JPH0463927B2 - - Google Patents

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JPH0463927B2
JPH0463927B2 JP491485A JP491485A JPH0463927B2 JP H0463927 B2 JPH0463927 B2 JP H0463927B2 JP 491485 A JP491485 A JP 491485A JP 491485 A JP491485 A JP 491485A JP H0463927 B2 JPH0463927 B2 JP H0463927B2
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JP
Japan
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layer
surface layer
aggregate
steel deck
adhesive
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Expired
Application number
JP491485A
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English (en)
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JPS61165408A (ja
Inventor
Wataru Oota
Sumio Takasugi
Toshinobu Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP491485A priority Critical patent/JPS61165408A/ja
Publication of JPS61165408A publication Critical patent/JPS61165408A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鋼床版舗装路面における表面構造の改
良に関し、道路橋あるいは高架橋等架橋に施され
るものである。
〔従来技術〕
本発明の発明者らの研究の結果によると、上記
鋼床版舗装路面における表面構造の重要なポイン
トは、次の通りである。すなわち、 (a) 耐流動性と可撓性があり、わだち掘れやひび
割れの発生を防止できること。
(b) 排水性に優れ、舗装表面が雨水等で湿潤して
も高い滑り抵抗を維持できること。
(c) 表面層内に埋設された骨材の接着面積が大き
い一方、基材との接着力も大きく、骨材が剥離
したり欠損して飛散する危険が少ないこと。
(d) 表面層の表面の平坦性が高く、騒音減少性に
優れていること。
(e) 表面層は工場生産でき、寸法および品質が均
一であり、しかも、ドラムに巻いた状態で容易
に運搬でき、敷設施工も容易に行うことができ
ること。
ところが、従来の鋼床版舗装路面における表面
構造で、上述した各ポイントを悉く満足したもの
は今だ見当らないのが現状である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した各ポイントを悉く満
足せしめ得る優れた鋼床版舗装路面における表面
構造を提供することにある。
〔発明の構成〕
すなわち本発明は、鋼床板の表面に敷設した下
地層と、この下地層の表面に接着層を介して配置
した表面層とから構成され、前記表面層は、予め
所定の大きさでシート状に形成すると共に、可撓
性高分子材料を主体として形成し、この表面層の
底部に補強材を埋設し、さらに、カツプリング剤
をコーテイングした骨材を、その一部が前記表面
層の表面上に突出するよう埋設したことを特徴と
する鋼床版舗装路面における表面構造を、その要
旨とするものである。
以下本発明を実施例により図面を参照しつつ具
体的に説明する。
第1図は本発明の実施例からなる表面層を適用
した鋼床版舗装路面の全体構造を示す一部を切欠
した斜視説明図、第2図は第1図A−A矢視断面
拡大説明図である。
図において、鋼床版舗装路面Eの全体構造は、
鋼床板10の表面10aに敷設した下地層20
と、この下地層20の表面20aに接着層30を
介して配置した表面層40とから構成されてい
る。
そして本発明においては、特に、前記表面層4
0は、可撓性高分子材料41を主体として形成す
ると共に、この表面層40の底部に補強材42を
埋設し、さらに、カツプリング剤44をコーテイ
ングした骨材43を、その一部が前記表面層40
の表面40a上に突出するよう埋設してある。
さらにこの構造を説明すると、前記鋼床板10
は、道路橋、高架橋等架橋に施される舗装の基盤
を構成するものであり、本実施例においては、ブ
ラスト等で錆落しした後、防錆処理、防錆塗装を
施した鋼板が用いられている。
また、この鋼床板10の表面10aに敷設した
下地層20は、鋼床板10の表面10aすなわち
被舗装面に点在する、例えば溶接部の肉盛り、吊
りピース切断除去跡等の凹凸部による5mm程度の
不陸直しを主に行うもので、前記鋼床板10上に
5mm〜40mm程度の厚さに敷設した後、硬化せしめ
てある。
そしてこの下地層20は、例えば瀝青系、瀝青
ゴム系、エポキシ樹脂やウレタン樹脂等の樹脂
系、瀝青樹脂系、ゴム系等の材料からなり、さら
にこれらの材料にセラミツクスパウダー、珪砂、
スラグ等の骨材や繊維、防錆材を混入したり、不
織布、布、紙、網状シート、メツシユ等の種々の
防水シートを下地層20内に埋設して、均一な厚
みに舗装し易くしたり、防水性を付与したり、輪
荷重による轍掘れ(流動変形)を防止するように
すると良い。
特に、この下置層20として、瀝青系、瀝青ゴ
ム系を主材料とする場合は、アスフアルトコンク
リートの如く骨材比率を高めたものを用いると
か、グースアスフアルトを使用するときは、ハニ
カム状の金網等を埋設すると、輪荷重により轍掘
れ(流動変形)をさらに防止することができる。
なお、上述した下地層20は、前記接着層30
で鋼床板10の防食や不陸直しを達成できる場合
には、これを省略することができる。
また前記接着層30は、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等の樹脂系や、ゴム系、瀝青系、瀝青ゴム
系、瀝青樹脂系等の液状の接着剤、またはホツト
メルトゴム、自然加硫型ゴム等のゴム系材料が用
いられる。
本実施例において接着層30は、弾性を有する
と共に、伸張性と耐セツト性に優れた二液混合常
温硬化型高弾性エポキシ系接着剤が使用されてお
り、その厚みは1mm〜5mmが好ましい。
そしてこの接着層30を介して、前記下地層2
0の表面20aに敷設されている表面層40は、
前述したように、可撓性高分子材料41を主体と
して成形されている。この可撓性高分子材41と
しては、加熱加硫型ゴム、自然加硫型ゴム、液状
ゴム、ホツトメツト型ゴム等のゴム系材料やエポ
キシ樹脂やウレタン樹脂等の樹脂系の材料を単独
又は2種以上混合した材料から成り、これらのゴ
ム系樹脂系材料にセラミツクスパウダー、珪砂、
スラグ、石粉等の耐摩耗性を有する骨材や鋼繊
維、合成繊維、ガラス繊維との短繊維(カツトフ
アイバー)をそれぞれ単独または併用した材料を
用いてもよい。
表面層40の底部に埋設した補強材42として
は、合成繊維の織布や網や不織布及び鋼繊維、合
成繊維、ガラス繊維の短繊維(カツトフアイバ
ー)を層状に埋設したものである。
上記の可撓性高分子材料41及び埋設した補強
材により、耐流動性と可撓性を保持した補強材を
得ることができ、わだち掘れやひび割れの発生を
防止できる。
前記骨材43としては、道路用砕石、セラミツ
クタイル等の直方体、短柱、多面体等に成型した
ものや破砕片であり、例えばJIS標準フルイの8
mm〜10mmの粒径とするように粒系のバラツキが少
なく、かつ形状も片平なものや細長いものを除い
たものを用いるとよい。これらの骨材43は、そ
の上部を表面層40の表面40a上に突出させて
一層埋設する。突出長としては2mm以上確保する
ことが望ましい。
以上の骨材構成とすることにより、骨材43の
突出高及び埋設深さをコントロールでき平坦性と
騒音減少性の高い舗装表面が得られると共に、
個々の骨材43と表面層40を構成する可撓性高
分子材料41の接着面積を大きくとることがで
き、骨材43がみだりに剥離したり、欠損して飛
散する危険を著しく低下させることができる。
また個々の骨材43は表面層40の表面40a
より突出しているので、路面が雨水によつて濡れ
ていても突出した各骨材43の間隙部から速やか
に排水することができ、車両高速走行におけるハ
イドロプレーニング現象の発生を防止することが
できる。
骨材43の表面にコーテイングするカツプリン
グ剤44としては、シラン系のカツプリング剤が
適し、これに前記可撓性高分子材41の材料組成
に応じて変性したカツプリング剤を用いたり、可
撓性高分子材41の組成物をカツプリング剤に混
入して用いる。このようにカツプリン剤44によ
つて、骨材43を予め表面処理しておくことによ
り、骨材43と可撓性高分子材41との接着性を
向上でき、骨材43の剥離を防止する効果があ
る。
なお、上述したカツプリング剤44の骨材43
へのコーテイングの厚さは、通常は1mm以下であ
るが、カツプリング剤44にて表面処理した骨材
43に可撓性高分子材41にて2次コーテイング
したものを使用すると、埋設した各骨材43間に
は、必ず可撓性高分子材41が介在することにな
り、輪荷重作用時において骨材43が変位する際
に隣接する骨材間に生ずる局部的集中力を緩和
し、ゼロスパンテンシヨン等による可撓性高分子
材41の亀裂や骨材43との剥離を防止できるの
で望ましい。この場合2次コーテイングする可撓
性高分子材41には細砂等を混入し、突出骨材の
表面凹凸を保持し、すべり抵抗を低下させないよ
うにすると良い。
前記表面層40は、上述したようにゴム、プラ
スチツク等の可撓性高分子材料41を主材料とし
て工場で成形加工されるものである。このように
表面層40は可撓性高分子材料41によつて成形
されているので、鋼床板10あるいはその表面に
敷設した下地層20の曲率面や勾配に添つて容易
に接合することができて、滑らかな舗装面を得る
ことができると共に、車両走行等による鋼床板1
0の撓みに対する追従性に優れ、ひび割れの発生
を防止することができ、さらに、この表面層40
を容易に工場生産することができるのである。
なお、この表面層40の巾寸法は生産設備の能
力によつて左右され限界があるが、長さ寸法は長
尺連続成形加工が可能であり、本実施例の場合橋
面の伸縮継手間長さと同一長さに成形してある。
また、表面層40の成形時において、その長さ
を橋梁の伸縮継手間隔と同一長さに成形しておけ
ば、橋面に、車両の走行方向を横断するような表
面層40の突合せ部の目地を生ぜず、車両の走行
性及び乗心地を大幅に向上せしめることができ
る。さらに表面層40の巾方向突合せ部によつて
生ずる目地には、施工後この目地部に前述した可
撓性高分子材41をすり込んでおけば、目地のな
い舗装面を得ることができ、車両の走行性及び乗
心地をさらに向上せしめることができる。
〔発明の効果〕
本発明は上述したように構成したから次のよう
な効果を奏する。すなわち、 (a) 耐流動性と可撓性があり、わだち掘れやひび
割れの発生を防止できる。
(b) 排水性に優れ、舗装表面が雨水等で湿潤して
も滑り抵抗を高く維持できる。
(c) 表面層内に埋設された個々の骨材の接着面積
が大きい一方、基材との接着力も大きく、骨材
が剥離したり欠損して飛散する危険が少ない。
(d) 表面層の表面の平坦性が高く、騒音減少性に
優れている。
(e) 表面層は工場生産でき、寸法および品質が均
一であり、ドラムに巻いた状態で運搬でき敷設
施工も容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例からなる表面層を適用
した鋼床版舗装路面の全体構造を示す一部を切欠
した斜視説明図、第2図は第1図A−A矢視断面
拡大説明図である。 10……鋼床板、10a……鋼床板の表面、2
0……下地層、20a……下地層の表面、30…
…接着層、40……表面層、40a……表面層の
表面、41……可撓性高分子材料、42……補強
材、43……骨材、44……カツプリング剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼床板の表面に敷設した下地層と、この下地
    層の表面に接着層を介して配置した表面層とから
    構成され、前記表面層は、予め所定の大きさでシ
    ート状に形成すると共に、可撓性高分子材料を主
    体として形成し、この表面層の底部に補強材を埋
    設し、さらに、カツプリング剤をコーテイングし
    た骨材を、その一部が前記表面層の表面上に突出
    するように埋設したことを特徴とする鋼床版舗装
    路面における表面構造。
JP491485A 1985-01-17 1985-01-17 鋼床版舗装路面における表面構造 Granted JPS61165408A (ja)

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JPS61165408A JPS61165408A (ja) 1986-07-26
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Families Citing this family (6)

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JPH0497002A (ja) * 1990-08-10 1992-03-30 Nitta Ind Corp 橋梁床版用防水材およびその防水材を用いた橋梁床版の防水工法
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