JP2002293354A - 塗布用具 - Google Patents

塗布用具

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JP2002293354A JP2001098821A JP2001098821A JP2002293354A JP 2002293354 A JP2002293354 A JP 2002293354A JP 2001098821 A JP2001098821 A JP 2001098821A JP 2001098821 A JP2001098821 A JP 2001098821A JP 2002293354 A JP2002293354 A JP 2002293354A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体だけでなく、クリーム状液、粉体の化粧
料や薬剤等の塗布物を、限られた狭い範囲とともに必要
に応じて多量の塗布物を広い範囲にも塗布できるように
し、その切り替えも容易にできるようにした塗布用具を
提供すること。 【解決手段】 容器と、容器に取着されたヒンジキャッ
プと、該ヒンジキャップに取着された塗布部材とからな
る塗布用具であって、ヒンジキャップは、注出筒を具え
たキャップ基体と、頂壁に塗布部材の取着部材を立設す
るとともに注出筒の内周に嵌挿される連通筒を垂設した
開閉蓋とを具備しており、塗布部材は、塗布ボールと、
該塗布ボールを抱持し下端に開口を設けた抱持壁と該抱
持壁の中間部外周に垂設され開閉蓋の取着部材に係合す
る係合部材を具えた抱持体とを具備していることを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布用具、とくに
塗布ボールを具えた塗布用具に関する。
【0002】
【従来の技術】塗布用ボールを具えた塗布部材を容器口
部に取着した化粧料や薬剤等の塗布用具は、従来より知
られている(例えば、実開平7−40520号公報参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の塗布用具
は、塗布用ボールを被塗布面に当てて塗布用具を移動さ
せて塗布するようにしていた。そのため、限られた比較
的狭い範囲の被塗布面に均一に塗布するためには好適で
あるが、広い範囲に塗布する場合には、塗布用具を何度
も往復させなければならず、時間がかかり面倒でもあっ
た。また、被塗布面が湾曲面であると、塗布用具の取扱
い操作がうまくできないときもあるという問題があっ
た。
【0004】広い範囲に塗布するため、容器口部から塗
布部材を取り外し、容器から必要量の塗布物を直接手の
ひらや布面上に注出して被塗布面に塗布することが考え
られるが、塗布物を必要量だけ注出することが困難であ
るという問題があった。
【0005】また、限られた狭い範囲とともに必要に応
じて広範囲に塗布することができるように、スポンジ等
の多孔性物からなる塗布面を有する塗布具と、噴霧器と
を備えた噴霧兼用塗布容器も知られているが、塗布面が
多孔性の球状体によって形成されているため、粉体や粘
性液の塗布には採用できないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題を解決することを課題
として、液体だけでなく、クリーム状液、粉体の化粧料
や薬剤等の塗布物を、限られた狭い範囲とともに必要に
応じて多量の塗布物を広い範囲にも塗布できるように
し、その切り替えも容易にできるようにした塗布用具を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するため、塗布用具として、容器と、容器に取着さ
れたヒンジキャップと、該ヒンジキャップに取着された
塗布部材とからなる塗布用具であって、ヒンジキャップ
は、注出筒を具えたキャップ基体と、頂壁に塗布部材の
取着部材を立設するとともに注出筒の内周に嵌挿される
連通筒を垂設した開閉蓋とを具備しており、塗布部材
は、塗布ボールと、該塗布ボールを抱持し下端に開口を
設けた抱持壁と該抱持壁の中間部外周に垂設され開閉蓋
の取着部材に係合する係合部材とを具えた抱持体とを具
備していることを特徴とする構成を採用する。
【0008】開閉蓋の取着部材と抱持体の係合部材の具
体的な実施形態として、開閉蓋に設けられた取着部材
が、頂壁周辺部に配設された取付突出部に立設された取
付リングであり、抱持体に設けられた係合部材が、開閉
蓋の取付リングに係合する係合筒と係合リングであるこ
とを特徴とする構成を採用する。
【0009】また、3点ヒンジを採用した具体的実施形
態として、開閉蓋が、キャップ基体に3点ヒンジの蝶番
機構を介して取着され、開閉蓋に設けられた取着部材
が、頂壁上面に立設された取付リングであり、抱持体に
設けられた係合部材が、開閉蓋の取付リングに係合する
係合筒と係合リングであることを特徴とする構成を付加
する。
【0010】また、塗布具にオーバーキャップを被嵌し
た具体的実施形態として、開閉蓋が頂壁とオーバーキャ
ップを螺着する螺着筒を具え、開閉蓋に設けられた取着
部材が、螺着筒の上面に立設された取付リングであり、
抱持体に設けられた係合部材が、開閉蓋の取付リングに
係合する係合筒と係合リングであることをを特徴とする
構成を付加する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明塗布用具の第1実施
形態について、図面を参照して説明する。図1におい
て、Aは容器、Bは塗布具、Cはオーバーキャップであ
る。容器Aは口部1と細巾の肩部2、胴部3と底部4と
からなっており、口部1は胴部3に対して傾斜させるよ
う双方の中心線を交差させている。容器Aには、内容物
として、化粧料、薬剤などの液体、クリーム状液、粉体
の塗布物が収納されている。
【0012】図1,2に示すように、口部1は、上部口
部5と拡径された下部口部6とからなり、上部口部5の
上部外周には、一対の位置決めリブ7a,bが突設され
ており、その下方は、拡径されて、係合突条8が設けら
れている。下部口部6は、上壁9を介して上部口部5に
連設されており、外周面にはねじ10が螺設されてい
る。
【0013】図1,3に示すように、塗布具Bは、ヒン
ジキャップB1とヒンジキャップに取着された塗布部材
B2とからなっており、ヒンジキャップB1は、キャッ
プ基体11と蝶番12を介してキャップ基体11に取着
された開閉蓋13とからなっている。キャップ基体11
は、上壁14と側周壁15とを具えており、上壁14の
内周には、上端を開口16とした注出筒17が立設され
ており、上壁14下面には、上部口部5内周に嵌合する
密封リング18が垂設されている。
【0014】側周壁15の内周には、位置決めリブ7
a,bに係合する一対のリブ19a,bが上壁14下面
との間に架設されており、内周下端には、係合突条8に
係合する係合突条20が設けられている。一方のリブ1
9aに対応する側周壁15の外周には、蝶番12が連設
され、蝶番12の反対側の外周には、凹み21が設けら
れている。
【0015】開閉蓋13は、頂壁22と側周壁23とを
具えており、頂壁22の中央には、注出筒17の内周に
係合する連通筒24が垂設されており、該連通筒24の
上端は頂壁22上面より突出させ、突出縁25を形成し
ている。頂壁22の周縁部は、上方に突出する環状の取
付突出部26となっており、その上面には、取付突出部
26の内周に沿って取付リング27が立設されており、
該取付リング27の外周上部には、膨出環28が設けら
れている。側周壁23下端の蝶番12の反対側にはつま
み29が設けられている。
【0016】塗布部材B2は、塗布ボール30と、該塗
布ボール30を抱持する抱持体31とからなっており、
塗布ボール30の表面全体には、凹凸或いは凹条が刻設
されている。抱持体31は、中央下端に開口32を穿孔
した抱持壁33を具えており、開口32の内径は、連通
筒24の内径と同径であり、開口32の内周上端には、
突出縁34が設けられており、塗布ボール30は、突出
縁34と抱持壁33の上端内周縁35によって回転自在
に抱持されている。
【0017】抱持壁33の下面には、開口32に沿って
突出リング36が垂設され、その外側には、開閉蓋13
の頂壁22の取付突出部26の内周に係合する係合筒3
7が垂設されており、突出リング36と係合筒37との
間には、等間隔をおいて、複数のリブが配設されてい
る。抱持壁33の中間部外周には、外方に突出し、その
周縁に係合リング38を垂設した環状板39が突設され
ており、係合リング38の内周下端には、開閉蓋13の
取付リング27の膨出環28の下側に係合する膨出環4
0が設けられている。
【0018】抱持体31の取着にあたって、係合筒37
と係合リング38が開閉蓋13の取付突出部26とその
上面の取付リング27を内外から挟持するように嵌合さ
れ、抱持体31がヒンジキャップB1に取着される。
【0019】図4に示すように、オーバーキャップC
は、頂壁45と側周壁46とを具えており、頂壁45の
下面には、押えリング47が設けられている。側周壁4
6には、段部48が設けられ、その下方は拡径され、拡
径部46aとなっており、ねじ49が螺設されている。
【0020】次に、本実施形態塗布用具の使用態様と作
用効果について説明する。本発明の容器A内には、塗布
物として、液体、クリーム状物、粉体などの化粧料或い
は薬剤が収納される。
【0021】塗布物の充填後、塗布部材B2を取着した
ヒンジキャップB1を、上部口部5の上側の位置決めリ
ブ7aにリブ19aを係止させ、蝶番12が傾斜したキ
ャップ基体11の上壁14面で最上位置にくるように位
置合わせして、打栓によって容器Aの上部口部5に嵌着
する。その上からオーバーキャップCを被蓋することに
よって塗布用具が形成される。
【0022】使用にあたって、限られた狭い範囲に塗布
するときには、オーバーキャップCを開き、図5に示す
ように、容器Aを倒立させて塗布ボール30を所望の被
塗布面pに押しつけ、塗布用具を動かしていくと、塗布
ボール30が回転して、連通筒24を通じて抱持体31
の開口32に落下した塗布物は、開口32の突出縁34
に抑えられ、塗布ボール30の凹部に付着して抱持壁3
3内を移動する。
【0023】塗布ボール30の回転に伴なって、塗布物
を付着した塗布ボール30面が抱持壁33の上端内周縁
35より離れ、被塗布面pに接触すると、付着した塗布
物が凹部より被塗布面pに移動し、塗布されることにな
る。かくして塗布物を所望の範囲に塗布することができ
る。
【0024】塗布物を多量に使用して広い範囲に塗布す
るときには、ヒンジキャップB1のつまみ29をつかん
で開閉蓋13を開くと、連通筒24が廻動されて、注出
筒17の開口16が露出され、図6に示すように、容器
Aを傾けると、開口16より塗布物が注出される。塗布
物を直接被塗布面に塗布するか、手のひら、布面に取り
上げ、所要の被塗布面に塗布することによって、多量の
塗布物を広い範囲にわたって塗布することができる。
【0025】塗布後には、ヒンジキャップB1の開閉蓋
13を閉じ、オーバーキャップCを被蓋すると、容器内
に残った塗布物をそのまま保管しておくことができる。
【0026】次に、塗布用具の第2実施形態について説
明する。本実施形態は、前記第1実施形態において、ヒ
ンジキャップのヒンジとして三点ヒンジを用い、塗布具
の形状を変更したものである。容器とオーバーキャップ
とは同一であるので、同一符号に添字aを付して図示し
て詳しい説明を省略し、以下塗布具を中心に説明する。
【0027】図7において、Aaは容器、Baは塗布
具、Caはオーバーキャップである。図7,8に示すよ
うに、塗布具Baは、ヒンジキャップBa1と塗布部材
Ba2とからなっており、ヒンジキャップBa1は、キ
ャップ基体50と蝶番機構51を介してキャップ基体5
0に取着された開閉蓋52とからなっている。キャップ
基体50は、上壁53と側周壁54とを具えており、上
壁53の内周には、上端を開口55とした注出筒56が
立設されており、上壁53下面には、上部口部5a内周
に嵌合する密封リング57が垂設されている。
【0028】側周壁54の内周には、位置決めリブ7a
aに係合する一対のリブ58a,bが上壁53下面との
間に架設されており、内周下端には、係合突条59が設
けられている。一方のリブ58aに対応する側周壁54
の外周には、縦方向の切込み60が入れられ、切込み6
0の下端から押え片61が延設されている。押え片61
を挟んで、その両側に蝶番62が設けられ、押え片61
とともに蝶番機構51を構成し、それぞれの他端は開閉
蓋52に連結されており、側周壁54の蝶番機構51の
反対側には、凹み63が設けられている。
【0029】開閉蓋52は、頂壁64と側周壁65とを
具えており、頂壁64の中央には、注出筒56の内周に
係合する連通筒66が垂設されており、その上端は、頂
壁64上面より突出して突出縁67となっている。頂壁
64の径方向中間部には、上端外周に膨出部68を設け
た取付リング69が立設されている。
【0030】取付リング69の外側には、キャップ基体
50の側周壁54の切込み60に対応する径方向に延び
る切欠部70を頂壁64から側周壁65を通じて設け、
切欠部70の端部には、蝶番機構51の押え片61の一
端が接続されている。側周壁65の下端には、切欠部7
0の両側に蝶番62の一端が接続されており、蝶番機構
51の反対側の下端には、つまみ片71が設けられてい
る。
【0031】塗布部材Ba2は、塗布ボール75と、該
塗布ボール75を抱持する抱持体76とからなってお
り、塗布ボール75の表面全体には、凹凸或いは凹条が
刻設されている。抱持体76は、中央下端に開口77を
穿孔した抱持壁78を具えており、開口77の内径は、
連通筒66の内径と同径であり、開口77の内周上端に
は、突出縁79が設けられており、塗布ボール75は、
突出縁79と抱持壁78の上端内周縁80によって回転
自在に抱持されている。
【0032】抱持壁78の下面には、開口77に沿って
突出リング81が垂設され、その外側には、開閉蓋52
頂壁64の取付リング69の内周に係合する係合筒82
が垂設されている。抱持壁78の中間部外周には、外方
に突出し、その周縁に係合リング83を垂設した環状板
84が突設されており、係合リング83の内周下端に
は、開閉蓋52の取付リング69の下側に係合する膨出
環85が設けられている。係合筒82と係合リング83
が開閉蓋52の取付リング69を内外より挟持するよう
嵌合し、抱持体76がヒンジキャップBa1に取着され
る。
【0033】本実施形態塗布用具の使用態様と作用効果
について説明する。本実施形態塗布用具の使用態様と作
用効果は、前記第1実施形態のそれとほぼ同様であり、
さらに、ヒンジキャップBa1の蝶番機構が三点ヒンジ
であることによって、開閉蓋52を開いて多量の塗布物
を注出するとき、図9に示すように、容器Aaを傾け、
さらに倒立させても開蓋状態が維持できるという格別の
作用効果をもたらすことができる。
【0034】次に、塗布用具の第3実施形態について説
明する。本実施形態は、容器、塗布具、オーバーキャッ
プの形状を変更したものである。 図10において、A
bは容器、Bbは塗布具、Cbはオーバーキャップであ
る。
【0035】容器Abは、口部90と細巾の肩部91、
胴部92と底部93とからなり、口部90は胴部92に
対して傾斜させるよう双方の中心線を交差させている。
口部90外周の上部には、一対の位置決めリブ94が突
設されており、その下方は拡径され、拡径部の上端には
係合突条95が設けられている。
【0036】図10,11に示すように、塗布具Bb
は、ヒンジキャップBb1とヒンジキャップBb1に取
着された塗布部材Bb2とからなっており、ヒンジキャ
ップBb1は、キャップ基体96と蝶番97を介してキ
ャップ基体96に取着された開閉蓋98とからなってい
る。
【0037】キャップ基体96は、上壁99と側周壁1
00とを具えており、上壁99の内周には、上端を開口
101とした注出筒102が立設されており、上壁99
下面には、口部90内周に嵌合する密封リング103が
垂設されている。
【0038】側周壁100の内周には、位置決めリブ9
4に係合する一対のリブ104a,bが上壁99下面と
の間に架設されており、内周下端には、係合突条95に
係合する係合突条105が設けられている。一方のリブ
104aに対応する側周壁100外周には、蝶番97が
連設され、反対側の外周には、凹み106が設けられて
いる。
【0039】開閉蓋98は、側周壁107と連結壁10
8、螺着筒109と螺着筒109の中間部に連設された
頂壁110とを具えている。側周壁107には、蝶番9
7の一端が接続され、蝶番97の反対側には、つまみ1
11が設けられている。
【0040】螺着筒109の外周には、ねじ112が螺
設されており、上端内周には、頂壁110から上方に延
びるよう形成され、上端外周に膨出環113が設けられ
た取付リング114が連設されている。頂壁110の内
周縁には、内周筒115が垂設され、内周筒115の下
方には、上端を段部116として内周筒115より縮径
された連通筒117が連設されている。
【0041】塗布部材Bb2は、塗布ボール120と、
該塗布ボール120を抱持する抱持体121とからなっ
ており、塗布ボール120の表面全体には、凹凸或いは
凹条が刻設されている。抱持体121は、中央下端に開
口122を穿孔した抱持壁123を具えており、開口1
22の内周上端には、突出縁124が設けられ、塗布ボ
ール120は、突出縁124と抱持壁123の上端内周
縁125によつて回転自在に抱持されている。
【0042】抱持壁123の下方には、開口122内周
縁に沿って下方の内径を連通筒117の内径と同じくす
る内筒126が垂設されている。内筒126の下端は、
段部116に係合し、外周は内周筒115内周に係合し
ている。
【0043】内筒126の外側には、取付リング114
の内周に係合する係合筒127が垂設されている。抱持
壁123の中間部外周には、外方に突出し、その周縁に
係合リング128を垂設した環状板129が突設されて
おり、係合リング128の内周下端には、取付リング1
14の膨出環113の下側に係合する膨出環130が設
けられている。
【0044】抱持体121の取着にあたって、係合筒1
27と係合リング128が、螺着筒109とその上面の
取付リング114を内外から挟持するよう嵌合され、抱
持体121がヒンジキャップBb1に取着される。
【0045】オーバーキャップCbは、頂壁135と側
周壁136とを具えており、頂壁135の下面には、押
えリング137が設けられている。側周壁136内周に
は、段部138が設けられ、その下方には、ねじ112
に螺合するねじ139が螺設されている。
【0046】次に、本実施形態塗布用具の使用態様と作
用効果について説明する。容器Abに塗布物を充填した
後、塗布部材Bb2を取着し、オーバーキャップCbを
被嵌したヒンジキャップBb1を、口部90外周の上側
の位置決めリブ94にリブ104aを係止させ、蝶番9
7がキャップ基体96の上壁99面で最上位置にくるよ
う位置合わせし、ヒンジキャップBb1を打栓により容
器Abの口部90に嵌着し、塗布用具が形成される。
【0047】使用にあたって、第1実施形態と同様に、
限られた狭い範囲に塗布するときには、オーバーキャッ
プCbを開き、図12に示すように容器Abを倒立させ
て塗布ボール120を所望の被塗布面pに押しつけ、塗
布用具を動かしていくと、塗布ボール120が回転し
て、連通筒117を通じて抱持体121の開口122に
落下した塗布物は、開口122の突出縁124に抑えら
れ、塗布ボール120の凹部に付着して抱持壁123内
を移動する。
【0048】塗布ボール120の回転に伴なって、塗布
物を付着した塗布ボール120面が抱持壁123の上端
より離れ、被塗布面pに接触すると、付着した塗布物が
凹部より被塗布面pに移動し、塗布されることになる。
かくして塗布物を所望の範囲に塗布することができる。
【0049】塗布物を多量に使用して広い範囲に塗布す
るときには、ヒンジキャップBb1の開閉蓋98を開く
と、連通筒117が廻動されて、注出筒102の開口1
01が露出され、図13に示すように、容器Abを傾け
ると、開口101より塗布物が注出される。塗布物を直
接被塗布面に塗布するか、手のひら、布面に取り上げ、
所要の被塗布面に塗布することによって、多量の塗布物
を広い範囲にわたって塗布することができる。
【0050】塗布後には、ヒンジキャップBb1の開閉
蓋98を閉じ、オーバーキャップCbを閉じると、容器
内に残った塗布物をそのまま保管しておくことができ
る。
【0051】
【発明の効果】本発明は、上記のように構成されている
から、次の効果を奏する。塗布ボールを具えた塗布部材
を、注出筒と取着部材を具えたヒンジキャップに取着
し、ヒンジキャップを開閉することにより、塗布ボール
を介しての塗布と、注出筒を通じての塗布物の注出とが
できるようにしたから、限られた狭い範囲の塗布と、広
範囲にわたる塗布のいずれでもできるようになった。
【0052】塗布部材をヒンジキャップの開閉蓋に取着
するようにしているから、塗布ボールを介しての塗布と
キャップの注出筒を通じての注出との切替は、ヒンジキ
ャップを開閉するだけで切替操作が簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施形態塗布用具の一部断面正面図
である。
【図2】容器の一部断面正面図である。
【図3】塗布具の分解説明図で、(a)は塗布部材、
(b)はヒンジキャップの断面正面図である。
【図4】オーバーキャップの断面正面図である。
【図5】塗布ボールによる塗布時の説明図である。
【図6】注出時の説明図である。
【図7】第2実施形態塗布用具の一部断面正面図であ
る。
【図8】塗布具の分解説明図で、(a)は塗布部材、
(b)はヒンジキャップの断面正面図である。
【図9】注出時の説明図である。
【図10】第3実施形態塗布用具の一部断面正面図であ
る。
【図11】塗布具とオーバーキャップの分解説明図で、
(a)はオーバーキャップ、(b)は塗布部材、(c)
はヒンジキャップの断面正面図である。
【図12】塗布ボールによる塗布時の説明図である。
【図13】注出時の説明図である。
【符号の説明】
A、Aa、Ab 容器 B、Ba、Bb 塗布具 B1、Ba1、Bb1 ヒンジキャップ B2、Ba2、Bb2 塗布部材 C、Ca、Cb オーバーキャップ p 被塗布面 1、90 口部 5、5a 上部口部 6 下部口部 7a,7b、7aa、94 位置決めリブ 11、50、96 キャップ基体 12、62、97 蝶番 13、52、98 開閉蓋 14、53、99 上壁 15、54、100 側周壁 16、55、101 開口 17、56、102 注出筒 19a,b、58a,b、104a,b リブ 22、64、110 頂壁 23、65、107 側周壁 24、66、117 連通筒 25、67 突出縁 26 取付突出部 27、69、114 取付リング 30、75、120 塗布ボール 31、76、121 抱持体 32、77、122 開口 33、78、123 抱持壁 34、79、124 突出縁 35、80、125 上端内周縁 36、81 突出リング 37、82、127 係合筒 38、83、128 係合リング 45、135 頂壁 46、136 側周壁 47、137 押えリング 48、138 段部 49、139 ねじ 51 蝶番機構 108 連結壁 109 螺着筒 115 内周筒
フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA02 AA12 AB01 AB06 AB07 BA03 CA01 CB02 DA01 DB12 DB13 FA03 FA09 FB01 FC07 GA04 GA08 GB04 GB06 GB12 KA16 KB01 KB10 LA17 LA18 LB03 LB05 LB07 LB10 LG04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器と、容器に取着されたヒンジキャッ
    プと、該ヒンジキャップに取着された塗布部材とからな
    る塗布用具であって、 ヒンジキャップは、注出筒を具えたキャップ基体と、頂
    壁に塗布部材の取着部材を立設するとともに注出筒の内
    周に嵌挿される連通筒を垂設した開閉蓋とを具備してお
    り、 塗布部材は、塗布ボールと、該塗布ボールを抱持し下端
    に開口を設けた抱持壁と該抱持壁の中間部外周に垂設さ
    れ開閉蓋の取着部材に係合する係合部材を具えた抱持体
    とを具備していることを特徴とする塗布用具。
  2. 【請求項2】 開閉蓋に設けられた取着部材が、頂壁周
    辺部に配設された取付突出部に立設された取付リングで
    あり、 抱持体に設けられた係合部材が、開閉蓋の取付リングに
    係合する係合筒と係合リングであることを特徴とする請
    求項1記載の塗布用具。
  3. 【請求項3】 開閉蓋が、キャップ基体に3点ヒンジの
    蝶番機構を介して取着され、 開閉蓋に設けられた取着部材が、頂壁上面に立設された
    取付リングであり、 抱持体に設けられた係合部材が、開閉蓋の取付リングに
    係合する係合筒と係合リングであることを特徴とする請
    求項1記載の塗布用具。
  4. 【請求項4】 開閉蓋が頂壁とオーバーキャップを螺着
    する螺着筒を具え、 開閉蓋に設けられた取着部材が、螺着筒の上面に立設さ
    れた取付リングであり、 抱持体に設けられた係合部材が、開閉蓋の取付リングに
    係合する係合筒と係合リングであることを特徴とする請
    求項1記載の塗布用具。
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