JP2002302659A - 粘着フィルム - Google Patents
粘着フィルムInfo
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- JP2002302659A JP2002302659A JP2002007165A JP2002007165A JP2002302659A JP 2002302659 A JP2002302659 A JP 2002302659A JP 2002007165 A JP2002007165 A JP 2002007165A JP 2002007165 A JP2002007165 A JP 2002007165A JP 2002302659 A JP2002302659 A JP 2002302659A
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Abstract
環境下でも極端な経時変化することなく好適な粘着性を
維持し、使用後の被着体表面を汚染することなく剥離性
に優れた粘着フィルムを提供することができ、。 【解決手段】 下記の基材層と粘着剤層とからなる。 (i)熱可塑性樹脂からなる基材層。 (ii)エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィン
からなる群から選ばれる少なくとも2種類のオレフィン
の重合単位を含み、かつ、下記(a)および(b)を充
足するオレフィン共重合体からなる粘着剤層。 (a)該オレフィン共重合体は、JIS K 7122
に従う示差走査熱量測定において、結晶融解熱量が1J
/g以上のピーク、及び、結晶化熱量が1J/g以上の
ピ−クのいずれのピークも有しない。 (b)該オレフィン共重合体の分子量分布(Mw/M
n)は3以下である。
Description
る。本発明の粘着フィルムは、合成樹脂板、化粧合板、
金属板および塗装鋼板のような物品の表面にそれを貼る
ことによって、物品の表面を塵の付着や傷付きのような
好ましくない影響から保護するための表面保護フィルム
として、また、自動車の焼き付け塗装時やプリント基板
のハンダ浸漬時の表面保護フィルムとして、特に好まし
く用いることができる。本発明における「粘着フィル
ム」という用語は、粘着シートや粘着テープをも意味す
る。
材層と、EVAや低密度ポリエチレンのような低結晶性
または非晶性の重合体からなる粘着剤層とからなる粘着
フィルムや、該基材層と、SISやSEBSのようなエ
ラストマーからなる粘着剤層とからなる粘着フィルムが
用いられている。
高温下において経時変化し、その結果、粘着力が上昇し
て被着体からの剥離が困難となったり、剥離後の被着体
の表面に粘着剤が残存したりする、という問題を持って
いる。高温下において経時変化しない粘着フィルムとし
て、特開平4−55488号公報には、熱可塑性樹脂か
らなる基材層と、密度が0.92g/cm2以下であっ
て、メルトインデックスが1〜20g/10分であるポ
リエチレンまたはエチレン/α−オレフィン共重合体か
らなる粘着剤層とからなる粘着フィルムが開示されてい
る。
は、重量平均分子量(Mw)が5×104 以上、該平均
分子量と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)が
3以下、DSC分析における融解ピーク温度が110℃
以上、及び、融解熱が100J/g以下であるエチレン
−α−オレフィン共重合体からなる粘着剤層と、他のポ
リオレフィン系樹脂からなる基材層とからなる粘着フィ
ルムが開示されている。しかしながら、これらの粘着フ
ィルムは、特に低温での粘着性が極端に低く、粘着力の
制御が困難である、という問題を持っている。
力が低温下や高温下においても極端に経時変化せず;粘
着力を制御することができ;粘着性、剥離性、再粘着性
および再剥離性が良好であり;剥離したとき被着体の表
面に粘着剤が残らず;柔軟性と耐熱性と耐寒性と耐候性
とのバランスに優れた粘着フィルムを提供することにあ
る。
達成し得る粘着フィルムの開発について鋭意研究を続け
てきた。その結果、特定の物性を有するオレフィン共重
合体からなる粘着剤層を用いると上記目的を達成し得る
ことを見出し、本発明を完成させるに至った。すなわ
ち、本発明は、下記の基材層と粘着剤層とからなる粘着
フィルムである。 (i)熱可塑性樹脂からなる基材層。 (ii)エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィン
からなる群から選ばれる少なくとも2種類のオレフィン
の重合単位を含み、かつ、下記(a)および(b)を充
足するオレフィン共重合体からなる粘着剤層。 (a)該オレフィン共重合体は、JIS K 7122
に従う示差走査熱量測定において、結晶融解熱量が1J
/g以上のピーク、及び、結晶化熱量が1J/g以上の
ピ−クのいずれのピークも有しない。 (b)該オレフィン共重合体の分子量分布(Mw/M
n)は3以下である。
重合体は、エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフ
ィンからなる群から選ばれる少なくとも2種類のオレフ
ィンの重合単位(以下、「オレフィン単位」のように言
う)を含む共重合体を意味する。該共重合体は、オレフ
ィン単位の他に、必要に応じて、ポリエン化合物単位、
環状オレフィン単位およびビニル芳香族化合物単位から
なる群から選ばれる少なくとも1種の単位を含んでいて
もよい。
ポリエン化合物、環状オレフィンおよびビニル芳香族化
合物として、以下の化合物を例示することができる。
レフィンを例示することができる。直鎖状のα−オレフ
ィンとして、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1
−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネ
ン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−
トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1
−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセ
ン、1−ナノデセン、1−エイコセン、3−メチル−1
−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、及び2,2,
4−トリメチル−1−ペンテンを例示することができ
る。これらの中、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン、3−メ
チル−1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、及び、
4−メチル−1−ペンテンが好ましい。
役ポリエン化合物の双方が好ましい。共役ポリエン化合
物として、脂肪族共役ポリエン化合物および脂環族共役
ポリエン化合物を例示することができる。脂肪族共役ポ
リエン化合物として、直鎖状脂肪族共役ポリエン化合物
や分岐状脂肪族共役ポリエン化合物を例示することがで
きる。脂肪族共役ポリエン化合物および脂環族共役ポリ
エン化合物は、アルコキシ基、アリール基、アリールオ
キシ基、アラルキル基、アラルキルオキシ基のような基
を含んでいてもよい。
−ブタジエン、イソプレン、2−エチル−1,3−ブタ
ジエン、2−プロピル−1,3―ブタジエン、2−イソ
プロピル−1,3−ブタジエン、2−ヘキシル−1,3
−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエ
ン、2,3−ジエチル−1,3−ブタジエン、2−メチ
ル−1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3−ヘキ
サジエン、2−メチル−1,3−オクタジエン、2−メ
チル−1,3−デカジエン、2,3−ジメチル−1,3
−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ヘキサジ
エン、2,3−ジメチル−1,3−オクタジエン、及
び、2,3−ジメチル−1,3−デカジエンを例示する
ことができる。
チル−1,3−シクロペンタジエン、2−メチル−1,
3−シクロヘキサジエン、2,3−ジメチル−1,3−
シクロペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−シク
ロヘキサジエン、2−クロロ−1,3−ブタジエン、
2,3−ジクロロ−1,3−ブタジエン、1−フルオロ
−1,3−ブタジエン、2−クロロ−1,3−ペンタジ
エン、2−クロロ−1,3−シクロペンタジエン、及
び、2−クロロ−1,3−シクロヘキサジエンを例示す
ることができる。
役ポリエン化合物、脂環族非共役ポリエン化合物および
芳香族非共役ポリエン化合物を例示することができる。
脂肪族非共役ポリエン化合物として、直鎖状脂肪族非共
役ポリエン化合物および分岐状脂肪族非共役ポリエン化
合物を例示することができる。脂肪族非共役ポリエン化
合物、脂環族非共役ポリエン化合物および芳香族非共役
ポリエン化合物は、アルコキシ基、アリール基、アリー
ルオキシ基、アラルキル基およびアラルキルオキシ基の
ような基を含んでいてもよい。
1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,6
−ヘプタジエン、1,6−オクタジエン、1,7−オク
タジエン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジエン、
1,13−テトラデカジエン、1,5,9−デカトリエ
ン、3−メチル−1,4−ヘキサジエン、4−メチル−
1,4−ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジ
エン、4−エチル−1,4−ヘキサジエン、3−メチル
−1,5−ヘキサジエン、3.3−ジメチル−1,4−
ヘキサジエン、3,4−ジメチル−1,5−ヘキサジエ
ン、5−メチル−1,4−ヘプタジエン、5−エチル−
1,4−ヘプタジエン、5−メチル−1,5−ヘプタジ
エン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、5−エチル
−1,5−ヘプタジエン、3−メチル−1,6−ヘプタ
ジエン、4−メチル−1,6−ヘプタジエン、4,4−
ジメチル−1,6−ヘプタジエン、4−エチル−1,6
−ヘプタジエン、4−メチル−1,4−オクタジエン、
5−メチル−1,4−オクタジエン、4−エチル−1,
4−オクタジエン、5−エチル−1,4−オクタジエ
ン、5−メチル−1,5−オクタジエン、6−メチル−
1,5−オクタジエン、5−エチル−1,5−オクタジ
エン、6−エチル−1,5−オクタジエン、6−メチル
−1,6−オクタジエン、7−メチル−1,6−オクタ
ジエン、6−エチル−1,6−オクタジエン、6−プロ
ピル−1,6−オクタジエン、6−ブチル−1,6−オ
クタジエン、4−メチル−1,4−ノナジエン、5−メ
チル−1,4−ノナジエン、4−エチル−1,4−ノナ
ジエン、5−エチル−1,4−ノナジエン、5−メチル
−1,5−ノナジエン、6−メチル−1,5−ノナジエ
ン、5−エチル−1,5−ノナジエン、6−エチル−
1,5−ノナジエン、6−メチル−1,6−ノナジエ
ン、7−メチル−1,6−ノナジエン、6−エチル−
1,6−ノナジエン、7−エチル−1,6−ノナジエ
ン、7−メチル−1,7−ノナジエン、8−メチル−
1,7−ノナジエン、7−エチル−1,7−ノナジエ
ン、5−メチル−1,4−デカジエン、5−エチル−
1,4−デカジエン、5−メチル−1,5−デカジエ
ン、6−メチル−1,5−デカジエン、5−エチル−
1,5−デカジエン、6−エチル−1,5−デカジエ
ン、6−メチル−1,6−デカジエン、6−エチル−
1,6−デカジエン、7−メチル−1,6−デカジエ
ン、7−エチル−1,6−デカジエン、7−メチル−
1,7−デカジエン、8−メチル−1,7−デカジエ
ン、7−エチル−1,7−デカジエン、8−エチル−
1,7−デカジエン、8−メチル−1,8−デカジエ
ン、9−メチル−1,8−デカジエン、8−エチル−
1,8−デカジエン、6−メチル−1,6−ウンデカジ
エン、9−メチル−1,8−ウンデカジエン、6,10
−ジメチル1,5,9−ウンデカトリエン、5,9−ジ
メチル−1,4,8−デカトリエン、4−エチリデン8
−メチル−1,7−ノナジエン、13−エチル−9−メ
チル−1,9,12−ペンタデカトリエン、5,9,1
3−トリメチル−1,4,8,12−テトラデカジエ
ン、8,14,16−トリメチル−1,7,14−ヘキ
サデカトリエン、及び、4−エチリデン−12−メチル
−1,11−ペンタデカジエンを例示することができ
る。
ルシクロヘキセン、5−ビニル2−ノルボルネン、5−
エチリデン−2−ノルボルネン、5−メチレン−2−ノ
ルボルネン、5−イソプロペニル−2−ノルボルネン、
シクロヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、シクロオ
クタジエン、2,5−ノルボルナジエン、2−メチル−
2,5−ノルボルナジエン、2−エチル−2,5−ノル
ボルナジエン、2,3−ジイソプロピリデン−5−ノル
ボルネン、2−エチリデン−3−イソプロピリデン−5
−ノルボルネン、6−クロロメチル−5−イソプロペニ
ル−2−ノルボルネン、1,4−ジビニルシクロヘキサ
ン、1,3−ジビニルシクロヘキサン、1,3−ジビニ
ルシクロペンタン、1,5−ジビニルシクロオクタン、
1−アリル−4−ビニルシクロヘキサン、1,4−ジア
リルシクロヘキサン、1−アリル−5−ビニルシクロオ
クタン、1,5−ジアリルシクロオクタン、1−アリル
−4−イソプロペニルシクロヘキサン、1−イソプロペ
ニル−4−ビニルシクロヘキサン、1−イソプロペニル
−3−ビニルシクロペンタン、及び、メチルテトラヒド
ロインデンを例示することができる。
ニルベンゼン及びビニルイソプロペニルベンゼンを例示
することができる。
ボルネン、5−エチルノルボルネン、5−プロピルノル
ボルネン、5,6−ジメチルノルボルネン、1−メチル
ノルボルネン、7−メチルノルボルネン、5,5,6−
トリメチルノルボルネン、5−フェニルノルボルネン、
5−ベンジルノルボルネン、5−エチリデンノルボルネ
ン、5−ビニルノルボルネン、1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ
−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロ
ナフタレン、2−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−
1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、2,3−ジメチル−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、2−ヘキシル−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒド
ロナフタレン、2−エチリデン−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、2−フルオロ−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒ
ドロナフタレン、1,5−ジメチル−1,4,5,8−
ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オク
タヒドロナフタレン、2−シクロへキシル−1,4,
5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8
a−オクタヒドロナフタレン、2,3−ジクロロ−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,
8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−イソブチル−
1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、1,2−ジヒ
ドロジシクロペンタジエン、5−クロロノルボルネン、
5,5−ジクロロノルボルネン、5−フルオロノルボル
ネン、5,5,6−トリフルオロ−6−トリフルオロメ
チルノルボルネン、5−クロロメチルノルボルネン、5
−メトキシノルボルネン、5,6−ジカルボキシルノル
ボルネンアンハイドレート、5−ジメチルアミノノルボ
ルネン、5−シアノノルボルネン、シクロペンテン、3
−メチルシクロペンテン、4−メチルシクロペンテン、
3,4−ジメチルシクロペンテン、3,5−ジメチルシ
クロペンテン、3−クロロシクロペンテン、シクロへキ
セン、3−メチルシクロへキセン、4−メチルシクロヘ
キセン、3,4−ジメチルシクロヘキセン、3−クロロ
シクロヘキセン、及び、シクロへプテンを例示すること
ができる。
レン、p−メチルスチレン、ビニルキシレン、モノクロ
ルスチレン、ジクロルスチレン、モノブロムスチレン、
ジブロムスチレン、フルオロスチレン、p−tert−
ブチルスチレン、エチルスチレン、及び、ビニルナフタ
レンを例示することができる。
して、得られる粘着フィルムの粘着力の安定性の観点か
ら、下記(1)〜(24)の重合体が好ましい。
3〜20のα−オレフィン、並びに任意に、ポリエン化
合物、環状オレフィン化合物およびビニル芳香族化合物
からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を共
重合して得られるオレフィン重合体。
4〜20のα−オレフィン、並びに任意に、ポリエン化
合物、環状オレフィン化合物およびビニル芳香族化合物
からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を共
重合して得られるオレフィン重合体。
1種の炭素数4〜20のα−オレフィン、並びに任意
に、ポリエン化合物、環状オレフィン化合物およびビニ
ル芳香族化合物からなる群から選択される少なくとも1
種の化合物を共重合して得られるオレフィン重合体。
数4〜20のα−オレフィン、並びに任意に、ポリエン
化合物、環状オレフィン化合物およびビニル芳香族化合
物からなる群から選択される少なくとも1種の化合物を
共重合して得られるオレフィン重合体。
数3〜20のα−オレフィンとを共重合して得られるオ
レフィン重合体。
3〜20のα−オレフィン、及び少なくとも1種のポリ
エン化合物を共重合して得られるオレフィン重合体。
3〜20のα−オレフィン、及び少なくとも1種の環状
オレフィン化合物を共重合して得られるオレフィン重合
体。
3〜20のα−オレフィン、及び少なくとも1種のビニ
ル芳香族化合物を共重合して得られるオレフィン重合
体。
3〜20のα−オレフィン、少なくとも1種のポリエン
化合物、および少なくとも1種のビニル芳香族化合物を
共重合して得られるオレフィン重合体。
素数4〜20のα−オレフィンを共重合して得られるオ
レフィン重合体。
数4〜20のα−オレフィン、及び少なくとも1種のポ
リエン化合物を共重合して得られるオレフィン重合体。
数4〜20のα−オレフィン及び少なくとも1種の環状
オレフィン化合物を共重合して得られるオレフィン重合
体。
数4〜20のα−オレフィン及び少なくとも1種のビニ
ル芳香族化合物を共重合して得られるオレフィン重合
体。
数4〜20のα−オレフィン、少なくとも1種のポリエ
ン化合物、及び、少なくとも1種のビニル芳香族化合物
を共重合して得られるオレフィン重合体。
とも1種の炭素数4〜20のα−オレフィンを共重合し
て得られるオレフィン重合体。
も1種の炭素数4〜20のα−オレフィン及び少なくと
も1種のポリエン化合物を共重合して得られるオレフィ
ン重合体。
も1種の炭素数4〜20のα−オレフィン及び少なくと
も1種の環状オレフィン化合物を共重合して得られるオ
レフィン重合体。
も1種の炭素数4〜20のα−オレフィン及び少なくと
も1種のビニル芳香族化合物を共重合して得られるオレ
フィン重合体。
も1種の炭素数4〜20のα−オレフィン、少なくとも
1種のポリエン化合物及び少なくとも1種のビニル芳香
族化合物を共重合して得られるオレフィン重合体。
種の炭素数4〜20のα−オレフィンを共重合して得ら
れるオレフィン重合体。
素数4〜20のα−オレフィン及び少なくとも1種のポ
リエン化合物を共重合して得られるオレフィン重合体。
素数4〜20のα−オレフィン及び少なくとも1種の環
状オレフィン化合物を共重合して得られるオレフィン重
合体。
素数4〜20のα−オレフィン、及び、少なくとも1種
のビニル芳香族化合物を共重合して得られるオレフィン
重合体。
素数4〜20のα−オレフィン、少なくとも1種のポリ
エン化合物、及び、少なくとも1種のビニル芳香族化合
物を共重合して得られるオレフィン重合体。
る粘着フィルムの特に低温下における粘着力の安定性の
観点から、重合体(1)、(2)および(3)が好まし
く、耐候性の観点から重合体(5)、(10)、(1
5)および(20)が好ましい。
は、得られる粘着フィルムの低温下での粘着力の安定性
の観点から、JIS K 7122に従う示差走査熱量
測定において、結晶融解熱量が1J/g以上のピーク、
好ましくは0.5J/g以上のピーク、及び、結晶化熱
量が1J/g以上のピ−ク、好ましくは0.5J/g以
上のピークのいずれのピークも有しない共重合体であ
る。
分子量分布(Mw/Mn)は、得られる粘着フィルムの
特に高温下での粘着力および、被着体表面への粘着剤の
残り難さの観点から、3以下、好ましくは2.8以下、
より好ましくは2.5以下である。
極限粘度[η]は、得られる粘着フィルムの粘着力・被
着体表面への粘着剤の残り難さ・高温下での粘着力の観
点から、好ましくは0.5〜10dl/g、より好まし
くは1.0〜8.0dl/g、更に好ましくは1.3〜
6.0dl/gである。
して、得られる粘着フィルムの柔軟性や粘着力の安定性
の観点から、下式(1)で定義されるXが0.020以
上、好ましくは0.030以上、より好ましくは0.0
40以上、更に好ましくは0.050以上、特に好まし
くは0.060以上であることを満足するオレフィン共
重合体が好ましい。 X = [A (T2M) - A (T2C)] / [|(T2A - T2B)|] (1)
合体として、得られる粘着フィルムの粘着力の安定性お
よび粘着力の制御性の観点から、上式(1)で定義され
るXが0.400以下、好ましくは0.380以下、よ
り好ましくは0.360以下、更に好ましくは0.34
0以下、特に好ましくは0.320以下、最も好ましく
は0.300以下であることを満足するオレフィン共重
合体が好ましい。
重合体として、得られる粘着フィルムの耐熱形状保持性
や高引張伸び特性の観点から、上式(1)で定義される
Xが0.250以下、好ましくは0.200以下、より
好ましくは0.150以下であることを満足するオレフ
ィン共重合体が好ましい。
T2AおよびT2Bは、(1)本発明で使用されるオレ
フィン共重合体、(2)下記(A)〜(C)からなる群
から選ばれる1種のポリプロピレン樹脂および(3)該
オレフィン共重合体と、下記(A)〜(C)からなる群
から選ばれる1種のポリプロピレン樹脂とからなる樹脂
組成物のパルスNMRの測定結果を用いて得られる数値
である。ここで、該樹脂組成物として、該オレフィン共
重合体/該ポリプロピレン樹脂なる重量比がそれぞれ、
20/80、40/60、60/40及び80
/20の樹脂組成物を使用する。該樹脂組成物は、オレ
フィン共重合体とポリプロピレン樹脂とを、ラバーミ
ル、ブラベンダーミキサー、バンバリーミキサー、加圧
ニーダー、ルーダーおよび二軸押出機のような通常の混
練り装置で混練することによって調製される。混練り温
度は、オレフィン共重合体およびポリプロピレンが溶融
する温度であり、通常160〜250℃、好ましくは1
80〜240℃である。得られる樹脂組成物は、JIS
K 6758に従った方法で所定の厚さにプレス成形さ
れ、試験片して用いられる。
でのメルトフローレートが12.0±3.0g/10
分、JIS K 7121に従って示差走査熱量計(DS
C)で測定して得られる結晶の融解に基づく主ピークの
位置(融点)が160±3℃、JIS K 7122に従
って示差走査熱量計(DSC)で測定して得られる結晶
の融解熱量が100±5J/gであるプロピレン重合
体。
でのメルトフローレートが3.0±0.5g/10分、
JIS K 7121に従って示差走査熱量計(DSC)
で測定して得られる結晶の融解に基づく主ピークの位置
(融点)が145±2℃、JIS K 7122に従って
示差走査熱量計(DSC)で測定して得られる結晶の融
解熱量が87±5J/gであるプロピレン−エチレン共
重合体。
でのメルトフローレートが1.0±0.6g/10分、
JIS K 7121に従って示差走査熱量計(DSC)
で測定して得られる結晶の融解に基づく主ピークの位置
(融点)が135±2℃、JIS K 7122に従って
示差走査熱量計(DSC)で測定して得られる結晶の融
解熱量が60±5J/gであるプロピレン−エチレン共
重合体。
試料は、JIS K 7121の「第3項(2)試験片
の状態調節:一定の熱処理を行った後、融解温度を測定
する場合」に記載された方法に従って調整される。
それぞれは、オレフィン共重合体、ポリプロピレン樹脂
および樹脂組成物のそれぞれのT2緩和時間を縦軸にプ
ロットし、樹脂組成物中のオレフィン共重合体の重量分
率Paを横軸にプロットして得られる曲線を、Pa=0
〜1の範囲で定積分して得られる値である。ここで、A
(T2M)は、オレフィン共重合体、ポリプロピレン樹
脂および重量分率Paが異なる樹脂組成物のT2緩和時
間(T2緩和時間の実測値=T2M(Pa))を縦軸に
プロットし、その3次回帰式から求めた重回帰式に基づ
く曲線について計算された値であり;A(T2C)は、
ポリプロピレン樹脂のパルスNMR測定から得られるT
2緩和時間であるT2Aと、オレフィン共重合体のパル
スNMR測定から得られるT2緩和時間であるT2Bと
を用いて、下式(2)から求められるT2緩和時間(T
2緩和時間の計算値=T2C(Pa))を縦軸にプロッ
トし、その3次回帰から求めた重回帰式に基づく曲線に
ついて計算された値である。
(3)で定義される数値である。下式(3)のVAおよ
びVC(Pa)のそれぞれは、ポリプロピレン樹脂およ
び組成の異なる樹脂組成物のそれぞれの、パルスNMR
測定から得られる自由誘導減衰(FID)における、7
0〜150μ秒の範囲に観測される成分の体積分率であ
る。 T2C(Pa) = 1/[PvA(Pa)/T2A + (1 - PvA(Pa))/T2B] (2) PvA(Pa) = VA×(1-Pa)/VC(Pa) (3)
由誘導減衰(FID)における70〜150μ秒の範囲
から求められる値を採用する。
間は、スピン−スピン緩和時間または横緩和時間と呼ば
れる。一般に、単一の90°パルス後に生じる自由誘導
減衰(FID:Free Induction Dec
ay)はexp(−t/T2)に従って減衰するので、
これからT2緩和時間であるT2を求めることができ
る。パルスNMRによるスピン―スピン緩和時間の測定
方法として、西等のJ.Chem.Phys.82、43
27(1985)に記載された方法を例示することがで
きる。
に含まれるポリプロピレン樹脂とオレフィン共重合体の
相互侵入程度を評価するためのパラメーターであり、こ
の時のXの算出に使用されるT2緩和時間は、自由誘導
減衰(FID)における70〜150μ秒の範囲から求
められる値を採用する。すなわち、得られる自由誘導減
衰(FID)データのうち、70〜150μ秒の範囲の
減衰時間tと巨視的磁化M(t)値とを抽出し、tを横
軸とし、M(t)の自然対数値(ln(M(t))を縦
軸として最小二乗法でその関係を直線近似し、得られた
直線の傾きの絶対値の逆数をT2緩和時間とする。
算出に使用される重回帰式は、上記樹脂組成物中のオレ
フィン共重合体の重量分率Paとして、0、0.2、
0.4、0.6、0.8および1の6点の値を使用して
算出する。
物のパルスNMR測定から得られる自由誘導減衰(FI
D)における、70〜150μ秒の範囲に観測される成
分中に占めるポリプロピレン樹脂成分の体積分率であ
り、上式(3)で求められる。
れぞれは、ポリプロピレン樹脂および組成の異なる樹脂
組成物のそれぞれの、パルスNMR測定により得られる
自由誘導減衰(FID)における、70〜150μ秒の
範囲に観測される成分の体積分率である。ここで、Pa
=0のときのVC(Pa)は、ポリプロピレン樹脂につ
いての値であり、VC(0)=VAである。
50μ秒の範囲に観測される成分の体積分率は、0〜
70μ秒、70〜150μ秒および150〜μ秒の
それぞれの範囲に観測される成分の体積分率から算出す
る。より具体的には、自由誘導減衰(FID)のデータ
から、0〜70μ秒の範囲に含まれる最大の巨視的磁
化M(t)(M(t)max)、70μ秒のM(t)
(M(70))および150μ秒のM(t)(M(1
50))のそれぞれを抽出し、[M(70)−M(15
0)]/M(t)maxの計算式から求める。
リプロピレン樹脂に由来する自由誘導減衰(FID)に
おける、70〜150μ秒の範囲に観測される成分量
は、ポリプロピレン樹脂成分が減少するにつれて直線的
に減少すると仮定する。上式(3)の右辺の分子(VA
×(1−Pa))はそれを表したものである。上式
(3)によって、つまり、組成の異なる樹脂組成物のそ
れぞれのVA×(1−Pa)(分子)を、各組成におけ
るVC(Pa)(分母)で除算することによって、「自
由誘導減衰(FID)における70〜150μ秒の範囲
に観測される全成分」に占める、「ポリプロピレン樹脂
由来の成分の体積PvA(Pa)」を求めることができ
る。
「自由誘導減衰(FID)における、70〜150μ秒
の範囲に観測される成分中に占めるポリプロピレン樹脂
由来成分およびポリオレフィン共重合体由来成分は特定
の状態にある」と仮定した場合の組成物のT2緩和時間
(計算値)である。同式右辺において、PvA(Pa)
は、ポリプロピレン樹脂成分に由来する体積分率;T2
Aは、ポリプロピレン樹脂成分に基づくT2緩和時間;
(1−PvA(Pa))は、ポリオレフィン共重合体成
分に由来する体積分率;T2Bは、ポリオレフィン共重
合体成分に基づくT2緩和時間、である。
て、得られる粘着フィルムの粘着力の安定性及び、被着
体表面の非汚染性の観点から、下記式(4)で定義され
る弾性回復率が70〜100%、好ましくは72〜10
0%、より好ましくは74〜100%、更に好ましくは
76〜100%、特に好ましくは78〜100%、最も
好ましくは80〜100%であるオレフィン共重合体が
好ましい。 弾性回復率S(%)=応力残留変形回復量×100/伸張変形量 (4)
張変形量は、該オレフィン共重合体70重量部と、下記
(B)〜(C)からなる群から選ばれる1種のポリプロ
ピレン樹脂30重量部とからなる樹脂組成物の、100
%伸張ヒステリシス曲線から得られる応力残留変形回復
量および伸張変形量であり、少なくとも1つの樹脂組成
物が上記要件を満たすものとする。
でのメルトフローレートが3.0±0.5g/10分、
JIS K 7121に従って示差走査熱量計(DSC)
で測定して得られる結晶の融解に基づく主ピークの位置
(融点)が145±2℃、JIS K 7122に従って
示差走査熱量計(DSC)で測定して得られる結晶の融
解熱量が87±5J/gであるプロピレン−エチレン共
重合体。
でのメルトフローレートが1.0±0.6g/10分、
JIS K 7121に従って示差走査熱量計(DSC)
で測定して得られる結晶の融解に基づく主ピークの位置
(融点)が135±2℃、JIS K 7122に従って
示差走査熱量計(DSC)で測定して得られる結晶の融
解熱量が60±5J/gであるプロピレン−エチレン共
重合体。
試料は、JIS K 7121の「第3項(2)試験片
の状態調節:一定の熱処理を行った後、融解温度を測定
する場合」に記載された方法に従って調整される。
よって得られる伸張変形率に対する応力残留回復率の比
である。試験片を荷重下に所定の長さにまで徐々に伸張
すると、荷重(横軸)−伸び(縦軸)の関係を示す曲線
1が得られる。次いで、荷重を減らして試験片を縮めて
いくと、曲線1とは別の曲線2が得られる。曲線1と曲
線2とをヒステリシス曲線という。なお、曲線2におい
て、荷重(横軸)がゼロのときの伸び(縦軸)はゼロで
はない。弾性回復率の測定方法は以下の通りである。
いダンベル状1号型の試験片(標線間距離=40mm、
厚さ=0.5mm)を、試験機として、東洋精機製作所
社製の商品名がストログラフRなる試験機を、それぞれ
用い、以下の手順で測定した。 (i)試験片を、クロスヘッドスピード200mm/m
inで、伸張変形率100%(標線間距離80mm)ま
で伸張させる。 (ii)伸張させたあと直ちにクロスヘッドをリバースさ
せ、クロスヘッドスピード200mm/minで、応力
がゼロになるまで収縮させる。 (iii)得られるチャートから、伸張変形率に相当する
寸法と、応力残留回復率に相当する寸法とを測定し、伸
張変形率と応力残留回復率とを算出する (iv)更に2個の試験片について上記と同様に測定し、
それらの測定値の相加平均値を測定結果とする。
して、得られる粘着フィルムの粘着力の観点から、該オ
レフィン共重合体50重量部と、JIS−K−7203
に従って測定した曲げ弾性率(Sa(MPa))が140
0±100MPa、荷重2.16kgにおける230℃
でのメルトフローレートが12±3g/10分、JIS
K 7122に従って示差走査熱量計(DSC)で測定
して得られる結晶の融解に基づくピーク位置(融点)が
162±2℃であるホモポリプロピレン樹脂50重量部
とからなる評価用樹脂組成物(1)のJIS K720
3に従って測定される曲げ弾性率(Ua(MPa))が下
式(5)を充足するオレフィン共重合体が好ましく、下
式(6)を充足するオレフィン共重合体がより好まし
く、下式(7)を充足するオレフィン共重合体が更に好
ましく、下式(8)を充足するオレフィン共重合体が特
に好ましい。これらの式中、Taは該評価用熱可塑性樹
脂組成物中の該ホモポリプロピレン樹脂含有率(50重
量%)を表す。 Ua≦1.5×Sa×(Ta/100)3.3 (5) Ua≦1.4×Sa×(Ta/100)3.3 (6) Ua≦1.3×Sa×(Ta/100)3.3 (7) Ua≦1.2×Sa×(Ta/100)3.3 (8)
(8)を満足するかどうかは、以下の手順からなる方法
で決定される。
IS−K−7203に従って測定した曲げ弾性率(S
a)が1400±100MPa、荷重2.16kgにお
ける230℃でのメルトフローレートが12±3g/1
0分、JIS K 7122に従って示差走査熱量計(D
SC)で測定して得られる結晶の融解に基づくピーク位
置(融点)が162±2℃、であるプロピレンの単独重
合体を用いる。該ホモポリプロピレン樹脂として、市販
品を用いてもよい。
性率(Sa)を、JIS−K−7203に従って測定す
る。
部と、オレフィン共重合体50重量部(Ta)と、チバ
・スペシャルティ・ケミカルズ製の商品名がイルガノッ
クス1010なる酸化防止剤0.25重量部とを、バッ
チ式密閉混練機(例えば、ブラベンダー社製の商品名が
プラスチコーダーPLV151型なる混練機)にて、ス
クリュー回転数10rpm、200℃で2分間混練した
後、次いで、100rpmで5分間混練することによっ
て、評価用樹脂組成物(1)を得る。
IS−K−6758に従って230℃でプレス成形し、
3種類のシートを得る。
JIS−K−7203に従って測定する。
量部)を上式(5)〜(8)の各々の右辺に代入し、右
辺の値を求める。
て、評価用樹脂組成物(1)が上式(5)〜(8)の各
々を満足するかどうかを検定する。
(5)を満足する場合、上記オレフィン共重合体は本発
明で用いられるオレフィン共重合体に該当するものとす
る。
ポリプロピレン樹脂30重量部と、オレフィン共重合体
70重量部(Ta)と、上記酸化防止剤0.25重量部
とを、上記(3)と同様に混練して得られる評価用樹脂
組成物(2)が上式(5)を満足する場合のオレフィン
重合体である。
は、公知の、チーグラー・ナッタ型触媒やシングルサイ
ト触媒(たとえば、メタロセン系触媒)のような重合触
媒を用いて製造することができる。これらの中、得られ
るオレフィン共重合体の組成分布の均一性という観点か
ら、好ましい触媒は、チーグラー・ナッタ型触媒である
一般式VO(OR)nX3-n(式中、Rは炭化水素基、X
はハロゲン、nは0≦n≦3を充足する数値を表す)で
示されるバナジウム化合物や、メタロセン系触媒のよう
なシングルサイト触媒である。
媒について記載されている先行文献として、特開昭58
−19309号公報、特開昭60−35005号公報、
特開昭60−35006号公報、特開昭60−3500
7号公報、特開昭60−35008号公報、特開昭61
−130314号公報、特開平3−163088号公
報、特開平4−268307号公報、特開平9−127
90号公報、特開平9−87313号公報、特開平11
−193309号公報、特開平11−80233号公報
および、特表平10−508055号公報を例示するこ
とができ、非メタロセン系の錯体触媒について記載され
ている先行文献として、特開平10−316710号公
報、特開平11−100394号公報、特開平11−8
0228号公報、特開平11−80227号公報、特表
平10−513489号公報、特開平10−33870
6号公報および、特表平11−71420号公報を例示
することができる。
使用され、メタロセン触媒として、得られるオレフィン
共重合体の柔軟性の観点から、少なくとも1個のシクロ
ペンタジエン形アニオン骨格を有し、かつ、C1対称構
造を有する周期表第3族〜第12族の遷移金属錯体が好
ましい。メタロセン触媒を用いる高分子量オレフィン共
重合体の好適な製造方法として、特願平11−2060
54に記載された方法を例示することができる。
は、該共重合体と、それ以外の熱可塑性樹脂との組合せ
からなる熱可塑性樹脂組成物として用いてもよい。該熱
可塑性樹脂は、公知の熱可塑性樹脂であってもよい。該
熱可塑性樹脂として、ポリプロピレン樹脂;高密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンお
よび直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)のような
ポリエチレン樹脂;エチレンとアクリル酸モノマ−との
共重合体樹脂;エチレンと酢酸ビニルモノマ−との共重
合体樹脂;エチレンとメタクリル酸モノマ−との共重合
体樹脂;ポリブテン樹脂;ポリ−4−メチル−ペンテン
−1樹脂;ポリスチレン樹脂;ポリエステル樹脂;ポリ
アミド樹脂;ポリフェニレンエーテル樹脂;ポリフェニ
レンオキサイド樹脂;ポリアセタール樹脂;ならびにポ
リカーボネート樹脂を例示することができる。これらの
中、ポリプロピレン樹脂やポリエチレン樹脂のようなポ
リオレフィン樹脂が好ましく、炭素数2以上の脂肪族オ
レフィン単位を主単位とするポリオレフィン樹脂がより
好ましく、結晶性のポリエチレン樹脂または結晶性のポ
リプロピレン樹脂がさらに好ましい。
性のポリプロピレン系樹脂における結晶性の指標とし
て、融点や結晶融解熱量のような物性が用いられる。融
点は、得られる粘着フィルムの高温下での粘着力およ
び、被着体表面への粘着剤の残り難さの観点から、好ま
しくは80〜176℃、より好ましくは90〜176℃
である。結晶融解熱量は、上記と同じ観点から、好まし
くは30〜120J/g、さらに好ましくは60〜12
0J/gである。
粘着剤の残りにくさの観点から、上記熱可塑性樹脂組成
物のJIS K 6251に従って測定される引張切断時
伸びが下式(9)を充足することが好ましく、下式(1
0)を充足することがより好ましく、下式(11)を充
足することがさらに好ましく、下式(12)を充足する
ことが特に好ましい。 EB ≧ EB −30 (9) EB ≧ EB −20 (10) EB ≧ EB −10 (11) EB ≧ EB (12)
0重量%と熱可塑性樹脂30重量%とからなる熱可塑性
樹脂組成物の引張切断時伸び(%)を表し、EBは、
オレフィン共重合体30重量%と熱可塑性樹脂70重量
%とからなる熱可塑性樹脂組成物の引張切断時伸び
(%)を表す。引張切断時伸び(%)は、ダンベル状3
号型の形状を有する試験片を用い、引張速度200mm
/minの条件下で測定される。
る場合、オレフィン共重合体と熱可塑性樹脂との配合割
合は特に制限されない。粘着剤層の柔軟性および耐熱性
の観点から、オレフィン共重合体/熱可塑性樹脂なる配
合割合(重量比)は、好ましくは95/5〜1/99、
より好ましくは90/10〜3/97、特に好ましくは
80/20〜5/95である。粘着剤層の粘着力は、熱
可塑性樹脂の配合割合によって制御することができる。
熱可塑性樹脂として結晶性のポリオレフィン系樹脂を用
いた場合、粘着力を特に好ましく制御することができ
る。結晶性のポリオレフィン系樹脂の配合割合が大であ
るほど粘着力は低下し、従って、弱粘着性の粘着フィル
ムを得ることができる。
は、必要に応じて、該共重合体以外の公知のエラストマ
ーと組合せて用いてもよい。該エラストマーとして、エ
チレン/α−オレフィン系共重合体ゴム、エチレン/α
―オレフィン/ポリエン系共重合体ゴム、ビニル芳香族
化合物単位を主単位とする重合体ブロックと、共役ジエ
ン化合物単位を主単位とする重合体ブロックとからなる
ブロック共重合体および、該ブロック共重合体の水素添
加物を例示することができる。
ジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレ
ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SI
S)、水添スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体(SEPS)、水添スチレン−ブタジエン−スチ
レンブロック共重合体(SEBS)、天然ゴム、ポリブ
タジエン、液状ポリブタジエン、ポリアクリロニトリル
ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、部
分水添アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム、ブ
チルゴム、クロロプレンゴム、フッ素ゴム、クロロスル
ホン化ポリエチレン、シリコンゴム、ウレタンゴム、イ
ソブチレン-イソプレン共重合体ゴムおよび、ハロゲン
化イソブチレン−イソプレン共重合体ゴムを例示するこ
とができる。
重合体や、該共重合体と熱可塑性樹脂とからなる上記熱
可塑性樹脂組成物は、必要に応じて、架橋剤を用いる公
知の方法(ゴムの加硫において一般的な方法である)に
よって、イオウ架橋、過酸化物架橋、金属イオン架橋、
シラン架橋および樹脂架橋のような架橋をさせることが
できる。架橋剤として、硫黄、フェノール樹脂、金属酸
化物、金属水酸化物、金属塩化物、p−キノンジオキシ
ムおよび、ビスマレイミド系の架橋剤を例示することが
できる。架橋剤は、架橋速度を調節するために、架橋促
進剤と組合せて用いることができる。架橋促進剤とし
て、鉛丹およびジベンゾチアゾイルサルファイドのよう
な酸化剤を例示することができる。架橋剤は、金属酸化
物やステアリン酸のような分散剤と組合せて用いること
ができる。該金属酸化物として、酸化亜鉛、酸化マグネ
シウム、酸化鉛および酸化カルシウムを例示することが
でき、この中、酸化亜鉛や酸化マグネシウムが好まし
い。オレフィン共重合体と熱可塑性樹脂とからなる上記
熱可塑性樹脂組成物は、架橋剤の存在下で動的架橋させ
てもよい。
なる上記熱可塑性樹脂組成物の製造方法は制限されな
い。該方法として、各成分を、ラバーミル、ブラベンダ
ーミキサー、バンバリーミキサー、加圧ニーダー、ルー
ダーおよび二軸押出機のような通常の混練り装置で混練
する方法を例示することができる。混練り装置は、密閉
式および開放式のいずれの形式であってもよいが、不活
性ガスによって置換し得る密閉式装置が好ましい。混練
り温度は、通常120〜250℃、好ましくは140〜
240℃である。混練り時間は、用いられる成分の種類
や量および、混練り装置の種類に依存し、加圧ニーダー
やバンバリーミキサーのような混練り装置を使用する場
合、通常、約3〜10分程度である。混練り工程におい
ては、各成分を一括して混練する方法を採用してもよい
し、各成分の一部を混練りした後、残部を添加して混練
りを継続する多段分割混練り法を採用してもよい。
は、必要に応じて、ロジン系樹脂、ポリテルペン系樹
脂、合成石油樹脂、クマロン系樹脂、フェノール系樹
脂、キシレン系樹脂、スチレン系樹脂およびイソプレン
系樹脂のような他の樹脂と組合せて用いることができ
る。
合ロジン、部分水添ロジン、完全水添ロジン、これらロ
ジンのエステル化物(例えば、グリセリンエステル、ペ
ンタエリスリトールエステル、エチレングリコールエス
テル、及び、メチルエステル)、並びに、ロジン誘導体
(例えば、不均化ロジン、フマール化ロジン及びライム
化ロジン)を例示することができる。
ン、β−ピネン及びジペンテンのような環状テルペンの
単独重合体;上記環状テルペンの共重合体;上記環状テ
ルペンと、フェノール及びビスフェノールのようなフェ
ノール系化合物との共重合体(例えば、α−ピネン−フ
ェノール樹脂、ジペンテン−フェノール樹脂およびテル
ペン−ビスフェノール樹脂のようなテルペン−フェノー
ル系樹脂);並びに、上記環状テルペンと芳香族モノマ
ーとの共重合体である芳香族変性テルペン樹脂、を例示
することができる。
C5留分、C6〜C11留分およびその他オレフィン系留分
の単独重合体や共重合体;これらの単独重合体や共重合
体の水添物である脂肪族系石油樹脂;芳香族系石油樹
脂;脂環族系石油樹脂;並びに、脂肪族−脂環族共重合
樹脂を例示することができる。合成石油樹脂として、更
に、上記のナフサ分解油と上記のテルペンとの共重合体
や、該共重合体の水添物である共重合系石油樹脂を例示
することができる。
て、イソプレン、シクロペンタジエン、1,3−ペンタ
ジエン、2−メチル−1−ブテン、及び、2−メチル−
2−ブテンのようなメチルブテン類;1−ペンテン及び
2−ペンテンのようなペンテン類;並びに、ジシクロペ
ンタジエンを例示することができる。好ましいC6〜C
11留分として、インデン、スチレン、o−ビニルトルエ
ン、m−ビニルトルエン、p−ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、及び、β−メチルスチレンのようなメチ
ルスチレン類;メチルインデン;エチルインデン;ビニ
ルキシレン、並びに、プロペニルベンゼンを例示するこ
とができる。好ましいその他オレフィン系留分として、
ブテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ブタジエン及
びオクタジエンを例示することができる。
ェノール樹脂、アルキルフェノールとアセチレンとの縮
合によるアルキルフェノール−アセチレン樹脂、及び、
これら樹脂の変性物を例示することができる。ここで、
これらフェノール系樹脂としては、フェノールを酸触媒
でメチロール化したノボラック型樹脂や、アルカリ触媒
でメチロール化したレゾール型樹脂のいずれであっても
よい。上記キシレン系樹脂として、m−キシレンとホル
ムアルデヒドとから成るキシレン−ホルムアルデヒド樹
脂や、これに第3成分を添加して反応させた変性樹脂を
例示することができる。
分子量品、α−メチルスチレンとビニルトルエンとの共
重合樹脂、及び、スチレンとアクリロニトリルとインデ
ンとの共重合樹脂を例示することができる。
の二量化物であるC10脂環式化合物とC10鎖状化合物と
を共重合して得られる樹脂を例示することができる。
また、必要に応じて、老化防止剤、酸化防止剤、オゾン
劣化防止剤、紫外線吸収剤、及び、光安定剤のような安
定剤;帯電防止剤、スリップ剤、内部剥離剤、着色剤、
分散剤、アンチブロッキング剤、滑剤、及び、防曇剤の
ような添加剤;ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラ
スビーズ、アスベスト、マイカ、炭酸カルシウム、チタ
ン酸カリウムウィスカー、タルク、アラミド繊維、硫酸
バリウム、ガラスフレーク、及び、フッ素樹脂のような
充填剤;並びに、ナフテン油およびパラフィン系鉱物油
のような鉱物油系軟化剤と組合せて用いてもよい。
また、必要に応じて、難燃剤と組合せて用いてもよい。
難燃剤として、アンチモン系難燃剤、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、ほう酸亜鉛、グァニジン系難
燃剤およびジルコニウム系難燃剤のような無機化合物;
ポリりん酸アンモニウム、エチレンビストリス(2−シ
アノエチル)ホスフォニウムクロリド、トリス(トリブ
ロモフェニル)ホスフェート、トリス(トリブロモフェ
ニル)ホスフェート、及び、トリス(3−ヒドロキシプ
ロピル)ホスフィンオキシドのようなりん酸エステルや
りん化合物;塩素化パラフィン、塩素化ポリオレフィン
及びパークロロシクロペンタデカンのような塩素系難燃
剤;並びに、ヘキサブロモベンゼン、エチレンビスジブ
ロモノルボルナンジカルボキシイミド、エチレンビステ
トラブロモフタルイミド、テトラブロモビスフェノール
A誘導体、テトラブロモビスフェノールS、及び、テト
ラブロモジペンタエリスリトールのような臭素系難燃剤
を例示することができる。これらの難燃剤は、単独で用
いてもよいし、2種以上を組合せて用いてもよい。本発
明で用いられるオレフィン共重合体はまた、必要に応じ
て、発泡剤と組合せて得られる発泡体であってもよい。
発泡剤として、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウ
ム、及び、炭酸アンモニウムのような無機発泡剤;N,
N'−ジニトロソペンタメチレンテトラミンのようなニ
トロソ化合物;アゾカルボナミド及びアゾイソブチロニ
トリルのようなアゾ化合物;並びに、ベンゼンスルフォ
ニルヒドラジン、 p,p'−オキシビス(ベンゼンスル
フォニルヒドラジド)、トルエンスルフォニルヒドラジ
ド、及び、トルエンスルフォニルヒドラジド誘導体のよ
うなスルフォニルヒドラジドを例示することができる。
発泡剤は、サリチル酸、尿素、及び、尿素誘導体のよう
な発泡助材と組合せて用いてもよい。
熱可塑性樹脂は、必要に応じて、極性ポリマーのような
高周波加工助材と組合せて用いてもよい。高周波加工助
材として、エチレンと、少なくとも1種のコモノマーと
の共重合体を例示することができる。コモノマーとし
て、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸およびク
ロトン酸のようなモノカルボン酸;マレイン酸、フマル
酸、イタコン酸およびシトラコン酸のようなジカルボン
酸;上記ジカルボン酸のモノエステル;メチルメタクリ
レートのようなメタクリル酸エステル;メチルアクリレ
ート及びエチルアクリレートのようなアクリル酸エステ
ル;酢酸ビニル及びプロピオン酸ビニルのような飽和カ
ルボン酸のビニルエステル;並びに、これらの酸やエス
テルのアイオノマーを例示することができる。
は、必要に応じて、粘着付与剤と組合せて用いてもよ
い。粘着付与剤として、ロジンやダンマルのような天然
ロジン樹脂;変性ロジンやその誘動体;テルペン系樹脂
やその変性体;ならびに、脂肪族系炭化水素樹脂、芳香
族炭化水素系樹脂、アルキルフェノール樹脂およびクロ
マンインデン樹脂のような樹脂、を例示することができ
る。これらの中、テルペンフェノールやα―ポリテルペ
ンのようなテルペン類が好ましい。テルペン類として、
YSレジンTO―105やクリアロン(以上、ヤスハラ
ケミカル社製の商品名)、アルコン、エステルガムおよ
びペンセル(以上、荒川化学社製の商品名)を例示する
ことができる。
リプロピレン、プロピレンの単独重合体および、プロピ
レンと少量のα−オレフィンとのランダムまたはブロッ
ク共重合体のようなポリプロピレン系樹脂;低密度ポリ
エチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンお
よび線状低密度ポリエチレンのようなポリエチレン系樹
脂;ポリ−4−メチル−ペンテン−1;エチレン−α−
オレフィン共重合体;α−オレフィン単位を主単位とす
るプロピレン−α−オレフィン共重合体;エチレン−エ
チルアクリレート共重合体;エチレン−酢酸ビニル共重
合体;エチレン−メチルメタクリレート共重合体;エチ
レン−n−ブチルアクリレート共重合体;ならびに、こ
れらの組合せを例示することができる。これらの中、粘
着性および剥離性に優れた粘着フィルムを得る観点か
ら、本発明で用いられるオレフィン共重合体との相溶性
のよいポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂が好
ましい。基材層と粘着剤層とが剥離し難い粘着フィルム
を得る観点および、粘着フィルムのリサイクル性の観点
から、基材層用の熱可塑性樹脂は、粘着剤層用のオレフ
ィン共重合体と同種の重合体であることが好ましい。
とも2層からなる多層であっても良い。基材層の表面
は、コロナ放電処理、プラズマ処理、フレーム処理、電
子線照射処理および紫外線照射処置のような周知の表面
処理法で処理されていても良い。基材層は、無色透明の
層であっても良いし、着色された又は印刷された層であ
っても良い。
粘着剤層を有する粘着フィルムであっても良いし、基材
層の両面に粘着剤層を有する粘着フィルムであっても良
い。
インフレーションフィルム製造装置やTダイフィルム製
造装置のような装置を用いて、基材層と粘着剤層とを共
押出する方法や押出コーティングする方法(「押出ラミ
ネート法」ともいう)を例示することができる。
二軸方向に延伸されていても良い。一軸延伸の好ましい
方法として、通常用いられているロール延伸法を例示す
ることができる。二軸延伸の方法として、一軸延伸の後
に二軸延伸を行う逐次延伸法や、チューブラ延伸法のよ
うな同時二軸延伸法を例示することができる。
れず、好ましくは0.001〜5mm程度、さらに好ま
しくは0.005〜2mm程度である。基材層および粘
着剤層のそれぞれの厚さは、被着体の種類や、粘着フィ
ルムに要求される物性(たとえば粘着強度)に応じて決
めればよい。
物として製造する場合、巻物からの粘着フィルムの引き
出し易さ、すなわち自己剥離性という観点から、巻物中
に剥離紙を挟んだり、基材層の背面に剥離剤を塗布した
りしても良い。剥離剤として、シリコーン系剥離剤およ
び非シリコーン系剥離剤を例示することができる。シリ
コーン系剥離剤として、熱硬化型シリコーン系剥離剤、
光硬化型シリコーン系剥離剤、他ポリマーとの共重合体
剥離剤および、他ポリマーとのブレンド系剥離剤を例示
することができる。非シリコーン系剥離剤として、長鎖
アルキルポリマーや、ポリオレフィンや、フッ素化合物
を主成分とする剥離剤を例示することができる。
て、基材層表面に滑り性のような機能を付与するため
に、離型剤のような添加剤と組合せて用いてもよい。
分野として、半導体ウエハー用バックグラインドテー
プ、ダイシングテープ、電子部品搬送用保護テープおよ
び、プリント基板用保護テープのようなエレクトロニク
ス分野;窓ガラス保護用フィルム、焼付塗装用フィル
ム、自動車をユーザーにわたるまで保護するためのガー
ドフィルム、表示用マーキングフルム、装飾用マーキン
グフルムおよび、緩衝・保護・断熱・防音用のスポンジ
テープのような自動車分野;絆創膏や経皮吸収貼付薬の
ような医療・衛生材料分野;ならびに、電気絶縁用、識
別用、ダクト工事用、窓ガラス保護用、養生用、包装
用、梱包用、事務用、家庭用、固定用、結束用および、
補修用の粘着フィルムや保護フィルムのような住宅・建
設分野を例示することができる。
板、ステンレス板(例えば、建築資材用)、アルミ板、
化粧合板、鋼板、ガラス板、家電製品、精密機械およ
び、製造時の自動車ボディーの表面を保護するため;物
品を積み重ねたり、保管したり、輸送したりする際の傷
付きから防止するため;ならびに、物品を二次加工する
(たとえば、曲げ加工やプレス加工)際の傷付きから防
止するために、好適に用いることができる。
明するが、これらは例示のためのものであり、本発明を
限定するものではない。
で測定した。1.オレフィン共重合体の組成分析定性分
析については、IR分析から、720cm-1にエチレン
単位のメチレン基の横ゆれ振動が、1154cm-1にプ
ロピレン単位のメチル基の横ゆれ振動が、770cm-1
に1−ブテン単位のエチル基中のメチル基の横ゆれ振動
が、それぞれ観察されたことから、得られた共重合体は
エチレン単位、プロピレン単位および1-ブテン単位を有
することを確認した。
商品名がAC−250なる装置を用い、以下の手順
(i)〜(ii)で求めた。 (i)先ず、13CNMRスペクトルにおいて、プロピレ
ン単位中のメチル基に由来する炭素のスペクトル強度
と、1−ブテン単位中のメチル基に由来する炭素のスペ
クトル強度との比から、プロピレン単位と1−ブテン単
位との組成比を算出する。 (ii)次いで、1HNMRスペクトルにおいて、メチン
基とメチレン基とに由来する水素のスペクトル強度と、
メチル基に由来する水素のスペクトル強度との比から、
エチレン単位、プロピレン単位および1−ブテン単位の
組成比を算出する。
/mg)、結晶化温度(℃)、結晶化熱量(mj/m
g) セイコー電子工業社製の示差走査熱量計(DSC220
C型)を用い、10℃/分の昇温速度および降温速度で
測定した。
して濃度約1mg/mlの溶液を得、該溶液の400μ
lをGPC装置にインジェクションして、溶出温度14
0℃及び溶出溶媒流速1.0ml/minの条件下で、
サンプルの重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量
(Mn)並びに分子量分布(Mw/Mn)を求めた。こ
こで、GPC装置としてWaters社製の150C型
(屈折率検出器)を用い、カラムとして昭和電工社製の
商品名がShodex Packed Column
A−80Mを用い、サンプルの分子量(ポリスチレンの
分子量に換算された分子量)を求めるための標準物質と
して、分子量範囲が68〜8,400,000の東ソー
社製ポリスチレンを用いた。
得られた濃度3mg/mlの溶液を1/2、1/3及び
1/5に希釈し、各希釈溶液の粘度を135±0.1℃
にてウベローデ粘度計を用いて各3回測定し、それら測
定値の平均値を求めた。
した。 1.剥離強度 以下の手順(1)〜(5)からなる方法で測定した。 (1)粘着フィルムをアクリル板に貼り付ける。 (2)これを、重さ5Kgのゴム被覆ローラーで圧着す
る。 (3)23℃で30分間放置する。 (4)23℃の雰囲気中、剥離幅25mm、ピール角度
180°、剥離速度300mm/minの条件下でアク
リル板から粘着フィルムを剥離させるに要する力を測定
し、これを23℃における剥離強度(g/25mm)と
した。 (5)上記手順(3)および(4)の温度を−20℃に
設定して上記方法を行い、−20℃における剥離強度
(g/25mm)を測定した。
る。 (3)熱風循環式オーブン中、40℃で75時間放置す
る。 (4)オーブンから出して23℃の雰囲気中に放置し、
アクリル板の温度が23℃まで低下した後、23℃の雰
囲気中、剥離幅25mm、ピール角度180°、剥離速
度300mm/minの条件下でアクリル板から粘着フ
ィルムを剥離させるに要する力を測定し、これを経時剥
離力(g/25mm)とした。
し、粘着剤による汚染性(曇り)が無い場合を○とし、
有る場合を×とした。 参考例1(オレフィン共重合体Aの製造) 攪拌機を備えた100Lのステンレススチール製重合器
の下部から、ヘキサン(溶媒)を83L/時間、プロピ
レンを12Kg/時間、1−ブテンを1.3Kg/時
間、下式で表されるジメチルシリル(テトラメチルシク
ロペンタジエニル)(3−tert−ブチル−5−メチ
ル−2−フェノキシ)チタニウムジクロライドを0.0
05g/時間、トリフェニルメチルテトラキス(ペンタ
フルオロフェニル)ボレートを0.260g/時間、ト
リイソブチルアルミニウムを1.654g/時間の速度
でそれぞれ連続的に供給し、他方、重合器中の重合液が
100Lを保持する速度で重合器の上部から重合液を連
続的に抜き出しながら、分子量調節剤として水素を用
い、重合器外部に取り付けられたジャケットに冷却水を
循環させることによって、34℃にてプロピレンと1−
ブテンとを共重合させた。重合器から抜き出された重合
液に少量のエタノールを添加して重合反応を停止させた
後、脱モノマー及び水洗浄を行い、次いで、大量の水中
でスチームによって溶媒を除去して共重合体を取り出
し、該共重合体を80℃で昼夜減圧乾燥した。プロピレ
ン−1−ブテン共重合体(以下、「オレフィン共重合体
A」と言う)を2.9Kg/時間の速度で得た。オレフ
ィン共重合体Aの物性を表1に示す。
エチレンを6.1Kg/時間、プロピレンを1.9Kg
/時間、1−ブテンを17.1Kg/時間、ジメチルシ
リル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(3−te
rt−ブチル−5−メチル−2−フェノキシ)チタニウ
ムジクロライドを0.005g/時間、トリフェニルメ
チルテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレートを
0.297g/時間、トリイソブチルアルミニウムを3.
307g/時間の速度でそれぞれ連続的に供給したこ
と、及び、53℃にて重合させたこと以外は参考例1と
同様に行い、エチレンとプロピレンと1-ブテンとを共重
合させ、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体
(以下、「オレフィン共重合体B」と言う)を3.7K
g/時間の速度で得た。オレフィン共重合体Bの物性を
表1に示す。
エチレンを3.5Kg/時間、プロピレンを17.3Kg
/時間、VO(OC2H5)2Clを2.22g/時間、エ
チルアルミニウムセスキクロライドを7.79g/時間
の速度でそれぞれ連続的に供給したこと、及び、38℃
にて重合させたこと以外は参考例1と同様に行い、エチ
レンとプロピレンとを共重合させ、エチレン−プロピレ
ン共重合体(以下、「オレフィン共重合体C」と言う)
を4.1Kg/時間の速度で得た。オレフィン共重合体
Cの物性を表1に示す。
としての住友化学工業社製の商品名がエクセレンEPX
KS37G1なるポリプロピレン樹脂(230℃、
2.16Kg荷重におけるMI=2.5g/10分)の
それぞれを厚さ100μmのシートに成形した後、両者
を張り合わせ、次いで、200℃オーブン中で加熱融着
させて粘着シートを得た。この粘着シートの物性を表2
に示す。
の商品名がノ−ブレンS131なるポリプロピレン樹脂
(230℃、2.16Kg荷重におけるMI=1.5g
/10分)30重量部とを、ブラベンダー社製の商品名
がプラスチコーダーPLV151型なる混練機を用い、
200℃にてスクリュー回転数10rpmで2分間予備
混練した後、200℃にて80rpmで10分間混練
し、粘着剤を得た。粘着剤層としてこの粘着剤を用いた
こと以外は実施例1と同様に行い、粘着シートを得た。
この粘着シートの物性を表2に示す。
材層として住友化学工業社製の商品名がスミカセンF2
00なるホリエチレン樹脂(190℃、2.16Kg荷
重におけるMI=2g/10分)を用いたこと、及び、
オーブンの温度を180℃にしたこと以外は実施例1と
同様に行い、粘着シートを得た。この粘着シートの物性
を表2に示す。
KS37G1 30重量部とを、ブラベンダー社製の
商品名がプラスチコーダーPLV151型なる混練機を
用い、200℃にてスクリュー回転数10rpmで2分
間予備混練した後、200℃にて80rpmで10分間
混練し、粘着剤を得た。 粘着剤層としての該粘着剤
と、基材層としての住友化学社製の商品名がスミカセン
CE2575なるポリエチレン樹脂(190℃、2.1
6Kg荷重におけるMFR=2g/10分)とを、プラ
コー(株)社製インフレフィルム成形機を用い、以下の
条件で積層フィルムに加工し、粘着フィルムを製造し
た。該粘着フィルムの全厚さは50μm、粘着剤層の厚
さ/基材層の厚さなる比は1/4であった。この粘着フ
ィルムの物性を表2に示す。粘着剤をφ=50mm、L
/D=28の押出機から190℃にて押出し、基材用樹
脂をφ=50mm、L/D=28の押出機から190℃
にて押出し、両方の押出物をダイ径φ=150mm、ダ
イリップ=1.2mm、ダイス温度=190℃の多層イ
ンフレダイに供給し、基材層の片面に粘着剤層が積層さ
れるように、ブロー比=1.8、引取速度=10m/分
でインフレーション成形した。
KS37G1 40重量部とを用いたこと以外は実施
例4と同様に行い、粘着フィルムを製造した。この粘着
フィルムの物性を表2に示す。
KS37G1 50重量部とを用いたこと以外は実施
例4と同様に行い、粘着フィルムを製造した。この粘着
フィルムの物性を表2に示す。
140なるエチレン−オクテン共重合体([η]=1.0
dl/g、Mw/Mn=2.3、融点98℃、融解熱86
J/g)を用いたこと、基材層としてスミカセンF20
0を用いたこと、及び、オーブンの温度を180℃にし
たこと以外は実施例1と同様に行い、粘着シートを得
た。この粘着シートの物性を表3に示す。
−プロピレン共重合体([η]=1.7dl/g、Mw/M
n=3.6)70重量部と、スミカセンF200 30
重量部とを用いたこと、及び、180℃にて混練したこ
と以外は実施例4と同様に行い、粘着剤を得た。この粘
着剤と、基材としてのスミカセンF200を用い、実施
例4と同様に行い、粘着フィルムを製造した。この粘着
フィルムの物性を表3に示す。
用温度範囲に関わらず、低温環境下や高温環境下でも極
端な経時変化することなく好適な粘着性を維持し、使用
後の被着体表面を汚染することなく剥離性に優れた粘着
フィルムを提供することができ、更に、粘着剤層に本発
明のある特定の熱可塑性樹脂組成物を用いることによっ
て、特定の重合体と結晶性ポリオレフィン系樹脂のブレ
ンド比率により、粘着力を制御した粘着フィルムを提供
することができた。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記の基材層と粘着剤層とからなる粘着
フィルム。 (i)熱可塑性樹脂からなる基材層。 (ii)エチレンおよび炭素数3〜20のα−オレフィン
からなる群から選ばれる少なくとも2種類のオレフィン
の重合単位を含み、かつ、下記(a)および(b)を充
足するオレフィン共重合体からなる粘着剤層。 (a)該オレフィン共重合体は、JIS K 7122
に従う示差走査熱量測定において、結晶融解熱量が1J
/g以上のピーク、及び、結晶化熱量が1J/g以上の
ピ−クのいずれのピークも有しない。 (b)該オレフィン共重合体の分子量分布(Mw/M
n)は3以下である。 - 【請求項2】 オレフィン共重合体の極限粘度[η]が
0.5〜10dl/gである請求項1記載の粘着フィル
ム。 - 【請求項3】 オレフィン共重合体が、下式(1)で定
義されるXが0.020以上であることを満足するオレ
フィン共重合体である請求項1記載の粘着フィルム。 X = [A (T2M) - A (T2C)] / [|(T2A - T2B)|] (1) 式(1)中、T2Aは、下記(A)〜(C)からなる群
から選ばれる1種のポリプロピレン樹脂のパルスNMR
測定から得られるT2緩和時間であり;T2Bは、オレ
フィン共重合体のパルスNMR測定から得られるT2緩
和時間であり;A(T2M)は、オレフィン共重合体、
上記ポリプロピレン樹脂および、オレフィン共重合体と
該ポリプロピレン樹脂とからなる樹脂組成物のT2緩和
時間を縦軸にプロットし、樹脂組成物中のオレフィン共
重合体の重量分率Paを横軸にプロットして得られる曲
線の3次回帰式に基づく曲線を、Pa=0〜1の範囲で
定積分して得られる値であり;A(T2C)は、T2A
とT2Bとを用いて、下式(2)から求められるT2C
(Pa)なるT2緩和時間を縦軸にプロットし、樹脂組
成物中のオレフィン共重合体の重量分率Paを横軸にプ
ロットして得られる曲線の3次回帰式に基づく曲線を、
Pa=0〜1の範囲で定積分して得られる値である。 (A)荷重2.16kgにおける230℃でのメルトフ
ローレートが12.0±3.0g/10分、JIS K
7121に従って示差走査熱量計(DSC)で測定して
得られる結晶の融解に基づく主ピークの位置(融点)が
160±3℃、JIS K 7122に従って示差走査熱
量計(DSC)で測定して得られる結晶の融解熱量が1
00±5J/gであるプロピレン重合体。 (B)荷重2.16kgにおける230℃でのメルトフ
ローレートが3.0±0.5g/10分、JIS K 7
121に従って示差走査熱量計(DSC)で測定して得
られる結晶の融解に基づく主ピークの位置(融点)が1
45±2℃、JIS K 7122に従って示差走査熱量
計(DSC)で測定して得られる結晶の融解熱量が87
±5J/gであるプロピレン−エチレン共重合体。 (C)荷重2.16kgにおける230℃でのメルトフ
ローレートが1.0±0.6g/10分、JIS K 7
121に従って示差走査熱量計(DSC)で測定して得
られる結晶の融解に基づく主ピークの位置(融点)が1
35±2℃、JIS K 7122に従って示差走査熱量
計(DSC)で測定して得られる結晶の融解熱量が60
±5J/gであるプロピレン−エチレン共重合体。 T2C(Pa) = 1/[PvA(Pa)/T2A + (1 - PvA(Pa))/T2B] (2) 式(2)中、PvA(Pa)は、下式(3)で定義され
る数値である。 PvA(Pa) = VA×(1-Pa)/VC(Pa) (3) 式(3)中、VAは、ポリプロピレン樹脂のパルスNM
R測定から得られる自由誘導減衰(FID)における、
70〜150μ秒の範囲に観測される成分中に占める体
積分率であり;VC(Pa)は、組成の異なる樹脂組成
物のパルスNMR測定から得られる自由誘導減衰(FI
D)における、70〜150μ秒の範囲に観測される成
分中に占める体積分率である。 - 【請求項4】 オレフィン共重合体が、式(1)で定義
されるXの値が0.040以下のオレフィン共重合体で
ある請求項1記載の粘着フィルム。 - 【請求項5】 オレフィン共重合が、下式(4)で定義
される弾性回復率Sが70〜100%であることを満足
する請求項1記載の粘着フィルム。 弾性回復率S(%)=応力残留変形回復量×100/伸張変形量 (4) 式(4)中、応力残留変形回復量および伸張変形量は、
該オレフィン共重合体70重量部と、下記(B)〜
(C)からなる群から選ばれる1種のポリプロピレン樹
脂30重量部とからなる樹脂組成物の、100%伸張ヒ
ステリシス曲線から得られる応力残留変形回復量および
伸張変形量であり、少なくとも1つの樹脂組成物が上記
要件を満たすものとする。 (B)荷重2.16kgにおける230℃でのメルトフ
ローレートが3.0±0.5g/10分、JIS K 7
121に従って示差走査熱量計(DSC)で測定して得
られる結晶の融解に基づく主ピークの位置(融点)が1
45±2℃、JIS K 7122に従って示差走査熱量
計(DSC)で測定して得られる結晶の融解熱量が87
±5J/gであるプロピレン−エチレン共重合体。 (C)荷重2.16kgにおける230℃でのメルトフ
ローレートが1.0±0.6g/10分、JIS K 7
121に従って示差走査熱量計(DSC)で測定して得
られる結晶の融解に基づく主ピークの位置(融点)が1
35±2℃、JIS K 7122に従って示差走査熱量
計(DSC)で測定して得られる結晶の融解熱量が60
±5J/gであるプロピレン−エチレン共重合体。 - 【請求項6】 粘着剤層が、オレフィン共重合体と熱可
塑性樹脂とからなる請求項1記載の粘着フィルム。 - 【請求項7】 粘着剤層が、オレフィン共重合体と結晶
性ポリオレフィン樹脂とからなる請求項1記載の粘着フ
ィルム。
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