JP2001305882A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
写ベルト上に記録媒体を静電吸着させて搬送し、その記
録媒体に感光体上のトナー像を転写する画像形成装置に
おいて、駆動ローラの速度変動を抑え、記録媒体上のト
ナー像に濃度むらができる不具合を防止する。 【解決手段】 駆動モータの回転を、カップリング19
を介して駆動ローラ1に伝達して、その駆動ローラ1を
回転駆動する。
Description
て搬送される記録媒体に、像担持体に形成されたトナー
像を転写する画像形成装置に関するものである。
いはその少なくとも2つの機能を備えた複合機などとし
て構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知で
ある。
一例を示す概略図である。ここに示した画像形成装置
は、駆動ローラ1と従動ローラ2とに巻き掛けられた転
写ベルト3が、駆動ローラ1の回転により、矢印A方向
に走行駆動され、その転写ベルト3上に記録媒体Pが担
持されて搬送される。このとき、表面にトナー像が形成
されて矢印B方向に回転駆動されるドラム状の感光体4
として構成された像担持体が記録媒体Pの表面に当接す
ると共に、転写ベルト3の裏面に当接したバイアスロー
ラ5に、感光体上のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が
印加される。これにより、記録媒体Pは転写ベルト3上
に静電吸着され、しかも感光体4上のトナー像が記録媒
体P上に静電的に転写される。このトナー像は図示して
いない定着装置により記録媒体上に定着されて最終画像
となる。
スローラ5は、フレーム6に回転自在に支持され、これ
らの要素と転写ベルト3などの要素によって一体的な転
写ユニット7が構成されている。かかる転写ユニット7
は、その駆動ローラ1の中心軸線のまわりに揺動可能と
なっていて、トナー像の転写動作時以外の時期には、図
11に鎖線で示すように転写ベルト3が感光体4から離
間する。
この図に符号Rを付した側が画像形成装置本体9の奥側
であり、符号Fを付した側が画像形成装置本体9の手前
側となる。従来の画像形成装置においては、駆動ローラ
1の奥側の端部に軸受8が取り付けられ、その軸受8が
画像形成装置本体9の構造体、ここに示した例では画像
形成装置本体9の奥側の側板10Aに着脱可能に嵌合
し、駆動ローラ1の奥側の端部がその軸受8に回転自在
に支持されている。
ローラギア11が固定され、このギア11に、画像形成
装置本体側に回転自在に支持された本体ギア12が噛み
合い、画像形成装置本体側に設けられた図示していない
駆動モータより成る駆動源の回転が本体ギア12を介し
て駆動ローラギア11に伝えられ、これにより駆動ロー
ラ1が図11における反時計方向に回転駆動され、転写
ベルト3が矢印A方向に走行駆動される。
装置本体9の手前側の側板10Bに着脱可能に固定され
た支持板13に回転自在に支持されている。支持板13
を手前側の側板10Bから外し、転写ユニット7を矢印
Cで示した手前側に引くと、軸受8が奥側の側板10A
から外れると共に、駆動ローラギア11が本体ギア12
から外れ、その軸受8と駆動ローラギア11を含む転写
ユニット7を、画像形成装置本体9に対して、手前側に
取り出すことができる。逆の操作により転写ユニット7
を画像形成装置本体9に装着することができる。
置においては、着脱可能に噛み合った駆動ローラギア1
1と本体ギア12を介して駆動モータの回転が駆動ロー
ラ1に伝達され、その駆動ローラ1が回転駆動される。
その際、転写ベルト3は、或る張力をもって駆動ローラ
1と従動ローラ2に巻き掛けられているので、図13に
誇張して示すように、駆動ローラ1が、転写ベルト3か
ら受ける外力により弾性的に曲げ変形したり、捩れ変形
する。このため、駆動ローラ1に固定された駆動ローラ
ギア11と、画像形成装置本体側に設けられた本体ギア
12とが正しく噛み合わず、両ギア11,12の軸間距
離が不正確なものとなる。このため、両ギア11,12
の回転時に、その各歯同士が次々に噛み合う際に、駆動
ローラギア11と駆動ローラ1の回転速度に変動が生じ
る。互いに対をなした一対のギアの歯同士が1秒間に噛
み合う回数を噛み合い周波数と称することにすると、駆
動ローラギア11と駆動ローラ1に、その噛み合い周波
数に対応する周期的な速度変動が生じるのである。また
駆動ローラギア11と本体ギア12の着脱時にその歯面
に傷が付くことにより、駆動ローラギア11と駆動ロー
ラ1に周期的な速度変動が発生することも考えられる。
ギア11,12を介して駆動ローラ1を回転駆動するよ
うに構成すると、駆動ローラ1に噛み合い周波数に対応
する周期的な速度変動が発生し、これによって転写ベル
ト3が同じ周期で速度変動する。一方、記録媒体Pは転
写ベルト3に静電的に吸着保持されて搬送される。この
ため、転写ベルト3が上述のように周期的に速度変動を
起こすと、感光体4から記録媒体P上に転写されたトナ
ー像、ひいてはその最終画像に、例えば数mm程度のピッ
チの濃度むらが発生し、その画質が劣化する。
規な認識に基づきなされたものであり、その目的とする
ところは、画像に濃度むらが発生する不具合を効果的に
抑えることのできる画像形成装置を提供することにあ
る。
成するため、回転駆動される駆動ローラと、従動ローラ
とを含む少なくとも2本のローラに巻き掛けられて駆動
される転写ベルトに記録媒体を静電吸着させて搬送し、
その搬送される記録媒体に像担持体に形成されたトナー
像を静電的に転写する画像形成装置において、駆動源に
より回転駆動される駆動軸に設けられた駆動側係合部材
と、前記駆動ローラに設けられたローラ側係合部材と
を、着脱可能ではあるが、両者の相対回転は不能となる
ように、互いに連結して成るカップリングを介して、前
記駆動源の回転を駆動ローラに伝達して当該駆動ローラ
を回転駆動するように構成したことを特徴とする画像形
成装置を提案する(請求項1)。
係合部材とローラ側係合部材が互いに連結することによ
り、前記駆動ローラを位置決めする機能を兼用すると有
利である(請求項2)。
成装置において、前記ローラ側係合部材が、駆動側係合
部材に対して、駆動ローラの軸線方向に着脱可能に連結
していると有利である(請求項3)。
載の画像形成装置において、前記駆動軸に固定された第
1のギアと、該第1のギアに噛み合い、かつ前記駆動源
により回転駆動される第2のギアと、第1及び第2のギ
アの軸間を位置決めする支持部材とを有していると有利
である(請求項4)。
記載の画像形成装置において、前記像担持体を位置決め
する画像形成装置本体の構造体に対して前記駆動側係合
部材を位置決めすると有利である(請求項5)。
記載の画像形成装置において、前記駆動軸に慣性体を設
けると特に有利である(請求項6)。
に従って詳細に説明する。
示す概略図である。ここに示した画像形成装置の基本構
成は、先に説明した従来の画像形成装置と変りはなく、
像担持体の一例であるドラム状の感光体4と、転写ユニ
ット7とを有している。転写ユニット7は、図2にも示
すように、駆動ローラ1と、この駆動ローラ1に対して
平行に位置する従動ローラ2と、これらのローラ1,2
に巻き掛けられた可撓性を有する無端状の転写ベルト3
と、その転写ベルト3の内周面に当接する電圧印加部材
の一例であるバイアスローラ5と、駆動ローラ1、従動
ローラ2及びバイアスローラ5を回転自在に支持するフ
レーム6を有していると共に、転写ベルト3を清掃する
クリーニングブレード14と、転写ベルト3の内周面に
当接する接触板17とを有している。かかる転写ユニッ
ト7は、その駆動ローラ1の中心軸線のまわりに揺動可
能となっていて、転写動作の行われないときに、転写ユ
ニット7が図1に鎖線で示す位置を占め、このとき転写
ベルト3が感光体4の表面から離れる。
ローラ2の2つのローラに転写ベルト3を巻き掛けた
が、3本以上のローラに転写ベルト3を巻き掛けてこれ
を駆動するように構成することもできる。転写ベルト3
は少なくとも2本のローラに巻き掛けられるのである。
また、ドラム状の感光体に代えて、複数のローラに巻き
掛けられて駆動されるベルト状の感光体より成る像担持
体や、感光体からトナー像を転写されるドラム状又はベ
ルト状の中間転写体などから成る像担持体を用いてもよ
いことは従来より周知のとおりである。
図1における時計方向、すなわち矢印B方向に回転を始
め、このときそれ自体周知のように、感光体表面に静電
潜像が形成され、その潜像が図示していない現像装置に
よってトナー像として可視像化される。現像装置を通過
した感光体表面は、除電ランプ15からの光を照射され
てその表面電位が下げられる。
紙、樹脂シート、樹脂フィルム又は布などから成る記録
媒体Pが給送され、かかる記録媒体Pは、その先端がレ
ジストローラ対16に突き当って一旦、停止する。次い
で、感光体表面に形成されたトナー像が記録媒体Pに整
合するタイミングでレジストローラ対16が回転を開始
し、記録媒体Pが感光体4と転写ベルト3との間に向け
て送り出される。記録媒体Pの先端が感光体4と転写ベ
ルト3との最接近部の近くまでくると、それまで図1に
鎖線で示した位置で待機していた転写ユニット7が、図
示していない昇降装置によって、図1に実線で示す位置
まで持ち上げられ、転写ベルト3が感光体4の表面に当
接し、その感光体4と転写ベルト3の間に記録媒体Pが
送り込まれる。
体9の側に設けられた図示していない駆動モータ(図8
乃至図10参照)より成る駆動源によって、後述するよ
うに図1における反時計方向に回転駆動され、これによ
って転写ベルト3が矢印A方向に駆動され、従動ローラ
2が反時計方向に従動回転する。また、このときバイア
スローラ5には、図示していない電源により、感光体上
のトナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加され、転写ベ
ルト3に電荷が付与される。これにより、転写ベルト3
と感光体4との間に、トナー像が記録媒体表面に静電的
に移行する向きの電界が形成され、感光体上のトナー像
が記録媒体表面に転写される。同時に、記録媒体Pは転
写ベルトの表面に静電的に吸着保持され、これにより記
録媒体Pは、その転写ベルト3に乗ったまま矢印A方向
に搬送される。図1はこのときの状態を示している。
荷は、その記録媒体搬送方向下流側に移動するに従っ
て、アースされた接触板17によって除去され、転写ベ
ルト3に対する静電吸着力の弱まった記録媒体Pは駆動
ローラ1の部位で、その記録媒体Pの腰の作用で転写ベ
ルト3から分離され、図示していない定着装置に送ら
れ、ここで記録媒体上のトナー像が定着されて最終画像
とされる。
ようにしてもよいが、感光体4へ流れる電流値が一定と
なるように、定電流方式によってバイアスローラ5に電
圧を印加することが好ましい。また電圧印加部材として
は、バイアスローラのほかに、転写ベルト3の裏面(内
周面)に当接するブラシやブレードなどを用いることも
できる。
写残トナーは、図示していないクリーニング装置により
除去され、同様に転写ベルト3に付着したトナーは、ク
リーニングブレード14によって除去される。
成装置本体手前側の端部は、従来と同じく、画像形成装
置本体9の手前側Fの側板10Bに着脱可能に固定され
た支持板13に軸受を介して回転自在に支持されてい
る。
像形成装置本体側に設けられた駆動源により回転駆動さ
れる駆動ローラと、従動ローラとを含む少なくとも2本
のローラに巻き掛けられて駆動される転写ベルトに記録
媒体を静電吸着させて搬送し、その搬送される記録媒体
に像担持体に形成されたトナー像を静電的に転写するよ
うに構成されている。
変りはない。従来の画像形成装置と異なるところは、図
2乃至図5に示すように、駆動ローラ1の画像形成装置
本体の奥側Rの端部が、カップリング18を介して画像
形成装置本体9側の駆動モータに連結されている点であ
る。以下にこれに関連する構成と作用を詳しく説明す
る。
形成装置本体奥側の端部に固定されたローラ側係合部材
19と、画像形成装置本体9の側に回転自在に設けられ
た駆動軸21に固定された駆動側係合部材20とを有し
ている。図に一例として示した駆動側係合部材20は、
図3に明示するように、その先端に向けて縮径されたテ
ーパ状に形成され、ローラ側係合部材19は、駆動側係
合部材20が整合して嵌合できる形態の係合孔22を有
し、駆動側係合部材20の外周面と、係合孔22の内周
面には、互いに係合して両者の相対回転を禁止する多数
の歯23,24が形成されている。ローラ側係合部材1
9と駆動側係合部材20は、通常、図2に示すように互
いに連結し、その両者の歯24,23が係合している
が、ローラ側係合部材19を矢印C方向に移動させるこ
とにより、ローラ側係合部材19と駆動側係合部材20
の係合を、図3に示すように解除することができる。
駆動ローラ1に固定連結し、また駆動側係合部材20を
駆動軸21に固定連結したが、ローラ側係合部材19と
駆動ローラ1を一体に成形してこれらを互いに固定し、
また駆動側係合部材20と駆動軸21を一体に成形して
これらを固定してもよい。また、図示した形態以外の各
種形状のローラ側係合部材と駆動側係合部材を用いるこ
ともできる。
ース27に回転自在に支持され、しかも駆動軸21は、
図示していないストッパにより、ケース27に対して、
当該駆動軸21の軸方向に遊動することが禁止されてい
る。
が、画像形成装置本体9の構造体、すなわち画像形成装
置の機枠の一例である奥側の側板10Aに形成された孔
の縁に係合し、ケース27が奥側の側板10Aに対して
位置決めされていると共に、ケース27のフランジ部3
1が、固定手段、例えば図示する如きねじによって奥側
の側板10Aに強固に固定されている。カップリング1
8のローラ側係合部材19と駆動側係合部材20が互い
に係合して連結したとき、駆動軸21と駆動ローラ1は
画像形成装置本体9の前後方向に同心状に位置する。
反対側、すなわち奥側の駆動軸端部には、第1のギア3
2が駆動軸21と同心状に固定され、この第1のギア3
2には、画像形成装置本体側に回転自在に支持された図
示していない第2のギア(図8乃至図10参照)が噛み
合っている。この第2のギアは、同じく図示していない
前述の駆動モータによって回転駆動されるように構成さ
れている。
媒体P上に転写するとき、上述の駆動モータの回転が第
2のギアと第1のギア32を介して駆動軸21に伝えら
れ、その駆動軸21の回転が、互いに連結した駆動側係
合部材20とローラ側係合部材19を介して駆動ローラ
1に伝達され、駆動ローラ1が図1における反時計方向
に回転駆動され、これによって転写ベルト3が矢印A方
向に走行駆動され、先に説明したように、その転写ベル
ト3に吸着されて搬送される記録媒体P上に感光体上の
トナー像が転写される。
像形成装置本体側、すなわち画像形成装置の機枠の側に
回転自在に設けられ、かつ駆動源により回転駆動される
駆動軸21に設けられた駆動側係合部材20と、駆動ロ
ーラ1に設けられたローラ側係合部材19とを、着脱可
能ではあるが、両者の相対回転は不能となるように、互
いに連結して成るカップリング18を介して、駆動源の
回転を駆動ローラ1に伝達して当該駆動ローラ1を回転
駆動するように構成されている。
に支持され、そのケース27が画像形成装置本体9の奥
側の側板10Aに正しく位置決めされて固定されている
ので、駆動軸21に固定された駆動側係合部材20も、
画像形成装置本体9に対して正しく位置めされる。かか
る駆動側係合部材20にローラ側係合部材19が相対回
転不能に連結されているので、駆動ローラ1と、これに
巻き掛けられた転写ベルト3が画像形成装置本体9に対
して正しく位置決めされる。駆動ローラ1の手前側の端
部は、前述のように支持板13を介して、画像形成装置
本体9の手前側の側板10Bに対して位置決めされる。
駆動側係合部材20とローラ側係合部材19が互いに連
結することにより、駆動モータの回転を駆動ローラ1に
伝達するほか、駆動ローラ1を画像形成装置本体9に対
して位置決めする機能を兼用している。
く、互いに相対回転不能に連結された駆動側係合部材2
0とローラ側係合部材19より成るカップリング18を
介して、駆動モータの回転が駆動ローラ1に伝えられ、
しかも駆動ローラ1が画像形成装置本体9に対して位置
決めされるので、従来のように本体ギアと駆動ローラギ
アとを介して駆動モータの回転を駆動ローラ1に伝達す
る構成と異なり、駆動ローラ1に噛み合い周波数に対応
する周期的な速度変動が発生することを阻止し、ないし
はこれを効果的に低減することができる。
によって弾性的に曲げ変形したり、捩れ変形することに
より、仮に、互いに嵌合したローラ側係合部材19と駆
動側係合部材20がわずかに偏心したとしても、この偏
心による駆動ローラ1の速度変動は、その1回転を周期
とした速度変動となるので、これにより記録媒体表面に
現われる画像の濃度むらは、通常、数十mmの大きなピッ
チとなる。このような大きなピッチの濃度むらであれ
ば、これが目立たず、実質的に画像の画質を劣化させる
ことはない。
度変動の周波数成分をとり、縦軸に、転写ベルト3の表
面の速度変動ΔVと、その転写ベルト3の正しい所定の
速度Vとの割合、すなわちΔV/V×100の値をとっ
て示したグラフであって、図6は従来例の実験結果を示
し、図7は本例の画像形成装置の実験例を示している。
これらのグラフから、本例の画像形成装置における転写
ベルト3の速度変動が減少していることが判る。
外すときは、従来と同様に、図2に示した支持板13を
手前側の側板10Bから外し、転写ユニット7を矢印C
で示した方向、すなわち駆動ローラ1の軸線方向手前側
に引けば、ローラ側係合部材19が駆動側係合部材20
から外れ、容易に転写ユニット7を画像形成装置本体9
から取り出すことができる。逆の操作により、ローラ側
係合部材19を駆動側係合部材20に係合させてこれら
を連結し、転写ユニット7を画像形成装置本体9に装着
することができる。このように、ローラ側係合部材19
が、駆動側係合部材20に対して、駆動ローラ1の軸線
方向に着脱可能に連結しているので、その駆動ローラ1
と転写ベルト3を画像形成装置本体9に対して容易に着
脱でき、部品の交換やその他のメンテナンス作業を楽に
行うことができる。
構成に支持部材33を追加した例を示している。これら
の図から判るように、支持部材33は、例えば金属板よ
り成り、その基部33Aが、例えばねじより成る固定手
段によって画像形成装置本体9の奥側の側板10A(図
8)に固定され、その支持部材33に、駆動モータ34
のモータケース35が固定されている。図10から判る
ように、この駆動モータ34の出力軸36をモータケー
ス35に回転自在に支持する軸受37は、支持部材33
に形成された孔38にがたつくことなく嵌合し、孔38
から支持部材33の外部に突出した出力軸36の部分
に、第2のギア39が固定されている。
21をケース27に回転自在に支持する軸受25も、支
持部材33に形成された孔40にがたつくことなく嵌合
し、支持部材33の外部に突出した駆動軸21の部分
に、第1のギア32が固定され、この第1のギア32に
第2のギア39が噛み合っている。他の構成は、図1乃
至図5に示した画像形成装置と実質的に変りはなく、駆
動モータ34の作動により、その出力軸36の回転が第
2のギア39及び第1のギア32を介して駆動軸21に
伝えられ、さらにその回転がカップリング18(図3)
を介して駆動ローラ1に伝達されることも変りはない。
いては、第1のギア32が駆動軸21と軸受25を介し
て支持部材33に位置決めされ、第2のギア39も、出
力軸36と軸受37を介して同じ支持部材33に位置決
めされ、その支持部材33が画像形成装置本体の構造体
の一例である奥側の側板10Aに強固に固定されてい
る。これにより、第1のギア32と第2のギア39の軸
間が、支持部材33によって位置決めされる。このよう
に、図8乃至図10に示した画像形成装置は、駆動軸2
1に固定された第1のギア32と、その第1のギア32
に噛み合い、かつ駆動モータ34より成る駆動源により
回転駆動される第2のギア39と、第1及び第2のギア
32,39の軸間を位置決めする支持部材33とを有し
ている。
合っているギアであるため、これらを容易に正しく噛み
合せることができる。従ってこれらのギア32,39の
回転時に、その歯同士が噛み合うことにより、その噛み
合い周波数に対応する周期的な速度変動は元々生じ難い
のであるが、上述のように第1及び第2のギア32,3
9の軸間を位置決めして、その軸間距離の精度を高める
ことにより、周期的な速度変動の発生をより一層確実に
防止することができる。これにより、ギア32,39の
噛み合いに基づく転写ベルト3の周期的な速度変動、ひ
いては記録媒体P上の画像の濃度むらの発生をより確実
に防止することができる。
係合部材20は、図3を参照して先に説明したように、
駆動軸21と軸受25,26とケース27とを介して画
像形成装置本体9の構造体の一例である奥側の側板10
Aに対して位置決めされているが、感光体4もその同じ
側板10Aに対して位置決めすると、駆動ローラ1はそ
の駆動側係合部材20に連結され、かつ転写ベルト3は
その駆動ローラ1に巻き掛けられているので、転写ベル
ト3と感光体4の相対位置精度を高めることができる。
像担持体を位置決めする画像形成装置本体の構造体に対
して駆動側係合部材20を位置決めするのである。これ
により、転写ベルト3がその走行方向Aにおいて感光体
4の表面に接触する接触幅(ニップ幅)W(図1)を常
に一定に保つことができ、記録媒体P上に感光体上のト
ナー像を正しく転写することが可能となる。
の側板10Aに回転自在に支持された第3のギア41を
第2のギア39に噛み合せ、さらに側板10Aに回転自
在に支持された軸42に固定された第4のギア43を第
3のギア41を噛み合せる。このように、軸42を、側
板10Aに対して正しく位置決めして、その側板10A
に回転自在に支持する。しかも、その軸42と感光体4
を、前述のカップリング18と同様に構成されたカップ
リングを介して、着脱可能に連結する。すなわち外周面
に多数の歯が形成された駆動側係合部材44を軸42の
先端に固定し、感光体4の中心には、内周面に多数の歯
が形成された係合孔45を形成し、その係合孔45を駆
動側係合部材44に着脱可能に連結し、軸42の回転を
感光体4に伝達するのである。このようにして、駆動側
係合部材20と感光体4を共通の構造体である奥側の側
板10Aに対して位置決めすることができる。なお、図
8は、複数のギア32,39,41,43等を介して、
駆動ローラ1と感光体4を連結する状態を示す図である
が、図8に示した駆動ローラ1と感光体4の相対位置
は、図1に示した実際の相対位置とは多少異なった状態
で示してある。
21に慣性体の一例であるフライホイール46を固定す
ることもできる。前述のように、画像形成装置本体9の
側に設けられたギア32,39,41,43は、常に噛
み合っているので、これらのギアを正しく噛み合せるこ
とができ、従ってこれらのギアの噛み合いにより、駆動
ローラ1に周期的な速度変動は元々生じ難いが、上述の
ように駆動軸21にフライホイール46を設けると、そ
の回転がより一層安定するので、上記ギアの噛み合いに
起因する駆動ローラ1の周期的な速度変動をより一層確
実に防止でき、記録媒体P上の画像に濃度むらができる
ことをより効果的に防止することができる。
の重量によって駆動軸21が弾性的に曲げ変形したり、
捩れ変形するおそれも生じるが、図8に示した例のよう
に、支持部材33を設けると、駆動軸21が支持部材3
3に保持されるので、その駆動軸21がフライホイール
46の重量によって変形することを防止することができ
る。支持部材33が駆動軸21用の補強部材としての働
きをなすのである。
したが、本発明はこれらの実施形態例の構成に限定され
るものでないことは明らかである。
回転をカップリングを介して駆動ローラに伝達するよう
に構成されているので、駆動ローラに周期的に速度変動
が発生することを抑え、記録媒体上の画像に濃度むらが
できる不具合を効果的に抑制し、その画質を高めること
ができる。
グによって駆動ローラを位置決めすることができ、駆動
ローラに発生する速度変動をより一層低減することがで
きる。
と転写ベルトを画像形成装置本体に対して容易に着脱す
ることができる。
と第2のギアの軸間距離の精度を高め、駆動ローラに発
生する速度変動をより一層確実に低減できる。
転写ベルトとの相対位置精度を高め、像担持体表面のト
ナー像を正しく記録媒体に転写することができる。
性体を設けたので、その駆動軸にカップリングを介して
連結された駆動ローラに周期的な速度変動が発生するこ
とをより一層効果的に低減することができる。
る。
図である。
た状態でこれらの部材を示した水平断面図である。
示す斜視図である。
状態を画像形成装置本体の奥側から見たときの斜視図で
ある。
変動を説明するグラフである。
生じる速度変動を説明するグラフである。
図である。
面図である。
ときの部分断面平面図である。
形した状態を誇張して示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転駆動される駆動ローラと、従動ロー
ラとを含む少なくとも2本のローラに巻き掛けられて駆
動される転写ベルトに記録媒体を静電吸着させて搬送
し、その搬送される記録媒体に像担持体に形成されたト
ナー像を静電的に転写する画像形成装置において、 駆動源により回転駆動される駆動軸に設けられた駆動側
係合部材と、前記駆動ローラに設けられたローラ側係合
部材とを、着脱可能ではあるが、両者の相対回転は不能
となるように、互いに連結して成るカップリングを介し
て、前記駆動源の回転を駆動ローラに伝達して当該駆動
ローラを回転駆動するように構成したことを特徴とする
画像形成装置。 - 【請求項2】 前記カップリングは、その駆動側係合部
材とローラ側係合部材が互いに連結することにより、前
記駆動ローラを位置決めする機能を兼用する請求項1に
記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記ローラ側係合部材が、駆動側係合部
材に対して、駆動ローラの軸線方向に着脱可能に連結し
ている請求項1又は2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記駆動軸に固定された第1のギアと、
該第1のギアに噛み合い、かつ前記駆動源により回転駆
動される第2のギアと、第1及び第2のギアの軸間を位
置決めする支持部材とを有する請求項1乃至3のいずれ
かに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記像担持体を位置決めする画像形成装
置本体の構造体に対して前記駆動側係合部材を位置決め
した請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 【請求項6】 前記駆動軸に慣性体を設けた請求項1乃
至5のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=18630733
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001305882A (ja) |
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