JP2007101748A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通気口を通過した現像剤が拡散することを抑制できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部と、を備えている。そして、この回収部には、トナーを収容するための収容部が設けられており、この収容部は、媒体に転写されずに現像剤移動体上に残された現像剤であって、回収部により回収された現像剤、を収容する。
特開2004−157285号公報
ところで、上記の画像形成装置の中には、トナーが収容された収容室内の気圧の上昇を抑制する観点等から、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口を有する回収部を備えたものがある。
しかしながら、回収部に通気口が設けられていると、収容室内の空気が通気口を通過して該収容室外へ移動する際に、収容室内の現像剤も通気口を通過して収容室外へ移動する場合がある。かかる際に、通気口を通過して収容室外へ移動する現像剤が、拡散する恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、通気口を通過した現像剤が拡散することを抑制できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、通気口に対向する対向壁が、空気と共に通気口を通過した現像剤の移動を規制するから、通気口を通過した現像剤が拡散することを防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回収部は、前記通気口から見て前記対向壁とは反対側にて該通気口に対向し、前記現像剤移動体に対して離当接可能な離当接部材、を有することとしてもよい。
かかる場合には、離当接部材が離当接する際に、該離当接部材側から通気口側への空気の移動(すなわち、気流)が生じるから、収容室内の現像剤が、該気流に起因して通気口を通過して収容室外へ移動する可能性が高まる。このため、上記の場合には、対向壁を設けたことによる効果、すなわち、通気口を通過した現像剤が拡散することを抑制することが可能な効果、がより有効に奏される。
また、かかる画像形成装置であって、前記通気口は、第一通気口であり、前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した空気を前記回収部外へ移動させるための第二通気口、を有することとしてもよい。
かかる場合には、第二通気口により、収容室内の空気を回収部外へ移動させることができるから、収容室内の気圧の上昇を抑制できる。
また、かかる画像形成装置であって、前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した現像剤を捕集するための捕集室であって、該捕集室の長手方向の中央側に前記対向壁を、前記長手方向の端部に前記第二通気口を、それぞれ備えた捕集室、を有することとしてもよい。
かかる場合には、第一通気口を通過した空気が第二通気口に至るまでに、該空気と共に移動する現像剤が該現像剤の自重により落下することにより、該現像剤が捕集室内に捕集されやすい。このため、上記の場合には、第一通気口を通過した現像剤が、捕集室外へ漏れることを抑制できる。
また、かかる画像形成装置であって、前記第二通気口には、前記長手方向に沿って対向する二つの面に交互に凸部、が三個以上形成されていることとしてもよい。
かかる場合には、凸部が、第二通気路内を移動する現像剤の移動を規制するから、該現像剤が回収部外へ漏れることを有効に抑制できる。
また、かかる画像形成装置であって、前記収容室は、第一収容室であり、前記第一収容室とは異なる第二収容室を備え、前記第一収容室は、該第一収容室に収容された現像剤を前記第二収容室に搬送するための搬送部材を有し、前記捕集室の底部は、前記第一収容室と連通していることとしてもよい。
かかる場合には、捕集室の底部の現像剤が、第一収容室に移動する。そして、搬送部材が、第一収容室に移動した現像剤を第二収容室に搬送することにより、捕集室内に現像剤が多量に溜まることを防止できる。
また、かかる画像形成装置であって、前記捕集室の底部は、該底部の前記第一収容室側の端部が、該底部の、該端部とは反対側の端部、より鉛直下方に位置するように、傾斜して、前記第一収容室と連通していることとしてもよい。
かかる場合には、捕集室の底部の現像剤が、第一収容部により移動しやすくなる。
また、かかる画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることとしてもよい。
また、(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、を備え、(b)前記回収部は、前記通気口から見て前記対向壁とは反対側にて該通気口に対向し、前記現像剤移動体に対して離当接可能な離当接部材、を有し、(c)前記通気口は、第一通気口であり、前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した空気を前記回収部外へ移動させるための第二通気口、を有し、(d)前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した現像剤を捕集するための捕集室であって、該捕集室の長手方向の中央側に前記対向壁を、前記長手方向の端部に前記第二通気口を、それぞれ備えた捕集室、を有し、(e)前記第二通気口には、前記長手方向に沿って対向する二つの面に交互に凸部、が三個以上形成されており、(f)前記収容室は、第一収容室であり、前記第一収容室とは異なる第二収容室を備え、前記第一収容室は、該第一収容室に収容された現像剤を前記第二収容室に搬送するための搬送部材を有し、(g)前記捕集室の底部は、該底部の前記第一収容室側の端部が、該底部の、該端部とは反対側の端部、より鉛直下方に位置するように、傾斜して、前記第一収容室と連通しており、(h)潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、通気口を通過した現像剤が拡散することを防止することが可能な効果が、最も有効に奏される。
また、(A)コンピュータ、及び、(B)該コンピュータに接続された画像形成装置であって、現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、を備えた画像形成装置、(C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、通気口を通過した現像剤が拡散することを防止することが可能となる。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、現像剤移動体の一例としての中間転写体70、感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、回収部の一例としての中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20に担持された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーにて、現像剤像の一例としてのトナー像に可視化させる(現像する)ための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、画像形成装置本体、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70は、感光体20上のトナー像を媒体の一例としての記録材(紙、フィルム、布等)に転写する際の中間媒体であり、トナー(トナー像)を記録材に転写するために、トナー(トナー像)を担持した状態で回転してトナー(トナー像)を移動させる。この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトである。中間転写体70は、駆動ローラ71、従動ローラ72等に掛け回されて張架されており、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
また、中間転写体70及び後述する中間転写体クリーニングユニット85の近傍には、中間転写体70上のトナー像の濃度を検出する濃度検出部材としてのパッチセンサ73が設けられている。プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、かかる際に、当該パッチセンサ73が用いられる。すなわち、前記制御動作が実行される際には、トナー像としてのパッチ像(テストパターン)が現像され、当該パッチ像が中間転写体70に転写される。そして、中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が、パッチセンサ73により検出され、検出されたパッチ像の濃度に基づいて、画像の濃度が調整される。
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを感光体クリーニングブレード76により掻き落として回収するための装置である。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に転写するための装置である。
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するための装置である。中間転写体クリーニングユニット85については、後に詳述する。
定着ユニット90は、記録材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に担持された潜像をトナーにてトナー像として可視化する。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。なお、記録材は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに、二次転写電圧が当該二次転写ユニット80に印加される。また、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーは、中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
記録材に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録材に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75によって、その表面に付着しているトナーが回収され、次の潜像を形成するための帯電に備える。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===中間転写体クリーニングユニット85の概要===
<<<中間転写体クリーニングユニット85の構成例について>>>
図3〜図7を用いて、中間転写体クリーニングユニット85の構成例について説明する。図3は、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70に当接している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。図4は、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。図5は、中間転写体クリーニングユニット85の正面図である。図6は、中間転写体クリーニングユニット85の上面図である。図7は、中間転写体クリーニングユニット85の側面図である。
なお、図3及び図4は、図5のI−I断面図でもある。また、図6においては、上シール220、第一シール部材261、第二シール部材262、及び、搬送スクリュー240が示されていない。また、図3、図4、図5、及び、図7においては、図1同様、矢印にて鉛直方向が示されている。さらに、図3、図4、図6、及び、図7においては、矢印にて中間転写体クリーニングユニット85の短手方向が、図5と図6においては、矢印にて中間転写体クリーニングユニット85の長手方向が、それぞれ示されている。
中間転写体クリーニングユニット85は、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するためのものであり、図3等に示すように、ケース202、収容室の一例としてのトナー収容室206、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220、トナー受け部235、捕集室250等を有している。なお、本実施形態に係る中間転写体クリーニングユニット85においては、中間転写体クリーニングブレード210、及び、上シール220が、中間転写体70に離当接可能な「離当接部材」に該当する。
ケース202は、上シール220と協働して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。このケース202には、トナー収容室206、捕集室250及びトナー受け部235が形成されており、また、中間転写体クリーニングブレード210が設けられている。
中間転写体クリーニングブレード210は、図3に示すように、中間転写体70に当接して中間転写体70上のトナー(すなわち、中間転写体70の回転に伴って移動するトナー)を掻き取る機能を有している。この中間転写体クリーニングブレード210は、厚さ約2mmのゴム製ブレードである。中間転写体クリーニングブレード210は、その先端が中間転写体70の回転方向の上流側に向くように配置されている。なお、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接するブレード当接部210a(図3)は、前述した従動ローラ72の中心軸よりも鉛直方向下側に位置している。
また、図3及び図4に示すように、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に対して接離可能となるように構成されている。すなわち、中間転写体クリーニングブレード210は、これを支持するブレード支持板金212を介して、回動軸302に固定されており、当該回動軸302が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、中間転写体クリーニングブレード210がブレード当接位置(図3に示す位置)とブレード非当接位置(図4に示す位置)との間を往復移動する。
トナー収容室206は、トナーを収容するためのものである。具体的には、トナー収容室206は、該トナー収容室206の上方に位置する中間転写体クリーニングブレード210によって掻き取られたトナーを収容するためのものである。
また、トナー収容室206の、中間転写体クリーニングブレード210に対向する収容室壁207の上部には、切り欠き207aが形成されている。この切り欠き207aは、トナー収容室206内の空気をトナー収容室206外(すなわち、捕集室250)へ移動させる通気口(第一通気口)の機能を有している。また、切り欠き207aは、図5や図6に示すように、矩形状の切り欠きであり、中間転写体クリーニングユニット85の長手方向に沿って、該長手方向の中央側に複数個形成されている。
また、トナー収容室206は、該トナー収容室206の下方に搬送部材の一例としての搬送スクリュー240を有しており、この搬送スクリュー240は、所定方向に回転することにより、トナー収容室206に収容されたトナーを廃トナーボックス86(図1)に搬送する。このように、トナー収容室206内のトナーが搬送スクリュー240によって搬送されることにより、該トナー収容室206内のトナーが一定の量を超えないようになっている。なお、本実施形態においては、トナー収容室206が「第一収容室」に該当し、廃トナーボックス86が「第二収容室」に該当する。
なお、廃トナーボックス86は、プリンタ10に対して着脱可能であり、搬送スクリュー240によってトナー収容室206内のトナーが搬送されて該廃トナーボックス86内のトナーの量が多くなると、ユーザー等によって、該廃トナーボックス86がプリンタ10から取り外される。そして、ユーザー等によって、トナーが収容されていない廃トナーボックス86がプリンタ10に装着される。
捕集室250は、図3や図4に示すように、前記短手方向にてトナー収容室206よりも中間転写体クリーニングブレード210から離れて位置し、トナー収容室206内から切り欠き207aを通過して該捕集室250(トナー収容室206外)へ移動したトナー、を捕集するためのものである。この捕集室250は、収容室壁207に対向し、かつ、前記長手方向に沿った捕集室壁251を有しており、この捕集室壁251の、前記長手方向の中央側の部分(以下、捕集室壁中央部251aと呼ぶ)は、切り欠き207aの外側にて該切り欠き207aに対向する対向壁の機能を有している。
また、図3や図4に示すように、捕集室250の底部252は、トナー収容室206の下部と連通している。具体的には、底部252は、該底部252の底面253の、トナー収容室206側の端部の一例としての一端部253aが、該底面253の、一端部253aとは反対側の端部の一例としての他端部253b、より鉛直下方に位置するように、傾斜して、トナー収容室206と連通している。
また、図6に示すように、捕集室250は、前記長手方向の両端部に第二通気口の一例としての通気路254を有している。この通気路254は、トナー収容室206内から切り欠き207aを通過してトナー収容室206外(すなわち、捕集室250)に移動した空気を、ケース202(中間転写体クリーニングユニット85)外へ移動させるためのものである。
通気路254には、図6に示すように、三個のリブ256a、256b、256c(凸部)が、前記長手方向に沿って対向する二つの面(すなわち、捕集室壁251の前記長手方向の端部に位置する捕集室壁端部251bの面と、収容室壁207の前記長手方向の端部に位置する収容室壁端部207bの面)に交互に形成されている。この三個のリブ256a、256b、256cは、通気路254内のトナーの前記長手方向端側への移動を規制するためのものである。なお、三個のリブ256a、256b、256cのうちの、前記長手方向の中央側の二つのリブ(すなわち、第一リブ256aと第二リブ256b)の間隔は、前記長手方向の端側の二つのリブ(すなわち、第二リブ256bと第三リブ256c)の間隔よりも小さい。
また、通気路254は、ケース202の側面202aに設けられた開口258と繋がっており、通気路254内を前記長手方向端側に移動した空気は、該開口258を通過してケース202(中間転写体クリーニングユニット85)外へ移動する。
トナー受け部235は、トナー収容部205に収容されることなく中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側に移動したトナー、を受ける機能を有する。このトナー受け部235は、ケース202の下部、かつ、中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側(前記感光体20側)、に形成されている。
上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210及びトナー収容部205より鉛直上方に位置し、中間転写体70にシール当接部220aにて当接して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。この上シール220は、厚さ約120μmのシート状の部材である。上シール220は、その先端が中間転写体70の回転方向の下流側に向くように配置されている。
また、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210と同様、中間転写体70に対して接離可能となるように構成されている。すなわち、上シール220は、これを支持するシール支持部材222を介して、回動部320に固定されており、当該回動部320が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、上シール220がシール当接位置(図3に示す位置)とシール非当接位置(図4に示す位置)との間を往復移動する。また、本実施の形態においては、上シール220が、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するようになっており、中間転写体クリーニングブレード210がブレード当接位置からブレード非当接位置へ移動する際に、上シール220がシール当接位置からシール非当接位置へ移動し、中間転写体クリーニングブレード210がブレード非当接位置からブレード当接位置へ移動する際に、上シール220がシール非当接位置からシール当接位置へ移動する。
また、図3や図4に示すように、シール支持部材222と収容室壁207との間には、前記長手方向に沿って第一シール部材261が設けられている。この第一シール部材261は、シール支持部材222と、収容室壁207の上部(切り欠き207aを除く)とに接触して、該収容室壁207と協働して、トナー収容部205をトナー収容室206と捕集室250に分ける機能を有している。また、第一シール部材261は、その材質がスポンジ等であり、回動軸302の回動に伴い、図3と図4に示すように、シール支持部材222と収容室壁207との接触を維持した状態にて伸び縮みする。
また、図3や図4に示すように、シール支持部材222と捕集室壁251との間には、前記長手方向に沿って第二シール部材262が設けられている。この第二シール部材262は、シール支持部材222と、捕集室壁251の上部とに接触して、捕集室250内のトナーが漏れることを防止している。また、第二シール部材262は、その材質がスポンジ等であり、回動部320の回動に伴い、図3と図4に示すように、シール支持部材222と捕集室壁251との接触を維持した状態にて伸び縮みする。
ここで、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220、収容室壁207(切り欠き207a)、捕集室壁251(捕集室壁中央部251a)の位置関係について説明する。図3や図4に示すように、中間転写体クリーニングブレード210、及び、上シール220は、切り欠き207aから見て捕集室壁中央部251aとは反対側にて該切り欠き207aに対向している。
<<<中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離タイミングについて>>>
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の接離タイミングについて、説明する。
前述したとおり、一次転写ユニット60が感光体20上に形成された各色のトナー像を中間転写体70に順次転写することにより、4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写され、フルカラートナー像が中間転写体70上に形成される。中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。
そして、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーが、中間転写体70の回転に伴って、中間転写体クリーニングユニット85に到達する直前に、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70へ当接し、かつ、上シール220が中間転写体70へ当接する。中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70上に残されたトナーを掻き取り終えると、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70から離間して、一次転写ユニット60による感光体20上の各色のトナー像の次の転写、に備える。
===中間転写体クリーニングユニット85内の空気の移動、及び、該空気の移動に伴うトナーの状態について===
本項においては、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間する際に、トナー収容室206内から捕集室250を通過してケース202外へ移動する空気、の流れについて説明する。併せて、該空気が移動する際の、トナーの状態についても説明する。
中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間する際に、トナー収容室206内の空気の一部は、トナー収容室206外へ移動すべく、切り欠き207aを通過する。かかる際に、トナー収容室206のトナーも、該空気の移動に伴い、切り欠き207aを通過することがあり、例えば、中間転写体クリーニングブレード210や上シール220の周辺に浮遊していたトナーが、切り欠き207aを通過することがある。
切り欠き207aを通過した空気は、さらに移動することにより、切り欠き207aに対向する捕集室壁中央部251aに当たり、かかる際に、切り欠き207aを通過したトナーも捕集室壁中央部251aに当たる。そして、捕集室壁中央部251aに当たったトナーの一部は、該トナーの自重等により捕集室250の底部252に向かって落下し、捕集室250に捕集される。
捕集室壁中央部251aに当たった空気の一部は、さらに通気路254内を移動する。そして、通気路254内の空気は、開口258を通過して、ケース202(中間転写体クリーニングユニット85)外に移動する。なお、通気路254に設けられたリブ256a、256b、256cは、該通気路254内を移動するトナーの移動を規制する。
===本実施の形態に係るプリンタ10の有効性について===
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置(プリンタ10)の回収部(中間転写体クリーニングユニット85)は、通気口(切り欠き207a)の外側にて該切り欠き207aに対向している対向壁(捕集室壁中央部251a)を有している。これにより、切り欠き207aを通過したトナーが拡散することを抑制できるプリンタ10を実現することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
中間転写体クリーニングユニット85においては、トナーを収容するトナー収容室206内の気圧の上昇を抑制することが望ましい。なぜなら、トナー収容室206内の気圧が上昇すると、例えば、中間転写体クリーニングブレード210や上シール220が中間転写体70から離間する際に、トナー収容室206内のトナーが、中間転写体クリーニングブレード210または上シール220と、中間転写体70との隙間を通過して、中間転写体クリーニングユニット85外へ移動して他のユニットに付着してしまい、この結果、プリンタ10が汚れる恐れがあるからである。
このため、トナー収容室206内の気圧の上昇を抑制すべく、プリンタ10の中には、トナー収容室206内の空気をトナー収容室206外へ移動させるための通気口(切り欠き207a)を有する中間転写体クリーニングユニット85、を備えたものがある。そして、トナー収容室206内の空気が、切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動することにより、トナー収容室206内の気圧の上昇を抑制できる。
しかしながら、中間転写体クリーニングユニット85内に切り欠き207aが設けられると、トナー収容室206内の空気が切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動する際に、トナー収容室206内のトナーも切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動する場合がある。かかる際に、切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動するトナーが、拡散する恐れがある。
そこで、本実施形態に係る中間転写体クリーニングユニット85は、図4等に示すように、切り欠き207aの外側にて該切り欠き207aに対向している捕集室壁中央部251aを有することとしている。かかる場合には、空気と共に切り欠き207aを通過してトナー収容室206外(すなわち、捕集室250)へ移動したトナーが、拡散する前に、切り欠き207aに対向する捕集室壁中央部251aに当たる。このように、捕集室壁中央部251aが、切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動するトナーの移動を規制するから、該トナーが拡散することを抑制することが可能となる。さらには、捕集室壁中央部251aがトナーの移動を規制することにより、該トナーを所望の位置に導くことが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置としてフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、図3と図4に示すように、中間転写体クリーニングユニット85は、切り欠き207aから見て捕集室壁中央部251aとは反対側にて該切り欠き207aに対向し、中間転写体70に対して離当接可能な離当接部材(中間転写体クリーニングブレード210と上シール220)、を有することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、中間転写体クリーニングユニット85は、中間転写体70に当接した状態を維持した当接部材を有することとしてもよい。
ただし、中間転写体クリーニングユニット85が、離当接部材(ここでは、上シール220を一例として説明する)を有する場合には、該上シール220が離当接する際に、該上シール220側から切り欠き207a側への空気の移動(すなわち、気流)が生じるから、トナー収容室206内のトナーが、該気流に起因して切り欠き207aを通過してトナー収容室206外(すなわち、捕集室250)へ移動する可能性が高まる。このため、中間転写体クリーニングユニット85が前記離当接部材を有する場合には、捕集室壁中央部251aを設けたことによる効果、すなわち、切り欠き207aを通過したトナーが拡散することを抑制することが可能な効果、が有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。なお、上記では、離当接部材として上シール220を一例として説明したが、中間転写体クリーニングブレード210が離当接する際にも、上シール220の場合と同様な効果が奏される。
さらに、上記実施の形態において、前記通気口は、第一通気口(切り欠き207a)であることとした。そして、図6に示すように、中間転写体クリーニングユニット85は、切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動した空気を中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させるための第二通気口(通気路254)、を有することとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、中間転写体クリーニングユニット85は、通気路254を有しないこととしてもよい。
中間転写体クリーニングユニット85が通気路254を有しない場合には、トナー収容室206から捕集室250に移動した空気の量が過大になると、トナー収容室206内の空気が捕集室250に移動しない恐れがある。一方、中間転写体クリーニングユニット85が通気路254を有する場合には、トナー収容室206から捕集室250に移動した空気の量が過大になっても、捕集室250内の空気が通気路254を通過して中間転写体クリーニングユニット85外へ移動することにより、トナー収容室206内の空気が、継続して捕集室250へ移動できる。この結果、トナー収容室206内の空気を中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させることができるから、トナー収容室206内の気圧の上昇を抑制できる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図3や図4に示すように、中間転写体クリーニングユニット85は、切り欠き207aを通過してトナー収容室206外へ移動したトナーを捕集するための捕集室250を有することとした。そして、図6に示すように、捕集室250は、該捕集室250の長手方向の中央側に捕集室壁中央部251aを、前記長手方向の端部に通気路254を、それぞれ備えたこととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、捕集室250は、捕集室壁中央部251aの鉛直上方に、通気路254を備えたこととしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図6に示すように、通気路254には、前記長手方向に沿って対向する二つの面(捕集室壁251の捕集室壁端部251bの面と、収容室壁207の収容室壁端部207bの面)に交互に凸部が三個(すなわち、第一リブ256a、第二リブ256b、第三リブ256c)が形成されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、通気路254には、凸部が形成されていないこととしてもよい。
ただし、通気路254にリブ256a、256b、256cが形成されている場合には、該リブ256a、256b、256cが、通気路254内を移動するトナーの移動を規制するから、該トナーが開口258を通過してケース202外へ漏れることを有効に抑制できる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
なお、上記実施の形態に係る通気路254には、三個のリブ256a、256b、256cが形成されていることとしたが、四個以上のリブが、捕集室壁251の面と収容室壁207の面に交互に形成されることとしてもよい。そして、通気路254に四個以上のリブが形成されている場合には、三個のリブが形成されている場合に比べて、トナーがケース202外へ漏れることをより効果的に抑制できる。
さらに、上記実施の形態において、前記収容室は、第一収容室(トナー収容室206)であることとした。また、図1に示すように、プリンタ10は、トナー収容室206とは異なる第二収容室(廃トナーボックス86)を備えたこととした。また、図3や図4に示すように、トナー収容室206は、該トナー収容室206に収容されたトナーを廃トナーボックス86に搬送するための搬送部材(搬送スクリュー240)を有することとした。そして、図4に示すように、捕集室250の底部252は、トナー収容室206と連通していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、捕集室250の底部252とトナー収容室206は、収容室壁207により仕切られていることとしてもよい。
ただし、捕集室250の底部252がトナー収容室206と連通している場合には、捕集室250の底部252のトナーがトナー収容室206に移動する。そして、搬送スクリュー240が、トナー収容室206に移動したトナーを廃トナーボックス86に搬送することにより、捕集室250内にトナーが多量に溜まることを防止できる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、捕集室250の底部252は、該底部252のトナー収容室206側の端部(すなわち、底面253の一端部253a)が、該底部252の、該一端部253aとは反対側の端部(すなわち、底面253の他端部253b)、より鉛直下方に位置するように、傾斜して、トナー収容室206と連通していることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、底部252の底面253は、平らであることとしてもよい。
ただし、底部252の底面253が上述したように傾斜している場合には、捕集室250のトナーがトナー収容室206により移動しやすくなる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図1に示すように、プリンタ10は、潜像を担持するための像担持体(感光体20)と、該感光体20に担持された潜像をトナーにて現像剤像(トナー像)として可視化するための現像装置51、52、53、54と、を有することとした。そして、図1に示すように、前記現像剤移動体は、前記感光体20上のトナー像を媒体(記録材)に転写する際の中間媒体となる中間転写体70であることとした。しかし、上記に限定されるものではない。
例えば、現像剤移動体は、トナーを中間媒体としての中間転写体70に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる感光体20であることとしてもよい。そして、かかる場合には、前記回収部は、中間転写体クリーニングユニット85ではなく、中間転写体70に転写されずに感光体20上に残されたトナーを回収するための感光体クリーニングユニット75(図1)になる。さらに、かかる際には、本発明を、中間転写型以外のレーザプリンタにも適用することができる。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図8は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図9は、図8に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70に当接している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の正面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の上面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の側面図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図8に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、51 ブラック現像装置、
52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、54 イエロー現像装置、
55a、55b、55c、55d 保持部、60 一次転写ユニット、
70 中間転写体、71 駆動ローラ、72 従動ローラ、73 パッチセンサ、
75 感光体クリーニングユニット、76 感光体クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、85 中間転写体クリーニングユニット、
86 廃トナーボックス、90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
202 ケース、202a 側面、206 トナー収容室、
207 収容室壁、207a 切り欠き、207b 収容室壁端部、
210 中間転写体クリーニングブレード、210a ブレード当接部、
212 ブレード支持板金、220 上シール、220a シール当接部、
222 シール支持部材、235 トナー受け部、240 搬送スクリュー、
250 捕集室、251 捕集室壁、251a 捕集室壁中央部、
251b 捕集室壁端部、252 底部、253 底面、253a 一端部、
253b 他端部、254 通気路、256 リブ、256a 第一リブ、
256b 第二リブ、256c 第三リブ、258 開口、
261 第一シール部材、262 第二シール部材、
302 回動軸、320 回動部、700 画像形成システム、
702 コンピュータ、704 表示装置、706 プリンタ、
708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、802 内部メモリ、
804 ハードディスクドライブユニット

Claims (10)

  1. 現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記回収部は、
    前記通気口から見て前記対向壁とは反対側にて該通気口に対向し、前記現像剤移動体に対して離当接可能な離当接部材、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記通気口は、第一通気口であり、
    前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した空気を前記回収部外へ移動させるための第二通気口、を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記回収部は、
    前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した現像剤を捕集するための捕集室であって、該捕集室の長手方向の中央側に前記対向壁を、前記長手方向の端部に前記第二通気口を、それぞれ備えた捕集室、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記第二通気口には、前記長手方向に沿って対向する二つの面に交互に凸部、が三個以上形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記収容室は、第一収容室であり、
    前記第一収容室とは異なる第二収容室を備え、
    前記第一収容室は、該第一収容室に収容された現像剤を前記第二収容室に搬送するための搬送部材を有し、
    前記捕集室の底部は、前記第一収容室と連通していることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記捕集室の底部は、
    該底部の前記第一収容室側の端部が、該底部の、該端部とは反対側の端部、より鉛直下方に位置するように、
    傾斜して、前記第一収容室と連通していることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、
    前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  9. (a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、
    を備え、
    (b)前記回収部は、
    前記通気口から見て前記対向壁とは反対側にて該通気口に対向し、前記現像剤移動体に対して離当接可能な離当接部材、
    を有し、
    (c)前記通気口は、第一通気口であり、
    前記回収部は、前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した空気を前記回収部外へ移動させるための第二通気口、を有し、
    (d)前記回収部は、
    前記第一通気口を通過して前記収容室外へ移動した現像剤を捕集するための捕集室であって、該捕集室の長手方向の中央側に前記対向壁を、前記長手方向の端部に前記第二通気口を、それぞれ備えた捕集室、
    を有し、
    (e)前記第二通気口には、前記長手方向に沿って対向する二つの面に交互に凸部、が三個以上形成されており、
    (f)前記収容室は、第一収容室であり、
    前記第一収容室とは異なる第二収容室を備え、
    前記第一収容室は、該第一収容室に収容された現像剤を前記第二収容室に搬送するための搬送部材を有し、
    (g)前記捕集室の底部は、
    該底部の前記第一収容室側の端部が、該底部の、該端部とは反対側の端部、より鉛直下方に位置するように、
    傾斜して、前記第一収容室と連通しており、
    (h)潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、
    前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  10. (A)コンピュータ、及び、
    (B)該コンピュータに接続された画像形成装置であって、
    現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、前記現像剤を収容するための収容室と、該収容室内の空気を該収容室外へ移動させるための通気口と、該通気口の外側にて該通気口に対向している対向壁と、を有する回収部と、
    を備えた画像形成装置、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
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