲面形状とし
ている。そして、曲率半径Rは、0.1mm以上1.0
mm以下が好ましい。
【0072】さらに、図8(b)は、接地電極側チップ
45の接地電極40と接している断面を示す図である
が、実際に、接地電極側チップ45を接地電極40にレ
ーザ溶接する場合、曲率半径Rを小さくしようとする
と、溶融部47の溶け込み深さdが十分でなくなる。
【0073】接地電極側チップ45と接地電極40との
接合性を確保するという点から、溶融部の溶け込み深さ
dは、D/4以上必要であることが実験的に確認されて
いる。ここで、Dは、図8(b)に示すように、接地電
極側チップ45の接地電極40と接している断面の最大
幅であるが、本例では、円柱状である接地電極側チップ
45の直径に相当する。
【0074】しかし、溶け込み深さdを大きくしようと
すると、溶接エネルギーが大きくなるため、図8(b)
に示すナゲット幅Wが大きくなる。すると、曲率半径R
も大きくなってしまい、曲率半径Rを付けたことのメリ
ットが小さくなる。一方、曲率半径Rを小さくしようと
すると、ナゲット幅Wも小さくなり、上記溶け込み深さ
dも小さくなってしまい、接合性確保が困難になる。
【0075】そこで、最低限必要な溶け込み深さdの
値、すなわちd=D/4となるときの曲率半径Rが、接
合性を確保するための下限値となる。本例の接地電極側
チップ45のDは0.4mm以上1.2mm以下である
が、この範囲のDについてd=D/4となるときの曲率
半径Rを実験的に求めると、R=D/4(D×1/4)
となる。
【0076】また、FEM解析の結果から、曲率半径R
を付けたことのメリットを発揮するためには、上記Dは
3D/4(D×3/4)以下であることが好ましい。よ
って、上記曲率半径Rによる効果を発揮しつつ貴金属チ
ップの接合性を確保するためには、接地電極側チップ4
5の接地電極40と接している断面の最大幅をDとし
て、D/4以上3D/4以下の範囲とすることが好まし
い。
【0077】また、本実施形態においては、接地電極側
チップ45として、上記したPt、Pt合金、Ir、I
r合金等のチップを採用しているが、この場合、溶融部
47におけるチップ45の成分が、35重量%以上80
重量%以下であることが好ましい。
【0078】このことは、次に述べる検討結果を根拠と
するものである。溶融部47は、接地電極側チップ45
と接地電極(Ni基合金)40とが溶け込みあったもの
であるが故、その溶融組成によっても、接合性が変わっ
てくる。そこで、溶融部47における接地電極側チップ
45の成分と熱応力との関係についてFEM解析を実施
した。
【0079】この解析結果の一例を図9に示す。図9
は、接地電極側チップ45として上記Ir合金チップを
採用した例であり、溶融部47中のIr合金成分比(重
量%)と、上記応力レベル比(中心電極側熱応力を1と
したときの接地電極側熱応力の値)との関係を示してい
る。また、接地電極側熱応力は、上記図4中の溶融部4
7におけるa点(チップと溶融部との界面部)、b点
(溶融部と接地電極との界面部)を求め、図9中、a点
を黒丸プロット、b点を白丸プロットとして示してあ
る。
【0080】ここで、図9においても、中心電極側熱応
力を基準としているが、この場合、両チップ35、45
の直径D、D’及び、突出長さL、L’は同一寸法とし
た。また、中心電極30側の溶融部37のチップ成分
は、中心電極30側において実用レベルの接合性を満足
する下限値(本例では35重量%)とした。また、両チ
ップ35、45の材質は、限定するものではないが、本
例ではIrが90重量%、Rh10重量%のものとし
た。
【0081】図9から、a点(チップと溶融部との界面
部)側の熱応力を、基準となる中心電極側熱応力以下と
するためには、35重量%以上が好ましく、また、b点
(溶融部と接地電極との界面部)側の熱応力を、基準と
なる中心電極側熱応力以下とするためには、80重量%
以下が好ましいことがわかる。
【0082】なお、接地電極側チップ45は、接地電極
40よりも放電ギャップ50側へ突き出ており、接地電
極(電極母材)40よりも温度が高くなるため、チップ
45と溶融部47との界面の方が、溶融部47と接地電
極40との界面よりも、発生する熱応力が大きくなる。
そのため、溶融部47のチップ成分比を調整するにあた
っては、チップ45寄りの部位を中心に調整することが
好ましいと考えられる。
【0083】以上述べてきたように、本実施形態によれ
ば、上記のように、接地電極側チップ45における寸法
D、Lおよび溶融部47の形状が規定されたレーザ溶接
構造を採用することにより、着火性を適切に確保しつ
つ、接地電極と貴金属チップとの接合性を向上させたス
パークプラグを提供することができる。
【0084】また、本実施形態によれば、上記図5に示
した製造方法によって、本実施形態のレーザ溶接構造を
適切に製造することができる。また、本製造方法によれ
ば、上記従来公報に記載されているような、電極母材を
加工して細径部を形成したり、電極母材に貴金属チップ
を埋め込んだりするといった手間がかからないので、簡
便な製造方法とすることができる。
【0085】(他の実施形態)なお、本発明は、図10
に示すような、中心電極30と火花ギャップすなわち放
電ギャップ50を形成する主接地電極40に加え、絶縁
体20の先端部21に対向している副接地電極40aを
有するスパークプラグに対しても適用することができ
る。ここで、図10において、(a)は主接地電極40
の側面方向から火花放電部を見た図であり、(b)は
(a)のA矢視図である。
【0086】図10に示すスパークプラグにおいて、主
接地電極40およびこれにレーザ溶接された貴金属チッ
プ45に対して、上記実施形態と同様の構成を採用すれ
ば、着火性を適切に確保しつつ、接地電極と貴金属チッ
プとの接合性を向上させるとともに、耐カーボン汚損性
も確保したスパークプラグを提供することができる。
【0087】また、上記実施形態における接地電極40
の母材として、インコネル600(登録商標)などのN
i基合金にAlを1.5重量%以上添加したものを用い
ると、高着火性を有し、かつ耐熱耐酸化性に優れたスパ
ークプラグを提供することができる。
【0088】また、耐熱耐酸化性を向上させるために
は、図11(a)に示すように、内部に良熱伝導材とし
てのCu材40bを有し、このCu材40bをNi基合
金からなる被覆材40cにて被覆してなる接地電極40
としても良い。さらには、図11(b)に示すように、
良熱伝導材を、Ni材40dを芯材としてCu材40b
にて被覆した2層構造とし、これを被覆材40cにて被
覆してなる接地電極40としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスパークプラグの全体
構成を示す半断面図である。
【図2】図1に示すスパークプラグにおける放電ギャッ
プ近傍の拡大構成図である。
【図3】図1に示すスパークプラグにおける中心電極側
のチップ溶接構造を示す概略断面図である。
【図4】図1に示すスパークプラグにおける接地電極側
のチップ溶接構造を示す概略断面図である。
【図5】接地電極側チップと接地電極との溶接方法を示
す説明図である。
【図6】接地電極側チップの形状と着火性との関係につ
いての解析結果を示す図である。
【図7】接地電極側のチップ溶接構造における従来形状
を示す概略断面図である。
【図8】(a)は、曲率半径Rを変えていったときの溶
融部に発生する熱応力についての解析結果を示す図であ
り、(b)は、溶融部の溶け込み深さdとナゲット幅W
を表すために、貴金属チップの接地電極と接している断
面を示す図である。
【図9】溶融部におけるIr合金チップの成分と熱応力
との関係についての解析結果を示す図である。
【図10】主接地電極と副接地電極とを備えた本発明の
他の実施形態としてのスパークプラグの要部を示す図で
ある。
【図11】複数の層構造からなる接地電極を備えた本発
明の他の実施形態としてのスパークプラグの要部を示す
概略断面図である。
【符号の説明】
30…中心電極、40…接地電極、43…接地電極の先
端部側面、45…接地電極側チップ、45a…接地電極
側チップの側面、45b…接地電極側チップの一端面、
47…接地電極側の溶融部、47a…接地電極側チップ
の側面と接地電極の先端部側面とを結ぶ溶融部の外面、
50…放電ギャップ。
フロントページの続き Fターム(参考) 5G059 AA04 CC02 CC05 DD11 EE11 EE19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ギャップ(50)を介して対向配置
    された中心電極(30)および接地電極(40)と、 前記接地電極における前記放電ギャップに面する部位
    (43)にレーザ溶接された貴金属チップ(45)とを
    備えるスパークプラグにおいて、 前記貴金属チップは、その一端側が前記接地電極にレー
    ザ溶接され、他端側の先端面の断面積が0.12mm2
    以上1.15mm2以下であって前記接地電極からの突
    出長さ(L)が0.3mm以上1.5mm以下であり、 前記接地電極と前記貴金属チップとが溶け込み合った溶
    融部(47)において、前記貴金属チップの側面(45
    a)と前記接地電極における前記貴金属チップの接合面
    (43)とを結ぶ外面(47a)が、曲率半径(R)を
    有して凹んだ曲面形状となっていることを特徴とするス
    パークプラグ。
  2. 【請求項2】 前記曲率半径(R)は、前記貴金属チッ
    プ(45)の前記接地電極(40)と接している断面の
    最大幅をDとすると、D/4以上3D/4以下であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. 【請求項3】 前記貴金属チップ(45)は、Irを主
    成分としRh、Pt、Ni、W、Pd、Ru、Osの少
    なくとも一つが添加された合金であることを特徴とする
    請求項1または2に記載のスパークプラグ。
  4. 【請求項4】 前記貴金属チップ(45)は、Irを主
    成分とし、50重量%以下のRh、50重量%以下のP
    t、40重量%以下のNi、30重量%以下のW、40
    重量%以下のPd、30重量%以下のRu、20重量%
    以下のOsの少なくとも一つが添加された合金であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載のスパークプラグ。
  5. 【請求項5】 前記貴金属チップ(45)は、Ptを主
    成分としIr、Ni、Rh、W、Pd、Ru、Osの少
    なくとも一つが添加された合金であることを特徴とする
    請求項1または2に記載のスパークプラグ。
  6. 【請求項6】 前記貴金属チップ(50、60)は、P
    tを主成分とし、50重量%以下のIr、40重量%以
    下のNi、50重量%以下のRh、30重量%以下の
    W、40重量%以下のPd、30重量%以下のRu、2
    0重量%以下のOsの少なくとも一つが添加された合金
    であることを特徴とする請求項5に記載のスパークプラ
    グ。
  7. 【請求項7】 前記溶融部(47)における前記貴金属
    チップ(45)の成分は、35重量%以上80重量%以
    下であることを特徴とする請求項3ないし6のいずれか
    一つに記載のスパークプラグ。
  8. 【請求項8】 中心電極(30)および接地電極(4
    0)を放電ギャップ(50)を介して対向配置するとと
    もに、前記接地電極における前記放電ギャップに面する
    部位に貴金属チップ(45)をレーザ溶接してなるスパ
    ークプラグの製造方法において、 前記貴金属チップの一端面(45b)を、前記接地電極
    に埋没させることなく前記接地電極の表面(43)に接
    触させ、 続いて、前記貴金属チップの側面(45a)と前記接地
    電極の表面とがなす角部(49)に対して、これら貴金
    属チップの側面及び接地電極の表面とは斜めの方向か
    ら、レーザ照射を行い、前記貴金属チップと前記接地電
    極とを溶融させることを特徴とするスパークプラグの製
    造方法。
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