JP2002278362A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002278362A
JP2002278362A JP2001076406A JP2001076406A JP2002278362A JP 2002278362 A JP2002278362 A JP 2002278362A JP 2001076406 A JP2001076406 A JP 2001076406A JP 2001076406 A JP2001076406 A JP 2001076406A JP 2002278362 A JP2002278362 A JP 2002278362A
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image
image carrier
forming apparatus
image forming
rotating shaft
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JP2001076406A
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English (en)
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Toru Sasaki
徹 佐々木
Yasuyuki Shindo
泰之 進藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体を安定して回転できるとともに小型
化が図れる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体1と、この感光体1の表面を一様
に帯電する帯電装置3と、感光体1に光を照射して静電
潜像を形成する露光装置と、画像データの階調情報に基
づいて静電潜像を可視像として現像する現像装置5と、
感光体1の可視像を転写紙に転写する転写ローラ8と、
感光体1に連結された回転軸2と、この回転軸2を回転
駆動する駆動モータ33と、この駆動モータ33から回
転軸2に駆動力を伝達する伝達装置51とを備える複写
機において、回転軸2とは異なる回転角速度で回転する
磁石28aを設け、感光体1の回転力が磁石28aによ
り誘導される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来に係る複写機、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置の感光体の駆動部を示
す。感光体(像担持体)100はピン114係合により
回転軸220と一体化され、回転軸220は右側板11
5に固定された軸受116と左側板117に固定された
軸受118により回転自在に支持されている。右側板1
15の右側の回転軸220には従動ギヤ119がピン1
20係合により回転軸220に固定されている。
【0003】回転軸220を支持する軸受121はモー
タ取付け板122に固持され、モータ取付け板122に
は感光体100を回転駆動する駆動モータ230例えば
DCブラシレスモータが固定されている。駆動モータ2
30の出力軸にはギヤ123が固定され、ギヤ123は
モータ取付け板122に固定されたスタッド240に回
転自在に挿入されたアイドルギヤ250を回転駆動す
る。アイドルギヤ250にはアイドルギヤ250より小
径のアイドルギヤ125が一体化されており、アイドル
ギヤ125は感光体100の回転軸220に固定された
従動ギヤ119に噛み合っており、従動ギヤ119の回
転により感光体100が回転駆動される。
【0004】このような感光体100を用いた画像形成
装置は、感光体100の回転変動が潜像の書き込みや転
写に影響を及ぼし、出力画像の濃度むらになるため、感
光体100の回転軸220にフライホイールを取り付け
ることにより慣性モーメントを増加させたり、感光体1
00の表面や回転軸220上の従動ギヤ119等に摩擦
材を当接し感光体の回転むらを減少させる技術が知られ
ている。また、特開平7−239589号公報では、摩
擦材(ブレーキ材)を感光体ドラムに摺接させ負荷トル
クにより回転速度の変化を少なくする技術が開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者における
感光体100の回転軸220に取り付けるフライホイー
ルは、感光体駆動系のギヤ119やプーリ等の精度及び
現像器や転写部への転写用紙進入等による感光体100
の負荷変動に対応するために大きな慣性モーメントが必
要になる。この慣性モーメントは半径の2乗に比例する
ため、慣性モーメントを大きくするためにはフライホイ
ールの外径を大きくする必要があり、フライホイールの
外径を大きくすることにより装置が大型化してしまうと
いう課題がある。特に、重いフライホイールを取り付け
ることにより軸や装置の鋼性アップが必要であり、保守
性にも問題が生じる。
【0006】また、後者における摩擦材を用いる技術で
は、装置が大型化してしまうとともに、摩擦材の磨耗等
による経時変化で圧力変動の発生が生じてしまい、感光
体の回転が安定し難いという課題がある。
【0007】そこで、本発明は、像担持体を安定して回
転できるとともに小型化が図れる画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、像担持体と、この像担持体の表面を一様に帯電する
帯電装置と、像担持体に光を照射して静電潜像を形成す
る露光装置と、画像データの階調情報に基づいて静電潜
像を可視像として現像する現像装置と、像担持体の可視
像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体に連結され
た回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動源と、この
駆動源から回転軸に駆動力を伝達する伝達装置とを備え
る画像形成装置において、回転軸とは異なる回転角速度
で回転軸を中心に回転する磁性体を設け、像担持体の回
転力が磁性体により誘導されることを特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明では、回転軸と
は異なる回転角速度で回転軸を中心に回転する磁石等の
磁性体を設け、像担持体の回転を磁性体により誘導し、
像担持体の回転に対し回転誘導力を与えることにより、
像担持体は磁性体から回転誘導力により負荷を受けた状
態で回転するので、像担持体の負荷変動による伝達装置
のガタツキが生じ難くなり、像担持体を安定して回転す
ることができる。また、従来のように、大きなフライホ
ィールや摩擦材を設ける必要がないので、構成が簡単で
あるとともに、小型化及びコストの低減が図れ、保守性
が良い。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記像担持体の回転軸に、前記磁性体
が吸着される回転板を固定したことを特徴とする。
【0011】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、像担
持体の回転軸に磁性体が吸着される回転板を設けること
により、磁性体の誘導力を大きくすることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記回転板は、プーリ又はギヤである
ことを特徴とする。
【0013】この請求項3に記載の発明では、請求項2
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、像担
持体の回転軸に固定されたプーリ又はギヤの側面を磁性
体の吸引面として利用するだけであり、構成が簡単で且
つコストの低減が図れる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、前記磁性体は、前記
像担持体を回転駆動する駆動源によって回転することを
特徴とする。
【0015】この請求項4に記載の発明では、請求項1
乃至3のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、像担持体の回転軸に設けた磁性体が、像担
持体を回転駆動する同一の駆動源にて回転することによ
り、コストの低減が図れるとともに、像担持体と磁性体
との回転速度比が常に一定に保たれる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、前記磁性体は、前記
像担持体の回転角速度より遅く回転することを特徴とす
る。
【0017】この請求項5に記載の発明では、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、像担持体の回転軸上で回転する磁性体を、
像担持体の回転軸の回転角速度より遅く回転させること
により、外部負荷や駆動変動にて発生する像担持体の回
転変動を磁性体からの回転誘導力(磁性体が像担持体に
与える負荷)により抑制し、駆動源の駆動を確実に伝達
することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、前記磁性体は、前記
像担持体の回転軸の回転角速度より速く回転することを
特徴とする。
【0019】この請求項6に記載の発明では、請求項1
乃至4のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、像担持体の回転軸上で回転する磁性体を、
像担持体の回転軸の回転角速度より早く回転させること
により、像担持体に当接してクリーニングを行うクリー
ニングブレードの圧接等にて発生する像担持体の回転変
動を磁性体の回転誘導力により抑制することができる。
【0020】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6のいずれかに記載の発明において、前記伝達装置は、
ベルトを用いて駆動源から回転軸に駆動力を伝達してい
ることを特徴とする。
【0021】この請求項7に記載の発明では、請求項1
乃至6のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏す
るとともに、ベルトを用いて回転軸を回転駆動すること
により、ギアのバックラッシュ等のガタツキが無く、磁
性体からの回転誘導力が安定する。
【0022】請求項8に記載の発明では、像担持体と、
この像担持体の表面を一様に帯電する帯電装置と、像担
持体に光を照射して静電潜像を形成する露光装置と、画
像データの階調情報に基づいて静電潜像を可視像として
現像する現像装置と、像担持体の可視像を転写紙に転写
する転写装置と、像担持体に連結された回転軸と、この
回転軸を回転駆動する駆動源と、この駆動源から回転軸
に駆動力を伝達する伝達装置とを備える画像形成装置に
おいて、像担持体の回転軸には、磁性体を有する回転板
が設けられていることを特徴とする。
【0023】この請求項8に記載の発明では、像担持体
の回転軸に磁石等の磁性体を有する回転板を設けること
で、例えば画像形成装置本体の筐体と磁性体との間で生
じる誘導引力により、像担持体の回転に対し負荷を与え
ることにより、像担持体が負荷を受けた状態で回転する
ので、像担持体の負荷変動による伝達装置のガタツキが
生じ難くなり、像担持体を安定して回転することができ
る。また、従来のように、大きなフライホィールや摩擦
材を設ける必要がないので、構成が簡単であるととも
に、小型化及びコストの低減が図れ、保守性が良い。
【0024】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明において、前記回転板は、ギヤであることを特
徴とする。
【0025】この請求項9に記載の発明では、請求項8
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、ギヤ
に磁性体を設けるだけであり、構成が簡単で且つコスト
の低減が図れる。
【0026】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の発明において、前記回転板は、フライホイールで
あることを特徴とする。
【0027】この請求項10に記載の発明では、請求項
8に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、フ
ライホィールに磁性体を設けるだけであり、構成が簡単
で且つコストの低減が図れるとともに、磁性体により像
担持体の回転軸に負荷を与えているので、フライホィー
ルを大きくする必要が無く、小型化が図れる。
【0028】請求項11に記載の発明では、請求項8乃
至10のいずれかに記載の発明において、前記磁性体を
有する回転板は、前記駆動源によって回転することを特
徴とする。
【0029】この請求項11に記載の発明では、請求項
8乃至10のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を
奏するとともに、磁性体を有する回転板が、像担持体を
回転駆動する同一の駆動源にて回転することにより、コ
ストの低減が図れるとともに、像担持体と磁性体との回
転速度比が常に一定に保たれる。
【0030】請求項12に記載の発明では、請求項8乃
至11のいずれかに記載の発明において、前記磁性体
は、回転板の円周上に設けられていることを特徴とす
る。
【0031】この請求項12に記載の発明では、請求項
8乃至11のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を
奏するとともに、磁性体を回転板の円周上に設けるだけ
であり、構成が簡単である。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明を適用した複写機を概略的に示す構成図である。図1
において、ドラム状の感光体1は回転軸2に固定され矢
印(時計方向)に回転する。感光体1の周辺には帯電ロ
ーラ3が当接し、感光体1の表面が所定の極性に均一に
帯電される。その帯電面に図示していない露光部からレ
ーザ光4の書き込み走査による画像露光が行われ、感光
体1の表面に所定の静電潜像が形成される。
【0033】このようにして形成された静電潜像に現像
装置5内で矢印(反時計方向)に回転する現像ローラ6
で搬送されたトナーによりトナー画像として可視像化さ
れる。感光体1の表面に形成されたトナー画像は、レジ
ストローラ7から感光体1と転写ローラ8の間に送られ
転写紙9に転写される。転写紙9に転写されたトナー画
像は用紙ガイド板12により定着装置13に誘導搬送さ
れ、定着装置13によって転写紙8上に転写されたトナ
ー画像が定着される。
【0034】一方、トナー画像の転写後、感光体1の表
面に残留付着しているトナーや、微細な紙粉などは、ク
リーニング装置10のファーブラシ11により除電され
ファーブラシ11の当接回転により感光体1から除去さ
れる。なお、クリーニング工程のあとに感光体表面を除
電する場合、図示しない除電装置にて除電を行う。
【0035】図2は、感光体を駆動する駆動部を示す断
面図である。駆動部50において、感光体1の回転軸2
には軸受27により回転自在のギヤ(回転板)28が挿
入され、ギヤ28の従動ギヤ29側には磁石(磁性体)
28aが固定されている。感光体1の回転軸2に固定さ
れたギヤ28の側面を磁石28aの吸引面として利用す
るだけであり、構成が簡単で且つコストの低減が図れ
る。また、回転軸2には従動ギヤ29がピン30により
固定されており、回転軸2は右側板15に固定されてい
る軸受16とモータ取付け板31に固定されている軸受
32に回転自在に挿入されている。
【0036】一方、モータ取付け板31に固持された駆
動モータ(駆動源)33のギヤ33aはアイドルギヤ3
4aと噛み合っている。アイドルギヤ34aには従動ギ
ヤ29を回転駆動するアイドルギヤ34bと、磁石28
aが固定されたギヤ28を回転駆動するアイドルギヤ3
4cが一体化され、アイドルギヤ34a、34b、34
cは右側板15とモータ取付け板31に固持されたシャ
フト35に回転自在に挿入されている。本実施の形態で
は、これらギヤ28、29、33a、34a、34b、
34cで伝達装置51を構成している。
【0037】駆動モータ33のギヤ33aが回転する
と、アイドルギヤ34bにより従動ギヤ29が回転し、
アイドルギヤ34cによりギヤ28が回転する。これら
アイドルギヤ34bと従動ギヤ29の減速比とアイドル
ギヤ34cとギヤ28の減速比は異なるため、従動ギヤ
29とギヤ28とは異なる角速度で回転する。磁石28
aが設けられたギヤ28が、感光体1を回転駆動する同
一の駆動モータ33にて回転することにより、コストの
低減が図れるとともに、感光体1とギヤ28との回転速
度比が常に一定に保たれる。尚、本実施の形態では、ア
イドルギヤ34cとギヤ28の伝達をギヤ駆動にした
が、ベルト駆動により従動ギヤ29の減速と異なる減速
比でギヤ28を駆動しても良い。
【0038】このように、アイドルギヤ34cとギヤ2
8の減速比をアイドルギヤ34bと従動ギヤ29との減
速比よりも大きくすることにより、ギヤ28の角速度が
従動ギヤ29より小さくなり、従動ギヤ29はギヤ28
に固定した磁石28aの誘導力により反回転方向に負荷
を受けた状態で回動するため、感光体1の負荷変動によ
るギヤ歯間(バックラッシュ)のガタが発生せず、常に
駆動モータ33の回転駆動に従動した駆動を感光体1に
伝達することができ、感光体1を安定して回転すること
ができる。また、従来のように、大きなフライホィール
や摩擦材を設ける必要がないので、構成が簡単であると
ともに、小型化及びコストの低減が図れ、保守性が良
い。
【0039】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述した部分と同様な部分には、同一の
符号を付することにより、その説明を省略する。
【0040】図3は、第2実施の形態に係る駆動部を示
す断面図である。感光体1の回転軸2は右側板15に固
定された軸受16と軸受け板39に固定された軸受40
により回転自在に支持されている。回転軸2にはピン4
1により固定された歯付プーリ42と、軸受43により
回転自在の歯付プーリ(回転板)44が取り付けられて
おり、歯付プーリ44の歯付プーリ42側には磁石44
aが固定されている。
【0041】右側板37には駆動モータ45が固定され
ており、駆動モータ45の出力軸には駆動プーリ45a
と駆動プーリ45bが固定され、駆動プーリ45aと駆
動プーリ45bの間には仕切り板45cが挿入されてい
る。歯付プーリ42と駆動プーリ45bにはタイミング
ベルト46が掛けられており、駆動モータ45が回転す
るとタイミングベルト46により駆動プーリ45bから
歯付プーリ42に回転力が伝達されて回転軸2が回転す
る。尚、本実施の形態では、歯付きプーリ42、44駆
動プーリ45a、従動プーリ45b、タイミングベルト
46、47で伝達装置51を構成している。
【0042】一方、駆動モータ45が回転すると駆動プ
ーリ45aからタイミングベルト47を介し歯付プーリ
44が回転する。駆動プーリ45bと歯付プーリ42の
減速比より駆動プーリ45aと歯付プーリ44の減速比
が小さいため、歯付プーリ44は歯付プーリ42より速
く回転し、歯付プーリ44に固定した磁石44aが歯付
プーリ42の回転方向に回転力を付与する。
【0043】このように、感光体1の回転軸2の回転角
速度よりも磁石44aを設けた歯付プーリ44を速く回
転させることにより、感光体1の回転変動を磁石44a
の回転誘導力により抑制することができる。また、タイ
ミングベルト46、47を用いて回転軸2を回転駆動す
ることにより、ギアのバックラッシュ等のガタツキが無
く、磁石44aからの回転誘導力が安定する。
【0044】図4は第3実施の形態に係る駆動部を示す
断面図である。感光体1の回転軸2には従動ギヤ29が
ピン30により固定されており、回転軸2は右側板15
に固定されている軸受16とモータ取付け板31に固定
されている軸受32とに回転自在に挿入されている。ま
た、従動ギヤ29には、その円周上に磁石29aが固定
されている。
【0045】一方、モータ取付け板31に固持された駆
動モータ33のギヤ33aはアイドルギヤ34aと噛み
合っている。アイドルギヤ34aには従動ギヤ29を回
転駆動するアイドルギヤ34bが一体化され、アイドル
ギヤ34a、34bは右側板15とモータ取付け板31
に固持されたシャフト35に回転自在に挿入されてい
る。駆動モータ33のギヤ33aが回転すると、アイド
ルギヤ34bにより従動ギヤ29が回転する。尚、本実
施の形態では、アイドルギヤ34aとギヤ29の伝達を
ギヤ駆動にしたが、ベルト駆動によりギヤ29を駆動し
ても良い。
【0046】本実施の形態では、右側板15は鉄を材料
として構成されており、従動ギヤ29は磁石29aが右
側板15との間に生じる誘導引力により負荷を受けるこ
ととなる。従って、従動ギヤ29は、その負荷を受けた
状態で回動するため、感光体1への回転変動の原因とな
る外乱(例えば、感光体1に接触するブラシローラ11
の圧力等)に対しても負荷としての効果が働き、常に駆
動モータ33の回転駆動に従動した駆動を感光体1に伝
達することができる。
【0047】図5は、第4実施の形態に係る駆動部を示
す断面図である。感光体1の回転軸2は右側板15に固
定された軸受16と軸受け板39に固定された軸受40
により回転自在に支持されている。回転軸2にはピン4
1により固定された歯付プーリ42が取り付けられてお
り、歯付プーリ42には磁石42aが固定されている。
【0048】右側板16には駆動モータ45が固定され
ており、駆動モータ45の出力軸には駆動プーリ45a
が固定されている。歯付プーリ42と駆動プーリ45a
にはタイミングベルト46が掛けられており、駆動モー
タ45が回転するとタイミングベルト46により駆動プ
ーリ45aから歯付プーリ42に回転力が伝達されて回
転軸2が回転する。
【0049】歯付プーリ42は、固定した磁石42aが
右側板37との間に生じる誘導引力により負荷を受ける
こととなる。歯付プーリ42は、その負荷を受けた状態
で回動するため、感光体1への回転変動の原因となる外
乱に対しても負荷としての効果が働き、常に駆動モータ
33の回転駆動に従動した駆動を感光体1に伝達するこ
とができる。
【0050】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、第3実施の形態では、回転板と
して従動ギヤ29を用いたが、これに限定されず、フラ
イホィールを回転板として用いても良く、この場合、構
成が簡単で且つコストの低減が図れるとともに、磁石2
9aにより感光体1の回転軸2に負荷を与えているの
で、フライホィールを大きくする必要が無く、小型化が
図れる。
【0051】本発明は、複写機50に適用したが、これ
に限定されず、例えば、複写機50の他に、プリンタ、
ファクシミリ等の画像形成装置に適用しても同様な作用
効果を奏する。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、回転軸とは
異なる回転角速度で回転する磁性体を設け、像担持体の
回転を磁性体により誘導し、像担持体の回転に対し回転
誘導力を与えることにより、像担持体が磁性体から回転
誘導力により負荷を受けた状態で回転するので、像担持
体の負荷変動による伝達装置のガタツキが生じ難くな
り、像担持体を安定して回転することができる。また、
従来のように、大きなフライホィールや摩擦材を設ける
必要がないので、構成が簡単であるとともに、小型化及
びコストの低減が図れ、保守性が良い。
【0053】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、像担持体の回
転軸に磁性体が吸着される回転板を設けることにより、
磁性体の誘導力を大きくすることができる。
【0054】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、像担持体の回
転軸に固定されたプーリ又はギヤの側面を磁性体の吸引
面として利用するだけであり、構成が簡単で且つコスト
の低減が図れる。
【0055】請求項4に記載の発明では、請求項1乃至
3のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、像担持体の回転軸に設けた磁性体が、像担持体を回
転駆動する同一の駆動源にて回転することにより、コス
トの低減が図れるとともに、像担持体と磁性体との回転
速度比が常に一定に保たれる。
【0056】請求項5に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、像担持体の回転軸上で回転する磁性体を、像担持体
の回転軸の回転角速度より遅く回転させることにより、
外部負荷や駆動変動にて発生する像担持体の回転変動を
磁性体の回転誘導力により抑制し、駆動源の駆動を確実
に伝達することができる。
【0057】請求項6に記載の発明では、請求項1乃至
4のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏するととも
に、像担持体の回転軸上で回転する磁性体を、像担持体
の回転軸の回転角速度より早く回転させることにより、
像担持体の回転変動を磁性体の回転誘導力により抑制す
ることができる。
【0058】請求項7に記載の発明では、請求項1乃至
6のいずれかに記載の発明と同様な作用効果を奏すると
ともに、ベルトを用いて回転軸を回転駆動することによ
り、ギアのバックラッシュ等のガタツキが無く、磁性体
からの回転誘導力が安定する。
【0059】請求項8に記載の発明では、像担持体の回
転軸に磁性体を有する回転板を設けることで、例えば画
像形成装置本体の筐体と磁性体との間で生じる誘導引力
により、像担持体の回転に対し負荷を与えることによ
り、像担持体が負荷を受けた状態で回転するので、像担
持体の負荷変動による伝達装置のガタツキが生じ難くな
り、像担持体を安定して回転することができる。また、
従来のように、大きなフライホィールや摩擦材を設ける
必要がないので、構成が簡単であるとともに、小型化及
びコストの低減が図れ、保守性が良い。
【0060】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、ギヤに磁性体
を設けるだけであり、構成が簡単で且つコストの低減が
図れる。
【0061】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の発明と同様な効果を奏するとともに、フライホィ
ールに磁性体を設けるだけであり、構成が簡単で且つコ
ストの低減が図れるとともに、磁性体により像担持体の
回転軸に負荷を与えているので、フライホィールを大き
くする必要が無く、小型化が図れる。
【0062】請求項11に記載の発明では、請求項8乃
至10のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏すると
ともに、磁性体を有する回転板が、像担持体を回転駆動
する同一の駆動源にて回転することにより、コストの低
減が図れるとともに、像担持体と磁性体との回転速度比
が常に一定に保たれる。
【0063】請求項12に記載の発明では、請求項8乃
至11のいずれかに記載の発明と同様な効果を奏すると
ともに、磁性体を回転板の円周上に設けるだけであり、
構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複写機を概略的に示す構成図
である。
【図2】感光体を駆動する駆動部を示す断面図である。
【図3】第2実施の形態に係る駆動部を示す断面図であ
る。
【図4】第3実施の形態に係る駆動部を示す断面図であ
る。
【図5】第3実施の形態に係る駆動部を示す断面図であ
る。
【図6】従来に係る感光体及び駆動部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 感光体(像担持体) 2 回転軸 3 帯電装置 5 現像装置 8 転写装置 33 駆動モータ(駆動源) 28 ギヤ(回転板) 29 従動ギヤ(回転板) 28a、29a、42a、44a 磁石(磁性体) 42、44 歯付きプーリ(回転板) 46、47 タイミングベルト 51 伝達装置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、この像担持体の表面を一様
    に帯電する帯電装置と、像担持体に光を照射して静電潜
    像を形成する露光装置と、画像データの階調情報に基づ
    いて静電潜像を可視像として現像する現像装置と、像担
    持体の可視像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体
    に連結された回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動
    源と、この駆動源から回転軸に駆動力を伝達する伝達装
    置とを備える画像形成装置において、 回転軸とは異なる回転角速度で回転軸を中心に回転する
    磁性体を設け、像担持体の回転力が磁性体により誘導さ
    れることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体の回転軸に、前記磁性体が
    吸着される回転板を固定したことを特徴とする請求項1
    に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転板は、プーリ又はギヤであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記磁性体は、前記像担持体を回転駆動
    する駆動源によって回転することを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記磁性体は、前記像担持体の回転角速
    度より遅く回転することを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記磁性体は、前記像担持体の回転軸の
    回転角速度より速く回転することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記伝達装置は、ベルトを用いて駆動源
    から回転軸に駆動力を伝達していることを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体と、この像担持体の表面を一様
    に帯電する帯電装置と、像担持体に光を照射して静電潜
    像を形成する露光装置と、画像データの階調情報に基づ
    いて静電潜像を可視像として現像する現像装置と、像担
    持体の可視像を転写紙に転写する転写装置と、像担持体
    に連結された回転軸と、この回転軸を回転駆動する駆動
    源と、この駆動源から回転軸に駆動力を伝達する伝達装
    置とを備える画像形成装置において、 像担持体の回転軸には、磁性体を有する回転板が設けら
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記回転板は、ギヤであることを特徴と
    する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記回転板は、フライホイールである
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記磁性体を有する回転板は、前記駆
    動源によって回転することを特徴とする請求項8乃至1
    0のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記磁性体は、回転板の円周上に設け
    られていることを特徴とする請求項8乃至11のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007322807A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Tamagawa Seiki Co Ltd 回転体駆動装置及び方法
CN111130268A (zh) * 2020-03-24 2020-05-08 南通森玛特电机有限公司 一种永磁无刷电机的散热结构

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