JP2003280400A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003280400A
JP2003280400A JP2002077655A JP2002077655A JP2003280400A JP 2003280400 A JP2003280400 A JP 2003280400A JP 2002077655 A JP2002077655 A JP 2002077655A JP 2002077655 A JP2002077655 A JP 2002077655A JP 2003280400 A JP2003280400 A JP 2003280400A
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JP2002077655A
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Ryuta Takechi
隆太 武市
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写ベルト上に順次転写して該トナー像
を重ねあわせてカラー画像を得る画像形成装置におい
て、中間転写ベルト上からのトナー飛散によるトナー汚
れ、トナー漏れを抑制する。 【解決手段】 複数の像担持体40上に形成されたトナ
ー像を、中間転写ベルト10上に順次転写してトナー像
を重ねあわせて搬送する画像形成装置において、中間転
写ベルトが支持ローラ14と接触を始める接触開始部、
及び、離間を始める離間開始部と中間転写ベルトを挟ん
で対向する位置に、トナー像の有する電荷とは逆極性に
帯電、もしくは、接地されたトナー捕集部材500を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関
するものである。詳しくは、複数の像担持体上に形成さ
れたトナー像を、中間転写ベルト上に順次転写して該ト
ナー像を重ねあわせてカラー画像を得る画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の像担持体を並べて配置し、
各々に現像装置を備え、各像担持体上に形成したトナー
像を中間転写ベルト上に順次転写して重ね合わせカラー
画像を形成するタンデム型画像形成装置が広く知られて
いる。この中間転写ベルトとしては、ドット画像の再現
性等の画質向上の点から、中抵抗以上の表面抵抗、体積
抵抗を有するものが広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置にお
いては、トナー像を中間転写ベルト上に転写するため
に、トナーと逆極性の転写電流を各色毎に中間転写ベル
トの裏面より付与する。ここで1色の転写をおこなう毎
に、中間転写ベルト上に電荷が残留してしまい、次色を
転写する際には、その前の色より多くの転写電流を付与
する必要になる場合がある。これは、一般的に転写ステ
ップアップといわれる現象であり、自己放電が難しい1
11Ω・cm以上の体積抵抗を有する中間転写ベルト
を用いた場合に顕著に発生する。特に、4色のトナー像
を重ね合わせるフルカラー画像形成装置では、4色のト
ナー像の転写をおこなった後では、中間転写ベルトに蓄
積される電荷は大きなものとなり、2KV(絶対値)に達
する場合もある。
【0004】このような状態でトナー像を担持している
中間転写ベルトが、中間転写ベルトを張架する支持部材
としての支持ローラと接触または離間する際、中間転写
ベルト上からトナー飛散することが確認された。これ
は、中間転写ベルトが支持ローラと接触する際、中間転
写ベルトと支持ローラとの間で電荷が移動する。これに
より、中間転写ベルトが支持ローラと接触を始める接触
開始部前後で電位差を生じる。この際、一時的に中間転
写ベルト内の電界のバランスが崩れ、中間転写ベルト上
に担持されているトナーが不安定な状態となり、飛散す
るものと考えられる。また、中間転写ベルトが支持ロー
ラと離間を始める離間開始部前後においても、剥離放電
等により、一時的に中間転写ベルト内の電界のバランス
が崩れる。このため、中間転写ベルト上に担持されてい
るトナーが不安定な状態となり、飛散するものと考えら
れる。このようなトナー飛散は、中間転写ベルトに蓄積
される電荷が大きいほど発生し易い。また、中間転写ベ
ルトの単位面積あたりに担持するトナーの量が多いほど
発生し易い。すなわち、複数色のトナーを重ね合わせる
転写工程の下流側に位置する支持ローラに接離する時ほ
ど発生し易い。また、中間転写ベルトが多層で構成され
るものでは、表層の表面抵抗が高い場合にも、上記トナ
ー飛散は発生しやすい。このようなトナー飛散が発生す
ると、機内のトナー汚れ、トナー汚れによる画質劣化等
の問題を引き起こしてしまう。さらには、機外へのトナ
ー漏れという問題を引き起こしてしまう。
【0005】また、近年は画像の鮮明さ向上の点から、
線基調の万線パターンを用いて画像処理をおこなうもの
が増えてきている。この万線パターンによる画像処理
は、従来より広く用いられている誤差拡散法による画像
処理に比べ、ベタ画像の電界よりもライン画像の電界が
強くなる。ライン画像の電界は、大きいエッジ電界を有
しており、上記ローラとの接触開始部及び離間開始部
で、電界のバランスを崩す程度が大きいことが確認され
ている。そこで、万線パターンを用いて画像処理をおこ
なったものでは、上記トナー飛散はさらに発生し易くな
るといえる。
【0006】上記問題を改善するために、中間転写ベル
トの抵抗値を規定することも考えられるが、抵抗値の環
境変動等を考慮すると、転写性能とトナー飛散防止とを
両立させることは難しい。
【0007】また、上記問題を改善する他の方法とし
て、機内ファンにて気流を形成し、集塵フィルタに飛散
トナーを集める方法も考えられる。しかしながら、画像
形成装置では、機内温度上昇防止のための気流形成を行
うので、飛散トナーを集塵することのみに着目した気流
を形成をすることはできない。そこで、一般的には、機
内温度上昇防止のため機内ファンにて気流を機外へ排出
し、機外排出前フィルタにてトナーを捕集するものが多
く用いられている。このような装置では、フィルタにト
ナーが捕集されるにつれ、フィルタが詰まった状態とな
り、機外への気流の流れを阻害して空気流量を低下さ
せ、機内温度上昇させてしまうという問題がある。特
に、6μm以下の小粒径トナーを使用する画像形成装置
では、集塵フィルタによるトナー捕集をおこなおうとす
ると、フィルタの目を非常に細かくする必要がある。し
かしながら、フィルタの目を細かくすると、空気流量を
低下させることになり、機内温度上昇防止が難しくな
る。
【0008】本発明は、上記背景に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、中間転写ベルト上に順
次転写して該トナー像を重ねあわせてカラー画像を得る
画像形成装置において、中間転写ベルト上からのトナー
飛散によるトナー汚れ、トナー漏れを抑制することので
きる画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の像担持体上に形成された
トナー像を、複数の支持部材に張架されて回転駆動され
る中間転写ベルト上に順次転写して、該中間転写ベルト
にトナー像を重ねあわせて搬送する画像形成装置におい
て、上記トナー像を担持した中間転写ベルトが上記支持
部材と接触を始める接触開始部、及び、離間を始める離
間開始部と該中間転写ベルトを挟んで対向する位置に、
該トナー像の有する電荷とは逆極性に帯電、もしくは、
接地されたトナー捕集部材を設けることを特徴とするも
のである。請求項1の画像形成装置においては、トナー
飛散が発生する部位、すなわち、トナー像を担持した中
間転写ベルトが支持部材と接触を始める接触開始部、及
び、離間を始める離間開始部と中間転写ベルトを挟んで
対向する位置に、トナー捕集部材を設ける。このトナー
捕集部材はトナー像の有する電荷とは逆極性に帯電、も
しくは、接地されたものであり、中間転写ベルト上から
飛散したトナーを静電的に引き付け捕集する。このよう
に、トナー飛散発生部位の近傍で飛散トナーを捕集する
ので、捕集効率が極めて高く、トナー汚染、機外へトナ
ー漏れを効率的に抑制することができる。請求項2の発
明は、請求項1の画像形成装置において、上記トナー捕
集部材が金属部材である事を特徴とするものである。請
求項3の発明は、請求項1または2の画像形成装置にお
いて、上記支持部材が上記中間転写ベルト上に上記複数
の像担持体上に形成されたトナー像をすべて転写して重
ね合わせた状態で接触を始める支持部材であることを特
徴とするものである。請求項4の発明は、請求項1、2
または3の画像形成装置において、上記トナー捕集部材
は交換可能であることを特徴とする画像形成装置。請求
項5の発明は、請求項1、2、3または4の画像形成装
置において、上記像担持体上に形成されるトナー像が、
重合法により製造された重合トナーを用いて現像したも
のであることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、画像形成装置で
あるタンデム型カラー電子写真複写機(以下、複写機と
いう)に適用した実施形態について説明する。タンデム
型画像形成装置とは、複数の像担持体としての感光体が
並べて備えられており、それぞれ個別に現像装置を備え
ている。そして、これらの感光体上にそれぞれ単色トナ
ー画像を形成し、それらの単色トナー画像を転写して順
次重ね合わせ記録材上に合成カラー画像を記録するもの
である。このタンデム型画像形成装置は、1つの感光体
を用いて複数回画像形成を繰り返して感光体上に合成フ
ルカラー画像を形成する、1ドラム型の画像形成装置に
比べて、プリントスピードの大幅な時間短縮が可能であ
る。しかし、このようなタンデム型画像形成装置は、複
数の画像形成部を有するため、装置が大型化してしま
う。
【0011】また、タンデム型画像形成装置には、直接
転写方式を採用するものと、間接転写方式を採用するも
のとがある。直接転写方式は、図10に示すように、各
感光体1上の画像を転写装置2により、シート搬送ベル
ト3で搬送するシートsに順次転写するものである。一
方、間接転写方式は、図9に示すように、各感光体1上
の画像を1次転写装置2によりいったん中間転写ベルト
4に順次転写して後、その中間転写ベルト4上の画像を
2次転写装置5によりシートsに一括転写するものであ
る。直接転写方式は、複数の感光体1を並べたタンデム
型画像形成装置Tの上流側に給紙装置6を、下流側に定
着装置7を配置しなければならず、シート搬送方向にさ
らに大型化する欠点がある。また、できるだけ大型化し
ないように定着装置7をタンデム型画像形成装置Tに接
近して配置すると、シートsがたわむ充分な余裕がな
い。このため、シートsの先端が定着装置7に進入する
ときの衝撃や定着装置7を通過するときのシート搬送速
度差等で後端部に不良画像を生じる虞がある。一方、間
接転写方式のものは、2次転写位置を比較的自由に設置
することができる。そこで、図9に示すように、2次転
写位置を感光体1と対向する1次転写位置から離れたた
位置とし、給紙装置6および定着装置7を、タンデム型
画像形成装置Tと重ねたレイアウトをとることができ
る。このように、タンデム型画像形成装置Tの上流側及
び下流側(図9中では水平方向)に対して小型化できる
という利点がある。また、シートsがたわむことができ
る十分な余裕をもって定着装置7を配置することができ
るため、定着装置7を通過する際、画像に悪影響を及ぼ
す虞がない。このため、タンデム型画像形成装置で間接
転写方式のものが特に注目されてきている。
【0012】以下、タンデム型間接転写方式の複写機に
について説明する。まず、本実施形態に係る複写機の全
体的な構成について説明する。図1は、本実施形態に係
る複写機の概略構成図である。この複写機は、複写装置
本体100、この複写機本体を載せる給紙テーブル20
0、複写装置本体上に取り付けるスキャナ300、さら
にその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)40
0から主に構成されている。
【0013】複写装置本体100には、中央に、中間転
写体として無端の中間転写ベルト10を設ける。図2
は、中間転写ベルト10の構成図である。中間転写ベル
ト10は、図2に示すように、内側からベース層11、
弾性層12、コート層13からなる。ベース層11は、
例えばフッ素樹脂や帆布など伸びにくい材料で構成され
ている。弾性層12は、例えばフッ素系ゴムやアクリロ
ニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどで構成されてい
る。コート層13は、弾性層12に例えばフッ素系樹脂
をコーティングして平滑性のよいもので被ってなる。こ
の中間転写ベルト10については、詳しく後述する。
【0014】この中間転写ベルト10を、支持部材とし
ての第1の支持ローラ14,第2の支持ローラ15,第
3の支持ローラ16に掛け回して図中時計回り方向に回
転搬送可能とする。第2の支持ローラ15近傍には、画
像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナー
を除去する中間転写体クリーニング装置17を設ける。
また、第1の支持ローラ14と第2の支持ローラ15と
の間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送
方向に沿って、ブラック,イエロー,マゼンタ,シアン
の4つの画像形成手段18を横に並べて配置してタンデ
ム画像形成装置20を構成する。そのタンデム画像形成
装置20の上方には、図1に示すように、露光装置21
を設ける。
【0015】一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデ
ム画像形成装置20と反対の側には、2次転写装置22
を備える。2次転写装置22は、2つのローラ23間
に、無端ベルトである2次転写ベルト24を掛け渡して
構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ
16に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像
をシートに転写する。また、2次転写装置22の横に
は、シート上の転写画像を定着する定着装置25を設け
る。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26
に加圧ローラ27を押し当てて構成する。
【0016】上述した2次転写装置22には、画像転写
後のシートをこの定着装置25へと搬送するシート搬送
機能も備えてなる。もちろん、2次転写装置22とし
て、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよ
く、そのような場合は、このシート搬送機能を併せて備
えることは難しくなる。なお、このような2次転写装置
22および定着装置25の下側に、上述したタンデム画
像形成装置20と平行に、シートの両面に画像を記録す
べくシートを反転するシート反転装置28を備える。
【0017】さて、いまこの複写機を用いてコピーをと
るときは、原稿自動搬送装置400の原稿台30上に原
稿をセットする。または、原稿自動搬送装置400を開
いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿を
セットし、原稿自動搬送装置400を閉じてそれで押さ
える。
【0018】そして、不図示のスタートスイッチを押す
と、原稿自動搬送装置400に原稿をセットしたとき
は、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動し
て後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットした
ときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体3
3および第2走行体34を走行する。そして、第1走行
体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反
射光をさらに反射して第2走行体34に向け、第2走行
体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取
りセンサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0019】また、不図示のスタートスイッチを押す
と、不図示の駆動モータで支持ローラ14,15,16
の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転
し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々
の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光
体40上にそれぞれ、ブラック,イエロー,マゼンタ,
シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト
10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して
中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
【0020】一方、不図示のスタートスイッチを押す
と、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択
回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセッ
ト44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で
1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で
搬送して複写装置本体100内の給紙路48に導き、レ
ジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ロ
ーラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り
出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路
53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止
める。
【0021】そして、中間転写ベルト10上の合成カラ
ー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回
転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22との間に
シートを送り込み、2次転写装置22で転写してシート
上にカラー画像を記録する。
【0022】または、給紙ローラ50を回転して手差し
トレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1
枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジス
トローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベ
ルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレ
ジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次
転写装置22との間にシートを送り込み、2次転写装置
22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
【0023】画像転写後のシートは、2次転写装置22
で搬送して定着装置25へと送り込み、定着装置25で
熱と圧力とを加えて転写画像を定着して後、切換爪55
で切り換えて排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57
上にスタックする。または、切換爪55で切り換えてシ
ート反転装置28に入れ、そこで反転して再び転写位置
へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56
で排紙トレイ57上に排出する。一方、画像転写後の中
間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置17
で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留
トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度
の画像形成に備える。
【0024】ここで、レジストローラ49は一般的には
接地されて使用されることが多いが、シートの紙粉除去
のためにバイアスを印加することも可能である。例え
ば,導電性ゴムローラを用いバイアスを印加する。径φ
18で、表面を1mm厚みの導電性NBRゴムとする。
電気抵抗はゴム材の体積抵抗で10[Ωcm]程度であ
り、印加電圧はトナーを転写する側(表側)には−80
0V程度の電圧を印加し、また紙裏面側は+200V程
度の電圧を印加する。なお、一般的に中間転写方式は紙
粉が感光体にまで移動しづらいため、紙粉転写を考慮す
る必要が少なくアースになっていても良い。また、印加
電圧として、DCバイアスが印加されているが、これは
シートをより均一帯電させるためDCオフセット成分を
持ったAC電圧でも良い。このようにバイアスを印加し
たレジストローラ49を通過した後の紙表面は,若干マ
イナス側に帯電している。よって、中間転写ベルト10
からシートへの転写では、レジストローラ49に電圧を
印加しなかった場合に比べて転写条件が変わり転写条件
を変更する場合がある。
【0025】次に、タンデム画像形成装置20の個々の
画像形成手段18について、詳しく説明する。図3は、
画像形成手段18の概略構成図である。画像形成手段1
8は、ドラム状の感光体40のまわりに、帯電装置6
0、現像装置61、1次転写装置62、感光体クリーニ
ング装置63、除電装置64などを備えてなる。感光体
40は、図示例では、アルミニウム等の素管に、感光性
を有する有機感光材を塗布し、感光層を形成したドラム
状であるが、無端ベルト状であってもよい。図示省略す
るが、少なくとも感光体40を設け、画像形成手段18
を構成する部分の全部または一部でプロセスカートリッ
ジを形成し、複写機本体100に対して一括して着脱自
在としてメンテナンス性を向上するようにしてもよい。
【0026】画像形成手段18を構成する部分のうち、
帯電装置60はローラ状であり、感光体40に接触して
電圧を印加することによりその感光体40の帯電を行
う。もちろん、非接触のスコロトロンチャージャで帯電
を行うこともできる。現像装置61は、磁性キャリアと
非磁性トナーとよりなる二成分現像剤を使用する。そし
て、その二成分現像剤を攪拌しながら搬送して現像スリ
ーブ65に二成分現像剤を供給付着させる攪拌部66
と、その現像スリーブ65に付着した二成分現像剤のう
ちのトナーを感光体40に転移する現像部67とで構成
し、その現像部67より攪拌部66を低い位置とする。
攪拌部66には、平行な2本のスクリュ68を設ける。
2本のスクリュ68の間は、両端部を除いて仕切り板6
9で仕切る。また、現像ケース70にトナー濃度センサ
71を取り付ける。
【0027】一方、現像部67には、現像ケース70の
開口を通して感光体40と対向して現像スリーブ65を
設けている。現像スリーブ65は、非磁性の回転可能な
スリーブ状の形状を持ち、内部には複数のマグネット7
2を配設している。マグネット72は、固定されている
ために現像剤が所定の場所を通過するときに磁力を作用
させられるようになっている。図示例では、現像スリー
ブ65の直径をφ18[mm]とし、表面はサンドブラス
トまたは1〜数[mm]の深さを有する複数の溝を形成す
る処理を行いRzが10〜30[μm]の範囲に入るよう
に形成されている。
【0028】マグネット72は、例えば、ドクタブレー
ド73の箇所から現像スリーブ65の回転方向にN
、N、S、Sの5磁極を有する。現像剤は、
マグネット72により磁気ブラシを形成され、現像スリ
ーブ65上に担持される。現像スリーブ65は、現像剤
の磁気ブラシを形成した、マグネット72のS側の領
域に、感光体40に対向して配設されている。また、そ
の現像スリーブ65に先端を接近してドクタブレード7
3を設ける。図示例では、ドクタブレード73と現像ス
リーブ65間の最接近部における間隔は、500[μm]
に設定してある。
【0029】そして、2成分現像剤を2本のスクリュ6
8で攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ65に供給
する。現像スリーブ65に供給された現像剤は、マグネ
ット72により汲み上げて保持され、現像スリーブ65
上に磁気ブラシを形成する。磁気ブラシは、現像スリー
ブ65の回転とともに、ドクタブレード73によって適
正な量に穂切りされる。切り落とされた現像剤は、攪拌
部66に戻される。他方、現像スリーブ65上の現像剤
のうちトナーは、現像スリーブ65に印加する現像バイ
アス電圧により感光体40に転移してその感光体40上
の静電潜像を可視像化する。可視像化後、現像スリーブ
65上に残った現像剤は、マグネット72の磁力がない
ところで現像スリーブ65から離れて攪拌部66に戻
る。この繰り返しにより、攪拌部66内のトナー濃度が
薄くなると、それをトナー濃度センサ71で検知して攪
拌部66にトナーが補給される。
【0030】本実施形態の複写機では、感光体40の線
速を200[mm/s]、現像スリーブ65の線速を24
0[mm/s]としている。感光体40の直径を50[m
m]、現像スリーブ65の直径を18[mm]として、現
像行程が行われる。現像スリーブ65上のトナーの帯電
量は、−10〜−30[μC/g]の範囲が好適である。
感光体40と現像スリーブ65の間隙である現像ギャッ
プGは、従来と同様に0.8[mm]から0.4[mm]
の範囲で設定でき、値を小さくすることで現像効率の向
上を図ることが可能である。感光体40の厚みを30
[μm]とし、光学系のビームスポット径を50×60
[μm]、光量を0.47[mW]としている。また、感光
体40の帯電(露光前)電位Vを−600[V]、露光
後電位Vを−100[V]として現像バイアス電圧を−
350[V]すなわち現像ポテンシャル250[V]として
現像工程が行われるものである。
【0031】1次転写装置62は、ローラ状であり、中
間転写ベルト10を挟んで感光体40に押し当てて設け
る。ローラ状に限らず、導電性のブラシ形状,非接触の
コロナチャージャなどであってもよい。
【0032】感光体クリーニング装置63は、先端を感
光体40に押し当てて、例えばポリウレタンゴム製のク
リーニングブレード75を備える。クリーニング性を高
めるために外周を感光体40に接触ブラシを併用する。
図3では外周を感光体40に接触導電性のファーブラシ
76を矢印方向に回転自在に備える。また、ファーブラ
シ76にバイアスを印加する金属製電界ローラ77を矢
示方向に回転自在に備え、その電界ローラ77にスクレ
ーパ78の先端を押し当てる。さらに、除去したトナー
を回収する回収スクリュ79を設ける。
【0033】そして、感光体40に対してカウンタ方向
に回転するファーブラシ76で、感光体40上の残留ト
ナーを除去する。ファーブラシ76に付着したトナー
は、ファーブラシ76に対してカウンタ方向に接触して
回転するバイアスを印加された電界ローラ77に取り除
かれる。電界ローラ77に付着されたトナーは、スクレ
ーパ78でクリーニングされる。感光体クリーニング装
置63で回収したトナーは、回収スクリュ79で感光体
クリーニング装置63の片側に寄せ、トナーリサイクル
装置80で現像装置61へと戻して再利用する。除電装
置64は、光を照射して感光体40の表面電位を初期化
する。
【0034】そして、感光体40の回転とともに、まず
帯電装置60で感光体40の表面を一様に帯電し、次い
でスキャナ300の読取り内容に応じて上述した露光装
置21からレーザやLED等による書込み光Lを照射し
て感光体40上に静電潜像を形成する。
【0035】その後、現像装置61によりトナーが付着
され静電潜像を可視像化し、その可視像を1次転写装置
62で中間転写ベルト10上に転写する。画像転写後の
感光体40の表面は、感光体クリーニング装置63で残
留トナーを除去して清掃し、除電装置64で除電して再
度の画像形成に備える。
【0036】図4は、図1に示す複写機の複写装置本体
100の要部拡大図である。タンデム画像形成装置20
の各画像形成手段18、その画像形成手段18の各感光
体40、各現像装置61、各感光体クリーニング装置6
3、および各画像形成手段18の感光体40にそれぞれ
対向して設ける各1次転写装置62の各符号の後に、そ
れぞれブラックの場合はBKを、イエローの場合はY
を、マゼンタの場合はMを、シアンの場合はCを付して
示す。なお、図4中符号74は、図1および図3では図
示省略するが、各1次転写装置62間において、中間転
写ベルト10のベース層側(内周面側)に接触して設け
る導電性ローラである。この導電性ローラ74は、転写
時に各1次転写装置62により印加するバイアスが、中
抵抗のベース層を介して隣接する各画像形成手段18に
流れ込むことを阻止するものである。
【0037】ところで、図示例では、図4に示すよう
に、中間転写体クリーニング装置17に、クリーニング
部材として2つのファーブラシ90・91を設ける。フ
ァーブラシ90・91は、φ20mm、アクリルカーボ
ン、6.25D/F、10万本/inch、E+7Ωのも
のを使用し、中間転写ベルト10に対して接触してカウ
ンタ方向に回転するように設ける。そして、それぞれの
ファーブラシ90・91には、不図示の電源から各々異
なる極性のバイアスを印加する。
【0038】そのようなファーブラシ90・91には、
それぞれ金属ローラ92・93を接触して順方向に回転
するように設ける。そして、この例では、中間転写ベル
ト10の回転方向上流側の金属ローラ92に電源94か
ら(−)電圧を印加し、下流側の金属ローラ93に電源
95から(+)電圧を印加する。それらの金属ローラ9
2・93には、それぞれブレード96・97の先端を押
し当てる。そして、中間転写ベルト10の矢示方向への
回転とともに、はじめ上流側のファーブラシ90を用い
て例えば(−)のバイアスを印加して中間転写ベルト1
0表面のクリーニングを行う。仮に、金属ローラ92に
−700V印加すると、ファーブラシ90は−400V
となり、中間転写ベルト10上の(+)トナーをファー
ブラシ90側に転移する。除去したトナーをさらに電位
差によりファーブラシ90から金属ローラ92に転移
し、ブレード96により掻き落とす。
【0039】さて、ファーブラシ90で中間転写ベルト
10上のトナーを除去するが、中間転写ベルト10上に
はまだ多くのトナーが残っている。それらのトナーは、
ファーブラシ90に印加される(−)のバイアスによ
り、(−)に帯電される。これは、電荷注入または放電
により帯電されるものと考えられる。しかし、次いで下
流側のファーブラシ91を用いて今度は(+)のバイア
スを印加してクリーニングを行うことにより、それらの
トナーを除去することができる。除去したトナーは、電
位差によりファーブラシ91から金属ローラ93に転移
し、ブレード97により掻き落とす。ブレード96・9
7で掻き落としたトナーは、不図示のタンクに回収す
る。トナーリサイクル装置を用いて現像装置61に戻す
ようにしてもよい。
【0040】さて、ファーブラシ91でクリーニング後
は、ほとんどのトナーが除去されるが、中間転写ベルト
10上にはまだ少しのトナーが残っている。それらのト
ナーは、ファーブラシ91に印加される(+)のバイア
スにより、(+)に帯電される。しかし、2つのファー
ブラシ90・91で除去できずに中間転写ベルト10上
にトナーが残ったときにも、ブラックの1次転写位置で
感光体40BK側に逆転写して感光体クリーニング装置
63BKで回収することができる。
【0041】次に、図5および図6には、トナーリサイ
クル装置80を示す。図5に示すとおり、感光体クリー
ニング装置63の回収スクリュ79には、一端に、ピン
81を有するローラ部82を設ける。そして、そのロー
ラ部82に、トナーリサイクル装置80のベルト状回収
トナー搬送部材83の一側を掛け、その回収トナー搬送
部材83の長孔84にピン81を入れる。回収トナー搬
送部材83の外周には一定間隔置きに羽根85を設けて
なり、その他側は、回転軸86のローラ部87に掛け
る。回収トナー搬送部材83は、回転軸86とともに、
図6に示す搬送路ケース88内に入れる。搬送路ケース
88は、カートリッジケース89と一体につくり、その
現像装置61側の端部に、現像装置61の前述した2本
のスクリュ68の1本を入れてなる。そして、外部から
駆動力を伝達して回収スクリュ79を回転するととも
に、回収トナー搬送部材83を回転搬送し、感光体クリ
ーニング装置63で回収したトナーを搬送路ケース88
内を通して現像装置61へと搬送し、スクリュ68の回
転で現像装置61内に入れる。その後、上述したとお
り、2本のスクリュ68ですでに現像装置61内にある
現像剤とともに攪拌しながら搬送循環し、現像スリーブ
65に供給してドクタブレード73により穂切りして
後、感光体40に転移してその感光体40上の潜像を現
像する。
【0042】ここで、上記現像装置61に用いられる2
成分現像剤のトナー及び磁性粒子について説明する。ト
ナーは、ポリエステル、ポリオ−ル、スチレンアクリル
等の樹脂に帯電制御剤(CCA)、色剤を混合し、その
周りにシリカ、酸化チタン等の物質を外添することでそ
の帯電特性、流動性を高めている。添加剤の粒径は、通
常、0.01〜1.5[μm]の範囲である。色剤は、カ
−ボンブラック、フタロシアニンブル−、キナクリド
ン、カ−ミン等を上げることができる。帯電極性は、図
示例では負帯電である。トナーは、ワックス等を分散混
合させた母体トナーに上記種類の添加剤を外添している
ものも使用することができる。ここまでの説明で、トナ
ーは、粉砕法で作成されたものであるが、重合法等で作
成したものも使用可能である。一般に重合法、加熱法等
で作成されたトナーは、形状係数を90%以上に形成す
ることが可能で、さらに形状による添加剤の被覆率も極
めて高くなる。ここで、形状係数は、本来ならば球形度
となって、「粒子と同体積の球の表面積/実粒子の表面
積*100%」で定義されるが、測定がかなり困難にな
るので、円形度で算出する。その定義は、「粒子と同じ
投影面積を持つ円の周長/実粒子の投影輪郭長さ*10
0%」とする。そうすると、投影された円が真円に近づ
くほど、100%に近づくことになる。トナーの体積平
均粒径の範囲は、3〜12μmが好適である。図示例で
は、6μmとし、1200dpi以上の高解像度の画像
にも十分対応することが可能である。
【0043】磁性粒子は、金属または樹脂をコアとして
フェライト等の磁性材料を含有し、表層はシリコン樹脂
等で被覆されたものである。粒径は、20〜50μmの
範囲が良好である。また、抵抗は、ダイナミック抵抗で
10^「4」〜10^「6」Ωの範囲が最適である。た
だし、測定方法は、磁石を内包したローラ(φ20;6
00RPM)に坦持して、幅65mm、長さ1mmの面
積の電極をギャップ0.9mmで当接させ、耐圧上限レ
ベル(高抵抗シリコンコートキャリアでは400Vから
鉄粉キャリアでは数V)の印加電圧を印加した時の測定
値である。
【0044】次に、中間転写ベルト10についてさらに
詳しく説明する。上述のように、この複写機では、中間
転写ベルト10上に4色のトナー層を重ね合わせてカラ
ー画像を形成するが、トナー層は1次転写部または2次
転写部を通過する際圧力を受る。ここで、中間転写ベル
ト10が硬度の高い樹脂ベルトであると、1次転写部ま
たは2次転写部を通過する際の圧力に応じて変形しな
い。このため、トナー層は圧縮し、トナー同士の凝集力
が高くなる。トナー同士の凝集力が高くなると文字の中
抜けやベタ部エッジ抜けという現象が発生しやすくな
る。また、最近は様々な用紙、例えば平滑性の悪い用紙
和紙や意図的に凹凸を付けた用紙にフルカラー画像を形
成したいという要求が高くなってきている。このような
平滑性の悪い用紙では、用紙とトナー層との間に空隙が
できてしまい、転写抜けが発生しやすくなる。用紙とト
ナー層との密着性を高めるために2次転写部の転写圧を
高めると、トナー同士のの凝縮力を高めることになり、
文字の中抜けやベタ部エッジ抜けという現象文字の中抜
けを発生させることになる。そこで、中間転写ベルト1
0としては、上述の図2にしめすような、ベルトの一部
を弾性部材にした弾性ベルトを用いる。弾性ベルトは硬
度が低いため、転写部でトナー層または平滑性の悪い用
紙に対応して変形する。これにより、トナー層に対する
して転写圧を過剰に高めることなく、良好な密着性が得
られ、文字の中抜けやベタ部エッジ抜け等のない、均一
性の優れた転写画像を得ることができる。
【0045】弾性ベルトのベース層11としては、ポリ
カーボネート,フッ素系樹脂(ETFE,PVDF)、
ポリスチレン、クロロポリスチレン、ポリ−α−メチル
スチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
塩化ビニル共重合体、スチレン−酢酸ビニル共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−アクリル酸
エステル共重合体(スチレン−アクリル酸メチル共重合
体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−
アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オク
チル共重合体及びスチレン−アクリル酸フェニル共重合
体等)、スチレン−メタクリル酸エステル共重合体(ス
チレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタ
クリル酸エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸フェ
ニル共重合体等)、スチレン−α−クロルアクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリロニトリル−アクリル
酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂(スチレンまた
はスチレン置換体を含む単重合体または共重合体)、メ
タクリル酸メチル樹脂、メタクリル酸ブチル樹脂、アク
リル酸エチル樹脂、アクリル酸ブチル樹脂、変性アクリ
ル樹脂(シリコーン変性アクリル樹脂,塩化ビニル樹脂
変性アクリル樹脂、アクリル・ウレタン樹脂等)、塩化
ビニル樹脂、スチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ロジン変性マレイン酸樹脂、
フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リエステルポリウレタン樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブタジエン、ポリ塩化ビニリデン、アイオ
ノマー樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂、ケト
ン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシ
レン樹脂及びポリビニルブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂,変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等からなる群よ
り選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することが
できる。ただし、上記材料に限定されるものではないこ
とは当然である。
【0046】弾性層12としては、ブチルゴム,フッ素
系ゴム,アクリルゴム,EPDM,NBR,アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレンゴム天然ゴム、イソプレ
ンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、
エチレン−プロピレンゴム、エチレン−プロピレンター
ポリマー、クロロプレンゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレン、塩素化ポリエチレン、ウレタンゴム、シンジオ
タクチック1,2−ポリブタジエン、エピクロロヒドリ
ン系ゴム、リコーンゴム、フッ素ゴム、多硫化ゴム、ポ
リノルボルネンゴム、水素化ニトリルゴム、熱可塑性エ
ラストマー(例えばポリスチレン系、ポリオレフィン
系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリアミド
系、ポリウレア,ポリエステル系、フッ素樹脂系)等か
らなる群より選ばれる1種類あるいは2種類以上を使用
することができる。ただし、上記材料に限定されるもの
ではないことは当然である。
【0047】また、中間転写ベルト10の抵抗値調節の
ため、抵抗値調節用導電剤が用いられる。抵抗値調節用
導電剤としては、カーボンブラック、グラファイト、ア
ルミニウムやニッケル等の金属粉末、酸化錫,酸化チタ
ン,酸化アンチモン,酸化インジウム,チタン酸カリウ
ム,酸化アンチモン−酸化錫複合酸化物(ATO),酸
化インジウム−酸化錫複合酸化物(ITO)等の導電性
金属酸化物、導電性金属酸化物は、硫酸バリウム,ケイ
酸マグネシウム,炭酸カルシウム等の絶縁性微粒子を被
覆したものでもよい。上記導電剤に限定されるものでは
ないことは当然である。
【0048】コート層13は、中間転写ベルト10表面
へのトナーの付着力を小さくして2次転写性を高めるも
のである。コート層13としては、ポリウレタン,ポリ
エステル,エポキシ樹脂等の1種類あるいは2種類以上
を使用し表面エネルギーを小さくし潤滑性を高める材
料、たとえばフッ素樹脂,フッ素化合物,フッ化炭素,
2酸化チタン,シリコンカーバイト等の粉体,粒子を1
種類あるいは2種類以上または粒径を異ならしたものを
分散させ使用することができる。また、フッ素系ゴム材
料のように熱処理を行うことで表面にフッ素リッチな層
を形成させ表面エネルギーを小さくさせたものを使用す
ることもできる。
【0049】中間転写ベルト10の製造方法としては、
回転する円筒形の型に材料を流し込みベルトを形成する
遠心成型法、表層の薄い膜を形成させるスプレイ塗工
法、円筒形の型を材料の溶液の中に浸けて引き上げるデ
ィッピング法、内型、外型の中に注入する注型法、円筒
形の型にコンパウンドを巻き付け加硫研磨を行う方法等
が挙げることができる。これらの複数の製法を組み合わ
せてベルトを製造することもできる。また、これに限定
されるものでもない。
【0050】本実施形態の複写機に使用した弾性ベルト
の製造方法を以下に説明する。PVDF100重量部に
対してカーボンブラック18重量部、分散剤3重量部、
トルエン400重量部を均一に分散させた分散液を調整
した。この分散液に円筒形の型を浸け10mm/sec
で静かに引き上げ室温にて乾燥をさせ75μmのPVD
Fの均一な膜を形成した。75μmの膜が形成されてい
る型を繰り返し上記条件で溶液に円筒形の型を浸け10
mm/secで静かに引き上げ室温乾燥させ150μm
のPVDFベルトを形成した。また、ポリウレタンプレ
ポリマー100重量部、硬化剤(イソシアネート)3重
量部、カーボンブラック20重量部、分散剤3重量部、
MEK500重量部を均一分散させた分散液を調整し
た。この分散液に、上記150μmPVDFが形成され
ている円筒形型を浸け30mm/secで引き上げを行
い自然乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い狙いの15
0μmのウレタンポリマー層を形成させた。さらにコー
ト層用にポリウレタンプレポリマー100重量部、硬化
剤(イソシアネート)3重量部、PTFE微粉末粉体5
0重量部、分散剤4重量部、MEK500重量部を均一
分散させた分散液を調整した。そして、この分散液に上
記150μmのウレタンプレポリマーが形成されている
円筒形型を浸け30mm/secで引き上げを行い自然
乾燥を行った。乾燥後繰り返しを行い5μmのPTFE
が均一に分散されたウレタンポリマーの表層を形成させ
た。室温で乾燥後130℃、2時間の架橋を行い、ベー
ス層150μm、弾性層150μm、コート層5μmの
3層構成のベルトを得た。
【0051】また、上記実施例のように伸びの少ないベ
ース樹脂層に弾性のゴム層を形成する方法のほか、ベー
ス層としての芯体層に伸びを防止する材料を入れる方法
もある。伸びを防止する芯体層を構成する材料として
は、例えば、綿、絹、などの天然繊維、ポリエステル繊
維、ナイロン繊維、アクリル繊維、ポリオレフィン繊
維、ポリビニルアルコール繊維,ポリ塩化ビニル繊維、
ポリ塩化ビニリデン繊維、ポリウレタン繊維、ポリアセ
タール繊維、ポリフロロエチレン繊維、フェノール繊維
などの合成繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ボロン繊維な
どの無機繊維、鉄繊維、銅繊維などの金属繊維からなる
群より選ばれる1種あるいは2種以上を用い織布状ある
いは糸状のものが使用できる。もちろん上記材料に限定
されるものではない。また、糸は1本または複数のフィ
ラメントを撚ったもの、片撚糸、諸撚糸、双糸等、どの
ような撚り方であってもよい。また、例えば上記材料群
から選択された材質の繊維を混紡してもよい。もちろん
糸に適当な導電処理を施して使用することもできる。一
方、織布は、メリヤス織り等どのような織り方の織布で
も使用可能であり、もちろん交織した織布も使用可能で
あり当然導電処理を施すこともできる。
【0052】また、芯体層を設ける製造方法は特に限定
されるものではない。例えば、筒状に織った織布を金型
等に被せ、その上に被覆層を設ける方法、筒状に織った
織布を液状ゴム等に浸漬して芯体層の片面あるいは両面
に被覆層を設ける方法、糸を金型等に任意のピッチで螺
旋状に巻き付け、その上に被覆層を設ける方法等を挙げ
ることができる。
【0053】また、弾性層12の厚さは、厚すぎると表
面の伸縮が大きくなり表層に亀裂の発生しやすくなる。
また、伸縮量が大きくなることから、1mm以上と厚く
しすぎることは好ましくない。弾性層12の硬度の適正
範囲は10≦HS≦65゜(JIS―A)である。ま
た、ベルトの層厚によって最適硬度の調整は必要があ
る。硬度10゜JIS―Aより下のものは寸法精度良く
成形する事が非常に困難である。これは成型時に収縮・
膨張を受け易いためである。また、柔らかくするには基
材へオイル成分を含有させる方法が一般的であるが、加
圧状態で連続作動させるとオイル成分が滲みだすという
欠点を有している。このため、中間転写ベルト10表面
に接触する感光体を汚染し横帯状ムラを発生させること
がある。このオイル成分の滲みだしを防止するために
は、離型性向上のために設けたコート層が有効である。
しかし、完全に防止するためには、コート層の耐久性等
の要求が高いものになり、材料の選定、特性等の確保が
困難になってくる。一方、硬度65゜JIS―A以上の
ものは、成型加工精度が良い、オイルを含有または少量
に抑えることができるので感光体に対する汚染性は低減
できる等のメリットがある。しかしながら、文字の中抜
け等転写性が得られなく、また、支持ローラへの張架が
困難である。以上のことから、弾性層12の硬度の適正
範囲は10≦HS≦65゜(JIS―A)とする。
【0054】中間転写ベルトの体積抵抗はドット画像の
再現性等の画質向上の点から10^「11」Ω・cm以
上のもの、好ましくは10^「12」Ω・cm以上とす
る。このような中間転写ベルト10の裏面(内側)に、
各色毎に1次転写装置62を介して、感光体40上のマ
イナスに帯電したトナー像とは逆極性のプラス電荷を付
与して、感光体40上のトナー像を中間転写ベルト10
上に転写する。ここで、1色の転写をおこなう毎に、中
間転写ベルト10上に電荷が残留してしまい、次色を転
写するには、その前の色より多くの転写電流が必要にな
る場合がある。これは、一般的に転写ステップアップと
いわれる現象であり、自己放電が難しい1011Ω・c
m以上の体積抵抗を有する中間転写ベルト10を用いた
場合に顕著に発生する。この結果、4色のトナー像を転
写した時点では、中間転写ベルトの表面に蓄積される電
位は大きなものとなる。本実施形態の複写機では、4色
のトナー像を転写した後の中間転写ベルトの表面の電位
は、トナーのあるベタ部分で−1200V、トナーのな
い白部で−700V程度の電位を有してしまうことが確
認された。
【0055】このような状態でトナーを担持して中間転
写ベルト10が、第1の支持ローラ14と接触を始める
接触開始部、及び離間を始める離間開始部で、トナーが
中間転写ベルト10より飛散する。これは、中間転写ベ
ルト10と第1の支持ローラ14との接離開始部では、
電界のバランスが一時的に崩れるため、中間転写ベルト
10上のトナー像が飛散するものと考えられる。このト
ナー飛散は、中間転写ベルト10に蓄積される電荷が大
きいほど発生し易い。また、中間転写ベルト10の単位
面積あたりに担持するトナーの量が多いほど発生しやす
い。このトナー飛散が発生すると、機内のトナー汚れ、
トナー汚れによる画質劣化等の問題を引き起こしてしま
う。さらには、機外へのトナー漏れという問題を引き起
こしてしまう。
【0056】そこで、本実施形態の複写機においては、
中間転写ベルト10上トナーの飛散部位に対して、飛散
トナーを捕集するためトナー捕集部材を設ける。図11
は、このトナー捕集部材の概略構成図である。中間転写
ベルト10上から飛散するトナーは、マイナス極性の電
荷を有したものである。そこで、4色のトナー像を担持
した状態の中間転写ベルト10が、第1の支持ローラ1
4との接触開始部および離間開始部と中間転写ベルト1
0を挟んで対向する位置近傍を覆うようにトナー捕集部
材500を設けた。トナー捕集部材500には、中間転
写ベルト10から飛散したトナーと逆極性に帯電してお
り、中間転写ベルト10から飛散したトナーを静電的に
引き付けに捕集する。また、トナー捕集部材502を接
地しても、飛散したトナーを静電的に引き付けに捕集す
ることができる。なお、本実施形態では、図11に示す
ように、このトナー捕集部材500を中間転写ベルト1
0の曲率部分に沿って配置している。飛散するトナーは
電界に沿ってローラ曲率方向に飛散するので、飛散トナ
ーを効果的に捕集できる。
【0057】トナー捕集部材500としては、金属、誘
電体が使用できる。金属を用いた場合、直接バイアスを
印加する等、トナー捕集部材500の電位を容易に調整
することができるというメリットがある。また、トナー
捕集部材500の電位は、リークなどの問題からその絶
対値をなるべく低く抑えることが望ましい。実験的に、
電位が2KV以上ではそのトナー捕集効果に差がないこ
とが確認された。よって、トナー捕集部材500の電位
を2KV以下にすることで、副作用が少なく且つ効率的
な捕集をすることができる。また、トナー捕集部材50
0の表面はトナーと付着力を高めるためにある程度荒れ
ているほうが好ましい。具体的には、表面をサンドブラ
スト処理したものがあげられる。このように表面を荒ら
すことで、静電的な吸着力に加え、力学的付着力を増
し、トナー捕集をさらに効率的におこなうことができ
る。また、誘電体を使用する場合は、帯電させるために
バイアスブラシや、コロトロンチャジャーなどの帯電部
材を設けてもよい。
【0058】また、中間転写ベルトとトナー捕集部材5
00との間隙は、2mm以上、30mm以下にすること
が望ましい。これよりも近づけると、トナー捕集部材5
00にバイアスを印加した場合は、そのバイアスが画像
に悪影響を及ぼす虞がある。また、実験により、30m
mより大きいと、浮遊したトナーを捕集する効果が小さ
く、トナー捕集部材500と中間転写ベルト10との間
隙を浮遊するトナーが広範囲に広がって、周辺を汚して
しまうことが確認された。
【0059】また、トナー捕集部材500により静電的
にトナーを捕集するので、6μm以下の小粒径トナーを
使用した場合でも、効率よくトナーを捕集できる。これ
は、トナーが小粒径になるほど、トナー自体への重力の
影響が低減されるため、静電的な捕集効果が高まるため
である。よって、小粒径トナーを使用するシステムにお
いて非常に有効である。
【0060】また、トナー捕集部材500のトナー捕集
量が限界を超えた時、逆にトナー捕集部材500からト
ナーが飛散をするおそれがある。そこで、トナー捕集部
材500を取り外し可能とし、トナー量が捕集限界を超
えたときトナー捕集部材500を交換またはメンテナン
ス可能とする。具体的には、図12に示すように、本体
側にレール部材501、502を設け、このレール50
1、502に対してトナー捕集部材500がスライドし
て取付、取り外しができるようにする。また、トナー捕
集部材500を簡単に取付、取り外しができるよう、取
っ手503を設けてもよい。
【0061】また、上記実施形態では、図11に示すよ
うに4色のトナー像を重ね合わせた後に、中間転写ベル
ト10が最初に接離する第1の支持ローラ14の近傍の
対向位置にトナー捕集部材500を設けた。この位置で
は、中間転写ベルト10上に4色のトナー像が重ねられ
ており、トナー担持量も多く、中間転写ベルト10に蓄
積される電荷も多いため、トナーが最も飛散しやすい。
そこで、この位置にトナー捕集部材500を配置するこ
とがトナー汚染防止にもっとも有効であるといえる。一
方、上記位置以外でも、トナー像を担持した中間転写ベ
ルト10が中間転写ベルト内部に設けられた第3の支持
ローラ16または導電性ローラ74と接離する際には、
その前後で一時的に電界のバランスが崩れるため、トナ
ー飛散がおこる可能性がある。そこで、これらの第3の
支持ローラ16または導電性ローラ74との接触開始部
および離間開始部でトナー飛散がおこる場合は、これら
の第3の支持ローラ16または、導電性ローラ74の接
触開始部および離間開始部と対向した位置にトナー捕集
部材を設けて、飛散トナーを捕集してトナー汚染を防止
することもできる。
【0062】ところで、画像の濃度を再現する、いわゆ
る、色再現性に関しては、小粒径トナーを用いるとトナ
ー付着量を少なくしても、良好に濃度を再現できること
がわかってきた。これは、小粒径トナーを用いること
で、単位体積あたりのトナー充填率が高まり、トナー間
の隙間が少なくなり、転写紙の白部が少なくなるためで
ある。しかしながら通常の粉砕法による小粒径トナーで
は、その粒径分布のバラツキが大きいため、上記作用の
ばらつきが大きく、色再現性を良好な状態に維持するこ
とが難しかった。
【0063】一方、重合法にて製造されたトナーは、上
述のトナーの説明で述べたように、通常の粉砕法で製造
されたトナーに比べ形状係数が極めて高い。また、粒径
分布が粉砕法で製造されたトナーに比較して極めて狭
く、粒径がそろうという特徴を有している。このため、
重合法で製造された小粒径トナーを用いると、トナー付
着量を少なくしつつ、色再現性を良好な状態に維持する
ことが可能となる。さらに、トナー付着量を少なくする
ことができるため、トナー飛散を低減することもでき
る。よって、上記複写機において、重合法で製造された
トナーを用いることで、高画質な画像を得るとともに、
トナー汚染をさらに抑制することができる。
【0064】以上述べたように、本実施形態の複写機に
よれば、中間転写ベルト上からのトナー飛散によるトナ
ー汚れ、トナー漏れを抑制することのできるという優れ
た効果がある。また、トナー捕集部材500を金属部材
とすることで、トナーを捕集効率のよい電位に容易に調
整することができる。また、トナー捕集部材500を、
中間転写ベルト10上にトナー像をすべて転写して重ね
合わせた状態で接触を始める第1の支持ロ−ラ14に対
向するよう配置する。この位置では、中間転写ベルト1
0上のトナー担持量が最も多く、かつ、中間転写ベルト
10に蓄積される電荷も多いため電界のバランスを大き
く崩し易い。よって、トナーが最も飛散しやすい位置と
なる。そこで、この位置にトナー捕集部材500を配置
することがトナー汚染防止にもっとも有効である。ま
た、トナー捕集部材500を交換可能とする。そして、
トナー捕集部材500の捕集トナー量が限界を超えたと
き、トナー捕集部材500を交換する。これにより、捕
集トナー量が限界を超えたとき逆にトナー捕集部材50
0からトナーが飛散をすることを防止して、常に効率よ
くトナー捕集することを可能とする。また、重合法によ
り製造された重合トナーを用いて現像をおこなう。重合
トナーは、粉砕法で製造されたトナーに比べ形状係数が
極めて高く、粒径分布が極めて狭い。ところで、画像の
濃度を再現する、いわゆる、色再現性に関しては、小粒
径トナーを用いることによりトナー付着量を少なくして
も、良好に濃度を再現できることがわかってきた。これ
は、小粒径トナーを用いることで、単位体積あたりのト
ナー充填率が高まり、トナー間の隙間が少なくなり、転
写紙の白部が少なくなるためである。よって小粒径のト
ナーを用いることで、トナー付着量を少なくしつつ、色
再現性を良好な状態に維持することが可能となる。しか
しながら通常の粉砕法による小粒径トナーでは、その粒
径分布のバラツキが大きいため、色再現性を良好な状態
に維持することが難しかった。そこで、重合法で製造さ
れた小粒径トナーを用いると、トナー付着量を少なくし
つつ、色再現性を良好な状態に維持することが可能とな
る。また、トナー付着量を少なくすることにより、トナ
ー飛散を低減することもできる。
【0065】
【発明の効果】請求項1乃至5の発明によれば、中間転
写ベルト上に順次転写して該トナー像を重ねあわせてカ
ラー画像を得る画像形成装置において、中間転写ベルト
上からのトナー飛散によるトナー汚れ、トナー漏れを抑
制することのできるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係るタンデム型複写機の概略構
成図。
【図2】 中間転写ベルトの構成図。
【図3】 画像形成手段の概略構成図。
【図4】 複写装置本体の要部拡大図。
【図5】 トナーリサイクル装置の要部拡大図。
【図6】 トナーリサイクル装置の斜視図。
【図7】 中間転写ベルトクリーニング装置の概略構成
図。
【図8】 中間転写ベルトクリーニング装置の概略構成
図。
【図9】 中間転写タンデムプロセスを例示する概略図
(間接転写方式)。
【図10】 中間転写タンデムプロセスを例示する概略
図(直接転写方式)。
【図11】 トナー捕集部材の概略構成図。
【図12】 取り外し可能なトナー捕集部材の概略構成
図。
【符号の説明】
1 感光体 2 転写装置 3 シート搬送ベルト 4 中間転写ベルト 5 2次転写装置 6 給紙装置 7 定着装置 8 クリーニング装置 9 中間転写ベルトクリーニング装置 10 中間転写ベルト 11 ベース層 12 弾性層 13 コート層 14 第1の支持ローラ 15 第2の支持ローラ 16 第3の支持ローラ 17 中間転写ベルトクリーニング装置 18Bk、18Y、18M、18C 画像形成ユニ
ット 20 タンデム画像形成装置 21 露光装置 22 2次転写装置 23 支持ローラ 24 2次転写ベルト 25 定着装置 29 テンションローラ 40Bk、40Y、40M、40C 感光体 42 給紙ローラ 60Bk、60Y、60M、60C 現像ユニット 61Bk、61Y、61M、61C 現像ユニット 62 一次転写装置(転写ローラ) 63Bk、63Y、63M、63C 感光体クリー
ニング装置 64 除電装置 65 現像スリーブ 66 攪拌部 67 現像部 68 スクリュ 74 導電性ローラ 90 テンションローラクリーニング部材 200 給紙テーブル 300 スキャナ 400 原稿自動搬送装置 500 トナー捕集部材 501,502 レール 503 取っ手
フロントページの続き Fターム(参考) 2H200 FA08 FA17 FA18 FA19 GA12 GA23 GA45 GA47 GA53 GA56 GA59 GB12 GB13 GB25 HA03 HA28 HB12 HB22 JA02 JB07 JB10 JB16 JB20 JC04 JC12 JC13 JC15 JC16 JC17 LB03 LB13 LB17 LB35 LB38 LC03 MA03 MA12 MA17 MA20 MB04 MC02 2H300 EB04 EB12 EC02 EC05 EC09 EC13 EF03 EF08 EG02 EH15 EJ09 EJ27 EJ30 EJ33 EJ45 EJ50 EJ52 EL07 EL08 GG01 GG02 GG03 GG43 GG46 GG48 HH02 HH16 HH30 KK03 KK05 KK13 MM11 MM13 PP02 PP07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の像担持体上に形成されたトナー像
    を、複数の支持部材に張架されて回転駆動される中間転
    写ベルト上に順次転写して、該中間転写ベルトにトナー
    像を重ねあわせて搬送する画像形成装置において、 上記トナー像を担持した中間転写ベルトが上記支持部材
    と接触を始める接触開始部、及び、離間を始める離間開
    始部と該中間転写ベルトを挟んで対向する位置に、該ト
    ナー像の有する電荷とは逆極性に帯電、もしくは、接地
    されたトナー捕集部材を設けることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、上記ト
    ナー捕集部材が金属部材であることを特徴とする画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2の画像形成装置におい
    て、上記支持部材が上記中間転写ベルト上に上記複数の
    像担持体上に形成されたトナー像をすべて転写して重ね
    合わせた状態で接触を始める支持部材であることを特徴
    とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3の画像形成装置にお
    いて、上記トナー捕集部材は交換可能であることを特徴
    とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4の画像形成装置
    において、上記像担持体上に形成されるトナー像が、重
    合法により製造された重合トナーを用いて現像したもの
    であることを特徴とする画像形成装置。
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