JPH06175426A - 像担持体及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

像担持体及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH06175426A
JPH06175426A JP4352164A JP35216492A JPH06175426A JP H06175426 A JPH06175426 A JP H06175426A JP 4352164 A JP4352164 A JP 4352164A JP 35216492 A JP35216492 A JP 35216492A JP H06175426 A JPH06175426 A JP H06175426A
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image
forming apparatus
process cartridge
gear
image forming
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JP4352164A
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English (en)
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Toshihiro Sugikubo
利浩 杉窪
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク損失を低減することが可能な像担持体
及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供す
る。 【構成】 像担持体の両端にハスバギアを設け、両ハス
バギアの捩じれ角方向を同方向にし、駆動源から受ける
一方のハスバギアに作用する像担持体の回転駆動力とス
ラスト力の回転モーメントの方向が逆であり、前記他方
のハスバギアが被駆動部材を駆動する回転駆動力とスラ
スト力の回転モーメントの方向が逆であるよう構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタやファクシミ
リ装置等の画像形成装置における感光体ドラム等の像担
持体及び前記像担持体を有するプロセスカートリッジ及
び前記プロセスカートリッジを装着可能な画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラムユニットは、感光体ドラム
と、感光体ドラムの両端に一体的に固定してなるフラン
ジとから構成されている。また、その一方のフランジに
は一体的にドラムギアが備えられている。前記ドラムギ
アはドラム駆動ギアと噛合し、モータ等の駆動源からの
動力を種々の動力伝達手段を介して伝達することによっ
て感光体ドラムを駆動している。またドラムギアには、
現像器に支持されている現像スリーブと一体的に回転す
るスリーブギアが噛合してドラムギアからの動力を伝達
し、現像スリーブを駆動しているものがある。
【0003】またドラムギアには、感光体ドラムがより
円滑に回転するように、ハスバギアを用いるものがある
が、このハスバギアの捩じれ角の方向により、スラスト
方向に力が作用する。そこで、プロセスカートリッジに
おいて、感光体ドラムをスムーズに回転させるために多
少の隙間を設けてプロセスカートリッジハウジング内に
保持し、複数枚のハスバギアの捩じれ角を逆方向にする
ことにより、スラスト方向への力を同じ方向にすること
により、感光体ドラムを基準位置に移動し、良質の画像
を得るプロセスカートリッジが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように、ドラムギアがドラム駆動ギアと噛合し、モー
タ等の駆動源からの動力が動力伝達手段を介して伝達さ
れることによって感光体ドラムを駆動し、またこの駆動
力に従って感光体ドラムの他端側のハスバギアが画像形
成装置内の転写ローラ等の被駆動部材を駆動する場合、
感光体ドラムに作用するスラスト力は同じ方向になる。
このため、スラスト受け面での摩擦によるトルク損失が
大きくなってしまう。このトルク損失が大きくなれば、
動力源であるモータの最大許容トルクの増大となり、そ
の結果、消費電力の増大、電源の大容量化、装置の大型
化等の問題を生ずる。
【0005】また前記トルク損失が大きくなると、ギア
にかかる荷重も大きくなり、結果としてギアの歯のたわ
み量の最大値が大きくなる。そしてギアの歯のたわみ量
はギアの噛み合いピッチにより変動し、このたわみ量の
変化が振動となり、その振動が原因となって種々の部材
の共振を誘発し、画像上でのピッチむらを生じて画像品
位を低下させてしまうことになる。従って、前記トルク
損失は極力低減させる必要がある。
【0006】本発明は従来の前記課題を解決ものであ
り、その目的とするところは、前記トルク損失を低減す
ることが可能な像担持体及びプロセスカートリッジ及び
画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、像を担持する円筒部材
の両端にハスバギアを設け、両ハスバギアの捩じれ角方
向を同方向としたことを特徴としてなる。
【0008】
【作用】前記構成にあっては、例えば像担持体として感
光体ドラムを備え、この感光体ドラムの回転力を転写ロ
ーラに伝達する場合、感光体ドラムの一方の端部にドラ
ム駆動受け用のハスバギアを設け、他方の端部に転写ロ
ーラを駆動するためのハスバギアを設けた場合にあって
は、感光体ドラムに作用するスラスト力が逆方向にな
る。そのために、スラスト受け面の摩擦力が小さくな
り、駆動源のトルク損失が低減される。
【0009】また像担持体を駆動させるためのハスバギ
アに作用する回転駆動力とスラスト力の回転モーメント
の方向を逆にし、且つ被駆動部材を駆動させるためのハ
スバギアに作用する回転駆動力とスラスト力の回転モー
メントの方向を逆にすることにより、像担持体とこれを
支持する軸との摩擦力を低減して駆動源のトルク損失を
低減することが出来る。
【0010】
【実施例】
〔第一実施例〕次に本発明に係る像担持体及びプロセス
カートリッジ及び画像形成装置の一実施例を図1乃至図
5を参照して具体的に説明する。尚、まず像担持体とハ
スバギアの関係について説明し、次にその像担持体を用
いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置について説
明する。
【0011】図1は画像形成装置の一例としてのレーザ
ービームプリンタの像担持体である感光体ドラム周辺の
モデル図である。図1に示すように、感光体ドラム30の
一端にはフランジと一体になった第1のハスバギアGC
1と、フランジと一体になった第2のハスバギアGC2
が固定されている。尚、前記第1、第2ハスバギアGC
1,GC2の捩じれ角方向は共に同一方向(本実施例で
は右方向)に構成してある。
【0012】ドラム駆動ギアG06は固定軸に回転自在
に支持されており、第1のハスバギアGC1と噛合し、
図示しないモータからの動力を伝達し、感光体ドラム30
を図1の左側から見て反時計回転方向に回転させる。こ
のとき、感光体ドラム30は右方向にスラスト力FX1を受
ける。
【0013】次に第2のハスバギアGC2は感光体ドラ
ム30が回転することで回転し、芯金86に一体的に固定さ
れている第3のハスバギア87に動力を伝達し、第2の回
転体88を回転させる。尚、本実施例では前記第2の回転
体88は転写ローラである。
【0014】前記回転力を受けて回転する第2の回転体
88は右方向にスラスト力Tを受け、感光体ドラム30はそ
の反力として左方向に力FX2を受ける。つまり、感光体
ドラム30が受ける力は、力FX1と力FX2との合力FX0
あり、その方向は本実施例では右方向である。
【0015】ここで力FX1と力FX2の大きさであるが、
例えば感光体ドラム30には、回転体88以外に負荷となる
ものがなく、第1のハスバギアGC1と第2のハスバギ
アGC2の捩じれ角が等しく、且つ歯面や感光体ドラム
30の支持軸での摩擦によるトルク損失がないと仮定すれ
ば、FX1=FX2となる。しかし、実際には摩擦トルク損
失があるために、FX1>FX2となり、FX0>0となる。
その結果、感光体ドラム30は図1の右側へ付勢され、回
転体88も右側へ付勢される。
【0016】多くの場合、感光体ドラム30にはクリーニ
ングブレード等のクリーニング装置や帯電ローラ等の従
動の回転体が接触しており、FX1>FX2であることが多
い。
【0017】このとき、感光体ドラム30に作用するスラ
スト荷重の大きさは|FX1−FX2|となる。仮に、第1
のハスバギアGC1と第2のハスバギアGC2の捩じれ
角の方向が互いに逆方向であれば、感光体ドラム30に作
用するスラスト荷重の大きさは|FX1+FX2|となる。
即ち、第1のハスバギアGC1と第2のハスバギアGC
2の捩じれ角方向が同一の場合と、逆の場合との感光体
ドラム30に作用するスラスト荷重の差は2|FX2|とな
る。
【0018】図2は第2のハスバギアGC2の近傍の断
面図である。スラスト荷重FX0は、第2のハスバギアG
C2のスラスト受け面ボス部端部bでプロセスカートリ
ッジCの内壁C1と接触し、この部分で発生する摩擦力
がトルク損失となる。またスラスト荷重FX0、スラスト
受け面ボス部端部bの外径、スラスト受け面ボス部端部
bとプロセスカートリッジCの内壁C1との摩擦係数が
小さいほど、このトルク損失は少なくなる。即ち、トル
ク損失を少なくするには、感光体ドラム30のスラスト荷
重を小さくすることが好ましく、そのためには第1のハ
スバギアGC1と第2のハスバギアGC2の捩じれ角の
方向が互いに同じ方向である方が良い。
【0019】図3は感光体ドラム30の断面図である。9
1,92はプロセスカートリッジCに固定されている軸で
あり、ギアGC1,GC2を回転自在に支持している。
感光体ドラム30の点oに対する回転モーメントを考えて
みれば、被駆動力F1 と駆動力F2 の回転モーメントは
時計回転方向に、スラスト力FX1,FX2の回転モーメン
トは反時計方向に作用し、モーメントとしては打ち消す
方向になる。
【0020】ハスバギアGC1,GC2は固定軸と接し
ているために、固定軸より抗力を受ける。この抗力が少
ないほど、軸とギアとの摩擦によるトルク損失は小さく
なる。従って、前記のように感光体ドラム30の回転駆動
力F1 ,F2 による回転モーメントと、スラスト力
X1,FX2による回転モーメントの方向が互いに逆にな
るようにして打ち消し合うようにすると、前記抗力を小
さく出来る。これに対し、仮にギアGC1,GC2の捩
じれ角方向がどちらでも左であれば、被駆動力F1,駆
動力F2 ,スラスト力FX1,FX2の回転モーメントはす
べて同方向(時計回転方向)に作用するため、固定軸か
らの抗力は大きくなる。
【0021】このように、捩じれ角の方向により、トル
ク損失が大きい場合と、小さい場合とがあり、前述した
ように、ハスバギアGC1,GC2の捩じれ角方向を同
方向にすると、トルク損失を小さくすることが出来る。
更に感光体ドラム30の回転駆動力とスラスト力による回
転モーメントを互いに逆にすることにより、トルク損失
をより小さく出来る。尚、仮に感光体ドラム30の回転方
向が前記と逆である場合には、ギアGC1,GC2の捩
じれ角方向も前記と逆にどちらも左方向にすればトルク
損失は小さくなる。
【0022】図4(a)は前記ハスバギアGC1へ動力
を伝達する駆動伝達構造の上面図であり、(b)は断面
図である。その伝達構成を説明すると、ギアG01はモ
ータMの回転軸と一体になっているギアで、モジュール
0.5、捩じれ角18°、捩じれ方向は右、歯数29である。
【0023】ギアG02は前記ギアG01と噛合してい
るギアで、歯数76であり、ギアG01とギアG02との
噛み合い歯幅は10.2mmであり、重なり噛み合い率は2
である。
【0024】ギアG03は前記ギアG02と一体のギア
で、モジュール 0.5、捩じれ角18°、捩じれ角方向は
左、歯数23である。
【0025】ギアG04は前記ギアG03と噛み合って
いるギアで、歯数87であり、ギアG03とギアG04と
の噛み合い歯幅は10.2mmであり、重なり噛み合い率は
2である。
【0026】ギアG05は前記ギアG04と一体のギア
で、モジュール 0.6、捩じれ角24.888°、捩じれ角方向
は右、歯数19である。
【0027】ギアG06は前記ギアG05と噛合してい
るギアで、歯数67であり、ギアG05とギアG06との
噛み合い歯幅は9mmであり、重なり噛み合い率は2で
ある。尚、前記ギアG06は図2に示すプロセスカート
リッジCの感光体ドラム30と一体になっているドラムギ
アGC1と噛合し、感光体ドラム30を駆動する。この部
分の噛み合い歯幅も9mmであり、重なり噛み合い率2
である。尚、ドラムギアGC1は歯数46である。
【0028】第2のドラムギアGC2はモジュール 0.
6、捩じれ角24.888°、捩じれ角方向左、歯数46であ
り、転写ローラギア87はそれと噛合し、歯数35で、突当
コロ86の直径は23.875mmである。
【0029】ギアG07はギアG02と噛合しているギ
アで、歯数77であり、前記ギアG02とギアG07との
噛み合い歯幅は10.2mmであり、重なり噛み合い率2で
ある。
【0030】ギアG08は前記ギアG07と噛合してい
るギアで、歯数58であり、ギアG07とギアG08との
噛み合い歯幅は10.2mmであり、重なり噛み合い率は2
である。
【0031】ギアG09は前記ギアG08と一体の平ギ
アで、モジュール 0.6、歯数19である。
【0032】ギアG10は前記ギアG09と噛合している
ギアで、歯数29である。またギアG11は前記ギア10と噛
合しているギアで、歯数25、転移量0.12である。またギ
アG12はギアG11と噛合し、定着ローラと一体になって
いるギアで、歯数46、転移量−0.12である。
【0033】前記ギアG02とギアG03が一体となっ
たギアG0203、前記ギアG04とギアG05とが一
体になったギアG0405、前記ギアG07、更には前
記ギアG08とギアG09とが一体になったギアG08
09は、それぞれ歯の端面に鍔が一体的に設けられてい
るギアである。このようなギアを用いることにより、歯
のたわみによる振動が低減される。また本実施例では前
述したように、トルク損失がより小さくなるようにして
いるために、ギアにかかる荷重が小さくなり、結果とし
て歯のたわみが少なくなってピッチむらが少なくなる。
【0034】前記各ギアG02乃至G09は中心軸に回
転自在に通し、中心軸の片端部はU字形になっている板
金1にそれぞれかしめ、もう一方の端部を板金1に設け
た穴と嵌合して駆動ユニットを構成している。尚、軸の
端部を一方または両方ビスで締結しても良い。このよう
に、ギアが回転する固定軸を両側で支持することによ
り、ギアのたわみに同期する固定軸の振動を少なくし、
駆動伝達装置全体の振動をより少なくすることが可能と
なり、前述したギアと組み合わせることにより、より振
動の少ない駆動伝達装置を実現出来、低騒音、回転むら
の低減等を実現し得る。
【0035】前記ギアG10は、図5に示すように、回転
中心51を中心として開閉する開閉構造体52の開閉動作に
連動してギアG11と噛み合ったり解除したりする。また
図4に示すように、板金1とモータMとは本体側板3を
挟み、ビス4でとも締めされており、板金1はまたビス
5によっても本体側板3に固定されている。ギアG11は
定着ユニットに固定されている軸に取り付けられてい
る。
【0036】次に前述した感光体ドラム30及び駆動伝達
装置を用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置に
ついて説明する。
【0037】図5は前述した駆動伝達装置を用いた画像
形成装置の一例である転写方式電子写真を利用したレー
ザービームプリンタ31Aの内部構成を示す断面側面図で
ある。本実施例は、ネガトナー、イメージ露光、反転現
像を行う装置である。
【0038】図示しないコントローラから送られるビデ
オ信号は、レーザー走査光学系ユニット28に入力され
る。このユニット28は、半導体レーザー、コリメータレ
ンズ、ポリゴンミラー、f−θレンズ、倒れ補正レンズ
等からなっている。そしてビデオ信号は半導体レーザー
に印加され、その発散するレーザー光をコリメータレン
ズで平行光とし、高速で回転するポリゴンミラーに照射
され、レーザー光を反射ミラー28aを介して感光体ドラ
ム30の露光部31に走査する。このとき半導体レーザーが
感光体ドラム30の感光面を走査するタイミング、即ち、
ビデオ信号を送出するタイミングを検知するため、感光
体ドラム30の感光面走査前の所定位置にレーザー光を検
出する図示しないビームディテクタが配設されており、
生成されたBD信号に同期してビデオ信号を送る。
【0039】感光体ドラム30の周囲には、帯電手段33、
露光部31、現像手段34、及び転写手段35、クリーニング
手段36がドラム回転方向に沿って順に配設されている。
プロセスカートリッジCは、感光体ドラム30、帯電手段
33、現像手段34、クリーニング手段36とトナーを内包し
てカートリッジ化し、装置本体31Aに対して着脱可能と
している。
【0040】ここで前記プロセスカートリッジCの各部
の構成について説明する。このプロセスカートリッジC
は像担持体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えた
ものである。ここでプロセス手段としては、例えば像担
持体の表面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像
を形成する現像手段、像担持体表面に残留したトナーを
クリーニングするためのクリーニング手段等がある。本
実施例のプロセスカートリッジCは、図5及び図6に示
すように、像担持体である電子写真感光体ドラム30の周
囲に帯電手段33、露光部31、現像手段34、クリーニング
手段36を配置し、これらを枠体32からなるハウジングで
覆って一体化して構成してる。
【0041】感光体ドラム30は円筒状のアルミニウムか
らなる円筒状のドラム基体の外周面に有機感光層を塗布
して構成し、前述したように両端にハスバギアGC1,
GC2を取り付けている。
【0042】帯電手段は前記感光体ドラム30の表面を一
様に帯電させるためのものであり、本実施例では枠体32
に帯電ローラ33を回動自在に取り付けた、所謂接触帯電
方法を用いている。帯電ローラ33は金属製のローラ軸に
導電性の弾性層を設け、更にその上に高抵抗の弾性層を
設け、更にその表面に保護膜を設けてなる。導電性の弾
性層はEPDMやNBR等の弾性ゴム層にカーボンを分
散したもので構成し、ローラ軸に供給されるバイアス電
圧を導く作用をなす。また高抵抗の弾性層はウレタンゴ
ム等で構成し、微量の導電性微粉末を含有するものが一
例としてあげられ、感光体ドラム30のピンホール等導電
度の高い帯電ローラが相対した場合でも、感光体ドラム
30へのリーク電流を制限してバイアス電圧の急降下を防
ぐ作用をなす。また保護層はN−メチルメトキシ化ナイ
ロンで構成し、導電性弾性層や高抵抗の弾性層の塑性物
質が、感光体ドラム30に触れて感光体ドラム30の表面を
変質させることがないように作用する。
【0043】そして前記帯電ローラ33を感光体ドラム30
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ33が感光体
ドラム30の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
33に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム30の表面を均一に帯電させる。
【0044】露光部31は前記帯電ローラ33によって均一
に帯電した感光体ドラム30の表面に、光学系ユニット28
から照射される光像を露光して該ドラム30表面に静電潜
像を形成するためのものであり、カートリッジ枠体32の
上面に前記光像を導くための開口31を設けることによっ
て露光部を構成している。
【0045】現像手段34は図6に示すように、トナーを
収納するトナー溜め34aを有し、且つトナー溜め34a内
にはトナーを送り出すために矢印方向へ回転するトナー
送り部材34bが設けてある。更に内部に磁石34cを有
し、回転することによって表面に薄いトナー層を形成す
る現像スリーブ34dが感光体ドラム30と微小間隔を隔て
て設けてある。
【0046】現像スリーブ34dの表面にトナー層が形成
されるとき、トナーと現像スリーブ34dとの摩擦によっ
て感光体ドラム30上の静電潜像を現像するのに充分な摩
擦帯電電荷を得る。またトナーの層厚を規制するために
現像ブレード34eが設けてある。
【0047】クリーニング手段36の構成は、図6に示す
ように、感光体ドラム30の表面に接触し、該ドラム30に
残留したトナーを掻き落とすためのクリーニングブレー
ド36aと、前記掻き落としたトナーを掬い取るために前
記ブレード36aの下方に位置し、且つ感光体ドラム30の
表面に弱く接触したスクイシート36bと、前記掬い取っ
た廃トナーを溜めるための廃トナー溜め36cとで構成し
ている。
【0048】装置本体31Aには前記プロセスカートリッ
ジCの装着部(図示せず)が設けてあり、開閉構造体52
を開いて前記装着部に挿入して装着する。
【0049】画像形成に際しては、帯電ローラ33に1次
電圧として− 700Vを印加し、感光体ドラム30上に暗電
位を形成する。そして光学系ユニット28から光照射して
感光体ドラム30表面上に静電潜像を形成し、現像手段34
によりネガトナーを反転現像する。
【0050】前記像形成動作と同期して記録媒体Pが搬
送手段によって搬送される。ここでその搬送手段につい
て図5を参照して説明すると、給送カセット37に積載さ
れた記録媒体Pは、図示しないCPUからの信号によ
り、給送ローラ38によって給送される。給送ローラ38が
回転駆動されると、カセット37内に積載されている記録
媒体Pの最上位の一枚が給送ローラ38による繰り出し力
と、分離爪39による分離作用によって分離給送され、カ
セット37から図5の右方向に給送される。給送された記
録媒体Pは搬送ガイド40a,40bを通過し、中間搬送ロ
ーラ41a,41bに導かれる。
【0051】更に記録媒体Pはガイド板42a,42bを通
過して金属製のレジスト上ローラ43a、ゴムを被覆した
レジスト下ローラ43bの当接部に突入する。このとき、
レジスト上ローラ43a,レジスト下ローラ43bは停止し
た状態にあって、搬送された記録媒体Pは中間搬送ロー
ラ41a,41bとレジストローラ43a,43bとの間で適度
なループを形成する。
【0052】次にレジスト下ローラ43bはCPUからの
信号により駆動され、レジスト上ローラ43aを駆動し、
記録媒体Pを搬送する。ついて、記録媒体Pは転写上ガ
イド44a、転写下ガイド44bに導かれる。
【0053】レジストローラ43a,43bにより搬送され
る記録媒体Pは、感光体ドラム30に形成されているトナ
ー像が転写され、搬送ガイドを通過し、更に定着手段46
によりトナー像が定着され、中間排出ローラ47a,47
b、排出ローラ48a,48bを介して排出トレイ49へフェ
ースダウンモードで排出される。
【0054】前記画像形成に際してモータMから感光体
ドラム30の駆動力伝達及び該ドラム30から他の被駆動部
材への駆動力伝達に際してギアのピッチむらを低減する
ことにより、高品位の画像を得ることが可能となる。
【0055】〔他の実施例〕前述した現像方法はイメー
ジ露光、反転現像を例示したが、これはバックグランド
露光、正規現像であっても、或いはイメージ露光、正規
現像等であっても良く、現像方法としても、公知の2成
分磁気ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン
現像法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いること
が可能である。
【0056】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以外に
も、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロック
型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0057】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0058】また前述したプロセスカートリッジとは、
像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少なくと
もプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そ
のプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施
例のもの以外にも、例えば像担持体と帯電手段とを一体
的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするも
の。像担持体と現像手段とを一体化的にカートリッジ化
し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体とクリー
ニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に
着脱可能にするもの。更には像担持体と、前記プロセス
手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリ
ッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0059】即ち、前述したプロセスカートリッジと
は、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少
なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッ
ジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体
的にカートリッジ化して装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0060】また前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファク
シミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
【0061】
【発明の効果】本発明は前述したように、像担持体の一
方の端部に駆動受け用のハスバギアを設け、他方の端部
に被駆動部材を駆動するためのハスバギアを設け、両ハ
スバギアの捩じれ角方向が同方向となるように構成した
ために、両ギアから生ずる像担持体へ作用するスラスト
力が逆方向になり、スラスト受け面の摩擦力を小さくす
ることが出来、その結果、駆動源のトルク損失を低減す
ることが出来る。
【0062】また像担持体を駆動させるためのハスバギ
アに作用する回転駆動力とスラスト力の回転モーメント
の方向を逆にし、且つ被駆動部材を駆動させるためのハ
スバギアに作用する回転駆動力とスラスト力の回転モー
メントの方向を逆にすることにより、像担持体とこれを
支持する軸との摩擦力を低減して駆動源のトルク損失を
更に低減することが出来る。
【0063】そのため、駆動源の最大許容トルクを低減
出来、それに伴って電源の低容量化、装置の小型化等が
可能となる。またギアにかかる荷重も低減するために、
歯のたわみ量が少なくなり、駆動伝達構造の振動を低減
して低騒音化、更には回転むらの低減による画像の高品
位化等が図れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の一例としてのレーザービームプ
リンタの像担持体である感光体ドラム周辺のモデル図で
ある。
【図2】第2のハスバギアのスラスト方向の摩擦力の説
明図である。
【図3】ハスバギアの回転方向とスラスト力による回転
モータによる、ハスバギアと回転軸との摩擦力の関係説
明図である。
【図4】(a)はハスバギアへ動力を伝達する駆動伝達
構造の上面図であり、(b)は断面図である。
【図5】感光体ドラムを有するプロセスカートリッジを
装着した画像形成装置の構成説明図である。
【図6】プロセスカートリッジの構成説明図である。
【符号の説明】
30…感光体ドラム GC1…第1ハスバギア GC2…第2ハスバギア 88…被駆動部材 C…プロセスカートリッジ 28…光学ユニット 31…露光部 32…枠体 33…帯電ローラ 34…現像手段 35…転写ローラ 36…クリーニング手段 37…給送カセット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成するための像担持体におい
    て、 像を担持する円筒部材の両端部にハスバギアを設け、前
    記両ハスバギアの捩じれ角方向を同方向に構成したこと
    を特徴とする像担持体。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に装着可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 回転可能な像担持体と、 前記像担持体に作用する少なくとも1つのプロセス手段
    と、 を有し、 前記像担持体の両端部にハスバギアを設け、前記両ハス
    バギアの捩じれ角方向を同方向に構成したことを特徴と
    するプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段またはクリーニ
    ング手段と前記像担持体としての電子写真感光体とを一
    体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成
    装置本体に対して着脱可能とするものである請求項2記
    載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記プロセスカートリッジとは、前記プ
    ロセス手段としての帯電手段、現像手段、クリーニング
    手段の少なくとも一つと、前記像担持体としての電子写
    真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置
    本体に対して着脱可能とするものである請求項2記載の
    プロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記プロセスカートリッジとは、少なく
    とも前記プロセス手段としての現像手段と、前記像担持
    体としての電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化
    して画像形成装置本体に対して着脱可能とするものであ
    る請求項2記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 プロセスカートリッジを装着可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 回転可能な像担持体と、前記像担持体に作用する少なく
    とも1つのプロセス手段とを有し、前記像担持体の両端
    部にハスバギアを設け、前記両ハスバギアの捩じれ角方
    向を同方向に構成したプロセスカートリッジを装着する
    ための装着手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 前記像担持体を回転させる駆動源と、 を有し、 前記駆動源から前記一方のハスバギアに駆動力を伝達し
    て像担持体に回転力を伝達し、他方のハスバギアから被
    駆動部材に駆動力を伝達するよう構成したことを特徴と
    する画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動源から受ける一方のハスバギア
    に作用する像担持体の回転駆動力とスラスト力の回転モ
    ーメントの方向が逆であり、前記他方のハスバギアが被
    駆動部材を駆動する回転駆動力とスラスト力の回転モー
    メントの方向が逆であるよう構成した請求項6記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記画像形成装置は、電子写真複写機で
    あることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置は、レーザービームプ
    リンタであることを特徴とする請求項6記載の画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】 前記画像形成装置は、ファクシミリ装
    置であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000329215A (ja) * 1999-05-21 2000-11-30 Japan Servo Co Ltd 樹脂成形2段ギヤ
JP2012008456A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Canon Inc 現像装置

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JP4518589B2 (ja) * 1999-05-21 2010-08-04 日本電産サーボ株式会社 樹脂成形2段ギヤ
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