JP3949327B2 - 液吐出容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液吐出容器、とくに少量の内容液を定量吐出滴下させるようにした液吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器口部にノズルを装着し、少量の内容液を吐出するようにした液吐出容器は、従来より知られており、その一例として、図8に示されているような液吐出容器が提案されている。
【0003】
図8において、Abは容器、Bbは取付キャップ、Cbは取付キャップBbに取着された薄肉の断面円形の操作部C1bと吐出ノズルC2bとからなる吐出ヘッド、Dbは吐出ノズルC2bを被うノズルキャップである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の液吐出容器は、内容液の吐出にあたって、液吐出容器を倒立させて、吐出ノズルC2bを下に向け、円筒形の操作部C1bを指先で摘んで押圧することによって、少量の内容液を吐出滴下させるようにしていた。
【0005】
しかしながら、内容液の吐出量は、操作部C1bの押圧量によって規定されるものであるから、指先の操作により押圧の加減を調節し、常に必要とする吐出量を得ることが困難であるという問題点があった。
また、操作部C1bを二本の指で摘んで操作するため、容器を安定的に保持することが困難であるという問題点もあった。
【0006】
さらに、ノズルキャップが円筒形で小さいものであるので、取り外したときに転がって、見失うおそれがあるという問題があった。
また、仕様書を読まない人は、従来のスクイズ容器と同様に考え、胴部を押圧して多量の内容液を吐出させるという本来の目的である少量吐出と異なる誤った使用をするおそれもあった。
【0007】
本発明は、上記の問題点を解決し、常に少量の内容液を定量吐出滴下できるようにした液吐出容器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するため、液吐出容器として、吐出ヘッドを立設した取付キャップで被蓋された液吐出容器であって、吐出ヘッドが、所定の位置に配設された薄肉の変形可能部と、該変形可能部に係合押圧する押ボタンとを具備しており、該押ボタンは、支持板と、該支持板に取り付けられ円弧状に突出した湾曲面を下面に形成した押え板とを具え、押ボタンを押し込むことによって変形可能部を常に一定に押圧変形させ、一定量の内容液を吐出するようにしたことを特徴とする構成を採用する。
【0009】
液吐出容器の実施態様として、吐出ヘッドを立設した取付キャップで被蓋した液吐出容器であって、吐出ヘッドが、薄肉の変形可能部を具えたドーム状基部と、上端に吐出筒を具えた液導出筒と、該液導出筒に連設され、前記変形可能部に係合する押ボタンとを具備しており、該押ボタンは、支持板と、該支持板に取り付けられ円弧状に突出した湾曲面を下面に形成した押え板とを具え、押ボタンを押し込むことによって変形可能部を常に一定に押圧変形させ、一定量の内容液を吐出するようにしたことを特徴とする構成、或いは吐出ヘッドに配設された薄肉の変形可能部が、吐出筒を具えた液導出筒に設けられていることを特徴とする構成を採用する。
【0010】
開閉蓋を紛失しないようにするため、上記各実施態様の吐出容器において、吐出筒を密封する開閉蓋を具え、該開閉蓋を連結板を介して液導出筒の上端部に連設したことを特徴とする構成を採用する。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1において、Aは、硬質の合成樹脂、ガラス等で成形されたスクイズ不可能な容器で、内容液として薬用液、化粧液が収容される。
Bは、容器の口部に取着され上部に吐出ヘッドCを立設した取付キャップであり、合成樹脂によって成形されている。
【0012】
容器Aは、口部1と肩部2、断面円形又は楕円形の胴部3と底部4とからなっており、口部1の外周には、ねじ5が螺設されている。
【0013】
図2〜4に示すように、取付キャップBは、側周壁6と環状の上壁7とを具えており、側周壁6の内周には、容器Aの口部1に螺合するねじ8が螺設されている。
上壁7の内周端縁からは、口部1内周に嵌合し、容器Aを密閉する密閉リング9が垂設されており、上壁7下面と口部1上面との間は、パッキンまたは必要な締め代を形成させることによって、密閉リング9とともに容器Aを気密に密封するようにしている。
【0014】
上壁7の内周端縁から上方に延びる段差周壁10が突設され、その上端から吐出ヘッドCが連設されている。
【0015】
吐出ヘッドCは、段差周壁10の上面を覆うよう形成された変形可能部11を具えたドーム状基部12と、ドーム状基部12より上方に延び、上部に吐出筒13を具えた液導出筒14とを備えている。
【0016】
液導出筒14は断面円形であり、その中心は、段差周壁10の中心より偏寄しており、一方の外周は、段差周壁10に接しているが、中央側の外周は、段差周壁10の中心より右側に出ており、ドーム状基部12の上端部分から上方に延びるようになっている。
【0017】
ドーム状基部12は、円筒部15と球面部16とからなっており、ドーム状基部12の右半分の液導出筒14を除く部分は、裏面側を薄肉部17としている。
薄肉部17は、ドーム基部12の左半分の厚肉部、液導出筒14との接続部を支軸として変形可能部11を構成している。
【0018】
液導出筒14は、側周壁18と頂壁19とを具えており、ドーム状基部12の上方の側周壁18には、変形可能に係合する押ボタン20が設けられている。
押ボタン20は、図5に示すように、側周壁18から突出する支持板21と、該支持板21の先端から下方に垂下し、その下端を水平方向に曲げ、さらに円弧状に湾曲させるようにして形成された押え板22とを具えている。
【0019】
押え板22の表面は、中央は突出するように湾曲面23となっており、支持板21と押え板22との間には、補強リブ24が配設されている。
押え板22に対応する支持板21の上面には滑り止めのための複数の突条25が設けられている。
【0020】
図2,3に示すように液導出筒14の側周壁18の内部は液通路30となっており、頂壁19の上面には吐出筒13が立設され、該吐出筒13の中央は吐出孔31となっている。
頂壁19の下面には、液通路30に続く凹孔32が形成され、吐出筒13の吐出孔31と頂壁19の凹孔32との間は、隔壁33となっており、該隔壁33に吐出口34が穿設されている。
【0021】
液導出筒14の側周壁18上部には、連結板35を介して、開閉蓋36が連設されている。
開閉蓋36は、外周面を湾曲面とした側周壁37と底壁38とからなり、底壁38の中央には、吐出孔31に嵌合する栓体39が立設され、側周壁37の連結板35の反対側には、つまみ40が設けられている。
【0022】
次に、本発明の使用態様と作用効果について説明する。
内容液の吐出にあたって、容器Aの肩部2と取付キャップBを手で掴んで、開閉蓋36を開いて吐出ヘッドCを所望の方向に向ける。
その際、吐出口34は細孔であり、容器自体は軟質でないので内容液は滴下しない。
【0023】
次いで、押ボタン20を指で押し下げると、所定量の内容物を吐出口34より吐出孔31を通じて吐出滴下させることができる。
その際、図2における変形可能部11の縦断面の形状から分かるように、変形部の変形量はドームの球面部16の円弧と円筒部15の直線の長さによって制限されるから、図6に示すように押ボタン20を押込んだときに、押ボタン20の押え板22の湾曲面23の動きが制限され、薄肉部17は常に同一の形状に変更される。
したがって、押ボタン20を最後まで押し込むようにすると、常に一定量の内容液を吐出滴下させることができるのである。
【0024】
次に別実施形態について説明する。
前記実施形態では、吐出ヘッドのドーム状基部に薄肉部を設け、開閉蓋を連結板を介して連結するようにしているが、図7に示すように、ドーム状基部を設けないで、吐出ヘッドの液導出筒に薄肉の変形可能部とそれに対応する押ボタンを設け、さらにヒンジ式開閉蓋を液導出筒の上端周辺に、蝶番を用いて取着してもよい。
以下、前記実施形態と同一の構成については同一の符号に添字aを付けて図示して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
【0025】
図7において、14aは、取付キャップBaに立設され、上部に吐出筒13aを具えた液導出筒、36aはヒンジ式の開閉蓋である。
液導出筒14aの下部の所定個所には薄肉の凸部41が設けられており、該凸部41を押圧するよう液導出筒14aの対応する位置に押ボタン20aが設けられている。
【0026】
開閉蓋36aは、連結片42をもって液導出筒14aの上部に連接され、蝶番43によって開閉自在に取着されている。
開閉蓋36aの頂壁には注出筒13aの注出孔31aを密封する密封リング44が設けられている。
【0027】
本実施形態の使用態様と作用効果については前実施形態の同様であり、押ボタン20aを最後まで押し込むようにすると、薄肉の凸部41は常に同一の形状に変更され、常に一定量の内容液を吐出滴下させることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、上記のように構成されているから、次の効果を奏する。
取付キャップに立設した吐出ヘッドの所定位置に薄肉の変形可能部を設け、変形可能部に対応する位置に押ボタンを設け、押ボタンを押し込んだときに変形可能部を常に一定の形状に変形させるようにしているので、一定量の内容物を少量吐出滴下させることができる。
また、押ボタンを一本の指で押すだけであるから、容器をしっかりと保持することができ、操作も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液吐出容器の一部断面正面図である。
【図2】吐出ヘッドを取着した取付キャップの断面正面図である。
【図3】同取付キャップの上面図である。
【図4】押ボタンを一部断面とした取付キャップの右側面図である。
【図5】 押ボタンの説明図で、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は図(a)のA−A線における断面図である。
【図6】 押ボタンの押し込み時の説明図である。
【図7】 別実施形態の液吐出容器の取付キャップの説明図である。
【図8】 従来例の液吐出容器の説明図である。
【符号の説明】
A、Aa、Ab 容器
B、Ba、Bb 取付キャップ
C、Ca、Cb 吐出ヘッド
C1b 操作部
C2b 吐出ノズル
Db ノズルキャップ
1 口部
6 側周壁
7 上壁
10 段差周壁
11 変形可能部
12 ドーム状基部
13、13a 吐出筒
14、14a 液導出筒
20、20a 押ボタン
21 支持板
22 押え板
30 液通路
31、31a 吐出孔
32 凹孔
33 隔壁
34 吐出口
36、36a 開閉蓋
39 栓体
41 凸部
43 蝶番
44 密封リング

Claims (4)

  1. 吐出ヘッドを立設した取付キャップで被蓋された液吐出容器であって、
    吐出ヘッドが、所定の位置に配設された薄肉の変形可能部と、該変形可能部に係合押圧する押ボタンとを具備しており、該押ボタンは、支持板と、該支持板に取り付けられ円弧状に突出した湾曲面を下面に形成した押え板とを具え、
    押ボタンを押し込むことによって変形可能部を常に一定に押圧変形させ、一定量の内容液を吐出するようにしたことを特徴とする液吐出容器。
  2. 吐出ヘッドを立設した取付キャップで被蓋した液吐出容器であって、
    吐出ヘッドが、薄肉の変形可能部を具えたドーム状基部と、上端に吐出筒を具えた液導出筒と、該液導出筒に連設され、前記変形可能部に係合する押ボタンとを具備しており、該押ボタンは、支持板と、該支持板に取り付けられ円弧状に突出した湾曲面を下面に形成した押え板とを具え、
    押ボタンを押し込むことによって変形可能部を常に一定に押圧変形させ、一定量の内容液を吐出するようにしたことを特徴とする液吐出容器。
  3. 吐出ヘッドに配設された薄肉の変形可能部が、吐出筒を具えた液導出筒に設けられていることを特徴とする請求項1記載の液吐出容器。
  4. 吐出筒を密封する開閉蓋を具え、該開閉蓋を連結板を介して液導出筒の上端部に連設したことを特徴とする請求項2または3記載の液吐出容器。
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