JP2002309077A - 2液型硬化性組成物 - Google Patents

2液型硬化性組成物

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JP2002309077A JP2001116810A JP2001116810A JP2002309077A JP 2002309077 A JP2002309077 A JP 2002309077A JP 2001116810 A JP2001116810 A JP 2001116810A JP 2001116810 A JP2001116810 A JP 2001116810A JP 2002309077 A JP2002309077 A JP 2002309077A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性が改善された、内部硬化性の良好
な2液型硬化性組成物を得ることを目的とする。 【解決手段】 (A)反応性ケイ素基含有ポリオキシア
ルキレン系重合体、(B)分子鎖が実質的に1種または
2種以上のアクリル酸アルキルエステル単量体単位およ
び/またはメタクリル酸アルキル単量体単位からなる共
重合体、(C)エポキシ樹脂用硬化剤、および(D)シ
ランカップリング剤、を含有するA剤と、(E)エポキ
シ樹脂、(F)縮合触媒、および(G)水、を含有する
B剤とからなることを特徴とする2液型硬化性組成物を
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、貯蔵によって硬化
性が低下することのない、内部硬化性の改善された2液
型硬化性組成物に関する。本組成物は、接着剤や粘着
剤、シール材、コーティング剤、注入材、目地材、コン
クリート等の表面処理材、パテ材等の種々の分野におい
て広く使用することができる。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は、注型材や積層板、封止
材、接着剤、塗料、コンクリート補修材、各種複合材料
等の幅広い用途に使用されているが、硬化物が脆い為に
接着剤として使用した場合、剥離強度が小さいという欠
点があった。
【0003】これら硬化物の脆さや剥離接着強度の改善
に対しては、エポキシ樹脂へ反応性ケイ素基含有ポリオ
キシアルキレン系重合体等をブレンドした硬化性組成物
が提案されている(例えば、特開昭61−268720
号公報)。
【0004】ところが、該組成物は湿気硬化性の重合体
を含む為、水分が浸透しない非多孔質材料間への施工
や、肉厚を厚くした施工、冬場の低温低湿状態での施工
等においては、組成物の内部がなかなか硬化しないとい
う欠点があった。
【0005】こうした課題を改善する為、特開昭63−
273625、特開平9−279047号公報等では、
組成物への水の添加が提案されている。これらはいずれ
も反応性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体と
エポキシ樹脂用硬化剤、縮合触媒を含むA剤と、エポキ
シ樹脂と水を含むB剤からなる2液型である。しかしな
がら、該系のA剤では反応性ケイ素基含有ポリオキシア
ルキレン系重合体とその縮合触媒が同時に存在する為、
貯蔵時に微量の水分で系が増粘したりし、またB剤では
貯蔵時にエポキシ樹脂と水とが分離してしまう等、貯蔵
安定性が十分でないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした貯
蔵によって硬化性が低下することのない、内部硬化性の
良好な2液型硬化性組成物を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】これらの課題を解決する
為に本発明者らが鋭意検討を行ったところ、エポキシ樹
脂側へ特定の縮合触媒および水を添加したB剤と、反応
性ケイ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体、必要に
応じて、分子鎖が実質的に1種または2種以上のアクリ
ル酸アルキルエステル単量体単位および/またはメタク
リル酸アルキル単量体単位からなる共重合体等を含むA
剤、からなる硬化性組成物を見出し、本発明を完成する
に到った。
【0008】即ち、本発明の第1は、(A)反応性ケイ
素基含有ポリオキシアルキレン系重合体、(C)エポキ
シ樹脂用硬化剤、および(D)シランカップリング剤、
を含有するA剤と、(E)エポキシ樹脂、(F)縮合触
媒、および(G)水、を含有するB剤とからなることを
特徴とする2液型硬化性組成物に関する。
【0009】本発明の第2は、(A)反応性ケイ素基含
有ポリオキシアルキレン系重合体、(B)分子鎖が実質
的に1種または2種以上のアクリル酸アルキルエステル
単量体単位および/またはメタクリル酸アルキル単量体
単位からなる共重合体、(C)エポキシ樹脂用硬化剤、
および(D)シランカップリング剤、を含有するA剤
と、(E)エポキシ樹脂、(F)縮合触媒、および
(G)水、を含有するB剤とからなることを特徴とする
2液型硬化性組成物に関する。
【0010】好ましい実施態様としては、(A)成分で
あるポリオキシアルキレン系重合体の反応性ケイ素基が
一般式(1): −[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なる炭素数1から2
0のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素
数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO−
で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1または
2が二個以上存在するとき、それらは同一であっても
よく、異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1から
20の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であっ
てもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水
分解性基を示し、Xが2個以上存在する時、それらは同
一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1、
2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示し、
a+Σb≧2を満足するものとする。またm個の−Si
(R1 2-b)(Xb)−O−基におけるbについて、それ
らは同一であってもよく、異なっていてもよい。mは0
から19の整数を示す。)で表されることを特徴とする
前記記載の2液型硬化性組成物に関する。
【0011】更に好ましい実施態様としては、(A)成
分であるポリオキシアルキレン系重合体の主鎖骨格が、
ポリオキシプロピレンから成ることを特徴とする前記い
ずれか記載の2液型硬化性組成物に関する。
【0012】更に好ましい実施態様としては、(B)成
分が、分子鎖が実質的に(a)炭素数1〜8のアルキル
基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単位およ
び/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単位と
(b)炭素数10以上のアルキル基を有するアクリル酸
アルキルエステル単量体単位および/またはメタクリル
酸アルキルエステル単量体単位とからなる共重合体であ
ることを特徴とする前記いずれか記載の2液型硬化性組
成物に関する。
【0013】更に好ましい実施態様としては、(B)成
分が、シロキサン結合を形成することによって架橋しう
るケイ素含有基を有する共重合体であることを特徴とす
る前記いずれか記載の硬化性組成物に関する。
【0014】更に好ましい実施態様としては、(F)成
分である縮合触媒が、一般式(12)〜(21): Sn(OCOR102 (12) R9 2Sn(OCOR102 (13) [R9 2Sn(OCOR10)]2O (14) R9 2Sn(OCOCH=CHCOOR102 (1
5) R9 2Sn(OCOCH=CHCOO) (16) R9 2Sn(SR11COOR102 (17) [R9 2Sn(SR11COOR10)]2O (18) R9 2Sn[OSi(OR1232 (19) [R9 2SnOSi(OR1232O (20) Fe(OCOR102 (21) (式中R9、R10は同一または異なる炭素数1から20
のアルキル基、R11は炭素数1〜6の2価のアルキレン
基、R12は炭素数1から10のアルキル基を示す。)で
表されることを特徴とする前記いずれか記載の2液型硬
化性組成物に関する。
【0015】更に好ましい実施態様としては、(A)成
分100重量部に対し、(C)成分1〜60重量部およ
び(D)成分0.1〜20重量部を含有するA剤と、
(E)成分10〜80重量部、(F)成分0.1〜8重
量部および(G)成分0.1〜5重量部を含有するB剤
からなることを特徴とする前記いずれか記載の2液型硬
化性組成物に関する。
【0016】更に好ましい実施態様としては、(A)成
分と(B)成分を任意の割合で混合した成分100重量
部に対し、(C)成分1〜60重量部および(D)成分
0.1〜20重量部を含有するA剤と、(E)成分10
〜80重量部、(F)成分0.1〜8重量部および
(G)成分0.1〜5重量部を含有するB剤からなるこ
とを特徴とする前記いずれか記載の2液型硬化性組成物
に関する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。
【0018】本発明に使用される(A)成分の反応性ケ
イ素基含有ポリオキシアルキレン系重合体の反応性ケイ
素基としては、特に限定されるものではないが、代表的
なものを示すと、例えば一般式(1)で表わされる基が
挙げられる。−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2
3-a)Xa (1)(式中R1およびR2は同一または
異なる炭素数1から20のアルキル基、炭素数6から2
0のアリール基、炭素数7から20のアラルキル基また
は(R’)3SiO−で示されるトリオルガノシロキシ
基を示し、R1またはR2が二個以上存在するとき、それ
らは同一であってもよく、異なっていてもよい。ここで
R’は炭素数1から20の一価の炭化水素基であり3個
のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい。X
は水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個以上存在
する時、それらは同一であってもよく、異なっていても
よい。aは0、1、2または3を、bは0、1、または
2をそれぞれ示し、a+Σb≧2を満足するものとす
る。またm個の−Si(R1 2-b)(Xb)−O−基にお
けるbについて、それらは同一であってもよく、異なっ
ていてもよい。mは0から19の整数を示す。) 上記Xのうちの加水分解性基は特に限定されず、従来公
知の加水分解性基であれば良い。具体的には例えば水素
原子、ハロゲン原子、アルコキシ基、アシルオキシ基、
ケトキシメート基、アミノ基、アミド基、酸アミド基、
アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキシ基等
が挙げられる。これらの内では、加水分解性が穏やかで
取扱やすいという点でメトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、イソプロポキシ基等のアルコキシ基が特に好ま
しい。
【0019】この水酸基や加水分解性基は1個のケイ素
原子に1〜3個結合することができ、(a+Σb)は2
から5であるのが好ましい。水酸基や加水分解性基が反
応性ケイ素基中に2個以上存在する場合には、それらは
同一であっても良く、異なっていてもよい。
【0020】反応性ケイ素基中のケイ素原子の数は1個
でもよく2個以上でもよいが、シロキサン結合等により
ケイ素原子の連結された反応性ケイ素基の場合には20
個程度でもよい。
【0021】なお、下記一般式(2)で表される反応性
ケイ素基が入手が容易であるため好ましい。 −Si(R2 3-c)Xc (2) (式中R2、Xは前記に同じ。cは2または3を示
す。) 上記一般式(1)または(2)におけるR1、R2の具体
例としては、例えばメチル基、エチル基等のアルキル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基、フェニル
基等のアリール基、ベンジル基等のアラルキル基、R’
がメチル基やフェニル基等である(R’)3SiO−で
示されるトリオルガノシロキシ基等が挙げられる。
1、R2,R’としてはメチル基が特に好ましい。
【0022】本発明に使用される(A)成分のポリオキ
シアルキレン系重合体の主鎖構造としては、−R−O−
で示される構造を繰り返し単位とする重合体であればよ
く、このとき、Rは炭素数1から20の2価の有機基で
あればよい。また、繰り返し単位の全てが同一である単
独重合体であっても良く、2つ以上の種類の繰り返し単
位を含む共重合体であっても良い。さらに、主鎖中に分
岐構造を有していても良い。
【0023】Rの具体例としては、−CH2CH2−、−
CH(CH3)CH2−、−CH(C 25)CH2−、−
C(CH32CH2−、−CH2CH2CH2CH2−等が
挙げられる。Rとしては特に−CH(CH3)CH2−が
好ましい。
【0024】(A)成分のポリオキシアルキレン系重合
体の主鎖骨格は、例えば開始剤と触媒の存在下、モノエ
ポキシドを開環重合することによって得られる。
【0025】開始剤の具体例としては、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ヘキサ
メチレングリコール、メタリルアルコール、ビスフェノ
ールA、水素化ビスフェノールA、ネオペンチルグリコ
ール、ポリブタジエンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレントリオ
ール、ポリプロピレンテトラオール、ジプロピレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールメタン、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール等の2価アルコ
ールや多価アルコール、水酸基を有する各種のオリゴマ
ー等が挙げられる。
【0026】モノエポキシドの具体例としては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、α-ブチレンオ
キサイド、β-ブチレンオキサイド、ヘキセンオキサイ
ド、シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキサイド、
α−メチルスチレンオキシド等のアルキレンオキサイド
類や、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエ
ーテル、イソプロピルグリシジルエーテル、ブチルグリ
シジルエーテル等のアルキルグリシジルエーテル類、ア
リルグリシジルエーテル類、アリールグリシジルエーテ
ル類等が挙げられる。
【0027】触媒としてはKOH、NaOH等のアルカ
リ触媒、トリフルオロボラン−エーテラート等の酸性触
媒、アルミノポルフィリン金属錯体やシアン化コバルト
亜鉛−グライム錯体触媒等の複合金属シアン化物錯体触
媒等の既に公知のものが用いられる。特に副反応が少な
い複合金属シアン化物錯体触媒の使用が好ましいがそれ
以外のものであってもよい。
【0028】この他、ポリオキシアルキレン系重合体の
主鎖骨格は、水酸基末端ポリオキシアルキレン重合体を
塩基性化合物、例えばKOH、NaOH、KOCH3
NaOCH3等の存在下、2官能以上のハロゲン化アル
キル、例えばCH2Cl2、CH2Br2等による鎖延長等
によっても得ることができる。また、2官能や3官能の
イソシアネート化合物によって水酸基末端ポリオキシア
ルキレン重合体を鎖延長する方法等も挙げられる。
【0029】反応性ケイ素基をポリオキシアルキレン系
重合体中に導入する方法としては、特に限定されず、種
々の方法を用いることができる。特に、1分子中に一般
式(3): CH2=CH−R3−O− (3) または一般式(4): CH2=C(R4)−R3−O− (4) (式中R3は炭素数1から20の2価の有機基、R4は炭
素数10以下の炭化水素基)で示される不飽和基を末端
に有するポリオキシアルキレン系重合体と、一般式
(5): H−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (5) (式中R1,R2,X,a,b,mは前記に同じ。)で示
される反応性ケイ素基含有化合物とを、VIII族遷移
金属触媒の存在下で反応させる方法が好ましい。
【0030】これ以外にも、水酸基末端ポリオキシアル
キレン重合体への反応性ケイ素基含有イソシアネート化
合物の添加や、イソシアネート基末端ポリオキシアルキ
レン重合体と反応性ケイ素基含有アミン化合物との反
応、イソシアネート基末端ポリオキシアルキレン重合体
と反応性ケイ素基含有メルカプタン化合物との反応等に
よっても得ることができる。
【0031】末端に一般式(3)または(4)で示され
る不飽和基を有するポリオキシアルキレン系重合体の製
造法としては、従来公知の方法を用いればよく、例えば
水酸基末端ポリオキシアルキレン系重合体に不飽和結合
を有する化合物を反応させて、エーテル結合、エステル
結合、ウレタン結合、カーボネート結合等により結合さ
せる方法等が挙げられる。例えばエーテル結合により不
飽和基を導入する場合は、ポリオキシアルキレン重合体
の水酸基末端のメタルオキシ化により−OM(MはNa
またはK等)を生成した後、一般式(6): CH2=CH−R3−X2 (6) または一般式(7): CH2=C(R4)−R3−X2 (7) (式中R3,R4は前記に同じ。X2はハロゲン原子)で
示される不飽和基含有化合物を反応させる方法が挙げら
れる。
【0032】一般式(6)または(7)で示される不飽
和基含有化合物の具体例としては、CH2=CH−CH2
−Cl、CH2=CH−CH2−Br、CH2=CH−C2
4−Cl、CH2=CH−C24−Br、CH2=CH
−C36−Cl、CH2=CH−C36−Br、CH2
C(CH3)−CH2−Cl、CH2=C(CH3)−CH
2−Br、CH2=C(CH2CH3)−CH2−Cl、C
2=C(CH2CH3)−CH2−Br、CH2=C(C
2CH(CH32)−CH2−Cl、CH2=C(CH2
CH(CH32)−CH2−Br、等が挙げられ、特に
反応性の点から、CH2=CH−CH2−Cl、CH2
C(CH3)−CH2−Clが好ましい。
【0033】不飽和基の導入方法としては、これ以外に
CH2=CH−CH2−基やCH2=C(CH3)−CH2
−基等を有するイソシアネート化合物、カルボン酸、エ
ポキシ化合物を用いることもできる。
【0034】VIII族遷移金属触媒としては、白金、
ロジウム、コバルト、パラジウム及びニッケル等のVI
II族遷移金属元素から選ばれた金属錯体触媒等が有効
に使用される。例えば、H2PtCl6・6H2O、白金
−ビニルシロキサン錯体、白金−オレフィン錯体、Pt
メタル、RhCl(PPh33、RhCl3、Rh/A
23、RuCl3、IrCl3、FeCl3、PdCl2
・2H2O、NiCl2等のような化合物が使用できる
が、ヒドロシリル化の反応性の点から、H2PtCl6
6H2O、白金−ビニルシロキサン錯体、白金−オレフ
ィン錯体のいずれかであることが特に好ましい。
【0035】この様な製造法は、例えば、特許第139
6791号、特許第1727750号、特許第2135
751号、特開平3−72527号の各明細書等に記載
されている。
【0036】ポリオキシアルキレン系重合体の分子量に
は特に制限はないが、GPCにおけるポリスチレン換算
での数平均分子量が500から100,000であるこ
とが好ましい。さらには1,000から70,000であ
ることが、取り扱いの容易さ等の点から好ましい。
【0037】本発明の硬化性組成物では、必要に応じて
共重合体である(B)成分を添加することができる。
【0038】本発明に用いる(B)成分である、分子鎖
が実質的に1種または2種以上のアクリル酸アルキルエ
ステル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキル
単量体単位からなる共重合体(以下、共重合体(B)と
いう)におけるアクリル酸アルキルエステル単量体単位
としては、従来公知のものが広く使用でき、例えばアク
リル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロ
ピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、
アクリル酸tert−ブチル、アクリル酸n−ヘキシ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ラウリル、アク
リル酸トリデシル、アクリル酸ミリスチル、アクリル酸
セチル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ベヘニル、
アクリル酸ビフェニル等を挙げることができる。またメ
タクリル酸エステル単量体単位としては、従来公知のも
のが広く使用でき、例えばメタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル
酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸
tert−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル、メタク
リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸デシル、メタ
クリル酸ウンデシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸トリデシル、メタクリル酸ミリスチル、メタクリル
酸セチル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ベヘ
ニル、メタクリル酸ビフェニル等を挙げることができ
る。
【0039】共重合体(B)の分子鎖は、実質的に1種
または2種以上のアクリル酸アルキルエステル単量体単
位および/またはメタクリル酸アルキル単量体単位から
なるが、ここでいう実質的に上記の単量体単位からなる
とは、共重合体(B)中に存在するのアクリル酸アルキ
ルエステル単量体単位および/またはメタクリル酸アル
キル単量体単位の割合が50%をこえることを意味し、
好ましくは70%以上である。
【0040】また、これら単量体の組み合わせの中で
は、相溶性、安定性の点から、分子鎖が実質的に(a)
炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
エステル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキ
ルエステル単量体単位と(b)炭素数10以上のアルキ
ル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単位お
よび/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単位
からなる共重合体(以下共重合体(B)−aという)が
好ましい。この共重合体における単量体単位(a)であ
る炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキ
ルエステル単量体単位および/またはメタクリル酸アル
キルエステル単位は、一般式(8): CH2=C(R5)COOR6 (8) (式中R5は水素原子またはメチル基、R6は炭素数1から
8のアルキル基を示す。)で表される。
【0041】前記一般式(8)のR6としては、例えば
メチル基、エチル基、プロピル基、n−ブチル基、t−
ブチル基、2−エチルヘキシル基等の炭素数1〜8、好
ましくは1〜4、更に好ましくは1〜2のアルキル基を
挙げることができる。なお一般式(8)で表されるモノ
マーは1種類でもよく、2種以上用いてもよい。
【0042】また、単量体単位(b)である炭素数10
以上のアルキル基を有するアクリル酸アルキルエステル
単量体単位および/またはメタクリル酸アルキルエステ
ル単位は、一般式(9): CH2=C(R5)COOR7 (9) (式中R5は前記に同じ。R7は炭素数10以上のアルキ
ル基を示す。)で表される。
【0043】前記一般式(9)のR7としては、例えば
ラウリル基、トリデシル基、セチル基、ステアリル基、
炭素数22のアルキル基、ビフェニル基等の炭素数10
以上、通常は10〜30、好ましくは10〜20の長鎖
アルキル基が挙げられる。なお一般式(9)で示される
モノマーは1種類でもよく、例えば炭素数12と13と
の混合物のように、2種以上混合した基であってもよ
い。
【0044】共重合体(B)−aの分子鎖は実質的に
(a)および(b)の単量体単位からなるが、ここでい
う実質的に(a)および(b)の単量体単位からなると
は、共重合体(B)−a中に存在する(a)および
(b)の単量体単位の割合が50%をこえることを意味
し、好ましくは70%以上である。(a)および(b)
の単量体単位の割合が50%未満になるとポリオキシア
ルキレン系重合体(A)と共重合体(B)−aの相溶性
が低下し、白濁する傾向が生じるとともに接着特性も低
下しがちになる。
【0045】また(a)の単量体単位と(b)の単量体
単位の割合は、重量比で95:5〜40:60が好まし
く、90:10〜60:40が更に好ましい。前記割合
が95:5より大きくなると相溶性が低下し、40:6
0より小さくなるとコスト的に不利になりがちになる。
【0046】共重合体(B)にはアクリル酸アルキルエ
ステル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキル
単量体単位の外に、これらと共重合性を有する単量体単
位が含有されていてもよい。例えばアクリル酸、メタク
リル酸等のアクリル酸;アクリルアミド、メタクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロール
メタクリルアミド等のアミド基、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート等のエポキシ基、ジエチ
ルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルメ
タクリレート、アミノエチルビニルエーテル等のアミノ
基を含む単量体;その他アクリロニトリル、スチレン、
α−メチルスチレン、アルキルビニルエーテル、塩化ビ
ニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、エチレン等に
起因する単量体単位等が挙げられる。
【0047】共重合体(B)成分の分子量には特に制限
はないが、GPCにおけるポリスチレン換算での数平均
分子量が500から100,000であるものが好まし
い。さらには1,000〜15,000のものが取り扱
いの容易さ等の点から好ましい。
【0048】共重合体(B)は、通常のビニル重合の方
法によって得ることができる。例えば、ラジカル反応に
よる溶液重合法や塊重合法等によって重合させることで
得ることができるが、特にこれらの方法に限定されるも
のではない。反応は、通常前記単量体およびラジカル開
始剤や連鎖移動剤、溶剤等を加えて50〜150℃で反
応させることにより行われる。
【0049】前記ラジカル開始剤の例としては、アゾビ
スイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド等、
連鎖移動剤の例としては、n−ドデシルメルカプタン,
t−ドデシルメルカプタン、ラウリルメルカプタン等の
メルカプタン類や含ハロゲン化合物等が挙げられる。溶
剤としては、例えばエーテル類、炭化水素類、エステル
類のごとき非反応性の溶剤を使用するのが好ましい。
【0050】共重合体(B)には、最終接着強さの点か
ら、シロキサン結合を形成することによって架橋しうる
ケイ素含有基(以下、反応性ケイ素基という)を有して
いることが好ましい。
【0051】共重合体(B)に反応性ケイ素基を導入す
る方法には種々の方法があるが、例えば、(I)重合性
不飽和結合と反応性ケイ素基を有する化合物を、単量体
(a)および(b)とともに共重合させる方法、(I
I)重合性不飽和結合と反応性官能基(以下Y基とい
う)を有する化合物(例えばアクリル酸)を単量体
(a)および(b)とともに共重合させ、そののち生成
した共重合体を反応性ケイ素基およびY基と反応しうる
官能基(以下Y’基という)を有する化合物(例えばイ
ソシアネート基と−Si(OCH33基を有する化合
物)と反応させる方法、(III)連鎖移動剤として反
応性ケイ素基を含有するメルカプタンの存在下、単量体
(a)および(b)を共重合させる方法、(IV)反応
性ケイ素基を含有するアゾビスニトリル化合物やジスル
フィド化合物を開始剤として単量体(a)および(b)
を共重合させる方法、(V)リビングラジカル重合法に
よって単量体(a)および(b)を重合させ、分子末端
に反応性ケイ素基を導入する方法、等が挙げられるが、
特にこれらに限定されるものではない。また、(I)〜
(V)の方法を各々任意に組み合わせることも可能であ
る。例えば、(I)と(III)の組み合わせとして、
連鎖移動剤として反応性ケイ素基を含有するメルカプタ
ンの存在下、重合性不飽和結合と反応性ケイ素基を有す
る化合物を、単量体(a)および(b)ともに共重合さ
せる方法をとることも可能である。
【0052】(I)記載の重合性不飽和結合と反応性ケ
イ素基を有する化合物は、一般式(10): CH2=C(R5)COOR8−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (10) (式中R5は前記に同じ。R8は炭素数1〜6の2価のアルキレン基を示す。R1 ,R2,X,a,b,mは前記と同じ。)または一般式(11): CH2=C(R5)−[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (1 1) (式中R1, R2,R5,X,a,b,mは前記と同
じ。)で表される。
【0053】前記一般式(10)のR8としては、例えば
メチレン基、エチレン基、プロピレン基等の炭素数1〜
6、好ましくは1〜4を挙げることができる。
【0054】一般式(10)または(11)で表され
る、重合性不飽和結合と反応性ケイ素基を有する化合物
としては、例えば、γ−メタクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリエトキ
シシラン等のγ−メタクリロキシプロピルアルキルポリ
アルコキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、γ−アクリロキシプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン等のγ−アクリロキシプロピルアルキルポリアルコキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルメチルジ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のビニル
アルキルポリアルコキシシラン等が挙げられる。これら
の化合物は1種類でもよく、2種以上用いてもよい。
【0055】(II)記載のY基およびY’基の例とし
ては、種々の基の組み合わせがあるが、例えば、Y基と
してアミノ基、水酸基、カルボン酸基を、Y’基として
イソシアネート基を挙げることができる。また別の一例
として、特開昭54−36395号公報や特開平1−2
72654号公報、特開平2−214759号公報に記
載されているように、Y基としてはアリル基、Y’基と
しては水素化ケイ素基(H−Si)を挙げることができ
る。この場合、VIII族遷移金属の存在下で、ヒドロ
シリル化反応によりY基とY’基は結合しうる。
【0056】(III)記載の連鎖移動剤として使用す
る反応性ケイ素基を含有するメルカプタンとしては、γ
−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリエトキシシラン等を挙げることができる。
また、特開昭59−78222号公報に記載されている
ように、単量体(a)および(b)を、2官能ラジカル
重合性化合物および連鎖移動剤としてアルコキシシリル
基を含有するメルカプタンの存在下で共重合させる方法
も可能である。
【0057】(IV)記載の、反応性ケイ素基を含有す
るアゾビスニトリル化合物やジスルフィド化合物として
は、特開昭60−23405号公報、特開昭62−70
405号公報等に記載されている、アルコキシシリル基
を含有するアゾビスニトリル化合物やアルコキシシリル
基を含有するジスルフィド化合物を例として挙げること
ができる。
【0058】(V)記載の方法としては、特開平9−2
72714号公報等に記載されている方法を挙げること
ができる。
【0059】その他に、特開昭59−168014号公
報、特開昭60−228516号公報等に記載されてい
る、反応性ケイ素基をもつメルカプタンと反応性ケイ素
基をもつラジカル重合開始剤を併用する方法も挙げるこ
とができる。
【0060】共重合体(B)に含有される反応性ケイ素
基の数は、特に限定されるものではないが、接着力への
効果、コストの点から、共重合体(B)一分子中に平均
0.1個以上2.0個以下、更に好ましくは0.5個以
上1.5個以下がよい。
【0061】(A)成分と(B)成分は任意の割合で混
合されるが、(A)成分/(B)成分の重量比が99/
1〜10/90の範囲であることが好ましい。
【0062】本発明の(C)成分であるエポキシ樹脂用
硬化剤としては、従来公知のものを広く使用することが
できる。例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリア
ミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタ
ミン、ジエチルアミノプロピルアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、トリメチル
ヘキサメチレンジアミン、グアニジン、オレイルアミ
ン、等の脂肪族アミン類;メンセンジアミン、イソホロ
ンジアミン、ノルボルナンジアミン、ピペリジン、N,
N’−ジメチルピペラジン、N−アミノエチルピペラジ
ン、1,2−ジアミノシクロヘキサン、ビス(4−アミ
ノ−3−メチルシクロヘキシル)メタン、ビス(4−ア
ミノシクロヘキシル)メタン、ポリシクロヘキシルポリ
アミン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデ
セン−7(DBU)等の脂環族アミン類;メタフェニレ
ンジアミン、4、4’−ジアミノジフェニルメタン、
4,4’−ジアミノジフェニルスルホン等の芳香族アミ
ン類;m−キシリレンジアミン、ベンジルジメチルアミ
ン、2−(ジメチルアミノメチル)フェノール、2,
4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等
の脂肪芳香族アミン類;3,9−ビス(3−アミノプロ
ピル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,
5]ウンデカン(ATU)、モルホリン、N−メチルモ
ルホリン、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシ
プロピレントリアミン、ポリオキシエチレンジアミン等
のエーテル結合を有するアミン類;ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等の水酸基含有アミン類;テ
トラヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタ
ル酸、無水メチルナジック酸、ヘキサヒドロ無水フタル
酸、ドデシル無水コハク酸等の酸無水物類;ダイマー酸
にジエチレントリアミンやトリエチレンテトラミン等の
ポリアミンを反応させて得られるポリアミド、ダイマー
酸以外のポリカルボン酸を使ったポリアミド等のポリア
ミドアミン類;2−エチル−4−メチルイミダゾール等
のイミダゾール類;ジシアンジアミド;ポリオキシプロ
ピレン系ジアミン,ポリオキシプロピレン系トリアミン
等のポリオキシプロピレン系アミン類;フェノール類;
上記アミン類にエポキシ化合物を反応させて得られるエ
ポキシ変性アミン、上記アミン類にホルマリン、フェノ
ール類を反応させて得られるマンニッヒ変性アミン、マ
イケル付加変性アミン、ケチミンといった変性アミン
類;2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)フェ
ノールの2−エチルヘキサン酸塩等のアミン塩等が挙げ
られる。これらの硬化剤は、単独で用いてもよく2種以
上併用してもよい。これらエポキシ樹脂用硬化剤の中で
は、硬化性や物性バランスの点から、2,4,6−トリ
ス(ジメチルアミノメチル)フェノールやポリオキシプ
ロピレン系ジアミンが好ましい。
【0063】斯かるエポキシ樹脂用硬化剤は、(A)成
分および/または(B)成分100重量部に対し、通常
1〜60重量部程度の範囲、好ましくは2〜50重量部
程度の範囲で使用されるのが良い。1重量部未満ではエ
ポキシ樹脂の硬化が不十分となり接着強度が低下する。
また、60重量部を超えると界面へのブリード等が起こ
って接着性が低下し好ましくない。
【0064】本発明の(D)成分であるシランカップリ
ング剤としては、例えばγ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル
メチルジメトキシシラン、γ−(2−アミノエチル)ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ウレイドプロピ
ルトリエトキシシラン、N−β−(N−ビニルベンジル
アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン等のアミ
ノ基含有シラン類;γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン等のメ
ルカプト基含有シラン類;γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキ
シシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エ
チルトリメトキシシラン等のエポキシ基含有シラン類;
β−カルボキシルエチルフェニルビス(2−メトキシエ
トキシ)シラン、N−β−(N−カルボキシルメチルア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
等のカルボキシシラン類;アミノ基含有シラン類と各種
ケトンとの脱水縮合により得られるケチミン化シラン
類;アミノ基含有シラン類とエポキシ基含有シラン類と
の反応物;メルカプト基含有シラン類とエポキシ基含有
シラン類との反応物;アミノ基含有シラン類とエポキシ
樹脂との反応物;メルカプト基含有シラン類とエポキシ
樹脂との反応物;テトラエトキシシラン、テトラエトキ
シシラン4量体、テトラエトキシシラン6量体等のエチ
ルシリケート類;ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン等のビ
ニルシラン類;3−メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−メタクリロキシプロピルトリエトキシシ
ラン等のメタクリロキシシラン類等が挙げられる。これ
らのシランカップリング剤は、単独で用いてもよく2種
以上併用してもよい。
【0065】斯かるシランカップリング剤は、(A)成
分および/または(B)成分100重量部に対し、通常
0.1〜20重量部程度の範囲、好ましくは0.2〜1
0重量部程度の範囲で添加されるのが良い。0.1重量
部未満では接着性の低下や貯蔵安定性の低下を招き、2
0重量部を超えると硬化阻害が起こったりするので好ま
しくない。
【0066】本発明の(E)成分であるエポキシ樹脂と
しては、従来公知のものを広く使用でき、例えばビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキ
シ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ビスフェ
ノールS型エポキシ樹脂やこれらを水添したエポキシ樹
脂、グリシジルエステル型エポキシ樹脂、グリシジルア
ミン型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ノボラック
型エポキシ樹脂、ウレタン結合を有するウレタン変性エ
ポキシ樹脂、フッ素化エポキシ樹脂、ポリブタジエンあ
るいはNBRを含有するゴム変性エポキシ樹脂、テトラ
ブロモビスフェノールAのグリシジルエーテル等の難燃
型エポキシ樹脂等が挙げられる。これらのエポキシ樹脂
は、単独で用いてもよく2種以上併用してもよい。これ
らエポキシ樹脂の中では、作業性や硬化性、接着強度、
被着体汎用性、耐水性、耐久性等のバランスの点から、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
【0067】斯かるエポキシ樹脂は、(A)成分、また
は(A)成分と(B)成分を任意の割合で混合した成分
100重量部に対し、通常10〜80重量部程度の範
囲、好ましくは20〜70重量部の範囲で使用されるの
が良い。10重量部未満では剪断強度や耐水性が不十分
となり、80重量部を超えると剥離強度の低下等が起こ
り好ましくない。
【0068】本発明の(F)成分である縮合触媒として
は、一般式(12)〜(21): Sn(OCOR102 (12) R9 2Sn(OCOR102 (13) [R9 2Sn(OCOR10)]2O (14) R9 2Sn(OCOCH=CHCOOR102 (1
5) R9 2Sn(OCOCH=CHCOO) (16) R9 2Sn(SR11COOR102 (17) [R9 2Sn(SR11COOR10)]2O (18) R9 2Sn[OSi(OR1232 (19) [R9 2SnOSi(OR1232O (20) Fe(OCOR102 (21) (式中R9、R10は同一または異なる炭素数1から20
のアルキル基、R11は炭素数1〜6の2価のアルキレン
基、R12は炭素数1から10のアルキル基を示す。)で
表される有機錫系化合物または有機鉄系化合物が用いら
れる。
【0069】R9の具体例としては、−CH3、−C
25、−C49、−C817、−C173 5等が挙げら
れ、R10の具体例としてはR9と同様のアルキル基以外
にナフチル基等も挙げることができる。また、R11の具
体例としては、−CH2−、−C24−、−C48−等
が、R12の具体例としては、−CH3、−C25、−C4
9、−C817等が挙げられる。
【0070】この様な有機錫化合物の具体例としては、
Sn(OCOC7152、Sn(OCOC17352
(C492Sn(OCOCH32、(C492Sn
(OCOC7152、(C492Sn(OCOC11
232、[(C492Sn(OCOC1123)]2O、
(C8172Sn(OCOC11232、(C492
n(OCOC17352、(C8172Sn(OCOC
17352、(C492Sn(OCOCH=CHCOO
252、(C492Sn(OCOCH=CHCOO
492、(C492Sn(OCOCH=CHCOO
CH2652、(C492Sn(OCOCH=CH
COO)、(C492Sn(SC24COOC919
2、(C492Sn(SCH2COOC8172
[(C492Sn(SC24COOC919)]2O、
(C492Sn[OSi(OCH332、(C49
2Sn[OSi(OC2532、[(C492SnO
Si(OC 2532O等を挙げることができる。
【0071】また、有機鉄系化合物の具体例としては、
Fe(OCOC7152、Fe(OCOC17352
Fe(OCOCH2592、Fe(OCOC245
92、Fe(OCOC10172、等を挙げることが
できる。
【0072】これらの縮合触媒は、単独で用いてもよく
2種以上併用してもよい。これら縮合触媒の中では、硬
化性や貯蔵安定性、物性バランスの点から、有機錫系化
合物が好ましい。
【0073】斯かる縮合触媒は、(A)成分、または
(A)成分と(B)成分を任意の割合で混合した成分1
00重量部に対し、通常0.1〜8重量部程度の範囲、
好ましくは0.2〜5重量部の範囲で使用されるのが良
い。0.1重量部未満では硬化性が不十分であり、8重
量部を超えると接着性の低下等が起こり好ましくない。
【0074】本発明の(F)成分である水は、(A)成
分、または(A)成分と(B)成分を任意の割合で混合
した成分の硬化過程における加水分解反応に必要であ
り、一般的な水道水や工業用水、純水等が用いられる。
また、冬場における使用では、凝固点降下作用のある各
種塩類やアルコール等を添加することも可能である。添
加量は、(A)成分、または(A)成分と(B)成分を
任意の割合で混合した成分100重量部に対し、通常
0.1〜5重量部程度の範囲、好ましくは0.2〜4重
量部の範囲が良い。0.1重量部未満では内部硬化性が
不十分であり、5重量部を超えると接着性の低下等が起
こり好ましくない。
【0075】本発明の硬化性組成物には、必要に応じ、
充填材や揺変剤、可塑剤、反応性希釈剤、安定剤、着色
剤等を添加することができる。
【0076】充填剤の具体例としては、フュームシリ
カ、沈降性シリカ、無水ケイ酸およびカーボンブラック
等の補強性充填剤;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウ
ム、ケイソウ土、焼成クレー、クレー、タルク、酸化チ
タン、ベントナイト、有機ベントナイト、カオリン、酸
化第二鉄、酸化亜鉛、活性亜鉛華、水添ヒマシ油および
シラスバルーン、等の如き充填剤;石綿、ガラス繊維お
よびフィラメント等の繊維状充填剤等が挙げられる。こ
れら充填剤は1種類のみで使用してもよいし、2種類以
上混合使用してもよい。
【0077】本発明の硬化性組成物は、加熱によって硬
化させても良いし、室温下で放置し硬化させることもで
きる。本発明の硬化性組成物は、接着剤や粘着剤、シー
ル材、コーティング剤、注入材、目地材、コンクリート
等の表面処理材、パテ材等の種々の分野において広く使
用することができる。
【0078】
【実施例】本発明をより一層明らかにする為に、以下具
体的な実施例を揚げて説明するが、本発明はこれらに限
定されるものではない。 (合成例1)ポリプロピレングリコールを開始剤とし亜
鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒にてプロ
ピレンオキサイドの重合を行い、平均分子量10,00
0のポリオキシプロピレングリコールを得た。続いてこ
の水酸基末端ポリエーテルオリゴマーの水酸基に対して
1.2倍当量のNaOMeのメタノール溶液を添加して
メタノールを留去し、更に3−クロロ−1−プロペンを
添加して末端の水酸基をアリル基に変換した。次に得ら
れた重合体500gに対しヘキサン10gを加えて90℃
で共沸脱水を行い、ヘキサンを減圧下留去した後、窒素
置換した。これに対して白金ジビニルジシロキサン錯体
(白金換算で3重量%のキシレン溶液)30μlを加え、
撹拌しながら、ジメトキシメチルシラン(DMS)9.
0gをゆっくりと滴下した。その混合溶液を90℃で2
時間反応させた後、未反応のDMSを減圧下留去し反応
性ケイ素基含有ポリオキシプロピレン重合体を得た。得
られた重合体の1H−NMR分析より、末端への反応性
ケイ素基導入率は82%であることを確認した(ポリマ
ーA)。 (合成例2)110℃に加熱したトルエン43g中にア
クリル酸ブチル6.0g、メタクリル酸メチル66g、
メタクリル酸ステアリル13g、γ−メタクリロキシプ
ロピルメチルジメトキシシラン5.4g、γ−メルカプ
トプロピルメチルジメトキシシラン7.0gおよびトル
エン23g混合物に重合開始剤としてアゾビスイソブチ
ロニトリル2.6gを溶かした溶液を4時間かけて滴下
した後、2時間後重合を行い、固形分濃度60%で、G
PC(ポリスチレン換算)による数平均分子量(Mn)
が2,200の共重合体を得た。合成例1で得られたポ
リマーAとこの共重合体とを固形分比(重量比)60/
40でブレンドし、エバポレーターを用い、減圧下、1
10℃加熱条件で脱揮を行い、固形分濃度99%以上の
透明で粘稠な液体を得た(ポリマーB)。 (実施例1)(A)成分であるポリマーA 100重量
部に対し、(C)成分としてTAP(化薬アクゾ株式会
社製)5重量部、(D)成分としてA−1122(日本
ユニカー株式会社製)2重量部を添加し、A剤を調製し
た。また、(E)成分であるエピコート828(油化シ
ェルエポキシ株式会社製)50重量部に対し、(F)成
分としてU−100(日東化成株式会社製)2重量部、
(G)成分として水0.5重量部を添加し、B剤を調製
した。B剤を所定の条件で貯蔵した後A剤と混合し、表
面硬化性および内部硬化性を評価した。 (実施例2)(F)成分としてSCAT−1(三共有機
合成株式会社製)2重量部を用いた以外は、実施例1と
同様の組成で評価を行った。 (実施例3)(A)成分の代わりに(B)成分であるポ
リマーBを100重量部用いた以外は、実施例1と同様
の組成で評価を行った。 (実施例4)(A)成分の代わりに(B)成分であるポ
リマーBを100重量部使用し、(F)成分としてSC
AT−1(三共有機合成株式会社製)2重量部を用いた
以外は、実施例1と同様の組成で評価を行った。 (比較例1)(G)成分である水を無添加とした以外
は、実施例1と同様の組成で評価を行った。 (比較例2)(G)成分である水を無添加とした以外
は、実施例2と同様の組成で評価を行った。 (比較例3)(G)成分である水を無添加とした以外
は、実施例3と同様の組成で評価を行った。 (比較例4)(G)成分である水を無添加とした以外
は、実施例4と同様の組成で評価を行った。 (比較例5)(F)成分としてU−220(日東化成株
式会社製)2重量部を用いた以外は、実施例1と同様の
組成で評価を行った。 (比較例6)(G)成分である水を無添加とした以外
は、比較例5と同様の組成で評価を行った。 (比較例7)(A)成分の代わりに(B)成分であるポ
リマーBを100重量部用いた以外は、比較例5と同様
の組成で評価を行った。
【0079】評価法を以下に示す。
【0080】B剤貯蔵条件:B剤を容量80mlのサン
プル瓶へ充填し、密閉した。これらをそれぞれ23℃で
1日、4週間、50℃で2週間、4週間静置した。
【0081】表面硬化性:A剤とB剤を2:1の重量比
で混合し、遠心分離器にて脱泡後、軟鋼缶(直径45m
m、高さ8mm)に流し込んだ。配合物表面を経時でス
パチュラにて触り、配合物がスパチュラにつかなくなる
までの時間を測定した(23℃)。
【0082】内部硬化性:A剤とB剤を2:1の重量比
で混合し、遠心分離器にて脱泡後、深さ50mmの80
mlサンプル瓶へ流し込んだ。23℃または0℃下で静
置し、1、3、7または8日後、硬化した部分をスパチ
ュラにて刳り貫き、表面からの硬化深さを測定した。
【0083】配合組成を表1に、評価結果を表2に示
す。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】 実施例の系では、B剤を貯蔵しても表面硬化性の変化は
殆どなく、内部硬化性も温度を問わず良好であった。一
方、水無添加の比較例1〜4では、表面硬化性の変化は
殆どなかったが、内部硬化性が大幅に低下した。(F)
成分以外の触媒を使用し水を添加した比較例5、7で
は、貯蔵により表面硬化性、内部硬化性とも大幅に低下
した。比較例5で水を無添加とした比較例6では、貯蔵
による表面硬化性の低下は改善されたが、内部硬化性が
大幅に低下した。
【0086】
【発明の効果】本発明の硬化性組成物の使用により、良
好な内部硬化性が得られるとともに、貯蔵による硬化性
低下を防ぐことができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 63/00 C08K 5/54 Fターム(参考) 4J002 BG02Y BG03Y CD00X CH05W DE029 EX067 EX077 EX087 EZ028 FD146 GH00 GJ00 4J005 AA04 BD08

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)反応性ケイ素基含有ポリオキシア
    ルキレン系重合体、(C)エポキシ樹脂用硬化剤、およ
    び(D)シランカップリング剤、を含有するA剤と、
    (E)エポキシ樹脂、(F)縮合触媒、および(G)
    水、を含有するB剤とからなることを特徴とする2液型
    硬化性組成物。
  2. 【請求項2】 (A)反応性ケイ素基含有ポリオキシア
    ルキレン系重合体、(B)分子鎖が実質的に1種または
    2種以上のアクリル酸アルキルエステル単量体単位およ
    び/またはメタクリル酸アルキル単量体単位からなる共
    重合体、(C)エポキシ樹脂用硬化剤、および(D)シ
    ランカップリング剤、を含有するA剤と、(E)エポキ
    シ樹脂、(F)縮合触媒、および(G)水、を含有する
    B剤とからなることを特徴とする2液型硬化性組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分であるポリオキシアルキレン
    系重合体の反応性ケイ素基が一般式(1): −[Si(R1 2-b)(Xb)O]mSi(R2 3-a)Xa (1) (式中R1およびR2は同一または異なる炭素数1から2
    0のアルキル基、炭素数6から20のアリール基、炭素
    数7から20のアラルキル基または(R’)3SiO−
    で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R1または
    2が二個以上存在するとき、それらは同一であっても
    よく、異なっていてもよい。ここでR’は炭素数1から
    20の一価の炭化水素基であり3個のR’は同一であっ
    てもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基または加水
    分解性基を示し、Xが2個以上存在する時、それらは同
    一であってもよく、異なっていてもよい。aは0、1、
    2または3を、bは0、1、または2をそれぞれ示し、
    a+Σb≧2を満足するものとする。またm個の−Si
    (R1 2-b)(Xb)−O−基におけるbについて、それ
    らは同一であってもよく、異なっていてもよい。mは0
    から19の整数を示す。)で表されることを特徴とする
    請求項1または2記載の2液型硬化性組成物。
  4. 【請求項4】 (A)成分であるポリオキシアルキレン
    系重合体の主鎖骨格が、ポリオキシプロピレンから成る
    ことを特徴とする請求項1〜3記載の2液型硬化性組成
    物。
  5. 【請求項5】 (B)成分が、分子鎖が実質的に(a)
    炭素数1〜8のアルキル基を有するアクリル酸アルキル
    エステル単量体単位および/またはメタクリル酸アルキ
    ルエステル単量体単位と(b)炭素数10以上のアルキ
    ル基を有するアクリル酸アルキルエステル単量体単位お
    よび/またはメタクリル酸アルキルエステル単量体単位
    とからなる共重合体であることを特徴とする請求項2〜
    4記載の2液型硬化性組成物。
  6. 【請求項6】 (B)成分が、シロキサン結合を形成す
    ることによって架橋しうるケイ素含有基を有する共重合
    体であることを特徴とする請求項2〜5記載の2液型硬
    化性組成物。
  7. 【請求項7】 (F)成分である縮合触媒が、一般式
    (12)〜(21): Sn(OCOR102 (12) R9 2Sn(OCOR102 (13) [R9 2Sn(OCOR10)]2O (14) R9 2Sn(OCOCH=CHCOOR102 (1
    5) R9 2Sn(OCOCH=CHCOO) (16) R9 2Sn(SR11COOR102 (17) [R9 2Sn(SR11COOR10)]2O (18) R9 2Sn[OSi(OR1232 (19) [R9 2SnOSi(OR1232O (20) Fe(OCOR102 (21) (式中R9、R10は同一または異なる炭素数1から20
    のアルキル基、R11は炭素数1〜6の2価のアルキレン
    基、R12は炭素数1から10のアルキル基を示す。)で
    表されることを特徴とする請求項1〜6記載の2液型硬
    化性組成物。
  8. 【請求項8】 (A)成分100重量部に対し、(C)
    成分1〜60重量部および(D)成分0.1〜20重量
    部を含有するA剤と、(E)成分10〜80重量部、
    (F)成分0.1〜8重量部および(G)成分0.1〜
    5重量部を含有するB剤からなることを特徴とする請求
    項1または3,4,7記載の2液型硬化性組成物。
  9. 【請求項9】 (A)成分と(B)成分を任意の割合で
    混合した成分100重量部に対し、(C)成分1〜60
    重量部および(D)成分0.1〜20重量部を含有する
    A剤と、(E)成分10〜80重量部、(F)成分0.
    1〜8重量部および(G)成分0.1〜5重量部を含有
    するB剤からなることを特徴とする請求項2または5〜
    7記載の2液型硬化性組成物。
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