JP2007101752A - 画像形成装置、及び、画像形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成にて、現像剤によるフィルターの目詰まりを防止できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
【解決手段】(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、を有する回収部と、(c)を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置、及び、画像形成システムに関する。
レーザビームプリンタ等の画像形成装置は既によく知られている。かかる画像形成装置は、例えば、現像剤を媒体に転写するために現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部と、を備えている。そして、上記の回収部には、該回収部内の気圧を下げるために、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させる通気口が設けられている。
しかし、回収部に通気口を設けると、回収部内の現像剤が該通気口を通過して該回収部外に漏れることがある。そこで、上記の画像形成装置の中には、回収部内の現像剤が通気口を通過して回収部外に漏れることを防止するために、通気口にフィルターを取り付けるものがある。これにより、通気口を通過しようとする現像剤がフィルターに付着するから、該現像剤が回収部外に漏れることを防止できる。
特開2004−157285号公報
しかしながら、回収部内の現像剤がフィルターに多量に付着している場合には、該フィルターに現像剤による目詰まりが生じる恐れがある。そして、フィルターに現像剤による目詰まりが生じると、回収部内の空気を回収部外へ適切に移動させることができないことになる。このため、現像剤によるフィルターの目詰まりを防止できる画像形成装置等の実現が要請されている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成にて、現像剤によるフィルターの目詰まりを防止できる画像形成装置、及び、画像形成システムを実現することにある。
前記課題を解決するために、主たる本発明は、(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、を有する回収部と、(c)を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、を有する回収部と、(c)を備えたことを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、清掃部材がフィルターに付着した現像剤を取り除くことができるから、フィルターに現像剤が多量に付着することを防止し、この結果、現像剤によるフィルターの目詰まりを防止することが可能となる。また、清掃部材が離当接部材の移動に連動して移動するから、簡単な構成にて、清掃部材をフィルターに接触させながら移動させることができる。よって、上述の清掃部材を設けた場合には、簡易な構成にて現像剤によるフィルターの目詰まりを防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記離当接部材は、前記現像剤移動体に当接して前記回収部外に現像剤が漏れることを防止するためのシール部材であり、該シール部材は、前記通気口に対向していることとしてもよい。
かかる場合には、現像剤移動体に当接する離当接部材が離間する際に、回収部内の現像剤がフィルターに向かいやすいから、清掃部材を設けたことによって現像剤によるフィルターの目詰まりを抑制できる効果が、より有効に奏される。
また、かかる画像形成装置であって、前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動するシール支持部材を有し、前記清掃部材は、前記シール支持部材に設けられていることとしてもよい。
かかる場合には、簡易な構成にて、清掃部材を、離当接部材の移動に連動してフィルターに接触しながら移動させることができる。
また、かかる画像形成装置であって、前記清掃部材は、前記シール部材の移動に連動して移動することにより、前記通気口を通過する空気の量を調整することとしてもよい。
かかる場合には、清掃部材がいわゆる弁の機能を兼ねることになる。そして、回収部内の空気を回収部外へ移動させる必要性が低い状況においては、清掃部材によって通気口を通過させる空気の量を少なくさせることによって、フィルターに向かう現像剤の量を減少させることができるから、現像剤によるフィルターの目詰まりを有効に防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記フィルターは、可撓性を有し、前記離当接部材の移動に連動して前記清掃部材が前記フィルターに接触しながら移動する際に、前記フィルターが撓むことにより前記回収部の容積が増大することとしてもよい。
回収部内の空気を回収部外へ移動させる必要性が低い状況においては、離当接部材の移動に連動して清掃部材がフィルターに接触しながら移動する際に、該フィルターが撓むことにより回収部の容積が増大することによって、通気口を通過させる空気の量を少なくさせることができる。そして、通気口を通過させる空気の量を少なくさせると、フィルターに向かう現像剤の量を減少させることができる。このため、フィルターが撓むことにより回収部の容積が増大する場合には、現像剤によるフィルターの目詰まりを有効に防止することが可能となる。
また、かかる画像形成装置であって、前記清掃部材は、PETフィルムであることとしてもよい。
かかる場合には、簡易な構成にて清掃部材を実現することができる。
また、かかる画像形成装置であって、潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることとしてもよい。
また、(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、を有する回収部と、(c)を備え、(d)前記離当接部材は、前記現像剤移動体に当接して前記回収部外に現像剤が漏れることを防止するためのシール部材であり、該シール部材は、前記通気口に対向しており、(e)前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動するシール支持部材を有し、前記清掃部材は、前記シール支持部材に設けられており、(f)前記清掃部材は、前記シール部材の移動に連動して移動することにより、前記通気口を通過する空気の量を調整し、(g)前記フィルターは、可撓性を有し、前記離当接部材の移動に連動して前記清掃部材が前記フィルターに接触しながら移動する際に、前記フィルターが撓むことにより前記回収部の容積が増大し、(h)前記清掃部材は、PETフィルムであり、(i)潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
このような画像形成装置によれば、簡易な構成にて現像剤によるフィルターの目詰まりを防止することが可能な効果が、最も有効に奏される。
また、(A)コンピュータ、及び、(B)このコンピュータに接続された画像形成装置であって、(a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、(b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、を有する回収部と、(c)を備えた画像形成装置、(C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
このような画像形成システムによれば、簡易な構成にて現像剤によるフィルターの目詰まりを防止することが可能となる。
===画像形成装置の全体構成例===
次に、図1を用いて、画像形成装置としてレーザビームプリンタ(以下、プリンタともいう)10を例にとって、その概要について説明する。図1は、プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。なお、図1には、矢印にて上下方向(鉛直方向)を示しており、例えば、給紙トレイ92は、プリンタ10の下部に配置されており、定着ユニット90は、プリンタ10の上部に配置されている。
本実施の形態に係るプリンタ10は、図1に示すように、潜像を担持するための像担持体の一例としての感光体20の回転方向に沿って、帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、現像剤移動体の一例としての中間転写体70、感光体クリーニングユニット75を有し、さらに、二次転写ユニット80、回収部の一例としての中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、ユーザへの報知手段をなし液晶パネルでなる表示ユニット95、及び、これらのユニット等を制御しプリンタとしての動作を司る制御ユニット100を有している。
感光体20は、円筒状の導電性基材とその外周面に形成された感光層を有し、中心軸を中心に回転可能であり、本実施の形態においては、図1中の矢印で示すように時計回りに回転する。
帯電ユニット30は、感光体20を帯電するための装置であり、露光ユニット40は、レーザを照射することによって帯電された感光体20上に潜像を形成する装置である。この露光ユニット40は、半導体レーザ、ポリゴンミラー、F−θレンズ等を有しており、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ等の不図示のホストコンピュータから入力された画像信号に基づいて、変調されたレーザを帯電された感光体20上に照射する。
YMCK現像ユニット50は、感光体20に担持された潜像を、現像装置に収容された現像剤の一例としてのトナー、すなわち、ブラック現像装置51に収容されたブラック(K)トナー、マゼンタ現像装置52に収容されたマゼンタ(M)トナー、シアン現像装置53に収容されたシアン(C)トナー、及び、イエロー現像装置54に収容されたイエロー(Y)トナーにて、現像剤像の一例としてのトナー像に可視化させる(現像する)ための装置である。
このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54が装着された状態で回転することにより、前記4つの現像装置51、52、53、54の位置を動かすことを可能としている。すなわち、このYMCK現像ユニット50は、前記4つの現像装置51、52、53、54を4つの保持部55a、55b、55c、55dにより保持しており、前記4つの現像装置51、52、53、54は、中心軸50aを中心として、それらの相対位置を維持したまま回転可能となっている。そして、1ページ分の画像形成が終了する毎に選択的に感光体20に対向し、それぞれの現像装置51、52、53、54に収容されたトナーにて、感光体20上に形成された潜像を順次現像する。なお、前述した4つの現像装置51,52,53,54の各々は、画像形成装置本体、より具体的には、YMCK現像ユニット50の前記保持部55a、55b、55c、55d、に対して着脱可能となっている。
一次転写ユニット60は、感光体20に形成された単色トナー像を中間転写体70に転写するための装置であり、4色のトナーが順次重ねて転写されると、中間転写体70にフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70は、感光体20上のトナー像を媒体の一例としての記録材(紙、フィルム、布等)に転写する際の中間媒体であり、トナー(トナー像)を記録材に転写するために、トナー(トナー像)を担持した状態で回転してトナー(トナー像)を移動させる。この中間転写体70は、PETフィルムの表面に錫蒸着層を設けさらにその表層に半導電塗料を形成、積層したエンドレスのベルトである。中間転写体70は、駆動ローラ71、従動ローラ72等に掛け回されて張架されており、感光体20とほぼ同じ周速度にて回転駆動される。
また、中間転写体70及び後述する中間転写体クリーニングユニット85の近傍には、中間転写体70上のトナー像の濃度を検出する濃度検出部材としてのパッチセンサ73が設けられている。プリンタ10は、所定のタイミングで、画像の濃度を制御するための制御動作を実行するが、かかる際に、当該パッチセンサ73が用いられる。すなわち、前記制御動作が実行される際には、トナー像としてのパッチ像(テストパターン)が現像され、当該パッチ像が中間転写体70に転写される。そして、中間転写体70に転写されたパッチ像の濃度が、パッチセンサ73により検出され、検出されたパッチ像の濃度に基づいて、画像の濃度が調整される。
感光体クリーニングユニット75は、一次転写ユニット60と帯電ユニット30との間に設けられ、感光体20の表面に当接されたゴム製の感光体クリーニングブレード76を有し、一次転写ユニット60によって中間転写体70上にトナー像が転写された後に、感光体20上に残存するトナーを感光体クリーニングブレード76により掻き落として回収するための装置である。
二次転写ユニット80は、中間転写体70上に形成された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に転写するための装置である。
中間転写体クリーニングユニット85は、YMCK現像ユニット50の上部に設けられ、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するための装置である。中間転写体クリーニングユニット85については、後に詳述する。
定着ユニット90は、記録材上に転写された単色トナー像やフルカラートナー像を記録材に融着させて永久像とするための装置である。
制御ユニット100は、図2に示すようにメインコントローラ101と、ユニットコントローラ102とで構成され、メインコントローラ101には画像信号及び制御信号が入力され、この画像信号及び制御信号に基づく指令に応じてユニットコントローラ102が前記各ユニット等を制御して画像を形成する。
次に、このように構成されたプリンタ10の動作について説明する。
まず、不図示のホストコンピュータからの画像信号及び制御信号がインターフェイス(I/F)112を介してプリンタ10のメインコントローラ101に入力されると、このメインコントローラ101からの指令に基づくユニットコントローラ102の制御により感光体20、及び、中間転写体70が回転する。感光体20は、回転しながら、帯電位置において帯電ユニット30により順次帯電される。
感光体20の帯電された領域は、感光体20の回転に伴って露光位置に至り、露光ユニット40によって、第1色目、例えばイエローYの画像情報に応じた潜像が該領域に形成される。また、YMCK現像ユニット50は、イエロー(Y)トナーを収容したイエロー現像装置54が、感光体20に対向した現像位置に位置している。
感光体20上に形成された潜像は、感光体20の回転に伴って現像位置に至り、イエロー現像装置54によってイエロートナーで現像される。すなわち、イエロー現像装置54は、感光体20上に担持された潜像をトナーにてトナー像として可視化する。これにより、感光体20上にイエロートナー像が形成される。
感光体20上に形成されたイエロートナー像は、感光体20の回転に伴って一次転写位置に至り、一次転写ユニット60によって、中間転写体70に転写される。この際、一次転写ユニット60には、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧が印加される。なお、この間、感光体20と中間転写体70とは接触しており、また、二次転写ユニット80は、中間転写体70から離間している。
上記の処理が、第2色目、第3色目、及び、第4色目について、各々の現像装置毎に順次実行されることにより、各画像信号に対応した4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写される。これにより、中間転写体70上にはフルカラートナー像が形成される。
中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。なお、記録材は、給紙トレイ92から、給紙ローラ94、レジローラ96を介して二次転写ユニット80へ搬送される。また、転写動作を行う際、二次転写ユニット80は中間転写体70に押圧されるとともに、二次転写電圧が当該二次転写ユニット80に印加される。また、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーは、中間転写体クリーニングユニット85により回収される。
記録材に転写されたフルカラートナー像は、定着ユニット90によって加熱加圧されて記録材に融着される。
一方、感光体20は一次転写位置を経過した後に、感光体クリーニングユニット75によって、その表面に付着しているトナーが回収され、次の潜像を形成するための帯電に備える。
===制御ユニットの概要===
次に、制御ユニット100の構成について図2を参照しつつ説明する。制御ユニット100のメインコントローラ101は、インターフェイス112を介してホストコンピュータと接続され、このホストコンピュータから入力された画像信号を記憶するための画像メモリ113を備えている。ユニットコントローラ102は、装置本体の各ユニット(帯電ユニット30、露光ユニット40、YMCK現像ユニット50、一次転写ユニット60、中間転写体70、感光体クリーニングユニット75、二次転写ユニット80、中間転写体クリーニングユニット85、定着ユニット90、表示ユニット95)と電気的に接続され、それらが備えるセンサからの信号を受信することによって、各ユニットの状態を検出しつつ、メインコントローラ101から入力される信号に基づいて、各ユニットを制御する。
===中間転写体クリーニングユニット85の概要===
<<<中間転写体クリーニングユニット85の構成例について>>>
図3及び図4を用いて、中間転写体クリーニングユニット85の構成例について説明する。図3は、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70に当接している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。図4は、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。なお、図3、図4においては、図1同様、矢印にて上下方向(鉛直方向)が示されている。
中間転写体クリーニングユニット85は、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーを回収するためのものであり、ケース202、トナー収容部205、中間転写体クリーニングブレード210、離当接部材の一例としての上シール220、トナー受け部235、通気口241、フィルター242、清掃部材245等を有している。
ケース202は、上シール220と協働して、回収されたトナーの中間転写体クリーニングユニット85外への漏出を防止する。このケース202の内部には、トナー収容部205及びトナー受け部235が形成されており、また、中間転写体クリーニングブレード210が設けられている。
中間転写体クリーニングブレード210は、中間転写体70に当接して中間転写体70上のトナー(すなわち、中間転写体70の回転に伴って移動するトナー)を掻き取る機能を有している。この中間転写体クリーニングブレード210は、厚さ約2mmのゴム製ブレードである。中間転写体クリーニングブレード210は、その先端が中間転写体70の回転方向の上流側に向くように配置されている。なお、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70に当接するブレード当接部210a(図3)は、前述した従動ローラ72の中心軸よりも鉛直方向下側に位置している。
また、中間転写体クリーニングブレード210は、移動することにより、中間転写体70に対して離当接可能となるように構成されている。すなわち、中間転写体クリーニングブレード210は、これを支持するブレード支持板金212を介して、回動軸302に固定されており、当該回動軸302が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、中間転写体クリーニングブレード210がブレード当接位置(図3に示す位置)とブレード非当接位置(図4に示す位置)との間を往復移動する。
トナー収容部205は、中間転写体クリーニングブレード210によって掻き取られたトナーを収容するためのものである。このトナー収容部205は、ケース202の下部に形成されており、中心軸まわりに回転可能なスクリュー部207を備えている。当該スクリュー部207は、回転することにより、トナー収容部205内に収容されたトナーを、不図示の廃トナーボックス(図3の紙面と直交する方向において、スクリュー部207よりも手前側に設けられている)に送りこむ。すなわち、トナー収容部205、廃トナーボックスは、それぞれ、トナーの一次収容部、二次収容部としての役割を果たすこととなる。
トナー受け部235は、トナー収容部205に収容されることなく中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側に移動したトナー、を受ける機能を有する。このトナー受け部235は、ケース202の下部、かつ、中間転写体クリーニングブレード210から見てトナー収容部205とは反対側(前記感光体20側)、に形成されている。
上シール220は、図3に示すように、中間転写体70にシール当接部220aにて当接して、回収されたトナーが中間転写体クリーニングユニット85外に漏れることを防止するシール部材である。この上シール220は、厚さ約120μmのシート状の部材である。上シール220は、その先端が中間転写体70の回転方向の下流側に向くように配置されている。
また、上シール220は、中間転写体クリーニングブレード210と同様、移動することにより、中間転写体70に対して離当接可能となるように構成されている。すなわち、上シール220は、該上シール220を支持し該上シール220と共に移動するシール支持部材222を介して、回動部320に固定されており、当該回動部320が第一回動位置と第二回動位置との間を往復回動することにより、上シール220がシール当接位置(図3に示す位置)とシール非当接位置(図4に示す位置)との間を往復移動する。
また、本実施の形態においては、上シール220が、中間転写体クリーニングブレード210の移動に連動して移動するようになっており、中間転写体クリーニングブレード210がブレード当接位置からブレード非当接位置へ移動する際に、上シール220がシール当接位置からシール非当接位置へ移動し、中間転写体クリーニングブレード210がブレード非当接位置からブレード当接位置へ移動する際に、上シール220がシール非当接位置からシール当接位置へ移動する。
通気口241は、中間転写体クリーニングユニット85内(具体的には、トナー収容部205)の気圧を下げるために、中間転写体クリーニングユニット85内(トナー収容部205)の空気を中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させる機能を有している。また、通気口241は、ケース202の、中間転写体クリーニングブレード210に対向する壁202aの上部に形成された矩形状の穴であり、トナー収容部205と中間転写体クリーニングユニット85の外部とを連通している。また、通気口241は、その長手方向が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように設けられており、上シール220と対向している。
ここで、中間転写体クリーニングユニット85内(具体的には、トナー収容部205)の気圧を下げる理由を説明する。トナー収容部205の気圧が上昇すると、中間転写体クリーニングブレード210や上シール220が中間転写体70から離間する際に、トナー収容部205内のトナーが、中間転写体クリーニングブレード210または上シール220と、中間転写体70との間を通過して、中間転写体クリーニングユニット85外へ移動することがある。そして、中間転写体クリーニングユニット85外へ移動したトナーが、前述したトナー受け部235ではなく、他のユニットに付着してしまい、この結果、プリンタ10が汚れる恐れがある。このため、本実施形態に係るプリンタ10においては、通気口241を設けることによって、トナー収容部205内の気圧を下げ、この結果、上述の問題を解消している。
フィルター242は、通気口241に取り付けられており、中間転写体クリーニングユニット85内(トナー収容部205)のトナーが該通気口241を通過して中間転写体クリーニングユニット85外に漏れることを防止するためのものである。このフィルター242は、四フッ化エチレン樹脂製の多孔質膜であり、該多孔質膜は、トナーを通過させないが、空気を通過させる構成となっている。このため、トナー収容部205の空気は、フィルター242を通過して中間転写体クリーニングユニット85外へ移動することになる。
また、フィルター242は、通気口241の出口に取り付けられており、該フィルター242の短手方向の両端部(すなわち、一端部242aと他端部242b)が壁202aの外側に固定されている。そして、フィルター242は、その長手方向(通気口241の長手方向と同方向)が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように、取り付けられており、該フィルター242の短手方向の中央部242cが通気口241の出口を塞いでいる。また、フィルター242は、可撓性を有しており、上シール220の移動に連動して清掃部材245がフィルター242に接触しながら移動する際に、前記中央部242cが撓む。
清掃部材245は、フィルター242に接触しながら移動することにより、該フィルター242を清掃するためのものである。この清掃部材245は、PETフィルムからなる。また、清掃部材245は、その長手方向(通気口241の長手方向と同方向)が中間転写体70の幅方向(図3、図4において、紙面と直交する方向)に沿うように、設けられている。
また、清掃部材245は、その短手方向の一端部245aがフィルター242に接触可能であり、その短手方向の他端部245bがシール支持部材222に固定された状態にて、シール支持部材222に取り付けられている(設けられている)。このため、清掃部材245は、シール支持部材222(上シール220)の移動に連動して、前記一端部245aがフィルター242に接触しながら移動することにより、フィルター242を清掃することにある。なお、清掃部材245の前記一端部245aは、図3に示すように上シール220がシール当接位置に位置する際には、フィルター242に接触しておらず、上シール220がシール当接位置とシール非当接位置の間を移動する際に、フィルター242に接触する(図4参照)。
また、清掃部材245は、通気口241(より正確には、フィルター242)を通過する空気の量を調整する弁としての機能も有する。すなわち、清掃部材245は、上シール220の移動に連動して移動することにより、通気口241(フィルター242)を通過する空気の量を調整することになる。本実施形態においては、上シール220のシール当接位置からシール非当接位置への移動に連動して清掃部材245が移動する際に、フィルター242を通過する空気の量が多くなる。
また、上シール220の移動に連動して清掃部材245がフィルター242に接触しながら移動する際に、フィルター242の中央部242cが撓むことにより中間転写体クリーニングユニット85の容積が増大する。具体的には、図4に示すように、上シール220のシール当接位置からシール非当接位置への移動に連動して清掃部材245がフィルター242に接触しながら移動することにより、該フィルター242の中央部242cが清掃部材245側とは反対側に撓むために、トナー収容部205の容積が増大する。
<<<中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の離当接タイミングについて>>>
ここでは、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220の離当接タイミングについて、説明する。
前述したとおり、一次転写ユニット60が感光体20上に形成された各色のトナー像を中間転写体70に順次転写することにより、4色のトナー像が、中間転写体70に重なり合って転写され、フルカラートナー像が中間転写体70上に形成される。中間転写体70上に形成されたフルカラートナー像は、中間転写体70の回転に伴って二次転写位置に至り、二次転写ユニット80によって記録材に転写される。
そして、記録材に転写されずに中間転写体70上に残されたトナーが、中間転写体70の回転に伴って、中間転写体クリーニングユニット85に到達する直前に、中間転写体クリーニングブレード210が中間転写体70へ当接し(すなわち、中間転写体クリーニングブレード210がブレード当接位置に位置し)、かつ、上シール220が中間転写体70へ当接する(すなわち、上シール220がシール当接位置に位置する)。中間転写体クリーニングブレード210が、中間転写体70上に残されたトナーを掻き取り終えると、中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220は、中間転写体70から離間して(すなわち、中間転写体クリーニングブレード210がブレード非当接位置に、上シール220がシール非当接位置に、それぞれ位置する)、一次転写ユニット60による感光体20上の各色のトナー像の次の転写、に備える。
===本実施の形態に係るプリンタ10の有効性について===
上述したように、本実施形態に係る画像形成装置(プリンタ10)の回収部(中間転写体クリーニングユニット85)は、図4に示すように、離当接部材(上シール220)の移動に連動してフィルター242に接触しながら移動することにより、フィルター242を清掃する清掃部材245、を有している。これにより、簡易な構成にて、トナーによるフィルター242の目詰まりを防止することが可能となる。以下において、詳細に説明する。
「発明が解決しようとする課題」の項にて説明したように、通気口241に取り付けられたフィルター242にトナー収容部205内のトナーが多量に付着している場合には、該フィルター242にトナーによる目詰まりが生じる恐れがある。そして、フィルター242にトナーによる目詰まりが生じると、中間転写体クリーニングユニット85内(具体的には、トナー収容部205)の空気を通気口241(フィルター242)を通過させて該中間転写体クリーニングユニット85外へ適切に移動させることができない(すなわち、トナー収容部205の気圧を適切に下げられない)ことになる。
そこで、本実施形態のように、フィルター242に接触しながら移動することにより該フィルター242を清掃する清掃部材245を設けた場合には、該清掃部材245がフィルター242に付着したトナーを掻き取ることによって該トナーを取り除くことができるから、フィルター242にトナーが多量に付着した状態となることを防止することが可能となり、この結果、トナーによるフィルター242の目詰まりを防止することが可能となる。また、該清掃部材245が上シール220の移動に連動して移動するから、簡易な構成にて、清掃部材245をフィルター242に接触させながら移動させることができる。よって、本実施形態に係る清掃部材245を設けた場合には、簡易な構成にてトナーによるフィルター242の目詰まりを防止することが可能となる。そして、これにより、トナー収容部205内の空気をフィルター242を通過させて中間転写体クリーニングユニット85外へ適切に移動させる(すなわち、トナー収容部205の気圧を下げる)ことが可能となる。
===その他の実施の形態===
以上、上記実施の形態に基づき本発明に係る画像形成装置等を説明したが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。
上記実施の形態においては、画像形成装置としてフルカラーレーザビームプリンタを例にとって説明したが、本発明は、モノクロレーザビームプリンタ、複写機、ファクシミリなど、各種の画像形成装置に適用可能である。
また、感光体についても、円筒状の導電性基材の外周面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ローラに限られず、ベルト状の導電性基材の表面に感光層を設けて構成した、いわゆる感光ベルトであってもよい。
さらに、上記実施の形態において、図3に示すように、離当接部材は、中間転写体70に当接して中間転写体クリーニングユニット85外にトナーが漏れることを防止するためのシール部材(上シール220)であることとした。そして、上シール220は、通気口241に対向していることとした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、上シール220は、通気口241に対向しないこととしてもよい。
ただし、上シール220が通気口241に対向する場合には、中間転写体70に当接する上シール220が離間する際にトナー収容部205内のトナーがフィルター242に向かいやすいから、清掃部材245を設けたことによってトナーによるフィルター242の目詰まりを防止できる効果が、より有効に奏される。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
また、離当接部材は、中間転写体クリーニングブレード210(図3)であることとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、中間転写体クリーニングユニット85は、上シール220を支持し該上シール220と共に移動するシール支持部材222(図3等)を有することとした。そして、清掃部材245は、シール支持部材222に設けられている(取り付けられている)こととした。しかし、上記に限定されるものではない。例えば、清掃部材245は、シール支持部材222以外の部材に取り付けられていることとしてもよい。
ただし、清掃部材245が、上シール220とともに移動するシール支持部材222に設けられている場合には、簡易な構成にて、清掃部材245を、上シール220の移動に連動してフィルター242に接触しながら移動させることができる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図3や図4に示すように、清掃部材245は、上シール220の移動に連動して移動することにより、通気口241を通過する空気の量を調整することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、清掃部材245は、通気口241を通過する空気の量を調整しないこととしてもよい。
ただし、清掃部材245が通気口241(フィルター242)を通過する空気の量を調整する場合には、清掃部材245がいわゆる弁の機能も兼ねることになる。そして、トナー収容部205の空気を、中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させる必要性が低い状況においては、清掃部材245によって通気口241(フィルター242)を通過させる空気の量を少なくさせることによって、フィルター242に向かうトナーの量を減少させることができるから、トナーによるフィルター242の目詰まりを有効に防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、図4に示すように、フィルター242は、可撓性を有し、上シール220の移動に連動して清掃部材245がフィルター242に接触しながら移動する際に、フィルター242が撓むことにより中間転写体クリーニングユニット85(トナー収容部205)の容積が増大することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、清掃部材245が該フィルター242に接触しながら移動する際に、清掃部材245が撓み、トナー収容部205の容積は変わらないこととしてもよい。
トナー収容部205の空気を、中間転写体クリーニングユニット85外へ移動させる必要性が低い状況においては、上シール220の移動に連動して清掃部材245がフィルター242に接触しながら移動する際に、フィルター242が撓むことによりトナー収容部205の容積が増大することによって、通気口241(フィルター242)を通過させる空気の量を少なくさせることができる。そして、通気口241(フィルター242)を通過させる空気の量を少なくさせると、フィルター242に向かうトナーの量を減少させることができる。このため、フィルター242が撓むことによりトナー収容部205の容積が増大する場合には、トナーによるフィルター242の目詰まりをより有効に防止することが可能となる。従って、上記実施の形態の方がより望ましい。
さらに、上記実施の形態において、清掃部材245は、PETフィルムであることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、清掃部材245は、ブラシであることとしてもよい。
さらに、上記実施の形態において、図1に示すように、プリンタ10は、潜像を担持するための像担持体(感光体20)と、該感光体20に担持された潜像をトナーにて現像剤像(トナー像)として可視化するための現像装置51、52、53、54と、を有することとした。そして、前記現像剤移動体は、感光体20上のトナー像を媒体(記録材)に転写する際の中間媒体となる中間転写体70であることとした。しかし、上記に限定されるものではない。
例えば、現像剤移動体は、トナーを中間媒体としての中間転写体70に転写するためにトナーを担持した状態で回転して該トナーを移動させる感光体20であることとしてもよい。そして、かかる場合には、前記回収部は、中間転写体クリーニングユニット85ではなく、中間転写体70に転写されずに感光体20上に残されたトナーを回収するための感光体クリーニングユニット75(図1)になる。さらに、かかる際には、本発明を、中間転写型以外のレーザプリンタにも適用することができる。
===画像形成システム等の構成===
次に、本発明に係る実施の形態の一例である画像形成システムの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図5は、画像形成システムの外観構成を示した説明図である。画像形成システム700は、コンピュータ702と、表示装置704と、プリンタ706と、入力装置708と、読取装置710とを備えている。コンピュータ702は、本実施形態ではミニタワー型の筐体に収納されているが、これに限られるものではない。表示装置704は、CRT(Cathode Ray Tube:陰極線管)やプラズマディスプレイや液晶表示装置等が用いられるのが一般的であるが、これに限られるものではない。プリンタ706は、上記に説明されたプリンタが用いられている。入力装置708は、本実施形態ではキーボード708Aとマウス708Bが用いられているが、これに限られるものではない。読取装置710は、本実施形態ではフレキシブルディスクドライブ装置710AとCD−ROMドライブ装置710Bが用いられているが、これに限られるものではなく、例えばMO(Magneto Optical)ディスクドライブ装置やDVD(Digital Versatile Disk)等の他のものであっても良い。
図6は、図5に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。コンピュータ702が収納された筐体内にRAM等の内部メモリ802と、ハードディスクドライブユニット804等の外部メモリがさらに設けられている。
なお、以上の説明においては、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710と接続されて画像形成システムを構成した例について説明したが、これに限られるものではない。例えば、画像形成システムが、コンピュータ702とプリンタ706から構成されても良く、画像形成システムが表示装置704、入力装置708及び読取装置710のいずれかを備えていなくても良い。
また、例えば、プリンタ706が、コンピュータ702、表示装置704、入力装置708、及び、読取装置710のそれぞれの機能又は機構の一部を持っていても良い。一例として、プリンタ706が、画像処理を行う画像処理部、各種の表示を行う表示部、及び、デジタルカメラ等により撮影された画像データを記録した記録メディアを着脱するための記録メディア着脱部等を有する構成としても良い。
このようにして実現された画像形成システムは、システム全体として従来システムよりも優れたシステムとなる。
プリンタ10を構成する主要構成要素を示した図である。 図1のプリンタ10の制御ユニットを示すブロック図である。 中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70に当接している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 中間転写体クリーニングブレード210及び上シール220が中間転写体70から離間している際の、中間転写体クリーニングユニット85の断面図である。 画像形成システムの外観構成を示した説明図である。 図5に示した画像形成システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 プリンタ、20 感光体、30 帯電ユニット、40 露光ユニット、
50 YMCK現像ユニット、50a 中心軸、51 ブラック現像装置、
52 マゼンタ現像装置、53 シアン現像装置、54 イエロー現像装置、
55a、55b、55c、55d 保持部、60 一次転写ユニット、
70 中間転写体、71 駆動ローラ、72 従動ローラ、73 パッチセンサ、
75 感光体クリーニングユニット、76 感光体クリーニングブレード、
80 二次転写ユニット、85 中間転写体クリーニングユニット、
90 定着ユニット、92 給紙トレイ、
94 給紙ローラ、95 表示ユニット、96 レジローラ、
100 制御ユニット、101 メインコントローラ、
102 ユニットコントローラ、112 インターフェイス、113 画像メモリ、
202 ケース、202a 壁、205 トナー収容部、207 スクリュー部、
210 中間転写体クリーニングブレード、210a ブレード当接部、
212 ブレード支持板金、220 上シール、220a シール当接部、
222 シール支持部材、235 トナー受け部、241 通気口、
242 フィルター、242a 一端部、242b 他端部、242c 中央部、
245 清掃部材、245a 一端部、245b 他端部、
302 回動軸、320 回動部、
700 画像形成システム、702 コンピュータ、704 表示装置、
706 プリンタ、708 入力装置、708A キーボード、708B マウス、
710 読取装置、710A フレキシブルディスクドライブ装置、
710B CD−ROMドライブ装置、
802 内部メモリ、
804 ハードディスクドライブユニット

Claims (9)

  1. (a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    (b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、
    該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、
    前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、
    移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、
    該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、
    を有する回収部と、
    (c)を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記離当接部材は、前記現像剤移動体に当接して前記回収部外に現像剤が漏れることを防止するためのシール部材であり、
    該シール部材は、前記通気口に対向していることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動するシール支持部材を有し、
    前記清掃部材は、前記シール支持部材に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置であって、
    前記清掃部材は、前記シール部材の移動に連動して移動することにより、前記通気口を通過する空気の量を調整することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記フィルターは、可撓性を有し、
    前記離当接部材の移動に連動して前記清掃部材が前記フィルターに接触しながら移動する際に、前記フィルターが撓むことにより前記回収部の容積が増大することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    前記清掃部材は、PETフィルムであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置であって、
    潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、
    前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  8. (a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    (b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、
    該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、
    前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、
    移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、
    該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、
    を有する回収部と、
    (c)を備え、
    (d)前記離当接部材は、前記現像剤移動体に当接して前記回収部外に現像剤が漏れることを防止するためのシール部材であり、
    該シール部材は、前記通気口に対向しており、
    (e)前記回収部は、前記シール部材を支持し該シール部材と共に移動するシール支持部材を有し、
    前記清掃部材は、前記シール支持部材に設けられており、
    (f)前記清掃部材は、前記シール部材の移動に連動して移動することにより、前記通気口を通過する空気の量を調整し、
    (g)前記フィルターは、可撓性を有し、
    前記離当接部材の移動に連動して前記清掃部材が前記フィルターに接触しながら移動する際に、前記フィルターが撓むことにより前記回収部の容積が増大し、
    (h)前記清掃部材は、PETフィルムであり、
    (i)潜像を担持するための像担持体と、該像担持体に担持された潜像を現像剤にて現像剤像として可視化するための現像装置と、を有し、
    前記現像剤移動体は、前記像担持体上の前記現像剤像を前記媒体に転写する際の中間媒体となる中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
  9. (A)コンピュータ、及び、
    (B)このコンピュータに接続された画像形成装置であって、
    (a)現像剤を媒体に転写するために、現像剤を担持した状態で回転して該現像剤を移動させる現像剤移動体と、
    (b)前記媒体に転写されずに前記現像剤移動体上に残された現像剤を回収するための回収部であって、
    該回収部内の空気を該回収部外へ移動させるための通気口と、
    前記回収部内の現像剤が前記通気口を通過して該回収部外に漏れることを防止するために、前記通気口に取り付けられたフィルターと、
    移動することにより、前記現像剤移動体に離当接する離当接部材と、
    該離当接部材の移動に連動して前記フィルターに接触しながら移動することにより、前記フィルターを清掃する清掃部材と、
    を有する回収部と、
    (c)を備えた画像形成装置、
    (C)を具備したことを特徴とする画像形成システム。
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