JP2002294624A - 透水性舗装構造 - Google Patents

透水性舗装構造

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JP2002294624A
JP2002294624A JP2001104604A JP2001104604A JP2002294624A JP 2002294624 A JP2002294624 A JP 2002294624A JP 2001104604 A JP2001104604 A JP 2001104604A JP 2001104604 A JP2001104604 A JP 2001104604A JP 2002294624 A JP2002294624 A JP 2002294624A
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pavement
elastic
water
layer
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Akihiro Kajitani
明宏 梶谷
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Nippon Road Co Ltd
Original Assignee
Nippon Road Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水性に優れると共に、歩き易くソフトな歩
行感が得られる弾性舗装を提供する。 【解決手段】 水が通り抜けるアスファルト舗装層3又
はコンクリート舗装等の舗装層の上に、弾力性を有し水
が通り抜ける弾性舗装層1を積層した組合せの舗装構造
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、公園,遊歩道,
ジョギングコース等に適する透水性舗装構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公園・庭園,遊歩道,ジョギング
コース等にあっては特別な場所を除きほとんどが舗装さ
れている。
【0003】特に、近年はソフトな歩行感が味わえるよ
うにゴムでできた弾性舗装が採用されるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】弾性舗装は、骨材にゴ
ム材を用いる単一構造となっていて、アスファルト舗
装、あるいは、コンクリート舗装等の舗装層の上に積層
されるようになるが、耐摩耗性の面で難点がある。
【0005】このために、コスト単価の高い弾性舗装を
厚くした舗装層にしなくてはならず、コスト面において
も望ましくない。しかも、表面に水が溜り易い面があっ
た。
【0006】また、雨が降ったウェット時はすべり抵抗
値が小さくなり、滑り易くなる点に加えて、下層となる
舗装層との接着が安定しない等の面があった。特に、接
着が安定しない要因の1つとして接着面となる舗装層と
弾性舗装との間に雨水等が進入し、進入した雨水等が排
水されずに溜り、その溜った雨水等の影響が考えられて
いる。
【0007】そこで、この発明は排水性、耐摩耗性、接
着性に優れる透水性補強構造を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明の請求項1によれば、水が通り抜けるアス
ファルト舗装層又はコンクリート舗装層等の舗装層の上
に、弾力性を有し水が通り抜ける弾性舗装層を積層した
組合せから成ることを特徴とする。
【0009】これにより、ソフトな歩行感が得られると
共に、雨水等は上層となる弾性舗装層及び下層となる舗
装層を通り地下へ抜けるため排水性が向上し、表面に、
あるいは、舗装層と弾性舗装層との間にそれぞれ水が溜
ることがなくなる。この結果、長期間にわたり安定した
舗装が得られる。
【0010】また、この発明の請求項2によれば、弾性
舗装層を、少なくとも硬質骨材とゴム等の軟弾性骨材と
樹脂バインダの混合物とで構成し、舗装層上面に接着さ
せることを特徴とする。
【0011】これにより、弾性舗装層は、硬質骨材によ
って耐摩耗性が大幅に向上するようになる。このため、
コスト単価の高い弾性舗装層を薄い層にすることが可能
となる。
【0012】また、弾性舗装層と舗装層の積層面は、い
ずれも水を通す空隙により作られる凹凸によって確実な
かみ合せによる接着状態が確保される。この結果、耐摩
耗性に加えてせん断に強い弾性舗装層が得られるように
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1と図2の図面を参照し
ながらこの発明の実施の形態について具体的に説明す
る。
【0014】図1は透水性舗装構造の一部分の断面図を
示しており、上から順に弾性舗装層1,アスファルト舗
装層3,路床5となっている。
【0015】弾性舗装層1は、水を通す透水性舗装とな
っていて、硬質骨材となる砂と軟弾性骨材となるゴム材
とウレタン等の樹脂バインダの混合物から成り、厚さが
25mm以下の弾性舗装層となっている。
【0016】ゴム材と砂の配合割合は、20〜70重量
%となっている。好ましくはゴム材が約45%、砂が約
42%、ウレタン等の樹脂バインダが約13%となって
いる。
【0017】一方、空隙率は10〜40%の範囲となる
ように設定され、好ましくは、かさ密度が1.300k
g/m3 空隙率が20%,透水係数が4.0×10-2
cm/secとなっている。
【0018】ゴム材となる軟弾性骨材は、ひじき状,チ
ップ状でもよく、そのブレンドであってもよい。また、
タイヤ等を切断したリサイクルゴム,カラーゴムでもよ
く、そのブレンドであってもよい。
【0019】硬質骨材は、砂が最適であるが、一般のア
スファルト舗装要綱に認められた砂に近い骨材を用いて
もよい。
【0020】アスファルト舗装層3は、水を通す透水性
舗装となっていて、アスファルト,粗骨材,細骨材,石
粉の混合物から成り、厚さが約30mmの舗装層となっ
ている。
【0021】各材料の好適な配合割合(重量%)は、粗
骨材79.5%、細骨材11.0%、石粉5.0%、ア
スファルト4.5%となっている。この時のマーシャル
試験によるかさ密度は2.100mg/m3 ,空隙率は
15.00%,安定度は480kgとなっている。
【0022】なお、上面に弾性舗装層1を積層するアス
ファルト舗装層3は、水を通すコンクリート舗装層であ
つてもよい。
【0023】この場合のコンクリート舗装の好ましい配
合割合としては、セメント:300kg/m3 ,水70
kg/m3 ,商品名:ロードミックスK等の特殊無機系
混和材:10kg/m3 ,粗骨材:1400kg/
3 ,細骨材:150kg/m3の混合物から成り、厚
さが約80mmに設定されるようになる。
【0024】この時の透水係数は1.0×10-1cm/
sec、空隙率は25.0%、曲げ強度は3.0N/m
mとなっている。
【0025】このように構成された透水性舗装構造の施
工手順について説明する。
【0026】まず、粗骨材,細骨材,石粉,アスファル
トとで透水性アスファルト混合物を製造し、それを図外
のアスファルトフィニッシャ及びローラにて厚さが約3
0mmとなるよう路床5の上面に敷均し、透水性のアス
ファルト舗装層3を構成する。
【0027】続いて、敷均された透水性のアスファルト
舗装層3の上面にプライマー等の接着剤7を一面にわた
って散布する。次に、ミキサー等の撹拌混合装置(図示
していない)によってゴム材、砂、樹脂バインダから成
る透水性弾性混合物を製造し、それを人力で厚さが約2
5mm以下となるよう平らに敷均し、透水性の弾性舗装
層1を構成する。
【0028】これにより、透水性の弾性舗装層1及びア
スファルト舗装層3を組合せた透水舗装が得られるよう
になるから、雨水等は弾性舗装層1及びアスファルト舗
装層3を通り地下へ抜けるため、排水性が向上し、表面
に、あるいは、弾性舗装層1とアスファルト舗装層3と
の間にそれぞれ水が溜ることがなくなり、歩き易く、ソ
フトな歩行感が得られる。
【0029】一方、硬質骨材が配合された弾性舗装層1
にあっては、図2に示すように単一なゴム材から成る弾
性舗装に比較してテーバー耐摩耗試験による耐摩耗性に
おいて、1.5から0.4に改善された。
【0030】また、スベリ抵抗値(BPN)にあって
は、ウェット時において45から55に、ドライ時にお
いて75から98にそれぞれ改善された。
【0031】したがって、コスト単価の高い弾性舗装層
1を薄い層にすることが可能となる。
【0032】また、弾性舗装層1及びアスファルト舗装
層3の積層面は、いずれも水を通す空隙により作られる
凹凸によって確実なかみ合せによる接着状態が確保され
る。この結果、耐摩耗性に加えてせん断に強い弾性舗装
層1が得られるようになる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように透水性舗装構造の
請求項1の発明にあっては、弾性舗装層とその下の舗装
層を雨水が通り抜けるため排水性が向上し、表面に水が
溜ることがなくなり、歩き易いソフトな歩行感が得られ
る。
【0034】また、請求項2の発明にあっては、軟弾性
骨材に混合された硬質骨材によって耐摩耗性に優れると
共に、滑りにくい弾性舗装を得ることができる。この結
果、コスト単価の高い弾性舗装を薄い層にすることがで
きる。
【0035】しかも、水を通す空隙により作られる凹凸
によって確実なかみ合せによる接着状態を確保できるた
め、耐摩耗性に加えてせん断に強い弾性舗装が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る透水性舗装構造の一部分の概要
説明図。
【図2】本発明と従来の耐摩耗性及びスベリ抵抗値の比
較説明図。
【符号の説明】
1 弾性舗装層 3 舗装層(アスファルト舗装層) 5 路床

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水が通り抜けるアスファルト舗装層又は
    コンクリート舗装層等の舗装層の上に、弾力性を有し水
    が通り抜ける弾性舗装層を積層した組合せから成ること
    を特徴とする透水性舗装構造。
  2. 【請求項2】 弾性舗装層は、少なくとも硬質骨材とゴ
    ム等の軟弾性骨材と樹脂バインダの混合物から成り舗装
    層上面に接着されていることを特徴とする請求項1記載
    の透水性舗装構造。
JP2001104604A 2001-04-03 2001-04-03 透水性舗装構造 Pending JP2002294624A (ja)

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