JP2003295722A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003295722A
JP2003295722A JP2002098807A JP2002098807A JP2003295722A JP 2003295722 A JP2003295722 A JP 2003295722A JP 2002098807 A JP2002098807 A JP 2002098807A JP 2002098807 A JP2002098807 A JP 2002098807A JP 2003295722 A JP2003295722 A JP 2003295722A
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JP2002098807A
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Hiroshi Ito
博 伊東
Shinichi Kamoshita
伸一 鴨志田
Toshihiko Yamazaki
敏彦 山▲崎▼
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掻き落とされたトナーが漏れ出さないように
する。 【解決手段】 表面にトナー像を担持しかつそのトナー
像を転写対象に転写するトナー像担持体51による転写
がなされた後にトナー像担持体の表面に残留している残
留トナーを除去するクリーニング装置70が、トナー像
担持体の表面に接離可能に構成され、当接時にその当接
部におけるトナーの通過を許すシート部材80と、トナ
ー像担持体の表面に接離可能に構成され、当接時に、隣
接する2つの面の角部93をトナー像担持体の表面に対
してその移動方向に対しカウンター方向に当接させて残
留トナーを除去するクリーニングブレード90と、クリ
ーニングブレードおよびシート部材のトナー像担持体表
面からの離間時に、クリーニングブレード90とシート
部材80との間の開口cをシート部材80で閉じる遮蔽
機構100とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプリンター、ファクシミリ、複写機
等の画像形成装置に関する。特に、そのトナー像担持体
のクリーニング装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視
像(トナー像)とする現像手段と、この現像手段により
現像されたトナー像を転写対象である用紙等の記録材に
転写させる転写手段と、転写後に感光体の表面に残留し
ているトナーを除去するクリーニング手段とを有してい
る。転写手段としては、感光体上に形成されたトナー像
が転写(一次転写)され、このトナー像を担持してさら
に転写対象である用紙等の記録材に転写(二次転写)す
るトナー像担持体(例えば中間転写体)を有するものが
知られており、この中間転写体(トナー像担持体)に対
してもクリーニング手段が設けられている。通常、上記
感光体のクリーニング手段は、感光体に接離させる構成
とする必要はないが、中間転写体(トナー像担持体)は
例えば複数色のトナー像が重畳された後にその重畳され
たトナー像を転写対象(用紙等の記録材)に一括転写す
るようになっているので、上記トナー像の重畳動作時に
はクリーニング手段を離間させ、上記一括転写後にクリ
ーニング手段を当接させる必要がある。 【0003】図6はクリーニング手段を上記のように接
離可能に構成した画像形成装置の一例(特開2000−
3978号)を示す図である。この画像形成装置は、イ
エロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナーに
よる現像器を用いてフルカラー画像を形成することので
きる装置である。図6において、1感光体であり、図示
しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動
される。感光体1の周りには、その回転方向に沿って、
帯電手段としての帯電ローラ2、現像手段としての現像
ローラ3(Y,C,M,K)、中間転写装置4、および
感光体用クリーニング手段5が配置されている。現像ロ
ーラ3(Y,C,M,K)は、選択的に感光体1に当接
し得るようになっており、当接したとき、イエロー、シ
アン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを
感光体1の表面に付与して感光体1上の静電潜像を現像
する。現像されたトナー像は、一次転写部T1で中間転
写装置4のトナー像担持体である中間転写ベルト4a上
に一次転写される。中間転写装置4は、駆動ローラ4b
と、4本の従動ローラ4c,4d,4e,4fと、これ
ら各ローラの回りに張架された無端状の上記中間転写ベ
ルト4aとを有しており、中間転写ベルト4aが図示矢
印方向に循環駆動されるようになっている。中間転写ベ
ルト4aが循環駆動される過程で、一次転写部T1にお
いて、感光体1上のトナー像が中間転写ベルト4a上に
転写され、中間転写ベルト4a上に転写されたトナー像
は、二次転写部T2において、供給される用紙等の記録
媒体Sに転写される。 【0004】6はクリーニング装置であり、図7(a)
(b)に示すように、トナー像担持体4aの表面に接離
可能に構成され、図(a)に示すように、当接時にその
当接部におけるトナーの通過を許すシート部材7と、ト
ナー像担持体4aの表面に接離可能に構成され、図
(a)に示すように、当接時に、隣接する2つの面8
a、8bの角部8cをトナー像担持体4aの表面に対し
てその移動方向に対しカウンター方向に当接させて後述
する二次転写後の残留トナーを除去する(掻き落とす)
クリーニングブレード8とを有している。なお、6aは
軸6b回りに回動可能に構成されたケースであり、この
ケース6aに、上記シート部材7とクリーニングブレー
ド8とが取り付けられている。 【0005】このような画像形成装置は、次のように作
動する。帯電ローラ2によって一様に帯電させられた感
光体1の外周面に、図示しない露光ユニットによって第
1色目(例えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な
露光Lがなされ、イエロー用の静電潜像が形成される。
感光体1には、第1色目(例えばイエロー)用の現像ロ
ーラ3Yのみが接触し、これによって上記静電潜像が現
像され、第1色目(例えばイエロー)のトナー像が感光
体1上に形成されれ、一次転写部T1において中間転写
ベルト4a上に転写される。上記のの動作が必要に応じ
て繰り返される。すなわち、印字指令信号の内容に応じ
て、第2色目、第3色目、第4色目、と繰り返され、上
記印字指令信号の内容に応じたトナー像が中間転写ベル
ト4a上において重畳されて中間転写ベルト4a上に形
成され、これら重畳されたトナー像(基本的にはフルカ
ラー画像)が二次転写部T2で記録媒体S上に一括転写
される。 【0006】したがって、クリーニング装置6は、中間
転写体(トナー像担持体)4aに対する複数色のトナー
像が重畳されている間は中間転写体4aから離間してお
り(図7(b)参照)、その重畳されたトナー像が転写
対象(用紙等の記録材)に一括転写された後に、中間転
写体4aに当接して(図7(a)参照)、上記二次転写
後に中間転写体4aの表面に残留している残留トナーを
除去するようになっている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】上述したように、クリ
ーニングブレード8の角部8cをトナー像担持体4aの
表面に対してカウンター方向に当接させてトナーを除去
する(掻き落とす)形式のクリーニング装置では、図7
(a)に示すように、掻き落とされたトナーtがケース
6a内において霧状に舞っている。このため、従来の画
像形成装置では、図7(b)に示すように、クリーニン
グ装置6がトナー像担持体4aから離間した際に、クリ
ーニングブレード8とシート部材7との間の開口9から
トナーtが漏れ出すという問題があった。漏れ出したト
ナーは画像形成装置内において浮遊し、中間転写体4a
や感光体1に付着して画質を劣化させる、帯電部材2に
付着して帯電特性を悪化させる、装置内部を汚す、等々
種々の問題を引き起こしていた。 【0008】この発明の目的は、以上のような問題を解
決し、掻き落とされたトナーがクリーニング装置外へ漏
れ出さない画像形成装置を提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の画像形成装置は、表面にトナー像を担
持しかつそのトナー像を転写対象に転写するトナー像担
持体と、前記転写がなされた後にトナー像担持体の表面
に残留している残留トナーを除去するクリーニング装置
とを備え、このクリーニング装置が、前記トナー像担持
体の表面に接離可能に構成され、当接時にその当接部に
おけるトナーの通過を許すシート部材と、前記トナー像
担持体の表面に接離可能に構成され、当接時に、隣接す
る2つの面の角部をトナー像担持体の表面に対してその
移動方向に対しカウンター方向に当接させて前記残留ト
ナーを除去するクリーニングブレードとを有している画
像形成装置において、前記クリーニングブレードおよび
シート部材のトナー像担持体表面からの離間時に、クリ
ーニングブレードとシート部材との間の開口を前記シー
ト部材で閉じる遮蔽機構を設けたことを特徴とする。 【0010】 【作用効果】請求項1記載の画像形成装置は、表面にト
ナー像を担持しかつそのトナー像を転写対象に転写する
トナー像担持体と、前記転写がなされた後にトナー像担
持体の表面に残留している残留トナーを除去するクリー
ニング装置とを備え、このクリーニング装置が、前記ト
ナー像担持体の表面に接離可能に構成され、当接時にそ
の当接部におけるトナーの通過を許すシート部材と、前
記トナー像担持体の表面に接離可能に構成され、当接時
に、隣接する2つの面の角部をトナー像担持体の表面に
対してその移動方向に対しカウンター方向に当接させて
前記残留トナーを除去するクリーニングブレードとを有
している画像形成装置において、前記クリーニングブレ
ードおよびシート部材のトナー像担持体表面からの離間
時に、クリーニングブレードとシート部材との間の開口
を前記シート部材で閉じる遮蔽機構を設けた構成として
あるので、この請求項1記載の画像形成装置によれば、
次のような作用効果が得られる。すなわち、クリーニン
グブレードおよびシート部材のトナー像担持体表面から
の離間時には、遮蔽機構によって、クリーニングブレー
ドとシート部材との間の開口が閉じられることとなる。
したがって、掻き落とされたトナーがクリーニング装置
外へ漏れ出すということがなくなり、結果として画質が
向上し、画像形成装置内の汚れも防止されることとな
る。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る画像形成装置
の第1の実施の形態の内部構造を示す概略正面図であ
る。この画像形成装置は、用紙の両面にフルカラー画像
を形成することのできる装置であり、ケース10と、こ
のケース10内に収容された、像担持体ユニット20
と、露光手段としての露光ユニット30と、現像装置4
0と、中間転写体ユニット50と、定着ユニット60
と、中間転写体用のクリーニング装置70とを備えてい
る。 【0012】ケース10には装置本体の図示しないフレ
ームが設けられており、このフレームに各ユニットおよ
び各部材の駆動手段等が取り付けられている。 【0013】像担持体ユニット20は、外周面に感光層
を有し回転駆動される感光体21と、この感光体21の
外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ放電
帯電器22とを有しており、この帯電手段22により一
様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット
30からのレーザー光で選択的に露光して静電潜像を形
成し、この静電潜像に現像装置40で現像剤であるトナ
ーを付与して可視像(トナー像)とし、このトナー像を
中間転写体ユニット50の中間転写体(トナー像担持体
である中間転写ベルト)51に一次転写部T1で一次転
写し、さらに、二次転写部T2で、転写対象である用紙
に二次転写させるようになっている。 【0014】ケース10内には、上記二次転写部T2に
より片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用
紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路
16と、この搬送路16により用紙排出部15に向けて
搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を
形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路
17とが設けられている。ケース10の下部には、複数
枚の用紙を積層保持する給紙トレイ18と、その用紙を
一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ロー
ラ19とが設けられている。 【0015】現像装置40はロータリ現像装置であり、
回転体本体41に対して、複数の現像カートリッジが着
脱可能に装着されている。この実施の形態では、イエロ
ー用の現像カートリッジ42Yと、マゼンタ用の現像カ
ートリッジ42Mと、シアン用の現像カートリッジ42
Cと、ブラック用の現像カートリッジ42Kとが設けら
れていて、回転体本体41が矢印方向に90°ピッ
チで回転することによって、現像カートリッジ42の現
像ローラ43を選択的に感光体21に対して接触させる
ことなく近接させて対向させ、感光体21の表面を選択
的に現像することが可能となっている。 【0016】中間転写体ユニット50は、図示しないユ
ニットフレームと、このフレームで回転可能に支持され
た駆動ローラ54,従動ローラ55,一次転写ローラ5
6、一次転写部T1でのベルト51の状態を安定させる
ためのガイドローラ57,およびテンションローラ58
と、これらローラに掛け回されて張架された前記トナー
像担持体である中間転写ベルト51とを備えており、ベ
ルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21
と一次転写ローラ56との間において前記一次転写部T
1が形成されており、駆動ローラ54と本体側に設けら
れた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次
転写部T2が形成される。二次転写ローラ10bは、前
記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト
51に対して)接離可能であり、接触した際に二次転写
部T2が形成される。したがって、カラー画像を形成す
る際には、二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51
から離間している状態で中間転写ベルト51上において
複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成さ
れ、その後、二次転写ローラ10bが中間転写ベルト5
1に当接し、その当接部(二次転写部T2)に用紙が供
給されることによって用紙上に画像が転写されることと
なる。 【0017】図2は中間転写体51用のクリーニング装
置70の基本構成を示す概略正面図である。このクリー
ニング装置70は、画像形成装置本体に対して着脱可能
なユニットとして構成してあり、ユニットケース71
と、シート部材80と、クリーニングブレード90とを
有している。さらに、上記シート部材80を中間転写体
51に対して接離させ、かつ後述するようにしてクリー
ニングブレード90との間の開口cをシート部材で閉じ
る遮蔽機構100と、クリーニングブレード90を中間
転写体51に対して接離させる接離機構110とを有し
ている。クリーニング装置70は、以下に詳しく説明す
るように、中間転写体51上でのトナー像の重畳が行わ
れる際には、図2(b)に示すようにシート部材80お
よびクリーニングブレード90を中間転写体51の表面
から離間させ、中間転写体51上のトナー像が用紙等に
二次転写された後、シート部材80およびクリーニング
ブレード90を図2(a)に示すように中間転写体51
の表面に当接させるようになっている。 【0018】遮蔽機構100は、ケース71に軸72で
回動可能に支持された断面略L字型のカバー101と、
ケース71に軸73で回動可能に支持されたレバー10
2と、このレバー102と前記カバー101とを連結し
ているリンク103と、レバー102を回動させるカム
104と、レバー102を常時時計方向へ付勢している
バネ105とを備えている。 【0019】カバー101は、少なくとも中間転写体5
1上の画像形成領域をカバーするように、図2の紙面と
直交する方向に伸びており、その先端に、同じく図2の
紙面と直交する方向に伸びているシート部材80が固着
されている。バネ105は、ケース71とレバー102
と間に設けられており、レバー102を図2おいて時計
方向へ付勢しているが、そのレバー102の回動はレバ
ー102がカム104に当接することによって規制され
ている。カム104は、その軸104aが図示しない駆
動機構によって駆動されることで回転し、図2(a)に
示す状態にあるとき、レバー102を時計方向(矢印X
1方向)へ回動させた状態としてリンク103を介して
カバー101を反時計方向(矢印a方向)へ回動させ、
シート部材80の先端部81を中間転写体51の表面に
軽く当接させる。シート部材80は可撓性を有してお
り、その先端部81が中間転写体51の表面に軽く当接
するだけなので、中間転写体51の表面に付着していて
中間転写体51と共に移動する残留トナーはシート部材
80の先端部81をすり抜けるようにして通過する。 【0020】接離機構110は、ケース71に軸74で
回動可能に支持されたレバー111と、このレバー11
1と一体となって回動する支持板112と、レバー11
1を後述するように回動させるカム114と、レバー1
11を常時時計方向へ付勢しているバネ115とを備え
ており、支持板112の先端部分に上記クリーニングブ
レード90が固定されている。カム114は、その軸1
14aが図示しない駆動機構によって駆動されることで
回転可能である。 【0021】クリーニングブレード90は、少なくとも
中間転写体51上の画像形成領域をカバーするように、
図2の紙面と直交する方向に伸びている。バネ115
は、ケース71とレバー111と間に設けられており、
レバー111および支持板112を図2(a)に示すよ
うに時計方向へ付勢してクリーニングブレード90を中
間転写体51の表面に当接させる。クリーニングブレー
ド90は、隣接する2つの面(図示のものの場合、側面
と上面)91,92の角部93を中間転写体51の表面
に対してその移動方向に対しカウンター方向に当接させ
て前述したようにしてシート部材80の先端部81部分
を通過してきた残留トナーを掻き落とすようにして除去
する。 【0022】掻き落とされたトナーは、図に符号t1で
示すにクリーニングブレード90の上面92上に滞留
し、あるいはケース71,シート部材80,カバー10
1,支持板112,クリーニングブレード90,および
中間転写体51の表面で閉じられた閉空間A内において
霧状に舞うこととなる。なお、t2はこの閉空間A内に
貯留されたトナー、75は、この貯留されたトナーt2
を紙面と直交方向において廃トナーボックス(図示せ
ず)に向けて搬送するスクリューである。76は上記カ
バー101とケース71との間に設けられ、閉空間Aを
気密に保持する(トナーtに関して気密に保持する)た
めのシール部材(例えばスポンジ等の発砲体)、77は
上記レバー111とケース71との間に設けられ、閉空
間Aを気密に保持する(トナーtに関して気密に保持す
る)ためのシール部材(例えばスポンジ等の発砲体)で
ある。以上のように(図2(a)に示すように)、シー
ト部材80およびクリーニングブレード90が中間転写
体51に当接した状態で、中間転写体51表面の残留ト
ナーのクリーニング動作(除去動作)がなされる。 【0023】中間転写体51に対して感光体21からの
トナー像が転写される際には、図2(a)に示す状態か
ら接離機構110および遮蔽機構100が以下のように
作動し、図2(b)に示すようにシート部材80および
クリーニングブレード90が中間転写体51の表面から
離間する。すなわち、図2(a)に示す状態から接離機
構110および遮蔽機構100のカム114および10
4が回転すると、図2(b)に示すように接離機構11
0のレバー111がバネ115の付勢力に抗して反時計
方向へ回動し、クリーニングブレード90が中間転写体
51の表面から離間すると共に、遮蔽機構100のレバ
ー102が反時計方向へ回動し(リンク103を矢印X
2方向へ移動させ)、カバー101が矢印b方向へ回動
してシート部材80も中間転写体51の表面から離間す
る。接離機構110のカム114の回転と遮蔽機構10
0のカム104の回転とは、その駆動機構において同期
しており、クリーニングブレード90が中間転写体51
から離間する過程において、シート部材80が可能な限
り速やかにクリーニングブレード90に当接し、図2
(a)に示した状態においては形成されていたシート部
材80とクリーニングブレード90との間の開口cを閉
じる。したがって、トナーtが上記空間A内において霧
状に舞っていたとしても、そのトナーtが空間A外に漏
れ出すということはほとんどなくなる。 【0024】図2(b)に示した状態から、図2(a)
に示したクリーニング状態にするには、図2(b)に示
した状態から接離機構110および遮蔽機構100のカ
ム114および104を逆転させる、あるいはさらに回
転させて図2(a)に示す状態に戻せばよいが、この
際、この実施の形態では、図3に示すように遮蔽機構1
00のカム104の方を先に作動させて、先ずシート部
材80を中間転写体51に当接させ、次いで接離機構1
10のカム114を作動させて図2(a)に示したよう
にクリーニングブレード90を中間転写体51に当接さ
せるように構成してある。このように構成すると、クリ
ーニングブレード90が中間転写体51に当接した際に
はすでにシート部材80が中間転写体51に当接してい
ることとなるので、クリーニングブレード90で中間転
写体51表面のトナーを除去した際に生じる霧状のトナ
ーが上記開口cから漏れ出すということがなくなる。ま
た、クリーニングブレード90が中間転写体51に当接
する際の衝撃で、クリーニングブレード90の上面92
上に滞留していたトナーt1が舞ったとしても、その際
にはすでにシート部材80が中間転写体51に当接して
いるので、開口cからトナーtが漏れ出してしまうとい
うことがなくなる。 【0025】以上のような画像形成装置は、表面にトナ
ー像を担持しかつそのトナー像を転写対象に転写するト
ナー像担持体51と、前記転写がなされた後にトナー像
担持体51の表面に残留している残留トナーを除去する
クリーニング装置70とを備え、このクリーニング装置
70が、トナー像担持体51の表面に接離可能に構成さ
れ、当接時にその当接部におけるトナーの通過を許すシ
ート部材80と、トナー像担持体51の表面に接離可能
に構成され、当接時に、隣接する2つの面の角部93を
トナー像担持体51の表面に対してその移動方向に対し
カウンター方向に当接させて前記残留トナーを除去する
クリーニングブレード90とを有しており、クリーニン
グブレード90およびシート部材80のトナー像担持体
51表面からの離間時に、クリーニングブレード90と
シート部材80との間の開口cをシート部材80で閉じ
る遮蔽機構100を設けた構成としてあるので、この画
像形成装置によれば、次のような作用効果が得られる。
すなわち、クリーニングブレード90およびシート部材
80のトナー像担持体51表面からの離間時には、遮蔽
機構100によって、クリーニングブレード90とシー
ト部材80との間の開口cが閉じられることとなる。し
たがって、掻き落とされたトナーtがクリーニング装置
70外へ漏れ出すということがなくなり、結果として画
質が向上し、画像形成装置内の汚れも防止されることと
なる。 【0026】<第2の実施の形態>図4は本発明に係る
画像形成装置の第2の実施の形態の要部を示す概略正面
図である。同図において、前述した第1の実施の形態と
同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してあ
る。この実施の形態が上述した第1の実施の形態と異な
る点は、シート部材80およびクリーニングブレード9
0が中間転写体51から離間した際に、第1の実施の形
態ではシート部材80の先端部81内面をクリーニング
ブレード90の角部93に当接させて角部93を覆うよ
うに構成されていたのに対し、この実施の形態ではシー
ト部材80の先端部81をクリーニングブレード90の
上面92に当接させるように構成した点にあり、その他
の点に変わりはない。この実施の形態によっても、第1
の実施の形態と同様な作用効果が得られる。 【0027】<第3の実施の形態>図5は本発明に係る
画像形成装置の第3の実施の形態の要部を示す概略正面
図である。同図において、前述した第1の実施の形態と
同一部分ないし相当する部分には同一の符号を付してあ
る。この実施の形態が上述した第1の実施の形態と異な
る点は、図2(b)に示したようにシート部材80をク
リーニングブレード90に当接させて開口c(図2
(a)参照)を閉じた後、図5(a)に示すように、さ
らに、カム104を回転させてカバー101を矢印b方
向へ回動させることにより、クリーニングブレード90
の上面92上に貯留されている(載っている)トナーt
1をシート部材80で符号t3で示すように掻き落とす
ように構成した点にある。また、上記のようにしてトナ
ーt1を掻き落とした後に(シート部材80の先端部8
1がクリーニングブレード90の上面92から外れた後
に)、図5(b)に示すように、カバー101を矢印a
方向へ若干回動させ、シート部材80をクリーニングブ
レード90の内面側角部に当接させて上記開口cを閉じ
るように構成した点にある。この実施の形態ではカバー
101の回動ストロークが大きくなることから、第1の
実施の形態に比べて、レバー102を長く、レバー10
2とリンク103を介して連結されるカバー101の背
板101aを短く構成してある。また、前記背板101
aの下端部101bとケース71との間を、可撓性を有
するシート状のシール部材76で閉じた構成としてあ
る。このシート状のシール部材76は、可撓性を有して
いるので、カバー101の下端部101bが回動して
も、常に下端部101bに当接して追従するように撓
む。 【0028】この実施の形態によっても、第1の実施の
形態と同様な作用効果が得られる。また、この実施の構
成によれば、クリーニングブレード90の上面92上の
トナーt1が掻き落とされるので、シート部材80およ
びクリーニングブレード90を中間転写体51に当接さ
せる際、必ずしもシート部材80の方を先に当接させる
構成とする必要がなくなる。 【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能
である。 【0030】 【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
クリーニングブレードで掻き落とされたトナーがクリー
ニング装置外へ漏れ出すということがなくなり、結果と
して画質が向上し、画像形成装置内の汚れも防止される
こととなる。 【0031】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る画像形成装置の第1の実施の形態
の内部構造を示す概略正面図。 【図2】(a)(b)は中間転写体51用のクリーニン
グ装置70の基本構成および作動を示す概略正面図。 【図3】クリーニング装置70の作動説明図。 【図4】本発明に係る画像形成装置の第2の実施の形態
の要部を示す概略正面図。 【図5】(a)(b)は本発明に係る画像形成装置の第
3の実施の形態の要部を示す概略正面図。 【図6】従来技術の説明図。 【図7】(a)(b)は従来技術の説明図。 【符号の説明】 51 中間転写体(トナー像担持体) 70 クリーニング装置 80 シート部材 90 クリーニングブレード c 開口 100 遮蔽機構
フロントページの続き (72)発明者 山▲崎▼ 敏彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2H134 GA01 GB02 HD08 KF03 KF07 KH07 KJ02 2H200 FA08 GA23 GA34 GA44 GA47 GB22 GB25 HA02 HA12 HA28 HB03 HB12 HB22 JA02 JC03 JC07 JC12 LA24 LB02 LB09 LB13 LB14 LB39 PA12

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 表面にトナー像を担持しかつそのトナー
    像を転写対象に転写するトナー像担持体と、前記転写が
    なされた後にトナー像担持体の表面に残留している残留
    トナーを除去するクリーニング装置とを備え、このクリ
    ーニング装置が、前記トナー像担持体の表面に接離可能
    に構成され、当接時にその当接部におけるトナーの通過
    を許すシート部材と、前記トナー像担持体の表面に接離
    可能に構成され、当接時に、隣接する2つの面の角部を
    トナー像担持体の表面に対してその移動方向に対しカウ
    ンター方向に当接させて前記残留トナーを除去するクリ
    ーニングブレードとを有している画像形成装置におい
    て、 前記クリーニングブレードおよびシート部材のトナー像
    担持体表面からの離間時に、クリーニングブレードとシ
    ート部材との間の開口を前記シート部材で閉じる遮蔽機
    構を設けたことを特徴とする画像形成装置。
JP2002098807A 2002-04-01 2002-04-01 画像形成装置 Withdrawn JP2003295722A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007101751A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
JP2007101746A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
US7218888B2 (en) 2004-02-26 2007-05-15 Seiko Epson Corporation Image formation apparatus

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JP2007101751A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Seiko Epson Corp 画像形成装置、及び、画像形成システム
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