JPS5929726B2 - 柔軟性を有する透水性舗装体 - Google Patents

柔軟性を有する透水性舗装体

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JPS5929726B2
JPS5929726B2 JP6629777A JP6629777A JPS5929726B2 JP S5929726 B2 JPS5929726 B2 JP S5929726B2 JP 6629777 A JP6629777 A JP 6629777A JP 6629777 A JP6629777 A JP 6629777A JP S5929726 B2 JPS5929726 B2 JP S5929726B2
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JP
Japan
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water
parts
rubber
permeable
rigid body
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JP6629777A
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JPS541929A (en
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博 小林
伸嘉 桑原
幹次 若松
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Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Chemical Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は柔軟性を有する透水性舗装体に関し、詳しくは
剛性体表面に弾性層を形成してなる柔軟性を有する透水
性舗装体に関する。
従来、道路舗装にはコンクリート舗装やアスファルト舗
装による不透水性のものが使用されているが、特にその
普及の著しい大都市においては地盤への雨水の流入が十
分に行なわれず、そのため街路樹の枯渇、地下水位の低
下による地盤沈下などの問題が生じ、さらに路面に水溜
りができて歩行が困難になるなどの欠点があった。
このような間頂を解決するため近年透水性アスファルト
舗装が使用されつつある。
しかし、アスファルト自体か撥水性であるため透水性が
十分でなく、雨水を完全に地下へ浸透させるには空隙を
太きくしなければならないが、空隙を大きくすると強度
や耐久性の面で問題が生する。
一方、コンクリート舗装の場合は、アスファルトと反対
に撥水性がないため、透水性が良くまた耐久性も良好で
あるが1表面が硬いため、歩行者が転倒したりした場合
、負傷をする危険性もあり安全性の」二で好ましくない
さらに特)こ多孔質のセメントコンクリート製品はわず
かな衝撃で破壊するもろさがある。
そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克服して透
水性、耐久性および安全性等の面ですぐれた道路舗装体
を開発すべく鋭意研究を重ねた。
その結果、剛性体の上にゴム粒子よりなる透水性の弾性
層を形成した舗装体が上記目的に合致することを贋、出
し1本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、多孔質かつ透水性の剛性体の上に、
ゴム粒子またはゴム状粒子100重量部および接着剤1
0〜50重量部よりなる透水性の弾性層を接合してなる
柔軟性を有する透水性舗装体を提供するものである。
本発明に用いる剛性体は多孔質であり透水性であること
が必要である。
剛性体の材料(オ特に制限はなく、骨材として通常の砂
、砂利、砕石、木材チップ、木材片、繊維、金属粒子な
どを用いることができるか、さらに火山石、パーライト
、軽石。
シラス等の軽量骨材あるいは人工軽量骨材を用いること
ができる。
また結合材としては通常(ゴセメントを用いれば十分で
あるが1強度を必要とする場所には樹脂を使用すること
もできる。
剛性体を製造するに際して、骨材と結合材の配合割合は
特に制限はないが、一般には骨材100重量部に対して
セメン1−50〜150重量部を配合し、さらに適量の
水を加えて混合し、これを歩道用の平板型枠等に注型し
て多孔質で透水性のある剛性体平板を製造して養生する
骨材として人工軽量骨材を単粒配合とし、これにポルト
ランドセメントのペーストを混合して形成した剛性体が
透水性の特にすぐれたものとなる。
また、さらに強度を上げるために合成樹脂、あるいは石
綿、グラスファイバー等の繊維を混入することも有効で
ある。
なお、結合材としてエポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
フラン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素
樹脂等の樹脂を用いる場合には。
骨材と上記樹脂との配合割合は、骨材100容量部に対
して樹脂20〜30容量部として両者を混合し、多孔質
かつ透水性の剛性体を製造する。
この場合の剛性体は、結合材としてセメントを用いた剛
性体よりも2倍以上の強度を有するものとなる。
また、剛性体の結合材としてストレートアスファルト、
ブローンアスファルト等のアスファルト類を用いること
もできる。
この場合の配合割合は通常、骨材100容量部に対して
アスファルト類5〜20容量部として剛性体を製造する
次に1本発明に用いる透水性の弾性層は、廃タイヤ等を
粉砕したゴム粒子またはポリウレタン等のゴム状粒子を
接着剤と混合することにより形成される。
ゴム粒子と接着剤の配合割合は特に制限はなく適宜選定
すればよいが1通常は透水性を考慮してゴム粒子100
重量部に対して接着剤10〜50重量部、り割合で配合
する。
本発明の弾性層に用いる接着剤は、耐水性、耐候性、耐
摩耗性ならびに弾力性を有することが必要であるが、こ
れらの条件を満足する接着剤としては、ポリウレタン、
塩化ビニル、スナレンブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、フタジエンゴム。
インプレンゴム、アクリ口ニトリルブクジエンゴム、ブ
チルゴム、エチレンプロピレンゴム等の弾性を有する合
成ゴム系の接着剤、あるいは天然ゴム系ラテックス、エ
ナレンー酢酸ビニル共取合体(E、V、A、)などのエ
マルジョン型の接着剤などがある。
ここで接着剤としてはエマルジョン型のゴム系接着剤を
使用することが可能で、溶剤型のような臭気や公害発生
のおそれもなく、また常温硬化法であるため作業性、施
工性にすぐれている。
また結合材に少量(5〜15%)の顔料を力11えて着
色された弾性層をつくることもできる。
前述の剛性体に上記弾性層を接合するには様々な方法が
あり1両者を別々に形成した後に圧縮して接合したり、
予め成型した剛性体の上にゴム粒子、接着剤の混合スラ
リーを注いで一体成型するなどの方法が考えられる。
しかし、一般にはゴム粒子と接着剤の混合スラリーを、
前述の型枠に入れて養生しである剛性体の上に注いで転
圧成型することが好ましい。
この剛性体と弾性層を転圧成型するとき1弾性層中の接
着剤の一部が多孔質の剛性体に吸着されるため1両者が
完全に接合して一体化し、同時成型が可能となる。
さらに、剛性体1弾性層が両者とも多孔質で、しかも表
面に凹凸を有しているため1両者が十分にかみ合い、接
合が強固となる。
また本発明の透水性舗装体は。予め歩道に剛性体を敷設
しておき、その上に弾性層の材料となるゴム粒子、接着
剤の混合スラリーを注いでローラー転圧することによっ
ても成型できるため、広い面積の施工も容易である。
かくして得られる透水性舗装体の形成(コ、成型の際に
用いる型枠の形状により異なるが、一般には歩道の舗装
として利用されるが、屋内外の運動場1通路及び公園な
どの遊歩道等の広い面積にも使用される。
第1図は透水性舗装体の形状を歩道用平板としたもので
ある。
ここで剛性体1弾性層の厚さは用途、必要とする強度1
弾力性、透水性の程度等に応じて適宜選定することとな
る。
以上の如く本発明の透水性舗装体は、多孔質で透水性の
ある剛性体の上に、ゴム粒子を主成分とする透水性のあ
る弾性層が形成されているため。
この舗装体に荷重がかかると、この荷重は弾性層で一部
吸収され、その結果、剛性体に加わる荷重は減少する。
このことから剛性体の弱点である衝撃力によるもろさを
改善できる。
しかも、舗装体全体の厚さを従来に比してうすくするこ
とができ経済的にも有利である。
また本発明の舗装体は透水性を有するため、降雨時に水
溜りも生ぜず、また滑りにくくもあるため歩道として最
適である。
さらに表面は柔かく、大きな変形に対しても破壊するこ
とがなく、復元性1弾力性にすぐれている。
従って1本発明の透水性舗装体は1歩道等の舗装に有効
に利用でき、極めて価値の大きいものである。
次に1本発明の実施例を示す。
実症例 人工軽量骨材パーライト(粒径2〜10mm)100重
量部に対して、水−セメント比(水/セメント)ioo
のセメントペーストを120重量部加えて混合し、これ
を30cIrL×30C′IrL×5cIrLの歩道用
平板型枠に注型し、多孔質な透水性のある剛性体を製造
し養生した。
養生後、古タイヤを粉砕したゴムチップ(粒径1.2〜
511L71L)100重量部に対して、エマルジョン
型の接着剤E、V、A、 (粘度1soooセンチポイ
ズ、50%水分)を40重量部加えて混合し、この混合
物を前記の養生した剛性体が置かれている型枠に注型し
、ローラー転圧にて厚さ1.0cIrLの弾性層を形成
して1日以上放置した。
その結果、軽量で柔軟性がありしかも透水性の舗装体が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の舗装体の一態様を示す斜視図である。 図中1は多孔質かつ透水性の剛性体、2は透水性の弾性
層を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 多孔質かつ透水性の剛性体の上に、ゴム粒子または
    ゴム状粒子100重量部および接着剤10〜50重量部
    よりなる透水性の弾性層を接合してなる柔軟性を有する
    透水性舗装体。 2 剛性体が骨材100重量部およびセメント50〜1
    50重量部よりなる平板あるいは舗装体である特許請求
    の範囲第1項記載の透水性舗装体。 3 剛性体が(5)骨材100容量部および(B)エポ
    キシ樹脂、ポリエステル樹脂、フラン樹脂、フェノール
    樹脂、ポリウレタン樹脂および尿素樹脂よりなる群から
    選ばれた1種または2種以上の樹脂20〜30容量部よ
    りなる平板である特許請求の範囲第1項記載の透水性舗
    装体。 4 剛性体が骨材100容量部およびアスファルト類5
    〜20容量部よりなる平板あるいは舗装体である特許請
    求の範囲第1項記載の透水性舗装体。 5 接着剤がポリウレタン、塩化ビニル、スチレンブタ
    ジェンゴム、クロロプレンゴム、フタジエンゴム、イン
    ブレンゴム、アクリロニトリルブタジェンゴム、ブチル
    ゴム、エチレンプロピレンゴム、天然ゴム系ラテックス
    およびエチレン−酢酸ビニル共重合体の1種または2種
    以上の弾性を有する化合物である特許請求の範囲第1項
    記載の透水性舗装体。
JP6629777A 1977-06-07 1977-06-07 柔軟性を有する透水性舗装体 Expired JPS5929726B2 (ja)

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JPS541929A JPS541929A (en) 1979-01-09
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995013250A1 (fr) * 1993-11-10 1995-05-18 Ebara Shoji Kabushiki Kaisha Produit de beton de resine et procede de fabrication de ce dernier

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