JP2002273989A - 消耗品の提供方法及びシステム - Google Patents

消耗品の提供方法及びシステム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消耗品容器の再利用を促進して資源の有効活
用を図るとともに環境を保護する。 【解決手段】ユーザからの発注に応じて、ユーザが有す
る消耗品容器と引き換えに新規消耗品を提供する。少な
くともユーザが有する消耗品容器の型式を表す消耗品関
連情報に応じてインク提供の料金が決定されるので、消
耗品容器の再利用やリサイクルが促進される。また、残
存するインクに応じて料金を控除することも可能なの
で、インクの廃棄の抑制して環境保護に貢献できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消耗品容器の再
利用を前提として消耗品を提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
インクジェットプリンタやレーザプリンタが普及してい
る。消耗品であるインクジェットプリンタのインクやレ
ーザプリンタのトナーは、インクカートリッジやトナー
カートリッジに、収容されて提供されるのが普通であ
る。一方、最近では、再利用やリサイクルによる資源の
有効活用に対する関心が高まっており、インクカートリ
ッジ等の製造者による再利用も推進されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ユーザ側にお
いては、消耗品容器の回収の動機づけが必ずしも大きく
ないので、消耗品容器の回収の点で問題が生じていた。
このため、消耗品容器が完全に再利用できているとは言
い難いのが実情であった。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、インクカートリッジやトナーカート
リッジといった消耗品容器の再利用を促進して資源の有
効活用を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の態様は、ユーザからの照会に応じて、新たな消耗品
を提供するための料金をコンピュータを用いて決定する
消耗品提供料金の決定方法であって、(a)前記ユーザ
が有する消耗品容器の型式を表す消耗品関連情報を含む
前記照会を前記コンピュータで受理する工程と、(b)
前記消耗品関連情報に応じて前記料金を前記コンピュー
タで決定する工程とを備えることを特徴とする。
【0006】本発明の第1の態様によれば、ユーザが有
する消耗品容器の型式を表す消耗品関連情報に応じて、
新たな消耗品を提供するための料金が決定されるので、
ユーザが有する消耗品容器の再利用を促進することがで
きる。
【0007】上記の方法において、さらに、前記ユーザ
が見えるように前記料金を表示させる工程を備えるよう
にするのが好ましい。また、前記消耗品関連情報は、前
記消耗品容器内に残存する消耗品の型式や残存量を表す
情報を含むようにするのが好ましい。
【0008】こうすれば、消耗品の残存量に基づいて料
金を控除することもできるので、消耗品の残存量の多い
消耗品容器の再利用がより促進できる。これにより、残
存する消耗品による環境汚染をさらに抑制することがで
きる。
【0009】上記の方法において、前記ユーザが有する
消耗品容器は、前記消耗品関連情報を格納したメモリを
備え、前記消耗品関連情報は、前記メモリから読み出さ
れたものであるようにするのが好ましい。
【0010】消耗品容器に消耗品関連情報を格納したメ
モリを設ければ、返還の対象となる消耗品容器と、返還
を前提とした料金の決定に使用される消耗品関連情報と
の対応づけが確実となる。これにより、たとえば、異な
る消耗品容器の消耗品関連情報により設定した料金で消
耗品を提供するという問題の発生を効果的に防止でき
る。
【0011】上記の方法において、前記ユーザが有する
消耗品容器の返還を前提として、前記新たな消耗品を新
たな消耗品容器に収容した新規消耗品を提供するための
料金を決定するようにしても良い。
【0012】上記の方法において、前記工程(b)は、
前記消耗品関連情報の提示を含む照会に応じて、前記ユ
ーザが有する消耗品容器の返還を前提として前記新規消
耗品を提供するための第1の発注がすでに行われている
か否かの確認を行い、前記第1の発注が未だ行われてい
ないときには、前記消耗品の返還を前提として前記新規
消耗品を提供するための第1の料金を決定し、前記第1
の発注がすでに行われているときには、前記消耗品容器
の返還を前提としないで前記新規消耗品を提供するため
の第2の料金を決定する工程を含むようにするのが好ま
しい。
【0013】こうすれば、たとえば、インターネットを
通じた通信販売によってすでに控除された料金で新規消
耗品を発注している場合に、誤って二重の控除を受ける
という事態を防止することができる。
【0014】上記の方法において、前記工程(b)は、
さらに、前記第1の発注が未だ行われていないときに
は、前記第1の料金と前記第2の料金とから、ユーザに
よる料金の選択を可能とする工程を含むようにするのが
好ましい。
【0015】こうすれば、たとえば、消耗品がまだ十分
に残っている状態で、ユーザが、新規消耗品の買い増し
を望むような場合にも、円滑に対応することができる。
【0016】上記の方法において、前記消耗品の提供
は、前記新たな消耗品を、前記ユーザが有する消耗品容
器に注入することによって行われるものであり、前記照
会は、前記注入する量を表す注入量情報の提示を含み、
前記工程(b)は、前記注入量情報と、前記消耗品関連
情報とに応じて前記料金を決定するようにしても良い。
【0017】こうすれば、ユーザが有する消耗品容器を
そのまま再利用できるので、消耗品容器のコスト負担か
らユーザは解放され、消耗品容器の再利用も促進でき
る。
【0018】上記の方法において、前記新たな消耗品
は、前記ユーザが有する消耗品容器に残存する消耗品と
異なるものであり、前記照会は、前記ユーザにより任意
に設定された前記新たな消耗品を表す新消耗品情報の提
示を含み、前記工程(b)は、前記新消耗品情報と、前
記消耗品関連情報とに応じて前記料金を決定するように
するのが好ましい。
【0019】こうすれば、たとえば、プリンタの製造後
に新規に開発・販売された消耗品の提供においても料金
を決定することができるので、このような消耗品の提供
を受ける場合にも、再利用や回収を促進することができ
る。
【0020】本発明の第2の態様は、新たな消耗品を新
たな消耗品容器に収容した新規消耗品の提供を行うコン
ピュータを用いた方法であって、(a)前記新規消耗品
の提供についての照会であって、ユーザが有する消耗品
容器の型式を表す消耗品関連情報の提示を含むものを受
理する照会受理工程と、(b)前記受理した照会に応じ
て、前記消耗品容器の返還を前提として前記新規消耗品
を提供するための第1の料金を決定する料金決定工程
と、(c)前記ユーザが見えるように前記第1の料金を
表示させる表示制御工程と、(d)前記ユーザからの、
前記消耗品容器の返還を前提として前記第1の料金の課
金を発生させる第1の発注を受理する発注受理工程と、
(e)前記第1の発注に応じて、前記消耗品容器と引き
換えに前記新規消耗品を提供する新規消耗品提供工程と
を備えることを特徴とする。
【0021】本発明の第2の態様によれば、新規消耗品
の提供料金から、ユーザが有する消耗品容器の返還に応
じて料金の控除を行うので、この控除が収容品容器の返
還の動機づけとなり、ユーザが有する消耗品容器の回収
を促進できる。
【0022】上記の方法において、前記工程(c)は、
前記残量情報が一定値以下になると、消耗品を提供する
ための消耗品提供画面を表示させる工程を含むようにす
るのが好ましい。
【0023】こうすれば、本発明の方法による新規消耗
品の購入が促進できるので、消耗品容器の回収をより促
進することができる。
【0024】上記の方法において、前記消耗品関連情報
は、さらに、前記消耗品の開封時期を表す開封時期情報
をも含み、前記工程(c)は、さらに、前記残量情報と
前記開封時期情報とに基づいて、消耗品の容量の異なる
複数種類の新規消耗品の中から、少なくとも一つの新規
消耗品を選択し、前記決定された新規消耗品を推奨消耗
品として表示する工程を含むようにするのが好ましい。
【0025】こうすれば、たとえば、消耗品の使用頻度
が少ないユーザには、容量が少ないサイズの購入を促進
できるので、残存する消耗品の廃棄による環境汚染を抑
制できる。一方、消耗品の使用頻度が高いユーザには、
容量が多いサイズの購入を促進できるので、消耗品容器
の廃棄に伴う環境汚染を抑制できる。
【0026】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、たとえば、消耗品提供方法、消耗品提
供装置および消耗品提供制御装置、それらの方法または
装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、
そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、その
コンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化された
データ信号、等の態様で実現することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.第1実施例: B.第2実施例: C.第3実施例: D.変形例:
【0028】A.第1実施例 図1は、本発明の第1実施例における消耗品提供方法を
実現する消耗品提供システムの電気的構成の例を示す説
明図である。この第1例では、消耗品の例としてインク
を採用している。このインク提供システムは、インク提
供の管理を行うサーバシステムSVと、コンピュータ9
0と、プリンタ20とを備えている。サーバシステムS
Vとコンピュータ90とはインターネットにより、コン
ピュータ90とプリンタ20とはパラレルケーブルによ
り、それぞれ接続されている。なお、本明細書では、コ
ンピュータ90とプリンタ20との組合せを印刷装置2
1と呼ぶ。
【0029】コンピュータ90には、所定のオペレーテ
ィングシステム上で起動するいくつかのプログラムがイ
ンストールされている。図1の例では、代表的なプログ
ラムとして、Webページの閲覧に供されるブラウザ1
0と、プリンタ20を駆動する機能を奏するプリンタド
ライバ12と、プリンタ20で印刷する文書および画像
データを生成するアプリケーションプログラム14とが
コンピュータ90にインストールされている。印刷を行
う時には、アプリケーションプログラム14から、印刷
コマンドとともに印刷すべきファイルがプリンタドライ
バ12に受け渡される。プリンタドライバ12は、この
ファイルに対し、レンダリングその他の処理を行って、
プリンタ20に供給する印刷データを生成する。プリン
タ20は、パラレルケーブルを介してこの印刷データを
受け取り、印刷を実行する。プリンタ20には、その動
作を制御するファームウェア22(図示せず)を備えて
いる。
【0030】プリンタ20が備える制御回路40は、C
PU41と、書き換え可能なプログラマブルROM(P
−ROM)43と、RAM44と、文字のドットマトリ
クスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45と
を備えた算術論理演算回路として構成されている。この
制御回路40は、さらに、外部のモータ等とのインタフ
ェースを専用に行なうI/F専用回路50と、このI/
F専用回路50に接続され印刷ヘッドユニット60を駆
動してインクを吐出させるヘッド駆動回路51を備えて
いる。I/F専用回路50は、パラレルインタフェース
回路を内蔵しており、コネクタ56を介してコンピュー
タ90から供給される印刷データPDを受け取ることが
できる。プリンタ20は、この印刷データPDに従って
印刷を実行する。なお、RAM44は、ラスタデータを
一時的に格納するためのバッファメモリとして機能し、
プリンタファームウェア22は、P−ROM43に格納
されている。このP−ROM43としては、書き換え可
能な種々の不揮発性メモリを使用することができ、たと
えば、EEPROMを使用することが可能である。
【0031】また、制御回路40は、ヘッド駆動回路5
1とI/F専用回路50とを介して、印刷ヘッドユニッ
ト60に装着されたインクカートリッジ107Fのメモ
リ180Fから読み出したデータを、コンピュータ90
に送信することができる。なお、インクカートリッジ1
07Fは、ユーザが有する消耗品容器に相当する。
【0032】コンピュータ90は、メモリ180Fから
読み出したデータを、インターネットを介してサーバシ
ステムSVに送信できる。サーバシステムSVは、イン
ターネットを利用した発注によるインクの提供を管理支
援する。具体的には、以下のように管理支援を行う。ま
ず、照会受理部53が、メモリ180Fから読み出した
消耗品関連情報の提示を伴う、ユーザからの料金の照会
を受理する。料金決定部55は、この照会に応じて、在
庫・料金管理テーブル52のデータに基づいて料金の決
定を行う。この決定された料金は、ブラウザ10を利用
して、コンピュータ90のディスプレイに表示される。
なお、サーバシステムSVは、提供するインクの使用に
必要な情報の提供その他のユーザの支援をも行う。
【0033】図2は、本発明の第1実施例におけるイン
ク提供処理の手順を示すフローチャートである。ステッ
プS1101では、CPU41によりインクエンドが検
知される。通常は、このインクエンド検知により、イン
ク提供処理の手順が開始されるが、これに限らず、イン
クの使用有効期限の経過やユーザの操作により、開始し
ても良い。ここで、インクエンドとは、たとえば、イン
クカートリッジ107F内のいずれかのインクタンク1
17F(図示せず)について、プリンタ20が計測する
インク使用量がメモリに記憶されたインク残量を超過し
たことをいう。
【0034】なお、インクエンドに代えて、インクニア
エンドとしても良い。ここで、インクニアエンドとは、
たとえば、インクカートリッジ107F内のいずれかの
インクタンク117Fについて、メモリに記憶されたイ
ンク残量とプリンタ20が計測するインク使用量との差
があらかじめ定められた閾値以下に達したことをいう。
【0035】この閾値は、時期によって変化させても良
い。たとえば、年末前には年賀状の作成のために、一般
にインクの使用量が増加するので、早期にインクの残量
が少なくなっていることを知らせるために、閾値を大き
く設定するようにしても良い。
【0036】ステップS1102では、コンピュータ9
0が、インク提供画面(図3)を表示する。このインク
提供画面は、インターネットにより新たなインクカート
リッジ107Fを発注するか否かを、ユーザに対して問
い合わせるものである。なお、インクニアエンドで表示
する際には、残りのインクでどの程度の分量の印刷がで
きるかを表示するのが好ましい。
【0037】ステップS1103では、ユーザが、イン
ターネットを利用して新たなインクカートリッジの提供
に関する問い合わせを行うかどうかを判断する。この判
断の結果、ユーザがインク提供画面の「いいえ」をクリ
ックすると、このインク提供画面は消滅する。この際、
後にいつでも問い合わせができるように、コンピュータ
90の画面上にアイコンを生成しても良い。ユーザがイ
ンク提供画面の「はい」をクリックすると、ステップS
1104に進む。
【0038】ステップS1104では、コンピュータ9
0が、インターネットを介してサーバシステムSVにア
クセスする。このアクセスは、プリンタ20内部ないし
はインクカートリッジ107Fのメモリ180Fに格納
されたURL(Uniform Resource Locator)を使用し
て、コンピュータ90が、自動的に行うのが好ましい。
アクセスが完了すると、ステップS1105(カートリ
ッジ発注の設定処理)に進む。
【0039】図4は、本発明の第1実施例におけるカー
トリッジ発注の設定手順を示すフローチャートである。
ステップS1201では、コンピュータ90が、メモリ
180Fから読み出した情報をサーバシステムSVに送
信し、サーバシステムSVの照会受理部53が受信す
る。この情報には、印刷ヘッドユニット60に装着され
たインクカートリッジ107Fの型式を表す情報と、各
インクタンク117F内のインクの残量情報およびイン
クの使用有効期限とを含む。
【0040】図5と図6は、メモリ180F内に格納さ
れたデータの例を示す説明図である。メモリ180F
は、大きく分けて5種のデータを記憶する領域を備えて
いる。第1にインクカートリッジ107Fの製造に関す
るデータ210、第2にインクカートリッジの使用に関
するデータ220、第3にインクの補充・交換・変更の
回数に関するデータ310、第4にインク関連データ3
20、第5に印刷装置21のインクカートリッジの使用
環境情報330である。
【0041】インクカートリッジ107Fの製造に関す
るデータ210には、インクカートリッジ107Fの型
式データと、製造時期データと、製造ラインデータと、
シリアルナンバーデータと、インクカートリッジ107
F内の各インクタンク117F(図示せず)の容量のデ
ータとが含まれている。これらのデータは、提供可能な
インクカートリッジの決定に使用される。
【0042】インクの使用に関するデータ220には、
カートリッジ内の各インクのインク残量を表すデータ
と、カートリッジの開封時期のデータと、発注フラグと
が含まれている。インク残量を表すデータは、本実施例
では、インクカートリッジ提供料金の控除料金を計算す
るために使用される。カートリッジの開封時期のデータ
は、インクの劣化やユーザによるインクの使用頻度を推
定するために使用するデータであり、プリンタ20への
装着の時期が記録される。発注フラグは、たとえば、こ
のインクカートリッジの返還を前提としたカートリッジ
の発注がすでになされているか否かの発注状況情報を記
録している。このような発注がすでになされているとき
には、料金決定部55は、インクカートリッジの返還を
前提としない料金を計算する。
【0043】インクの補充・交換・変更の回数に関する
データ310(図6)には、ユーザがインク提供装置を
用いてインクを補充する場合に使用する情報が含まれて
いる。このデータの詳細については後述する。
【0044】インク関連データ320には、各インクタ
ンク117F内に収容されているインク種の情報と、そ
のインクの使用有効期限とが含まれている。これらのデ
ータも、本実施例では、インクカートリッジ提供料金の
控除料金を計算するために使用される。
【0045】印刷装置21のインクカートリッジの使用
環境情報330には、この例では、インクカートリッジ
107Fが最後に使用されたプリンタ20の型式を特定
するプリンタIDと、そのプリンタ20が接続されたコ
ンピュータ90のオペレーティングシステム情報と、プ
リンタドライバ12(図1)の種類やバージョンを示す
プリンタドライバ情報と、ファームウェア22の種類や
バージョンを示すファームウェア情報とが含まれてい
る。これらの情報は、インクカートリッジ107Fに収
容されているインク種と異なるインクを収容するインク
カートリッジの使用の可否を判断するために使用され
る。
【0046】なお、本明細書において、「インクカート
リッジの使用環境情報」とは、インクの種類を変更した
ときに、そのカートリッジが使用されているプリンタに
おいて、変更後のインクを正常に使用できるか否かを判
断する際に使用される情報である。一般に、インクカー
トリッジの使用環境情報は、画像データから印刷データ
の生成を行うソフトウェア(プリンタドライバ)の種類
を示す情報と、生成された印刷データを用いて印刷を実
行するハードウェア(すなわちプリンタ)およびソフト
ウェア(すなわちプリンタ内のファームウェア)の種類
を示す情報と、のうちの少なくとも一部を含んでいる。
【0047】ステップS1202では、料金決定部55
は、インクカートリッジの返還に基づく控除額を決定す
る。控除は、まず、容器としてのカートリッジに基づい
て行う。たとえば、まず、インクカートリッジ107F
の価格が1000円とし、そのうち容器としてのカート
リッジの費用が500円であると仮定する。この控除の
比率を60%とすると、控除額は、300円となる。
【0048】このように、容器としてのカートリッジに
基づいて料金の控除を行うので、この控除がユーザに対
して消耗品容器の回収の動機づけとなる。この結果、回
収が促進され、消耗品容器の再利用が促進される。
【0049】また、インクカートリッジ提供料金の控除
は、上記に加えて、インクカートリッジ内に残存するイ
ンクに基づいて行うのが好ましい。残存するインクの廃
棄が環境汚染の原因となり得るので、残存するインクの
量が多いカートリッジほど回収の要請が大きいからであ
る。
【0050】残存するインクに基づく控除は、料金決定
部55が、たとえば、以下の方法で行う。まず、インク
タンク117F内に残存するインクが使用有効期限内か
否かを判断する。この判断の結果、料金決定部55は、
使用有効期限内か否かに応じて各インクタンク117F
毎に、以下のように決定する。 (1)使用有効期限内であるときは、インクタンク11
7F内に残存するインクの量と残存するインク価格との
積の半額を控除する。 (2)使用有効期限内でないときは、インクタンク11
7F内に残存するインクの量と残存するインク価格との
積の全額を控除する。 なお、控除の方法は、インクタンク117F内に残存す
るインクの量に応じて決定するものであればよく、使用
有効期限内であるか否かに拘わらず決定しても良い。ま
た、控除の比率も、半額や全額だけでなく自由に決定で
きる。この例で、使用有効期限内か否かで控除の比率を
変えているのは、使用有効期限内のインクは、ユーザに
できるだけ使用させるように動機づけるのが好ましいか
らである。
【0051】具体的な計算は、以下のようにして行う。
たとえば、インクタンク117F内に残存するインク
が、使用有効期限内であり、インク価格が1ccで10
0円であり、残存量が1.5ccであると仮定する。こ
の場合、控除額は100円×1.5cc×0.5=75
円となる。なお、他の条件が同一で残存するインクが使
用有効期限内でない場合は、控除額は150円となる。
【0052】ステップS1203では、料金決定部55
は、上記により求められた控除額と新規のインクカート
リッジの価格とに基づいて、インクカートリッジ提供料
金を決定する。具体的には、たとえば、まず、インクカ
ートリッジ107Fの通常価格が1000円とし、容器
としてのカートリッジの控除が300円であり、インク
タンク117F内のインクの控除額が150円と仮定す
る。この結果、インクカートリッジ107Fを返還しな
いときは新しいカートリッジの価格は1000円とな
り、返還するときは新しいカートリッジの価格は500
円となる。なお、この結果は、照会受理部53が、イン
クカートリッジ提供の照会画面(図7)に表示させる。
【0053】図7は、インクカートリッジの提供につい
ての照会画面の一例である。この照会画面は、照会受理
部53が、インターネットを通じてコンピュータ90に
表示させているものである。この照会画面で、「同一の
カートリッジを選択」をクリックすると、同一のカート
リッジを選択する旨の発注の設定がなされる。この場合
カートリッジ発注の設定処理は、ステップS1207に
進む。一方、「別のカートリッジを選択」をクリックす
ると、カートリッジ発注の設定処理は、ステップS12
05に進む。
【0054】ステップS1205では、照会受理部53
は、使用可能インクカートリッジと推奨インクカートリ
ッジとを決定する。ここで、使用可能インクカートリッ
ジとは、ユーザが有するインクカートリッジが使用され
ている印刷装置21で使用できる別のインクカートリッ
ジである。推奨インクカートリッジとは、この例では、
インク容量の観点において、ユーザに適したインクカー
トリッジである。
【0055】使用可能インクカートリッジの決定は、照
会受理部53が、インクカートリッジ107Fが最後に
使用された印刷装置21におけるインクカートリッジの
使用環境に基づいて行う。この決定は、まず、プリンタ
20の型式に基づいて行い、この型式で使用できる可能
性のあるインクカートリッジを、提供可能なインクカー
トリッジの中から抽出する。次に、たとえば、プリンタ
ドライバ12やファームウェア22のようなインクの吐
出を制御するためのデータを生成するソフトウェアの種
類やバージョンを特定する情報に基づいて決定される。
ソフトウェアの種類やバージョンを特定する情報も判断
の対象とするのは、たとえば、新たに発売されたインク
が、新たなバージョンのプリンタドライバ12を使用し
なければ色目が合わないため、「きれい」に印刷できな
い場合が想定されるからである。
【0056】この結果、照会受理部53は、印刷装置2
1におけるインクカートリッジの使用環境を変更するこ
となく、使用できるインクカートリッジを、使用可能カ
ートリッジとして決定する。一方、照会受理部53は、
ソフトウェアの更新等を行わなければ使用できないカー
トリッジを、条件付き使用可能カートリッジとして決定
し、その使用条件も明確にする。
【0057】このようにして使用可能カートリッジをユ
ーザに提示できれば、たとえば、互換性のある新製品が
販売されている場合に、それをユーザに知らせることが
出来る。これにより、ユーザに対してインクカートリッ
ジの選択範囲を拡大することができる。
【0058】推奨カートリッジの決定は、照会受理部5
3は、使用可能カートリッジの中から、たとえば、イン
クカートリッジの開封時期とインクの残量情報とに基づ
いて選択することにより行う。具体的には、ユーザのイ
ンクカートリッジ内にインクの使用有効期限が切れたイ
ンクが多く残っている場合、インク容量の少ないインク
カートリッジを推奨カートリッジとして決定する。ま
た、インクの残量情報から特定の色を多く使用するユー
ザと判断でき、このような特定の色のインク容量を多く
したカートリッジが販売されているときは、このカート
リッジをそのユーザに適した推奨カートリッジとして決
定することもできる。
【0059】このようにして推奨カートリッジをユーザ
に提示すれば、消耗品の使用頻度が少ないユーザには、
容量が少ないサイズの購入を促進できるので、残存する
消耗品の廃棄による環境汚染を抑制できる。一方、消耗
品の使用頻度が高いユーザには、容量が多いサイズの購
入を促進できるので、消耗品容器の廃棄に伴う環境汚染
を抑制できる。また、インクの使用が特定の色の使用に
偏っているユーザに対しても、適切な容量のカートリッ
ジを提供できる。
【0060】図8は、ユーザが使用するプリンタで使用
できる他のインクカートリッジを表示する照会画面であ
る。この照会画面も、照会受理部53が、インターネッ
トを通じてコンピュータ90に表示させているものであ
る。この照会画面では、推奨カートリッジとしてハーフ
サイズのカートリッジが提示されている。ハーフサイズ
のカートリッジとは、通常のカートリッジに比較してイ
ンク容量が半分に減らされているものである。また、使
用カートリッジとして「型番:AAAA」が、条件付き
使用可能カートリッジとして「型番:BBBB」が提示
されている。なお、「型番:BBBB」については、使
用のための条件も付記されている。ユーザが、この照会
画面で、「ハーフサイズのカートリッジを選択」または
「型番:AAAA」をクリックすると、ステップS12
06に進む。
【0061】ステップS1206では、照会受理部53
が、クリックしたカートリッジを選択する旨の発注の設
定をする。なお、条件付き使用可能カートリッジである
「型番:BBBB」をクリックした場合、そのカートリ
ッジを選択する旨の発注の設定がなされるとともに、プ
リンタファームウェアの更新画面(図示せず)が表示さ
れる。この更新画面でインターネットを通じて、プリン
タファームウェア22が自動的に更新できる。
【0062】このようにして、ユーザによるカートリッ
ジの選択が終了すると、図9に示すような購入方法を選
択するための照会画面が表示される。この照会画面は、
ユーザに対してカートリッジの購入方法を選択するため
の画面である。なお、この照会画面には、選択したカー
トリッジと料金とが確認のために表示されている。
【0063】ステップS1207では、ユーザが、カー
トリッジの購入方法を選択する。この例では、購入方法
として、インク提供装置で購入する方法または通信販売
で購入する方法から選択できる。通信販売での購入は、
たとえば、代金引換の宅配便を利用してユーザが有する
カートリッジと引き換えに購入する方法である。一方、
インク提供装置での購入は、後述するインク提供装置で
の購入する方法である。購入方法の選択がなされてカー
トリッジ発注の設定処理が終了すると、ステップS11
06(図2)に戻る。
【0064】ステップS1106では、ユーザは、カー
トリッジ発注の設定内容を確認した上で、カートリッジ
の発注を行う。発注の処理は、通信販売での購入を選択
しているときは、たとえば、氏名と住所とを送信するこ
とにより行う。一方、インク提供装置での購入を選択し
ているときは、カートリッジ発注の設定内容がカートリ
ッジに備えられたメモリ180Fに記憶される。この記
憶されたデータの使用方法やインク提供装置での購入方
法については後述する。
【0065】発注処理が完了すると、インクカートリッ
ジ107Fのメモリ180Fの発注フラグが、「発注済
み」に変更される。この発注フラグは、発注状況情報に
相当するものである。これにより、このインクカートリ
ッジ107Fを使用して二重の控除を受けて購入するこ
とや、通信販売で発注した後にインク提供装置30で誤
ってインクの提供を受けることを防止できる。
【0066】ステップS1107では、新たなインクカ
ートリッジの提供処理が行われる。これは、前述のよう
に、たとえば、宅配便による場合は、発注時に返還する
としたインクカートリッジ107Fを代金とともに回収
することにより行う。インク提供による場合については
後述する。なお、消耗品容器の返還先は、必ずしも新規
消耗品の販売者である必要はなく、再利用が図られるの
であれば何人であっても良い。
【0067】以上のように、図2及び図4に示した処理
手順によれば、ユーザはインクカートリッジを返還する
ことにより経済的な利益を受けることができるので、こ
れがインクカートリッジの返還の動機づけとなり、イン
クカートリッジの再利用がさらに促進される。この結
果、環境保護に役立つとともに、ユーザの満足度も向上
する。
【0068】B.第2実施例:図10は、本発明の第2
実施例における新規消耗品提供システムの構成例を示す
説明図である。この例では、第1実施例と同様に消耗品
としてインクカートリッジを提供する。このインク提供
システムは、インク提供の管理を行うサーバシステムS
Vと、インク提供装置30と、提供されたインクを使用
する印刷装置21とを備えている。
【0069】印刷装置21は、コンピュータ90と、パ
ラレルケーブルによってコンピュータ90に接続された
プリンタ20とを有している。プリンタ20とコンピュ
ータ90は、LAN(Local Area Network)を介して接
続されていてもよい。コンピュータ90には、第1実施
例と同様に、ブラウザ10と、プリンタドライバ12
と、アプリケーションプログラム14とがインストール
されている。
【0070】インク提供装置30は、入力部32(後述
する)と、表示部33と、料金納入部37と、釣り返却
部38と、カートリッジ差込口39とを備えている。
【0071】図11は、インク提供装置30の電気的構
成の例を示すブロック図である。インク提供装置30
は、主制御部31と、ユーザインタフェースとして入力
部32および表示部33と、インク料金の計算と受け取
りとを制御する料金制御部34と、インクの補充・交換
・変更または新規インクカートリッジの提供を制御する
インク提供制御部35と、メモリインターフェース部1
86と、メモリ読み書き部36とを備えている。ここ
で、インクの補充とは、インクカートリッジ内に残存し
ているインクを排出せずに同種のインクを注入すること
をいい、インクの交換とは、インクカートリッジ内に残
存しているインクを排出して同種のインクを注入するこ
とをいい、インクの変更とは、インクカートリッジ内に
残存しているインクを排出して異種のインクを注入する
ことをいう。また、新規インクカートリッジの提供と
は、ユーザの有するインクカートリッジと引き換えに新
規のインクカートリッジを提供することをいう。
【0072】主制御部31は、インターネットを介して
サーバシステムSVに接続されている。サーバシステム
SVは、インク提供装置30によるインクの提供を管理
支援する。具体的には、サーバシステムSVは、在庫・
料金管理テーブル52のデータを用いて、たとえば、イ
ンク提供装置30内のインクの在庫管理やインク提供の
料金の設定を行う。さらに、サーバシステムSVは、提
供するインクのユーザの支援をも行う。たとえば、新た
に販売されるインクの提供を行うときには、インク関連
情報テーブル54を用いて、そのインクの使用に必要な
情報の提供も行う。この情報は、たとえば、そのインク
の使用に対応するファームウェア22のバージョン情報
を含んでいる。
【0073】入力部32は、ユーザからインク提供装置
30への入力を主制御部31に伝える。表示部33は、
インクカートリッジ内のインク残量やユーザからの入力
内容その他の情報を表示して、ユーザによる入力を支援
する。なお、本発明の実施例においては、入力部32
は、表示部33上のタッチパネルとして構成されてい
る。
【0074】メモリ読み書き部36は、メモリインター
フェース部186を介して、カラーインクカートリッジ
107Fに設けられているメモリ180Fに接続されて
いる。メモリ読み書き部36は、メモリ180Fに格納
されたインク残量その他の情報を読み出すとともに、主
制御部31から書き込むように指令された情報を書き込
む役割を果たす。
【0075】図12は、本発明の第2実施例におけるイ
ンク提供処理の手順を示すフローチャートである。ステ
ップS1301では、インクカートリッジをカートリッ
ジ差込口39(図10)内にあるカートリッジ装着部
(後述する)に装着する。インク提供装置30の内部に
は、種々のタイプのカートリッジ装着部が用意されてお
り、カートリッジの構造に応じて選択できる。この選択
は、たとえば、インクカートリッジの型式番号を、イン
ク提供装置30に入力することや、タッチパネルとして
機能する表示部33に現れたインクカートリッジの型式
番号を選択することにより行う。
【0076】図13は、インクカートリッジ107Kと
カートリッジ装着部18の底面の概略構造を示す斜視図
である。図14は、インクカートリッジ107Kとカー
トリッジ装着部18の断面図である。図13と図14で
は、説明を容易にするため、一つのインクタンクのみを
有するインクカートリッジ107Kを例にして説明す
る。
【0077】このインクカートリッジ107Kは、イン
クタンク117K(図14)を有するカートリッジ本体
171(図13)と、インク供給口176と、インク排
出口175と、接続端子174を有するメモリ180K
とを備えている。このメモリ180Kは、電気的に記憶
内容を消去して書き換え可能な不揮発メモリであり、た
とえば、EEPROMで構成されている。
【0078】カートリッジ装着部18は、インクカート
リッジ107Kを水平方向に固定する後壁部188およ
び内壁184と、コネクタ186と、インクカートリッ
ジ107Kのインク排出口175と嵌合するための凹部
183と、インクカートリッジ107Kを垂直方向に位
置決めする底部187と、インクカートリッジ107K
を垂直方向に固定する固定レバー192(図14)とか
ら構成されている。なお、コネクタ186は、メモリ1
80Kの接続端子174と電気的に接続するための接続
端子185を備えている。なお、コネクタ186は、メ
モリインターフェース部とも呼ぶ。
【0079】カートリッジ装着部18へのインクカート
リッジ107Kの装着は、以下のように行う。まず、ユ
ーザがインクカートリッジの型式を特定する情報をイン
ク提供装置30に入力すると、そのインクカートリッジ
を装着するためのカートリッジ装着部18がカートリッ
ジ差込口39(図10)に現れる。図14に示すよう
に、このカートリッジ装着部18の後壁部188には、
支持軸191を介して回動する固定レバー192が取り
付けられており、この固定レバー192を上方に引き上
げると、インクカートリッジ107Kをカートリッジ装
着部18に装着可能となる。インクカートリッジ107
Kのメモリ180Kがカートリッジ装着部18のコネク
タ186と接続するように、ユーザがインクカートリッ
ジ107Kをカートリッジ装着部18にはめ込み、前述
の固定レバー192をインクカートリッジ107Kに被
さるように倒すと装着が完了する。
【0080】装着が完了してコネクタ186の接続端子
185とメモリ180Kの接続端子174との間の電気
的接続が確立すると、メモリ180Kがメモリ読み書き
部36に検知され、ステップS1302に進む。
【0081】ステップS1302では、メモリ読み書き
部36が、メモリ180Fからインクの提供に使用する
データを読み出す。このデータには、カートリッジ発注
の設定内容や、カートリッジの返還を前提とした控除を
受けて通信販売で発注しているかどうかを表す発注状況
情報を含む。
【0082】ステップS1303では、インク提供制御
部35は、カートリッジ発注の設定がなされているか否
かを確認する。この結果、カートリッジ発注の設定がな
されていないときには、ステップS1305に進んで、
インク提供装置30においてカートリッジ発注の設定を
行う。この設定は、図4に示すフローチャートに示す処
理に準じて行われる。この際、主制御部31は、図7〜
図9に示す画面に準ずる表示を表示部33に行う。な
お、第2実施例では、料金決定部55が行っていた料金
の決定を、料金制御部34が行う。この設定が終了する
と、ステップS1306に進む。一方、カートリッジ発
注の設定がなされているときには、ステップS1304
に進む。
【0083】ステップ1304では、インク提供装置3
0に装着されたカートリッジの返還を前提とした発注が
すでに行われているかどうかを判断する。この判断は、
インク提供制御部35が、メモリ180Fに記録された
発注状況情報に基づいて行う。このような発注がすでに
なされているときは、インク提供装置30は、ステップ
S1310に進み、ユーザのカートリッジをユーザに返
却する。なお、通信販売による提供処理が開始されてい
ないときは、インク提供装置30が、これをキャンセル
して、インク提供装置30において、新規インクカート
リッジの提供を受けられるようにしても良い。この場
合、ユーザに確認を取るのが好ましい。
【0084】カートリッジ発注の設定がなされているが
発注はされていない場合、メモリ読み書き部36は、ス
テップS1305の工程を行う代わりに、このカートリ
ッジのメモリ180Fからカートリッジ発注の設定内容
を読み出す。この設定内容は、コンピュータ90におい
てあらかじめ設定された内容である。この読み出しが完
了すると、ステップS1306に進む。
【0085】なお、コンピュータ90における設定は、
必ずしもインターネットによるサーバシステムSVとの
通信を必要とせず、購入しようとするインクカートリッ
ジが特定できるように設定されているものであれば良
い。
【0086】ステップS1306では、主制御部31
は、発注画面(図示せず)を表示部33に表示する。こ
の画面には、カートリッジ発注の設定内容が確認のため
に表示されており、これにはインク提供のための料金の
表示も含まれている。
【0087】ステップS1307では、ユーザが料金を
支払う。この支払いは、必要な料金を料金納入部37に
投入することにより行う。ステップS1308では、ユ
ーザが発注の設定内容を確認の上で発注を行う。ステッ
プS1309では、この発注に応じて、インク提供装置
30は、新規インクカートリッジをカートリッジ差込口
39に出し、ユーザはこれを受け取る。なお、新規イン
クカートリッジの代わりに新規インクカートリッジの引
換券を出すようにしても良い。
【0088】以上のように、図12に示した処理手順に
よっても第1実施例と同様に、インクカートリッジの再
利用がさらに促進される。
【0089】なお、この第2実施例では、入力部32
と、メモリインターフェース部186と、メモリ読み書
き部36とが、ユーザからの照会をインク提供装置30
に入力する照会受理部として機能する。
【0090】C.第3実施例:本発明の第3実施例で
は、第1第2実施例と異なり、ユーザが有するインクカ
ートリッジ内にインクを提供する。このインク提供シス
テムは、第2実施例と同様に、インク提供の管理を行う
サーバシステムSVと、インク提供装置30と、提供さ
れたインクを使用する印刷装置21とを備えている。
【0091】図15は、本発明の第1実施例におけるイ
ンク提供処理の手順を示すフローチャートである。ステ
ップS101では、第2実施例と同様に、インクカート
リッジをカートリッジ差込口39(図10)内にあるカ
ートリッジ装着部18(図13)に装着する。
【0092】装着が完了してコネクタ186の接続端子
185とメモリ180Kの接続端子174との間の電気
的接続が確立すると、メモリ180Kがメモリ読み書き
部36に検知され、ステップS102に進む。なお、ス
テップS102からは、図11に示したカラーインクカ
ートリッジ107Fにインクを提供する場合の例を説明
する。
【0093】ステップS102では、メモリ読み書き部
36が、メモリ180Fからインクの提供に使用するデ
ータを読み出す。このデータには、インクカートリッジ
107Fの製造に関するデータ210と、インクの使用
に関するデータ220と、インクの補充・交換・変更の
回数に関するデータ310と、インク関連データ320
とが含まれる。
【0094】インクカートリッジ107Fの製造に関す
るデータ210(図5)には、インクカートリッジ10
7Fの型式データと、製造時期データと、製造ラインデ
ータと、シリアルナンバーデータと、インクカートリッ
ジ107F内の各インクタンク117F(図示せず)の
容量のデータとが含まれている。これらのデータは、本
実施例では、このインクカートリッジ107Fへのイン
クの注入の可否を判断するために使用される。
【0095】インクの使用に関するデータ220(図
5)には、カートリッジ内の各インクのインク残量を表
すデータと、カートリッジの開封時期のデータと、発注
フラグとが含まれている。インク残量を表すデータは、
前述した各インクタンク117Fの容量のデータととも
に、インクの注入可能量を算出するために使用される。
このインクの注入可能量は、インク提供装置30によっ
て適切な量のインクを注入するために使用される。
【0096】インクの補充・交換・変更の回数に関する
データ310(図6)には、過去に何回インクの補充等
を受けているかを示すデータと、何回の補充等ができる
かを表すデータとが含まれている。これらのデータは、
インクの補充等の回数を一定の範囲内に制限して、不具
合を防止するとともに、印刷品質を確保するためのもの
である。
【0097】インク関連データ320(図6)には、各
インクタンク117F内に収容されているインク種の情
報と、そのインクの使用有効期限とが含まれている。イ
ンク種の情報は、主としてインクの補充と交換におい
て、注入すべきインクを特定するために使用される。イ
ンクの使用有効期限は、ユーザが、インクを補充すべき
か交換すべきかを判断するために使用する。
【0098】印刷装置21のインクカートリッジの使用
環境情報330(図6)には、この例では、インクカー
トリッジ107Fが最後に使用されたプリンタ20の型
式を特定するプリンタIDと、そのプリンタ20が接続
されたコンピュータ90のオペレーティングシステム情
報と、プリンタドライバ12(図10)の種類やバージ
ョンを示すプリンタドライバ情報と、ファームウェア2
2(図10)の種類やバージョンを示すファームウェア
情報とが含まれている。これらの情報は、インク種の変
更の可否を判断するために使用する。
【0099】ステップS103では、インク提供装置3
0によってインクの提供の可否が判断される。この判断
は、たとえば、そのときまでになされたインクカートリ
ッジの補充・交換・変更の回数が制限値以下であるかに
より、主制御部31が判断する。この結果、インクの提
供ができないと判断されるとステップS108に進み、
インクの提供ができない旨が表示部33に表示される。
一方、インクの提供ができると判断されるとステップS
104に進む。なお、一部のインクカートリッジについ
てのみ、提供ができないときは、その旨を表示してステ
ップS104に進む。
【0100】ステップS104では、主制御部31が各
インクタンク117F毎にインク残量を表示部33に表
示する。図16は、表示部33にインク残量が表示され
た状態を示している。ユーザは、インク残量を考慮し
て、どのようなインク提供を受けるかの判断を行うこと
ができる。この判断には、たとえば、インクを補充すべ
きか、交換すべきかといった判断や、どれだけの量のイ
ンクを補充すべきかといった判断がある。
【0101】ステップS105では、ユーザがインクタ
ンク117F毎にインクの補充、交換、または変更のい
ずれの提供を受けるのかを選択する。この選択は、前述
のように、現在のインク残量状況を考慮して、ユーザが
判断する。たとえば、図16に示すように、淡マゼンタ
と濃マゼンタは使用有効期限が1年ほど残存しているの
で補充を選択し、淡シアンと濃シアンは使用有効期限が
近づいているので交換を選択するのが、この場合は好ま
しいと考えられる。なお、ユーザが全部のインクについ
て補充することを望むときは、「全部補充」を選択す
る。この選択が完了したら、入力部32の「選択完了」
表示にタッチする。こうすると、選択結果が主制御部3
1に入力され、ステップS106に進む。
【0102】ただし、インクの変更が選択されていると
きは、ステップS106に進む前に以下の工程が追加さ
れる。この工程では、まず、インクカートリッジ107
Fが最後に使用された印刷装置21のインクカートリッ
ジの使用環境で、変更後のインクを使用して適切に印刷
できるか否かを判断する。この判断は、たとえば、プリ
ンタドライバ12やファームウェア22のようなインク
の吐出を制御するためのデータを生成するソフトウェア
の種類や形態を特定する情報に基づいて行われる。イン
クの種類によっては、インクカートリッジの使用環境が
対応していない場合もあるからである。たとえば、新た
に発売されたインクが、新たなバージョンのプリンタド
ライバ12を使用しなければ色目が合わないため、「き
れい」に印刷できない場合が想定される。
【0103】この判断の結果、そのインクへの変更がで
きない場合は、その旨が表示されて再度、補充か交換か
の選択が表示部33に示唆される。なお、バージョンア
ップその他の方法により、インクカートリッジの使用環
境を変更すれば対応できる場合は、表示部33にその旨
を表示するとともに、再度、補充か交換かの選択を行う
か否かの問い合わせの表示を行う。対応できるか否かの
判断は、プリンタの型式を特定する情報に基づいて行わ
れる。たとえば、ファームウェア22が書き換え可能な
不揮発性メモリにインストールされている型のプリンタ
であって、その不揮発性メモリの容量がバージョンアッ
プ後のファームウェア22に対しても十分である場合
は、対応可能と判断される。
【0104】図17は、ステップS106における表示
部33の表示状態を示す図である。図17に示す例で
は、ステップS105においてすべてのインクタンク1
17Fについて「補充」が選択されている。表示部33
の上部には、現時点でのインクの残量状況と補充後のイ
ンクの残量状況が表示されいている。残量を表す各帯の
下にある「UP/DOWN」の表示は、補充後のインク
の残量状況を設定する入力部32として機能する。
【0105】ステップS106では、以下のようにイン
クの補充・交換・変更後のインク量が設定される。たと
えば、ユーザが淡シアンの「UP」の部分にタッチする
と、淡シアンの帯グラフが上に伸びるとともに、料金が
増える。このように、ユーザは、料金を確認しながら補
充・交換・変更後のインク量を設定することができる。
なお、全部のインクカートリッジを満タンにするには、
「全部満タン」の表示をタッチすれば良い。設定が完了
したら、入力部32の「提供開始」表示にタッチする。
こうすると、設定結果が主制御部31に入力される。
【0106】図18は、ステップS106の詳細手順を
示すフローチャートであり、料金の表示とインク量の調
整の手順を示す。ステップS201では、料金制御部3
4が、入力部32から入力された設定情報に基づいてイ
ンク提供費用の計算を行う。この計算は、インクの提供
方法(補充、交換、変更)に応じて、以下のように計算
される。 (1)インクの補充が選択されているときは、追加注入
されるインクの量と提供されるインク価格との積として
各インクタンク117F毎に計算され、その総和がイン
ク提供費用として決定される。なお、インク価格は、イ
ンクタンク117F内に残存しているインクと同一のイ
ンクの価格を使用する。 (2)インクの交換または変更が選択されているとき
は、インクカートリッジの洗浄後に注入されるインクの
量と提供されるインク価格との積と、インクカートリッ
ジの洗浄費用とが各インクタンク117F毎に計算さ
れ、その総和がインク提供費用として決定される。な
お、インク価格は、交換のときはインクタンク117F
内に残存しているインクと同一のインクの価格を、変更
のときはユーザにより設定されたインクの価格を使用す
る。インク提供費用が決定されると、ステップS202
に進み、控除額の決定方法が選択される。
【0107】図19は、控除額の決定方法の選択手順を
示すフローチャートである。ステップS301では、料
金制御部34が、インクの提供方法が補充であるか否か
を、各インクタンク117F毎に判断する。この判断の
結果、インクの提供方法がインクの補充であるときは、
料金制御部34は、控除なしと決定する。一方、インク
の提供方法がインクの交換または変更であるときは、ス
テップS302に進む。
【0108】ステップS302では、料金制御部34
が、インクタンク117F内に残存するインクが使用有
効期限内か否かを判断する。この判断の結果、料金制御
部34は、第1実施例と同様に、使用有効期限内か否か
に応じて各インクタンク117F毎に、以下のように決
定する。 (1)使用有効期限内であるときは、インクタンク11
7F内に残存するインクの量と残存するインク価格との
積の半額を控除する。 (2)使用有効期限内でないときは、インクタンク11
7F内に残存するインクの量と残存するインク価格との
積の全額を控除する。 なお、控除の方法は、インクタンク117F内に残存す
るインクの量に応じて決定するものであればよく、使用
有効期限内であるか否かに拘わらず決定しても良い。ま
た、控除の比率も、半額や全額だけでなく自由に決定で
きる。
【0109】ステップS203では、料金制御部34
が、選択された控除額決定方法に従って控除額を計算す
る。この計算は、たとえば、インクタンク117F内に
残存するインクが、使用有効期限内であり、インク価格
が1ccで100円であり、残存量が1.5ccである
とすると、控除額は100円×1.5cc×0.5=7
5円となる。
【0110】ステップS204では、支払額の計算と表
示を行う。この支払い額は、料金制御部34が、ステッ
プS201で求めたインク提供費用と、ステップS20
3で求めた控除額とから求めることができる。求められ
た支払額は、主制御部31が表示部33に表示する。ス
テップS201〜S204の処理は、「提供開始」表示
にタッチして提供が開始されるまで、主制御部31によ
り繰り返して行われる。この繰り返し(更新)は、十分
に速い頻度、たとえば、0.1秒毎の更新レートで行う
のが好ましい。十分に速ければ、インク提供量の設定中
にリアルタイムで、ユーザは支払額を確認できるからで
ある。「提供開始」表示にタッチされると、ステップS
107に進む。
【0111】図20は、ステップS107の詳細手順を
示すフローチャートである。インクの補充と、交換と、
変更とでは手順が異なるので、別々に分けて説明する。
【0112】インクの補充は、図20(a)に示される
フローチャートに従って行なわれる。ここで、前述のよ
うに、インクの補充とは、インクカートリッジ内に残存
しているインクを排出せずに同種のインクを注入するこ
とをいう。
【0113】ステップS401では、インクの注入が行
なわれる。この注入は、注入針182(図14)が下が
ってインク供給口176に挿入されるとともに、排出針
181(図14)が上がってインク排出口175に挿入
されることにより、開始される。このとき、排出針18
1は、インクタンク117K(図14)内部の上端近傍
にその先端が到達するように深く差し込まれる。次に、
注入針182から、インクカートリッジ内に残存するイ
ンクと同種のインクが、設定された量だけ注入される。
一方、排出針181からは、インクタンク117K内部
の気体が放出される。このようにして、インクカートリ
ッジ内にインクが注入されることになる。
【0114】なお、この際に、インクカートリッジ開封
後のインク中の溶剤の蒸発を考慮して、インクの注入に
先立ち、注入針182からインクの溶剤を注入しても良
い。インクの溶剤の量は、たとえば、インクカートリッ
ジ107Fの開封時期から判断して設定することができ
る。
【0115】ステップS402では、インク提供に関す
る情報がメモリ180Fに書き込まれる。この情報に
は、補充後のインク残量と補充・交換・変更の回数の更
新とが含まれる。メモリ180Fへの書き込みが終了す
ると、注入針182と排出針181とが引き抜かれ、カ
ラーインクカートリッジ107Fが取り出し可能とな
る。この旨が表示部33に表示されると、ユーザは、カ
ラーインクカートリッジ107Fを取り出すことができ
る。
【0116】インクの交換は、図20(b)に示される
フローチャートに従って行われる。ここで、前述のよう
に、インクの交換とは、インクカートリッジ内に残存し
ているインクを排出して同種のインクを注入することを
いう。
【0117】ステップS501では、インクカートリッ
ジの洗浄が行われる。この洗浄は、注入針182(図1
4)が下がってインク供給口176に挿入され、排出針
181(図14)が上がってインク排出口175に挿入
されることにより、開始される。このとき、排出針18
1は、インクタンク117K(図14)内部の下端近傍
にその先端が到達するように浅く差し込まれる。次に、
注入針182から窒素等の不活性ガスが注入され、排出
針181から残存するインクが排出される。なお、この
際には、排出針181には、吸引圧力をかけるのが好ま
しい。こうすれば、インクの排出が速やかに完了するか
らである。さらに、インクの溶剤を注入針182から注
入し、それを排出針181から排出することにより、残
留するインクを流し出すとともに、インクタンク117
K内部を洗浄する。
【0118】ステップS502では、インクの注入が行
われる。この注入は、まず、排出針181が、インクタ
ンク117K(図14)内部の上端近傍にその先端が到
達するように深く差し込まれることにより、開始され
る。こうして、ステップS401で説明した方法と同様
の方法でインクが注入される。
【0119】ステップS503では、インク提供に関す
る情報がメモリ180Fに書き込まれる。この情報に
は、補充後のインク残量と補充・交換・変更の回数の更
新とが含まれる点でインクの補充と同様であるが、イン
クの使用有効期限が更新される点で異なる。なお、この
後の処理は、インクの補充と同様である。
【0120】インクの変更の手順は、インクの交換の手
順とほぼ同様である。ただし、メモリに変更されたイン
クの種類が記録される点で異なる。ここで、前述のよう
に、インクの変更とは、インクカートリッジ内に残存し
ているインクを排出して異種のインクを注入することを
いう。
【0121】以上のように、図15に示した処理手順に
よれば、使用できなかったインクに対して料金の控除が
受けられるので、インクカートリッジの再利用がさらに
促進される。また、残存するインクに応じて料金が控除
されるので、インクの廃棄の抑制につながり環境保護に
役立つ。
【0122】なお、この第1実施例では、入力部32
と、メモリインターフェース部186と、メモリ読み書
き部36とが、ユーザからの照会をインク提供装置30
に入力する照会受理部として機能する。
【0123】D.変形例:以上、本発明の実施の形態に
ついて説明したが、本発明はこのような実施の形態にな
んら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲内において種々なる態様での実施が可能である。例え
ば、以下のような変形例が可能である。
【0124】D−1.上記実施例では、本発明をインク
ジェットプリンタに使用するインクカートリッジに適用
した場合について示したが、トナーカートリッジや、イ
ンクカートリッジと印刷ヘッドが一体のプリンタに適用
してもよい。また、本発明は、プリンタ用の消耗品に限
らず、一般に、気体や液体や固体を消耗品容器に収容し
て市場に流通する消耗品に適用可能である。
【0125】D−2.上述の第1実施例では、インク提
供(インク注入)の設定と実際のインクの注入との両方
をインク提供装置30で行っているが、インク提供の設
定は、インターネット上で行うこともできる。
【0126】たとえば、図15に示す手順と同様の手順
をコンピュータ90のブラウザ10上で行い、その結果
をメモリ180Fに記録することができる。この場合、
サーバシステムSVの在庫・料金管理テーブル52とイ
ンク関連情報テーブル54とを直接利用して設定を行う
ことになる。そして、このメモリ180Fを備えるカラ
ーインクカートリッジ107Fをインク提供装置30に
装着すれば、自動でインクの提供が行われる。こうすれ
ば、自宅で設定を行えるので、インク提供装置30の使
用をより円滑に行うことができる。
【0127】D−3.上述の第1実施例では、インクカ
ートリッジが備えるメモリ内に格納された発注フラグを
参照することにより、このインクカートリッジの返還を
前提としたカートリッジの発注がすでになされているか
否かの発注状況がサーバにより確認されているが、たと
えばインクカートリッジを特定できる情報(たとえば製
造番号)に基づいてサーバー側で発注状況を管理するよ
うにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における消耗品提供方法を
実現する消耗品提供システムの電気的構成の例を示す説
明図。
【図2】本発明の第1実施例におけるインク提供処理の
手順を示すフローチャート。
【図3】コンピュータ90の表示部に表示されるインク
提供画面。
【図4】本発明の第1実施例におけるカートリッジ発注
の設定手順を示すフローチャート。
【図5】メモリ180F内に格納されたデータの例を示
す説明図。
【図6】メモリ180F内に格納されたデータの例を示
す説明図。
【図7】インクカートリッジの提供についての照会画面
の一例を示す図。
【図8】ユーザが使用するプリンタで使用できる他のイ
ンクカートリッジを表示する照会画面を示す図。
【図9】インクカートリッジの購入方法を選択するため
の照会画面を示す図。
【図10】本発明の第2実施例における新規消耗品提供
システムの構成例を示す説明図。
【図11】インク提供装置30の電気的構成の例を示す
ブロック図。
【図12】本発明の第2実施例におけるインク提供処理
の手順を示すフローチャート。
【図13】インクカートリッジ107Kとカートリッジ
装着部18の底面の概略構造を示す斜視図。
【図14】インクカートリッジ107Kとカートリッジ
装着部18の断面図。
【図15】本発明の第1実施例におけるインク提供処理
の手順を示すフローチャート。
【図16】表示部33にインク残量が表示された状態を
示す説明図。
【図17】本発明の実施例におけるインク提供装置の表
示部を示す図。
【図18】料金の表示とインク量の調整の手順を示すフ
ローチャート。
【図19】控除額の決定方法の選択手順を示すフローチ
ャート。
【図20】本発明の実施例におけるインクの補充・交換
・変更の手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
10…ブラウザ 12…プリンタドライバ 14…アプリケーションプログラム 18…カートリッジ装着部 20…プリンタ 21…印刷装置 22…プリンタファームウェア 30…インク提供装置 31…主制御部 32…入力部 33…表示部 34…料金制御部 35…インク提供制御部 36…メモリ読み書き部 37…料金納入部 38…釣り返却部 39…カートリッジ差込口 40…制御回路 41…CPU 43…ROM 44…RAM 50…I/F専用回路 51…ヘッド駆動回路 52…料金管理テーブル 53…照会受理部 54…インク関連情報テーブル 55…料金決定部 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 90…コンピュータ 107F、K…インクカートリッジ 117F、K…インクタンク 171…カートリッジ本体 174…接続端子 175…インク排出口 176…インク供給口 180F…メモリ 180K…メモリ 181…排出針 182…注入針 183…凹部 184…内壁 185…接続端子 186…コネクタ 187…底部 188…後壁部 191…支持軸 192…固定レバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月14日(2002.3.1
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第
1の態様は、ユーザからの照会に応じて、新たな消耗品
を提供するための料金をコンピュータを用いて決定する
消耗品提供料金の決定方法であって、(a)前記コンピ
ュータが、前記ユーザが有する消耗品容器の型式を表す
消耗品関連情報を含む前記照会を受理する工程と、
(b)前記コンピュータが、前記消耗品関連情報に応じ
て前記料金を決定する工程とを備えることを特徴とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】上記の方法において、さらに、前記コンピ
ュータが、前記ユーザが見えるように前記料金を表示さ
せる工程を備えるようにするのが好ましい。また、前記
消耗品関連情報は、前記消耗品容器内に残存する消耗品
の型式や残存量を表す情報を含むようにするのが好まし
い。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記の方法において、前記ユーザが有する
消耗品容器の返還を前提として、前記コンピュータが
記新たな消耗品を新たな消耗品容器に収容した新規消耗
品を提供するための料金を決定するようにしても良い。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記の方法において、前記工程(b)は、
前記消耗品関連情報の提示を含む照会に応じて、前記コ
ンピュータが前記ユーザが有する消耗品容器の返還を前
提として前記新規消耗品を提供するための第1の発注が
すでに行われているか否かの確認を行い、前記第1の発
注が未だ行われていないときには、前記コンピュータが
前記消耗品の返還を前提として前記新規消耗品を提供す
るための第1の料金を決定し、前記第1の発注がすでに
行われているときには、前記コンピュータが前記消耗品
容器の返還を前提としないで前記新規消耗品を提供する
ための第2の料金を決定する工程を含むようにするのが
好ましい。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記の方法において、前記工程(b)は、
さらに、前記第1の発注が未だ行われていないときに
は、前記第1の料金と前記第2の料金とから、前記コン
ピュータが、ユーザによる料金の選択を可能とする工程
を含むようにするのが好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】上記の方法において、前記消耗品の提供
は、前記新たな消耗品を、前記ユーザが有する消耗品容
器に注入することによって行われるものであり、前記照
会は、前記注入する量を表す注入量情報の提示を含み、
前記工程(b)は、前記コンピュータが、前記注入量情
報と前記消耗品関連情報とに応じて前記料金を決定する
ようにしても良い。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記の方法において、前記新たな消耗品
は、前記ユーザが有する消耗品容器に残存する消耗品と
異なるものであり、前記照会は、前記ユーザにより任意
に選択された前記新たな消耗品を表す新消耗品情報の提
示を含み、前記工程(b)は、前記コンピュータが、前
記新消耗品情報と前記消耗品関連情報とに応じて前記料
金を決定するようにするのが好ましい。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の第2の態様は、新たな消耗品を新
たな消耗品容器に収容した新規消耗品の提供を行うコン
ピュータを用いた方法であって、(a)前記新規消耗品
の提供についての照会であって、ユーザが有する消耗品
容器の型式を表す消耗品関連情報の提示を含むものを
記コンピュータが受理する照会受理工程と、(b)前記
受理した照会に応じて、前記消耗品容器の返還を前提と
して前記新規消耗品を提供するための第1の料金を前記
コンピュータが決定する料金決定工程と、(c)前記コ
ンピュータが前記ユーザが見えるように前記第1の料金
を表示させる表示制御工程と、(d)前記ユーザから
の、前記消耗品容器の返還を前提として前記第1の料金
の課金を発生させる第1の発注を前記コンピュータが
理する発注受理工程と、(e)前記第1の発注に応じ
て、前記消耗品容器と引き換えに前記新規消耗品を提供
する新規消耗品提供工程とを備えることを特徴とする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】上記の方法において、前記工程(c)は、
前記残量情報が一定値以下になると、消耗品を提供する
ための消耗品提供画面を前記コンピュータが表示させる
工程を含むようにするのが好ましい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】上記の方法において、前記消耗品関連情報
は、さらに、前記消耗品の開封時期を表す開封時期情報
をも含み、前記工程(c)は、さらに、前記残量情報と
前記開封時期情報とに基づいて、消耗品の容量の異なる
複数種類の新規消耗品の中から、少なくとも一つの新規
消耗品を前記コンピュータが選択し、前記選択された新
規消耗品を推奨消耗品として前記コンピュータが表示さ
せる工程を含むようにするのが好ましい。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、たとえば、消耗品提供方法、消耗品提
供装置および消耗品提供制御装置、消耗品提供料金の決
定装置、それらの方法または装置の機能を実現するため
のコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラ
ムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを
含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の態様で実
現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 318 G06F 17/60 ZEC 332 B41J 3/04 102Z ZEC G03G 21/00 392 Fターム(参考) 2C056 EA19 EA26 EA29 KC01 2C061 AQ05 AQ06 BB37 HJ08 HK23 HP00 HQ21 HV14 HX10 2H027 DD02 EJ06 EJ08 EJ15 GB03 HB13

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザからの照会に応じて、新たな消耗
    品を提供するための料金をコンピュータを用いて決定す
    る消耗品提供料金の決定方法であって、(a)前記ユー
    ザが有する消耗品容器の型式を表す消耗品関連情報を含
    む前記照会を前記コンピュータで受理する工程と、
    (b)前記消耗品関連情報に応じて前記料金を前記コン
    ピュータで決定する工程と、を備える料金決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の料金決定方法であって、
    さらに、 前記ユーザが見えるように前記料金を表示させる工程を
    備える、料金決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の料金決定方法
    であって、 前記消耗品関連情報は、前記消耗品容器内に残存する消
    耗品の残存量を表す情報を含む、料金決定方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の料金決定方法であって、 前記消耗品関連情報は、前記消耗品容器に残存する消耗
    品の型式を表す情報を含む、料金決定方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の料
    金決定方法であって、 前記ユーザが有する消耗品容器は、前記消耗品関連情報
    を格納したメモリを備え、 前記消耗品関連情報は、前記メモリから読み出されたも
    のである、料金決定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の料
    金決定方法であって、 前記ユーザが有する消耗品容器の返還を前提として、前
    記新たな消耗品を新たな消耗品容器に収容した新規消耗
    品を提供するための料金を決定する、料金決定方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の料金決定方法であって、 前記工程(b)は、前記消耗品関連情報の提示を含む照
    会に応じて、前記ユーザが有する消耗品容器の返還を前
    提として前記新規消耗品を提供するための第1の発注が
    すでに行われているか否かの確認を行い、前記第1の発
    注が未だ行われていないときには、前記消耗品の返還を
    前提として前記新規消耗品を提供するための第1の料金
    を決定し、前記第1の発注がすでに行われているときに
    は、前記消耗品容器の返還を前提としないで前記新規消
    耗品を提供するための第2の料金を決定する工程を含
    む、料金決定方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の料金決定方法であって、 前記工程(b)は、さらに、前記第1の発注が未だ行わ
    れていないときには、前記第1の料金と前記第2の料金
    とから、ユーザによる料金の選択を可能とする工程を含
    む、料金決定方法。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし5のいずれかに記載の料
    金決定方法であって、 前記消耗品の提供は、前記新たな消耗品を、前記ユーザ
    が有する消耗品容器に注入することによって行われるも
    のであり、 前記照会は、前記注入する量を表す注入量情報の提示を
    含み、 前記工程(b)は、前記注入量情報と、前記消耗品関連
    情報とに応じて前記料金を決定する、料金決定方法。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    料金決定方法であって、 前記新たな消耗品は、前記ユーザが有する消耗品容器に
    残存する消耗品と異なるものであり、 前記照会は、前記ユーザにより任意に選択された前記新
    たな消耗品を表す新消耗品情報の提示を含み、 前記工程(b)は、前記新消耗品情報と、前記消耗品関
    連情報とに応じて前記料金を決定する、料金決定方法。
  11. 【請求項11】 ユーザからの要求に応じて、新たな消
    耗品を提供する消耗品提供装置であって、 ユーザからの照会に応じて、新たな消耗品を提供するた
    めの料金をコンピュータを用いて決定する料金決定部
    と、 前記消耗品を収容する消耗品容器を装着するための消耗
    品容器装着部と、 前記要求を入力するための要求入力部と、 前記要求に応じて、前記新たな消耗品を提供する消耗品
    提供部と、を備え、 前記料金決定部は、前記ユーザが有する消耗品容器の型
    式を表す消耗品関連情報を含む前記照会を受理するとと
    もに、前記消耗品関連情報に応じて前記料金を決定する
    ことを特徴とする、消耗品提供装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の消耗品提供装置であ
    って、 前記消耗品関連情報は、前記消耗品容器内に残存する消
    耗品の残存量を表す情報を含む、消耗品提供装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の消耗品提供装置であ
    って、 前記消耗品関連情報は、前記消耗品容器に残存する消耗
    品の型式を表す情報を含む、消耗品提供装置。
  14. 【請求項14】 請求項11ないし13のいずれかに記
    載の消耗品提供装置であって、 前記ユーザが有する消耗品容器は、前記消耗品関連情報
    を格納したメモリを備え、 前記消耗品関連情報は、前記メモリから読み出されたも
    のである、消耗品提供装置。
  15. 【請求項15】 請求項11ないし14のいずれかに記
    載の消耗品提供装置であって、 前記ユーザが有する消耗品容器の返還を前提として、前
    記新たな消耗品を新たな消耗品容器に収容した新規消耗
    品を提供するための料金を決定する、消耗品提供装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の消耗品提供装置であ
    って、 前記料金決定部は、前記消耗品関連情報の提示を含む照
    会に応じて、前記ユーザが有する消耗品容器の返還を前
    提として前記新規消耗品を提供するための第1の発注が
    すでに行われているか否かの確認を行い、前記第1の発
    注が未だ行われていないときには、前記消耗品の返還を
    前提として前記新規消耗品を提供するための第1の料金
    を決定し、前記第1の発注がすでに行われているときに
    は、前記消耗品容器の返還を前提としないで前記新規消
    耗品を提供するための第2の料金を決定するものであ
    り、 前記消耗品提供装置は、さらに、前記料金の決定に応じ
    て、前記第1の料金が決定されているときは前記第1の
    発注を受理し、前記第2の料金が決定されているときは
    前記第2の料金の課金を発生させる第2の発注を受理す
    る発注受理部を備える、消耗品提供装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の消耗品提供装置であ
    って、 前記料金決定部は、前記第1の発注が未だ行われていな
    いときには、前記第1の料金と前記第2の料金とから、
    ユーザによる料金の選択を可能とし、 前記発注受理部は、前記選択に応じて、前記第1の料金
    が選択されているときは前記第1の発注を受理し、前記
    第2の料金が選択されているときは前記第2の発注を受
    理する、消耗品提供装置。
  18. 【請求項18】 請求項11ないし14のいずれかに記
    載の消耗品提供装置であって、 前記消耗品の提供は、前記新たな消耗品を、前記ユーザ
    が有する消耗品容器に注入することによって行われるも
    のであり、 前記照会は、前記注入する量を特定する注入量情報の提
    示を含み、 前記料金決定部は、前記注入量情報と、前記消耗品関連
    情報とに応じて前記料金を決定する、消耗品提供装置。
  19. 【請求項19】 請求項11ないし18のいずれかに記
    載の消耗品提供装置であって、 前記新たな消耗品は、前記ユーザが有する消耗品容器に
    残存する消耗品と異なるものであり、 前記照会は、前記ユーザにより任意に選択された前記新
    たな消耗品を表す新消耗品情報の提示を含み、 前記料金決定部は、前記新消耗品情報と、前記消耗品関
    連情報とに応じて前記料金を決定する、消耗品提供装
    置。
  20. 【請求項20】 ユーザからの照会に応じて、新たな消
    耗品を提供するための料金をコンピュータを用いて決定
    するためのコンピュータプログラムであって、 前記コンピュータプログラムは、 前記ユーザが有する消耗品容器の型式を表す消耗品関連
    情報を含む前記照会を受理する照会受理機能と、 前記消耗品関連情報に応じて前記料金を決定する料金決
    定機能と、 前記ユーザが見えるように前記料金を表示させる機能
    と、を前記コンピュータに実現させるコンピュータプロ
    グラム。
  21. 【請求項21】 請求項20記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記消耗品の提供は、前記ユーザが有する消耗品容器の
    返還を前提として、前記新たな消耗品を新たな消耗品容
    器に収容した新規消耗品を提供するものであり、 前記料金決定機能は、前記消耗品関連情報の提示を含む
    照会に応じて、前記ユーザが有する消耗品容器の返還を
    前提として前記新規消耗品を提供するための第1の発注
    がすでに行われているか否かの確認を行い、前記第1の
    発注が未だ行われていないときには、前記消耗品の返還
    を前提として前記新規消耗品を提供するための第1の料
    金を決定し、前記第1の発注がすでに行われているとき
    には、前記消耗品容器の返還を前提としないで前記新規
    消耗品を提供するための第2の料金を決定する機能を含
    む、コンピュータプログラム。
  22. 【請求項22】 請求項20または21に記載のコンピ
    ュータ読みとり可能な記録媒体であって、 前記料金決定機能は、さらに、前記第1の発注が未だ行
    われていないときには、前記第1の料金と前記第2の料
    金とから、ユーザによる料金の選択を可能とする機能を
    含む、コンピュータプログラム。
  23. 【請求項23】 新たな消耗品を新たな消耗品容器に収
    容した新規消耗品の提供を行うコンピュータを用いた方
    法であって、(a)前記新規消耗品の提供についての照
    会であって、ユーザが有する消耗品容器の型式を表す消
    耗品関連情報の提示を含むものを受理する照会受理工程
    と、(b)前記受理した照会に応じて、前記消耗品容器
    の返還を前提として前記新規消耗品を提供するための第
    1の料金を決定する料金決定工程と、(c)前記ユーザ
    が見えるように前記第1の料金を表示させる表示制御工
    程と、(d)前記ユーザからの、前記消耗品容器の返還
    を前提として前記第1の料金の課金を発生させる第1の
    発注を受理する発注受理工程と、(e)前記第1の発注
    に応じて、前記消耗品容器と引き換えに前記新規消耗品
    を提供する新規消耗品提供工程と、を備えることを特徴
    とする新規消耗品の提供方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の新規消耗品の提供方
    法であって、 前記消耗品容器は、前記消耗品関連情報を格納したメモ
    リを備え、 前記消耗品関連情報は、前記メモリから読み出されたも
    のである、消耗品の提供方法。
  25. 【請求項25】 請求項23または24に記載の新規消
    耗品の提供方法であって、 前記工程(b)は、前記消耗品関連情報の提示を含む照
    会に応じて、前記第1の発注をすでに行っているか否か
    の確認を行い、前記第1の発注が未だ行われていないと
    きには、前記第1の料金を決定し、前記第1の発注がす
    でに行われているときには、前記消耗品容器の返還を前
    提としないで前記新規消耗品を提供するための第2の料
    金を決定する工程を含み、 前記工程(d)は、前記料金の決定に応じて、前記第1
    の料金が決定されているときは前記第1の発注を受理
    し、前記第2の料金が決定されているときは前記第2の
    料金の課金を発生させる第2の発注を受理する工程を含
    み、 前記工程(e)は、前記第2の発注に応じて前記新規消
    耗品を提供する工程を含む、消耗品の提供方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の新規消耗品の提供方
    法であって、 前記工程(b)は、さらに、前記第1の発注が未だ行わ
    れていないときには、前記第1の料金と前記第2の料金
    とから、ユーザによる料金の選択を可能とする工程を含
    み、 前記工程(d)は、さらに、前記選択に応じて、前記第
    1の料金が選択されているときは前記第1の発注を受理
    し、前記第2の料金が選択されているときは前記第2の
    発注を受理する工程を含む、消耗品の提供方法。
  27. 【請求項27】 請求項23ないし26のいずれかに記
    載の新規消耗品の提供方法であって、 前記消耗品関連情報は、さらに、前記消耗品容器に残存
    する消耗品の残存量を表す残量情報を含む、消耗品の提
    供方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の新規消耗品の提供方
    法であって、 前記工程(c)は、前記残量情報が一定値以下になる
    と、消耗品を提供するための消耗品提供画面を表示させ
    る工程を含む、消耗品の提供方法。
  29. 【請求項29】 請求項27または28に記載の新規消
    耗品の提供方法であって、 前記消耗品関連情報は、さらに、前記消耗品の開封時期
    を表す開封時期情報をも含み、 前記工程(c)は、さらに、前記残量情報と前記開封時
    期情報とに基づいて、消耗品の容量の異なる複数種類の
    新規消耗品の中から、少なくとも一つの新規消耗品を選
    択し、前記決定された新規消耗品を推奨消耗品として表
    示する工程を含む、消耗品の提供方法。
  30. 【請求項30】 新たな消耗品を新たな消耗品容器に収
    容した新規消耗品の発注をコンピュータを用いて受理す
    るためのコンピュータプログラムであって、 前記コンピュータプログラムは、 前記新規消耗品を提供についての照会であって、ユーザ
    が有する消耗品容器の型式を表す消耗品関連情報の提示
    を含むものを受理する照会受理機能と、 前記受理した照会に応じて、前記消耗品容器の返還を前
    提として前記新規消耗品を提供するための料金を決定す
    る料金決定機能と、 前記ユーザが見えるように前記料金を表示させる表示制
    御機能と、 前記ユーザからの、前記料金での課金を発生させる前記
    消耗品容器の返還を前提とした発注を受理する発注受理
    機能と、を前記コンピュータに実現させるコンピュータ
    プログラム。
  31. 【請求項31】 請求項30記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記消耗品関連情報は、さらに、前記消耗品容器に残存
    する消耗品の残存量を表す残量情報を含む、コンピュー
    タプログラム。
  32. 【請求項32】 請求項31記載のコンピュータプログ
    ラムであって、 前記表示制御機能は、前記残量情報が一定値以下になる
    と、消耗品を提供するための消耗品提供画面を表示させ
    る機能を含む、コンピュータプログラム。
  33. 【請求項33】 請求項31または32に記載のコンピ
    ュータプログラムであって、 前記消耗品関連情報は、さらに、前記消耗品の開封時期
    を表す開封時期情報をも含み、 前記表示制御機能は、さらに、前記残量情報と前記開封
    時期情報とに基づいて、消耗品の容量の異なる複数種類
    の新規消耗品の中から、少なくとも一つの新規消耗品を
    選択するとともに、前記決定された新規消耗品を推奨消
    耗品として表示する、コンピュータプログラム。
  34. 【請求項34】 請求項20ないし22または30ない
    し33のいずれかに記載のコンピュータプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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