JPH0513415Y2 - - Google Patents

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JPH0513415Y2
JPH0513415Y2 JP1986162038U JP16203886U JPH0513415Y2 JP H0513415 Y2 JPH0513415 Y2 JP H0513415Y2 JP 1986162038 U JP1986162038 U JP 1986162038U JP 16203886 U JP16203886 U JP 16203886U JP H0513415 Y2 JPH0513415 Y2 JP H0513415Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエアゾール装置に関する。さらに詳し
くは、化粧品、医薬品などに用いられる底部が球
面状の容器を備えたエアゾール装置に関する。
〔従来の技術〕
エアゾール装置の容器は、通常内圧に対して変
形しにくいように円筒状に形成されており、その
底部も一般的には球面状に凹陥または突出した形
状が採用される。そのばあい金属缶のように底部
の形状を凹状または凸状のいずれにも簡単に形成
しうるものであるばあいは、通常は机上などに安
定して立てておける凹面形状が選択される。しか
し近時用いられているポリエチレンテレフタレー
トなどの合成樹脂製の容器のばあいは、内圧を加
えた状態で凹面形状に維持することができないの
で、凸面形状を採用せざるをえない。
一方、従来のエアゾール製品には、スパウトな
どの吐出口近辺に外部からほこりなどが付着する
のを防ぐと共に、使用後に吐出口近辺に残存付着
している内容物が他のものを汚すのを防ぐために
頭部全体またはスパウト部などを覆う着脱自在の
キヤツプが設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
底部が球面状の円筒状の容器は正立状態で立て
ておくことができず、横に寝かせるばあいも不安
定である。そのようなエアゾール装置を正立状態
で立てておくことができるようにするには、たと
えばハカマと呼ばれる円筒状の部材、あるいは有
底筒状の部材を底部に固着することが考えられ
る。しかしこの方法は前記ハカマを製造して容器
と接合させる工程が増加し、しかも容器の耐圧強
度を低下させるおそれがあるという問題がある。
さらに従来のエアゾール製品はキヤツプの着脱操
作がめんどうであるという問題がある。
本考案は本体の底部が球面状であるにもかかわ
らず、洗面台や化粧台などの上に使用中および使
用後を問わず安定して立てておくことができる取
り扱いの簡単なエアゾール装置を提供することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のエアゾール装置は、円筒状の胴部およ
び半球状の底部を有し、かつ頂部に噴射操作用の
押ボタンを備えた合成樹脂製の本体と、該本体の
肩部近辺および底部近辺のいずれとも嵌合しうる
保持部を有するキヤツプの前記保持部の反対側
に、前記胴部の断面積よりも大きい面積を有する
と共に実質的に平坦にされた底板部が形成されて
いる。
〔作用〕
キヤツプはその平坦な面を下にし、保持部側を
上方にして洗面台などの上に載置しておく。エア
ゾール装置を使用しないときは、本体は頭部側を
下にしてキヤツプの保持部に挿入しておく。それ
により吐出部まわりを保護し、かつ吐出部まわり
に付着した内容液が他のものを汚さないようにす
るというキヤツプ本来の作用が奏される。
キヤツプは、本体の胴部の断面積より大きい面
積を有する平坦な底板部を備えているため、本体
を安定して保持しておくことができる。
エアゾール装置を使用するときは本体だけ取り
あげて上下を逆にして、あるいはそのまま下向き
で使用する。上下を逆にするばあいはその動作で
本体内の内容液と噴射剤などとの混合が促進さ
れ、スムーズな吐出が行なわれる。
使用途中に一時的に手離したいばあいは、上向
きで使用しているときはそのまま、下向きで使用
しているときは反転させて本体の底部側をキヤツ
プの保持部に挿入して立てておくことができる。
使用が終了すれば再び頭部側をキヤツプの保持
部に挿入しておく。
〔実施例〕
つぎに図面を参照しながら本考案のエアゾール
装置を説明する。
第1図は本考案の装置の一実施例を示す一部断
面側面図、第2図は第1図に示す装置の使用状態
を示す一部断面側面図、第3図は本考案の装置の
他の実施例を示す断面図、第4図は本考案にかか
わるキヤツプの他の実施例を示す一部切欠斜視図
である。
第1〜2図において1はエアゾール装置の本体
であり、2はキヤツプである。本体1は底部3が
半球状であり、肩部4が球面の一部から構成さ
れ、胴部5が円筒状である容器6と、容器の頭部
7に固着されたバルブ8(第3図参照)と、バル
ブ8のステム9と連通し、頭部7の外周に嵌着さ
れた枠体10にヒンジ11を介して連結されてい
る押ボタン12とから構成されている。なお第1
〜2図に示すエアゾール装置は白髪染を発泡状態
で吐出するものであり、押ボタン12にスパウト
13が設けられている。しかし本考案のエアゾー
ル装置は、ノズルを用いるもの、ステム9に独立
の押ボタン12が嵌着されており、枠体10を有
しないものなどにも適用しうる。
第1〜2図に示すキヤツプ2は外筒5と内筒1
6とが円形状の底面が平坦な底板18で連結され
た構造になつており、内筒16の内部の空洞17
はスパウト13などを収容しうる。
前記底板18は本体1の胴部5の外径よりはる
かに大きい直径を有している。
外筒15の内周面の上端は本体1の底部3およ
び肩部4とそれぞれ嵌合するように、球面の一部
を構成する凹面状の保持部19として構成されて
いる。さらにその保持部19は胴部5の底部3ま
たは肩部4と連続する連続部3a,4aを挿入し
うるように円筒面状の部分20を有している。こ
のような円筒面状の部分20で嵌合させるとき
は、底部3と保持部19の回動のうち、本体1が
前後左右に傾倒する自由度が制限されるので、取
り扱いが一層簡単になる利点がある。なおその部
分20と前記連続部3a,4aとの嵌合は比較的
ゆるいものであるのが好ましい。というのは通常
のキヤツプのように嵌合がきついものでは本体1
を持ち上げたときにキヤツプ2がついて上つてく
るからである。同じようにキヤツプ2の内筒16
の内周面に枠体10の外周と嵌合させる嵌合部1
7aを形成するばあいでも、容易に抜きとること
ができる程度のゆるい嵌合であるのが好ましい。
つぎに叙上のごとく構成される装置の使用方法
および作用を説明する。
前記キヤツプ2は平坦な底板18側を下にして
洗面台、鏡台などの上に載置しておく。本体1は
使用していないときは頭部7側を下にしてキヤツ
プ2の保持部19に挿入しておく。
前述のごとく底板18は大きい直径を有してお
り、またその結果キヤツプ2の重心も下方に存在
することとなるので、本体1をキヤツプ2にきわ
めて安定した状態で立てておくことができる。
使用するときは本体1の胴部5を握つて持ち上
げるが、そのときキヤツプ2に反対側の手を添え
るようにしてもよい。そのばあい、とくにキヤツ
プ2の底板18近辺にフランジ部18aまたは段
部などの手がかりを形成しておけば、前記反対側
の手に力を入れやすいという利点がある。それに
より万一、本体1とキヤツプ2とが、枠体10ま
わりに吐出された内容液などが固まつて抜けにく
くなつていても簡単に取りはずすことができる。
キヤツプ2はある程度の重量があるほうが安定
に直立しうるため好ましいが、必要に応じて底板
18の下面などに空洞や凹部を設けてキヤツプ2
の材料を節約してもよい。本明細書における「実
質的に平坦」とはそのようなばあいをも含む概念
である。
なお通常は第1図の想像線で示すように親指が
下になるような方向で本体1をつかみ、そのまま
第2図の想像線で示すように反転させ、ついで押
ボタン12に人差指などを掛けて吐出する。なお
吐出する対象により下向きで使用するものであつ
てもよい。
使用している途中に一時的に本体1を手離した
いばあいは、第2図に示すように本体1の底部3
をそのままキヤツプ2の保持部19に挿入してお
くことができる。このように頭部7を上にして置
くことにより、挿入および再度取り上げるときの
手の運びが自然になると共に、スパウト13内な
どに付着している泡沫状の内容物が下に垂れない
ように保持できる利点がある。
使用完了後に本体1をキヤツプ2に収納すると
きは、必要に応じて吐出口を紙などでふいたの
ち、第1図に示すように本体1の頭部7型をキヤ
ツプ2の保持部19に挿入する。
第1〜2図に示すキヤツプ2の保持部19は球
面の一部と円筒面から構成されているが、たとえ
ばテーパ面と円筒面とを組み合わせるなど、適宜
変更しうる。
本考案におけるキヤツプは第1〜2図に示すよ
うに二重筒構造のもののほか、第3図に示すよう
に一重筒構造のものであつてもよい。
キヤツプの材質はとくに限定されるものではな
く、エアゾール装置の内容物などに応じて選択す
ることができ、たとえば従来のキヤツプと同じよ
うなポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ンなどを用いることができる。
第1〜3図に示されているキヤツプ2はいずれ
も本体1を正立または倒立の直立状態で支持する
ように構成されているが、本考案におけるキヤツ
プはかかるばあいに限定されるものではない。た
とえば第4図に示すように傾斜状態で支持するよ
うに構成されていてもよい。このばあいもキヤツ
プ2は本体1を上向き、または下向きのいずれの
状態でも支持しうるように形成される。
なお本考案は、底部が球面状にしか成形できな
い容器、たとえばポリエチレンテレフタレート、
ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネー
ト、ポリアセタールなどの合成樹脂製のものを主
要な対象としている。しかし金属製、ガラス製な
ど、とくに底部を球面状にする必要がないものに
対しても適用しうる。そのばあいでも、容器の内
圧に対する強度や外観を向上させることができ、
しかも取り扱いが便利である。
〔考案の効果〕
本考案のエアゾール装置は、本体の底部が球面
状であるにもかかわらず、洗面台などの上に安定
して立てかけておくことができ、しかも取扱いが
簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置の一実施例を示す一部断
面側面図、第2図は第1図に示す装置の使用状態
を示す一部断面側面図、第3図は本考案の装置の
他の実施例を示す一部断面側面図、第4図は本考
案にかかわるキヤツプの他の実施例を示す一部切
欠斜視図である。 図面の主要符号、1……本体、2……キヤツ
プ、3……底部、4……肩部、5……胴部、15
……外筒、18……底板、19……保持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状の胴部および半球状の底部を有し、か
    つ頂部に噴射操作用の押ボタンを備えた合成樹
    脂製の本体と、該本体の肩部近辺および底部近
    辺のいずれとも嵌合しうる保持部を有するキヤ
    ツプとからなり、該キヤツプの前記保持部の反
    対側に、前記胴部の断面積より大きい面積を有
    すると共に実質的に平坦にされた底板部が形成
    されてなるエアゾール装置。 2 前記保持部が本体の底部および肩部とそれぞ
    れ当接しうる当接面と、前記胴部の下端および
    上端と嵌合しうる円筒面とから形成されてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置。 3 前記キヤツプが本体の頭部と嵌合する嵌合部
    を有する実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    装置。 4 前記キヤツプが前記保持部を構成する外筒
    と、前記嵌合部を構成する内筒とから二重筒状
    に形成されてなる実用新案登録請求の範囲第3
    項記載の装置。
JP1986162038U 1986-10-22 1986-10-22 Expired - Lifetime JPH0513415Y2 (ja)

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JPS6369573U JPS6369573U (ja) 1988-05-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017137085A (ja) * 2016-02-03 2017-08-10 ホーユー株式会社 保護キャップ付き複数剤吐出容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53125470A (en) * 1977-04-06 1978-11-01 Du Pont Production of thermoplastic resin aerosol container made by using molded preform
JPS5664975A (en) * 1979-10-30 1981-06-02 Maruichi Seisakusho Kk Fixed quantity type valve for aerosol vessel
JPS5926162A (ja) * 1982-07-31 1984-02-10 Earth Chem Corp Ltd 速射式噴霧器具
JPS6045174A (ja) * 1983-08-11 1985-03-11 株式会社柏化学工業 エアゾ−ル二重構造缶

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