JP2002309503A - ブロック舗装及びその施工方法 - Google Patents

ブロック舗装及びその施工方法

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JP2002309503A
JP2002309503A JP2001118087A JP2001118087A JP2002309503A JP 2002309503 A JP2002309503 A JP 2002309503A JP 2001118087 A JP2001118087 A JP 2001118087A JP 2001118087 A JP2001118087 A JP 2001118087A JP 2002309503 A JP2002309503 A JP 2002309503A
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悟 堀之内
Kazuhiko Uchiyama
一彦 内山
Yutaka Anzaki
裕 安▲崎▼
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Toa Doro Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性の向上を図りつつ、施工が容易である
ばかりか、施工コストが安価なブロック舗装及びその施
工方法を提供する。 【解決手段】 道路などの基盤上に複数個の舗装用ブロ
ックを敷設したブロック舗装において、基盤と舗装用ブ
ロックとの間に、網状構造物を埋包した、固化セメント
アスファルトモルタル又は固化セメントモルタル層を配
設する。このようなブロック舗装は、(a)基盤上に網状
構造物を載置し、(b)網状構造物の上面に舗装用ブロッ
クを載置し、(c)基盤と舗装用ブロックとの間隙に液状
セメントアスファルトモルタル又は液状セメントミルク
を注入充填し、該セメントアスファルトモルタル又はセ
メントミルクを固化させ、網状構造物を前記固化セメン
トアスファルトモルタル又は固化セメントモルタル内に
埋包させることにより構築できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はブロック舗装に関す
る。更に詳細には、本発明は優れた耐久性を有し、容易
に、かつ、安価に施工できるブロック舗装及びその施工
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】公園や広場あるいは駐車場などの舗装で
は、景観に配慮して自然石やILB(インターロッキン
グブロック)を使ったブロック舗装が多く使用されてい
る。
【0003】従来のブロック舗装は、下層地盤又は路盤
若しくは道路などの基盤上に、クッション材としての敷
き砂層を設け、その上に舗装用ブロックを配設し、その
表面をローラで転圧し、更に、舗装用ブロック間に形成
されている目地空間内に目地砂を充填することにより施
工されている。この方法により施工されたブロック舗装
では、クッション材としての砂同士に結着性が無いの
で、雨水などにより敷き砂及び目地砂が流失されたり、
風により吹き飛ばされたりすることがあった。そのた
め、施工後経時的に舗装用ブロックの下部及び目地部が
空洞化し、その結果、舗装用ブロックが剥がれたり、移
動したりして、ブロック舗装が部分的に又は最悪の場合
には全体的に破壊されてしまうことがあった。
【0004】別法として、従来のクッション砂及び目地
砂の代わりに、空練りセメントモルタルを使用した施工
方法が実施されている。この方法では、空練りセメント
モルタルを敷きならし、その上に舗装用ブロックを配設
し、空練りセメントモルタルを目地部に充填し、空練り
セメントモルタルを固化させ舗装用ブロックを路盤に固
着させる。しかし、固化セメントモルタルは脆く、重車
両に対しては耐性が低かった。すなわち、重車両が通行
すると、固化セメントモルタルがひび割れてしまい、ク
ッション砂を使用する施工方法と同じ結果を引き起こ
す。
【0005】これら従来のブロック舗装の欠点を解消す
るため、最近では、車道用ブロック舗装の施工方法とし
て、特許第1825279号(発明の名称「コンテナ設
置部の補強方法」)及び特許第2909929号(発明
の名称「ブロック舗装の構築方法」)などの技術が開発
されている。
【0006】この特許発明によれば、ブロックと基盤層
の間に砕石を敷設し、その砕石の間隙にセメントアスフ
ァルトモルタルを注入充填し、緩衝支持層を形成するこ
とで支持力と耐久力を向上させようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような特許発明に
よれば、ブロック舗装の耐荷力を増大させるためには、
ブロック自体の強度の向上、及び緩衝支持層であるセメ
ントアスファルトモルタル層の厚さを増大させることが
必要であり、施工コストが増大するという問題点があ
る。
【0008】更に、ブロック舗装の平坦性を確保するた
めには、砕石をできるだけ均一で平坦に敷き均した状態
でブロックを設置すると共に、個々のブロックの高さを
一つ一つ調整する必要がある。このため、熟練した多数
の技術者と手間のかかる施工作業を要し、施工効率が悪
く、施工コストを更に一層増大させる原因となってい
る。
【0009】従って、本発明の目的は、網状構造物をセ
メントアスファルトモルタルで埋包することにより、耐
久性の向上を図りつつ、施工コストが安価なブロック舗
装及びその施工方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、道路などの
基盤上に、網状構造物を配設し、該網状構造物の上部に
舗装用ブロックを配設し、前記基盤と前記舗装用ブロッ
クとの間隙に液状セメントアスファルトモルタル又は液
状セメントミルクを注入充填し、該セメントアスファル
トモルタル又はセメントミルクを固化させ、前記網状構
造物を前記固化セメントアスファルトモルタル又はセメ
ントモルタル内に埋包させることにより解決される。本
明細書で使用される、「セメントミルク」は材料の固化
前の呼び名であり、固化すると「セメントモルタル」と
呼ばれるようになる。従って、「セメントミルク」と
「セメントモルタル」とは性状の点では異なるが、内容
成分の点では同一である。
【0011】所望により、前記網状構造物のメッシュ間
の空隙内に砕石を充填することもできる。本明細書にお
ける「埋包」という用語は、網状構造物の半分以上が固
化セメントアスファルトモルタル又はセメントモルタル
層内に埋め込まれている状態を意味する。従って、網状
構造物の一部分が固化セメントアスファルトモルタル又
はセメントモルタル層から露出していても、「埋包」と
いう概念に含まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を更に詳細に説明する。図1は本発明によるブロック舗
装の一例の概要断面図である。図1に示されたブロック
舗装では、道路基盤1の上面に、縦筋と横筋とから構成
された金属製網状構造物3が載置され、その網状構造物
3の上面に舗装用ブロック5が載置されている。道路基
盤1と舗装用ブロック5との間にはセメントアスファル
トモルタル又はセメントモルタル7が注入され、金属性
網状構造物3を埋包するように固化されている。舗装用
ブロック5はセメントアスファルトモルタル又はセメン
トモルタル7により接着され、固定状態を維持すること
ができる。セメントアスファルトモルタルを使用すれ
ば、優れた耐久性が得られる。一方、セメントモルタル
は耐久性の点ではセメントアスファルトモルタルに若干
劣るが、コスト面ではセメントアスファルトモルタルよ
りも安価である。
【0013】図1において、基盤1は路床1−1、下層
路盤1−2、上層路盤1−3及び基層1−4から構成さ
れているが、このような基盤構成は単なる一例であり、
本発明のブロック舗装の要件を限定するものではない。
従って、その他の構成からなる基盤上にも本発明のブロ
ック舗装を形成できることは当業者に自明である。例え
ば、既存の瀝青質舗装、コンクリート舗装及び歩道や公
園などにおける土系舗装、橋面舗装さらにコンクリート
床板又は鋼床板なども基盤1となり得る。基層1−4は
例えば、アスファルトコンクリートなどから形成されて
いる。場合により、基層1−4の表面に、瀝青系乳剤を
散布したタックコート層2を含み、路盤1−3の表面に
プライムコート層(図示されていない)を含むこともで
きる。また、ブロックとセメントアスファルトモルタル
層又はセメントモルタル層との間の接着強度を高めるた
めに、接着力の強いゴム入り乳剤(例えば、カチオンG
S)をブロックの下面に、ブロックを敷設する前に塗布
することもできる。これにより、ブロックとセメントア
スファルトモルタル層又はセメントモルタル層とをしっ
かりと一体化させることができ、より強固なブロック舗
装が構築できる。
【0014】図1には示されていないが、必要に応じ
て、高さ調整のため、網状構造物3の下に、木製、プラ
スチック製あるいは鋼製の任意の厚さのスペーサを挿入
することもできる。スペーサの使用により、舗装用ブロ
ック5と基層1−4との間のセメントアスファルトモル
タル層7の厚さを自由に調整できるばかりか、路盤又は
基層の凹凸にも容易に対応できる。
【0015】図2は本発明によるブロック舗装の別の例
の概要断面図である。図2に示されたブロック舗装で
は、網状構造物3のメッシュの空隙内に砕石9を充填さ
せてからセメントアスファルトモルタル又はセメントモ
ルタル7を注入、固化させたものである。砕石9を使用
することにより、ブロック舗装の強度を損なうことな
く、セメントアスファルトモルタル又はセメントモルタ
ル7の注入量を減少させ、コスト低減を図ることができ
る。砕石9の種類は特に限定されないが、単粒度の5号
又は6号砕石などを使用することが好ましい。砕石の
他、玉砕、砂利、鉄鋼スラグ、アスファルト被覆骨材、
再生骨材、人工焼成骨材、焼成発泡骨材、人工軽量骨
材、陶磁器粒、エメリーなども使用できる。
【0016】網状構造物3は図1に示されるような、縦
筋3−1と横筋3−2とを所定の間隔で配置することに
より構成することができる。このような縦筋及び横筋
は、鉄、鋼、アルミニウム、ジュラルミン等の金属の単
一体又は撚線などから構成することができる。縦筋及び
横筋用単一金属部材は中実状でもよく、あるいは中空状
でもよい。網状構造物3を構成する縦筋及び横筋は例え
ば、直径が6〜13mmの鉄筋である。言うまでもな
く、これ以外の直径の鉄筋も使用できる。鉄筋などの断
面は円形に限らず、方形又は多角形でもよい。
【0017】縦筋及び横筋を施工現場で相互に結束又は
溶接することにより網状構造物3をその場で製造するこ
ともできるし、あるいは、工場などで予め結束又は溶接
して所定の面積の網状構造物3を製造しておき、それを
施工現場で敷設することもできる。縦筋と横筋とにより
形成されるメッシュの間隔は、上面に載置される舗装用
ブロック5のサイズよりも小さいことが好ましい。メッ
シュの間隔はブロック幅の1/2〜1/4であることが
好ましい。例えば、100mm×200mmサイズのブ
ロックであれば、網状構造物のメッシュは50×50m
m又は50×100mmであることが好ましい。
【0018】縦筋及び横筋は図示されたような、一方の
上に他方が載置されて、縦筋と横筋との上面が不一致と
なる形状で組み合わされるものの他、図3に示されるよ
うに、縦筋又は横筋の何れか一方に屈曲部3−3を設
け、この屈曲部3−3に他方の筋を配置することによ
り、縦筋の上面と横筋の上面とが“面一致”となるよう
に組み合わせることもできる。図3に示されるような網
状構造物の場合、その上に載置されるブロックの安定性
を向上させることができる。
【0019】別法として、網状構造物3は図4に示され
るようなプラスチック製であることもできる。プラスチ
ック製網状構造物11はポリエチレン、ポリプロピレン
などの熱可塑性プラスチックを注入成型することにより
容易に製造することができ、金属製網状構造物に比べ
て、軽量で取り扱い性に優れると共に、金属に匹敵する
強度と耐久性を有する。プラスチック製網状構造物11
の周囲壁面にはセメントアスファルトモルタル又はセメ
ントモルタル7が網状構造物の内側に流入することを助
ける複数の溝13が配設されている。また、プラスチッ
ク製網状構造物11の強度を高めるために、内側に所定
の間隔で梁骨15が形成されている。網状構造物11の
内側に形成される梁骨15の本数は、網状構造物11自
体のサイズ及び/又は上面に載置される舗装用ブロック
5のサイズなどを考慮して適宜決定することができる。
プラスチック製網状構造物11を複数個公知慣用の手段
で結束することにより、所定面積の施工現場に敷設する
ことができる。
【0020】舗装用ブロック5は例えば、コンクリート
平板、煉瓦、天然石、セラミック、ガラス、タイル、イ
ンターロッキングブロック、弾性ブロックなど任意の舗
装用ブロックを使用することができる。コンクリート平
板はJIS-A5304に規定されるような、普通平板、カラー
平板、洗出平板、透水平板、タイル張平板、絵入平板、
擬石平板などである。煉瓦は例えば、普通煉瓦、インタ
ーロッキングブロック煉瓦などである。天然石は大理
石、花崗岩、安山岩、御影石などである。弾性ブロック
は例えば、廃タイヤなどを粉砕して得られる粒状ゴムに
液状ウレタン樹脂結合材を混練して加熱圧縮成型したも
のなどである。タイルは例えば、JIS-A5209に規定され
るような、磁器質、せっき質、陶器質タイル又は弾性タ
イルなどである。舗装用ブロックを敷き詰める組合せ状
態はどのような状態でもよく、また、舗装用ブロックの
形状も特に限定されない。また、舗装用ブロック間に目
地を設けても良いし、目地を設けることなく舗装用ブロ
ック同士を密着させて敷き詰めることもできる。
【0021】図5はセメントアスファルトモルタル又は
セメントモルタル7を注入する施工方法を示す部分概要
斜視図である。縦筋3−1と横筋3−2からなる網状構
造物3の上面に載置された舗装用ブロック5の幾つかを
除去して注入口17を一時的に開設し、この注入口17
からセメントアスファルトモルタル又はセメントモルタ
ル7を注入し、その後、除去した舗装用ブロック5を元
に戻す。
【0022】別法として、図6に示すように、舗装用ブ
ロック5のうちの幾つかのブロックに、上面から下面に
貫通する貫通孔19を配設しておき、この貫通孔19か
ら舗装用ブロック5下部の網状構造物3に向かってセメ
ントアスファルトモルタル又はセメントモルタル7を注
入することもできる。
【0023】図示されていないが、隣接する舗装用ブロ
ック5同士の間に目地が形成されていれば、その目地空
間を通して舗装用ブロック下部にセメントアスファルト
モルタル又はセメントモルタル7を注入することもでき
る。
【0024】本発明のブロック舗装で使用するセメント
アスファルトモルタルは、急硬性固化材、ポリマー・ア
スファルト乳剤、凝結調節剤、コンシステンシー調節剤
としての水からなる混合物である。その他、必要に応じ
て、合成樹脂、ゴム、ポリマーなどを混入することもで
きる。本発明のブロック舗装で使用するセメントアスフ
ァルトモルタルは、6秒〜15秒のフロータイムを有す
ることが好ましい。フロータイムが6秒未満では粘度が
低すぎて固化しにくい。一方、フロータイムが15秒超
では粘度が高すぎ、流動性に劣り、施工が困難になる。
フロータイムは水を添加することにより容易に調節する
ことができる。
【0025】急硬性固化材はセメント、急硬材及び増量
材で構成される。セメントとしては、ポルトランドセメ
ント、フライアッシュセメント、高炉セメント、シリカ
セメント、耐硫酸塩セメント、中庸熱セメント、超速硬
性セメント、アルミナセメント等が使用できる。急硬材
としては、カルシウムアルミネート系鉱物と石膏の配合
物に無機微粉末を配合した混合物を使用する。また、増
量材としては、川砂、海砂、山砂、珪砂、石灰岩や火山
岩を粉砕した石粉、消石灰、ベントナイト、クレー又は
フライアッシュ等を使用する。急硬性固化材の配合量は
ポリマーアスファルト乳剤100重量部に対して30〜
800重量部の範囲内である。30重量部未満の場合、
速硬性が損なわれたり、硬化不良等の不都合が生じる。
一方、配合量が800重量部を超える場合は、流動性や
凝結調節に不都合が生じる。特に、150重量部〜40
0重量部が好適である。
【0026】ポリマーアスファルト乳剤は例えば、アス
ファルト針入度40/60〜200/300程度のスト
レートアスファルトを主材とし、これに界面活性剤と多
価金属塩や、必要に応じて乳化助剤、分散剤、保護コロ
イド等を適宜使用して水中に分散させたものである。ま
た、アスファルトにゴム、合成高分子重合体等を添加・
混合して改質したアスファルトを使用し、ポリマーアス
ファルト乳剤とすることができる。さらには、アスファ
ルト乳剤にゴムラテックス、合成高分子重合体エマルジ
ョン及び水溶性高分子重合体を添加・混合してもよい。
ポリマーアスファルト乳剤の固形分は40〜70重量
%、特に55〜65重量%が好適である。ポリマーアス
ファルト乳剤は急硬性固化材と良く混合し、作業性を向
上させ、初期硬度を増加させる。また、その硬化体は一
般的なセメントグラウトに比べて脆性や感温性等を改善
する。
【0027】凝結調節剤は例えば、無機酸塩類、有機酸
又は有機酸塩類等を使用する。無機酸塩としては、無機
ハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、亜硝酸塩、硼酸塩、炭
酸塩等があり、これらを単独あるいは併用して用いる
が、炭酸塩の含有は好適である。一方、有機酸塩として
は、グルコン酸塩、グルコン酸カルシウム、グルコン酸
ナトリウム、クエン酸、クエン酸カルシウム、クエン酸
ナトリウム、酒石酸などがあり、これらを単独又は併用
して用いる。なお、急硬性固化材に対する添加量は、無
機酸塩類、有機酸又は有機酸塩類ともに、0.05〜5
重量%である。この範囲意外では凝結を調節し、作業性
を確保することができない。
【0028】コンシステンシーの調節には一般的に、淡
水を使用する。すなわち、水道水、地下水、河川水、工
業用水等である。その配合量は温度条件により変動する
ので、(社団法人)土木学会のP漏斗又はJ漏斗を用い
て流下秒数で決定する。その範囲は10〜25秒であ
り、この範囲以外では硬化体の均一性や凝結性に問題が
生じる。P漏斗では特に12〜15秒が好適である。ま
た、J漏斗では特に6〜8秒が好適である。
【0029】本発明で使用されるセメントミルクは細骨
材とセメントに水を入れて練ったものである。セメント
としては、ポルトランドセメント、フライアッシュセメ
ント、高炉セメント、シリカセメント、耐硫酸塩セメン
ト、中庸熱セメント、超速硬性セメント、アルミナセメ
ント等が使用できる。細骨材としては細砂又は石粉など
が使用される。その他、必要に応じて添加剤としてポリ
マー等を配合することもできる。
【0030】本発明のブロック舗装で使用するセメント
アスファルトモルタルは施工現場で容易に調合すること
ができる。例えば、凝結調節剤と水を、例えば、ハネの
直径が15cmのミキサーに投入し、次いで、このミキ
サーにポリマー・アスファルト乳剤を投入し、これら
を、例えば、15秒間高速回転して撹拌する。その後、
急硬性固化材をミキサー内に投入し、3分間高速回転し
て撹拌する。サンプルを採取し、フロータイムを測定
し、フロータイムが規格内であれば注入施工に使用す
る。フロータイムが規格外であれば、水を添加し、更に
30秒間撹拌し、再度フロータイムを測定し、フロータ
イムが規格内であれば注入施工に使用する。フロータイ
ムが規格内になるまでこの操作を繰り返す。前記のハネ
の直径、撹拌時間などは単なる一例であり、これら以外
のハネ直径、撹拌時間も当然使用できる。本発明のブロ
ック舗装で使用するセメントアスファルトモルタルは東
亜道路工業(株)からQTモルタルの商品名で一般に市
販されている。
【0031】次に、本発明のブロック舗装の施工手順を
説明する。 (1)先ず、路盤又は基層の表面を平坦に仕上げる。 (2)平坦に仕上げた路盤又は基層上に網状構造物を載置
する。なお、必要に応じて、高さ調整のため、網状構造
物の下にスペーサを挿入する。 (3)次いで、網状構造物の上面に舗装用ブロックを敷設
する。必要に応じて、コンパクター又は小型ローラで軽
く1〜2回転圧し、仕上り面の平坦性を確保する。 (4)セメントアスファルトモルタル等の注入口として、
概ね1mに1ヶ所の割合でブロックを抜き取る。ブロ
ック自体に注入用貫通孔が開設されていれば、ブロック
の抜き取りは不要である。 (5)注入口又は注入用貫通孔からセメントアスファルト
モルタル等を注入する。その際、セメントアスファルト
モルタル等が注入口又は注入用貫通孔から溢れ出ないよ
うにするため、一度に流し込まず、少しずつ注入するこ
とが好ましい。 (6)セメントアスファルトモルタル等の充填状況を確認
するため、隣接する注入口からの同時注入は行わず、隣
接する注入口からの注入は、隣の注入口から注入された
セメントアスファルトモルタル等が流入してきたことを
確認後に行うことが好ましい。 (7)セメントアスファルトモルタル等の充填が完了した
ことを確認後、モルタルが硬化する前に、抜き取ったブ
ロックを丁寧に元の位置に戻す。 (8)セメントアスファルトモルタル等の養生時間は凝結
調節剤の使用量及び外気温などに左右されるが、一般的
に、外気温が5〜30℃のときに、約3時間程度で開放
できる。緊急の場合には、約1時間程度でも供用でき
る。 (9)必要に応じて舗装用ブロック間の目地を仕上げる。
インターロッキングブロックの場合は、乾燥砂を掃くよ
うにしてすり込み、余剰の砂は撤去する。また、自然石
ブロックの場合は、目地材を入念に注入し、仕上げる。
【0032】本発明によるブロック舗装では、網状構造
物とセメントアスファルトモルタル又はセメントモルタ
ルとが一体化されており、セメントアスファルトモルタ
ル等は流動性が高いため、ブロックと道路基盤との間に
存在する空隙を完全に埋め、ブロックと一体になって荷
重を支える。このため、伝達荷重の下部への分散が図れ
ると共に、舗装用ブロックとの接着強度も高いため、ブ
ロックが破損しない。また、雨水等により流れ出すこと
もないので、従来のサンドクッション層工法に比較して
重交通に耐えることができる。また、硬化前のセメント
アスファルトモルタル等は急硬性で、強度発現に優れて
おり、セメントアスファルトモルタル等の注入後、1〜
3時間程度で交通開放が可能となる。更に、目地部にセ
メントアスファルトモルタル等を浸透させずに施工する
ことで、排水性ブロック舗装にも適用でき、透水性ブロ
ックの側面排水による排水効果を図ることもできる。ま
た、不等沈下などにより、ブロックの緩みや窪みが生じ
ても、補修が簡単に行える。更に、特殊ポリマーの働き
により、セメントアスファルトモルタル層は耐水性、耐
凍害性に優れており、冬季施工も可能である。
【0033】本発明ではセメントアスファルトモルタル
の代わりにセメントモルタルも使用できる。この場合
は、網状構造物とセメントモルタル層が一体化される
が、撓み性に欠けるため、セメントアスファルトモルタ
ルに比較して耐久性が劣る。しかし、セメントアスファ
ルトモルタルに比較してセメントモルタルは安価なの
で、ブロック舗装の施工コストを低く抑えることができ
る。
【0034】本発明によるブロック舗装では、用途に応
じて様々なタイプのブロックが選べ、また、基盤部の支
持力効果にも優れているため、次のような目的・箇所の
ブロック舗装に適している。 新設の場合 スクールゾーンなどの人・車共存道路の安全喚起、 コミュニティ道路などの景観形成と交通安全、 コンテナヤードなどの重交通荷重対策、 駅前やバス・ストップなどの景観と安全と荷重対策、 道の駅や駐車場の景観と安全と荷重対策、 鉄道の踏切道路の載荷対策、 横断歩道部の安全喚起、 歩道の車両乗り入れ部の輪荷重対策。 補修の場合 既存のブロック舗装(車道及び歩道の一方又は両方)
の窪みや緩みの部分的補修、 高速度路のサービスエリアなど、大型駐車場の轍掘れ
箇所の補修、 レストランやコンビニエンスストアの駐車場などの、
歩道乗り入れ箇所のブロックの窪み・緩み箇所の補修、 鉄道踏切のコンクリート板の緩み対策。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明のブロック舗装の
施工例を説明する。
【0036】実施例1 ブロック舗装を施す道路基盤の表面に、ゴム入りアスフ
ァルト乳剤(カチオンGSの商品名で市販されている)
を0.5リットル/mの割合で塗布し、タックコート
層を形成した。このタックコート層の上に直径6mmの
断面が円形の鉄筋を縦横に交差させ、網目が50mm×
50mmで、1枚の広さが100cm×200cmの網
状構造物を敷設した。この場合、鉄筋の継目の強化を図
るため、50mm毎に縦筋及び横筋を重ね、この交差部
を結束線で結び、一体化させた。高さ調整用のスペーサ
ーとして鉄線を使用した。インターロッキングブロック
として、三菱マテリアル建材(株)のサンブロックST
2−N−RB201(長さ200mm、幅100mm、
高さ80mm)を使用した。ブロックとブロックとの間
に一定の目地幅をとることなく連続して、インターロッ
キングブロックを前記鉄筋網状構造物の上面に敷設し
た。インターロッキングブロック敷設後、面積1m
たり1ヶ所の割合いでブロックを引き抜き、セメントア
スファルトモルタルの注入口を形成した。1m当た
り、凝結調節材1.9kgと水(コンシステンシー調節
材)206.9kgをハネ直径15cmのミキサー内で
混合し、次いで、このミキサー内にポリマー・アスファ
ルト乳剤を470.2kg添加して更に混合した。15
秒間撹拌した後、急硬性固化材を940.5kg添加
し、撹拌混合した。3分間撹拌し、得られたセメントア
スファルトモルタルのフロータイムを測定した。得られ
たフロー値が適正範囲内であったので、この液状セメン
トアスファルトモルタルを道路勾配の最も低い注入口か
ら順次、前記注入口から注入した。注入した液状セメン
トアスファルトモルタルが上流側の隣接する注入口まで
浸透してきたことを確認し、かつ、液体がブロック下面
より上にきたとき、その位置での注入を終了させた。液
状セメントアスファルトモルタルの注入完了後、引き抜
いて取り置かれていたインターロッキングブロックを元
の位置に戻し、注入口を閉鎖した。3時間後、交通を開
放した。
【0037】前記のようにして構築されたブロック舗装
におけるインターロッキングブロックは下部の網状構造
物を埋封した固化セメントアスファルトモルタル層の存
在により、道路基盤上に強固に固定・保持され、20ト
ントラックが繰り返し通過しても、ブロックの剥がれ、
ズレ、不正隆起、損傷の何れも観察されず、施工当初の
完成形状をそのまま維持した。
【0038】実施例2 実施例1と同じ構成のブロック舗装を施工した。但し、
この実施例では、液状セメントアスファルトモルタルの
代わりに液状セメントミルクを使用した。このようにし
て構築されたブロック舗装は実施例1のブロック舗装と
同様な効果を発揮した。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐久性が向上するばかりか、施工が容易であるばかり
か、施工コストが安価なブロック舗装及びその施工方法
が得られる。特に、本発明によるブロック舗装では、網
状構造物とセメントアスファルトモルタル又はセメント
モルタルとが一体化されており、セメントアスファルト
モルタル又はセメントモルタル層は撓み性に優れるた
め、伝達荷重の軽減が図れると共に、舗装用ブロックと
の接着強度も高いため、ブロックが破損しない。従っ
て、従来のサンドクッション層工法に比較して重交通に
耐えることができる。また、硬化前のセメントアスファ
ルトモルタル等は流動性が非常に高いため、ブロックと
下の層との空隙を完全に埋めることができ、あらゆるタ
イプのブロック舗装の基礎材として適用できる。更に、
急硬性で、強度発現に優れており、セメントアスファル
トモルタル等の注入後、1〜3時間程度で交通開放が可
能となる。更に、目地部にセメントアスファルトモルタ
ル等を浸透させずに施工することで、排水性ブロック舗
装にも適用でき、透水性ブロックの側面排水による排水
効果を図ることもできる。また、不等沈下などにより、
ブロックの緩みや窪みが生じても、補修が簡単に行え
る。更に、特殊ポリマーの働きにより、セメントアスフ
ァルトモルタル又はセメントモルタル層は耐水性、耐凍
害性に優れており、冬季施工も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるブロック舗装の一例の概要部分断
面図である。
【図2】本発明によるブロック舗装の別の例の概要部分
断面図である。
【図3】縦筋と横筋とからなる網状構造物の別の例の部
分概要断面図である。
【図4】プラスチック製網状構造物の一例の斜視図であ
る。
【図5】本発明によるブロック舗装の施工例を示す部分
概要斜視断面図である。
【図6】本発明によるブロック舗装の別の施工例を示す
部分概要斜視断面図である。
【符号の説明】
1 道路などの基盤 2 タックコート層 3 網状構造物 5 舗装用ブロック 7 固化セメントアスファルトモルタル層又は固化セメ
ントモルタル層 9 砕石 11 プラスチック製網状構造物 13 溝 15 梁骨 17 注入口 19 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安▲崎▼ 裕 東京都港区六本木7丁目3番7号 東亜道 路工業株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AB03 AF01 AF03 AF04 AF12 AF13 AG01 AG03 AG11 AH01 AH02 DA01 EA02 EA03 EA06

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路などの基盤上に複数個の舗装用ブロ
    ックを敷設したブロック舗装において、 前記基盤と舗装用ブロックとの間に、網状構造物を埋包
    した、固化セメントアスファルトモルタル又は固化セメ
    ントモルタル層が配設されている、ことを特徴とするブ
    ロック舗装。
  2. 【請求項2】 前記網状構造物のメッシュ間隙内に砕石
    が更に充填された状態で固化セメントアスファルトモル
    タル又は固化セメントモルタル層内に埋包されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のブロック舗装。
  3. 【請求項3】 前記網状構造物は金属製棒状部材を縦横
    に交差させることにより構成されている、ことを特徴と
    する請求項1に記載のブロック舗装。
  4. 【請求項4】 前記金属製棒状部材は鉄、鋼、アルミニ
    ウム又はジュラルミンからなり、前記金属製棒状部材は
    中実状又は中空状の単一体であるか、又は撚線である、
    ことを特徴とする請求項3に記載のブロック舗装。
  5. 【請求項5】 前記網状構造物はプラスチック製であ
    る、ことを特徴とする請求項1に記載のブロック舗装。
  6. 【請求項6】 前記網状構造物の下部にスペーサーが更
    に配置された状態で固化セメントアスファルトモルタル
    又は固化セメントモルタル層内に埋包されている、こと
    を特徴とする請求項1に記載のブロック舗装。
  7. 【請求項7】 道路などの基盤上に複数個の舗装用ブロ
    ックを敷設することからなるブロック舗装の施工方法に
    おいて、 (a)前記基盤上に網状構造物を載置するステップと、 (b)前記網状構造物の上面に舗装用ブロックを載置する
    ステップと、 (c)前記基盤と前記舗装用ブロックとの間隙に液状セメ
    ントアスファルトモルタル又は液状セメントミルクを注
    入充填し、該セメントアスファルトモルタル又はセメン
    トミルクを固化させ、前記網状構造物を前記固化セメン
    トアスファルトモルタル又は固化セメントモルタル内に
    埋包させるステップとからなる、ことを特徴とするブロ
    ック舗装の施工方法。
  8. 【請求項8】 前記ステップ(c)において、前記舗装用
    ブロックのうちの幾つかを取り除いて開設された注入口
    から液状セメントアスファルトモルタル又は液状セメン
    トミルクを注入充填し、その後、取り除いた舗装用ブロ
    ックを元の位置に戻す、ことを特徴とする請求項7に記
    載のブロック舗装の施工方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップ(c)において、前記舗装用
    ブロックのうちの幾つかに予め形成されている貫通孔を
    介して液状セメントアスファルトモルタル又は液状セメ
    ントミルクを注入充填する、ことを特徴とする請求項7
    に記載のブロック舗装の施工方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(a)において、前記網状
    構造物のメッシュ間隙内に砕石を充填するステップを更
    に有する、ことを特徴とする請求項7に記載のブロック
    舗装の施工方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップ(a)において、前記基盤
    上にスペーサーを配置し、その後、該スペーサー上に前
    記網状構造物を載置する、ことを特徴とする請求項7又
    は10に記載のブロック舗装の施工方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップ(a)において、前記網状
    構造物は施工現場で縦筋と横筋とを交差させ、該縦筋と
    横筋との交差点で結束又は溶接することにより、その場
    で製造され前記基盤上に載置される、ことを特徴とする
    請求項7に記載のブロック舗装の施工方法。
  13. 【請求項13】 前記ステップ(a)において、別の場所
    で予め製造された所定サイズの網状構造物を施工現場に
    運搬し、前記基盤上に載置する、ことを特徴とする請求
    項7に記載のブロック舗装の施工方法。
  14. 【請求項14】 前記ステップ(a)において、前記基盤
    上に網状構造物を載置する前に、前記基盤上にタックコ
    ート層を設け、該タックコート層の上面に網状構造物を
    載置する、ことを特徴とする請求項7に記載のブロック
    舗装の施工方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップ(b)において、ブロック
    の下面にゴム入りアスファルト乳剤を塗布することによ
    り前記ブロックと前記固化セメントアスファルトモルタ
    ル層又は固化セメントモルタル層との間の接着強度を高
    める、ことを特徴とする請求項7に記載のブロック舗装
    の施工方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100552276B1 (ko) 2005-10-08 2006-02-21 케이에스엠기술 주식회사 도로용 보도의 침하방지구조
JP2010222910A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Toa Doro Kogyo Co Ltd 路面舗装組成物及び路面舗装方法
JP2015031057A (ja) * 2013-08-02 2015-02-16 住友林業株式会社 舗装構造
KR101986703B1 (ko) * 2018-10-18 2019-06-07 주식회사 임성 친환경 적응형 사괴석 포장 시스템 및 이의 시공공법

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