JP2007033933A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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達朗 大澤
Hiromi Mimura
博美 三村
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眞司 山崎
Kenji Moriya
健司 守屋
Naoki Komatsu
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Abstract

【課題】現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置を実現することにある。
【解決手段】現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体70と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体70に当接して現像剤を掻き取るブレード210と、該掻き取りブレード210により掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部205と、該第一現像剤受け部205に設けられ、現像剤を搬送するためのスクリュー207と、掻き取りブレード210と壁面209bとの間に設けられたシール部材213と、該シール部材213の上面と壁面209bと掻き取りブレード210とにより構成され、現像剤を受ける第二現像剤受け部215とを備えた画像形成装置であって、壁部209の掻き取りブレード210の長手方向端部に対応する位置に切り欠きが設けられていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して現像剤を移動させる現像剤移動体を備えている。
また、当該画像形成装置には、現像剤移動体に対して離当接可能な掻き取りブレードと、当該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための現像剤受け部が設けられている。当該掻き取りブレードは、現像剤移動体上に残された現像剤を回収等するために、現像剤移動体に当接して、現像剤移動体上の現像剤を掻き取り、現像剤受け部は、掻き取られた現像剤を受けることとなる。
ところで、画像形成装置の中には、上記現像剤受け部として以下の二つの現像剤受け部を備えたものがある。掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤は、当該二つの現像剤受け部の各々に分かれて落下し得る。
第一現像剤受け部は、現像剤を搬送するためのスクリューを備えており、第一現像剤受け部により受けられた現像剤は、廃現像剤収容部等へ当該スクリューにより搬送される。
第二現像剤受け部は、掻き取りブレードと、その第一壁面が前記第一現像剤受け部の一部を構成する壁部、の第二壁面と、掻き取りブレードと第二壁面との間に設けられたシール部材の上面と、により構成されている現像剤受け部である。当該第二現像剤受け部は、主として、第一現像剤受け部に現像剤が急激に溜まるのを防止する役割を果たす。例えば、現像剤受け部として第一現像剤受け部のみしか設けられていない状況で、現像剤移動体の幅方向全面に亘って担持されている現像剤が、掻き取りブレードにより掻き取られる際には、大量の現像剤が一度に第一現像剤受け部に落下し、回転するスクリューに現像剤が詰まってスクリューによる現像剤の搬送が適切に行われなくなる可能性がある。第二現像剤受け部は、掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤の一部を受けるため、第一現像剤受け部が受ける現像剤の量を減少させ、スクリューの負担を軽減する役割を果たす。
特開2004−61858号公報
ところで、掻き取りブレードは、現像剤移動体に離当接可能な構成を有しているため、掻き取りブレードの長手方向における端と当該端と隣り合うケース(ハウジング)等との間には隙間が備えられている必要がある。
一方、第二現像剤受け部は、掻き取りブレードにより構成されているため、第二現像剤受け部により受けられ、当該第二現像剤受け部に溜まった現像剤、が当該隙間から漏れる可能性がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
主たる本発明は、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられていることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置が実現される。
また、前記スクリューは、その長手方向が前記掻き取りブレードの長手方向に沿うように設けられており、かつ、羽根を有し、前記切り欠きは、前記羽根に対応する位置に設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、切り欠きを通過して第二現像剤受け部から第一現像剤受け部へ移動したトナーが、スクリューにより適切に搬送される。
また、前記掻き取りブレードの前記現像剤移動体への当接を円滑にするために、所定のタイミングで、前記現像剤移動体の幅方向端部のみに現像剤を担持させ、前記掻き取りブレードの長手方向端部に前記現像剤を掻き取らせるためのコントローラ、を有することとしてもよい。
かかる場合には、上述した効果、すなわち、現像剤の漏れを適切に抑止する効果が、より有効に発揮される。
また、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられており、前記スクリューは、その長手方向が前記掻き取りブレードの長手方向に沿うように設けられており、かつ、羽根を有し、前記切り欠きは、前記羽根に対応する位置に設けられており、前記掻き取りブレードの前記現像剤移動体への当接を円滑にするために、所定のタイミングで、前記現像剤移動体の幅方向端部のみに現像剤を担持させ、前記掻き取りブレードの長手方向端部に前記現像剤を掻き取らせるためのコントローラ、を有することを特徴とする画像形成装置も実現可能である。
このようにすれば、既述の総ての効果を奏するため、本発明の目的がより有効に達成される。
また、コンピュータ、及び、このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられている画像形成装置、を備えたことを特徴とする画像形成システムも実現可能である。
かかる場合には、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成システムが実現される。
次に、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に前記第二壁面から前記第一壁面に向かって前記壁部を貫通する穴部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置が実現される。
次に、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記シール部材の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、における前記上面の高さは、前記シール部材の、前記掻き取りブレードの長手方向端部以外の部分に対応する位置、における前記上面の高さよりも高いことを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置が実現される。
次に、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有し、前記第一壁面と前記第二壁面とが頂上部を形成する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、における前記第二壁面と鉛直方向との成す鋭角は、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部以外の部分に対応する位置、における前記第二壁面と鉛直方向との成す鋭角よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
かかる場合には、現像剤の漏れを適切に抑止することができる画像形成装置が実現される。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、現像剤移動体の一例としての中間転写体70、感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司るコントローラの一例としての制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20上に形成された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーを用いて現像するための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、画像形成装置本体、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70は、感光体20上のトナー像を媒体の一例としての記録材(紙、フィルム、布等)に転写する際の中間媒体であり、トナー(トナー像)を記録材に転写するために、トナー(トナー像)を担持した状態で回転してトナー(トナー像)を移動させる。この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトである。中間転写体70は、駆動ローラ71、従動ローラ72等に掛け回されて張架されており、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
また、中間転写体70及び後述する中間転写体クリーニングユニット85の近傍には、中間転写体70上のトナー像の濃度を検出する濃度検出部材としてのパッチセンサ73が設けられている。プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、かかる際に、当該パッチセンサ73が用いられる。すなわち、前記制御動作が実行される際には、トナー像としてのパッチ像(テストパターン)が現像され、当該パッチ像が中間転写体70の幅方向中央部に転写される。そして、中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が、パッチセンサ73により検出され、検出されたパッチ像の濃度に基づいて、画像の濃度が調整される。
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを感光体クリーニングブレード76により掻き落として回収するための装置である。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に転写するための装置である。
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するための装置である。中間転写体クリーニングユニット85については、後に詳述する。
定着ユニット90は、記録材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に担持された潜像をトナーにてトナー像として可視化する。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。なお、記録材は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに、二次転写電圧が当該二次転写ユニット80に印加される。また、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーは、中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
記録材に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録材に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75によって、その表面に付着しているトナーが回収され、次の潜像を形成するための帯電に備える。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===中間転写体クリーニングユニット85の構成例===
次に、図3乃至図11を用いて、中間転写体クリーニングユニット85の構成例について説明する。図3は、中間転写体クリーニングユニット85の斜視図である。図4及び図5は、図3に示した中間転写体クリーニングユニット85から、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220等が取り除かれた様子を示した斜視図である。図6乃至図9は、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。図10は、第一トナー受け部205の長手方向一端側を拡大した斜視図である。図11は、離当接機構300を示す模式図である。
なお、図6及び図7は、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて(例えば、図3乃至図5における、矢印A、B)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの断面図であり、一方、図8及び図9は、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部以外の部分にて(例えば、図3乃至図5における、矢印C)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの断面図である。また、図6及び図8は、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置に、上シール220が接触位置に、それぞれ位置するときの中間転写体クリーニングユニット85の様子を示した図であり、一方、図7及び図9は、中間転写体クリーニングブレード210が非当接位置に、上シール220が非接触位置に、それぞれ位置するときの中間転写体クリーニングユニット85の様子を示した図である。
また、図3乃至図5においては、矢印にて中間転写体クリーニングブレード210等の長手方向(中間転写体70の幅方向)を示している。また、図6乃至図9、及び、図11においては、図1同様、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示している。
中間転写体クリーニングユニット85は、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するためのものであり、図3乃至図9に示すように、ケース(ハウジング)202、掻き取りブレードの一例としての中間転写体クリーニングブレード210、第一現像剤受け部の一例としての第一トナー受け部205、壁部209、シール部材の一例としての下シール213、第二現像剤受け部の一例としての第二トナー受け部215、上シール220、第三トナー受け部235等を有している。
ケース202は、上シール220と協働して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。このケース202の内部には、第一トナー受け部205、第二トナー受け部215、及び、第三トナー受け部235が形成されており、また、中間転写体クリーニングブレード210が設けられている。
中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に当接して中間転写体70上のトナー(すなわち、中間転写体70の回転に伴って移動するトナー)を掻き取る機能を有している。この中間転写体クリーニングブレード210は、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図6において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられている。中間転写体クリーニングブレード210は、当接部材211と支持板金212とを備えており、当接部材211は、厚さ約2mmのゴム製の部材であり、支持板金212は当該当接部材211を支持するための金属製の部材である。なお、中間転写体クリーニングブレード210は、その先端が中間転写体70の回転方向の上流側に向くように配置されている。また、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接する当接部210aは、前述した従動ローラ72の中心軸よりも鉛直方向下側に位置している。
また、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に対して離当接可能となるように構成されている。すなわち、中間転写体クリーニングブレード210は、前記支持板金212を介して、回動軸302に固定されており、当該回動軸302が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、中間転写体クリーニングブレード210が当接位置と非当接位置との間を往復移動する。なお、図3に示すように、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向における端210dと、当該端210dと隣り合うケース202との間には、中間転写体クリーニングブレード210の離当接動作が円滑に実行されるように、微小な隙間Gが設けられている。また、中間転写体クリーニングブレード210の離当接機構300については、後に詳述する。
第一トナー受け部205は、中間転写体クリーニングブレード210によって掻き取られたトナーを受けるためものである。この第一トナー受け部205は、ケース202の下部に形成されており、その長手方向が中間転写体クリーニングブレード210の長手方向に沿うように設けられている。
また、第一トナー受け部205には、羽根207aを有し中心軸まわりに回転可能なスクリュー207が、その長手方向(軸方向)が中間転写体クリーニングブレード210の長手方向に沿うように設けられている。このスクリュー207は、回転することにより、第一トナー受け部205によって受けられたトナーを、羽根207aの作用により第一トナー受け部205の長手方向に沿う方向(当該方向を、図4及び図5において、矢印Xで示す)へ移動させ、不図示の廃トナー収容部(図6乃至図9の紙面と直交する方向において、スクリュー207よりも手前側に設けられている)へ搬送する。なお、スクリュー207は、カップリング部材208を介して、スクリュー207を回転駆動させるための不図示の駆動歯車(図6乃至図9の紙面と直交する方向において、スクリュー207よりも奥側に設けられている)に連結されている。
また、中間転写体クリーニングブレード210と第一トナー受け部205との間には、壁部209が配置されている。この壁部209は、第一トナー受け部205の一部を構成する第一壁面209aと中間転写体クリーニングブレード210と対向する第二壁面209bとを有しており、当該第一壁面209aと当該第二壁面209bとが、壁部209の頂上部を形成している。
また、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向両端部(図3において、符号210b、210cで示す)に対応する位置、には、図4及び図5に示すように、それぞれ、第一切り欠き209cと第二切り欠き209dとが、設けられている。さらに、第一切り欠き209cと第二切り欠き209dは、双方とも、第一トナー受け部205に備えられているスクリュー207の羽根207aに対応する位置に設けられており、これが実現されるように、第一切り欠き209cの前記長手方向における長さは、第二切り欠き209dの前記長手方向における長さよりも、長くなっている(すなわち、図10に示すように、第一トナー受け部205の長手方向一端側には、長手方向他端側とは異なり、カップリング部材208が設けられているため、第一切り欠き209cを羽根207aに対応する位置に位置させるためには、第一切り欠き209cの前記長さを長くする必要がある)。なお、本実施の形態においては、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向中央に対応する位置に、上述した二つの切り欠き209c、209dとは異なる第三切り欠き209e、が設けられている。
下シール213は、中間転写体クリーニングブレード210と前述した第二壁面209bとの間に設けられており、中間転写体クリーニングブレード210(より具体的には、前記支持板金212)と第二壁面209bとの間から第三トナー受け部235へ向かってトナーが漏出することを防止する。この下シール213は、スポンジからなり、その長手方向が中間転写体クリーニングブレード210の長手方向に沿うように設けられている。
第二トナー受け部215は、中間転写体クリーニングブレード210によって掻き取られたトナーを受けるためものであり、図8に示すように、中間転写体クリーニングブレード210と、前記第二壁面209bと、前記下シール213の上面213aと、により構成されている。この第二トナー受け部215は、ケース202の下部に形成されており、その長手方向が中間転写体クリーニングブレード210の長手方向に沿うように設けられている。
第二トナー受け部215は、主として、前記第一トナー受け部205にトナーが急激に溜まるのを防止する役割を果たす。例えば、トナー受け部として第一トナー受け部205のみしか設けられていない状況で、中間転写体70の幅方向全面に亘って担持されているトナーが、中間転写体クリーニングブレード210により掻き取られる際には、大量のトナーが一度に第一トナー受け部205に落下し、回転するスクリュー207にトナーが詰まってスクリュー207によるトナーの搬送が適切に行われなくなる可能性がある。第二トナー受け部215は、中間転写体クリーニングブレード210により掻き取られたトナーの一部を受ける(中間転写体クリーニングブレード210により掻き取られたトナーは、第一トナー受け部205と第二トナー受け部215の各々に分かれて落下する)ため、第一トナー受け部205が受けるトナーの量を減少させ、スクリュー207の負担を軽減する役割を果たす。
第三トナー受け部235は、第一トナー受け部205や第二トナー受け部215により受けられることなく中間転写体クリーニングブレード210から見て第一トナー受け部205及び第二トナー受け部215とは反対側に移動したトナー、を受ける機能を有する。この第三トナー受け部235は、ケース202の下部、かつ、中間転写体クリーニングブレード210から見て第一トナー受け部205及び第二トナー受け部215とは反対側(前記感光体20側)、に形成されている。
上シール220は、中間転写体70に接触部220aにて接触して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。この上シール220は、厚さ約120μmのシート状の部材である。上シール220は、その先端が中間転写体70の回転方向の下流側に向くように配置されている。また、この上シール220の材質は、中間転写体70の材質と同材質である。すなわち、上シール220は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したものである。
また、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210と同様、中間転写体70に対して離当接可能となるように構成されている。すなわち、上シール220は、これを支持する上シール支持部材222を介して、回動部320に固定されており、当該回動部320が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、上シール220が接触位置と非接触位置との間を往復移動する。また、本実施の形態においては、上シール220が、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するようになっており(後に詳述する)、中間転写体クリーニングブレード210が前記当接位置から前記非当接位置へ移動する際に、上シール220が前記接触位置から前記非接触位置へ移動し、中間転写体クリーニングブレード210が前記非当接位置から前記当接位置へ移動する際に、上シール220が前記非接触位置から前記接触位置へ移動する。なお、上シール220の離当接機構300については、後に詳述する。
<<<中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の離当接タイミングについて>>>
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の離当接タイミングについて、説明する。
前述したとおり、一次転写ユニット60が感光体20上に形成された各色のトナー像を中間転写体70に順次転写することにより、4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写され、フルカラートナー像が中間転写体70上に形成される。中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。
そして、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーが、中間転写体70の回転に伴って、中間転写体クリーニングユニット85に到達する直前に、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70へ当接し、かつ、上シール220が中間転写体70へ接触する。中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70上に残されたトナーを掻き取り終えると、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70から離間して、一次転写ユニット60による感光体20上の各色のトナー像の次の転写、に備える。
<<<離当接機構300について>>>
上述したとおり、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70に対して離当接可能となるように構成されている。ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の離当接機構300の一例について、図11を用いて説明する。なお、図11の状態Aは、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接し、かつ、上シール220が中間転写体70に接触している状態を示している。また、図11の状態Bは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間している状態を示している。
離当接機構300は、前述した回動軸302、レバー306、カム310、引っ張りバネ314、前述した回動部320、ねじりバネ324等を有している。
回動軸302は、第一回動位置(状態Aに示された位置)と第二回動位置(状態Bに示された位置)との間を往復回動可能な軸であり、前述したとおり、中間転写体クリーニングブレード210が、当該回動軸302に固定されている。
また、この回動軸302には、レバー306がその一端部で固定されている。したがって、レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210が、一体的に回動するように構成されている。また、レバー306は、回動することにより、回動部320に対し接触、押圧して回動部320を回動させる。
カム310は、レバー306に接触して、レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210を回動させるためのものであり、不図示の駆動源により回転駆動される。
引っ張りバネ314は、レバー306を図11中時計方向に付勢する付勢部材である。この引っ張りバネ314の一端314aは、レバー306の他端部に連結され、また、他端314bは、ケース202に設けられているバネ掛け部316に連結されている。
回動部320は、軸320aを中心として、第一回動位置(状態Aに示された位置)と第二回動位置(状態Bに示された位置)との間を往復回動可能であり、前述したとおり、上シール220が、上シール支持部材222を介して、当該回動部320に固定されている。したがって、回動部320及び上シール220が、一体的に回動するように構成されている。
ねじりバネ324は、回動部320を図11中反時計方向に付勢する付勢部材である。このねじりバネ324は、軸320aに装着されており、その一端324aは、回動部320に連結され、また、他端324bは、ケース202に設けられているバネ掛け部326に連結されている。
このように構成された離当接機構300は、以下のように、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220を、中間転写体70に対して離当接させる。
すなわち、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接し、かつ、上シール220が中間転写体70に接触している状態Aにおいて、駆動源がカム310を回転させると、カム310は、レバー306に接触して当該レバー306を押圧する。カム310により押圧されたレバー306は、引っ張りバネ314の付勢力に抗して図11中反時計方向に回動し、状態Bに示される位置まで移動する。
また、レバー306及び中間転写体クリーニングブレード210が、回動軸302に固定されているため、レバー306の回動に伴って、回動軸302及び中間転写体クリーニングブレード210も図11中反時計方向に回動する。このことにより、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70から離間し、状態Bに示される非当接位置まで移動する。
また、レバー306が、図11中反時計方向に回動すると、やがて、レバー306は回動部320に接触し、回動部320を押圧する。レバー306により押圧された回動部320は、ねじりバネ324の付勢力に抗して図11中時計方向に回動し、状態Bに示される位置(第二回動位置)まで移動する。
また、上シール220が、回動部320に固定されているため、回動部320の回動に伴って、上シール220も図11中時計方向に回動する。このことにより、上シール220は、中間転写体70から離間し、状態Bに示される非接触位置まで移動する。
一方、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が、中間転写体70から離間している状態Bにおいて、駆動源がカム310を回転させると、レバー306は、引っ張りバネ314の付勢力により、図11中時計方向に回動する。そして、レバー306の回動に伴って、回動軸302及び中間転写体クリーニングブレード210も、図11中時計方向に回動し、やがて、中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70に当接する(状態Aに示される当接位置まで移動する)。レバー306、回動軸302、及び、中間転写体クリーニングブレード210のさらなる時計方向への回動は、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接することによって規制される。
また、レバー306が、図11中時計方向に回動すると、回動部320は、ねじりバネ324の付勢力により、図11中反時計方向に回動する。そして、回動部320の回動に伴って、上シール220も、図11中反時計方向に回動し、やがて、上シール220が、中間転写体70に接触する(状態Aに示される接触位置まで移動する)。ケース202には、上シール220が中間転写体70に接触した際に回動部320の回動を規制するためのストッパー328、が設けられており、上シール220、及び、回動部320のさらなる反時計方向への回動は、当該ストッパー328により規制される。
===本実施の形態に係るプリンタ等の有効性について===
上述したように、本実施の形態に係るプリンタ10においては、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、に切り欠き(第一切り欠き209c、第二切り欠き209d)が設けられている。このことにより、トナーの漏れを適切に抑止することができるプリンタ10等が実現される。
すなわち、発明が解決しようとする課題の項等で説明したとおり、中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に離当接可能な構成を有しているため、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向における端210dと、当該端210dと隣り合うケース202との間には、中間転写体クリーニングブレード210の離当接動作が円滑に実行されるように、微小な隙間Gが設けられている。
一方、第二トナー受け部215は、中間転写体クリーニングブレード210により構成されているため、第二トナー受け部215により受けられ、当該第二トナー受け部215に溜まったトナー、が当該隙間Gから漏れる可能性がある。
これに対し、本実施の形態に係るプリンタ10においては、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、に切り欠き(第一切り欠き209c、209d)が設けられており、当該切り欠きが、当該第二トナー受け部215の長手方向端部に位置するトナーを第二トナー受け部215から第一トナー受け部205へ移動させる役割を果たす。したがって、前記隙間Gから漏れるトナーの量が少なくなり、トナーが隙間Gから漏れることを適切に抑止することが可能となる。
また、本実施の形態においては、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70から離間する際に、当該中間転写体クリーニングブレード210が壁部209側へ移動し、トナーが第二トナー受け部215の長手方向中央部から前記長手方向端部へ移動するが、当該長手方向端部へ移動したトナーの隙間Gからの漏れも、前記切り欠きの作用により適切に抑止されることとなる。
===課題を解決するための他の方策について===
上記においては、隙間Gからのトナー漏れという課題を解決するための方策として、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、に切り欠きを設ける方策について説明した。ここでは、当該課題を解決するための他の方策について、三つの例(第一変形例、第二変形例、及び、第三変形例とする)を挙げて説明する。
<<<第一変形例について>>>
先ず、第一変形例について、図8及び図12を用いて説明する。図12は、図6に対応した図であり、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて(例えば、図3乃至図5における、矢印A、B)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第一変形例に係る断面図である。なお、本第一変形例において、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部以外の部分にて(例えば、図3乃至図5における、矢印C)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの断面図は、前述した実施の形態と同様であり、図8により示される。
図12に示すように、当該第一変形例に係るプリンタ10においては、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、に前記第二壁面209bから前記第一壁面209aに向かって前記壁部209を貫通する穴部402が設けられている。
そして、当該穴部402は、前述した切り欠きと同様、第二トナー受け部215の長手方向端部に位置するトナーや中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70から離間する際に第二トナー受け部215の長手方向中央部から前記長手方向端部へ移動するトナー、を第二トナー受け部215から第一トナー受け部205へ移動させる役割を果たすため、前記隙間Gから漏れるトナーの量が少なくなり、トナーの隙間Gからの漏れが適切に抑止されることとなる。したがって、切り欠きの代わりに前記穴部402を、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、に設けても、隙間Gからのトナー漏れという上記課題を解決することができる。
<<<第二変形例について>>>
次に、第二変形例について、図8及び図13を用いて説明する。図13は、図6に対応した図であり、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて(例えば、図3乃至図5における、矢印A、B)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第二変形例に係る断面図である。なお、本第二変形例において、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部以外の部分にて(例えば、図3乃至図5における、矢印C)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの断面図は、前述した実施の形態と同様であり、図8により示される。
図13及び図8に示すように、当該第二変形例に係るプリンタ10においては、下シール213の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、における上面213aの高さが、下シール213の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210c以外の部分に対応する位置、における前記上面213aの高さよりも高くなっている。
そして、かかる場合には、第二トナー受け部215の長手方向端部に位置する(収容される)トナーの量が少なくなるから、前記隙間Gから漏れるトナーの量が少なくなり、トナーの隙間Gからの漏れが適切に抑止されることとなる。また、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70から離間する際に、第二トナー受け部215の長手方向中央部から前記長手方向端部へ移動するトナーについても、前記上面213aの高さを異ならせた結果、下シール213に生じた段差、により、その移動が規制されるから、前記隙間Gから漏れるトナーの量が少なくなり、トナーの隙間Gからの漏れが適切に抑止されることとなる。
したがって、切り欠きを設ける代わりに、下シール213の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、における上面213aの高さを、下シール213の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210c以外の部分に対応する位置、における前記上面213aの高さよりも高くすることとしても、隙間Gからのトナー漏れという上記課題を解決することができる。
<<<第三変形例について>>>
次に、第三変形例について、図8及び図14を用いて説明する。図14は、図6に対応した図であり、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて(例えば、図3乃至図5における、矢印A、B)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第三変形例に係る断面図である。なお、本第三変形例において、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部以外の部分にて(例えば、図3乃至図5における、矢印C)、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの断面図は、前述した実施の形態と同様であり、図8により示される。
図14及び図8に示すように、当該第三変形例に係るプリンタ10においては、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、における前記第二壁面209bと鉛直方向との成す鋭角が、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210c以外の部分に対応する位置、における前記第二壁面209bと鉛直方向との成す鋭角よりも大きくなっている。換言すれば、壁部209の前記長手方向端部210b、210cに対応する位置、における前記第二壁面209bの傾斜が、壁部209の前記長手方向端部210b、210c以外の部分に対応する位置、における前記第二壁面209bの傾斜よりも緩やかになっている。
そして、かかる場合には、第二トナー受け部215の長手方向端部において、トナーが壁部209を越えて第一トナー受け部205へ移動しやすくなるから、前記隙間Gから漏れるトナーの量が少なくなり、トナーの隙間Gからの漏れが適切に抑止されることとなる。
したがって、切り欠きを設ける代わりに、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cに対応する位置、における前記第二壁面209bと鉛直方向との成す鋭角を、壁部209の、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210c以外の部分に対応する位置、における前記第二壁面209bと鉛直方向との成す鋭角よりも大きくすることとしても、隙間Gからのトナー漏れという上記課題を解決することができる。
===第二トナー受け部215の長手方向端部にトナーが溜まり易い状況を生じさせる動作モードについて===
上述した方策は、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向における端210dと当該端210dと隣り合うケース202との間に設けられている隙間G、からのトナー漏れという課題を解決するための方策であるため、第二トナー受け部215の長手方向端部にトナーが溜まり易い状況において、当該方策による効果が、より有効に発揮されることとなる。そして、本実施の形態に係るプリンタ10は、第二トナー受け部215の長手方向端部にトナーが溜まり易い状況を生じさせる動作モードを備えている。以下、当該動作モードについて説明する。
一般的に、中間転写体の幅方向端部は、記録材の左右の余白に対応する部分であるため、当該幅方向端部には、トナーが担持されにくい。そして、当該幅方向端部にトナーが担持されていない状況が継続すると、中間転写体クリーニングブレードの中間転写体への当接部において、中間転写体クリーニングブレードが捲れる事象が発生する恐れがある。すなわち、トナーには、中間転写体クリーニングブレードの中間転写体への当接を円滑にする働きがあり、中間転写体の幅方向端部以外の部分には、頻繁に、トナーが担持されるため、当該トナーの作用により、中間転写体クリーニングブレードの長手方向端部以外の部分において前記当接が適切に円滑化されるが、中間転写体クリーニングブレードの長手方向端部においては前記当接が適切に円滑化されず、上述した事象が生ずる可能性がある。
本実施の形態に係るプリンタ10においては、かかる問題を解決するための動作モードが備えられており、当該動作モードにおいて、前述した制御ユニット100は、中間転写体70の幅方向端部のみにトナーを担持させ、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cにトナーを掻き取らせる。そして、当該動作モードが実行されることにより、中間転写体クリーニングブレードの長手方向端部において前記当接が適切に円滑化され、上述した事象の発生が防止されることとなる。
以下、当該動作モードが実行される際のプリンタ10の動作について、図15を用いて説明する。図15は、当該動作モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。
なお、当該動作モードが実行されるときのプリンタ10の各種動作は、主として、制御ユニット100により実現される。特に、本実施の形態においては、ROMに格納されたプログラムをCPUが処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
制御ユニット100は、所定のタイミングで、当該動作モードの実行を開始させる。本実施の形態においては、前述した画像の濃度を制御するための制御動作の終了後に、当該動作モードが実行される。
制御ユニット100は、先ず、感光体20、及び、中間転写体70を回転させる。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、潜像が該領域に形成される(ステップS2)。かかる際に、露光ユニット40は、感光体20の幅方向(軸方向)端部のみに、潜像を形成する。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、ブラック現像装置51によって現像される(ステップS4)。これにより、感光体20の幅方向端部のみに、トナー像が形成される。
感光体20の幅方向端部に形成されたトナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70の幅方向端部に転写される (ステップS6)。そして、中間転写体70の幅方向端部に転写されたトナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至るが、かかる際に、二次転写ユニット80は中間転写体70から離間しており、当該トナー像は、記録材に転写されることなく、当該二次転写位置を通過する。そして、中間転写体70の幅方向端部に担持されたトナー像が、中間転写体70のさらなる回転に伴って、中間転写体クリーニングユニット85に到達する直前に、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70へ当接し、中間転写体70の幅方向端部に担持されたトナー(像)が、中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部210b、210cにより、掻き取られる(ステップS8)。
本実施の形態に係るプリンタ10は、上述した動作モード、すなわち、中間転写体70の幅方向端部のみに担持されたトナーを中間転写体クリーニングブレード210に掻き取らせる動作モード、を備えているから、当該プリンタ10においては、第二トナー受け部215の長手方向端部にトナーが溜まり易い。したがって、当該プリンタ10においては、上述した4種類の方策による効果が、より有効に発揮されることとなる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置としてフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、上記実施の形態においては、現像剤移動体として、トナーを媒体としての記録材に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる中間転写体70を、掻き取りブレードとして、中間転写体70に対して離当接可能であり、中間転写体70に当接して中間転写体70上のトナーを掻き取るための中間転写体クリーニングブレード210を、例にとって説明したが、これに限定されるものでない。例えば、現像剤移動体は、トナーを中間媒体としての中間転写体に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる感光体であり、掻き取りブレードは、感光体に対して離当接可能であり、感光体に当接して感光体上のトナーを掻き取るための感光体クリーニングブレードであることとしてもよい。また、かかる際には、本発明を、中間転写型以外のレーザプリンタにも適用することができる。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
また、上記実施の形態において、切り欠きは、羽根207aに対応する位置に設けられていることとしたが、これに限定されるものではなく、切り欠きは、羽根に対応する位置に設けられていない(例えば、前述したカップリング部材208のみに対応する位置に設けられている)こととしてもよい。
ただし、切り欠きを通過して第二トナー受け部215から第一トナー受け部205へ移動したトナーが、スクリュー207により適切に搬送される点で、上記実施の形態の方がより望ましい。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図16は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図17は、図16に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 中間転写体クリーニングユニット85の斜視図である。 図3に示した中間転写体クリーニングユニット85から、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220等が取り除かれた様子を示した斜視図である。 図3に示した中間転写体クリーニングユニット85から、中間転写体クリーニングブレード210、上シール220等が取り除かれた様子を示した斜視図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 第一トナー受け部205の長手方向一端側を拡大した斜視図である。 離当接機構300を示す模式図である。 中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第一変形例に係る断面図である。 中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第二変形例に係る断面図である。 中間転写体クリーニングブレード210の長手方向端部にて、中間転写体クリーニングユニット85を切断したときの第三変形例に係る断面図である。 第二トナー受け部215の長手方向端部にトナーが溜まり易い状況を生じさせる動作モードが実行される際のプリンタ10の動作を示すフローチャートである。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図16に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 レーザビームプリンタ 20 感光体
30 帯電ユニット 40 露光ユニット
50 YMCK現像ユニット 50a 中心軸
51 ブラック現像装置 52 マゼンタ現像装置
53 シアン現像装置 54 イエロー現像装置
55a 保持部 55b 保持部
55c 保持部 55d 保持部
60 一次転写ユニット 70 中間転写体
71 駆動ローラ 72 従動ローラ
73 パッチセンサ 75 感光体クリーニングユニット
76 感光体クリーニングブレード 80 二次転写ユニット
85 中間転写体クリーニングユニット 90 定着ユニット
92 給紙トレイ 94 給紙ローラ
95 表示ユニット 96 レジローラ
100 制御ユニット 101 メインコントローラ
102 ユニットコントローラ 112 インターフェイス
113 画像メモリ 202 ケース
205 第一トナー受け部 207 スクリュー
207a 羽根 208 カップリング部材
209 壁部 209a 第一壁面
209b 第二壁面 209c 第一切り欠き
209d 第二切り欠き 209e 第三切り欠き
210 中間転写体クリーニングブレード
210a 当接部 210b 長手方向端部
210c 長手方向端部 210d 端
211 当接部材 212 支持板金
213 下シール 213a 上面
215 第二トナー受け部 220 上シール
220a 接触部 222 上シール支持部材
235 第三トナー受け部 300 離当接機構
302 回動軸 306 レバー
310 カム 314 引っ張りバネ
314a 一端 314b 他端
316 バネ掛け部 320 回動部
320a 軸 324 ねじりバネ
324a 一端 324b 他端
326 バネ掛け部 328 ストッパー
402 穴部 700 画像形成システム
702 コンピュータ 704 表示装置
706 プリンタ 708 入力装置
708A キーボード 708B マウス
710 読取装置
710A フレキシブルディスクドライブ装置
710B CD−ROMドライブ装置
802 内部メモリ
804 ハードディスクドライブユニット
G 隙間

Claims (8)

  1. 現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、
    該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、
    該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、
    前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、
    前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、
    該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記スクリューは、その長手方向が前記掻き取りブレードの長手方向に沿うように設けられており、かつ、羽根を有し、
    前記切り欠きは、前記羽根に対応する位置に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記掻き取りブレードの前記現像剤移動体への当接を円滑にするために、
    所定のタイミングで、前記現像剤移動体の幅方向端部のみに現像剤を担持させ、前記掻き取りブレードの長手方向端部に前記現像剤を掻き取らせるためのコントローラ、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、
    該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、
    該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、
    前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、
    前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、
    該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられており、
    前記スクリューは、その長手方向が前記掻き取りブレードの長手方向に沿うように設けられており、かつ、羽根を有し、
    前記切り欠きは、前記羽根に対応する位置に設けられており、
    前記掻き取りブレードの前記現像剤移動体への当接を円滑にするために、
    所定のタイミングで、前記現像剤移動体の幅方向端部のみに現像剤を担持させ、前記掻き取りブレードの長手方向端部に前記現像剤を掻き取らせるためのコントローラ、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. コンピュータ、及び、
    このコンピュータに接続可能な画像形成装置であって、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、を備えた画像形成装置であって、前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に切り欠きが設けられている画像形成装置、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
  6. 現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、
    該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、
    該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、
    前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、
    前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、
    該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、に前記第二壁面から前記第一壁面に向かって前記壁部を貫通する穴部が設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、
    該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、
    該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、
    前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有する壁部と、
    前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、
    該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記シール部材の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、における前記上面の高さは、
    前記シール部材の、前記掻き取りブレードの長手方向端部以外の部分に対応する位置、における前記上面の高さよりも高いことを特徴とする画像形成装置。
  8. 現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    該現像剤移動体に対して離当接可能であり、該現像剤移動体に当接して該現像剤移動体上の現像剤を掻き取るための掻き取りブレードと、
    該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第一現像剤受け部と、
    該第一現像剤受け部に設けられ、該第一現像剤受け部によって受けられた現像剤を搬送するためのスクリューと、
    前記掻き取りブレードと前記第一現像剤受け部との間に配置された壁部であって、前記第一現像剤受け部の一部を構成する第一壁面及び前記掻き取りブレードと対向する第二壁面を有し、前記第一壁面と前記第二壁面とが頂上部を形成する壁部と、
    前記掻き取りブレードと前記第二壁面との間に設けられたシール部材と、
    該シール部材の上面と前記第二壁面と前記掻き取りブレードとにより構成され、該掻き取りブレードにより掻き取られた現像剤を受けるための第二現像剤受け部と、
    を備えた画像形成装置であって、
    前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部に対応する位置、における前記第二壁面と鉛直方向との成す鋭角は、
    前記壁部の、前記掻き取りブレードの長手方向端部以外の部分に対応する位置、における前記第二壁面と鉛直方向との成す鋭角よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
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