JPH08256830A - 塗布具付容器 - Google Patents
塗布具付容器Info
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- JPH08256830A JPH08256830A JP7068215A JP6821595A JPH08256830A JP H08256830 A JPH08256830 A JP H08256830A JP 7068215 A JP7068215 A JP 7068215A JP 6821595 A JP6821595 A JP 6821595A JP H08256830 A JPH08256830 A JP H08256830A
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- Japan
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- applicator
- container
- mouth
- lid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 口部の内周面への内容物の付着を抑え、繰り
返し使用しても蓋体の開け閉めに何等支障を来すことが
なく、内容物を無駄なく最後まで使いきることができる
塗布具付容器の提供。 【構成】 上方に向けて開口する口部2を備えた有底筒
状の容器本体3と、口部2を通じて容器本体3内に挿入
される塗布具4を備えた蓋体5とを具備した塗布具付容
器において、塗布具4に、蓋体5を口部2に装着したと
きに、口部2の内周面2cの下端部近傍に当接する環状
の弾性鍔部4eを設けてなる。
返し使用しても蓋体の開け閉めに何等支障を来すことが
なく、内容物を無駄なく最後まで使いきることができる
塗布具付容器の提供。 【構成】 上方に向けて開口する口部2を備えた有底筒
状の容器本体3と、口部2を通じて容器本体3内に挿入
される塗布具4を備えた蓋体5とを具備した塗布具付容
器において、塗布具4に、蓋体5を口部2に装着したと
きに、口部2の内周面2cの下端部近傍に当接する環状
の弾性鍔部4eを設けてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、マニキュア、
修正液といった、主として液状揮発成分と固形成分とが
混合されてなる内容物を充填する容器に用いて好適な、
塗布具付容器に関する。
修正液といった、主として液状揮発成分と固形成分とが
混合されてなる内容物を充填する容器に用いて好適な、
塗布具付容器に関する。
【0002】
【従来の技術】マニキュアや修正液等の、主として揮発
成分と固形成分とが混合されてなる内容物を充填する容
器として、内容物を取出してそのまま塗布し易いように
蓋体に塗布筆等の塗布具を備えたいわゆる塗布具付容器
が知られている。
成分と固形成分とが混合されてなる内容物を充填する容
器として、内容物を取出してそのまま塗布し易いように
蓋体に塗布筆等の塗布具を備えたいわゆる塗布具付容器
が知られている。
【0003】斯る塗布具付容器に関する従来技術として
は、例えば、図8及び図9に示した塗布具付容器30及
び40がある。図8(a)及び(b)に示した塗布具付
容器30は、上方に向けて開口する口部32を備えた有
底筒状の容器本体33と、上記口部32を通じて容器本
体33内に挿入される塗布具34を備えた蓋体35とを
具備したものであり、塗布具34の基部34aに下方に
伸びる筒状壁部34bを設け、この筒状壁部34bの外
周面と上記口部32の内周面とを面接触させて容器本体
33の密閉性を得ている。
は、例えば、図8及び図9に示した塗布具付容器30及
び40がある。図8(a)及び(b)に示した塗布具付
容器30は、上方に向けて開口する口部32を備えた有
底筒状の容器本体33と、上記口部32を通じて容器本
体33内に挿入される塗布具34を備えた蓋体35とを
具備したものであり、塗布具34の基部34aに下方に
伸びる筒状壁部34bを設け、この筒状壁部34bの外
周面と上記口部32の内周面とを面接触させて容器本体
33の密閉性を得ている。
【0004】また図9(a)及び(b)に示した塗布具
付容器40は、上方に向けて開口する口部42及び口部
42内に密嵌された筒状の中栓体41を備えた有底筒状
の容器本体43と、容器本体43内に挿入される塗布具
44を備えた蓋体45とを具備したものであり、塗布具
44の基部44aを太くし、その外周面と上記中栓体4
1の内周面とを面接触させて容器本体43内の密閉性を
得ている。
付容器40は、上方に向けて開口する口部42及び口部
42内に密嵌された筒状の中栓体41を備えた有底筒状
の容器本体43と、容器本体43内に挿入される塗布具
44を備えた蓋体45とを具備したものであり、塗布具
44の基部44aを太くし、その外周面と上記中栓体4
1の内周面とを面接触させて容器本体43内の密閉性を
得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の塗
布具付容器は、通常、塗布具にて内容物を取り出す際
に、容器本体の口部又は中栓体の開口縁部や内周面で余
分な内容物を落としてから適量を取出すように使用され
る。従って、上記の塗布具付容器30又は40のよう
に、密閉壁部34b又は塗布具44の基部44aの外周
面と、口部32又は中栓体41の内周面とが面接触する
ものは、口部32又は中栓体41の内周面に内容物が付
着したままの状態で蓋体35又は45を装着すると、次
回の使用の際に蓋体35又は45が開かなくなったり、
中栓体41が口部42から外れる等の支障を来す場合が
しばしばあった。また、特に内容物が速乾性の場合に
は、使用の際中でも口部32又は中栓体41の内周面に
付着した内容物がそのまま固化してしまい、蓋体35又
は45の装着に支障を来し、場合によっては充分な密閉
性が得られなくなり、内容物を最後まで使いきらずに廃
棄しなければならなかった。
布具付容器は、通常、塗布具にて内容物を取り出す際
に、容器本体の口部又は中栓体の開口縁部や内周面で余
分な内容物を落としてから適量を取出すように使用され
る。従って、上記の塗布具付容器30又は40のよう
に、密閉壁部34b又は塗布具44の基部44aの外周
面と、口部32又は中栓体41の内周面とが面接触する
ものは、口部32又は中栓体41の内周面に内容物が付
着したままの状態で蓋体35又は45を装着すると、次
回の使用の際に蓋体35又は45が開かなくなったり、
中栓体41が口部42から外れる等の支障を来す場合が
しばしばあった。また、特に内容物が速乾性の場合に
は、使用の際中でも口部32又は中栓体41の内周面に
付着した内容物がそのまま固化してしまい、蓋体35又
は45の装着に支障を来し、場合によっては充分な密閉
性が得られなくなり、内容物を最後まで使いきらずに廃
棄しなければならなかった。
【0006】本発明の目的は、口部や中栓体の内周面へ
の内容物の付着を抑え、繰り返し使用しても蓋体の開け
閉めに何等支障を来すことがなく、内容物を無駄なく最
後まで使いきることができる塗布具付容器を提供するこ
とにある。
の内容物の付着を抑え、繰り返し使用しても蓋体の開け
閉めに何等支障を来すことがなく、内容物を無駄なく最
後まで使いきることができる塗布具付容器を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、上方に向けて開口する口部を備えた有底筒状
の容器本体と、上記口部を通じて上記容器本体内に挿入
される塗布具を備えた蓋体とを具備した塗布具付容器に
おいて、上記塗布具に、上記蓋体を上記口部に装着した
ときに、上記口部の内周面の下端部近傍に当接する環状
の弾性鍔部を設けたことを特徴とする塗布具付容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
の発明は、上方に向けて開口する口部を備えた有底筒状
の容器本体と、上記口部を通じて上記容器本体内に挿入
される塗布具を備えた蓋体とを具備した塗布具付容器に
おいて、上記塗布具に、上記蓋体を上記口部に装着した
ときに、上記口部の内周面の下端部近傍に当接する環状
の弾性鍔部を設けたことを特徴とする塗布具付容器を提
供することにより、上記目的を達成したものである。
【0008】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
上方に向けて開口する口部及び該口部内に密嵌される筒
状の中栓体を備えた有底筒状の容器本体と、上記中栓を
通じて上記容器本体内に挿入される塗布具を備えた蓋体
とを具備した塗布具付容器において、上記塗布具に、上
記蓋体を上記口部に装着したときに、上記中栓体の内周
面の下端部近傍に当接する環状の弾性鍔部を設けたこと
を特徴とする塗布具付容器を提供することにより、上記
目的を達成しものたものである。
上方に向けて開口する口部及び該口部内に密嵌される筒
状の中栓体を備えた有底筒状の容器本体と、上記中栓を
通じて上記容器本体内に挿入される塗布具を備えた蓋体
とを具備した塗布具付容器において、上記塗布具に、上
記蓋体を上記口部に装着したときに、上記中栓体の内周
面の下端部近傍に当接する環状の弾性鍔部を設けたこと
を特徴とする塗布具付容器を提供することにより、上記
目的を達成しものたものである。
【0009】
【作用】本発明の請求項1に記載の塗布具付容器は、蓋
体を容器本体の口部に螺合させた状態においては、上記
口部の内周面の下端部近傍に、上記環状の弾性鍔部が当
接しているので、これによって容器本体内の密閉性が確
保される。また、当該塗布具付容器を振って内容物を攪
はんしても、内容物の口部の内周面上方への移動が阻止
され、従来のような、口部内周面への内容物の付着が抑
えられる。従って、蓋体を閉める際に何等支障を来すこ
とがない。さらに、内容物を取り出す時に口部の内周面
に付着した内容物は、蓋体を口部に装着したときに、鍔
部によって内周面の下方に押し込まれるので、次回の使
用に際しても、蓋体を開けるのに何等支障を来すことが
ない。
体を容器本体の口部に螺合させた状態においては、上記
口部の内周面の下端部近傍に、上記環状の弾性鍔部が当
接しているので、これによって容器本体内の密閉性が確
保される。また、当該塗布具付容器を振って内容物を攪
はんしても、内容物の口部の内周面上方への移動が阻止
され、従来のような、口部内周面への内容物の付着が抑
えられる。従って、蓋体を閉める際に何等支障を来すこ
とがない。さらに、内容物を取り出す時に口部の内周面
に付着した内容物は、蓋体を口部に装着したときに、鍔
部によって内周面の下方に押し込まれるので、次回の使
用に際しても、蓋体を開けるのに何等支障を来すことが
ない。
【0010】本発明の請求項2に記載の塗布具付容器
は、蓋体を容器本体の口部に装着させた状態において
は、上記中栓体の内周面の下端部近傍に、上記環状の弾
性鍔部が当接しているので、これによって容器本体内の
密閉性が確保される。また、当該塗布具付容器を振って
内容物を攪はんしても、内容物の中栓体の内周面上方へ
の移動が阻止され、従来のような、中栓体内周面への内
容物の付着が抑えられる。従って、蓋体を閉める際に何
等支障を来すことがない。さらに、内容物を取り出す時
に中栓体の内周面に付着した内容物は、蓋体を口部に装
着したときに、鍔部によって内周面の下方に押し込まれ
るので、次回の使用に際しても、蓋体を開けるのに何等
支障を来すことがない。
は、蓋体を容器本体の口部に装着させた状態において
は、上記中栓体の内周面の下端部近傍に、上記環状の弾
性鍔部が当接しているので、これによって容器本体内の
密閉性が確保される。また、当該塗布具付容器を振って
内容物を攪はんしても、内容物の中栓体の内周面上方へ
の移動が阻止され、従来のような、中栓体内周面への内
容物の付着が抑えられる。従って、蓋体を閉める際に何
等支障を来すことがない。さらに、内容物を取り出す時
に中栓体の内周面に付着した内容物は、蓋体を口部に装
着したときに、鍔部によって内周面の下方に押し込まれ
るので、次回の使用に際しても、蓋体を開けるのに何等
支障を来すことがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
がら詳細に説明する。
【0012】図1(a)及び(b)は、本発明に係る塗
布具付容器の第1実施例を示したものである。図におい
て、符号1は塗布具付容器、Cは内容物を示している。
布具付容器の第1実施例を示したものである。図におい
て、符号1は塗布具付容器、Cは内容物を示している。
【0013】図1(a)に示したように、上記塗布具付
容器1は、上方に向けて開口する口部2を備えた有底筒
状の容器本体3と、上記口部2を通じて上記容器本体3
内に挿入される塗布具4を備えた蓋体5とを具備してい
る。
容器1は、上方に向けて開口する口部2を備えた有底筒
状の容器本体3と、上記口部2を通じて上記容器本体3
内に挿入される塗布具4を備えた蓋体5とを具備してい
る。
【0014】図1(b)に示したように、上記口部2
は、上記容器本体3の胴部3aに対して胴細に形成され
ており、その外周面2aには、雄ねじ2bが形成されて
いる。
は、上記容器本体3の胴部3aに対して胴細に形成され
ており、その外周面2aには、雄ねじ2bが形成されて
いる。
【0015】上記蓋体5は、天板部5aの周縁部に、下
方に垂れる壁部5bが形成された蓋本体5cを主体とし
て構成されており、この蓋本体5cの天板部5a下面側
に上記塗布筆4を備えている。上記壁部5bの内周面に
は、上記雄ねじ2bに螺合する雌ねじ5dが形成されて
おり、また上記天板部5aの下面の略中央部には、下方
に開口する凹部5eが形成されている。そして、この凹
部5e内に上記塗布筆4の後端部4aが嵌着されてい
る。
方に垂れる壁部5bが形成された蓋本体5cを主体とし
て構成されており、この蓋本体5cの天板部5a下面側
に上記塗布筆4を備えている。上記壁部5bの内周面に
は、上記雄ねじ2bに螺合する雌ねじ5dが形成されて
おり、また上記天板部5aの下面の略中央部には、下方
に開口する凹部5eが形成されている。そして、この凹
部5e内に上記塗布筆4の後端部4aが嵌着されてい
る。
【0016】上記塗布筆4は、その後端部(上端部)4
aに、筆本体4bに一体化した基板部4cを有してい
る。この基板部4cの上面には、周縁部から上方に起立
する嵌着壁部4dが設けられている。また、上記筆本体
4bの長さ方向中間部には、環状の弾性鍔部が4eが筆
本体4bに一体的に設けられている。
aに、筆本体4bに一体化した基板部4cを有してい
る。この基板部4cの上面には、周縁部から上方に起立
する嵌着壁部4dが設けられている。また、上記筆本体
4bの長さ方向中間部には、環状の弾性鍔部が4eが筆
本体4bに一体的に設けられている。
【0017】この鍔部4eは、周縁部に進につれて薄肉
になる形態を有しており、上記蓋体5を上記口部2に螺
合させたときに、その先端部が口部2の内周面2cの下
端部近傍に当接するようになしてある。
になる形態を有しており、上記蓋体5を上記口部2に螺
合させたときに、その先端部が口部2の内周面2cの下
端部近傍に当接するようになしてある。
【0018】上記塗布具付容器1は、蓋体5を容器本体
3の口部2に螺合させた状態においては、上記口部2の
内周面2cの下端部近傍に、上記鍔部4eが当接してい
るので、これによって容器本体3内の密閉性が確保され
る。また、当該塗布具付容器1を振って内容物を攪はん
しても、内容物の口部2の内周面2c上方への移動が阻
止され、従来のような、口部2の内周面2cへの内容物
の付着が抑えられる。従って、蓋体5を閉める際に何等
支障を来すことがない。さらに、内容物を取り出す時に
口部2の内周面2cに付着した内容物は、蓋体5を口部
2に螺合させたときに、鍔部4eによって内周面2cの
下方に押し込まれるので、次回の使用に際しても、蓋体
5を開けるのに何等支障を来すことがない。
3の口部2に螺合させた状態においては、上記口部2の
内周面2cの下端部近傍に、上記鍔部4eが当接してい
るので、これによって容器本体3内の密閉性が確保され
る。また、当該塗布具付容器1を振って内容物を攪はん
しても、内容物の口部2の内周面2c上方への移動が阻
止され、従来のような、口部2の内周面2cへの内容物
の付着が抑えられる。従って、蓋体5を閉める際に何等
支障を来すことがない。さらに、内容物を取り出す時に
口部2の内周面2cに付着した内容物は、蓋体5を口部
2に螺合させたときに、鍔部4eによって内周面2cの
下方に押し込まれるので、次回の使用に際しても、蓋体
5を開けるのに何等支障を来すことがない。
【0019】このように、本実施例に係る塗布具付容器
1によれば、塗布筆4に、蓋体5を口部2に螺合させた
ときにその内周面2cの下端部に当接する鍔部4eを設
けることによって、口部2の内周面2cへの内容物の付
着を抑えるようにしたので、繰り返し使用しても蓋体5
の開け閉めに何等支障を来すことがなく、密閉性も充分
得られるので、内容物を最後まで使いきることができ
る。
1によれば、塗布筆4に、蓋体5を口部2に螺合させた
ときにその内周面2cの下端部に当接する鍔部4eを設
けることによって、口部2の内周面2cへの内容物の付
着を抑えるようにしたので、繰り返し使用しても蓋体5
の開け閉めに何等支障を来すことがなく、密閉性も充分
得られるので、内容物を最後まで使いきることができ
る。
【0020】図2(a)及び(b)は、本発明に係る塗
布具付容器の第2実施例を示したものである。図におい
て、符号10は塗布具付容器、Cは内容物を示してい
る。
布具付容器の第2実施例を示したものである。図におい
て、符号10は塗布具付容器、Cは内容物を示してい
る。
【0021】図2(a)に示したように、上記塗布具付
容器10は、上方に向けて開口する口部12及び口部1
2に嵌着された筒状の中栓体16を備えた有底筒状の容
器本体13と、上記口部12を通じて上記容器本体13
内に挿入される塗布筆(塗布具)14を備えた蓋体15
とを具備している。
容器10は、上方に向けて開口する口部12及び口部1
2に嵌着された筒状の中栓体16を備えた有底筒状の容
器本体13と、上記口部12を通じて上記容器本体13
内に挿入される塗布筆(塗布具)14を備えた蓋体15
とを具備している。
【0022】図2(b)に示したように、上記蓋体15
は、天板部15aの周縁部に、下方に垂れる壁部15b
が形成された蓋本体15cを主体として構成されてお
り、この蓋本体15cの天板部15aの下面側に上記塗
布筆14を備えている。上記壁部15bの内周面には、
上記雄ねじ2bに螺合する雌ねじ15dが形成されてお
り、また上記天板部15aの下面の略中央部には、下方
に開口する凹部15eが形成されている。そして、この
凹部15e内に上記塗布筆14の後端部14aが嵌着さ
れている。
は、天板部15aの周縁部に、下方に垂れる壁部15b
が形成された蓋本体15cを主体として構成されてお
り、この蓋本体15cの天板部15aの下面側に上記塗
布筆14を備えている。上記壁部15bの内周面には、
上記雄ねじ2bに螺合する雌ねじ15dが形成されてお
り、また上記天板部15aの下面の略中央部には、下方
に開口する凹部15eが形成されている。そして、この
凹部15e内に上記塗布筆14の後端部14aが嵌着さ
れている。
【0023】上記塗布筆14は、その後端部(上端部)
14aに、筆本体14bに一体化した基板部14cを有
している。この基板部14cの上面には、周縁部から上
方に起立する嵌着壁部14dを有している。また、上記
筆本体14bの長さ方向中間部には、環状の弾性鍔部が
14eが筆本体14bに一体的に設けられている。
14aに、筆本体14bに一体化した基板部14cを有
している。この基板部14cの上面には、周縁部から上
方に起立する嵌着壁部14dを有している。また、上記
筆本体14bの長さ方向中間部には、環状の弾性鍔部が
14eが筆本体14bに一体的に設けられている。
【0024】この鍔部14eは、周縁部に進むにつれて
薄肉になる形態を有しており、上記蓋体15を上記口部
12に螺合させたときに、先端部が中栓体16の内周面
16aの下端部近傍に当接し、上記容器本体13内を密
閉するようなしてある。
薄肉になる形態を有しており、上記蓋体15を上記口部
12に螺合させたときに、先端部が中栓体16の内周面
16aの下端部近傍に当接し、上記容器本体13内を密
閉するようなしてある。
【0025】上記塗布具付容器11は、蓋体15を容器
本体13の口部12に螺合させた状態においては、上記
中栓体16の内周面16aの下端部近傍に、上記鍔部1
4eが当接しているので、これによって容器本体13内
の密閉性が確保される。また、当該塗布具付容器10を
振って内容物を攪はんしても、内容物の中栓体16の内
周面16a上方への移動が阻止され、従来のような、中
栓体の内周面への内容物の付着が抑えられる。従って、
蓋体15を閉める際に何等支障を来すことがない。さら
に、内容物を取り出すときに中栓体16の内周面16a
に付着した内容物は、蓋体15を口部12に螺合させた
ときに、鍔部14eによって内周面16aの下方に押し
込まれるので、次回の使用に際しても、蓋体15を開け
るのに何等支障を来すことがない。
本体13の口部12に螺合させた状態においては、上記
中栓体16の内周面16aの下端部近傍に、上記鍔部1
4eが当接しているので、これによって容器本体13内
の密閉性が確保される。また、当該塗布具付容器10を
振って内容物を攪はんしても、内容物の中栓体16の内
周面16a上方への移動が阻止され、従来のような、中
栓体の内周面への内容物の付着が抑えられる。従って、
蓋体15を閉める際に何等支障を来すことがない。さら
に、内容物を取り出すときに中栓体16の内周面16a
に付着した内容物は、蓋体15を口部12に螺合させた
ときに、鍔部14eによって内周面16aの下方に押し
込まれるので、次回の使用に際しても、蓋体15を開け
るのに何等支障を来すことがない。
【0026】このように、本実施例に係る塗布具付容器
10は、塗布筆14に、蓋体15を口部12に螺合させ
たときに中栓体16内周面16aの下端部に当接する鍔
部14eを設けたので、中栓体16の内周面16aへの
内容物の付着を抑えることができる。従って、繰り返し
使用しても蓋体15の開け閉めに何等支障を来すことが
なく、密閉性も充分得られるので、内容物を最後まで使
いきることができる。また、蓋体15を、容器本体13
の口部12に螺合させて装着するので、螺合の際に、鍔
部14が中栓体16の内周面16aに回転しながら当接
し、該内周面16aに付着した内容物を下方に確実に押
し込むことができる。
10は、塗布筆14に、蓋体15を口部12に螺合させ
たときに中栓体16内周面16aの下端部に当接する鍔
部14eを設けたので、中栓体16の内周面16aへの
内容物の付着を抑えることができる。従って、繰り返し
使用しても蓋体15の開け閉めに何等支障を来すことが
なく、密閉性も充分得られるので、内容物を最後まで使
いきることができる。また、蓋体15を、容器本体13
の口部12に螺合させて装着するので、螺合の際に、鍔
部14が中栓体16の内周面16aに回転しながら当接
し、該内周面16aに付着した内容物を下方に確実に押
し込むことができる。
【0027】本発明の塗布具容器において、上記容器本
体の材質は、特に制限されるものではないが、ガラス、
プラスチックスなど、従来からこの種の塗布具付容器に
使用される通常のものが使用される。また、塗布具(鍔
部、筆本体及び塗布具の後端部)は、弾性のあるプラス
チックス或はゴム等の材質のものを使用することができ
る。また、蓋体及び中栓体の材質についても、プラスチ
ックスなどの従来からこの種の塗布具付容器に使用され
るものを使用することができる。
体の材質は、特に制限されるものではないが、ガラス、
プラスチックスなど、従来からこの種の塗布具付容器に
使用される通常のものが使用される。また、塗布具(鍔
部、筆本体及び塗布具の後端部)は、弾性のあるプラス
チックス或はゴム等の材質のものを使用することができ
る。また、蓋体及び中栓体の材質についても、プラスチ
ックスなどの従来からこの種の塗布具付容器に使用され
るものを使用することができる。
【0028】本発明に係る塗布具付容器に充填する内容
物は、特に制限されるものではないが、揮発成分及び固
形成分を主成分として含むもので、具体的には、マニキ
ュア、液状口紅等の化粧品、修正液、塗料、接着剤、薬
剤等が挙げられる。
物は、特に制限されるものではないが、揮発成分及び固
形成分を主成分として含むもので、具体的には、マニキ
ュア、液状口紅等の化粧品、修正液、塗料、接着剤、薬
剤等が挙げられる。
【0029】本発明に係る塗布具付容器は、上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない
範囲において、その寸法、形状等を適宜変更することが
できる。
に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない
範囲において、その寸法、形状等を適宜変更することが
できる。
【0030】例えば、容器本体の口部への蓋体への装着
は、上記第1実施例の塗布具付容器1ような螺合による
装着の他に、図3〜図7に示す第3〜7実施例の塗布具
付容器20、1’、1”、10’、10”のような、打
ち込み嵌合による装着を採用してもよく、これらの実施
例の塗布具付容器20、1’、1”、10’、10”に
おいても、上記第1実施例と同様の効果を得ることがで
きる。打ち込み嵌合のための嵌合箇所は、口部の外周面
等の全周に亘って設けることが好ましいが、全周に亘ら
なくても少なくとも2箇所以上の嵌合箇所を設け、確実
に密閉させるようにしてもよい。
は、上記第1実施例の塗布具付容器1ような螺合による
装着の他に、図3〜図7に示す第3〜7実施例の塗布具
付容器20、1’、1”、10’、10”のような、打
ち込み嵌合による装着を採用してもよく、これらの実施
例の塗布具付容器20、1’、1”、10’、10”に
おいても、上記第1実施例と同様の効果を得ることがで
きる。打ち込み嵌合のための嵌合箇所は、口部の外周面
等の全周に亘って設けることが好ましいが、全周に亘ら
なくても少なくとも2箇所以上の嵌合箇所を設け、確実
に密閉させるようにしてもよい。
【0031】また、上記実施例では、中栓体は、口部内
に嵌着させる形態のものとしたが、口部の外側から嵌着
させる形態のものであってもよい。
に嵌着させる形態のものとしたが、口部の外側から嵌着
させる形態のものであってもよい。
【0032】また、上記各実施例では塗布具として、塗
布筆を採用したが、偏平なヘラや、フェルト状の棒状体
等を先端部に備えたもの等を塗布具として採用してもよ
い。
布筆を採用したが、偏平なヘラや、フェルト状の棒状体
等を先端部に備えたもの等を塗布具として採用してもよ
い。
【0033】また、上記実施例では、鍔部を塗布具(塗
布筆の筆本体)に一体的に設けたが、鍔部を別体として
容易しておき、塗布具に嵌着、接着等の方法によって取
り付けて設けてもよい。この場合、鍔部の材質として
は、弾性のあるプラスチックスやゴム等を使用すること
ができる。
布筆の筆本体)に一体的に設けたが、鍔部を別体として
容易しておき、塗布具に嵌着、接着等の方法によって取
り付けて設けてもよい。この場合、鍔部の材質として
は、弾性のあるプラスチックスやゴム等を使用すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る塗布具付容器は、口部又は
中栓体の内周面への内容物の付着を抑えることができ、
また、繰り返し使用しても蓋体の開け閉めに支障を来す
ことがなく、内容物を無駄なく最後まで使いきることが
できる。
中栓体の内周面への内容物の付着を抑えることができ、
また、繰り返し使用しても蓋体の開け閉めに支障を来す
ことがなく、内容物を無駄なく最後まで使いきることが
できる。
【図1】本発明に係る塗布具付容器の第1実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図2】本発明に係る塗布具付容器の第2実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図3】本発明に係る塗布具付容器の第3実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図4】本発明に係る塗布具付容器の第4実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図5】本発明に係る塗布具付容器の第5実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図6】本発明に係る塗布具付容器の第6実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図7】本発明に係る塗布具付容器の第7実施例を示す
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
図であり、(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面
図である。
【図8】従来の塗布具付容器を示す側断面図であり、
(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面図である。
(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面図である。
【図9】従来の塗布具付容器を示す側断面図であり、
(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面図である。
(a)は側断面図、(b)は要部拡大側断面図である。
【符号の説明】 1、1’、1”、10、10’、10”、20 塗布具
付容器 2、2’、2”、12、12’、12”、22 口部 2c、2c’、2c”、16a、16a”、16a”、
22c 内周面 3、3’、3”、13、13’、14”、23 容器本
体 4、4’、4”、14、14’、14”、24 塗布筆
(塗布具) 4e、4e’、4e”、14e、14e’、14e”、
24 鍔部 5、5’、5”、15、15’、15”、25 蓋体 16、16’ 中栓体
付容器 2、2’、2”、12、12’、12”、22 口部 2c、2c’、2c”、16a、16a”、16a”、
22c 内周面 3、3’、3”、13、13’、14”、23 容器本
体 4、4’、4”、14、14’、14”、24 塗布筆
(塗布具) 4e、4e’、4e”、14e、14e’、14e”、
24 鍔部 5、5’、5”、15、15’、15”、25 蓋体 16、16’ 中栓体
Claims (2)
- 【請求項1】 上方に向けて開口する口部を備えた有底
筒状の容器本体と、上記口部を通じて上記容器本体内に
挿入される塗布具を備えた蓋体とを具備した塗布具付容
器において、上記塗布具に、上記蓋体を上記口部に装着
したときに、上記口部の内周面の下端部近傍に当接する
環状の弾性鍔部を設けたことを特徴とする塗布具付容
器。 - 【請求項2】 上方に向けて開口する口部及び該口部内
に密嵌される筒状の中栓体を備えた有底筒状の容器本体
と、上記中栓を通じて上記容器本体内に挿入される塗布
具を備えた蓋体とを具備した塗布具付容器において、上
記塗布具に、上記蓋体を上記口部に装着したときに、上
記中栓体の内周面の下端部近傍に当接する環状の弾性鍔
部を設けたことを特徴とする塗布具付容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068215A JPH08256830A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 塗布具付容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7068215A JPH08256830A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 塗布具付容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08256830A true JPH08256830A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13367359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7068215A Pending JPH08256830A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 塗布具付容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08256830A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011049267A1 (ko) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | (주)연우 | 정량인출이 가능한 스포이드와 이를 구비하는 화장품 용기 |
FR3079397A1 (fr) * | 2018-03-30 | 2019-10-04 | L'oreal | Applicateur comprenant une zone de souplesse |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP7068215A patent/JPH08256830A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011049267A1 (ko) * | 2009-10-19 | 2011-04-28 | (주)연우 | 정량인출이 가능한 스포이드와 이를 구비하는 화장품 용기 |
US9427064B2 (en) | 2009-10-19 | 2016-08-30 | Yonwoo Co., Ltd | Liquid dropper allowing quantitative withdrawal, and a cosmetic container equipped with the same |
FR3079397A1 (fr) * | 2018-03-30 | 2019-10-04 | L'oreal | Applicateur comprenant une zone de souplesse |
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