JP2002365991A - クリーニング装置 - Google Patents

クリーニング装置

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JP2002365991A
JP2002365991A JP2001169501A JP2001169501A JP2002365991A JP 2002365991 A JP2002365991 A JP 2002365991A JP 2001169501 A JP2001169501 A JP 2001169501A JP 2001169501 A JP2001169501 A JP 2001169501A JP 2002365991 A JP2002365991 A JP 2002365991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブラシロールが像担持体を摺擦することによっ
てトナークラウドが発生しても、接触タイプのシール部
材やトナークラウド吸引のためのファン等を設けること
なく、かかるトナークラウドが複写機やプリンタ等の画
像形成装置内に拡散するのを防止することができ、製造
コストの低下を図りつつ、画像形成装置内の清浄化をも
図ることが可能なクリーニング装置を提供する。 【解決手段】記録シート又は中間転写体へトナー像を転
写した後の像担持体の表面に付着する残留トナーを除去
するクリーニング装置であって、ブラシロールの周囲を
ケーシングで取り囲むと共に、このケーシングに隣接し
てトナーの補集室を形成し、ケーシングと像担持体との
隙間から漏れ出したトナークラウドを上記トナー補集室
に吹き込ませ、かかるトナー補集室の内壁にトナーを付
着させて補集するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機や
レーザビームプリンタ等の画像形成装置において、トナ
ー像転写後の感光体ドラムや中間転写体に残留するトナ
ーを清掃するためのクリーニング装置に係り、詳細に
は、クリーニング動作時に発生するトナークラウドが画
像形成装置内に拡散するのを防止するための改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真複写機やレーザビーム
プリンタ等の画像形成装置においては、画像データに応
じて感光体ドラムの表面にトナー像を形成した後、かか
るトナー像を記録シートに転写し、転写されたトナー像
を記録シートに加熱定着することで記録画像を得てい
る。また、近年のフルカラー複写機、フルカラレーザビ
ームプリンタにおいては、感光体ドラム上に形成したト
ナー像を中間転写体に一次転写し、かかる中間転写体上
でイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの4色のト
ナー像を重ね合わせ、これら合成トナー像を記録シート
に一括して二次転写することでフルカラー記録画像を形
成するものも知られている。
【0003】トナー像の転写効率は感光体ドラムや中間
転写体の表面状態、温度・湿度の変化に伴う記録シート
や中間転写体の抵抗値の変動に影響を受けるので、これ
を常に100%に保つことは困難であり、トナー像の転
写元である感光体ドラムや中間転写体の表面にはトナー
像の転写後にもトナーが残留付着している。このため、
従来より、感光体ドラム、中間転写体といった像担持体
に対しては、トナー像の転写部位の下流側にクリーニン
グ装置が設けられ、次のトナー像の形成に先立って像担
持体上の残留トナーの除去が行われている。
【0004】かかるクリーニング装置としては、弾性ゴ
ムブレードを感光体ドラムの表面に押し当て、残留トナ
ーを機械的な力で除去するものが広く使用されている。
このブレード方式のクリーニング装置は駆動部を必要と
しないので、機構的に単純であり、安価であるといった
利点があるが、ゴムブレードがトナーのみを除去するの
ではなく、被清掃体である像担持体の表面をも僅かずつ
削り取っているので、感光体ドラムの感光層等に対する
ダメージで大きく、感光体ドラムの寿命が短くなってし
まうといった欠点がある。特に、近年では小型化の観点
から感光体ドラムの小径化が著しく、同一のプリント枚
数に対する感光体ドラムの回転数も増える傾向にあるの
で、このブレード方式では感光体ドラムの寿命が益々短
命化してしまう。
【0005】一方、ブレード方式以外のクリーニング装
置としては、無数の摺擦毛を植えたブラシローラを像担
持体に接触させ、このブラシロールを高速回転させるこ
とで残留トナーを機械的に除去する所謂ファーブラシ方
式が知られている。かかるブラシロールはモータによっ
て回転駆動されており、被清掃体である像担持体との線
速度比を大きく設定することによりトナーの捕獲効率を
高めることができるようになっている。このファーブラ
シ方式のクリーニング装置は前述のブレード方式と比較
して像担持体のダメージが少なく、その分だけ感光体ド
ラムの長寿命化を期待することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このファーブ
ラシ方式はブラシロールが像担持体の表面を摺擦してい
ることから、トナーが雰囲気中に漂う所謂トナークラウ
ドが発生し易く、このトナークラウドに対して何らの対
策も施さない場合には画像形成装置内の機器にトナーが
付着してしまい、かかる画像形成装置内を搬送される記
録シートがトナーによって汚れてしまうという問題点が
あった。また、トナークラウドが画像形成装置外へ排出
されることになり、室内の汚染や人体への影響も懸念さ
れる。
【0007】また、従来のクリーニング装置では、トナ
ーが付着したブラシロールの摺擦毛をフリッカーバに叩
きつけ、かかるトナーをブラシロールから強制的に叩き
落として回収するように構成されており、ブラシロール
が多くのトナーを保持したままの状態で回動を続けると
いうことはなかった。しかし、最近ではクリーニング装
置の小型化に鑑み、トナーの回収機構を具備しないクリ
ーニング装置も提案されている(特開2001−075
448号公報)。この新たなクリーニング装置では、ト
ナー像の形成及び転写の邪魔にならないよう、画像形成
ジョブ中はブラシロールが残留トナーを一時的に保持す
るように働く一方、画像形成ジョブの合間にはブラシロ
ールが保持していたトナーを像担持体へ吐き出し、これ
をトナー像の転写と同様に下流側のロールへと転移させ
ていき、最終段のロールに対して設けられたクリーニン
グ装置で回収するように構成されている。このため、ブ
ラシロールは既に像担持体から除去した残留トナーを保
持した状態で回動を続けており、従来のクリーニング装
置に比べ、像担持体を摺擦した際により多くのトナーク
ラウドが発生し易い。
【0008】従来、クリーニング装置で発生したトナー
クラウドが画像形成装置内に充満するのを防止する方法
としては、プラシロールの周囲をケーシングで取り囲む
と共に、かかるケーシングの縁部には像担持体に接触す
るシール部材を設け、ブラシロールの摺擦によって発生
したトナークラウドが上記ケース外に漏れ出るのを防止
する方法や、ファンによってクリーニング装置の周辺雰
囲気を吸引し、フィルタによってトナーを除去する方法
が多用されている。
【0009】しかし、前者の場合にはシール部材を接触
させることでトナークラウドが漏れ出す隙間を塞ぐた
め、像担持体の摩耗が問題となる。また、後者の場合に
はファンや吸引ダクトが必要となり、製造コストが嵩む
他、画像形成装置の小型化の妨げになるといった問題点
があった。
【0010】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、その目的とするところは、ブラシロールが
像担持体を摺擦することによってトナークラウドが発生
しても、接触タイプのシール部材やトナークラウド吸引
のためのファン等を設けることなく、かかるトナークラ
ウドが複写機やプリンタ等の画像形成装置内に拡散する
のを防止することができ、製造コストの低下を図りつ
つ、画像形成装置内の清浄化をも図ることが可能なクリ
ーニング装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のクリーニング装置では、ブラシロールの周
囲をケーシングで取り囲むと共に、このケーシングに隣
接してトナーの補集室を形成し、ケーシングと像担持体
との隙間から漏れ出したトナークラウドを上記トナー補
集室に吹き込ませ、かかるトナー補集室の内壁にトナー
を付着させて補集するように構成した。
【0012】図4は本発明の構成を簡略的に示したもの
であり、図中の符号100は感光体ドラムや中間転写体
等、付着トナーの清掃が要求される像担持体、符号10
1はブラシロール、符号102はブラシロール101を
取り囲むケーシング、符号103はトナー補集室であ
る。トナークラウドはブラシロール101による像担持
体100の摺擦によって発生し、また、かかる摺擦によ
って加速されるので、上記トナー補集室103はブラシ
ロール101による摺擦方向の下流側に設けた。これに
より、ケーシング102と像担持体100との隙間から
噴き出すトナークラウドをトナー補集室103に導くこ
とができる。また、上記トナー補集室103は、ケーシ
ング102の一部をなすと共に先端が像担持体100と
隙間を介して対向する離隔壁104と、この離隔壁10
4を挟んで上記ブラシロール101と反対側に設けられ
ると共にやはり先端が像担持体100と隙間を介して対
向するシール壁105との間に形成した。
【0013】トナークラウドはブラシロール101の摺
擦によって加速され、離隔壁104と像担持体100と
の隙間からトナー補集室103に噴き出すが、かかるト
ナー補集室103内に拡がることでその勢いが失われ、
トナーはトナー補集室103内を漂って離隔壁104や
シール壁105といったトナー補集室103の内壁に付
着することになる。その結果、シール壁105と像担持
体100との隙間からトナーを大量に含んだトナークラ
ウドが外部に漏れ出すのを防止することができるもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
のクリーニング装置を詳細に説明する。図1は本発明の
クリーニング装置を備えたフルカラーレーザビームプリ
ンタを示すものである。尚、図1中の矢印は、各回転部
材の回転方向を示している。
【0015】このフルカラープリンタは、図1に示すよ
うに、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、ブラック(K)用の各感光体ドラム11,1
2,13,14と、これら感光体ドラム11,12,1
3,14 に接触する一次帯電用の帯電ロール21,2
2,23,24と、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、ブラック(K)の各色のレーザ光31,
32,33,34を照射する図示しないレーザ光学ユニ
ットと、現像装置41,42,43,44と、上記4つ
の感光体ドラム11,12,13,14のうちの2つの
感光体ドラム11,12に接触する第1の一次中間転写
ドラム51及び他の2つの感光体ドラム13,14に接
触する第2の一次中間転写ドラム52と、上記第1、第
2の一次中間転写ドラム51,52に接触する二次中間
転写ドラム53と、この二次中間転写ドラム53に接触
する最終転写ロール60とで、その主要部が構成されて
いる。
【0016】これらの構成のうち、各感光体ドラム11
〜14、帯電ロール21〜24、現像器41〜44、第
1及び第2の一次中間転写ドラム51,52及び二次中
間転写ドラム53は単一の画像形成ユニット1として一
体化されており、例えば感光体ドラムの劣化等によって
画像品質が低下する場合等には、この画像形成ユニット
1をそのまま交換するようになっている。
【0017】感光体ドラム11,12,13,14は、
共通の接平面Mを有するように一定の間隔をおいて配置
されている。また、第1の一次中間転写ドラム51及び
第2の一次中間転写ドラム52は、各回転軸が該感光体
ドラム11,12,13,14軸に対し平行かつ所定の
対象面を境界とした面対象の関係にあるように配置され
ている。さらに、二次中間転写ドラム53は、該感光体
ドラム11,12,13,14と回転軸が平行であるよ
うに配置されている。
【0018】各色毎の画像情報に応じた信号は、図示し
ない画像処理ユニットによりラスタライジングされて図
示しないレーザ光学ユニットに入力される。このレーザ
光学ユニットでは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、ブラック(K)の各色のレーザ光31,
32,33,34が変調され、対応する色の感光体ドラ
ム11,12,13,14に照射される。
【0019】上記各感光体ドラム11,12,13,1
4の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像
形成プロセスが行なわれる。まず、上記感光体ドラム1
1,12,13,14としてはOPC感光体を用いた感
光体ドラムが用いられ、これらの感光体ドラム11,1
2,13,14の表面は約−800VのDC電圧を印加
した帯電ロール12,22,32,42によって、例え
ば約−300V程度に一様に帯電される。尚、この実施
例では上記帯電ロールに対してDC成分のみを印加して
いるが、AC成分をDC成分に重畳するように構成する
こともできる。
【0020】このようにして一様な表面電位を具備した
感光体ドラム11,12,13,14の表面には、露光
装置としてのレーザ光学ユニットによってシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック
(K)の各色に対応したレーザ光31,32,33,3
4が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像
が形成される。レーザ光学ユニットで静電潜像が書き込
まれることにより、感光体ドラム11,12,13,1
4上の画像露光部の表面電位は−60V以下程度にまで
除電される。
【0021】また、上記感光体ドラム11, 12,
13, 14の表面に形成されたシアン(C)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色に対
応した静電潜像は、対応する色の現像装置41,42,
43,44によって現像され、感光体ドラム11,1
2,13,14上にシアン(C)、マゼンタ(M)、イ
エロー(Y)、ブラック(K)の各色のトナー像として
可視化される。各現像装置41,42,43,44に
は、それぞれ色の異なったシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)色のトナー及
びキャリアからなる現像剤が充填されている。これらの
現像装置41,42,43,44は、不図示のトナー補
給装置からトナーが補給されると、この補給されたトナ
ーは、オーガー404で充分にキャリアと攪拌されて摩
擦帯電される。現像ロール401の内部には、複数の磁
極を所定の角度に配置したマグネットロール(不図示)
が固定した状態で配置されている。この現像ロール40
1に現像剤を搬送するパドル403によって、当該現像
ロール401の表面近傍に搬送された現像剤は、現像剤
量規制部材402によって現像部に搬送される量が規制
される。
【0022】上記現像ロール401上に供給されたトナ
ーは、マグネットロールの磁力によって、キャリアとト
ナーで構成された磁気ブラシ状となっており、この磁気
ブラシが感光体ドラム11,12,13,14と接触し
ている。この現像ロール401にAC+DCの現像バイ
アス電圧を印加して、現像ロール401上のトナーを感
光体ドラム11,12,13,14上に形成された静電
潜像に現像することにより、トナー像が形成される。こ
の実施例では、この現像バイアス電圧はACが4kH
z、1.5kVppで、DCが−230V程度である。
【0023】次に、上記各感光体ドラム11,12,1
3,14上に形成されたシアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色のトナ
ー像は、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次
中間転写ドラム52上に、静電的に一次転写される。感
光体ドラム11,12上に形成されたシアン(C)およ
びマゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写
ドラム51上に、感光体ドラム13,14上に形成され
たイエロー(Y)、ブラック(K)色のトナー像は、第
2の一次中間転写ドラム52上に、それぞれ転写され
る。従って、第1の一次中間転写ドラム51上には、感
光体ドラム11または12のどちらから転写された単色
像と、感光体ドラム11及び12の両方から転写された
2色のトナー像が重ね合わされた二重色像が形成される
ことになる。また、第2の一次中間転写ドラム52上に
も、感光体ドラム13,14から同様な単色像と二重色
像が形成される。
【0024】上記第1及び第2の一次中間転写ドラム5
1,52上に感光体ドラム11,12,13,14から
トナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、
+250〜500V程度である。最適な表面電位はトナ
ーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって変動するが、
トナーの帯電量が−20〜−35μC/g の範囲内に
あり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2の
一次中間転写ドラム51,52の表面電位は、+380
V程度が望ましい。また、第1、第2の一次中間転写ド
ラム51,52はその抵抗値が108 Ω程度に設定され
ており、FeやAl等からなる金属パイプを導電性シリ
コーンゴム等の低抵抗弾性層(R=10 2 〜103 Ω)
で被覆して形成されている。更に、この低抵抗弾性層の
表面には高離型層として厚さ3〜100μmのフッ素ゴ
ム層が設けられておりシランカップリング剤系の接着剤
(プライマ)で接着されている。尚、高離型層の抵抗値
はR=105 〜109 Ω程度である。
【0025】この後、第1、第2の一次中間転写ドラム
51,52上に形成された単色又は二重色のトナー像
は、二次中間転写ドラム53上に静電的に二次転写され
る。従って、二次中間転写ドラム53上には、単色像か
らシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブ
ラック(K)色の四重色像までの最終的なトナー像が形
成されることになる。
【0026】この二次中間転写ドラム53上へ第1及び
第2の一次中間転写ドラム51,52からトナー像を静
電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1
200V程度である。最適な表面電位は一次転写の時と
同様にトナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって変
動する。また、転写に必要なのは、第1及び第2の一次
中間転写ドラム51,52と二次中間転写ドラム53と
の間の電位差であるので、第1及び第2の一次中間転写
ドラム51,52の表面電位に応じた値に設定すること
が必要である。上述のように、トナーの帯電量が−20
〜−35μC/gの範囲内にあり、常温常湿環境下であ
って、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の
表面電位が+380V程度の場合には、二次中間転写ド
ラム53の表面電位は、+880V程度、つまり第1及
び第2の一次中間転写ドラム51,52と二次中間転写
ドラム53との間の電位差は、+500V程度に設定す
ることが望ましい。
【0027】この実施例で用いる二次中間転写ドラム5
3は第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と同
じ外径に形成され、抵抗値は1011Ω程度に設定され
る。また、上記二次中間転写ドラム53も一次中間転写
ドラムと同様に、FeやAl等からなる金属パイプを厚
さ0.1〜10mm程度の導電性シリコーンゴム等の低
抵抗弾性層(R=102 〜103 Ω)で被覆して形成さ
れており、低抵抗弾性層の表面は厚さ3〜100μmの
フッ素ゴムからなる高離型層に被覆されている。ここ
で、二次中間転写ドラム53の抵抗値は、第1及び第2
の一次中間転写ドラム51,52よりも高く設定する必
要がある。そうしないと、二次中間転写ドラム53が第
1及び第2の一次中間転写ドラム51,52を帯電して
しまい、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52
の表面電位の制御が難しくなる。
【0028】最後に、上記二次中間転写ドラム53上に
形成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像
は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路Pを通る
用紙に三次転写される。この用紙は、不図示の紙送り工
程を経て用紙搬送ロール90を通過し、二次中間転写ド
ラム53と最終転写ロール60のニップ部に送り込まれ
る。この最終転写工程の後、用紙上に形成された最終的
なトナー像は、定着器70によって定着され、一連の画
像形成プロセスが完了する。
【0029】このように構成された本実施例のレーザビ
ームプリンタでは、各感光体ドラム11,12,13,
14及び一次中間転写ドラム51,52に対してクリー
ニング装置が配置されている。
【0030】先ず、感光体ドラム11に対して配置され
たクリーニング装置は、金属製回転軸の周囲に導電性の
摺擦毛が起立した第1ブラシロール215を備えてお
り、帯電ロール21に対するトナーの付着を防止するた
め、感光体ドラム11の回転方向に関して帯電ロール2
1の上流側に位置している。また、この第1ブラシロー
ル215にはクリーニングバイアスが印加されりてお
り、各転写部位において極性反転したトナーを感光体ド
ラム11の表面から一時的に回収し、後述するクリーニ
ングモードが開始される迄の間、かかるトナーを保持す
るようになっている。すなわち、トナーは現像装置41
内において(−)極性に帯電しており、各転写行程にお
いては、トナー像がより電位の高い方向へ向けて転写さ
れていくことになる。しかし、かかるトナー像が各転写
工程の転写部位を繰り返し通過する際、パッシェン放電
や電荷注入により、(−)帯電しているトナーの一部が
逆極性、すなわち(+)極性に反転して帯電してしまう
ことがあり、このように極性反転したトナーは次工程へ
転写されず、上流側へ逆流していくことになる。そし
て、最終的には感光体ドラム11へ転移し、ひいては帯
電ロール21に付着することになる。上記第1ブラシロ
ール215はこのような極性反転したトナーを帯電ロー
ル21の手前で捕え、帯電ロール21に対する付着を防
止するために設けられている。従って、トナー像の作像
時においては、感光体ドラム11の表面電位−300V
よりも低い電位である−400Vが上記第1ブラシロー
ル215に印加されている。また、この第1ブラシロー
ル215には何ら駆動手段が設けられておらず、かかる
第1ブラシロール215は摺擦毛と感光体ドラム11と
の間に作用する摩擦力によって感光体ドラム11の回転
に連れ回っている。
【0031】尚、以上の説明では感光体ドラム11に対
して設けられた第1ブラシロール215について説明し
たが、他の感光体ドラム12,13,14に対しても同
じ構造の第1ブラシロール216,217,218が設
けられている。
【0032】一方、一次中間転写ドラム51,52に対
しては、やはり金属製回転軸の周囲に導電性の摺擦毛が
起立した第2ブラシロール220,221が夫々配置さ
れている。これらの第2ブラシロール220は二次転写
の終了後に一次中間転写ドラム51の表面に残留したト
ナーを感光体ドラム12の手前側でブロックする位置
に、第2ブラシロール221は二次転写の終了後に一次
中間転写ドラム52の表面に残留したトナーを感光体ド
ラム14の手前側でブロックする値に夫々配置されてい
る。また、これら第2ブラシロール220,221には
クリーニングバイアスが印加されているが、その極性は
第1ブラシロール215に印加されていたものと逆極性
である。一次転写では各感光体ドラムが1色のトナー像
のみを一次中間転写ドラム51,52に転写しているこ
とから、転写効率をある程度高めに設定することがで
き、残留トナーを敢えて回収するクリーニング装置を設
けずとも、作像上は大きな支承は生じず、また、各現像
器41,42,43,44において混色が発生すること
もない。しかし、二次転写では互いに重なり合った2色
分のトナー像を二次中間転写ドラム53へ転写するの
で、転写されずに一次中間転写ドラム51,52に残留
するトナーも多く、かかる残留トナーをクリーニング装
置で回収しない場合には、次に転写されるトナー像にゴ
ーストが発生してまうからである。このため、一次中間
転写ドラム51,52に対して配置した第2ブラシロー
ル220,221には、+600V程度のクリーニング
バイアスが印加されている。また、これら第2ブラシロ
ール220,221にも何ら駆動手段が設けられておら
ず、第1ブラシロール215と同様、摺擦毛と一次中間
転写ドラム51,52との間に作用する摩擦力によって
一次中間転写ドラム51,52の回転に連れ回ってい
る。
【0033】また、二次中間転写ドラム53に対しても
三次転写で残留したトナーを除去するための第3ブラシ
ロール230が配置されている。このブラシロール23
0は図示外のモータによって二次中間転写ドラム53の
回転方向と対向する方向へ回転駆動されている。これ
は、4色のトナー像を記録シートPに一括転写する三次
転写では二次中間転写ドラム53に残留するトナーが多
く、譬えクリーニングバイアスを印加しても、ブラシロ
ール230を従動回転させただけでは残留トナーを捕獲
しきれないからである。特に、OHP用シート等の高抵
抗の記録シートに対してトナー像の三次転写を行う場合
には、二次中間転写ドラム53と転写ロール60との間
に所定の大きさの転写電流を得るため、かかる転写ロー
ル60に対してより大きな転写バイアスを印加する必要
があり、トナーは極性反転はしないまでもその帯電量が
弱まってしまい、記録シートに転写されずに二次中間転
写ドラム53上の残留トナーとなってしまう量も多い。
【0034】上記第1ブラシロール215,216,2
17,218、第2ブラシロール220,221、及び
第3ブラシロール230は夫々対向する感光体ドラム1
1,12,13,14、一次中間転写ドラム51,5
2、二次中間転写ドラム53からトナーを捕獲するもの
の、捕獲したトナーを排出するための機械的構成を何ら
具備していない。従って、トナー像が繰り返し形成され
ると、捕獲したトナーが各ブラシロールの摺擦毛の間か
ら溢れ出てしまうことになる。そこで、本実施例のプリ
ンタでは、各ブラシロールによって捕獲されたトナーを
回収するため、印字動作前、印字動作後、連続印字時の
所定枚数毎など、ある所定のタイミングで以下のような
クリーニング動作を行ない、転写ロール60に対して設
けた最終クリーニング装置80で回収するようにしてい
る。
【0035】このクリーニング動作においては、先ず、
帯電ロール21,22,23,24、第1ブラシロール
215,216,217,218、感光体ドラム11,
12,13,14、一次中間転写ドラム51,52、二
次中間転写ドラム53、最終転写ロール60に対し、最
終転写ロール60が最もマイナス電位が高くなるよう
に、順々に電位勾配をつけた電圧を印加し、これによっ
て印字動作中に第1ブラシロール215,216,21
7,218に回収保持された逆極性の(+)帯電トナー
を、最終転写ロール60まで順々に転移させ、最終転写
ロール60に接触して設けた最終クリーニング装置80
によって回収するように構成されている。この最終クリ
ーニング装置80ではシリコンゴム等の弾性体からなる
クリーニングブレード801が転写ロール60の周面に
接しており、転写ロール60に転移したトナーを該クリ
ーニングブレード801によって削ぎ落とし、装置内に
回収するようになっている。従って、このようなクリー
ニング動作が開始されると、第1ブラシロール215,
216,217,218に一時的に保持されていた
(+)帯電トナーは感光体ドラム11,12,13,1
4上に吐き出され、第1ブラシロール215,216,
217,218は清浄な状態に復帰することになる。
【0036】また、このようにして(+)帯電トナーの
クリーニングが終了すると、トナー像の作像時と同じ電
位が帯電ロール21,22,23,24、感光体ドラム
11,12,13,14、一次中間転写ドラム51,5
2、二次中間転写ドラム53、最終転写ロール60に与
えられる一方、第2ブラシロール及び第3ブラシロール
には作像時と逆極性の電位が与えられ、今度は第2ブラ
シーロール220,221及び第3ブラシロール230
に付着している(−)帯電トナーのクリーニングが行わ
れる。すなわち、第2ブラシロール220,221及び
第3ブラシロール230に対して作像時と逆極性の電位
を与えることにより、これらブラシロールに保持されて
いたトナーは一次中間転写ドラム51,52及び二次中
間転写ドラム53上に吐き出され、通常のトナー像の転
写と同様に二次中間転写ドラム53を経由して最終転写
ロール60へ到達し、最終クリーニング装置80によっ
て回収される。
【0037】このようなクリーニング動作を定期的に実
行することにより、第1、第2及び第3ブラシロールに
捕獲されていたトナーはいずれの極性のものも最終クリ
ーニング装置80によって回収され、これらブラシロー
ルの清浄化が図られることになる。
【0038】以上の説明から明らかなように、この実施
例のレーザビームプリンタでは、トナー像の作像中は第
1、第2及び第3ブラシロール215〜218,22
0,221,230が感光体ドラム11〜14や中間転
写体51〜53から除去したトナーを保持した状態で回
転を続け、また、前述のクリーニングモードではこれら
ブラシロールが一旦捕獲したトナーを感光体ドラム11
〜14や中間転写体51〜53へはき出しながら回転を
続けるので、これらブラシロールの周囲にはトナークラ
ウドが発生し易い。特に、トナー像の三次転写では前述
の如く多くの残留トナーが発生してしまうので、第3ブ
ラシロール230はより多くのトナーを捕獲したままの
状態で二次中間転写ドラム53の摺擦を行うことにな
り、しかも第3ブラシロール230は他のブラシロール
215〜218,220,221と異なり二次中間転写
ドラム53をその周面の移動方向とは逆方向に摺擦して
いるので、この第3ブラシロール230の周囲には他の
ブラシロールに比べてトナークラウドが発生し易い。こ
のため、第3ブラシロール230の回転により発生する
トナークラウドを如何にして拡散させずに封じ込めるか
がトナーによる機内汚染を防止する上で重要となる。
【0039】図2は第3ブラシロール230の周辺の構
造を示した拡大断面図である。この第3ブラシロール2
30は周囲を取り囲む略矩形状のケーシング61内に収
容されており、両軸端が軸受(図示せず)を介してこの
ケーシング61に支承されると共に、一方の軸端にはモ
ータからの回転動力が入力されるギヤ(図示せず)が取
り付けられている。ケーシング61内には第3ブラシロ
ール230の軸方向と平行に離隔壁62が立設されてお
り、ケーシング61内を第3ブラシロール230の収容
空間63とこれに隣接するトナー補集室64とに区分し
ている。この離隔壁62の先端は二次中間転写ドラム5
3と所定の隙間(例えば1mm程度)を介して対向して
いる。また、かかるトナー補集室64は第3ブラシロー
ルに対し、かかる第3ブラシロール230による二次中
間転写ドラム53の摺擦方向の下流側に位置している。
【0040】上記トナー補集室64は離隔壁62とこの
離隔壁62を挟んでブラシロール230と反対側に設け
られたシール壁65との間に形成されている。かかるシ
ール壁65はPET等の樹脂フィルムをケーシング61
に貼り付けて構成されており、その先端は二次中間転写
ドラム53をトナー補集室64から覆うように上記離隔
壁62の方向へ延びている。そして、シール壁65の先
端は離隔壁と同程度の間隔を有して二次中間転写ドラム
53と対向する一方、離隔壁62の先端とも同程度の間
隔(例えば0.5〜1mm程度)を有して対向し、トナ
ー補集室64の入口を構成している。このため、トナー
補集室64は入口の開口幅に比べて内部の幅が大きく形
成されており、二次中間転写ドラム53に面した入口開
口に向けて窄まった形状に形成されている。
【0041】また、上記ケーシング61には第3ブラシ
ロール230の軸方向と平行な支軸66が設けられてお
り、かかる支軸66は画像形成ユニット1の筐体に対し
て回転自在に支承されている。従って、第3ブラシロー
ル230のケーシング61は画像形成ユニットの筐体に
対して開閉自在に設けられており、二次中間転写ドラム
のクリーニングを行う場合には、図2に示すようにブラ
シロール230が二次中間転写ドラム53に接するクリ
ーニング位置に設定される一方、ブラシロールの清掃等
のメインテナンス作業を行う際には、図3に示すように
ケーシング61が画像形成ユニット1の筐体1aから離
脱したサービス位置に設定することができるようになっ
ている。このとき、シール壁65の先端は、二次中間転
写ドラム53の回転中心と支軸66を結んだ仮想線(図
2中に一点鎖線で表示)よりも第3ブラシロール230
側に突出しており、ケーシング61をクリーニング位置
とサービス位置との間で揺動させても、かかるシール壁
65の先端が二次中間転写ドラム53に接触することが
ないようになっている。
【0042】ケーシング61が図2に示すクリーニング
位置に設定された状態でブラシロール230が二次中間
転写ドラム53を摺擦すると、かかる摺擦によってトナ
ークラウドが発生し、特に摺擦位置の直後、すなわち摺
擦位置と離隔壁62との間には高い圧力のトナークラウ
ドが滞留する。このため、収容空間63内で発生したト
ナークラウドは離隔壁62と二次中間転写ドラム53の
隙間を通してトナー補集室64の入口付近に噴き出すこ
とになる。このとき、離隔壁と二次中間転写ドラムとの
隙間が所謂「絞り」の役割を果たすので、かかる隙間を
通過したトナークラウドはトナー補集室内に広く拡散
し、結果としてトナーはトナー補集室の内壁に付着する
ことになる。これにより、離隔壁と二次中間転写ドラム
との隙間から噴き出したトナークラウドの殆どをトナー
補集室内に導いて、かかるトナークラウドに含まれる浮
遊トナーを捕獲することができ、シール壁と二次中間転
写ドラムとの隙間から大量のトナークラウドが外部に漏
れ出すのを防止することが可能となる。
【0043】また、この実施例では、二次中間転写ドラ
ム53がブラシロール230による摺擦方向とは逆方向
へ回転していることから、譬えトナー補集室の内壁に付
着したトナーが二次中間転写ドラム上に落下してしまう
ことがあっても、かかるトナーは再度ブラシロールによ
って二次中間転写ドラムから除去されるので、二次中間
転写ドラムを用いたトナー像の二次転写及び三次転写に
は何ら影響が及ぶことはない。
【0044】従って、このようにブラシロールの収容空
間に対してトナー補集室を隣接させている本実施例のク
リーニング装置によれば、像担持体としての二次中間転
写ドラムに対しては何らケーシングとの間を密封する接
触シール部材を設ける必要がなく、また、ファンを用い
てケーシング内のトナークラウドを強制的に吸引すると
いった複雑な構成も一切不要である。これにより、二次
中間転写ドラムの摩耗による短命化を防止することがで
きると共に、製造コストをも低く抑えることが可能とな
る。
【0045】また、ケーシングをクリーニング位置から
サービス位置に設定することにより、トナー補集室の内
部にどの程度の量のトナーが付着しているのかを確認す
ることができ、仮に大量のトナーが付着してしまってい
るのであれば、サービス位置に設定されたケーシングを
画像形成ユニット1の筐体1aから取り外し、ケーシン
グそのものの清掃を行うことも可能である。
【0046】更に、上記シール壁65を導電性部材から
形成し、これを接地するように構成すれば、シール壁6
5と二次中間転写ドラム53との隙間から僅かな浮遊ト
ナーが外部に漏れ出した場合であっても、シール壁65
の外側に対して浮遊トナーが付着するのを防止すること
ができる。仮に、シール壁に付着していたトナーが二次
中間転写ドラム53上に落下すると、これが記録シート
上に汚れとなって現れたり、また、かかるトナーが逆極
性に帯電している場合には、落下したトナーが一次中間
転写ドラム51,52、感光体ドラム11〜14へと逆
に転写されていき、第1ブラシロール215〜218を
汚すことになる。従って、シール壁65の外側に対する
トナー付着を防止することは重要である。
【0047】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のクリ
ーニング装置によれば、ブラシロールの周囲をケーシン
グで取り囲むと共に、このケーシングに隣接してトナー
の補集室を形成し、ケーシングと像担持体との隙間から
漏れ出したトナークラウドを上記トナー補集室に吹き込
ませ、かかるトナー補集室の内壁にトナーを付着させて
補集するように構成しているので、ブラシロールが像担
持体を摺擦することによってトナークラウドが発生して
も、接触タイプのシール部材やトナークラウド吸引のた
めのファン等を設けることなく、かかるトナークラウド
が複写機やプリンタ等の画像形成装置内に拡散するのを
防止することができ、製造コストの低下を図りつつ、画
像形成装置内の清浄化をも図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクリーニング装置を適用したフルカ
ラーレーザビームプリンタの構成を示す概略図である。
【図2】 本発明のクリーニング装置の実施例を示す断
面図である。
【図3】 クリーニング装置のケーシングをサービス位
置に設定した状態を示す断面図である。
【図4】 本発明のクリーニング装置の構成を示す概略
図である。
【符号の説明】
230…ブラシロール、53…二次中間転写ドラム(像
担持体)、61…ケーシング、62…離隔壁、64…ト
ナー補集室、65…シール壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H134 GA01 GB02 HB01 HB08 HB09 HB18 HF16 JA05 JB01 KA33 KB02 KC10 KF01 KF02 KF06 KF08 KG08 KH07 KH09 KH15 KH16 KJ02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録シート又は中間転写体へトナー像を
    転写した後の像担持体の表面に付着する残留トナーを除
    去するクリーニング装置であって、 上記像担持体の表面を回転しながら摺擦するブラシロー
    ルと、このブラシロールの周囲を取り囲むケーシング
    と、このケーシングの一部をなすと共にこのブラシロー
    ルによる像担持体の摺擦方向の下流側に該ブラシロール
    と隣接して設けられ、先端が像担持体と隙間を介して対
    向する離隔壁と、この離隔壁を挟んで上記ブラシロール
    と反対側に設けられると共に先端が像担持体と隙間を介
    して対向するシール壁と、これら離隔壁とシール壁との
    間に設けられると共に上記像担持体に向けてのみ開口し
    たトナー補集室とを備えたことを特徴とするクリーニン
    グ装置。
  2. 【請求項2】 上記ブラシロールにはクリーニングバイ
    アスが印加され、かかるブラシロールと像担持体との電
    位差に基づいて、該ブラシロールが像担持体に付着した
    残留トナーを除去し、または保持していたトナーを像担
    持体上に放出することを特徴とする請求項1記載のクリ
    ーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記像担持体はブラシロールによる摺擦
    方向とは逆方向へ回転していることを特徴とする請求項
    1記載のクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 上記シール壁は導電性部材から形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装
    置。
  5. 【請求項5】 上記ケーシングがブラシロールと平行な
    支軸を中心として揺動し、像担持体のクリーニングを実
    行するためのクリーニング位置、トナー補集室及びブラ
    シロールの清掃を行うためのサービス位置の双方へ自在
    に設定されると共に、かかるサービス位置では上記離隔
    壁とシール壁の先端が像担持体と所定の隙間を保って位
    置決めされることを特徴とする請求項1記載のクリーニ
    ング装置。
  6. 【請求項6】 上記シール壁の先端は、上記支軸と像担
    持体の回転中心とを結んだ仮想線よりもブラシロール側
    に突出していることを特徴とする請求項5記載の画像形
    成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017146409A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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