JP2002278312A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2002278312A
JP2002278312A JP2001075404A JP2001075404A JP2002278312A JP 2002278312 A JP2002278312 A JP 2002278312A JP 2001075404 A JP2001075404 A JP 2001075404A JP 2001075404 A JP2001075404 A JP 2001075404A JP 2002278312 A JP2002278312 A JP 2002278312A
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直人 吉野
Masao Okubo
雅夫 大久保
Yukio Hayashi
幸男 林
Makoto Ochiai
誠 落合
Kuninori Kono
訓典 河野
Mikio Kobayashi
幹男 小林
Satoru Torimaru
悟 鳥丸
Satoshi Matsuzaka
聡 松坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で像担持体から除去した残留トナ
ーの当該像担持体への再付着及びこれに伴う画質欠陥の
発生を有効に防止する。 【解決手段】 像担持体1に対向する部位に開口部2a
が開設されるクリーナハウジング2と、当該クリーナハ
ウジング2の開口部2aに面した箇所に配設され且つ前
記像担持体1上の残留トナーTが除去されるクリーニン
グ部材3とを有するクリーナユニット4と、前記クリー
ナユニット4を進退させることで、前記クリーニング部
材3と前記像担持体1とを接離させる接離手段5と、前
記クリーナハウジング2内の空気を吸引する吸引手段6
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
プリンタ等の画像形成装置で用いられる像担持体をクリ
ーニングするクリーニング装置に係り、特に、像担持体
に対して接離自在に設けられるタイプのクリーニング装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における中間転写型の画像形成装置
として、感光体ドラムの周囲に例えばイエロ(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色
成分の現像器を具備させると共に、前記感光体ドラムに
対し例えばベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)を
対向配置し、感光体ドラムの一回転毎に当該感光体ドラ
ム上に形成された各色成分のトナー像を前記中間転写ベ
ルトに順次一次転写した後、この中間転写ベルト上に重
ね合わされた合成一次転写像を用紙に一括転写(二次転
写)して所望のカラー画像を用紙上に形成するものが知
られている。
【0003】この種の画像形成装置にあっては、二次転
写後に中間転写ベルト上に残存する残留トナーをそのま
まに放置すると、次に中間転写ベルト上に形成される画
像を汚すこととなるため、二次転写後の中間転写ベルト
上の残留トナーを除去するためのクリーニング装置(ベ
ルトクリーナ)が配設されるようになっている。
【0004】そして、このようなベルトクリーナとして
は、例えば、中間転写ベルトに対向する部位に開口部が
開設されるクリーナハウジングと、当該クリーナハウジ
ングの開口部に面した箇所に配設されるクリーニング部
材とを備えたものが知られている。ここで、前記クリー
ニング部材としては、例えば中間転写ベルトに圧接して
残留トナーを掻き取るブレードクリーナや、中間転写ベ
ルトに接触して残留トナーを静電吸着するブラシロール
クリーナ等が用いられる。そして、上述した画像形成装
置においては、感光体ドラムから中間転写ベルトに各色
成分トナー像を一次転写する動作が行われているときに
は、中間転写ベルト表面からクリーニング部材を離間さ
せ、中間転写ベルトから用紙へのトナー像の二次転写が
終了した後に中間転写ベルトにクリーニング部材を圧接
させる接離機構が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たクリーニング装置では、中間転写ベルトに圧接させた
クリーニング部材を離間させる際、クリーニング部材に
付着していた残留トナーが飛散して中間転写ベルト上に
再付着し、次の画像中にこの飛散トナーによる点状画質
欠陥(以下、必要に応じてトナー点という)が発生して
しまうという技術的課題がみられた。
【0006】このようなトナー点の発生を防止するた
め、例えば、クリーナハウジングの開口部に開閉自在な
シャッタを配設し、接離機構の動作に連動して離間時に
は前記開口部を閉鎖するようにした技術(特許第286
7567号公報参照)を適用することが考えられるが、
装置が大型化してしまう懸念がある他、シャッタの開閉
動作に伴って生じる気流により、逆にトナー飛散を誘発
してしまうおそれもある。
【0007】また、前記クリーニング部材から見て下側
のクリーナハウジング開口部端部にシール部材を配設す
ると共に、例えばブラシロールクリーナとブレードクリ
ーナからなるクリーニング部材及び前記シール部材に夫
々揺動機構を取り付け、圧接時にはシール部材→ブラシ
ロールクリーナ→ブレードクリーナの順で中間転写ベル
トに圧接させる一方、離間時にはブレードクリーナ→ブ
ラシロールクリーナ→シール部材の順で中間転写ベルト
から離間させることにより、クリーニング部材から飛散
したトナーがクリーナハウジング外部へ飛び出すのを防
止するようにした技術も提案されている(特開平10−
69146号公報参照)。しかしながら、このタイプの
ものにおいては、クリーニング部材及びシール部材に夫
々接離機構を設けなければならない分、装置が複雑化す
る他、大型化も避けられないという技術的課題がみられ
た。
【0008】一方、前記クリーニング部材として残留ト
ナーを静電吸着するブラシロールクリーナを用いる態様
にあっては、このブラシロールクリーナに残留トナーの
帯電極性とは逆極性の除去バイアスを印加して像担持体
上の残留トナーを除去する一方、このブラシロールクリ
ーナに前記除去バイアスと同極性であって当該除去バイ
アスよりも大きい回収バイアスが印加される回収ロール
を回転可能に接触配置することで、前記ブラシロールク
リーナ上の残留トナーを取り除くようにしたものが知ら
れている。
【0009】しかしながら、このタイプのものにおいて
は、これらブラシロールクリーナ及び回収ロールの圧接
部において、フリッキングによる残留トナーの飛び散り
が生じ易く、この飛び散ったトナーが前記中間転写ベル
トに再付着してしまうと、前記トナー点の発生を誘発し
てしまうという技術的課題もみられた。
【0010】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、簡易な構成で像担持体から
除去した残留トナーの当該像担持体への再付着及びこれ
に伴う画質欠陥の発生を有効に防止することのできるク
リーニング装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第一
の態様は、図1に示すように、像担持体1に対向する部
位に開口部2aが開設されるクリーナハウジング2と、
当該クリーナハウジング2の開口部2aに面した箇所に
配設され且つ前記像担持体1上の残留トナーTが除去さ
れるクリーニング部材3とを有するクリーナユニット4
と、前記クリーナユニット4を進退させることで、前記
クリーニング部材3と前記像担持体1とを接離させる接
離手段5と、前記クリーナハウジング2内の空気を吸引
する吸引手段6とを備えたことを特徴とする。
【0012】このような技術的手段において、クリーニ
ング部材3は、像担持体1上の残留トナーTを除去可能
なものであれば、ブレード部材、ロール部材あるいはブ
ラシ部材等より適宜選定して差し支えない。
【0013】また、吸引手段6については、クリーナハ
ウジング2内の空気を吸引可能なものであれば適宜選定
して差し支えない。そして、吸引手段6による吸引量を
適切なものとするという観点からすれば、接離手段5の
接離動作に応じて前記吸引手段6による吸引量を可変す
る吸引量可変手段7を具備させることが好ましい。更
に、吸引手段6による吸引動作の実行タイミングについ
ては、常時実行させるようにしても差し支えないが、飛
散トナーの像担持体1への再付着を防止するためには、
少なくとも離間動作時すなわち像担持体1とクリーニン
グ部材3とが圧接する圧接状態から離間する離間状態へ
の移行時には、吸引動作を実行させることが好ましい。
【0014】また、本発明の第二の態様は、図1に示す
ように、像担持体1に対向する部位に開口部2aが開設
されるクリーナハウジング2と、当該クリーナハウジン
グ2の開口部2aに面した箇所に回転可能に配設され且
つ前記像担持体1上の残留トナーTの帯電極性とは逆極
性の除去バイアスが印加される導電性ブラシ3aと、前
記導電性ブラシ3aに回転可能に接触配置され且つ前記
除去バイアスと同極性であって当該除去バイアスよりも
大きい回収バイアスが印加される回収体8とを有するク
リーナユニット4と、前記クリーナユニット4を進退さ
せることで、前記導電性ブラシ3aと前記像担持体1と
を接離させる接離手段5とを備えたクリーニング装置に
おいて、前記導電性ブラシ3aと前記回収体8との当接
部Nから飛散するトナーの飛散方向と前記開口部2aと
を非対向に配置することを特徴とする。このようにトナ
ーの飛散方向を開口部2aすなわち像担持体1とは異な
る方向に設定することで、飛散トナーが像担持体1に再
付着するという事態が防止される。
【0015】このような技術的手段において、前記クリ
ーナハウジング2内部の空気を吸引する吸引手段6が具
備される態様にあっては、前記当接部Nから飛散するト
ナを確実に除去するという観点からすれば、前記トナー
の飛散方向側のクリーナハウジング2に前記吸引手段6
と連通接続される吸引口2bを配設することが好まし
い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図2は、本発明
に係るクリーニング装置が適用されたカラー画像形成装
置(本実施の形態ではカラー電子写真複写機)の実施の
一形態の概略構成を示す。同図において、符号11は感
光体ドラム(潜像担持体)であり、矢線A方向への回転
に伴いその表面には帯電装置12及び図示外の露光装置
(図中露光ビームを符号13で示す)等の周知の電子写
真プロセスによって画像情報に応じた静電潜像が形成さ
れる。また、この感光体ドラム11の周囲にはイエロ
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック
(Bk)の各色に対応した現像器15〜18を含む現像
器ユニット14が配設されており、感光体ドラム11上
に形成された静電潜像を現像器のいずれかで現像してト
ナー像Tを形成するようになっている。本実施の形態で
は、感光体ドラム11が負極性に帯電するもので構成さ
れ、また、現像は反転現像方式にて行われる。従って、
使用されるトナーはすべて負極性に帯電するタイプのも
のである。
【0017】また、符号20は感光体ドラム11の表面
に当接されるよう配設された中間転写ベルトであり、複
数(本実施の形態では6つ)のロール21〜26に張架
されて矢線B方向へ回動するようになっている。ここ
で、本実施の形態では、符号21、25は従動ロール、
22は中間転写ベルト20の位置決めや平坦な一次転写
面の形成に用いられる金属製のアイドラロール(Idler
roll)、符号23は中間転写ベルト20の張力を一定に
制御するようにしたテンションロール、24は中間転写
ベルト20の駆動ロール、26は二次転写用の対向ロー
ル(バックアップロール)である。
【0018】また、本実施の形態では、中間転写ベルト
20として、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエス
テル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
アクリル、塩化ビニル等の樹脂または各種ゴム等に帯電
防止剤としてカーボンブラックを適当量含有させ、その
体積抵抗率を106〜1014Ωcm、厚みを0.1mm
としたものを用いている。
【0019】更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム
11に対向する部位(一次転写位置)において、中間転
写ベルト20の裏面側には、一次転写装置(本実施の形
態では一次転写ロール)27が配設されており、この一
次転写ロール27に、トナーの帯電極性と逆極性(本実
施の形態では正極性)の一次転写バイアスを印加するこ
とで、感光体ドラム11上のトナー像Tが中間転写ベル
ト20に静電吸引されるようになっている。尚、符号1
9は一次転写後の感光体ドラム11上に残留したトナー
を除去するドラムクリーナである。
【0020】また、記録媒体としての用紙30の搬送経
路に面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二次
転写装置40が配設されており、本実施の形態では、中
間転写ベルト20のトナー担持面側に圧接配置される二
次転写ロール28と、中間転写ベルト20の裏面側に配
設されて二次転写ロール28の対向電極をなす対向ロー
ル(バックアップロール)26とを備えている。そし
て、本実施の形態では、二次転写ロール28が接地され
ており、また、バックアップロール26には、トナーの
帯電極性と同極性の二次転写バイアスが給電ロール29
を介して安定的に印加されている。
【0021】更に、二次転写装置40の下流側には、二
次転写後の中間転写ベルト20上に残留したトナーを除
去するベルトクリーナ60が設けられている。尚、前記
二次転写ロール28及びベルトクリーナ60は、中間転
写ベルト20に対して接離可能に配設されており、複数
色のカラー画像が形成される場合には、最終色前のトナ
ー像Tが二次転写ロール28及びベルトクリーナ60を
通過するまでこれらは中間転写ベルト20から離間する
ようになっている。前記ベルトクリーナ60及び当該ベ
ルトクリーナ60の接離機構の詳細については後述す
る。
【0022】また、本実施の形態において、用紙搬送系
は、用紙トレイ50からの用紙30をフィードロール5
1で送出し、レジストレーションロール(レジストロー
ル)52で一旦位置決め停止させた後所定のタイミング
で二次転写位置へと用紙30を送り込むようになってお
り、更に、二次転写後の用紙30を図示外の用紙搬送ガ
イドを介して搬送ベルト53へと導き、この搬送ベルト
53にて定着器54へと搬送するようになっている。
【0023】また、本実施の形態においては、各色成分
トナーとして、スチレンアクリル樹脂微粒子と各々イエ
ロ、マゼンタ、シアン、及び、ブラックの顔料微粒子を
凝集・合一して体積平均粒径約3〜7μmに調製してな
る、乳化凝集合一法(EA法)で製造したトナーを用い
た。粒度分布指標(GSD)は1.23であった。平均
粒径はコールターカウンター(コールター社製)で測定
した体積平均粒径の値である。そして、重合の際の加熱
時間と加熱温度を調整し、平均粒径、粒度分布が略同じ
4種類(4色)のトナーを作成した。トナーの形状は、
形状係数ML2/Aで表し、光学顕微鏡(ミクロフォト
FXA;ニコン社製)で得た該トナーの拡大写真を、イ
メージアナライザーLuzex3(NIRECO社製)
により画像解析を行って以下の数式1により算出した値
である。
【0024】
【数1】
【0025】形状係数ML2/Aは、トナーの投影面積
と、それに外接する円の面積との比で表しており、真球
の場合100となり、形状が崩れるにつれ増加する。形
状係数は、トナー粒子複数個に対して計算され、その平
均値を代表値とする。本実施の形態では、形状係数12
5以下の略球形なトナーを用いた。また、離型性を高め
るため、該トナーに、平均粒径10〜150nmのシリ
カ及び酸化チタン(チタニア)等の無機微粒子を外添剤
として適宜量外添し、平均粒径35μmのフェライトビ
ーズからなるキャリアと混合し現像剤とした。尚、トナ
ーとしては、本製造法により作成したトナー以外にも、
懸濁重合法、溶解懸濁法、乳化重合法、混練粉砕法等に
より形成された球形トナーあるいは非球形トナーを使用
してもよく、また、上述したようなトナーとキャリアと
を混在させた二成分系現像剤でも、トナーのみの一成分
系現像剤でも構わないことは勿論である。
【0026】図3及び図4には、本実施の形態に係るベ
ルトクリーナ60の拡大断面図を示す。ここで、図3は
クリーニング動作時の状態を示す図、図4は非クリーニ
ング動作時の状態を示す図である。これらの図におい
て、ベルトクリーナ60は、前記中間転写ベルト20の
像担持面側(図中残留トナーを符号Tで示す)に配設さ
れる導電性ブラシロール61と、この導電性ブラシロー
ル61からみて前記中間転写ベルト20の移動方向下流
側に配設されるクリーニングブレード62と、これら導
電性ブラシロール61及びクリーニングブレード62が
収容されるクリーナハウジング63とを有している。
尚、符号63aは前記中間転写ベルト20に対向して開
口するクリーナハウジング63の開口部を示している。
【0027】ここで、前記導電性ブラシロール61は、
前記中間転写ベルト20との対向部において当該中間転
写ベルト20の移動方向Bとは逆方向に回転するように
なっている。また、導電性ブラシロール61は、中間転
写ベルト20に対して1.5mmくい込むように配置さ
れている。そして、導電性ブラシロール61は金属製の
芯金(φ6mm)に10デニールの導電性ナイロン(商
品名:ベルトロン)が1平方インチあたり80000本
の密度で植毛され、外径が18mmになるよう刈り揃え
てある。そして、ブラシ繊維部の軸方向の長さは312
mmとし、回転数は約235rpm(周速度220mm
/s)とした。
【0028】また、前記導電性ブラシロール61には、
その対向部において当該導電性ブラシロール61とは逆
方向に回転する回収ロール64が接触配置されている。
ここで、回収ロール64は、アルミニウムの円筒ロール
の表面に、タフラム処理(General Magnaplate社の商
標)により絶縁皮膜を形成したものであって、食い込み
量2mmで前記導電性ブラシロール61と回収ニップ部
Nを形成している。また、回収ロール64も、前記導電
性ブラシロール61と同回転数の235rpm(周速度
220mm/s)で回転する。更に、前記回収ロール6
4には、その回転方向からみて所謂ドクター方向にスク
レーパ65が圧接配置されている。
【0029】尚、符号66は、導電性ブラシロール61
からみて中間転写ベルト20の移動方向B上流側に設け
られ除去された残留トナーTの外部への飛び散りを防止
するためのフィルムシール、符号67は、前記クリーナ
ハウジング63にクリーニングブレード62を固定する
L字状プレート、符号68は、クリーナハウジング63
内部の下部側に設けられ、クリーナハウジング63内に
回収された残留トナーTを図示しない廃トナー容器へ排
出する排出オーガである。
【0030】また、本実施の形態では、前記回収ロール
64に、図示しない電源により+800Vのバイアス
(回収バイアス)が印加され、一方、前記導電性ブラシ
ロール61には、図示しない電源により+400Vのバ
イアス(除去バイアス)が印加されるようになってい
る。そして、中間転写ベルト20を挟んだ導電性ブラシ
ロール61の裏面側には、V字状の形状を有し、その平
面部が当該中間転写ベルト20に接触配置される金属プ
レート71が配置されている。この金属プレート71は
接地されており、前記導電性ブラシロール61との間に
所定の電界を形成するようになっている。
【0031】更に、前記クリーナハウジング63の側面
には、板金81が取り付けられている。この板金81
は、前記フィルムシール66からみて中間転写ベルト2
0の移動方向B上流側に設けられた回転軸82を中心に
揺動自在となっており、これにより、クリーナハウジン
グ63(及び導電性ブラシロール61、クリーニングブ
レード62等も含む)が揺動自在になっている。そし
て、この板金81には、図中上方に向かって付勢するば
ね(図示せず)が取り付けられている。また、板金81
の自由端側の上方端部には、シャフト83が取り付けら
れている。このシャフト83には、図示しない偏心カム
が押圧配置されており、導電性ブラシロール61やクリ
ーニングブレード62等を中間転写ベルト20から離間
させる際には、前記シャフト83を図中下側に押圧する
ようになっている。
【0032】そして、本実施の形態では、前記クリーナ
ハウジング63の背面側に排気口69が開設されてお
り、この排気口69には、当該排気口69に対向する部
位に開口部90aを有するダクト90が設置されてい
る。このダクト90は筒状の形状を有しており、その側
面には、図示しない吸気ファンに連通する排出口91が
配設されている。尚、この排出口91内には、図示しな
いフィルタが設けられており、前記排気口69を介して
吸引された残留トナーTが、吸気ファンまで到達できな
いようになっている。
【0033】更に、本実施の形態では、図3及び図4に
示すように、ベルトクリーナ60の圧接時と離間時と
で、クリーナハウジング63の排気口69とダクト90
の開口部90aとの対向面積が変化するように、具体的
には、圧接時(図3参照)に比べて離間時(図4参照)
の対向面積が略半分となるように設定されている。
【0034】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の作像プロセスについて説明する。今、図示外のス
タートスイッチがオンされると、所定の作像プロセスが
実行される。まず、感光体ドラム11上に静電潜像の書
き込みが行われ、この静電潜像に対応した現像器によっ
て現像される。これは、例えば感光体ドラム11上に書
き込まれた静電潜像がイエロの画像情報に対応したもの
であれば、この静電潜像はイエロのトナーを内包する現
像器15で現像され、感光体ドラム11上にはイエロの
トナー像Tが形成される。そして、感光体ドラム11上
に形成されたトナー像Tは、感光体ドラム11と中間転
写ベルト20とが接する一次転写位置で感光体ドラム1
1から中間転写ベルト20の表面に転写される。一方、
一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはド
ラムクリーナ19によって除去される。
【0035】このとき、単色画像を形成する場合には、
中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tを直ち
に用紙30に二次転写するのであるが、複数色のトナー
像Tを重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感
光体ドラム11上でのトナー像T形成並びにこのトナー
像Tの一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例え
ば、4色のトナー像Tを重ね合わせたフルカラー画像を
形成する場合には、感光体ドラム11上にはその一回転
毎にイエロ、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像
Tが形成され、これらトナー像Tは順次中間転写ベルト
20に一次転写される。一方、中間転写ベルト20は最
初に一次転写されたトナー像Tを保持したまま感光体ド
ラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト20上に
はその一回転毎にマゼンタ、シアン及びブラックのトナ
ー像Tが転写される。
【0036】このようにして中間転写ベルト20に一次
転写されたトナー像Tは、中間転写ベルト20の回動に
伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙30は
レジストロール52にて所定のタイミングで二次転写位
置へと供給され、バックアップロール26に対して二次
転写ロール28が用紙30をニップする。すると、二次
転写位置では、二次転写装置40である二次転写ロール
28とバックアップロール26との間に形成される転写
電界の作用で、中間転写ベルト20に担持されたトナー
像Tが二次転写位置において用紙30に静電転写され
る。その後、二次転写された用紙30は、搬送ベルト5
3を経て定着器54へと搬送されて用紙30上のトナー
像Tが定着され、一方、二次転写位置を通過した中間転
写ベルト20の像担持面側は、ベルトクリーナ60によ
ってクリーニングされる。
【0037】ここで、ベルトクリーナ60による中間転
写ベルト20のクリーニングプロセスは、次の通りであ
る。図3及び図4において、二次転写が終了すると、図
示しない偏心カムによって板金81が揺動せしめられ、
クリーナハウジング63は回転軸82を中心に揺動し、
フィルムシール66、導電性ブラシロール61,クリー
ニングブレード62の順に中間転写ベルト20に圧接し
ていく。
【0038】そして、中間転写ベルト20上の残留トナ
ーT(負極性に帯電)が導電性ブラシロール61との対
向部に到達すると、この残留トナーTは当該導電性ブラ
シロール61と金属プレート71との間の電位差(+4
00V)によって導電性ブラシロール61上に転移す
る。そして、導電性ブラシロール61に転移した残留ト
ナーTが回収ロール64との対向部に到達すると、今度
は、当該回収ロール64と導電性ブラシロール61との
間の電位差(+800V−(+400V)=+400
V)によって回収ロール64上に転移する。そして、回
収ロール64上に転移した残留トナーTは、スクレーパ
65により掻き取られクリーナハウジング63内に落下
する。一方、導電性ブラシロール61上に転移しなかっ
た残留トナーTは、クリーニングブレード62により掻
き取られ、クリーナハウジング63内に落下する。そし
て、クリーナハウジング63内の残留トナーTは、排出
オーガ68により外部へと排出される。
【0039】その後、クリーニングが終了すると、図示
しない偏心カムによって再び板金81が揺動せしめら
れ、クリーナハウジング63は回転軸82を中心に今度
は逆側に揺動し、クリーニングブレード62、導電性ブ
ラシロール61、フィルムシール66の順に中間転写ベ
ルト20から離間していく。
【0040】本実施の形態では、この一連のクリーニン
グプロセスの間、図示しない吸引ファンによってダクト
90より吸気が行われる。まず始めに、クリーニング動
作実行時(図3参照)においては、クリーナハウジング
63の排気口69及びダクト90の開口部90aが全面
で対向しているため、吸引ファンの吸引力がそのままク
リーナハウジング63内に伝わることとなるが、クリー
ナハウジング63の開口部63aと中間転写ベルト20
とが密着している(フィルムシール66及びクリーニン
グブレード62が中間転写ベルト20に接しており、隙
間がほとんどない)ため、この時点での吸引量はきわめ
て少ない。
【0041】次に、クリーニング動作終了時すなわち離
間動作開始時においては、上記と同様にクリーナハウジ
ング63の排気口69及びダクト90の開口部90aが
全面で対向しているため、吸引ファンの吸引力がそのま
まクリーナハウジング63内に伝わることとなる一方、
クリーナハウジング63の離間動作に伴ってクリーナハ
ウジング63の開口部63aと中間転写ベルト20との
間(具体的には中間転写ベルト20とクリーニングブレ
ード62との間)には隙間が生じるため、クリーニング
動作時とは異なり吸引量は大きくなる。このとき、導電
性ブラシロール61及びクリーニングブレード62は、
中間転写ベルト20からの離間に伴って弾性変形し、こ
れらに付着していた残留トナーTが飛び散ろうとする
が、吸引によってクリーナハウジング63内に引き込ま
れるため、飛び散った残留トナーTの中間転写ベルト2
0への再付着は防止される。そして、クリーナハウジン
グ63内に引き込まれた残留トナーTは、ダクト90側
に引き込まれるか、あるいは、落下して排出オーガ68
によって排出される。尚、ダクト90側に引き込まれた
残留トナーTは、その後排出口91から図示しない吸引
ファンに向かって移動していくが、吸引ファンの手前に
設けられたフィルタ(図示せず)によって捕獲される。
このように、吸引を行わせることにより、離間動作時に
導電性ブラシロール61及びクリーニングブレード62
に付着した残留トナーTが飛び散るという事態を回避さ
せるようにしたので、飛び散ったトナーが中間転写ベル
ト20に再付着することで発生する次画像の画質欠陥
や、飛び散ったトナーがカラー画像形成装置内を舞うこ
とによって生じる機内のトナー汚れ等を防止することが
できる。
【0042】更に、離間動作終了時においては、図4に
示すように、クリーナハウジング63の排気口69及び
ダクト90の開口部90aがこれまでとは異なり半面で
対向しているため、吸引ファン(図示せず)による吸引
力は略半分となってクリーナハウジング63内に伝わる
こととなる。これにより、ダクト90側に引き込まれる
残留トナーTは少なくなるため、前記フィルタ(図示せ
ず)に捕獲されるトナー量も少なくなり、その分フィル
タの寿命を延ばすことが可能となる。
【0043】また、本実施の形態では、図5に示すよう
に、導電性ブラシロール61及び回収ロール64の回収
ニップ部Nから飛び散るトナーの飛散方向Cが、クリー
ナハウジング63の開口部63aに向かわないように設
定されているので、この回収ニップ部Nから飛散した残
留トナーTが中間転写ベルト20に再付着するという事
態も生じにくい。更に、このトナーの飛散方向Cが前記
クリーナハウジング63の排気口69側に向くようにし
ているので、飛び散ったトナーは吸引によってダクト9
0側に引き込まれ易くなり、その分、中間転写ベルト2
0側への飛び散りを更に抑制することが可能である。
【0044】更にまた、本実施の形態では、図5に示す
ように、前記回収ニップ部Nのクリーナハウジング63
側に空間Dを設けると共に、当該空間Dから排出オーガ
68に向かう部位におけるクリーナハウジング63の内
壁を傾斜させることで、排出オーガ68側に移動し易く
なるようにしたので、導電性ブラシロール61から離脱
したトナーが当該導電性ブラシロール61に再付着する
という事態に回避することができる。
【0045】本発明者は、吸引とトナー飛散との関係を
調査するため、以下の実験を行った。図6は、この実験
で用いたクリーニング装置を示す。同図において、符号
120は中間転写ベルトであり、駆動ロール121を含
む複数の張架ロール(図示せず)に張架されて矢印方向
に回動するようになっている。また、ベルトクリーナ1
60は、前記中間転写ベルト120の像担持面側に配設
される導電性ブラシロール161と、中間転写ベルト1
20の移動方向下流側に配設されるクリーニングブレー
ド162と、これら導電性ブラシロール161及びクリ
ーニングブレード162が収容されるクリーナハウジン
グ163とを有するクリーニングユニット164を備え
ている。ここで、導電性ブラシロール161は、中間転
写ベルト120との対向部において逆方向に回転するよ
うになっており、中間転写ベルト120上の残留トナー
を静電的に引きつけるためのクリーニングバイアス電源
165(+400V)が接続されている。また、導電性
ブラシロール161からみて中間転写ベルト120の移
動方向上流側には、除去された残留トナーの外部への飛
び散りを防止するためのフィルムシール166が取り付
けられている。
【0046】一方、前記導電性ブラシロール161に対
向する前記中間転写ベルト120の像担持面裏面側に
は、当該中間転写ベルト120の回動に伴って従動回転
する対向ロール167が接触配置されており、この対向
ロール167を接地することで、導電性ブラシロール1
61と中間転写ベルト120との間にトナーを除去する
ためのクリーニング電界が形成されるようになってい
る。尚、前記導電性ブラシロール161には、その対向
部において逆方向に回転する回収ロール168が接触配
置されており、当該導電性ブラシロール161に付着し
た残留トナーを静電的に引きつけるための回収バイアス
電源169(+800V)が接続されている。更に、前
記回収ロール166にはスクレーパ170が圧接配置さ
れており、当該回収ロール166に付着した残留トナー
を掻き落としてクリーナハウジング163内に収容する
ようになっている。また、前記クリーニングユニット1
64は、軸163aを中心に揺動自在に配設されてお
り、中間転写ベルト120に対して当接及び離間可能と
なっている。そして、感光体ドラム(図示せず)から中
間転写ベルト120に各色のトナー像を一次転写する動
作が行われているときには、中間転写ベルト120表面
から導電性ブラシロール161、クリーニングブレード
162及びフィルムシール166を離間させ、一方、中
間転写ベルト120から転写紙へのトナー像の一括転写
が終了した後には、中間転写ベルト120に導電性ブラ
シロール161、クリーニングブレード162及びフィ
ルムシール166を接触させ、残留トナーをクリーニン
グするような制御が行われるようになっている。
【0047】また、このクリーニング装置においては、
前記クリーニングブレード162の下側に吸気用のチュ
ーブ群171が取り付けられている。このチューブ群1
71は、図7に示すように、クリーニングブレード16
2の一端部側に開口を有する第一チューブ171aと、
略中央部に開口を有する第二チューブ171bと、逆側
の一端部側に開口を有する第三チューブ171cとを備
えている。そして、これら各チューブ171a〜171
cは、チューブ171cの開口が形成される側の端部で
一つチューブ171dにまとめられ、図示しない吸気フ
ァンに接続されるようになっている。
【0048】また、この実験においては、吸気量を測定
するため、前記各チューブ171a〜171cの手前側
(中間転写ベルト120側、図6参照)に対応する位置
に流速センサ172(具体的には172a〜172c)
を配設した。但し、流速センサ172aについては、レ
イアウトの都合から、前記第一チューブ171aの開口
から30mmずれた位置に配設した。
【0049】上述したクリーニング装置を用い、まず初
めに、トナー飛散を防止するために必要なエア流速及び
クリーナハウジング163内の気圧(圧接時における大
気圧との静圧差)について検討を行った。この実験にお
いては、中間転写ベルト120上に画像を連続形成し、
形成される画像にトナー飛散によるトナー点のどの程度
発生するか調査した。このとき、画像中に0.3mm以
上のトナー点が発生したものをα、0.3mm以下のト
ナー点が2mm以内の間隔で発生したものをβ、0.3
mm以下のトナー点が2mmを超える間隔で発生したも
のをγに分類し、100枚当たりの発生枚数で評価し
た。
【0050】結果を図8に示す。吸引を行わない場合に
はαが5.3枚/100枚となったのに対し、吸引を行
った場合にはαの値が小さくなり、大気圧との静圧差が
0.08(mmH2O)以上であれば、αが目標値の
2.0枚/100枚以下となることが判明した。
【0051】次に、上記結果を踏まえ、エアの吸引タイ
ミングについて、調査を行った。評価は、上記と同様の
実験によって行った。また、吸引タイミングについて
は、常時吸引を行うもの、圧接時のみ吸引を行うもの、
離間時のみ吸引を行うものの三者とした。
【0052】結果を図9に示す。常時吸引を行った場合
は、吸引を行わない場合よりα、β、γの値が著しく小
さくなり、また、クリーニングブレード162に堆積す
るトナーも少なくなることが確認された。但し、その一
方でチューブ群171内に吸い込まれるトナー量(吸引
トナー重量)が多くなってしまうことも分かった。この
吸引トナー重量が多すぎると、チューブ群171やフィ
ルタ(図示せず)の目詰まりを誘発するおそれがある。
また、圧接時のみ吸引を行った場合は、確かに吸引を行
わない場合よりもα、β、γの値が小さくなるが、目標
値(α≦2.0)には達せず、また、クリーニングブレ
ード162に堆積するトナーが多くなってしまうことが
判明した。一方、離間時のみ吸引を行った場合は、吸引
を行わない場合よりα、β、γの値が小さくなり、ま
た、クリーニングブレード162に堆積するトナーも少
なくなることが確認された。更に、吸引トナー重量も少
なくなることも確認された。以上の結果より、実用上
は、離間時のみ吸引動作を行わせることが好ましいこと
がわかった。
【0053】更に、本発明者は、上記結果を踏まえ、ク
リーニング動作終了時における導電性ブラシロール16
1(以下必要に応じてESB(Electric Static Brush
の略)という)の回転停止タイミング(バイアス印加停
止タイミング)と中間転写ベルト120からの離間タイ
ミングとの関係について調査を行った。
【0054】結果を図10に示す。これによれば、離間
動作開始と同時にESB161の回転及びバイアス印加
を停止させる場合と比較して、離間動作開始の0.1秒
前にESB161の回転及びバイアス印加を停止させた
方が、トナー飛散枚数α〜γを低減できることが確認さ
れた。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第一の態
様によれば、接離動作時にクリーニング部材より飛散す
るトナーを吸引するようにしたので、簡易な構成で像担
持体から除去した残留トナーの当該像担持体への再付着
及びこれに伴う画質欠陥の発生を有効に防止することが
できる。
【0056】また、本発明の第二の態様によれば、導電
性ブラシと回収体との当接部から飛び散ったトナーが、
クリーナハウジングの開口部に向かわないようにしたの
で、簡易な構成で像担持体から除去した残留トナーの当
該像担持体への再付着及びこれに伴う画質欠陥の発生を
有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るクリーニング装置の概要図であ
る。
【図2】 本発明に係るクリーニング装置が適用された
カラー画像形成装置の実施の一形態の概要構成図であ
る。
【図3】 クリーニング装置のクリーニング時の状態を
示す説明図である。
【図4】 クリーニング装置の非クリーニング時の状態
を示す説明図である。
【図5】 クリーニング装置の回収ニップ部近傍に関す
る説明図である。
【図6】 実験で用いたクリーニング装置の概略構成図
である。
【図7】 実験で用いたクリーニング装置のクリーニン
グブレード近傍の拡大図である。
【図8】 第一の実験結果を示す図表である。
【図9】 第二の実験結果を示す図表である。
【図10】 第三の実験結果を示す図表である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…クリーナハウジング,2a…開口
部,3…クリーニング部材,3a…導電性ブラシ,4…
クリーナユニット,5…接離手段,6…吸引手段,7…
吸引量可変手段,8…回収体,T…残留トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 落合 誠 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 河野 訓典 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小林 幹男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 鳥丸 悟 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 松坂 聡 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H027 JB14 JB16 JB23 JC03 JC07 2H134 GA01 GA06 GB02 HB01 HB03 HB08 HB16 HF01 KH01 KJ02 2H200 FA08 JC03 JC12 JC15 JC16 MA03 MA04 MA14 MB04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に対向する部位に開口部が開設
    されるクリーナハウジングと、当該クリーナハウジング
    の開口部に面した箇所に配設され且つ前記像担持体上の
    残留トナーが除去されるクリーニング部材とを有するク
    リーナユニットと、 前記クリーナユニットを進退させることで、前記クリー
    ニング部材と前記像担持体とを接離させる接離手段と、 前記クリーナハウジング内の空気を吸引する吸引手段と
    を備えたことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のクリーニング装置にお
    いて、 前記接離手段の接離動作に応じて前記吸引手段による吸
    引量を可変する吸引量可変手段を備えたことを特徴とす
    るクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 像担持体に対向する部位に開口部が開設
    されるクリーナハウジングと、当該クリーナハウジング
    の開口部に面した箇所に回転可能に配設され且つ前記像
    担持体上の残留トナーの帯電極性とは逆極性の除去バイ
    アスが印加される導電性ブラシと、前記導電性ブラシロ
    ールに回転可能に接触配置され且つ前記除去バイアスと
    同極性であって当該除去バイアスよりも大きい回収バイ
    アスが印加される回収体とを有するクリーナユニット
    と、 前記クリーナユニットを進退させることで、前記導電性
    ブラシと前記像担持体とを接離させる接離手段とを備え
    たクリーニング装置において、 前記導電性ブラシと前記回収体との当接部から飛散する
    トナーの飛散方向と前記開口部とを非対向に配置するこ
    とを特徴とするクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のクリーニング装置にお
    いて、 前記クリーナハウジング内部の空気を吸引する吸引手段
    を具備させると共に、前記トナーの飛散方向側のクリー
    ナハウジングに吸引手段と連通接続される吸引口を配設
    したことを特徴とするクリーニング装置。
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