JP2003108351A - 印刷において廃棄された消耗品に基づく控除料金の決定 - Google Patents

印刷において廃棄された消耗品に基づく控除料金の決定

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JP2003108351A
JP2003108351A JP2001298851A JP2001298851A JP2003108351A JP 2003108351 A JP2003108351 A JP 2003108351A JP 2001298851 A JP2001298851 A JP 2001298851A JP 2001298851 A JP2001298851 A JP 2001298851A JP 2003108351 A JP2003108351 A JP 2003108351A
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JP2001298851A
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Koichi Otsuki
幸一 大槻
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが印刷に使用できずに廃棄された消耗
品の分だけ料金を返還する技術を提供する。 【解決手段】印刷装置のユーザからの照会に応じて、こ
の印刷装置の消耗品を提供する際に適用される控除料金
をコンピュータを用いて決定する。この決定は、ユーザ
が印刷を行った際に廃棄された消耗品に関する廃棄消耗
品関連情報の提示を含む照会を受理するとともに、この
情報に応じて控除料金を決定することにより行われる。
これにより、印刷装置のユーザが消耗品の提供を受ける
際に、それまでの印刷において廃棄された消耗品の額を
控除することができるので、ユーザが印刷に使用できず
に廃棄された消耗品の分だけ間接的に料金を返還するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、消耗品容器の再
利用を前提とした消耗品の提供料金の決定に関するする
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータの出力装置として、
インクジェットプリンタが普及している。消耗品である
インクジェットプリンタのインクは、インクカートリッ
ジに収容されて提供されるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクカート
リッジに収容されたインクが必ずしも印刷に有効利用さ
れない場合がある。たとえば印刷装置に装備されたノズ
ルが詰まったときには、これを解消するためにノズルか
らインクを吸引して廃棄することがある。このような場
合には、購入したインクの一部が印刷に使用できないと
いう不満をユーザ側が持つ場合があるという問題が生じ
ていた。また、このような問題は、インクだけでなく印
刷媒体のような他の消耗品についても生じていた。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたものであり、ユーザが印刷に使用できずに廃棄さ
れた消耗品の分だけ料金を返還する技術を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、
印刷装置のユーザからの照会に応じて、前記印刷装置の
消耗品を提供する際に適用される控除料金をコンピュー
タを用いて決定するシステムであって、前記ユーザが印
刷を行った際に廃棄された消耗品に関する廃棄消耗品関
連情報の提示を含む前記照会を受理する照会受理部と、
前記廃棄消耗品関連情報に応じて、前記控除料金を決定
する控除料金決定部とを備えることを特徴とする。
【0006】本発明によれば、印刷装置のユーザが消耗
品の提供を受ける際に、それまでの印刷において廃棄さ
れた消耗品の額を控除することができるので、ユーザが
印刷に使用できずに廃棄された消耗品の分だけ間接的に
料金を返還することができる。この結果、たとえばノズ
ルクリーニングで大量にインクを消費したような場合に
もユーザの不満を抑制することが可能となる。
【0007】なお、ユーザには、一般消費者だけでな
く、一般消費者に対して印刷物を提供する業者も含まれ
る。このような業者としては、たとえば一般消費者から
画像データを受け取って、この画像を印刷することを事
業として行っている者がある。また、消耗品の例として
はインクや印刷媒体がある。
【0008】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記廃棄消耗品関連情報は、前記ユーザが有するインクカ
ートリッジの型式と、前記インクカートリッジ内に格納
されていたインクのうち廃棄されたインクに関する情報
とを含むようにするのが好ましい。
【0009】こうすれば、ユーザが消耗品の提供を受け
る際に使用しているインクカートリッジに格納されてい
たインクのうち、印刷に使用されずに廃棄されたインク
分の料金の控除の適用を認めることができる。廃棄され
たインクに関する情報は、たとえば廃棄されたインクの
量や、このようなインクの量を特定するための情報であ
る。
【0010】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記廃棄されたインクに関する情報は、前記インクカート
リッジが装着されている印刷装置において行われたノズ
ルクリーニングの回数を表すクリーニング情報を含むよ
うにするのが好ましい。
【0011】こうすれば、印刷装置側で廃棄されたイン
ク量を計算する必要がなくなるので、印刷装置に対して
簡易に本発明を適用することができる。
【0012】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記廃棄消耗品関連情報は、前記ユーザが印刷を行った際
に廃棄された印刷媒体に関する情報を含むようにするの
が好ましい。
【0013】こうすれば、ユーザが消耗品の提供を受け
る際に印刷において廃棄された印刷媒体についても控除
の適用を認めることができる。
【0014】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記印刷装置は、少なくとも各印刷媒体の印刷が終了する
毎に、ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査する検
査部を備え、前記廃棄消耗品関連情報は、前記検査の結
果、所定の数のノズルからインク滴が吐出されていない
と決定される直前に印刷された印刷媒体に関する情報を
含むようにするのが好ましい。
【0015】こうすれば、印刷装置のドット抜けに起因
して廃棄された印刷媒体の料金について控除の適用を認
めることができる。印刷媒体に関する情報の例として印
刷媒体の種類(たとえば普通紙や専用紙)や印刷媒体の
大きさの情報がある。
【0016】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記印刷装置は、各印刷媒体の印刷が終了する毎に、ノズ
ルからのインク滴の吐出の有無を検査する検査部と、各
印刷媒体の印刷におけるノズルからのインク滴の吐出量
を算出するインク吐出量算出部とを備え、前記廃棄消耗
品関連情報は、前記検査の結果、所定の数のノズルから
インク滴が吐出されていないと決定される直前に印刷さ
れた印刷媒体に吐出されたインク量に関する情報を含む
ようにするのが好ましい。
【0017】こうすれば、印刷装置のドット抜けに起因
して廃棄されたインクの料金についても控除の適用を認
めることができる。
【0018】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記インクカートリッジは、不揮発性メモリを備えてお
り、前記不揮発性メモリは、前記廃棄消耗品関連情報を
格納し、前記控除料金決定部は、前記不揮発性メモリか
ら読み出された前記廃棄消耗品関連情報に応じて控除料
金を算出するようにするのが好ましい。
【0019】こうすれば、少なくとも廃棄インクによる
控除の要因となるインクカートリッジと、控除の計算に
用いられる情報との間の対応づけが確実となるので、た
とえばインクカートリッジを他の印刷装置に装着したよ
うな場合にも、そのインクカートリッジに基づいて確実
に控除の適用を受けることができる。
【0020】上記の控除料金決定システムにおいて、前
記廃棄消耗品関連情報は、前記インクカートリッジに関
して前記控除の適用をすでに受けているか否かを表す控
除情報を含み、前記控除料金決定部は、前記廃棄消耗品
関連情報の提示を含む照会に応じて、前記控除の適用を
すでに受けているか否かの確認をおこなうとともに、前
記インクカートリッジに関して前記控除の適用を受けて
いないときにのみ前記控除料金の決定を行うようにする
のが好ましい。
【0021】こうすれば、誤って二重に控除の適用を認
めるといった事故を減らすことができる。
【0022】なお、本発明は、種々の態様で実現するこ
とが可能であり、たとえば、控除料金決定方法およびイ
ンク提供システム、それらの方法または装置の機能を実
現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプ
ログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等
の態様で実現することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.第1実施例: B.第2実施例: C.ドット抜け検出機構を備える印刷装置の構成と動
作: D.クリーニング機構の構成と動作: E.変形例:
【0024】A.第1実施例 図1は、本発明の第1実施例における消耗品提供システ
ムを中心としたシステムの電気的構成の例を示す説明図
である。この第1実施例では、消耗品の例としてインク
が採用されている。本システムは、インク提供の管理を
行うサーバシステムSVと、コンピュータ90と、プリ
ンタ20とを備えている。サーバシステムSVとコンピ
ュータ90との間はインターネットにより、コンピュー
タ90とプリンタ20との間はパラレルケーブルによ
り、それぞれ接続されている。なお、本明細書では、コ
ンピュータ90とプリンタ20との組合せを印刷装置2
1と呼ぶ。
【0025】コンピュータ90には、所定のオペレーテ
ィングシステム上で起動するいくつかのプログラムがイ
ンストールされている。図1の例では、代表的なプログ
ラムとして、Webページの閲覧に供されるブラウザ1
0と、プリンタ20を駆動する機能を奏するプリンタド
ライバ12と、プリンタ20で印刷する文書および画像
データを生成するアプリケーションプログラム14とが
コンピュータ90にインストールされている。印刷を行
う時には、アプリケーションプログラム14から、印刷
コマンドとともに印刷すべきファイルがプリンタドライ
バ12に受け渡される。プリンタドライバ12は、この
ファイルに対し、レンダリングその他の処理を行って、
プリンタ20に供給する印刷データを生成する。プリン
タ20は、パラレルケーブルを介してこの印刷データを
受け取り、印刷を実行する。
【0026】プリンタ20が備える制御回路40は、C
PU41と、書き換え可能なプログラマブルROM(P
−ROM)43と、RAM44と、文字のドットマトリ
クスを記憶したキャラクタジェネレータ(CG)45と
を備えた算術論理演算回路として構成されている。この
制御回路40は、さらに、印刷ヘッドユニット60を駆
動してインクを吐出させるヘッド駆動回路51と、これ
に接続されたI/F専用回路50とを備えている。I/
F専用回路50は、パラレルインタフェース回路を内蔵
しており、コネクタ56を介してコンピュータ90から
供給される印刷データPDを受け取ることができる。プ
リンタ20は、この印刷データPDに従って印刷を実行
する。なお、RAM44は、ラスタデータを一時的に格
納するためのバッファメモリとして機能し、プリンタフ
ァームウェア22は、P−ROM43に格納されてい
る。このP−ROM43としては、書き換え可能な種々
の不揮発性メモリを使用することができ、たとえば、E
EPROMを使用することが可能である。
【0027】また、制御回路40は、ヘッド駆動回路5
1とI/F専用回路50とを介して、印刷ヘッドユニッ
ト60に装着されたインクカートリッジ107Fのメモ
リ180Fから読み出したデータを、コンピュータ90
に送信することができる。
【0028】コンピュータ90は、メモリ180Fから
読み出したデータを、インターネットを介してサーバシ
ステムSVに送信できる。サーバシステムSVは、イン
ターネットを利用した発注によるインクの提供を管理支
援する。具体的には、以下のように管理支援を行う。ま
ず、照会受理部53が、ユーザからの料金の照会を受理
する。この照会は、メモリ180Fから読み出した消耗
品関連情報の提示を伴っている。料金決定部55は、こ
の照会に応じて、消耗品関連情報と在庫・料金管理テー
ブル52のデータとに基づいて控除料金の決定を行う。
この決定された料金は、ブラウザ10を利用して、コン
ピュータ90のディスプレイに表示される。このよう
に、料金決定部は、特許請求の範囲における「控除料金
決定部」としての機能を果たしている。
【0029】図2は、本発明の第1実施例におけるイン
ク提供処理の手順を示すフローチャートである。ステッ
プS1101では、CPU41によりインクエンドが検
知される。通常は、このインクエンド検知により、イン
ク提供処理の手順が開始されるが、これに限らず、イン
クの使用有効期限の経過やユーザの操作により、開始し
ても良い。ここで、インクエンドとは、たとえば、イン
クカートリッジ107F内のいずれかのインクタンク1
17F(図示せず)について、プリンタ20が計測する
インク使用量がメモリに記憶されたインク残量を超過し
たことをいう。
【0030】なお、インクエンドに代えて、インクニア
エンドとしても良い。ここで、インクニアエンドとは、
たとえば、インクカートリッジ107F内のいずれかの
インクタンク117Fについて、メモリに記憶されたイ
ンク残量があらかじめ定められた閾値以下に達したこと
をいう。
【0031】ステップS1102では、コンピュータ9
0が、インク提供画面(図3)を表示する。このインク
提供画面は、インターネットにより新たなインクカート
リッジ107Fを発注するか否かを、ユーザに対して問
い合わせるものである。なお、インクニアエンドで表示
する際には、残りのインクでどの程度の分量の印刷がで
きるかを、このときに表示するのが好ましい。
【0032】ステップS1103では、ユーザが、イン
ターネットを利用して新たなインクカートリッジの提供
に関する問い合わせを行うかどうかを判断する。この判
断の結果、ユーザがインク提供画面の「いいえ」をクリ
ックすると、このインク提供画面は消滅する。この際、
後にいつでも問い合わせができるように、コンピュータ
90の画面上にアイコンを生成するようにしても良い。
ユーザがインク提供画面の「はい」をクリックすると、
ステップS1104に進む。
【0033】ステップS1104では、コンピュータ9
0が、インターネットを介してサーバシステムSVにア
クセスする。このアクセスは、プリンタ20内部ないし
はインクカートリッジ107Fのメモリ180Fに格納
されたURL(Uniform Resource Locator)を使用し
て、コンピュータ90が、自動的に行うのが好ましい。
アクセスが完了すると、ステップS1105(カートリ
ッジ発注の設定処理)に処理が進む。
【0034】図4は、本発明の第1実施例におけるカー
トリッジ発注の設定手順を示すフローチャートである。
ステップS1201では、コンピュータ90が、メモリ
180Fから読み出した情報をサーバシステムSVに送
信し、サーバシステムSVの照会受理部53が受信す
る。この情報には、(1)印刷ヘッドユニット60に装
着されたインクカートリッジ107Fの型式を表す情報
と、(2)インク消費量が比較的に少ない第1のノズル
クリーニングの回数と、(3)インク消費量が比較的に
多い第2のノズルクリーニングの回数と、(4)印刷後
にドット抜けが発見された場合に直前の印刷で使用され
たインクの量と、が含まれる。なお、これらの情報の詳
細については後述する。
【0035】図5と図6は、メモリ180F内に格納さ
れたデータの例を示す説明図である。メモリ180F
は、大きく分けて5種のデータを記憶する領域を備えて
いる。第1にインクカートリッジ107Fの製造に関す
るデータ210、第2にインクカートリッジの使用に関
するデータ220、第3にインクの提供に関するデータ
310、第4にインク関連データ320、第5に印刷装
置21のインクカートリッジの使用環境情報330であ
る。
【0036】インクカートリッジ107Fの製造に関す
るデータ210には、インクカートリッジ107Fの型
式データと、製造時期データと、製造ラインデータと、
シリアルナンバーデータと、インクカートリッジ107
F内の各インクタンク117F(図示せず)の容量のデ
ータとが含まれている。
【0037】インクの使用に関するデータ220には、
カートリッジ内の各インクのインク残量を表すデータ
と、カートリッジの開封時期のデータと、控除フラグと
が含まれている。カートリッジの開封時期のデータは、
プリンタ20への装着の時期を表すデータである。控除
フラグは、たとえば、廃棄されたインクに基づく控除が
すでになされているか否かの控除状況の情報を記録して
いる。このような控除がすでになされているときには、
料金決定部55は、控除を認めない。
【0038】インクの提供に関するデータ310(図
6)には、インク提供システムのURLを表すデータ
と、第1のクリーニングの回数を表すデータと、第2の
クリーニングの回数表すデータと、印刷の失敗によるイ
ンク廃棄量を表すデータと、インクカートリッジ発注設
定を表すデータとが含まれている。これらのデータは、
印刷装置がインク提供装置にアクセスするとともに、料
金の控除を受けてインクカートリッジの提供を受けるた
めに使用されるものである。印刷の失敗の意味について
は後述する。
【0039】インク関連データ320には、各インクタ
ンク117F内に収容されているインク種の情報と、そ
のインクの使用有効期限とが含まれている。インク種の
情報は、カートリッジに収容されているインクの色を表
すデータである。インク種の情報には、顔料や染料とい
ったインクの色材を表すデータを含めるようにしても良
い。インクの使用有効期限は、有効期限を経過したとき
にインク提供処理の手順を開始するために使用される。
【0040】印刷装置21のインクカートリッジの使用
環境情報330には、この例では、インクカートリッジ
107Fが最後に使用されたプリンタ20の型式を特定
するプリンタIDと、そのプリンタ20が接続されたコ
ンピュータ90のオペレーティングシステム情報と、プ
リンタドライバ12(図1)の種類やバージョンを示す
プリンタドライバ情報と、ファームウェア22の種類や
バージョンを示すファームウェア情報とが含まれてい
る。これらの情報は、たとえばインクカートリッジが装
着された印刷装置において使用可能なインクカートリッ
ジの種類を決定するために使用することができる。
【0041】ステップS1202では、料金決定部55
は、印刷の際に廃棄されたインクに基づく控除額を決定
する。具体的には、料金決定部55は、まず、各ノズル
クリーニングの回数に基づいて廃棄されたインク量の計
算を行う。たとえば、軽度の目詰まりの解消に用いられ
る第1のノズルクリーニングでは0.2ccのインク
が、重度の目詰まりの解消に用いられる第2のノズルク
リーニングでは0.3ccのインクが消費されると仮定
する。この場合において、第1のクリーニングの回数が
15回で、第2のクリーニングの回数が10回であると
すると、合計6ccのインクが印刷に用いられることな
く廃棄されたことになる。
【0042】料金決定部55は、次に、上記で求めた値
に対して印刷の失敗により廃棄されたインク量を加算す
る。ここで、印刷の失敗とは、印刷後においてドット抜
け検査部がドット抜け(インク滴が吐出できないノズ
ル)を検出した場合を意味する。このインク量の加算
は、「印刷の失敗によるインク廃棄量」としてメモリ1
80F内に格納されたデータ(たとえば2.1cc)を
用いて行われる。このデータは、ドット抜けの検出に応
じてドット抜けの検出の直前の印刷に使用されたインク
量が算出されるとともに、「印刷の失敗によるインク廃
棄量」として順次加算されるように構成されることによ
り生成される。
【0043】なお、印刷の失敗によるインク廃棄量は、
たとえば、各サイズのインク滴の吐出回数を各印刷媒体
毎にカウントしておくとともに、ドット抜けが検出され
た際に、各サイズのインク滴と各サイズのインク滴の吐
出回数の積として算出することにより得ることができ
る。なお、ドット抜けが検出されなかった場合には、こ
のカウント数はリセットされるように構成されている。
【0044】このようにして、料金決定部55は、印刷
において8.1ccのインクが廃棄されたことを算出す
るとともに、このインク廃棄量と在庫・料金管理テーブ
ルに格納されたインク料金の情報とに応じて控除料金を
計算する。たとえば、インクの控除料金が1cc当たり
100円に設定されているとすると、810円が控除額
となる。
【0045】ステップS1203では、サーバシステム
SVは、上記により求められた控除額とインクカートリ
ッジの価格とに基づいて、インクカートリッジ提供料金
を決定する。たとえば、インクカートリッジ107Fの
価格が4000円で控除額が810円の場合には、ユー
ザは、インクカートリッジ107Fを3190円で購入
できることになる。なお、この結果は、照会受理部53
が、インクカートリッジ提供の照会画面(図7)に表示
させる。
【0046】図7は、インクカートリッジの提供につい
ての照会画面の一例である。この照会画面は、照会受理
部53が、インターネットを通じてコンピュータ90に
表示させているものである。この照会画面は、ユーザに
対してカートリッジの購入方法を選択させるための画面
である。なお、この照会画面には、購入するインクカー
トリッジの型式と料金とが確認のために表示されてい
る。
【0047】ステップS1204では、ユーザが、カー
トリッジの購入方法を選択する。この例では、購入方法
として、インク提供装置で購入する方法または通信販売
で購入する方法から選択できる。購入方法の選択がなさ
れてカートリッジ発注の設定処理が終了すると、ステッ
プS1106(図2)に処理が戻る。
【0048】ステップS1106では、ユーザは、カー
トリッジ発注の設定内容を確認した上で、カートリッジ
の発注を行う。発注の処理は、通信販売での購入を選択
しているときは、たとえば、氏名と住所とを送信するこ
とにより行う。発注処理が完了すると、インクカートリ
ッジ107Fのメモリ180Fの控除フラグが、「控除
適用済み」に変更される。これにより、このインクカー
トリッジ107Fを使用して二重の控除を受けて購入す
ることや、通信販売で発注した後にインク提供装置30
で誤ってインクの提供を受けることを防止できる。
【0049】一方、インク提供装置での購入を選択して
いるときは、カートリッジ発注の設定内容がカートリッ
ジに備えられたメモリ180Fにデータとして記憶され
る。このデータには、控除料金や購入するインクカート
リッジの型式を表す情報が含まれる。この記憶されたデ
ータの使用方法やインク提供装置での購入方法について
は後述する。
【0050】このようにして、廃棄されたインクの料金
を控除した価格で、通信販売によりインクカートリッジ
の提供が行われる(ステップS1107)。
【0051】以上のように、図2及び図4に示した処理
手順によれば、印刷装置のユーザがインクの提供を受け
る際に、それまでの印刷において廃棄されたインクの額
を控除することができるので、廃棄されたインクの分だ
け間接的に料金を返還することができる。この結果、た
とえばノズルクリーニングで大量にインクを消費したよ
うな場合にもユーザの不満を抑制することが可能とな
る。
【0052】B.第2実施例:図8は、本発明の第2実
施例におけるインク提供システムを中心としたシステム
の構成例を示す説明図である。この例では、第1実施例
と同様に消耗品としてインクカートリッジが提供されて
いる。この本システムは、インク提供の管理を行うサー
バシステムSVと、インク提供装置30と、印刷装置2
1とを含んでいる。
【0053】印刷装置21は、コンピュータ90と、パ
ラレルケーブルによってコンピュータ90に接続された
プリンタ20とを有している。プリンタ20とコンピュ
ータ90は、LAN(Local Area Network)を介して接
続されていてもよい。
【0054】インク提供装置30は、入力部32(後述
する)と、表示部33と、料金納入部37と、釣り返却
部38と、カートリッジ差込口39とを備えている。
【0055】図9は、インク提供装置30の電気的構成
の例を示すブロック図である。インク提供装置30は、
主制御部31と、ユーザインタフェースとしての入力部
32および表示部33と、インクカートリッジの料金の
計算と受け取りとを制御する料金制御部34と、インク
カートリッジの提供を制御するインク提供制御部35
と、メモリインターフェース部186と、メモリ読み書
き部36とを備えている。
【0056】主制御部31は、インターネットを介して
サーバシステムSVに接続されている。サーバシステム
SVは、インク提供装置30によるインクの提供を管理
支援する。具体的には、サーバシステムSVは、在庫・
料金管理テーブル52のデータを用いて、たとえばイン
ク提供装置30内のインクの在庫管理やインク提供の料
金の設定を行う。
【0057】入力部32は、ユーザからインク提供装置
30への入力を主制御部31に伝える。表示部33は、
ユーザからの入力内容その他の情報を表示して、ユーザ
による入力を支援する。なお、本実施例においては、入
力部32は、表示部33上のタッチパネルとして構成さ
れているものとしている。
【0058】メモリ読み書き部36は、メモリインター
フェース部186を介して、カラーインクカートリッジ
107Fに設けられているメモリ180Fに接続されて
いる。メモリ読み書き部36は、メモリ180Fに格納
された発注設定の内容や控除フラグその他の情報を読み
出すとともに、主制御部31から書き込むように指令さ
れた情報を書き込む役割を果たす。
【0059】図10は、本発明の第2実施例におけるイ
ンク提供処理の手順を示すフローチャートである。ステ
ップS1301では、インクカートリッジをカートリッ
ジ差込口39(図8)内にあるカートリッジ装着部(後
述する)に装着する。インク提供装置30の内部には、
種々のタイプのカートリッジ装着部が用意されており、
カートリッジの構造に応じて選択できる。この選択は、
たとえば、インクカートリッジの型式番号を、インク提
供装置30に入力することや、タッチパネルとして機能
する表示部33に現れたインクカートリッジの型式番号
を選択することにより行う。
【0060】図11は、インクカートリッジ107Kと
カートリッジ装着部18の底面の概略構造を示す斜視図
である。図11では、説明を容易にするため、一つのイ
ンクタンクのみを有するインクカートリッジ107Kを
例にして説明する。このインクカートリッジ107K
は、カートリッジ本体171と、接続端子174を有す
るメモリ180Kとを備えている。このメモリ180K
は、電気的に記憶内容を消去して書き換え可能な不揮発
メモリであり、たとえばEEPROMで構成されてい
る。
【0061】カートリッジ装着部18は、インクカート
リッジ107Kを水平方向に固定する後壁部188およ
び内壁184と、コネクタ186と、インクカートリッ
ジ107Kを垂直方向に位置決めする底部187とから
構成されている。なお、コネクタ186は、メモリ18
0Kの接続端子174と電気的に接続するための接続端
子185を備えている。なお、コネクタ186は、メモ
リインターフェース部とも呼ばれる。
【0062】カートリッジ装着部18へのインクカート
リッジ107Kの装着方法は、以下のようにして行うこ
とができる。まず、ユーザがインクカートリッジの型式
を特定する情報をインク提供装置30に入力すると、そ
のインクカートリッジを装着するためのカートリッジ装
着部18がカートリッジ差込口39(図8)に現れる。
つぎに、インクカートリッジ107Kのメモリ180K
がカートリッジ装着部18のコネクタ186と接続する
ように、ユーザがインクカートリッジ107Kをカート
リッジ装着部18にはめ込むと装着が完了する。
【0063】装着が完了してコネクタ186の接続端子
185とメモリ180Kの接続端子174との間の電気
的接続が確立すると、メモリ180Kがメモリ読み書き
部36に検知され、ステップS1302に進む。
【0064】ステップS1302では、メモリ読み書き
部36が、メモリ180Fからインクの提供に使用する
データを読み出す。このデータには、インクの廃棄によ
る控除を受けて通信販売で発注しているかどうかを表す
控除フラグを含む。
【0065】ステップS1303では、インク提供制御
部35は、発注の設定がすでになされているか否かを確
認する。この結果、発注の設定がなされていないときに
は、ステップS1305に進んで、インク提供装置30
においてカートリッジ発注の設定が可能な状態となる。
この設定は、図4に示すフローチャートに示す処理に準
じて行われる。この際、主制御部31は、図7に示す画
面に準ずる表示を表示部33に行う。なお、第2実施例
では、料金決定部55が行っていた控除料金の決定を、
料金制御部34が行う。この設定が終了すると、ステッ
プS1306に進む。一方、カートリッジ発注の設定が
なされているときには、ステップS1304に進む。
【0066】ステップ1304では、インク提供装置3
0に装着されたカートリッジに基づいて料金控除の適用
を受けた発注がすでに行われているかどうかを判断す
る。この判断は、インク提供制御部35が、メモリ18
0Fに記録された控除フラグに基づいて行う。このよう
な発注がすでになされているときは、インク提供装置3
0は、ステップS1310に進み、ユーザのカートリッ
ジを回収する。
【0067】なお、通信販売による提供処理が開始され
ていないときは、インク提供装置30が、これをキャン
セルして、インク提供装置30において、インクカート
リッジの提供を受けられるようにしても良い。この場
合、ユーザに確認を取るのが好ましい。
【0068】カートリッジ発注の設定がなされているが
発注はされていない場合、メモリ読み書き部36は、ス
テップS1305の工程を行う代わりに、このカートリ
ッジのメモリ180Fからカートリッジ発注の設定内容
を読み出す。この設定内容は、コンピュータ90におい
てあらかじめ設定された内容である。この読み出しが完
了すると、ステップS1306に処理が進む。
【0069】ステップS1306では、主制御部31
は、発注画面(図示せず)を表示部33に表示する。こ
の画面には、カートリッジ発注の設定内容が確認のため
に表示されており、これにはインクカートリッジの提供
料金の表示も含まれている。
【0070】ステップS1307では、ユーザが料金を
支払う。この支払いは、必要な料金を料金納入部37に
投入することにより行う。ステップS1308では、ユ
ーザが発注の設定内容を確認の上で発注を行う。ステッ
プS1309では、この発注に応じて、インク提供装置
30は、新規インクカートリッジをカートリッジ差込口
39に出し、ユーザはこれを受け取る。なお、インクカ
ートリッジの代わりにインクカートリッジの引換券を出
すようにしても良い。
【0071】以上のように、図10に示した処理手順に
よっても第1実施例と同様に、印刷において廃棄された
インクの額を控除してインクカートリッジを提供するこ
とができるので、廃棄されたインクの分だけ間接的に料
金を返還することができる。
【0072】なお、この第2実施例では、入力部32
と、メモリインターフェース部186と、メモリ読み書
き部36とが、ユーザからの照会をインク提供装置30
に入力する照会受理部として機能する。
【0073】C.ドット抜け検出機構を備える印刷装置
の構成と動作:図12は、ドット抜け検査機構を備える
プリンタ20の主要な構成の例を示す概略斜視図であ
る。このプリンタ20は、用紙スタッカ122と、図示
しないステップモータで駆動される紙送りローラ24
と、プラテン板26と、キャリッジ28と、ステップモ
ータ130と、ステップモータ130によって駆動され
る牽引ベルト132と、キャリッジ28のためのガイド
レール134とを備えている。キャリッジ28には、多
数のノズルを備えた印刷ヘッドユニット60が搭載され
ている。
【0074】図13は、印刷ヘッドユニット60下面に
設けられたノズル列を示す平面図である。印刷ヘッドユ
ニット60下面には、ブラックノズル列KD、濃シアン
ノズル列CD、淡シアンノズル列CL、濃マゼンタノズル
列MD、淡マゼンタノズル列ML、イエロノズル列YD
設けられている。各ノズル列はガイドレール134の方
向と垂直な方向に並んだ48個のノズルから構成され
る。そして、これらのノズル列は、ガイドレール134
の方向に並ぶように配されている。
【0075】印刷媒体Pは、用紙スタッカ122から紙
送りローラ24によって巻き取られて、プラテン板26
の表面上を副走査方向へ送られる(図12参照)。キャ
リッジ28は、ステップモータ130により駆動される
牽引ベルト132に牽引されて、ガイドレール134に
沿って主走査方向に移動する。主走査方向は、副走査方
向に垂直である。
【0076】図12の右端におけるキャリッジ28の待
機位置には、各ノズルからインク滴が吐出されるか否か
の検査(以下、「ドット抜け検査」という。)を行うた
めのドット抜け検査部140が設けられている。ドット
抜け検査部140は、発光素子140aと受光素子14
0bとを備えている。ドット抜け検査の際には、まず、
発光素子140aから受光素子140bに向けてレーザ
光Lを射出する。そして、図13に示すように、検査対
象ノズルが吐出するインク滴の軌跡とレーザ光Lが交わ
るように印刷ヘッドユニット60を配する。そして、そ
のノズルからインク滴を吐出させる。レーザ光Lが遮ら
れた場合には、インク滴が吐出されていると判断する。
【0077】このように、本実施例の印刷装置では、レ
ーザ光のインク滴による遮蔽を検知することによりドッ
ト抜けを検出することができる。
【0078】D.クリーニング機構の構成と動作:図1
4は、クリーニング機構200aの構成を示す概念図で
ある。クリーニング機構200aは、ヘッドキャップ2
10aと、ホース220a,220b,220cと、ポ
ンプローラ230bを含む三つのポンプローラと、を備
えている。なお、図14においては、ホース220aと
220cは途中までしか示されておらず、ポンプローラ
230b以外のポンプローラは、図示を省略されてい
る。
【0079】ヘッドキャップ210aは、図14に示す
ように、その内部空間が三つの吸引室Va,Vb,Vc
に分かれている。そして、ヘッドキャップ210aが上
昇し、印刷ヘッドユニット60の下面に密着すると、吸
引室Vaはノズル列KDとCD(図13参照)を覆う閉空
間を形成し、吸引室Vbはノズル列CLとMD を覆う閉
空間を形成し、吸引室Vcはノズル列MLとYD を覆う
閉空間を形成する。そして、ヘッドキャップ210aの
吸引室Va,Vb,Vcには、それぞれホース220
a,220b,220cが接続されている。
【0080】ポンプローラ230bは、その周縁部の近
傍に2つの小ローラ232b,234bを有している。
これらの2つの小ローラ232b,234bの周囲に
は、ホース220bが巻回されている。図示しない紙送
りモータに駆動されてポンプローラ230bが矢印A方
向に回転すると、小ローラ232b,234bによって
ホース220b内の空気が押され、これによってヘッド
キャップ210a内の閉空間Vbが排気される。この結
果、印刷ヘッドユニット60のノズル列CL,MDのノズ
ルからインクが吸引され、ホース220bを介して図示
しない廃インク排出部に排出される。また、ノズル先端
に存在するインクが排出されると、インクカートリッジ
側から新しいインクがノズルに供給される。
【0081】このようにして、インクの吸引によるクリ
ーニングが行われる。他のホース220a,220cの
ためのポンプローラも上述したポンプローラ230bと
同じ構成を有している。以下、これらポンプローラを使
用したインクの吸引によるクリーニングを、「インク吸
引」と呼ぶ。
【0082】また、ヘッドキャップ210aとポンプロ
ーラとの間には、ホース220a,220b,220c
を挟むためのピンチ241,242が設けられている。
ピンチ241,242は、図14に双方向矢印で示すよ
うに開閉可能に設けられている。ピンチ241,242
を用いたクリーニングでは、まず、ピンチ241,24
2でホース220a,220b,220cを前後から挟
み、ポンプローラ230b他のポンプローラで吸引を行
う。その後、ピンチ241,242を解放すると、吸引
力が急激に吸引室Va,Vb,Vcに伝えられる。この
ようにすれば、前述の通常のインク吸引よりも強力なク
リーニングを行うことができる。ただし、インクの廃棄
量は上述のインク吸引よりも多くなる。
【0083】上記実施例では、ピンチングを伴わない吸
引クリーニングが第1のクリーニングに相当し、ピンチ
ングを伴う吸引クリーニングが第2のクリーニングに相
当する。
【0084】C.変形例:以上、本発明の実施の形態に
ついて説明したが、本発明はこのような実施の形態にな
んら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲内において種々なる態様での実施が可能である。例え
ば、以下のような変形例が可能である。
【0085】C−1.上記各実施例では、消耗品はイン
クであるが、消耗品が印刷媒体であっても良い。たとえ
ばドット抜けにより印刷に失敗した場合には、この失敗
により廃棄された印刷媒体に基づいて控除を認めるよう
にしても良い。また、印刷媒体の購入の際に控除を認め
るようにしても良い。
【0086】C−2.上記各実施例では、廃棄されたイ
ンクに基づいてインク提供料金からの控除料金の決定が
行われているが、たとえば割引券のような金券を提供す
るようにしても良い。一般に、本発明は、印刷装置のユ
ーザからの照会に応じて、この印刷装置の消耗品を提供
する際に適用される控除料金をコンピュータを用いて決
定するシステムであれば良い。
【0087】なお、この割引券は、たとえば控除の要因
となったインクカートリッジと異なる種類のインクを購
入する場合や、控除の要因となったインクカートリッジ
に対してインク提供装置でインクを補充するような場合
にも使用できるものとしても良い。
【0088】C−3.上記各実施例では、インクカート
リッジが備える不揮発性メモリに廃棄消耗品関連情報を
格納するとともに、このメモリから読み出された廃棄消
耗品関連情報に応じて控除料金を算出しているが、たと
えば印刷装置内に、廃棄消耗品関連情報を格納するよう
にしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における消耗品提供システ
ムを中心としたシステムの電気的構成の例を示す説明
図。
【図2】本発明の第1実施例におけるインク提供処理の
手順を示すフローチャート。
【図3】コンピュータ90の表示部に表示されるインク
提供画面。
【図4】本発明の第1実施例におけるカートリッジ発注
の設定手順を示すフローチャート。
【図5】メモリ180F内に格納されたデータの例を示
す説明図。
【図6】メモリ180F内に格納されたデータの例を示
す説明図。
【図7】インクカートリッジの提供についての照会画面
の一例。
【図8】本発明の第2実施例におけるインク提供システ
ムを中心としたシステムの構成例を示す説明図。
【図9】インク提供装置30の電気的構成の例を示すブ
ロック図。
【図10】本発明の第2実施例におけるインク提供処理
の手順を示すフローチャート。
【図11】インクカートリッジ107Kとカートリッジ
装着部18の底面の概略構造を示す斜視図。
【図12】ドット抜け検査機構を備えるプリンタ20の
主要な構成の例を示す概略斜視図。
【図13】印刷ヘッドユニット60下面に設けられたノ
ズル列を示す平面図。
【図14】クリーニング機構200aの構成を示す概念
図。
【符号の説明】
10…ブラウザ 12…プリンタドライバ 14…アプリケーションプログラム 18…カートリッジ装着部 20…プリンタ 21…印刷装置 22…ファームウェア 24…紙送りローラ 26…プラテン板 28…キャリッジ 30…インク提供装置 31…主制御部 32…入力部 33…表示部 34…料金制御部 35…インク提供制御部 36…メモリ読み書き部 37…料金納入部 38…返却部 39…カートリッジ差込口 40…制御回路 41…CPU 43…ROM 44…RAM 50…I/F専用回路 51…ヘッド駆動回路 52…料金管理テーブル 53…照会受理部 55…料金決定部 56…コネクタ 60…印刷ヘッドユニット 90…コンピュータ 107F、107K…インクカートリッジ 117F、117K…インクタンク 122…用紙スタッカ 130…モータ 132…牽引ベルト 134…ガイドレール 140…検査部 171…カートリッジ本体 174…接続端子 175…インク排出口 176…インク供給口 180F、180K…メモリ 183…凹部 184…内壁 185…接続端子 186…メモリインターフェース部 187…底部 188…後壁部 191…支持軸 192…固定レバー 200a…クリーニング機構 210a…ヘッドキャップ 220…データ 220a,220b,220c…ホース 230b…ポンプローラ 232b,234b…小ローラ 241,242…ピンチ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置のユーザからの照会に応じて、
    前記印刷装置の消耗品を提供する際に適用される控除料
    金をコンピュータを用いて決定するシステムであって、 前記ユーザが印刷を行った際に廃棄された消耗品に関す
    る廃棄消耗品関連情報の提示を含む前記照会を受理する
    照会受理部と、 前記廃棄消耗品関連情報に応じて、前記控除料金を決定
    する控除料金決定部と、を備えることを特徴とする控除
    料金決定システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の控除料金決定システムで
    あって、 前記廃棄消耗品関連情報は、 前記ユーザが有するインクカートリッジの型式と、 前記インクカートリッジ内に格納されていたインクのう
    ち廃棄されたインクに関する情報と、を含む控除料金決
    定システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の控除料金決定システムで
    あって、 前記廃棄されたインクに関する情報は、前記インクカー
    トリッジが装着されている印刷装置において行われたノ
    ズルクリーニングの回数を表すクリーニング情報を含
    む、控除料金決定システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の控
    除料金決定システムであって、 前記廃棄消耗品関連情報は、前記ユーザが印刷を行った
    際に廃棄された印刷媒体に関する情報を含む、控除料金
    決定システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の控
    除料金決定システムであって、 前記印刷装置は、少なくとも各印刷媒体の印刷が終了す
    る毎に、ノズルからのインク滴の吐出の有無を検査する
    検査部を備え、 前記廃棄消耗品関連情報は、前記検査の結果、所定の数
    のノズルからインク滴が吐出されていないと決定される
    直前に印刷された印刷媒体に関する情報を含む、控除料
    金決定システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の控
    除料金決定システムであって、 前記印刷装置は、 各印刷媒体の印刷が終了する毎に、ノズルからのインク
    滴の吐出の有無を検査する検査部と、 各印刷媒体の印刷におけるノズルからのインク滴の吐出
    量を算出するインク吐出量算出部と、を備え、 前記廃棄消耗品関連情報は、前記検査の結果、所定の数
    のノズルからインク滴が吐出されていないと決定される
    直前に印刷された印刷媒体に吐出されたインク量に関す
    る情報を含む、控除料金決定システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の控
    除料金決定システムであって、 前記インクカートリッジは、不揮発性メモリを備えてお
    り、 前記不揮発性メモリは、前記廃棄消耗品関連情報を格納
    し、 前記控除料金決定部は、前記不揮発性メモリから読み出
    された前記廃棄消耗品関連情報に応じて控除料金を算出
    する、控除料金決定システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の控
    除料金決定システムであって、 前記廃棄消耗品関連情報は、前記インクカートリッジに
    関して前記控除の適用をすでに受けているか否かを表す
    控除情報を含み、 前記控除料金決定部は、前記廃棄消耗品関連情報の提示
    を含む照会に応じて、前記控除の適用をすでに受けてい
    るか否かの確認をおこなうとともに、前記インクカート
    リッジに関して前記控除の適用を受けていないときにの
    み前記控除料金の決定を行う、控除料金決定システム。
  9. 【請求項9】 コンピュータを用いたインク提供システ
    ムであって、 請求項1ないし8のいずれかに記載の控除料金決定シス
    テムと、 前記決定された控除料金を控除してインクの提供を行う
    インク提供部と、を備えるインク提供システム。
  10. 【請求項10】 印刷装置のユーザからの照会に応じ
    て、前記印刷装置の消耗品を提供する際に適用される控
    除料金をコンピュータを用いて決定するシステムであっ
    て、(a)前記ユーザが印刷を行った際に廃棄された消
    耗品に関する廃棄消耗品関連情報の提示を含む前記照会
    を受理する工程と、(b)前記廃棄消耗品関連情報に応
    じて、前記控除料金を決定する工程と、を備えることを
    特徴とする控除料金決定方法。
  11. 【請求項11】 印刷装置のユーザからの照会に応じ
    て、前記印刷装置の消耗品を提供する際に適用される控
    除料金をコンピュータを用いて決定するためのコンピュ
    ータプログラムであって、 前記コンピュータプログラムは、 前記ユーザが印刷を行った際に廃棄された消耗品に関す
    る廃棄消耗品関連情報の提示を含む前記照会を受理する
    機能と、 前記廃棄消耗品関連情報に応じて、前記控除料金を決定
    する機能と、を前記コンピュータに実現させる、コンピ
    ュータプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のコンピュータプログ
    ラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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