JPH03246572A - 画像形成装置の現像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静電写真複写機やプリンタ等の画像形成装置
に装備される現像装置に関し、より詳しくは、現像剤と
して非磁性トナーを用いる現像装置の改良技術に関する
。

〔従来の技術〕

上記の非磁性トナーを用いる現像装置として、非磁性ト
ナーを収容する現像ケースに対してそれの感光体に臨む
開口部に現像ローラを設けると共に、当該現像ローラの
周部にトナー供給ローラを配設し、このトナー供給ロー
ラと現像領域との間に、現像ローラ表面に保持された非
磁性トナーの通過量を制限して非磁性トナーの薄層を現
像ローラの周面に形成する弾性ブレードを設け、かつ、
前記トナー供給ローラにトナーを撹拌供給するための回
転撹拌具を設けて成るものがある。

この構成によれば、前記回転撹拌具の回転によって非磁
性トナーのブロッキング化が防止された状態で、当該非
磁性トナーがトナー供給ローラに保持されつつ現像ロー
ラに向けて移送供給されると共に、現像ローラとの摩擦
によって非磁性トナーが帯電されて現像ローラの表面に
帯電保持され、かつ、この非磁性トナーの一部が現像ロ
ーラの回転に伴って弾性ブレードを通過することで、現
像ローラの表面に非磁性トナーの薄層が形成され、そし
て現像領域において、感光体表面に形成された静電潜像
面に非磁性トナーが飛翔して所謂ジャンピング現像が行
われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

か−る現像装置において、前記現像ローラの表面に非磁
性トナーを確実に帯電保持させて、弾性ブレードの下流
側に非磁性トナーの薄層を適正に形成させる上で、前記
非磁性トナーが弾性ブレードを通過するまでの間に、当
該非磁性トナーを十分に帯電させることが極めて肝要で
あり、然るに従来は、現像ローラとの摩擦によって非磁
性トナーを帯電させているだけであって、前記非磁性ト
ナーを十分に帯電させることができず、現像不良を生じ
易い点で改善の余地があった。

本発明は、簡単な改良技術によって、前記非磁性トナー
に対する帯電性能のアップを図ることを目的としている
。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明は、既述したトナー
を用いる現像装置において、前記回転撹拌具にマグネッ
トを具備させ、当該マグネットの回転による磁界の非磁
性トナーに対する移動によって生じるローレンツ力によ
り、前記非磁性トナーを振動させるように構成した点に
特徴がある。

〔作用〕

上記の特徴構成によれば、前記回転撹拌具の回転に伴っ
て非磁性トナーが機械的に撹拌されると同時に、当該回
転撹拌具に具備させたマグネットの磁界が現像ケース内
の非磁性トナー中を移動することで当該非磁性トナーに
ローレンツ力が作用し、而して、このローレンツ力で非
磁性トナーが互いに粒子間で振動接触することによって
、当該非磁性トナーが振動帯電される。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は画像形成装置の一例の静電写真複写機の作像部
を示し、水平に横架された感光体１のまわりに、帯電装
置２、露光装置３、現像装置４、転写装置５、用紙分離
装置６、クリーニング装置７を配置して成る。

前記現像装置４は、非磁性トナーを収容する現像ケース
８に対してそれの感光体１に臨む開口部９に現像ローラ
１０を設けると共に、当該現像ローラ１０の周部にトナ
ー供給ローラ１１を配設し、このトナー供給ローラ１１
と感光体表面に対する現像領域１２との間に、現像ロー
ラ表面に保持された非磁性トナーの通過量を制限して非
磁性トナーの薄層を現像ローラ１０の周面に形成する弾
性ブレード１３を設け、かつ、前記トナー供給ローラ１
１にトナーを撹拌供給するための回転撹拌具１４を配設
すると共に、更に、トナーカートリッジ１５によるトナ
ー補給部１６を前記現像ケース８に連設して成る。

前記回転撹拌具１４は、現像ローラ１０の回転軸線に平
行な回転軸１７を現像ケース８に支架すると共に、第２
図にも示すように、永久磁石から成る棒状のマグネット
１Ｂを撹拌用の部材として、当該マグネット１日を前記
回転軸１７に対してそれの軸線まわりと軸線方向に所定
間隔を隔てて連設し、かつ、このマグネット１８の遊端
側を全てＮ極に統一させである。

上記の構成によれば、前記回転撹拌具１４の棒状マグネ
ット１８が回転することで非磁性トナーが機械的に撹拌
されると共に、そのマグネット１８の磁界が非磁性トナ
ー中を移動することによって、前記回転軸１７の回転軸
線方向（第１図に■印で示し、第２図に矢符Ｐで示すよ
うに、紙面において回転軸１７の向う側方向）に沿うロ
ーレンツ力Ｆが非磁性トナーに作用し、非磁性トナーが
互いに粒子間で振動接触する。

而して、前記非磁性トナーが回転撹拌具１４によって機
械的に撹拌されると同時に、当該非磁性トナーがローレ
ンツ力Ｆによって振動接触することで振動帯電される。

この帯電によって非磁性トナーがトナー供給ローラ１１
に保持されつつ現像ローラ１０に向けて移送供給される
と共に、前記現像ローラ１０との摩擦によって当該非磁
性トナーが更に摩擦帯電されて現像ローラ１０の表面に
保持され、かつ、この非磁性トナーの一部が弾性ブレー
ド１３を通過することで、当該現像ローラ１０の表面に
非磁性トナーの薄層が形成される。

ところで、前記非磁性トナーの薄層が形成されるまでの
間に、当該非磁性トナーは二度にわたって帯電作用を受
けているので、即ち、前記回転撹拌具１４に具備させた
マグネット１８の回転によるローレンツ力を基にした振
動帯電と、現像ローラ１０との摩擦による帯電の二度に
わたる帯電作用を受けているので、非磁性トナーに対す
る帯電量は十分であり、而して、現像ローラ１０の表面
に非磁性トナーを確実に帯電保持させることができて、
現像ローラｌＯの表面に適正な非磁性トナーの薄層を形
成させることができる。

そして、前記非磁性トナーの薄層が現像領域１２に達す
ると、感光体表面に形成された静電潜像面に非磁性トナ
ーが飛翔し、所謂ジャンピング現像が適正に行われるこ
とになる。

本発明は上記した構成に特定されるものではなく、例え
ば、前記マグネット１８の遊端側をＳ極に統一させて、
ローレンツ力Ｆの作用方向を紙面において回転軸１７の
回転軸線方向手前側に向けて作用させるようにしたり、
あるいは、マグネット１８のＳ極とＮ極をランダムに入
れ換えて設けて、ローレンツ力Ｆの作用方向を顯繁に入
れ換えさせるようにする等の変形が可能である。

また、前記マグネット１８によって撹拌用の部材を兼用
構成しているが、専用の撹拌部材を別に設けて、前記回
転撹拌具１４に専用の撹拌部材とマグネット１８を備え
させる構成とするもよい。

更に、前記マグネット１８を電磁石にして実施可能であ
る。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明による画像形成装置の現像装
置は、回転撹拌具にマグネットを具備させて、非磁性ト
ナーを機械的に撹拌させると同時に、現像ケース内の非
磁性トナーにローレンツ力を作用させるようにして、こ
のローレンツ力によって非磁性トナーを互いに粒子間で
振動接触させるようにした点に特徴を有し、而して、現
像ローラとの摩擦による帯電に加えて、非磁性トナーを
粒子間で互いに振動接触させるローレンツ力を基にした
帯電の作用を非磁性トナーに付与させるようにしたこと
で、当該非磁性トナーに対する帯電性能を大幅にアップ
させることができるようになり、延いては、鮮明で高画
質の画像形成に大いに寄与させ得るに至ったのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は静電写真複写機の作像部の概略縦断側面図、第
２図は回転撹拌具の斜視図である。 ８・・・現像ケース、１４・・・回転撹拌具、１８・・
・マグネット。 出　願　人　　　　三田工業株式会社 代　理　人　　　　弁理士　藤本英夫 第２図 １４・・・回転撹拌具 １８・・・マグネット

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 現像ケースに収容された非磁性トナーに対する回転撹拌
   具を備えた画像形成装置の現像装置において、前記回転
   撹拌具にマグネットを具備させ、当該マグネットの回転
   による磁界の非磁性トナーに対する移動によって生じる
   ローレンツ力により、前記非磁性トナーを振動させるよ
   うに構成してあることを特徴とする画像形成装置の現像
   装置。