JP2010014865A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置が大型化することがなく、また摺動部材を長期間使用しても、感光体の速度変動を抑制して、それに起因する画質の低下を回避する画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置1は、回転して表面に静電潜像を形成する感光体11を固定するフランジ51と、回転軸52を介してフランジ51を回転可能に保持するフレーム61と、このフレーム61に保持される摺動ホルダ62に設けられ、感光体11の回転によりフランジ51に摺擦する摺動部材63とを備え、摺動部材63は、フランジ51の内周面51aと軸方向面51bとに摺擦する摺動面63a、63bを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に関し、特に、回転駆動される感光体を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機等の画像形成装置は、一定の速度で回転する感光体への露光により、その表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像してトナー像を得るものである。また、この感光体には現像ローラ、クリーニングブレードのなどが周設され、これら感光体の周辺機器等は、感光体の回転に負荷変動を与えるものが多い。このため、例えば、デジタル式の画像形成装置等、非常に細いレーザービームによるスキャン照射によって画像を形成する装置では、回転する感光体に速度の変動が生じると出力された画像にジッタや画像ムラが生じる。
このような問題に対し、特許文献1では、感光体に設けられたフライホイールが、その一部を感光体の回転中心へ進退自在とした一対の移動部材を有し、移動部材が一対のラックによってピニオンギアと回転対称に噛み合う。このピニオンギアは、モータによって回転駆動され、また別に設けたモータによってフライホイールは回転駆動される。このため、フライホイールとピニオンギアの回転角速度が同じであるとき、フライホイールに対してピニオンギアの相対的な回転速度差はゼロであるので、ピニオンギアが、フライホイールの移動部材を移動させることはない。フライホイールとピニオンギアの回転速度に差が生じたとき、例えば、フライホイールの回転速度よりピニオンギアの回転速度の方が速いとき、ピニオンギアはフライホイールに対して相対的には回動することになり、この相対的な回転により移動部材は、回転中心方向に移動させられることになる。このようにピニオンギアのフライホイールに対する相対的な回動により移動部材が回転中心へ進退し、慣性モーメントが変化する。これにより、画像形成の起動時において、慣性モーメントを小さくして、感光体を所定速度まで回転加速させる際の立ち上げ時間を短縮して、画像形成を行うときには、慣性モーメントを大きくして、感光体を安定して回転させるようにしている。
しかしながら、上述した従来技術では、画像形成の起動時と画像形成時において慣性モーメントを変化させることは別としても、感光体に同軸上で一体となって回転するフライホイールを設けることは、装置が大型化するという不都合があった。
また、特許文献2では、感光体の側端を支持するフランジと、このフランジの外周に形成される摺動面と、ケーシングに固定される板バネと、板バネの先端に取り付けられる摺動部材とを備え、摺動部材が板バネの弾力で軽く押圧されつつ摺動面に摺接するようになっている。感光体が回転すると,摺動部材と摺動面との間に摩擦が生じる。この摩擦は、感光体の回転に対する負荷になり、この負荷に打ち勝ちながら感光体が回転する。これにより,感光体の回転速度の変動が抑制されることになる。
しかしながら、上述した従来技術では、摺動部材がフランジの全周ある摺動面の一部に圧接することになり、摺動面への圧接が不安定となるおそれがある。これでは十分に摩擦力が発揮されない。また、摺動部材から回転中心に向く応力が摺動面から一方向にのみ作用することになるので、感光体やその回転軸を偏芯させるおそれがあり、感光体の安定した回転ができなくなる。さらに摺動部材を設けるスペースがフランジの外側に必要となり、装置が大型化するという不都合があった。
また、特許文献3では、感光体の側端を支持するフランジと、フランジの側面に固定されるリング状の摺動部材と、ケーシングの側面に固定され、摺動部材に圧接されるリング状の静止部材とを備える構成で、感光体の回転によって、摺動部材の表面が静止部材に摺擦して、感光体の回転速度の変動を抑制している。
しかしながら、上述した従来技術では、摺動部材がフランジに固定され、また静止部材がケーシングに固定されているので、繰り返し画像形成すると、摺動部材の表面と静止部材との摺擦により、摺動部材及び静止部材が磨り減り、これらの磨耗した部材を交換する作業がし難いという不都合があった。
特開平11−311919号公報(段落[0023]〜[0030]、図4) 特開平8−30059号公報(段落[0067]、[0068]、図9) 特開2005−338307号公報(段落[0026]、図3)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、装置が大型化することがなく、また摺動部材を長期間使用しても、感光体の速度変動を抑制して、それに起因する画質の低下を回避する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、感光体を回転させてその表面に静電潜像を形成する画像形成装置において、前記感光体を固定するフランジと、前記フランジを回転可能に保持するケーシングと、前記ケーシングに設けられ前記感光体の回転により前記フランジに摺擦する摺動部材とを備え、前記摺動部材は、前記フランジの回転する軸方向を向く軸方向面と周面とに摺擦する摺動面を備えることを特徴としている。
この構成によれば、静電潜像を形成するために感光体が回転すると、フランジの軸方向面と周面が摺動部材の摺動面に摺擦し、この摺擦する負荷によって、感光体の回転速度の変動が抑制される。
また、請求項2に記載の発明では、前記軸方向面と前記周面は、前記フランジの前記感光体を固定する部分の内径側に形成されることを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、前記摺動部材は前記ケーシングに着脱自在に設けられることを特徴としている。
また、請求項4に記載の発明では、前記フランジはポリアセタール樹脂で形成されることを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明では、前記摺動面はフッ素樹脂を塗布されることを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明では、前記ケーシングは、装置本体に取り付けられるフレームと、前記フレームに固設され、前記フレームを回転可能に保持する摺動フレームとを備え、前記摺動部材が前記摺動フレームに設けられることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、静電潜像を形成するために感光体が回転すると、フランジの軸向面と周面が摺動部材の摺動面に摺擦するので、摺動部材を長期間使用することが可能になり、また、この摺擦する負荷によって、感光体の回転速度の変動が抑制されるので、それに起因する画質の低下を回避することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、摺動部材に摺擦する軸方向面と周面は、フランジの感光体を固定する部分の内径側に形成されるので、装置が大型化することがない。
また、請求項3に記載の発明によれば、摺動部材はケーシングに着脱自在に設けられるので、摺動部材が磨り減る等で機能低下すると、新しい摺動部材に取り替えることが可能であり、摺動部材を取り替えるのに、ケーシングから摺動部材を簡単に着脱することができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、フランジはポリアセタール樹脂で形成されるので、感光体は、フランジの軸方向面及び周面と摺動部材の摺動面との摺擦による負荷を受けるが、滑らかに摺動することができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、摺動面はフッ素樹脂を塗布されるので、感光体は、フランジの軸方向面及び周面と摺動部材の摺動面との摺擦による負荷を受けるが、滑らかに摺動することができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、静電潜像を形成するために感光体が回転すると、フランジの軸向面と周面が摺動部材の摺動面に摺擦するので、摺動部材を長期間使用することが可能になり、また、この摺擦する負荷によって、感光体の回転速度の変動が抑制されるので、それに起因する画質の低下を回避することができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置を概略的に示す断面平面図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンタであり、回転自在である感光体11a〜11dは、感光層を形成する感光材料として、アモルファスシリコンが用いられ、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)及びマゼンタ(M)の各色に対応させて配される。感光体11a〜11dは有機感光体(OPC感光体)でもよい。各感光体11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及び除電器14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体11a〜11dの右方に対向して配置され、感光体11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、現像装置2a〜2dの感光体回転方向上流側であって感光体11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体11a〜11d表面を一様に帯電させる。また、除電器14a〜14dは、現像装置2a〜2dの感光体回転方向下流側であって感光体11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体11a〜11d表面に現像後に残った電荷を除電する。また、図示しないクリーニングブレードが感光体11a〜11dに圧接して、感光体11a〜11dの表面上に残留したトナーを除去する。さらに図示しない研磨ローラが感光体11a〜11dの周面に当接し、アモルファスシリコン層に付着する酸化物を削り、酸化物の付着による感光体11a〜11d上の画像滲みやぼやけ等の像流れを防ぐ。
露光ユニット12は、パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図略)に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、各感光体11a〜11dを走査露光するためのものであり、現像装置2a〜2dの下方で帯電器13a〜13dの感光体回転方向下流側に設けられる。露光ユニット12には、レーザ光源、ポリゴンミラーが設けられ、各感光体11a〜11dに対応して反射ミラー及びレンズが設けられる。レーザ光源から出射されたレーザ光が、ポリゴンミラー、反射ミラー及びレンズを介して各感光体11a〜11dの表面に照射され、照射されたレーザ光により、各感光体11a〜11d表面には静電潜像が形成される。この静電潜像が各現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
中間転写ベルト17は、テンションローラ6、駆動ローラ25及び従動ローラ27に張架される。この中間転写ベルト17の下方には、各感光体11a〜11dが搬送方向(図1の矢印方向)に沿って上流側から隣り合って配列され、中間転写ベルト17に接触するように対向している。各1次転写ローラ26a〜26dは、中間転写ベルト17を挟んで各感光体11a〜11dと対向して中間転写ベルト17に接触するよう配置される。また、各1次転写ローラ26a〜26dは、図1における上下方向に移動可能であって、必要に応じて中間転写ベルト17を介して各感光体11a〜11dに圧接して1次転写ニップ部を形成し、また離間する。中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで、各1次転写ニップ部において、各感光体11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたトナー像が形成される。ベルトクリーニング31が転写後に中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
2次転写ローラ34は、中間転写ベルト17を挟んで駆動ローラ25と対向し、中間転写ベルト17に圧接する。2次転写ローラ34と中間転写ベルト17との圧接部が2次転写ニップ部を形成し、この2次転写ニップ部において、中間転写ベルト17表面のトナー像を用紙Pに転写する。
画像形成装置1の下部には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、画像形成装置1の中間部には、手差しの用紙を供給するスタックトレイ35が配設される。画像形成装置1の左部には、第1搬送路33が配設され、また画像形成装置1の右部から左部にかけては、スタックトレイ35から繰り出された用紙を搬送する第2搬送路36が配設される。さらに、画像形成装置1の左上部には、定着部18が配設され、定着部18の上方には、第3搬送路39が配設される。
給紙カセット32は、装置の外部(図1において手前側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にし、また収納されている用紙Pをピックアップローラ33b及び捌きローラ33aにより1枚ずつ第1搬送路33側に繰り出す。
第1搬送路33と第2搬送路36とはレジストローラ33cの手前で合流しており、レジストローラ33cにより、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、用紙Pが2次転写ニップ部に搬送される。2次転写ニップ部に搬送された用紙Pは、バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ34によって、中間転写ベルト17上のトナー像を2次転写されて、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒータにより加熱される定着ベルトと、定着ローラと、定着ローラに圧接して配設された加圧ローラ等とを備え、トナー像を転写した用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。用紙Pは、定着部18で定着された後、必要に応じて第4搬送路40で反転され、再度、用紙の裏面にも2次転写ローラ34でトナー像が2次転写され、定着部18で定着され、第3搬送路39を通って、排出ローラ19aにより用紙排出部37に排出される。
次に、感光体11a〜11dを備える感光体ユニットについて、図2に基づいて説明する。ここで、感光体11a〜11dを備える感光体ユニットの構成は同様であるから、以下の説明及び図面の符号については、a〜dの符号を省略し感光体11と統一して説明する。従って以下の説明は、特に説明がない限り感光体11a〜11dを備える感光体ユニットに共通して適用される。図2は、感光体ユニットを示す斜視図である。
感光体ユニット10は、感光体11と、感光体11を固定保持するフランジ51と、感光体11を回転可能に保持するフレーム61と、フレーム61に固定保持され、フレーム61とともにケーシングを構成する摺動ホルダ62とを備える。
フレーム61は、一対の側壁と、その側壁を繋ぐブリッジとで略コ字状に形成され、画像形成装置1本体に取り付けられる。一対の側壁には、感光体11が回転可能に保持され、また一対の側壁の内側には、円筒状の摺動ホルダ62が固定保持される。
フランジ51は、感光体11が回転する軸方向Xにおいて、両側の摺動ホルダ62に対向して配され、感光体11の両端部を固定保持する。
フランジ51及び摺動ホルダ62について、図3〜図5に基づいて詳しく説明する。図3は、図2の感光体ユニット10の右側部分を示す斜視図であり、図4は、感光体ユニット10の右側部分を示すフランジ51と摺動ホルダ62を分解した状態を示す斜視図であり、図5は、図2の感光体ユニット10の右側部分を示す断面図である。尚、図3、図4では、感光体11を省略し、図5では、フレーム61の一部を省略している。以下説明する構成は、感光体ユニット10の左側部分のフランジ51及び摺動ホルダ62にも適用される。
図4、図5に示すように、摺動ホルダ62は、取り付けネジ64によりフレーム61に固定保持され、内径穴62aと摺動保持部62bとを有する。内径穴62aは回転軸52に回転可能に嵌合する。摺動保持部62bは、摺動ホルダ62のフランジ51側に形成され、後述する摺動部材63を保持する。
摺動部材63は、ウレタンゴム等の摩擦係数が大きく耐摩耗性の良いゴム材で円筒状に成形される。摺動部材63の内周面は摺動ホルダ62の摺動保持部62bの外周面より径が小さく成形されるために、摺動部材63は、摺動保持部62bに嵌められると、ゴムの弾性により摺動保持部62bに圧入して保持されることなる。
また、摺動部材63は、その外周面で摺動面63aを形成し、またフランジ51側の端面で摺動面63bを形成する。摺動面63bは、摺動ホルダ62の端面62cより軸方向Xにおいてフランジ51側に突出して配され、フランジ51に圧接することになる。摺動面63a、63bはフッ素樹脂を刷毛や浸漬等で塗布され、フランジ51が摺動面63a、63bに摺擦するときに、圧接の負荷によりフランジ51の回転が減速するが、滑らかに摺動するようにしている。
フランジ51は、ポリアセタール樹脂等の摺動特性の良好な樹脂によって、円筒状の本体51cと、本体51cから摺動ホルダ62側に延在する端部51dを有して形成される。端部51dの大部分及び本体51cは感光体11の内径側に配されて、端部51dの外周面では、感光体11の端部が圧入され固定保持される。
端部51dに形成される内周面51aと、本体51cに形成される軸方向Xの摺動部材63側を向く軸方向面51bとは、摺動部材63の摺動面63a、63bに圧接する。内周面51aと摺動面63a、及び軸方向面51bと摺動面63bの各圧接量は、感光体11の駆動のためにモータ等の駆動源のトルクに大きな負担が掛からないように、また感光体11の駆動時に発生する速度変動を抑えるように、設定される。また、フランジ51が摺動特性の良好な樹脂によって形成されるために、内周面51aと軸方向面51bは、摺動面63a、63bに摺擦するときに、圧接の負荷により減速回転するが、滑らかに摺動することになる。
本体51cには、内径穴51eが形成され、内径穴51eは回転軸52に嵌合する。内径穴51eの図示しない左側部分には、回転軸52に設けたキーに係合する切り欠き溝が設けられ、回転軸52が回転すると、切り欠き溝とキー部の係合によって、フランジ51は回転軸52と一体になり回転する。
回転軸52の端部には鍔部52aを有し、鍔部52aは、フレーム61に当接することにより、回転軸52の軸方向Xにおける抜け止めとなる。回転軸52は、図示しないギアとモータよりなる駆動源に接続され、駆動源によって回転駆動される。
回転軸52がフレーム61の内径穴61a及び摺動ホルダ62の内径穴62aで軸受けされて回転すると、切り欠き溝とキーの係合によって、フランジ51は内周面51aと摺動面63a、及び軸方向面51bと摺動面63bに摺接しながら回転し、従って、感光体11は、現像ローラと研磨ローラとクリーニングブレード等に当接しながら回転しても、略一定の速度で回転する。
画像形成が所定の回数を超えると、摺動部材63が磨り減り、新しい摺動部材に取り替えることが可能である。摺動部材63を取り替えるには、フレーム61の側壁から回転軸52を抜き出し、感光体11を保持するフランジ51をフレーム61から外すと、摺動部材63が露出する。摺動ホルダ62に圧入されている摺動部材63を、摺動ホルダ62から引き出すと、摺動部材63は、摺動部材63から簡単に外れる。そして、新しい摺動部材をその弾性に抗して摺動ホルダ62に嵌め込み、フランジ51の内径穴51eをフレーム61の内径穴61aに合わせて、フランジ51をフレーム61にセットし、フレーム61の側壁から回転軸52を差し込んで、組み立てる。
上記第1実施形態によれば、画像形成装置1は、回転して表面に静電潜像を形成する感光体11を固定するフランジ51と、回転軸52を介してフランジ51を回転可能に保持するフレーム61と、このフレーム61に保持される摺動ホルダ62(ケーシング)に設けられ、感光体11の回転によりフランジ51に摺擦する摺動部材63とを備え、摺動部材63は、フランジ51の内周面(周面)51aと軸方向面51bとに摺擦する摺動面63a、63bを備える。
この構成によると、静電潜像を形成するために感光体11が回転すると、フランジ51の内周面(周面)51aと軸方向面51bが摺動部材63の摺動面63a、63bに摺擦するので、摺動部材63を長期間使用することが可能になり、また、この摺擦する負荷によって、感光体11の回転速度の変動が抑制されるので、それに起因する画質の低下を回避することができる。
また、上記第1実施形態によると、内周面(周面)51aと軸方向面51bは、フランジ51の感光体11を固定する部分の内径側に形成されることによって、装置が大型化することがない。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットの要部を示す断面図である。第1実施形態と異なる、摺動ホルダ62が摺動部材63を保持する構成について説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
摺動部材63は、ウレタンゴム等の摩擦係数が大きく耐摩耗性の良いゴム材で円筒状に成形される。摺動部材63の内周面は摺動ホルダ62の摺動保持部62gの外周面より径が小さく成形される。摺動保持部62gには、周方向に細かい凹凸形状が軸方向Xに延在して形成される。摺動部材63は、摺動保持部62gに嵌められると、ゴムの弾性により摺動保持部62gの凹凸部にくい込むにように圧入して保持されることなる。従って、摺動部材63がフランジ51で摺擦しているときに、圧入量が小さくても、摺動部材63がフランジ51との摺擦によりフランジ51とともに回転して、摺動ホルダ62に対して空転することがない。また圧入量を小さくすると、摺動部材63のゴム材としての伸張が小さくてすみ、摺動部材63の耐久性が向上する。
尚、上記実施形態では、内周面51aと軸方向面51bは、フランジ51の感光体11を固定する部分の内径側に形成される構成を示したが、本発明はこれに限らず、周面としてフランジ51の外周面に形成して、この外周面と軸方向面とを摺動部材63の摺動面に摺擦する構成にしてもよい。この場合も上記同様、軸方向面とともに外周面が摺動部材に摺擦するので、摺動部材63を長期間使用しても、感光体11の回転速度の変動が抑制されることになる。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に利用することができ、特に、回転駆動される感光体を備えた画像形成装置に利用することができる。
は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略の構成を示す断面平面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットを示す斜視図である。 は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットの要部を示す斜視図である。 は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットの要部を示す分解斜視図である。 は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットの要部を示す断面図である。 は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の感光体ユニットの要部を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
11 感光体
51 フランジ
51a 内周面(周面)
51b 軸方向面
51c 本体
51d 端部
51e 内径穴
52 回転軸
52a 鍔部
61 フレーム(ケーシング)
62 摺動ホルダ(ケーシング)
62a 内径穴
62b、62g 摺動保持部
63 摺動部材
63a、63b 摺動面
64 取り付けネジ

Claims (6)

  1. 感光体を回転させてその表面に静電潜像を形成する画像形成装置において、
    前記感光体を固定するフランジと、前記フランジを回転可能に保持するケーシングと、前記ケーシングに設けられ前記感光体の回転により前記フランジに摺擦する摺動部材とを備え、
    前記摺動部材は、前記フランジの回転する軸方向を向く軸方向面と周面とに摺擦する摺動面を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記軸方向面と前記周面は、前記フランジの前記感光体を固定する部分の内径側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記摺動部材は前記ケーシングに着脱自在に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記フランジはポリアセタール樹脂で形成されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記摺動面はフッ素樹脂を塗布されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記ケーシングは、装置本体に取り付けられるフレームと、前記フレームに固設され、前記フレームを回転可能に保持する摺動フレームとを備え、前記摺動部材が前記摺動フレームに設けられることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11305559B2 (en) 2018-03-15 2022-04-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Fuser with endless belt supported by rotational member

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