JP2002180409A - 透水性ブロック舗装及び透水性ブロック舗装の施工方法 - Google Patents

透水性ブロック舗装及び透水性ブロック舗装の施工方法

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JP2002180409A JP2000378237A JP2000378237A JP2002180409A JP 2002180409 A JP2002180409 A JP 2002180409A JP 2000378237 A JP2000378237 A JP 2000378237A JP 2000378237 A JP2000378237 A JP 2000378237A JP 2002180409 A JP2002180409 A JP 2002180409A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は優れた透水性を有するとともに、交
通荷重に対する優れた耐久性を有するブロック舗装及び
その施工方法を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は路盤1上に配置されたブロック
支持層2とこのブロック支持層上に多数個のブロック3
を敷設してなるブロック舗装において、前記ブロック支
持層2が透水性を有することを特徴とするブロック舗装
及びその施工方法を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透水性を有するブ
ロック舗装及びその施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市の景観等を考慮して歩道、シ
ョッピングモール、公園、駐車場、一般車道等にブロッ
ク舗装が用いられることが多くなってきた。
【0003】従来、ブロック舗装は、図6に示すよう
に、コンクリート舗装、アスファルト舗装、自然土等の
路盤61上にセメントと砂とを混合した空練セメントモ
ルタル62を敷きならし、この空練セメントモルタル上
にブロック63を所定の配置に配設した後に転圧をおこ
なう。
【0004】続いて、目地空間部64に空練りセメント
モルタル65を充填した後に散水を行い、空練りセメン
トモルタル中のセメントに水和反応を生じさせて空練り
セメントモルタルで構成しているクッション砂と目地砂
とをモルタル状に固めて固定すると共に、ブロックを路
盤に固着することで施工されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、空練りセメン
トモルタルでブロックを支持する方法は、固体化した空
練りセメントモルタルが脆いために、歩道等の軽交通に
対しては使用可能であるが、車道等の重交通に対しては
耐久力が足りないという問題点があった。
【0006】さらに、空練りセメントモルタルを基礎と
するブロック舗装に透水性を持たせることができないと
いう問題点が存在した。これは、ブロック及び目地部に
用いる空練りセメントモルタルが殆ど透水性を有さない
ためである。そのため、ブロック舗装を、透水性舗装及
び排水性舗装として用いることができなかった。
【0007】このような問題点に鑑み本発明は、優れた
透水性を有するとともに、重交通下においても優れた耐
久性を有するブロック舗装を提供することを課題とす
る。また、このブロック舗装の施工方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、路盤
上に配置されたブロック支持層とこのブロック支持層上
に多数個のブロックを敷設してなるブロック舗装におい
て、前記ブロック支持層が透水性を有することを特徴と
するブロック舗装である。このように構成することで、
ブロック間の目地から侵入した雨水等が、前記透水性を
有するブロック支持層中を通過するために、透水性を有
するブロック舗装が達成される。
【0009】また、請求項2の発明は、前記多数個のブ
ロック同士の目地に透水性を有する目地材料が充填され
ていることを特徴とする請求項1記載のブロック舗装で
ある。このように構成することで、雨水等が目地を通過
しやすくなり、透水性を損わずに、交通荷重に対する耐
久性を高めることが可能となる。
【0010】また、請求項3の発明は、前記路盤と前記
ブロック支持層との間に遮水層が設けられていることを
特徴とする請求項1又は2に記載のブロック舗装であ
る。このように構成することで、ブロック支持層中を通
過した雨水等を遮水層により遮り、適宜集水して排水す
ることが可能となる。また、ブロック支持層を通過した
浸透水が遮水層で遮られ路盤に浸透しないためブロック
舗装道の交通荷重に対する耐久性を高めることが可能と
なる。
【0011】また、請求項4の発明は、前記ブロック支
持層がセメント系透水性混合物、アスファルト系透水性
混合物又は樹脂系透水性混合物からなることを特徴とす
る請求項1〜3の何れか一項に記載のブロック舗装であ
る。ここで、樹脂系透水性混合物として用いる樹脂は、
ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系樹
脂、アクリル系樹脂等が主に用いられるが、耐水性があ
るものであれば、これら樹脂以外の樹脂も用いることが
可能である。
【0012】また、請求項5の発明は、前記セメント系
透水性混合物が、セメントを9.5〜30.8質量部
と、単粒度の6号又は7号砕石を47.2〜83.3質
量部と、細骨材を3.2〜21.9質量部と、水を2.
2〜8.0質量部と、を混合してペーストボリュームが
15〜40%になるように混練したものであり、前記ア
スファルト乳剤系透水性混合物が、特殊バインダとして
アスファルト乳剤とエポキシ樹脂とを混合したものを4
〜8質量部と、骨材を92〜96質量部と、必要に応じ
て増粘材を0.1〜1.0質量部と、を混合してペース
トボリュームが5〜25%になるように混練したもので
あることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載
のブロック舗装である。このような組成とペーストボリ
ュームを有する透水性混合物をブロック支持層に用いる
ことで、交通荷重に対する耐久性と透水性をかねそなえ
たブロック舗装を得ることが可能となる。ここで、ペー
ストボリュームとは、2.5mm以下の細骨材、セメン
ト(フィラーを含む場合はフィラーを加えたもの)及び
水又は樹脂バインダー又は乳剤からなるモルタル分の体
積百分率である。
【0013】また、請求項6の発明は、(1)路盤上に
路盤上に請求項4又は5記載のセメント系透水性混合
物、アスファルト乳剤系透水性混合物又は樹脂系透水性
混合物からなるブロック支持層を形成する工程と、
(2)前記ブロック支持層上に多数個のブロックを敷設
する工程と、(3)必要に応じて、前記多数個のブロッ
ク間の目地に、透水性を有する目地材料を充填する工程
と、を有するブロック舗装の施工方法である。このよう
に構成することで、雨水等を路盤中に浸透させて排水す
ることが可能となる。
【0014】また、請求項7の発明は、(1)路盤上に
遮水層を設ける工程と、(2)前記遮水層上に路盤上に
請求項4又は5記載のセメント系透水性混合物、アスフ
ァルト乳剤系透水性混合物又は樹脂系透水性混合物から
なるブロック支持層を形成する工程と、(3)前記ブロ
ック支持層上に多数個のブロックを敷設する工程と、
(4)必要に応じて、前記多数個のブロック間の目地
に、透水性を有する目地材料を充填する工程と、を有す
るブロック舗装の施工方法である。このように構成する
ことで、雨水等が遮水層により遮られて路盤と直接接触
することが避けられるので、路盤を柔脆化することなく
透水性ブロック舗装を施すことが可能になる。
【0015】さらに、請求項8の発明は路盤上または路
盤上に設けた遮水層上に配置されたブロック支持層とこ
のブロック支持層上に多数個のブロックを敷設してなる
ブロック舗装において、前記ブロックが透水性を有し、
前記ブロック間の目地を充填する目地材料が不透水性で
あることを特徴とするブロック舗装である。このように
構成することにより、目地が不透水性であっても、透水
性のブロックを通して雨水等を浸透させることが可能と
なる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。図1は、歩道に主に用いられる本発明の透
水性ブロック舗装の断面図、図2は歩車道に用いられる
本発明の透水性ブロック舗装の断面図、図3は車道とし
て用いられる本発明の透水性ブロック舗装の断面図、図
4は、車道として用いられる本発明の透水性ブロック舗
装の断面図、図5は透水性ブロック舗装の施工工程を示
す断面図である。
【0017】=第1の実施形態= 図1は歩道に用いられる本発明の第1の実施形態であ
る。本実施の形態は、透水性を有する自然土等の粒状路
盤1上に、単層のブロック支持層2を形成し、このブロ
ック支持層2上に、多数個のブロック3を高さを調整し
ながら平面状に敷設して形成したものである。この際、
ブロック3とブロック支持層2との接触性を高めるため
に、下面(ブロック支持層と接触する面)に接着剤を塗
布したブロック3を用いても良い。
【0018】第1の実施形態は、軽荷重を支持するため
のブロック舗装であることから、ブロック3間の目地4
は突合目地又は透水性を有する砂を充填することで形成
する。このように構成することで、雨水等は、目地4の
間隙から透水性を有するブロック支持層2を通過し、路
盤1中に浸透拡散する。本実施の形態における透水係数
は0.01cm/sec以上を目標とするものである。
【0019】路盤1上に形成するブロック支持層2は、
所定の交通荷重を支えることが可能であり、目地4から
流入する雨水等を速やかに浸透することができれば、厚
さに特に制限はない。ただ、一般的に、交通荷重が大き
いところでは、ブロック支持層2を厚くしたほうが交通
荷重に対する耐久性が向上する。第1の実施形態は人又
は自転車等が交通する歩道に適用するものであるので、
ブロック支持層2は薄くても構わない。
【0020】また、路盤1が浸透水により悪影響を受け
る恐れがある場合には、図3又は図4のように、路盤1
とブロック支持層2との間に遮水層(図示せず)を設
け、この遮水層に沿って伝わる水を路盤1に埋設される
排水管等の排水手段で排水する構成とすることも可能で
ある。
【0021】第1の実施形態は、交通荷重が軽微である
歩道として用いられることを想定しているために、ブロ
ック3間の目地4は、ブロック3同士が接触する突合目
地で形成することが可能である。また、この突合目地の
間隙に砂を充填しても良い。
【0022】また、第1の実施形態ではブロック3下面
に接着剤を塗布することでブロック支持層2との間の接
着性を高めることについて触れたが、目地4の透水性を
阻害しなければ、接着剤に限らず、例えば接着性のシー
トをブロック3下面に貼着することや、樹脂をブロック
3下面に塗布する等の接着性向上のための公知の手段を
用いることができる。
【0023】ここでブロック支持層2を形成する透水性
混合物としては、大きく分けて結合材としてセメントを
使用した混合材料(以下、セメント系透水性混合物と言
う)と、アスファルト乳剤を使用した混合材料(以下、
アスファルト乳剤系透水性混合物と言う)と、樹脂を使
用した混合材料(以下、樹脂系透水性混合物)を用いる
ことが可能である。
【0024】まず、セメント系透水性混合物であるが、
結合材としてのセメントを9.5〜30.8質量部と、
粗骨材として単粒度の6号又は7号砕石(JIS A5
001 1988)を47.2〜83.3質量部と、細
骨材として川砂などの天然砂を3.2〜21.9質量部
と、水を2.2〜8.0質量部と、を混合してペースト
ボリュームが15〜40%になるように混練することに
より得られる。なお、必要に応じて各種混和材料を本発
明の実施の妨げにならない程度に混合してもよく、本実
施の形態においては、チキソトロピー性を有する有機系
混和材を0〜0.6質量部又は、無機系混和材を0.8
〜1.5質量部を混合した。
【0025】このような組成とペーストボリュームを有
するセメント系透水性混合物は、交通荷重を支えるのに
十分な程度に骨材同士が結合すると共に骨材間を水が浸
透可能な空隙を有する。ここで、セメントとしては、普
通セメント、早強セメント、超早強セメント、超速硬セ
メントを用途に応じて用いることが可能である。
【0026】また、アスファルト乳剤系透水性混合物は
特殊バインダとしてアスファルト乳剤とエポキシ樹脂と
を混合したもの(この混合物中の水分量を約30質量%
とすることが望ましい)を4〜8質量部と、骨材として
単粒砕石、砂及び石粉を混合したものを92〜96質量
部と、増粘材として食物繊維等を0.1〜1.0質量部
と、を混合してペーストボリュームが5〜25%になる
ように混練することにより得られる。
【0027】ここで、前記特殊バインダに用いるアスフ
ァルト乳剤としては、ノニオン系、カチオン系又はアニ
オン系アスファルト乳剤又は改質アスファルト乳剤等が
挙げられる。また、前記特殊バインダに用いる樹脂とし
ては水溶性のエポキシ変性ポリアミン等が挙げられる。
前記特殊バインダは、アスファルト乳剤を70〜90質
量部とエポキシ樹脂を10〜30質量部混合した組成を
有することが望ましい。
【0028】また、前記骨材としては用いられる単粒砕
石は6号砕石又は7号砕石が好適である。砂としては、
川砂等の自然砂が好適である。前記骨材は、単粒砕石7
0〜95質量部と砂0〜25質量部と石粉5〜10質量
部とを混合した組成を持つことが望ましい。
【0029】前記増粘材としては、食物繊維として、カ
ルボキシメチルセルロース、dセルロース(トップセ
ル)等を用いることが可能である。
【0030】また、ブロック支持層2の施工終了後に直
ちに人力で自然石ブロックの敷設作業が行われるので、
作業者の作業効率を考えてブロック支持層2は常温の混
合物として施工されることが望ましい。このように、第
一の実施形態では、透水性を有するブロック支持層2上
にブロック3を設置することで、従来両立することが難
しかった交通荷重に対する耐久性と透水性とを両立させ
ることを可能とした。
【0031】=第2の実施形態= 図2に歩車道専用の透水性ブロック舗装の第2の実施形
態を示す。本実施の形態は、耐久性の向上を図るために
路盤1の上部に、複数の層のブロック支持層2を形成
し、路盤1と接する下層のブロック支持層(排水性混合
物)2bには上層のブロック支持層2aと比較して粒径
の大きい粗骨材(5号砕石)を多く使用している。
【0032】そのため、下層のブロック支持層(排水性
混合物)2bは既存の透水性舗装よりも空隙率が10〜
20%大きく、既存の透水性舗装よりも排水性が高くな
っている。本実施の形態は、このブロック支持層2(2
a、2b)上に、下面に接着剤を塗布したブロック3を
高さを調整しながら平面状に敷設して形成したものであ
る。
【0033】本実施の形態も軽交通荷重を支持するため
のブロック舗装であることから、ブロック3は突合目地
又は透水性を有する砂を目地に充填することで形成す
る。第2の実施形態における透水係数は0.01cm/
sec以上を目標とするものである。
【0034】第2の実施形態は、下層に粒度の粗い(粗
粒率が大きく、粒径の大きな粗骨材が多い)ブロック支
持層(排水性混合物)2bを、上層に粒度の細かいブロ
ック支持層2aを形成したことにより、ブロック3にか
かる交通荷重を有効に分散緩和することが可能となるの
で、第1の実施形態よりも大きな交通荷重下で用いるこ
とが可能となる。
【0035】下層のブロック支持層(排水性混合物)2
bと上層のブロック支持層2aの組成上の差異は、用い
る骨材の粒度分布のみであり、上層のブロック支持層2
aに用いる骨材等の材料は第1の実施形態と同様のセメ
ント系透水性混合物、アスファルト乳剤系透水性混合物
及び樹脂系透水性混合物を用いることができる。
【0036】下層のブロック支持層(排水性混合物)2
bの材料である透水性混合物は第1の実施形態に示した
ものを基本とする。すなわち、下層のブロック支持層
(排水性混合物)2bとしてセメント系透水性混合物を
用いる場合には、粗骨材として、第1の実施形態では単
粒度の6号又は7号砕石を47.2〜83.3質量部混
合していたことに替えて、単粒度の5号砕石を同じ質量
部混合して作成する。
【0037】アスファルト乳剤系透水性混合物の場合に
は、第1の実施形態では6号又は7号の単粒砕石70〜
95質量部を用いていたことに替えて、単粒度の6号砕
石を50〜80質量部混合して作成する。
【0038】このように、下層のブロック支持層(排水
性混合物)2bは上層のブロック支持層2aよりも径の
大きい骨材を多く用いているためペーストボリュームは
5%程度小さくなる。
【0039】また、下層のブロック支持層(排水性混合
物)2bと上層のブロック支持層2aには施工上の差異
が存在する。上層のブロック支持層2aは施工後直ちに
自然石ブロックが敷設されるので常温の混合物として施
工されることが望ましいが、下層のブロック支持層(排
水性混合物)2bの施工にはそのような配慮は必要無
く、常法通り加熱施工で構わない。第2の実施形態は、
ブロック支持層2が複数層となった以外は、第1の実施
形態と同様である。
【0040】=第3の実施形態= 図3に本発明の第3の実施形態である車道に用いるため
の透水性ブロック舗装の断面図を示す。本実施の形態
は、自然土等の路盤1上に、遮水層6を設ける。この遮
水層6は、雨水等の水分が路盤1に直接接触し路盤1の
表面を柔脆化するのを防ぐために設けるものである。さ
らに、この遮水層6上に単層のブロック支持層2を形成
する。本実施の形態は車両が通行する重交通下で用いる
ものであるので、ブロック支持層2は第1の実施の形態
よりも厚く形成することが望ましい。
【0041】このブロック支持層2上に、下面に接着剤
を塗布したブロック3を高さを調整しながら平面状に敷
設し、ブロック3間の目地4の間隙に透水性を有する目
地材料5を充填して本実施の形態の透水性ブロック舗装
を形成した。本実施の形態における透水係数は0.01
cm/sec以上を目標とするものである。目地4の間
隙から浸透した雨水等は、遮水層6に至るまでブロック
支持層2を通過して、排水管等の排水手段により道路外
に排水される。
【0042】本実施の形態のように、透水性を有する目
地材料5を充填した目地4を用い、さらに、路盤1とブ
ロック支持層2との間に遮水層6を設けた構成とするこ
とにより、従来法では達成することが難しかった車両が
頻繁に交通するような比較的大きな交通荷重に対する耐
久性と舗装の透水性と、を両立することが可能となっ
た。ここで、ブロック3間の間隔(目地4の幅)は5m
m〜20mmが好適である。
【0043】この目地4に充填する目地材料5は基本的
には第1の実施形態で示したブロック支持層2と同様の
セメント系透水性混合物、アスファルト乳剤系透水性混
合物、又は樹脂系透水性混合物をバインダーとしたもの
を用いることが可能であるが、目地4の間隙を十分に充
填し、ブロック3同士の接着強度を保つために、用いる
骨材は最大粒径5mm以下の単粒骨材を用いることが望
ましい。ここで、樹脂系透水性混合物として用いる樹脂
は、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、エポキシ系
樹脂、アクリル系樹脂等が好適である。
【0044】すなわち、セメント系透水性混合物の場合
には、第1実施形態で用いた粗骨材(単粒度の6号又は
7号砕石)及び細骨材(天然砂)とに替えて上記の最大
粒径5mm以下の単粒骨材を67.3〜83.5質量部
混合し、ペーストボリューム20〜35%としたものを
用いる。
【0045】樹脂としてエポキシ樹脂を用いた樹脂系透
水性混合物の場合には最大粒形5mm以下の単粒骨材を
85.0〜95.0質量部混合し、ペーストボリューム
5.0〜20.0%としたものを用いる
【0046】また、アスファルト乳剤系透水性混合物の
場合には、第1実施形態で用いた6号又は7号砕石の代
りに上記の最大粒径5mm以下の単粒骨材を80〜95
質量部混合し、ペーストボリューム5〜25%としたも
のを用いる。
【0047】場合によっては、ブロック支持層2と目地
材料5とを同一材料とすることもできるが、この場合は
目地材料5の配合にブロック支持層2の配合を適合させ
ることが望ましい。
【0048】また、ブロック支持層2の施工終了後に直
ちに人力で自然石ブロックの敷設作業が行われるので、
作業者の作業効率を考えてブロック支持層2は常温で施
工されることが望ましい。
【0049】第3の実施形態は、ブロック支持層2を厚
くしたこと、遮水層6を設けたことと及び目地4に透水
性目地材料5を用いたこと以外は、第1の実施形態と同
様である。
【0050】=第4の実施形態= 図4は、第3の実施形態よりも交通荷重が大きい車道に
用いるための透水性ブロック舗装の第4の実施形態の断
面図であり、図5はその工程図を示す。以下、主に図5
に従い図4の透水性ブロック舗装の製造工程を詳説す
る。
【0051】図5(a)は平坦化される前の路盤1断面
であり、大小さまざまな凹凸を有している。この凹凸を
ブルドーザー等の機器により平坦化する(図5
(b))。続いて、路盤上にフィニッシャー等の機械に
より遮水材料を敷き均しローラ等を用いて締め固めて遮
水層6を形成する(図5(c))。
【0052】この時形成される遮水層6は雨水等が路盤
1に浸透することが無い厚さに形成される。一般に、交
通荷重が大きい程、遮水層6を厚くすることが望まし
い。本実施形態の場合には、遮水層6の厚さは4.0〜
25.0cmであることが望ましい。また、遮水層6の
材料としては、加熱アスファルト混合物、舗装コンクリ
ート、転圧コンクリート、半たわみ性舗装を用いること
が望ましい。
【0053】続いて、遮水層6上に、ブロック支持層2
(2a、2b)を形成する(図5(d)、(e))。ま
ず、下層のブロック支持層(排水性混合物)2bを加熱
混合物の施工方法に準じて形成する。
【0054】続いて、下層のブロック支持層(排水性混
合物)2b上に上層のブロック支持層2aを形成する
(図5(e))。上述したセメント系透水性混合物を下
層のブロック支持層(排水性混合物)2b上に公知の方
法で1.0〜3.0cmの厚さで常温で堆積することで
上層のブロック支持層2aを得る(図5(e))。
【0055】続いて、ブロック3を上層のブロック支持
層2a上に適当な間隔の目地4を開けながら高さを揃え
て敷設する(図5(f))。本実施の形態は、重交通下
で使用することを考慮して、目地間隔は5.0mm〜2
0.0mmとすることが望ましい。
【0056】また、ブロック3の下面には、上層のブロ
ック支持層2aとの接着性を高めるために、各種の公知
の方法(接着剤を塗布等)を用いることが望ましい。
【0057】最後に目地4の間隙に、透水性を有する目
地材料5を充填する(図5(g))。このようにして、
図4及び図5(g)に示した透水性ブロック舗装を得
る。
【0058】本実施の形態における透水係数は0.01
cm/sec以上を目標とするものである。
【0059】本実施形態では、遮水層6を設けること
で、雨水等の水分が路盤1を柔脆化するのを防ぎ、さら
に下層のブロック支持層(排水性混合物)2bに粒度の
粗いブロック支持層を、上層2aに粒度の細かいブロッ
ク支持層を形成したことにより、ブロック3にかかる交
通荷重を有効に分散緩和することが可能となるので、第
3の実施形態よりもさらに大きな交通荷重下で用いるこ
とが可能となる。
【0060】第4の実施形態は、遮水層6を設けたこと
と、目地4に透水性目地材料5を用いたこと及びブロッ
ク支持層2を複数層とすると共に厚くしたこと以外は、
第1の実施形態と同様である。
【0061】
【実施例】(実施例1)本実施例では、ここでブロック
支持層を形成する透水性混合物としてアスファルト乳剤
系透水性混合物の好適な配合組成を得るための実験を行
った。
【0062】アスファルト乳剤系透水性混合物の材料を
以下に列記する。 (1)特殊アスファルト乳剤(ダイセル化学工業株式会
社製 特殊乳剤260) (2)エポキシ乳剤(硬化剤)(ダイセル化学工業株式
会社製 ロードポール83N(エポキシ変性ポリアミ
ン)) (3)食物繊維(レッテンマイヤー社(ドイツ)製 ア
ーボセル) (4)6号砕石(西茨城郡産硬質砂岩(13.2〜4.
75mm)) (5)7号砕石(西茨城郡産硬質砂岩(4.75〜2.
36mm)) (6)粗目砂(鬼怒川産川砂(4.75mm以下)) (7)石粉(秩父産(炭酸カルシウム)) (8)接着剤−1(ダイセル化学工業株式会社製 特殊
乳剤260(100質量%)) (9)接着剤−2(ダイセル化学工業株式会社製 特殊
乳剤260(81.9質量%)とダイセル化学工業株式
会社製 ロードポール83N(18.1質量%)の混合
物) これらの材料を表1に示した配合組成で、縦型ミキサ
(10l)に投入し3分間混合してアスファルト乳剤系
透水性混合物を得た。
【0063】
【表1】 このようにして得られた12種類の配合組成のアスファ
ルト乳剤系透水性混合物をそれぞれ30×30×5c
m、φ10×6.35cm、φ10×3cmの型枠
に投入し、基準密度の約75%程度となるように締固
め、2日間養生して上記の3種類の大きさの供試体を作
成した。
【0064】このの供試体を用いて、社団法人日本道
路協会「舗装試験法便覧」に記載された「ホイールトラ
ッキング試験方法」に準じてホイールトラッキング試験
を実施し、アスファルト乳剤系透水性混合物の動的安定
度を測定した。
【0065】また、の供試体を用いて社団法人日本道
路協会「舗装試験法便覧」に記載された「マーシャル安
定度試験方法」に準じてマーシャル安定度試験及び水浸
マーシャル安定度試験を実施し、アスファルト乳剤系透
水性混合物のマーシャル安定度、フロー値及び残留安定
度を測定した。
【0066】さらに、の供試体を用いて社団法人日本
道路協会「舗装試験法便覧」に記載された「透水性アス
ファルト混合物の透水試験方法」に準じて透水試験を実
施し、アスファルト乳剤系透水性混合物の透水係数を測
定した。
【0067】これらの試験結果を表2に示す。
【表2】
【0068】表2より、バインダ量が本願発明の範囲内
にあれば、動的安定度、安定度及び透水係数が良好な値
を示すことが確認できた。
【0069】(実施例2)実施例1に記載した配合−
4、配合−10、のアスファルト乳剤系透水性混合物を
用いて、外気温が10、20、30℃におけるアスファ
ルト乳剤系透水性混合物の可使時間を調査した。
【0070】実施例1と同様にして配合−4及び配合−
10のアスファルト乳剤系透水性混合物を作成後0、1
5、30、45、60分後に社団法人日本道路協会「舗
装試験法便覧」に記載された「マーシャル安定度試験方
法」に準じてマーシャル安定度試験用の供試体を作成
し、供試体の密度より可使時間を推定した。その結果を
表3に示す。
【0071】
【表3】 表3より、可使時間はアスファルト乳剤系透水性混合物
の最大粒径によらないことが明らかとなった。つまり、
各配合組成とも10℃の場合は可使時間は60分以上で
あり、20℃の場合は可使時間は30〜45分程度であ
り、30℃の場合には可使時間は0〜15分程度と考え
られる。
【0072】(実施例3)本実施例では、セメント系の
透水性目地材料において、水セメント比、ペーストボリ
ューム、ポリマー量がセメント系の透水性目地材料の物
性に及ぼす影響を調査した。
【0073】表4に、実施した配合組成を示す
【表4】
【0074】表4に示した配合組成の目地材料より供試
体を作成し、圧縮強度試験、付着強度試験、定水位透水
試験を行った。その結果を表5に示す。
【0075】
【表5】 表5より、セメント系の透水性目地材料の配合組成は、
水セメント比率が20〜35%、ペーストボリュームが
20〜35%、骨材が67.3〜83.5質量部の範囲
で良好な結果が得られることが明らかとなった。
【0076】また、ポリマー添加量は、上述の配合組成
の範囲において、セメント量の0〜50%であれば良好
な結果を得ることが可能である。
【0077】(実施例4)本実施例では、エポキシ樹脂
系の透水性目地材料において、水セメント比、ペースト
ボリューム、ポリマー量がエポキシ樹脂系の透水性目地
材料の物性に及ぼす影響を調査した。
【0078】表6に実施した配合組成を示す。
【表6】
【0079】表6中で樹脂とは2液硬化型エポキシ樹脂
で、主剤と硬化剤からなるものである。また、主剤とは
エポキシ樹脂であり、硬化剤とは変性脂肪族ポリアミン
である。
【0080】表6に示す配合を用いて供試体を作成し、
圧縮強度試験、付着強度試験、定水位透水試験を行っ
た。その結果を表7に示す。
【表7】
【0081】表7の結果より、エポキシ樹脂系の透水性
目地材料の配合比率は、ペーストボリューム(樹脂量)
が5〜20%、骨材が80.0〜95質量部程度が良好
であることが明らかとなった。
【0082】(実施例5)本実施例では、車道に用いる
ための透水性ブロック舗装の施工例を示す。
【0083】地盤の支持力係数がK30=約300MN/
3の粒状路盤上に、幅3m×長さ2mの車道に用いる
ための透水性ブロック舗装の試験施工を実施した。
【0084】路盤面から上方に向って層の構造を述べる
と、まず、路盤上に密粒度アスファルトコンクリートか
らなる遮水層が4cm、続いて遮水層上に排水性舗装が
4cm、この排水性舗装上に透水性を有するブロック支
持層が2cm、さらにブロック支持層上に20×30×
6cmの自然石ブロックを敷詰めた。
【0085】また、自然石ブロック間の目地幅は1cm
であり、アスファルト乳剤系の目地材料を充填した。な
お、透水性を有するブロック支持層としては、実施例1
でのべた配合−10(表1参照)のアスファルト乳剤系
透水性混合物を用いた。また、目地材料としては実施例
4で述べた配合−4(表6参照)のエポキシ樹脂系の透
水性目地材料を用いた。
【0086】遮水層及び排水性舗装用の混合物は、アス
ファルト合材工場より運搬し、手引きにより敷き均し、
ハンドガイドローラにより締め固めた。
【0087】透水性ブロック支持層は、100lの強制
練りミキサを用いて混合し、排水性舗装上に厚さ2cm
程度になるように敷き均し、続いて自然石ブロックを目
地幅が1cmになるように敷設し、ブロック表面を軽く
叩きながら予定高さになるようにする。この時、透水性
ブロック支持層の密度が大きくなるようにアスファルト
乳剤系透水性混合物をやや厚めに敷き均すことが望まし
い。ブロックの高さが低い場合には、ブロックを取り除
いて再度透水性ブロック支持層の敷き均しから施工をし
直すことにより行った。また、ブロックの下面には、接
着剤として実施例1で述べた接着剤−2を用いた。
【0088】続いて、透水性ブロック支持層が硬化して
からアスファルト乳剤系の透水性目地材料の充填を行っ
た。目地材料は50lの強制練りミキサを用いて混合
し、目地に充填して付き棒や目地ゴテを用いて締め固め
た後、目地ゴテで自然石ブロック表面より僅かに低くな
るように仕上げた。
【0089】このようにして施工された透水性ブロック
舗装の交通荷重耐久性は良好であり、大型車通行量20
〜30台/日程度の交通荷重下で3ヶ月間使用した後も
路面性状に変化は見られなかった。また、本透水性ブロ
ック舗装の施工現場で透水性試験を行ったところ目地部
における透水係数は0.4cm/secであった。
【0090】(実施例6)透水性ブロック支持層の必要
な強度特性について検討するために支持層に発生する応
力についてFEM(有限要素法)を用いて調査を行っ
た。その結果、目地材料の弾性係数を変化させた場合、
目地とブロック支持層との界面には引張応力が発生し、
その引張応力は目地材料の弾性係数が小さいほど小さく
なることが明らかとなった。
【0091】界面の引張応力はブロックの剥離を引起す
原因になると考えられることから、目地材料には弾性係
数の小さい材料を用いた方がブロック層の供用安定性は
良いと考えられる。
【0092】続いて、透水性ブロック支持層の弾性係数
を2万(kgf/cm2)及び20万(kgf/cm 2)とし、目地材料の
弾性係数を20万(kgf/cm2)に固定した場合について主
応力およびせん断応力をFEMにより評価を行った。
【0093】その結果、支持層の弾性応力を変化させた
場合、透水性ブロック支持層の弾性係数は各層に発生す
る応力およびせん断応力に大きく影響することが明らか
となった。
【0094】透水性ブロック支持層の弾性係数が小さい
ほど、各層に発生する応力の絶対値は小さくなる。また
同様に透水性ブロック支持層の弾性係数が小さいほど、
透水性ブロック支持層および排水性混合物層に発生する
せん断応力は小さくなる。
【0095】よって、ブロックと透水性ブロック支持
層、ブロック支持層と排水性混合物層の耐久性や付着抵
抗を考慮すると、ブロック支持層の弾性係数は小さいほ
うが望ましいと考えられる。
【0096】
【発明の効果】本発明は上述したような構成を有するた
め以下のような顕著な効果を奏する。
【0097】透水性を有するブロック支持層上にブロ
ックを設置することで、従来両立することが難しかった
交通荷重に対する耐久性と透水性とを両立したブロック
舗装を得ることが可能となった(請求項1)。 透水性を有する目地材料を用いることで、ブロックの
透水性を損うことなく、交通荷重に対する耐久性を保つ
ことが可能となった(請求項2)。
【0098】路盤とブロック支持層との間に遮水層を
設けることで、雨水等により路盤が柔脆化することを防
ぎ、より一層交通荷重に対する耐久性が高まった(請求
項3) ブロック支持層の組成とペーストボリュームを上述し
たものとすることによって、交通荷重に対する優れた耐
久性と透水性をかねそなえたブロック舗装を得ることが
可能となる(請求項4、5)。
【0099】本発明の透水性ブロック舗装の施工方法
を用いることで、交通荷重に対する耐久性と透水性とを
両立したブロック舗装を施工することが可能となった
(請求項6、7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 歩道に用いる透水性ブロック舗装の断面図を
示す。
【図2】 歩車道に用いる透水性ブロック舗装の断面図
を示す。
【図3】 車道に用いる透水性ブロック舗装の断面図を
示す。
【図4】 車道に用いる透水性ブロック舗装の断面図を
示す。
【図5】 透水性ブロック舗装の施工工程を示す断面図
を示す。
【図6】 従来法のブロック舗装の断面図を示す。
【符号の説明】
1 :路盤 2 :ブロック支持層 2a :上層のブロック支持層 2b :下層のブロック支持層(排水性混合物) 3 :ブロック 4 :目地 5 :目地材料 6 :遮水層 61 :路盤 62 :空練セメントモルタル 63 :ブロック 64 :目地空間部 65 :空練セメントモルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 孝志 東京都中央区京橋3丁目13番1号有楽ビル 内 大成ロテック株式会社内 Fターム(参考) 2D051 AA02 AC04 AF01 AF03 AG01 AG14 DA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路盤上に配置されたブロック支持層とこ
    のブロック支持層上に多数個のブロックを敷設してなる
    ブロック舗装において、前記ブロック支持層が透水性を
    有することを特徴とするブロック舗装。
  2. 【請求項2】 前記多数個のブロック同士の目地に透水
    性を有する目地材料が充填されていることを特徴とする
    請求項1記載のブロック舗装。
  3. 【請求項3】 前記路盤と前記ブロック支持層との間に
    遮水層が設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のブロック舗装。
  4. 【請求項4】 前記ブロック支持層がセメント系透水性
    混合物、アスファルト系透水性混合物又は樹脂系透水性
    混合物からなることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    一項に記載のブロック舗装。
  5. 【請求項5】 前記セメント系透水性混合物が、セメン
    トを9.5〜30.8質量部と、単粒度の6号又は7号
    砕石を47.2〜83.3質量部と、細骨材を3.2〜
    21.9質量部と、水を2.2〜8.0質量部と、を混
    合してペーストボリュームが15〜40%になるように
    混練したものであり、 前記アスファルト乳剤系透水性混合物が、特殊バインダ
    としてアスファルト乳剤とエポキシ樹脂とを混合したも
    のを4〜8質量部と、骨材を92〜96質量部と、必要
    に応じて増粘材を0.1〜1.0質量部と、を混合して
    ペーストボリュームが5〜25%になるように混練した
    ものであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項
    に記載のブロック舗装。
  6. 【請求項6】 (1)路盤上に請求項4又は5記載のセ
    メント系透水性混合物、アスファルト乳剤系透水性混合
    物又は樹脂系透水性混合物からなるブロック支持層を形
    成する工程と、(2)前記ブロック支持層上に多数個の
    ブロックを敷設する工程と、(3)必要に応じて、前記
    多数個のブロック間の目地に、透水性を有する目地材料
    を充填する工程と、を有するブロック舗装の施工方法。
  7. 【請求項7】 (1)路盤上に遮水層を設ける工程と、
    (2)前記路盤又は遮水層上に請求項4又は5記載のセ
    メント系透水性混合物、アスファルト乳剤系透水性混合
    物又は樹脂系透水性混合物からなるブロック支持層を形
    成する工程と、(3)前記ブロック支持層上に多数個の
    ブロックを敷設する工程と、(4)必要に応じて、前記
    多数個のブロック間の目地に、透水性を有する目地材料
    を充填する工程と、を有するブロック舗装の施工方法。
  8. 【請求項8】 路盤上または路盤上に設けた遮水層上に
    配置されたブロック支持層とこのブロック支持層上に多
    数個のブロックを敷設してなるブロック舗装において、
    前記ブロックが透水性を有し、前記ブロック間の目地を
    充填する目地材料が不透水性であること特徴とするブロ
    ック舗装。
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