JP6414738B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置。 Download PDF

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本発明は、プリンタ、ファクシミリ、複写機などの画像形成装置に用いられる現像装置、その現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関するものである。
従来、像担持体である感光体上に形成した潜像を、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を用いて現像する、次のような現像装置が知られている。現像装置は、現像剤を収納する現像収容容器内で回転軸を中心に回転することで、現像ローラ回転軸に平行な方向に現像剤を搬送する現像剤搬送部材である搬送スクリュを備えている。搬送スクリュの回転軸端部は、現像剤収納容器を形成する現像ケースに設けられた軸受部材の軸受部に回転可能に軸支されている。軸受部材は、回転軸を回転可能に支持する軸受部を有する筒状の軸受ケースと、軸受ケースとは別体であり軸受ケースの中空内部の設置部に設けられ、軸受ケースの内周面と回転軸の外周面との間を封止する環状のシール部材とを備えている。
また、搬送スクリュのスクリュ軸端部におけるスクリュ羽根の終端に、円盤状のフランジが設け、このフランジの軸受ケースと対向する側の面に環状のシート状磁石が取り付けている。そして、シート状磁石と軸受ケースとの隙間を埋めるように、シート状磁石の磁力によりシート状磁石上で穂立ちさせて形成した磁気ブラシによって、現像剤がシール部材近傍へ流れ込むのを抑制することでシール性を向上させている。
特許文献1に記載の現像装置においても、上述した現像装置と同様に、搬送スクリュの回転軸を支持する軸受部材は、軸受部を有する筒状の軸受ケースと、軸受ケースの内周面と回転軸の外周面との間を封止する環状のシール部材とを備えている。そして、搬送スクリュのスクリュ軸端部におけるスクリュ羽根の終端に、円盤状のフランジが設けられており、このフランジの軸受ケースと対向する側の面に環状のシート状磁石が取り付けられている。さらに、特許文献1に記載の現像装置においては、前記フランジに設けたシート状磁石と対向するように、軸受ケースにもシート状磁石が設けられている。そして、各シート状磁石は片面が同一磁極に着磁され、フランジ側に取り付けられたシート状磁石と、軸受ケース側に取り付けられたシート状磁石との対向し合う面の磁極を同磁極としている。
フランジ側に取り付けられたシート状磁石と、軸受ケース側に取り付けられたシート状磁石の間の領域では反発磁界が形成される。磁性キャリアを含む現像剤は、反発磁界が形成されたフランジと軸受ケースとの間の領域では、この領域から押し出されるような磁力を受けるため、軸受ケースの軸受部に現像剤が進入し難くなる。
しかしながら、上述したような搬送スクリュにだけ前記シート状磁石を設けて磁気ブラシを形成する現像装置の構成では、画像形成装置の更なる印刷スピード向上が求められるにつれ、磁気ブラシによるシール機能が十分に実現できないおそれがある。これは、印刷スピードを向上させるために、攪拌搬送スクリュの回転数や現像剤の循環スピードがさらに増加すると、シート状磁石上の磁気ブラシにかかる現像剤の圧力がさらに増加する。その結果、磁気ブラシの保持力を越えた圧力がかかることで、現像装置内を循環する現像剤をシート状磁石上で穂立ちした磁気ブラシで抑えきれず、現像剤が磁気ブラシをすり抜けてしまうからである。
また、特許文献1に記載の現像装置のように、搬送スクリュのシート状磁石と軸受ケースのシート状磁石との対向し合う面を同磁極にして反発磁界を形成させる構成では、両シート状磁石間の隙間を埋めるような高さで磁気ブラシが穂立ちさせることができない。そのため、両シート状磁石間に磁気ブラシが形成されていない隙間が生じ、磁気ブラシによるシール機能が十分に得られない。そして、上述したような印刷スピードの向上に伴って、現像装置内を循環する現像剤に、反発磁界による現像剤を押し出すような磁力に勝る圧力がかかっていると、前記隙間を通って現像剤が軸受部に向かって流れ込んでしまうといった問題が生じる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、磁気ブラシによるシール機能を向上させて、現像剤が軸受部に流れ込むのを抑制できる現像装置、その現像装置を備えたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、磁性を有する現像剤を収納する現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器から供給された現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤収納容器内で回転軸を中心に回転可能に設けられ、現像剤を搬送する現像剤搬送部を回転軸方向にわたって有する現像剤搬送部材と、前記現像剤搬送部材の回転軸端部を回転可能に軸支する軸受部と、前記軸受部が中空内部に設けられた軸受ケースとを有する軸受部材と、前記軸受部材に設けられ、前記軸受部よりも回転軸中央側で、前記軸受ケースの内周面と前記回転軸の外周面との間に存在し、前記回転軸の外周面に接触してシールするシール部材と、前記回転軸の前記シール部材よりも回転軸方向中央側に前記軸受ケースと対向させて設けられた第一磁石部材と、前記軸受ケースの前記第一磁石部材と対向する対向面に設けられた第二磁石部材とを備えた現像装置において、前記第一磁石部材と前記第二磁石部材との対向し合う面の磁極が、互いに異なる磁極であり、前記第一磁石部材と前記第二磁石部材とは、片面にN極とS極とが面方向で交互に着磁されていることを特徴とするものである。
以上、本発明によれば、磁気ブラシによるシール機能を向上させて、現像剤が軸受部材に流れ込むのを抑制できるという優れた効果がある。
軸受部材の対向面にマグネットシールを設けた構成における回転軸を支持した軸受部材の側面図。 実施形態に係る複写機の概略構成図。 現像装置の斜視図。 現像装置の一端側を切断した斜視図。 現像装置の断面図。 回転軸を支持した軸受部材の斜視図。 回転軸を支持した軸受部材の側面図。 回転軸を支持した軸受部材の断面図 マグネットシール単独の構成における磁力線の回りこみを表した図。 軸受部材のマグネットシールとの対向面に磁性部材を設けた構成における磁力線の回りこみを表した図。 軸受部材の対向面にマグネットシールを設けた構成における回転軸を支持した軸受部材の断面図。 片面にS極とN極とが交互に着磁されたマグネットシールの模式図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、複数の潜像担持体である感光体ドラムが並行配設されたタンデム型のカラーレーザー複写機(以下、単に「複写機」という)の実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。この複写機はプリンタ部100、これを載せる給紙装置150、プリンタ部100の上に固定されたスキャナ300などを備えている。また、このスキャナ300の上に固定された原稿自動搬送装置400なども備えている。
プリンタ部100は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のプロセスカートリッジ18Y,M,C,Kからなる画像形成ユニット20を備えている。以下、各符号の数字の後に付されたY,M,C,Kは、イエロー、シアン、マゼンダ、黒用の部材であることを示している。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kは、ドラム状の感光体である感光体ドラム1、帯電器、現像装置2、ドラムクリーニング装置、除電器などを一体化させ、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成した作像装置である。なお、感光体ドラム1、帯電器、現像装置2、ドラムクリーニング装置、除電器などをプロセスカートリッジ18として一体化させずに、それぞれ別個で複写機本体に組み付けて作像装置を構成してもよい。
プロセスカートリッジ18Y,M,C,Kの他には、光書込ユニット21、中間転写ユニット17、二次転写装置22、レジストローラ対49、ベルト定着方式の定着装置25などが配設されている。光書込ユニット21は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラーなどを有し、画像データに基づいて感光体ドラム表面にレーザ光を照射する。
イエロー用のプロセスカートリッジ18について説明する。帯電手段たる帯電器によって、感光体ドラム1Yの表面は一様帯電される。帯電処理が施された感光体ドラム1Yの表面には、光書込ユニット21によって変調及び偏向されたレーザ光が照射される。すると、照射部(露光部)の電位が減衰する。この減衰により、感光体ドラム表面にY用の静電潜像が形成される。形成されたY用の静電潜像は現像手段たる現像装置2Yによって現像されてYトナー像となる。
Y用の感光体ドラム1Y上に形成されたYトナー像は、後述の中間転写ベルト60に一次転写される。一次転写後の感光体ドラム1Yの表面は、ドラムクリーニング装置によって転写残トナーがクリーニングされる。Y用のプロセスカートリッジ18Yにおいて、ドラムクリーニング装置によってクリーニングされた感光体ドラム1Yは、除電器によって除電される。そして、帯電器によって一様帯電せしめられて、初期状態に戻る。以上のような一連のプロセスは、他のプロセスカートリッジ18M,C,Kについても同様である。
次に、中間転写ユニット17について説明する。中間転写ユニット17は、中間転写ベルト60やベルトクリーニング装置90などを有している。また、張架ローラ64、駆動ローラ65、二次転写バックアップローラ66、4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kなども有している。
中間転写ベルト60は、張架ローラ64を含む複数のローラによってテンション張架されている。そして、ベルト駆動モータによって駆動される駆動ローラ65の回転によって図中時計回りに無端移動せしめられる。4つの一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kは、それぞれ中間転写ベルト60の内周面側に接触するように配設され、電源から一次転写バイアスの印加を受ける。また、中間転写ベルト60をその内周面側から感光体ドラム1Y,M,C,Kに向けて押圧してそれぞれ一次転写ニップを形成する。各一次転写ニップには、一次転写バイアスの影響により、感光体ドラム1Y,M,C,Kと一次転写バイアスローラ62Y,M,C,Kとの間に一次転写電界が形成される。
Y用の感光体ドラム1Y上に形成された上述のYトナー像は、この一次転写電界やニップ圧の影響によって中間転写ベルト60上に一次転写される。このYトナー像の上には、M,C,K用の感光体ドラム1M,C,K上に形成されたM,C,Kトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト60上には多重トナー像たる4色重ね合わせトナー像(以下、4色トナー像という)が形成される。
中間転写ベルト60上に重ね合わせ転写された4色トナー像は、後述の二次転写ニップで記録体たる転写紙に二次転写される。二次転写ニップ通過後の中間転写ベルト60の表面に残留する転写残トナーは、図中左側の駆動ローラ65との間にベルトを挟み込むベルトクリーニング装置90によってクリーニングされる。
次に、二次転写装置22について説明する。中間転写ユニット17の図中下方には、2本の張架ローラ23a,23bによって紙搬送ベルト24を張架している二次転写装置22が配設されている。紙搬送ベルト24は、張架ローラ23aと張架ローラ23bとの少なくとも一方の回転駆動に伴って、図中反時計回りに無端移動せしめられる。
張架ローラ23aは、中間転写ユニット17の二次転写バックアップローラ66との間に、中間転写ベルト60及び紙搬送ベルト24を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ユニット17の中間転写ベルト60と、二次転写装置22の紙搬送ベルト24とが接触する二次転写ニップが形成されている。そして、この張架ローラ23aには、トナーと逆極性の二次転写バイアスが電源によって印加される。この二次転写バイアスの印加により、二次転写ニップには中間転写ユニット17の中間転写ベルト60上の4色トナー像を中間転写ベルト60側から張架ローラ23a側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
後述のレジストローラ対49によって中間転写ベルト60上の4色トナー像に同期するように二次転写ニップに送り込まれた転写紙には、この二次転写電界やニップ圧の影響を受けた4色トナー像が二次転写せしめられる。
なお、このように張架ローラ23aに二次転写バイアスを印加する二次転写方式に代えて、転写紙を非接触でチャージさせるチャージャを設けてもよい。
複写機本体の下部に設けられた給紙装置150には、内部に複数の転写紙を紙束の状態で複数枚重ねて収容可能な給紙カセット44が、鉛直方向に複数重なるように配設されている。それぞれの給紙カセット44は、紙束の一番上の転写紙に給紙ローラ42を押し当てている。そして、給紙ローラ42を回転させることにより、一番上の転写紙を給紙路46に向けて送り出される。給紙カセット44から送り出された転写紙を受け入れる給紙路46は、複数の搬送ローラ対47と、その路内の末端付近に設けられたレジストローラ対49とを有している。そして、転写紙をレジストローラ対49に向けて搬送する。レジストローラ対49に向けて搬送された転写紙は、レジストローラ対49のローラ間に挟まれる。
一方、中間転写ユニット17において、中間転写ベルト60上に形成された4色トナー像は、ベルトの無端移動に伴って上記二次転写ニップに進入する。レジストローラ対49は、ローラ間に挟み込んだ転写紙を二次転写ニップにて4色トナー像に密着させ得るタイミングで送り出す。これにより、二次転写ニップでは、中間転写ベルト60上の4色トナー像が転写紙に密着する。そして、転写紙上に二次転写されて、白色の転写紙上でフルカラー画像となる。このようにしてフルカラー画像が形成された転写紙は、紙搬送ベルト24の無端移動に伴って二次転写ニップを出た後、紙搬送ベルト24上から定着装置25に送られる。
定着装置25は、加熱ローラ28と駆動ローラ29との2本のローラによって定着ベルト26を回転可能に張架しており、定着ベルト26を介して加熱ローラ28に向けて押圧される加圧ローラ27も備えている。定着ベルト26と加圧ローラ27とは互いに当接して定着ニップを形成しており、紙搬送ベルト24から受け取った転写紙をここに挟み込む。加熱ローラ28の内部に熱源を有しており、この熱源の発熱によって定着ベルト26を加熱する。加熱された定着ベルト26は、定着ニップに挟み込まれた転写紙を加熱する。そして、定着ニップでの加熱やニップ圧の影響により、フルカラー画像が転写紙に定着せしめられる。
定着装置25内で定着処理が施された転写紙は、プリンタ筐体の図中左側板の外側に設けたスタック部57上にスタックされるか、もう一方の面にもトナー像を形成するために上述の二次転写ニップに戻されるかする。
原稿のコピーがとられる際には、例えばシート原稿の束が原稿自動搬送装置400の原稿台30上セットされる。ただし、その原稿が本状に閉じられている片綴じ原稿である場合には、コンタクトガラス32上にセットされる。このセットに先立ち、複写機本体に対して原稿自動搬送装置400が開かれ、スキャナ300のコンタクトガラス32が露出される。この後、閉じられた原稿自動搬送装置400によって片綴じ原稿が押さえられる。
本複写機は、複写機内の各機器の制御を司るCPU等から構成される制御部と、液晶ディスプレイや各種キーボタン等などから構成される操作表示部とを備えている。上述したように原稿がセットされた後、操作表示部のコピースタートスイッチが押下されると、スキャナ300による原稿読取動作がスタートする。ただし、原稿自動搬送装置400にシート原稿がセットされた場合には、この原稿読取動作に先立って、原稿自動搬送装置400がシート原稿をコンタクトガラス32まで自動移動させる。
原稿読取動作では、まず、第一走行体33と第二走行体34とがともに走行を開始し、第一走行体33に設けられた光源から光が発射される。そして、原稿面からの反射光が第二走行体34内に設けられたミラーによって反射せしめられ、結像レンズ35を通過した後、読取センサ36に入射される。読取センサ36は、入射光に基づいて画像情報を構築する。
このような原稿読取動作と並行して、各プロセスカートリッジ18Y,M,C,K内の各機器や、中間転写ユニット17、二次転写装置22、定着装置25がそれぞれ駆動を開始する。そして、読取センサ36によって構築された画像情報に基づいて、光書込ユニット21が駆動制御されて、各感光体ドラム1Y,M,C,K上に、Y,M,C,Kトナー像が形成される。これらトナー像は、中間転写ベルト60上に重ね合わせ転写された4色トナー像となる。
また、原稿読取動作の開始とほぼ同時に、給紙装置150内では給紙動作が開始される。この給紙動作では、給紙ローラ42の1つが選択回転せしめられ、ペーパーバンク43内に多段に収容される給紙カセット44の1つから転写紙が送り出される。送り出された転写紙は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されて給紙路46に進入した後、搬送ローラ対47によって二次転写ニップに向けて搬送される。
このような給紙カセット44からの給紙に代えて、手差しトレイ51からの給紙が行われる場合もある。この場合、手差し給紙ローラ50が選択回転せしめられて手差しトレイ51上の転写紙を送り出した後、手差し分離ローラ52が転写紙を1枚ずつ分離してプリンタ部100の手差し給紙路53に給紙する。
本複写機は、2色以上のトナーからなる多色画像を形成する場合には、中間転写ベルト60をその上部張架面がほぼ水平になる姿勢で張架して、上部張架面に全ての感光体ドラム1Y,M,C,Kを接触させる。
これに対し、Kトナーのみからなるモノクロ画像を形成する場合には、中間転写ベルト60を図中左下に傾けるような姿勢にして、その上部張架面をY,M,C用の感光体ドラム1Y,M,Cから離間させる。そして、4つの感光体ドラム1Y,M,C,Kのうち、K用の感光体ドラム1Kだけを図中反時計回りに回転させて、Kトナー像だけを作像する。この際、Y,M,Cについては、感光体ドラム1だけでなく、現像装置2も駆動を停止させて、感光体ドラム1や現像剤の不要な消耗を防止する。
図3は現像装置2の斜視図である。図4は現像装置2の一端側を切断した斜視図である。図5は現像装置2の断面図である。現像装置2は、磁性キャリアと非磁性トナーとからなる二成分現像剤を用いる二成分現像装置である。図4に示すように、現像装置2は、図中時計回り方向に回転しながら感光体ドラム1の表面の潜像にトナーを供給し、現像する現像剤担持体としての現像スリーブ3aと、その内部に配置されたマグネットローラ3bと、からなる現像ローラ3を有している。
また、現像ローラ3の表面に現像剤を供給しながら図4の手前方向に現像剤を搬送する供給搬送部材としての供給搬送スクリュ8を有している。供給搬送スクリュ8は、回転軸8aとこの回転軸8aに設けられた現像剤搬送部とを備え、回転することにより軸方向に現像剤を搬送する現像剤搬送スクリュである。なお、現像剤搬送部とは、供給搬送スクリュ8の軸端部よりも軸方向中央側で回転軸8aの周面に螺旋状のスクリュウ羽根が設けられ、そのスクリュウ羽根により現像剤を搬送し得る部分のことである。
現像ローラ3と供給搬送スクリュ8との対向部から現像ローラ3の表面移動方向下流側には、現像ローラ3に供給された現像剤を現像に適した厚さに規制する現像剤規制部材としての現像ドクタ12を備えている。現像ローラ3の感光体ドラム1との対向部である現像領域から表面移動方向下流側には、現像領域を通過した現像済みの現像剤を回収し、回収した回収現像剤を供給搬送スクリュ8と同方向に搬送する回収搬送部材としての回収搬送スクリュ6を備えている。供給搬送スクリュ8を備えた供給搬送路9は現像ローラ3の横方向に、回収搬送スクリュ6を備えた回収搬送路7は現像ローラ3の下方に並設されている。
現像装置2は、供給搬送路9の下方で回収搬送路7に並列するように攪拌搬送路10を設けている。攪拌搬送路10は、現像剤を攪拌しながら供給搬送スクリュ8とは逆方向である図4中手前側から奥側に搬送する攪拌搬送部材としての攪拌搬送スクリュ11を備えている。供給搬送路9と攪拌搬送路10とは仕切り部材としての第一仕切り壁133によって仕切られている。第一仕切り壁133の供給搬送路9と攪拌搬送路10とを仕切る箇所は図中手前側と奥側との軸方向両端は開口部となっており、供給搬送路9と攪拌搬送路10とが連通している。
図4は、軸方向の中央部近傍の断面であるが、第一仕切り壁133の軸方向の奥側端部近傍には、供給搬送路9と攪拌搬送路10とを連通し、攪拌搬送路10から供給搬送路9に現像剤を受け渡す不図示の攪拌下流側端部開口部が設けられている。図4に示すように、供給搬送路9と回収搬送路7とも第一仕切り壁133によって仕切られているが、第一仕切り壁133の供給搬送路9と回収搬送路7とを仕切る箇所には開口部を設けていない。すなわち、供給搬送路9と回収搬送路7との間で現像剤を直接受け渡す経路は設けられていない構成である。
また、攪拌搬送路10と回収搬送路7との二つの搬送路は仕切り部材としての第二仕切り壁134によって仕切られている。第二仕切り壁134は、軸方向の手前側端部近傍の断面の位置では、開口部となっており、攪拌搬送路10と回収搬送路7とを連通し、回収搬送路7から攪拌搬送路10に現像剤を受け渡す回収下流側端部開口部が設けられている。
現像装置2では、現像ローラ3の表面上に担持され、現像ドクタ12によって薄層化された現像剤を、感光体ドラム1との対抗部である現像領域まで搬送し現像を行う。現像後の現像剤は回収搬送路7にて回収を行い、軸方向手前側に搬送され、第二仕切り壁134における非画像領域部に設けられた回収下流側端部開口部を通過して、攪拌搬送路10へ供給される。なお、攪拌搬送路10における現像剤搬送方向上流側端部(軸方向手前側端部)付近で攪拌搬送路10の上側に設けられたトナー補給口201から攪拌搬送路10にトナーが補給される。
次に、三つの現像剤搬送路内での現像剤の循環について説明する。攪拌搬送路10から現像剤の供給を受けた供給搬送路9では、現像ローラ3に現像剤を供給しながら、供給搬送スクリュ8の搬送方向下流側(軸方向手前側)に現像剤を搬送する。そして、現像ローラ3に供給された現像剤のうち、現像領域を通過して現像に用いられた現像剤は回収搬送路7に送られる。一方、現像に用いられず供給搬送路9の搬送方向下流端まで搬送された余剰現像剤は、第一仕切り壁133における軸方向手前側端部近傍に設けられた供給下流側端部開口部から攪拌搬送路10に供給される。
現像ローラ3から回収搬送路7に送られ、回収搬送スクリュ6によって回収搬送路7の搬送方向下流側端部(軸方向手前側端部)まで搬送された回収現像剤は、第二仕切り壁134の回収下流側端部開口部より攪拌搬送路10に供給される。そして、攪拌搬送路10では、上流側端部で供給された余剰現像剤と、回収現像剤と、トナー補給口201から供給されたトナーとを攪拌しながら攪拌搬送スクリュ11の搬送方向下流側端部(軸方向奥側端部)に向けて搬送する。攪拌搬送路10における攪拌搬送スクリュ11の搬送方向下流側端部に到達した現像剤は、第一仕切り壁133に設けられた攪拌下流側端部開口部を通って供給搬送路9に供給される。
なお、攪拌搬送路10から供給搬送路9へ現像剤が供給される際、供給搬送路9は攪拌搬送路10の上方に位置するため、現像剤を持ち上げて移動させている。そのため、攪拌搬送路10の搬送方向下流側は現像剤が密に充填されており、その圧縮力によって現像剤を持ち上げているため、攪拌搬送路10の搬送方向下流側での現像剤圧は、現像装置2内のほかの領域に比べて最も高くなっている。
図4に示す現像装置2では、供給搬送路9と回収搬送路7とを備え、現像剤の供給と回収とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が供給搬送路9に混入することがない。よって、供給搬送路9内における搬送方向下流側(軸方向手前側)ほど現像ローラ3に供給される現像剤のトナー濃度が低下することを防止することができる。また、回収搬送路7と攪拌搬送路10とを備え、現像剤の回収と攪拌とを異なる現像剤搬送路で行うので、現像済みの現像剤が攪拌の途中に落ちることがない。よって、十分に攪拌がなされた現像剤を供給搬送路9に供給することができ、供給搬送路9に供給されるの現像剤が攪拌不足となることを防止することができる。このように、供給搬送路9内の現像剤のトナー濃度が低下することを防止し、供給搬送路9内の現像剤が攪拌不足となることを防止することができるので現像時の画像濃度を一定に保つことができる。
また、供給搬送路9の搬送方向上流側端部(軸方向奥側端部)近傍には、現像剤排出口が形成されており、供給搬送路9と排出搬送路13とを連通する。供給搬送路9の上流側端部に到達した現像剤の量が所定量よりも多くなると、現像剤排出口の高さまで現像剤が到達し、現像剤排出口を通過して排出搬送路13へと現像剤が受け渡される。排出搬送路13に受け渡された現像剤は、排出搬送スクリュ14によって現像装置2の外部に設けられた排出現像剤回収部に回収される。このように現像剤を排出する構成を備えることにより、現像装置2内の現像剤の量を一定に保つことができる。
また、現像装置2に補給するトナーとして、キャリアを含有するプレミックストナーを補給する場合は、劣化したキャリアがトナーとともに排出搬送路13に排出され、キャリアが入れ替わることで、現像装置2内の現像剤の劣化を抑制することができる。
図3、図4及び図5に示すように、現像装置2は、ケーシング121と、搬送路上部カバー230と、現像ローラ上カバー220と、奥側端部側板250と、手前側端部側板240とによって、内部に現像剤を収容する現像ハウジングを形成する。
現像装置2は、この現像ハウジングによって形成された三つの現像剤搬送路の現像剤を攪拌・搬送させるための三つの現像剤搬送スクリュとを備える。また、三つの現像剤搬送路のうちの供給搬送路9内の現像剤を担持して感光体ドラム1との最近接部である現像領域まで搬送する現像ローラ3を備える。さらに、現像ローラ3が現像剤を担持・搬送するに際し、現像ローラ3上の現像剤の層厚を長手方向(軸方向)に渡り均一に規制し、均すための現像剤規制部材である現像ドクタ12を備える。
現像ローラ3を構成する現像スリーブ3aの内部にはマグネットローラ3bが設けられており、この磁力によって現像剤を担持することができる。また、磁性キャリアとトナーとは攪拌されることで、それぞれ逆極性に帯電しており、この帯電による静電気力によって磁性キャリアとトナーとが付着し合っている。磁力によって現像ローラ3の表面に現像剤を担持するとともに、その磁力によって現像ローラ3の表面上で現像剤(トナーが付着した磁性キャリア)が穂立ちした磁気ブラシによる現像剤層が形成される。
現像ローラ3に担持され、現像ドクタ12により均一に均された現像剤層は、現像ローラ3の表面移動に伴って現像領域まで搬送される。そして、現像バイアスのかけられた現像ローラ3と、静電気潜像の形成された感光体ドラム1の表面との電位差によって生じた電界(現像電界)により、トナーが感光体ドラム1上に移動し、現像される。その後、現像領域を通過した現像剤は再度ハウジングによって形成される現像剤搬送路内に回収され、現像剤搬送路内を循環しつつ、トナー補給口201から新しいトナーが供給され、攪拌・搬送されて、再度現像に使用される。
現像装置2のハウジングは、長手方向(軸方向)の長さが転写紙への印刷幅以上である。ハウジングの一部であるケーシング121は、現像ローラ3に現像剤を供給する供給搬送路9と、現像に使用された現像剤を回収して搬送する回収搬送路7と、回収された現像剤と新しく供給されたトナーを攪拌する攪拌搬送路10とを形成する。
また、図3に示すように、ハウジングの一部である奥側端部側板250及び手前側端部側板240は、ケーシング121の軸方向両端を支持するとともに、現像ローラ3及び各搬送スクリュの回転軸の両端部を軸支する軸受部材を保持する。さらに、搬送路上部カバー230は、ケーシング121の上方を覆うようにケーシング121に固定されて供給搬送路9を形成するとともに、現像ドクタ12が固定される部材である。また、現像ローラ上カバー220は、現像ドクタ12よりも現像領域側の現像ローラ3の表面を覆う部材である。
図6は、回転軸11aを支持した軸受部材70の斜視図である。図7は、回転軸11aを支持した軸受部材70の側面図である。図8は、回転軸11aを支持した軸受部材70の断面図である。上述したように、現像装置2に形成された回収搬送路7と供給搬送路9と攪拌搬送路10とには、それぞれ搬送スクリュとして回収搬送スクリュ6と供給搬送スクリュ8と攪拌搬送スクリュ11が設けられている。そして、各搬送スクリュの軸方向両端には、各搬送スクリュの回転軸を支持する軸受部材70がそれぞれ設けられている。
以下、攪拌搬送スクリュ11の回転軸11aを軸受部材70によって軸支したものを例に挙げて説明するが、回収搬送スクリュ6の回転軸6aや供給搬送スクリュ8の回転軸8aを軸受部材70で軸支した場合も同様であるため、その説明は省略する。
軸受部材70は、攪拌搬送スクリュ11の回転軸11aを支持する軸受機能と、搬送路内で搬送される現像剤を外部に漏出させないためのシール機能とを有している。軸受部材70は、回転軸11aの軸端部11cを支持する玉軸受73を有する筒状の軸受ケース71や、軸受ケース71の中空内部に設けられ、軸受ケース71の内周面と回転軸11aの外周面との間を封止するシール部材であるGシール74などを備えている。なお、「Gシール」とは、リング本体の内周部に一体に形成された弾性密封リップによって回転軸をラジアル方向に締め付けてシールする断面略G字型のゴム製のシールリングである。現像装置2のハウジングに軸受部材70をセットした際には、軸受ケース71の玉軸受73よりも現像装置内側にGシール74が位置する。
軸受部材70としては、軸受ケース71に玉軸受73を設ける構成に限らず、軸受ケース自体がスベリ軸受の機能を持っていてもよい。また、前記シール部材としては、Gシール74などの汎用的なオイルシールや、その他フッ素樹脂を使用したゴムシール、植毛や不織布をもちいた繊維シールなど、一般的に現像剤のシールに使用されているものはいずれも使用することができる。
ここで、従来であれば、軸受部材70に設けたGシール74などのシール部材のみの機能によって、軸受部材70から現像装置外へ現像剤を漏出させることなく、現像装置2の寿命の間でシール機能を保つことが可能であった。しかしながら、画像形成装置に求められる画質や印刷スピードが高まるにつれ、次に述べるような課題が生じた。
一般的に、画像形成装置の印刷スピードを向上させるには、感光体ドラム1の回転数を上げて作像スピードを上げる必要がある。それに伴い、現像ローラ3の回転数も増加させて、単位時間当たりに現像領域に供給する現像剤の量を増やす必要がある。さらに、現像ローラ3の回転数を増やすと、現像装置2内での現像剤循環の速度を高めないと、現像ローラ3上の現像剤が枯渇するため、各搬送スクリュの回転数も増加させる必要がある。
この回転数増加に伴い、シール部材の耐久性が必要な現像装置2の寿命に対して余裕度不足になってしまう。さらには、回転数増加に伴って軸受部材70の回転負荷による発熱が増大し、現像剤接触部の温度上昇に伴う現像剤固着やトナー凝集発生のリスクが大きくなる。シール部材の耐久性を満たすだけであれば、複数のシール部材を設けるといった対策もあるが、これは回転負荷をより増大させることになり望ましくない。
こうした課題に対して、軸受部材70の回転負荷を極力抑えつつ、シール部材であるGシール74の耐久余裕度を向上させるため、攪拌搬送スクリュ11側にマグネットシール75を追加する。すなわち、攪拌搬送スクリュ11の回転軸方向で現像剤搬送部11bの端には円形のフランジ111が設けられており、このフランジ111の軸受部材70と対向する側の面111aに、環状のマグネットシール75を取り付けている。
そして、マグネットシール75の表面と、軸受部材70のマグネットシール75と対向する対向面71aとの回転軸方向のギャップを、所定範囲内の大きさとなるように設定する。これにより、現像剤がマグネットシール75の磁力によって、マグネットシール75上で穂立ちした磁気ブラシMBが、軸受部材70の対向面71aに接触し、現像装置2内を循環する現像剤がGシール74のところに達するのを抑制することができる。
よって、現像装置2内を循環する現像剤が直接、Gシール74に接触しなくなるため、Gシール74にかかる現像剤の負荷が低減し、Gシール74の耐久余裕度を向上させることができる。また、これに合わせて、攪拌搬送スクリュ11の回転軸11aとGシール74とが摺擦することによる発熱に起因した、現像剤の固着やトナー凝集が発生するリスクを低減することができる。
一方で、画像形成装置の更なる印刷スピード向上が求められるにつれ、上述したような攪拌搬送スクリュ11の軸受部材70と対向する部分にマグネットシール75を設けた構成では、磁気ブラシMBによるシール機能が十分に実現できないおそれがある。これは、印刷スピードを向上させるために、攪拌搬送スクリュ11の回転数及び現像剤の循環スピードがさらに増加すると、マグネットシール75上の磁気ブラシMBにかかる現像剤の圧力がさらに増加する。その結果、磁気ブラシMBの保持力を越えた圧がかかることで、現像装置2内を循環する現像剤をマグネットシール75の磁気ブラシMBで抑えきれず、その磁気ブラシMBをすり抜けてGシール74のところまで現像剤が到達し易くなるためである。そこで、図6、図7、図8に示すように軸受部材70の対向面71aに環状の磁性部材72を設ける。
図9は、マグネットシール75単独の構成における磁力線の回りこみを表した図である。図10は、軸受部材70のマグネットシール75との対向面71aに磁性部材72を設けた構成における磁力線の回りこみを表した図である。
図9に示すようなマグネットシール75単独の構成では、マグネットシール表面に設けられた磁極から発生する磁力線が、同一のマグネット内部の対向極に回りこむので、マグネットシール表面に生じる磁気ブラシMBの穂立ち向きも同様に回り込む。そのため、マグネットシール75上に穂立ちさせた磁気ブラシMBのマグネットシール表面からの高さhが十分に確保できない。その結果、特に磁気ブラシMBが軸受部材70の対向面71aに接する部分で、磁気ブラシMB内の現像剤が疎になるため、磁気ブラシMBによるシール性が十分に発揮できなくなる。
これに対して、軸受部材70の対向面71aに磁性部材72を設けることで、図10に示すようにマグネットシール75から生じた磁力線が、磁性部材72側へ集中して流れる。これにより、マグネットシール75上の磁気ブラシMBの穂立ちの向きも同じく磁性部材72側へ向かって伸びるため、図9と同一の磁力のマグネットシール75を用いた場合でも、磁気ブラシMB内の磁性部材72に接する部分の現像剤密度がより密になる。その結果、磁気ブラシMBによるシール機能をより高めることができる。
ここでは、マグネットシール75として、内径Φ10[mm]、外径Φ16[mm]〜Φ19[mm]の環状に成型されたプラスチックマグネットであり、表面の磁束密度が50[mT]〜60[mT]のものを用いている。
マグネットシール75の磁力は、磁束密度が大きいほど高いシール性を実現することができるが、一方で高コストになる。そのため、マグネットシール75の磁束密度としては、求められるシール性に応じて前述の範囲に限らず、適宜調整するのが良い。また、軸受部材70の対向面71aに、厚さ0.3[mm]の磁性ステンレス鋼製のばね板を、マグネットシール75と同じく環状に成型した磁性部材72を両面テープで貼り付けて用いている。
本実施形態の現像装置2の構成において、現像ローラ3は474[rpm]、供給搬送スクリュ8は910[rpm]、回収搬送スクリュ6及び攪拌搬送スクリュ11は1034[rpm]で回転している。そして、その条件化で各軸受部のマグネットシール75によるシール機能が発揮できている。
ここで、シール機能が発揮できているかどうかの判断基準は、次の通りである。すなわち、現像装置2内に現像剤を投入し、回収搬送路7と供給搬送路9と攪拌搬送路10との間で現像剤を1時間循環させた後、現像装置2から軸受部材70を取り外す。そして、現像剤がマグネットシール75により生じた磁気ブラシMBをすり抜け、Gシール74のところへ到達しているかどうかで判断する。Gシール74まで現像剤が到達していなければ、現像装置2内の現像剤が、マグネットシール75と磁性部材72とにより生じた磁気ブラシMBによってシールされている。これにより、Gシール74にかかる負荷が軽減され、長期にわたってGシール74のシール機能を保ったまま現像装置2を使用することができる。
こうしたマグネットシール75の機能を出す上では、マグネットシール75上に穂立ちする磁気ブラシMBの高さhと、マグネットシール75と磁性部材72とのギャップGを管理することが重要である。前述のマグネットシール75単独の構成で現像剤の穂立ちを観察すると、1.5[mm]〜2[mm]の高さhとなっていた。一方、本実施形態における現像装置2では、搬送スクリュ軸方向寸法などの各部品の寸法ばらつきを考慮して、マグネットシール75と磁性部材72とのギャップGを0.5[mm]〜2.5[mm]に管理できる。このとき、前述の軸受部材70の対向面71aに磁性部材72を設けた構成では、マグネットシール75上に穂立ちする磁気ブラシMBの高さhが2.5[mm]〜3[mm]程度になることを確認している。
図1は、軸受部材70の対向面71aにマグネットシール76を設けた構成における回転軸11aを支持した軸受部材70の側面図である。図11は、軸受部材70の対向面71aにマグネットシール76を設けた構成における回転軸11aを支持した軸受部材70の断面図である。
ここで、更にマグネットシール75のシール機能を高めて、長期にわたってGシール74のシール機能を保つため、前述の磁性部材72に変えて、軸受部材70の対向面71aにもマグネットシール76を設ける構成が有効である。攪拌搬送スクリュ11と軸受部材70との両方にマグネットシール75,76を設けることで、磁力線の向きを両マグネットシール間に収めることができる。これにより、両マグネットシール間のギャップGが3[mm]〜4[mm]の範囲で、磁気ブラシMBを生じさせることが可能となる。
ここで、攪拌搬送スクリュ11と軸受部材70との両方にマグネットシール75,76を設ける構成において、片面1極のマグネット材を用いていると、異なる磁極が対向するようにマグネットシール75,76を設ける必要がある。なぜなら、マグネットシール75とマグネットシール76との互いの対向面に同一の磁極(N極とN極、または、S極とS極)を設けると、互いの磁極が反発しあって磁気ブラシMBの狙いの高さhを確保することができないからである。しかしながら、マグネット材のN極とS極とを区別して、攪拌搬送スクリュ11と軸受部材70とにマグネットシール75,76を組み付けるには、量産工程での管理上、大きな手間となる。
そこで、マグネットシール75,76として、片面1極のマグネット材ではなく、図12に示すような片面多極のマグネット材を用いる。これにより、攪拌搬送スクリュ11や軸受部材70にマグネットシール75,76を組付け上の管理の手間を省きつつ、前述の通りマグネットシール75から生じる磁力線を対向するマグネットシール76側へ誘導することができる。よって、磁気ブラシMBによるシール機能を保ったまま、組付け性上、優位な構成とすることができる。
具体的には、マグネットシール75,76として、片面に2[mm]間隔でS極とN極とが面方向で交互に着磁され、且つ、表面の磁束密度が、前述した片面1極のマグネットシール75,76と同様50[mT]〜60[mT]のマグネット材を用いる。これにより、片面1極で互いに異なる磁極のマグネットシール75,76を対向させて設ける構成と同等のシール機能や、耐久性を出すことができる。
なお、本願発明者は、攪拌搬送スクリュ11と軸受部材70との両方にマグネットシール75,76を設けた構成にて、前述の各搬送スクリュの回転数にて55秒オン、5秒オフの間欠駆動にて1200時間の耐久試験を行った。そして、耐久試験後も、マグネットシール75,76により形成された磁気ブラシMBによってGシール74までの現像剤の侵入が防がれ、Gシール74のシール機能が保たれていることを確認している。
本発明ではスクリュ端部に設けられたマグネットシール75に対向する軸受部材70の端面に、磁性部材72を新たに設けることでシール機能を向上させる。また、この磁性部材72を、磁力発生部材であるマグネットシール76とすることで、現像剤のシール機能や耐久性を向上させることができる。また、この磁力発生部材をシート状のマグネット材質とすることで、成型容易な材質で本発明の構成を実現することができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
磁性を有する現像剤を収納するケーシング121などの現像剤収納容器と、現像剤収納容器から供給された現像剤を担持する現像ローラ3などの現像剤担持体と、現像剤収納容器内で回転軸11aなどの回転軸を中心に回転可能に設けられ、現像剤を搬送する現像剤搬送部11bなどの現像剤搬送部を回転軸方向にわたって有する攪拌搬送スクリュ11などの現像剤搬送部材と、現像剤搬送部材の回転軸端部を回転可能に軸支する玉軸受73などの軸受部と、軸受部が中空内部に設けられた軸受ケース71などの軸受ケースとを有する軸受部材70などの軸受部材と、軸受部材に設けられ、軸受部よりも回転軸中央側で、軸受ケースの内周面と回転軸の外周面との間に存在し、回転軸の外周面に接触してシールするGシール74などのシール部材と、回転軸のシール部材よりも回転軸方向中央側に軸受ケースと対向させて設けられたマグネットシール75などの第一磁石部材と、軸受ケースの第一磁石部材と対向する対向面に設けられたマグネットシール76などの第二磁石部材とを備えた現像装置において、第一磁石部材と第二磁石部材との対向し合う面の磁極が、互いに異なる磁極である。
(態様A)においては、第一磁石部材と第二磁石部材との対向し合う面が互いに異なる磁極であるので、互いの磁極が反発し合うことなく、第一磁石部材と第二磁石部材との間の隙間を埋めるような高さで磁気ブラシが穂立ちさせることができる。これにより、現像剤収納容器内を循環する現像剤が、磁気ブラシで抑えきれず軸受部に向かって流れ込むような隙間が、第一磁石部材と第二磁石部材との間に形成されるのを抑制することができる。また、第一磁石部材と第二磁石部材とのうちの一方から他方に向かって磁力線を集中させて、第一磁石部材と第二磁石部材との間に磁力線を密に形成することができる。よって、その分、現像剤収納容器内を流れる現像剤の圧に対する磁気ブラシの保持力を高めることができ、磁気ブラシによるシール機能を向上させて、現像剤が軸受部に流れ込むのを抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記第一磁石部材と前記第二磁石部材とは、片面にN極とS極とが面方向で交互に着磁されている。これによれば、上記実施形態について説明したように、シール機能を保ったまま組付け性上、優位な構成とすることができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記第一磁石部材及び前記第二磁石部材はシート状であり、前記現像剤搬送部材は前記現像剤搬送部の回転軸方向端部よりも前記シール部材側にフランジを備えており、前記フランジの前記軸受ケースと対向する面に前記第一磁石部材を設けた。これによれば、上記実施形態について説明したように、第一磁石部材などの組み付け性を向上させることができる。
(態様D)
現像装置2などの現像手段と、感光体ドラム1などの像担持体、帯電手段及びクリーニング手段の少なくとも一つとを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ18などのプロセスカートリッジにおいて、前記現像手段として、(態様A)、(態様B)または(態様C)の現像装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤が軸受部材を通って現像装置外に漏れるのを抑えるとともに、現像装置などのメンテナンス性を向上させることができる。
(態様E)
感光体ドラム1などの像担持体と、像担持体の表面に形成された潜像を現像する現像装置2などの現像手段とを備える複写機などの画像形成装置において、前記現像手段として、(態様A)、(態様B)または(態様C)の現像装置を用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、現像剤が軸受部材を通って現像装置外に漏れるのを抑えて、画像形成装置内が現像剤で汚れるのを抑制することができる。
(態様F)
現像装置2などの現像手段と、感光体ドラム1などの像担持体、帯電手段及びクリーニング手段の少なくとも一つとを一体に支持し、装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジ18などのプロセスカートリッジを備えた複写機などの画像形成装置において、前記プロセスカートリッジとして、(態様D)のプロセスカートリッジを用いる。これによれば、上記実施形態について説明したように、現像装置などのメンテナンス性を向上させることができるとともに、現像剤が軸受部材を通って現像装置外に漏れるのを抑えて、画像形成装置内が現像剤で汚れるのを抑制することができる。
1 感光体ドラム
2 現像装置
3 現像ローラ
3a 現像スリーブ
3b マグネットローラ
6 回収搬送スクリュ
6a 回転軸
7 回収搬送路
8 供給搬送スクリュ
8a 回転軸
9 供給搬送路
10 攪拌搬送路
11 攪拌搬送スクリュ
11a 回転軸
11b 現像剤搬送部
11c 軸端部
12 現像ドクタ
13 排出搬送路
14 排出搬送スクリュ
17 中間転写ユニット
18 プロセスカートリッジ
20 画像形成ユニット
21 光書込ユニット
22 二次転写装置
23a 張架ローラ
23b 張架ローラ
24 紙搬送ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 加熱ローラ
29 駆動ローラ
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 読取センサ
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ対
49 レジストローラ対
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 手差し分離ローラ
53 手差し給紙路
57 スタック部
60 中間転写ベルト
62 一次転写バイアスローラ
64 張架ローラ
65 駆動ローラ
66 二次転写バックアップローラ
70 軸受部材
71 軸受ケース
71a 対向面
72 磁性部材
73 玉軸受
74 Gシール
74 シール部材
75 マグネットシール
76 マグネットシール
90 ベルトクリーニング装置
100 プリンタ部
111 フランジ
111a 面
121 ケーシング
133 第一仕切り壁
134 第二仕切り壁
150 給紙装置
201 トナー補給口
220 現像ローラ上カバー
230 搬送路上部カバー
240 手前側端部側板
250 奥側端部側板
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置
特開2012−108236号公報

Claims (6)

  1. 磁性を有する現像剤を収納する現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器から供給された現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤収納容器内で回転軸を中心に回転可能に設けられ、現像剤を搬送する現像剤搬送部を回転軸方向にわたって有する現像剤搬送部材と、
    前記現像剤搬送部材の回転軸端部を回転可能に軸支する軸受部と、前記軸受部が中空内部に設けられた軸受ケースとを有する軸受部材と、
    前記軸受部材に設けられ、前記軸受部よりも回転軸中央側で、前記軸受ケースの内周面と前記回転軸の外周面との間に存在し、前記回転軸の外周面に接触してシールするシール部材と、
    前記回転軸の前記シール部材よりも回転軸方向中央側に前記軸受ケースと対向させて設けられた第一磁石部材と、
    前記軸受ケースの前記第一磁石部材と対向する対向面に設けられた第二磁石部材とを備えた現像装置において、
    前記第一磁石部材と前記第二磁石部材との対向し合う面の磁極が、互いに異なる磁極であり、
    前記第一磁石部材と前記第二磁石部材とは、片面にN極とS極とが面方向で交互に着磁されていることを特徴とする現像装置。
  2. 磁性を有する現像剤を収納する現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器から供給された現像剤を担持する現像剤担持体と、
    前記現像剤収納容器内で回転軸を中心に回転可能に設けられ、現像剤を搬送する現像剤搬送部を回転軸方向にわたって有する現像剤搬送部材と、
    前記現像剤搬送部材の回転軸端部を回転可能に軸支する軸受部と、前記軸受部が中空内部に設けられた軸受ケースとを有する軸受部材と、
    前記回転軸に前記軸受ケースと対向させて設けられた第一磁石部材と、
    前記軸受ケースの前記第一磁石部材と対向する対向面に設けられた第二磁石部材とを備えた現像装置において、
    前記第一磁石部材と前記第二磁石部材との対向し合う面の磁極が、互いに異なる磁極であり、
    前記第一磁石部材と前記第二磁石部材とは、片面にN極とS極とが面方向で交互に着磁されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記第一磁石部材及び前記第二磁石部材はシート状であり、
    前記現像剤搬送部材は前記現像剤搬送部の回転軸方向端部よりも前記シール部材側にフランジを備えており、
    前記フランジの前記軸受ケースと対向する面に前記第一磁石部材を設けたことを特徴とする現像装置。
  4. 現像手段と、像担持体、帯電手段及びクリーニング手段の少なくとも一つとを一体に支持し、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジにおいて、
    前記現像手段として、請求項1、2または3に記載の現像装置を用いたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 像担持体と、
    前記像担持体の表面に形成された潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    前記現像手段として、請求項1、2または3に記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 現像手段と、像担持体、帯電手段及びクリーニング手段の少なくとも一つとを一体に支持し、装置本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを備えた画像形成装置において、
    前記プロセスカートリッジとして、請求項4に記載のプロセスカートリッジを用いたことを特徴とする画像形成装置。
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