JP2002267090A - 可撓性配管カバー用接続固定具 - Google Patents

可撓性配管カバー用接続固定具

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JP2002267090A
JP2002267090A JP2001064631A JP2001064631A JP2002267090A JP 2002267090 A JP2002267090 A JP 2002267090A JP 2001064631 A JP2001064631 A JP 2001064631A JP 2001064631 A JP2001064631 A JP 2001064631A JP 2002267090 A JP2002267090 A JP 2002267090A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管類を保護収納する蛇腹状外観を呈する配
管カバーの接続部位を覆って体裁よく化粧し、また配管
類の敷設配管面にしっかりと固定する。 【解決手段】 外表面が蛇腹状を呈する配管カバー11
の端部の蛇腹部分に連続して、あるいは一部にでも重ね
合わせることで連続した蛇腹状を呈するように外表面を
蛇腹状に形成してあって、配管カバー11相互の接続部
位に跨って覆う断面でほぼ溝形状の固定具本体1と、こ
の固定具本体1の開口端縁夫々に、外方に突出させて対
称的に設けた取付片3とから成る。また固定具本体1の
開口端縁には補強縁2を形成する。配管カバー11は、
切割部13を有する伸縮、撓曲自在な蛇腹部12を備
え、切割部13は、蛇腹部12の一部を配管カバー11
の前後方向に沿って所定幅員で平坦化し、この平坦部分
に、配管カバー11の外方に突出するようにした断面で
コ字状を呈する細溝状の切開突部15を突設し、この切
開突部15の奥底部外側面に切開案内溝16を形成して
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば一般家屋にお
いて設置使用される内外セパレート型のエアコン装置の
室外機、室内機相互間において、冷媒、ドレン水等の供
給、排出、排水等を行うために配管される各種の配管類
を保護覆うようにした可撓性ある蛇腹状の配管カバーを
複数連で連続させて接続するとき、それらの接続部位を
体裁よく覆うことができ、またその接続部位に密着状に
装着して配管カバー相互間の分離、解体等を不能にし
て、配管類の敷設設置面に固定できるようにした可撓性
配管カバー用接続固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば内外セパレート型のエア
コン装置においての室外機、室内機相互間を接続する各
種の配管類は、そのままの露出状態であると外部からの
衝撃その他によって破損、破断されることがあるから、
それを防止すべく配管カバー等によって覆われ、収納さ
れることで保護されるものとなっている。このときの配
管カバーは配管類の配管形態、径の大小その他によって
形状、大きさ等の形態が種々に異なるものとして予め各
別に用意されているも、これらとは別に既設の配管類に
も装着可能にした後付け式の蛇腹式の伸縮する配管カバ
ーが提案されている。すなわち伸縮、撓曲自在で、一側
面に形成した切割部によって開閉自在になっている固定
具本体と、この固定具本体における開放させた切割部の
左右部分に跨って着脱自在に配装される撓曲自在な閉塞
帯とを備えて成るものである。
【0003】これによると、例えばエアコン装置におけ
る各種の配管類を貫挿させる躯体壁の内外面で折曲配管
して接続するとき、またその配管経路中で直線的に配管
して接続するとき等の種々な形態、径の大小等が異なる
場合でも、これらの配管類をその側方から覆うように装
着できるのである。しかも配管類の角度・方向・曲がり
形態その他が異なっていても、更には配管類に径の大小
等があっても、これらに対応して接続使用でき、また新
設時に接続使用可能とするのは勿論のこと、既設のもの
であってもこれに対応して、その接続部位に直接にセッ
トでき、取り扱い性に優れたものとできたのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしてこうした先に
提案の配管カバーにあっては、長大な配管類の全体を覆
うとするとき、複数のものを相互に連結構成する必要が
あるも、その連結に際し蛇腹部分相互を直接に接続でき
ないから、配管カバーの端部に形成してある内外で二重
となっている段差部分を利用し、いずれか一方の小形部
分を他方の大形部分の内方に嵌め入れることで結合して
いる。
【0005】ところがこの配管カバー自体は全体の外側
面が蛇腹状の凹凸模様となっているにもかかわらず、接
続部分では平坦面となっているから、全体的に見ても外
観的な体裁が見苦しく、これらはいずれも建物の内外で
露出されているから建物自体の外観をも損なうものとな
ってしまうのである。そればかりでなく例えば壁面等に
沿って敷設されている場合に、所定間隔毎に固定バンド
等を使用して壁面等に固定しているも、その固定バンド
自体は平坦面の外観を備えているから、これによって止
めた場合には同様に敷設された配管類の全体的な意匠に
おいても外観的な体裁が損なわれることに違いはなかっ
た。
【0006】そこで本発明は叙上のような従来存した諸
事情に鑑み創出されたもので、例えば空調機器の設置に
際し配管敷設される各種の配管類を保護すべくこれを覆
って収納する蛇腹状の配管カバー相互が連続して配装さ
れるとき、それらの接続部分を配管カバーと同様な外観
体裁のものとして接続固定し、また壁面その他の配管敷
設面に確実に固定設置できるようにした可撓性配管カバ
ー用接続固定具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明にあっては、外表面が蛇腹状を呈する配管
カバー11の端部の蛇腹部分に連続して、あるいは一部
にでも重ね合わせることで連続した蛇腹状を呈するよう
に外表面は蛇腹状に形成されていて、配管カバー11相
互の接続部位に跨って覆う断面でほぼ溝形状の固定具本
体1と、この固定具本体1の開口端縁夫々に、外方に突
出させて対称的に設けた取付片3とから成るものであ
る。固定具本体1の開口端縁には補強縁2を形成するこ
とができる。また配管カバー11は、伸縮、撓曲自在な
蛇腹部12の一側面に形成した切割部3によって開閉自
在になっていて、この開放させた切割部3の左右部分に
跨って撓曲自在な閉塞帯20を着脱自在に配装して成る
ものである。すなわち配管カバー11は、切割部13を
有する蛇腹部12を備え、切割部13は、蛇腹部12の
一部を配管カバー11の前後方向に沿って所定幅員で平
坦化し、この平坦部分に、蛇腹部12の外方に突出する
ようにした断面でコ字状を呈する細溝状の切開突部15
を突設し、この切開突部15の奥底部外側面に切開案内
溝16を形成することで設けることができる。また配管
カバー11の前後部には、外径ないし外形幅員が少なく
とも肉厚分の段差の相違が設定されていて、段差部位で
切断可能にしてある適数の段状に形成した接続部17を
一体にして設けることができる。閉塞帯20は、切離さ
れている切割部13の端縁面夫々に左右側面が当接する
閉塞帯片21に、切割部13の内側面に当接するよう左
右に張り出し状にして閉塞帯片21自体の下部に突設し
た内側当接部片22と、同じく切割部13の外側面に当
接するよう閉塞帯片21の上部に左右で突設した外側当
接部片23とを一体状にして形成することができる。外
側当接部片23は、切割部13における切離された切開
突部15左右における断面でL字状部分夫々を抱持する
ような断面でほぼ逆L字状を呈して形成でき、また外側
当接部片23の外側面にはこの外側当接部片23ないし
閉塞帯片21から切り離し自在にされる帯状のスライド
操作片25を連設することができる。
【0008】以上のように構成された本発明に係る可撓
性配管カバー用接続固定具にあって、外表面が蛇腹状を
呈する配管カバー11相互の接続部位に固定具本体1に
よって装着されることで、その接続部位の外表面を凹凸
の蛇腹状の体裁で化粧して一体的に覆い、また取付片3
によって配管カバー11を介してしっかりと敷設配管面
に配管類Pを固定保持させる。固定具本体1は配管カバ
ー11の端部に連続してあるいはその一部に重なり状と
なることで配管カバー11に対する装着を確実にさせ、
取付片3による敷設配管面に対する固定と相俟ち、配管
カバー11の脱落を阻止させ、補強縁2は配管カバー1
1における蛇腹状形態を保形させる。また切離自在な切
割部13によって開閉される配管カバー11は、例えば
エアコン装置に関連して設置される各種の配管類Pを覆
って連続して配置され、切割部13の左右部分に跨る閉
塞帯20によって側面で開放されている配管カバー11
を閉塞させると共に、蛇腹部12の撓曲性によって配管
接続態様が種々に異なる配管類Pの曲がり・直線の有
無、方向・角度、径の大小等に対応させる。配管カバー
11における切割部13は、その切開突部15の切開案
内溝16によって案内切断される例えばカッター刃等に
よって簡単に切り離し、配管カバー11自体を開放さ
せ、既設、新設を問わず配管類Pを保護すべく覆うこと
でその側方からも直接に装着させる。このとき肉厚分の
段差の相違が設定されて形成されている接続部17は、
複数で連続配置する配管カバー11相互を体裁よく接続
させ、蛇腹部12による撓曲自在性と相俟って任意な方
向で曲げられ、また直線的に配置される種々な配管類P
の配管態様に柔軟に対応させる。閉塞帯片21の下部で
は内側当接部片22が、上部では外側当接部片23が夫
々で設けられた閉塞帯20は、この閉塞帯20の端縁に
て切割部13の端縁に嵌め合わせスライドさせること
で、内側当接部片22、外側当接部片23による空隙内
に切割部13の接離されている左右部分を接合させ、開
放されている切割部13を閉塞し、また蛇腹部12によ
る撓曲作用に追随し、撓曲方向を問わずに配管カバー1
1相互の接続部位における種々な方向の曲がり等に対応
させる。閉塞帯20に一体形成のスライド操作片25
は、切割部13に嵌め合わせた閉塞帯20自体を牽引ス
ライドさせ、装着終了後では切り離すことで得られる一
層の撓曲性によって配管カバー11のいずれの方向への
曲がりその他にも十分に対応可能にさせる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施の形態を説明すると、図において示される符号1は、
例えば空調機器においての保護すべき冷媒、ドレン水用
の配管類Pを保護収納する配管カバー11相互の接続部
位に装着される固定具本体であり、この固定具本体1
は、外表面が蛇腹状を呈する配管カバー11の端部の蛇
腹部分に連続して、あるいは一部にでも重ね合わせるこ
とで連続した蛇腹状を呈するように外表面は蛇腹状に形
成されている。
【0010】また固定具本体1自体は配管カバー11相
互の接続部位を側方から跨って直接に覆うように、接続
部位の外形に沿うような断面でほぼ溝形状に形成され、
その蛇腹形態は固定具本体1の長さ方向に沿ったものと
してあり、固定具本体1の開口端縁に形成した補強縁2
によって蛇腹部分は伸縮しないようにその形態が維持さ
れたままとなるようにしてある。
【0011】固定具本体1の開口端縁夫々には、外方に
突出させた取付片3が対称的に設けられており、この取
付片3には例えば配管類Pを敷設配管させる壁面等に固
定具本体1を固着させる止めネジ5を貫挿させる貫挿孔
を予め開穿形成してある。
【0012】ここで配管カバー11につき説明すると、
この配管カバー11自体は、配管類Pの配管形態に対応
させるべく伸縮、撓曲自在となるように連続凹凸状の蛇
腹部12を備え、配管類Pを収納するに足りる容量を備
えた筒状に形成されていると共に(図4参照)、筒方向
に沿った前後端の間で設けられた切開可能な切割部13
によって左右に開閉分離されるようにしてある。この配
管カバー11自体の長さは例えば180〜200cm程
度の長さに設定されており、配管類P全体を覆うように
されるも、場合によっては配管の曲がり部分のみに使用
されたり、適当な必要長さで切断使用されたりする(図
3参照)。
【0013】蛇腹部12は、配管カバー11自体の前後
で適宜深さに設定した連続する凹凸波形状に形成されて
おり、凹凸夫々の幅員が縮小されることで曲がりの内側
となり、逆に幅員が拡張することで曲がりの外側となる
ようになっている。なおこの蛇腹部12の凹凸波形形状
は夫々が独立したものとしたり、螺旋状になるように1
本状のものとしたり等、いずれであってもよいものであ
る。
【0014】図示にあっての配管カバー11自体は断面
で基本的にほぼ矩形状を呈するように成形されており、
その一側面における蛇腹部12部位で切割部13が形成
されている。この切割部13自体は、蛇腹部12におけ
る一部の側面を配管カバー11の前後端の間で蛇腹とな
る凹凸面を設けずに所定幅員で平坦面状に形成すると共
に、この平坦部分に、配管カバー11の外方に突出する
ようにした断面でコ字状を呈する細溝状の切開突部15
を突設し、この切開突部15の奥底部外側面に例えば断
面でV字状の切開案内溝16を形成することで設けられ
ている(図5(A)参照)。すなわちこの切割部13
は、切開案内溝16内に挿入、案内される適当なカッタ
ー刃(図示せず)によって切開突部15が左右に切離さ
れることで配管カバー11自体をその側部面で開放させ
るのであり、切離開放されたときの切開突部15の左右
部分は断面でほぼL字状を呈して、平坦面の外方に突出
されている。なお場合によっては配管カバー11自体
は、切割部13にて当初から開閉可能に左右に分離され
ていることもある。
【0015】また配管カバー11の前後部は、他の配管
カバー11に接続させるよう、外径ないし外形幅員が少
なくとも肉厚分の段差の相違を設定して適数の段状に形
成した接続部17を一体にして設けてあり、この接続部
17にも、蛇腹部12に形成した切割部13に連続する
ようにした同様な切割部13を設けてある。図示にあっ
ての接続部17は異径あるいは幅員が異なるようにして
前後に連続させた2段構成のものとしてあり、配管カバ
ー11の中心側に位置する大径ないし大形の接続部分の
内径ないし内法幅員が端部側に位置する小径ないし小形
の接続部分の外径ないし外法幅員に比し小さくはないも
のとしてある。すなわち配管カバー11の前後の接続部
17のいずれか一方における小径等の接続部分を段差部
位にて切断除去し、他の配管カバー11における大径等
の接続部分内に嵌め入れることで、複数の配管カバー1
1を接続部17を介して順次に相互に接続可能なものと
するのである。
【0016】一方、切離状態とされて配管カバー11を
開閉させる切割部13を閉塞するときの閉塞状態を維持
するよう、切割部13における左右部分に跨るようにし
た閉塞用の帯状の可撓性ある閉塞帯20が別に用意され
ている。この閉塞帯20は、切離されて端縁同士が突き
合わせ状態とされている切割部13を閉塞し、配管カバ
ー11を開放不能にすると同時に、撓曲される配管カバ
ー11の撓曲状態に対応追随して撓曲されるものとして
ある。図示のように閉塞帯20自体は、突き合わせられ
るよう切離されている切割部13の端縁面夫々に左右側
面が当接する閉塞帯片21に、切割部13の内側面に当
接するよう左右に張り出し状にして閉塞帯片21自体の
下部に突設した内側当接部片22と、切離された前記切
開突部15の左右の断面でL字状部分夫々を抱持するよ
うな断面でほぼ逆L字状を呈するよう閉塞帯片21の上
部に左右で突設した外側当接部片23とを一体状に形成
すると共に、外側当接部片23の外側面にはこの外側当
接部片23ないし閉塞帯片21から切り離し自在にされ
る帯状のスライド操作片25を連設したものである。す
なわち閉塞帯片21、内側当接部片22、外側当接部片
23等が一体となった断面形状は、角張ったほぼ「大」
の字形状を呈し、外側当接部片23内に抱持した切割部
13の左右部分と共に撓曲される柔軟性を備えており、
またこの閉塞帯20自体の長さは切割部13の長さにほ
ぼ対応している。
【0017】この閉塞帯20における閉塞帯片21左右
に、左右の外側当接部片23夫々によって形成される抱
持空隙は、切離される切割部13における切開突部15
の左右部分夫々に内側当接部片22と共にほぼ密着させ
て収納するような容積、形状のものとしてある。ただこ
の閉塞帯20自体を切割部13全体に嵌め合わせると
き、閉塞帯20の前後のいずれかの端縁を切割部13の
端縁に一旦は嵌め合わせた後にスライド可能な余裕分が
適当に設定されていることが望ましい。
【0018】またスライド操作片25は、これの基部に
おいていずれかの側面で図示のように断面でほぼV字形
を呈する切離溝26が形成されていて、この切離溝26
に沿って切り入れられるカッター刃あるいはスライド操
作片25自体を挟み込んで強制的にでも切り離すことに
よって外側当接部片23ないし閉塞帯片21から切断分
離されるようになっている(図5(B)参照)。
【0019】次にこれの使用の一例を説明するに、例え
ば内外セパレータ型のエアコン装置における室外機、室
内機相互間で例えば建造物躯体壁の貫挿部位において配
管される各種の配管類Pを保護すべく、それを収納して
敷設設置された配管カバー11相互を接続させるに際
し、その接続部位に固定具本体1を覆うように装着し、
取付片3に貫挿した止めネジ5によって建造物躯体壁面
に固定保持するのである。このとき配管カバー11同士
はその接続部17の段差を利用して相互に嵌め合わせる
と共に、端部の蛇腹部12の一部なりとも固定具本体1
によって噛み合わせ状に覆うことで接続状態を一層確実
なものとさせておくとよい(図2参照)。
【0020】あるいは既設の配管類Pであると、切離し
た切割部13によって開放状態とした配管カバー11自
体によって配管カバー11の接続部位で配管類Pの側方
から被せることで覆い、その後に閉塞帯20を左右に分
離している切割部13の左右部分夫々に、内側当接部片
22、外側当接部片23による空隙部分によって嵌め合
わせ(図3参照)、スライド操作片25を手指、所定の
狭持具等によって挟み、切割部13に沿って閉塞帯20
自体をスライドさせることで配管カバー11を閉塞する
(図1、図3、図5(B)参照)。次いで配管カバー1
1の蛇腹部12の撓曲自在性を利用して配管カバー11
の接続部位における曲がり・方向その他に対応して伸縮
させたり、曲げたりするのであり、更に必要であれば接
続部17によって複数の配管カバー11を接続して配管
類Pを覆って相互に接続するのである(図3参照)。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、例えばエアコン装置における各種の配管類Pを収納
保護する蛇腹状の外観を呈する配管カバー11相互の接
続部位において、体裁よく覆って接続固定できると共
に、配管類Pを敷設配管させる壁面その他に確実に固定
設置できるものである。
【0022】すなわちこれは本発明において、外表面が
蛇腹状を呈する配管カバー11の端部に連続して蛇腹状
を呈するようにして配管カバー11相互の接続部位を覆
う固定具本体1の開口端縁夫々に取付片3を設けたから
であり、これによって、配管類Pを保護収納するカバー
全体が蛇腹状の良好な外観体裁となり、また配管敷設面
にしっかりと固定保持できるのである。
【0023】また固定具本体1は配管カバー11の端部
に連続してあるいはその一部に重なり状となることで、
蛇腹状の固定具本体1自体が配管カバー11の蛇腹部1
2に連続的に重なり合い、固定具本体1の前後方向に配
管カバー11を移動させずに確実に保持固定するのであ
り、しかも配管カバー11に対する覆ったままの装着状
態で、取付片3によって敷設配管面に固定するから、配
管カバー11相互の接続を一層確実にし、配管カバー1
1等が敷設配管面から離反させられることなくその脱落
を阻止できるのである。
【0024】配管カバー11における蛇腹部12の切割
部13は、蛇腹部12の一部を配管カバー11の前後方
向に沿って所定幅員で平坦化し、その平坦化の部分に、
配管カバー11の外方に突出する断面でコ字状を呈する
細溝状の切開突部15を突設し、この切開突部15の奥
底部外側面に切開案内溝16を形成することで設けてあ
るから、その切開突部15の切開案内溝16によって案
内切断される例えばカッター刃等によって簡単に配管カ
バー11自体を開放状に切り離しでき、側方で開放させ
た配管カバー11自体は、既設のもの、新設のものを問
わず保護収納すべき配管類Pにその側方から直接に配置
装着でき、作業の迅速化に大きく役立つものである。
【0025】配管カバー11の前後部には、肉厚分の段
差の相違が設定されて接続部17を形成してあるから、
その段差部位で切断することで連続して配管カバー11
を配置するときに、接続部17相互の嵌め合いによって
複数の配管カバー11を体裁よく接続して連続配置で
き、蛇腹部12による撓曲自在性と相俟って任意な方向
で種々な角度で曲げて配装でき、種々な配管態様に対応
する配管類Pの保護に柔軟に対応させることができる。
【0026】一方、閉塞帯20は、切離される切割部1
3の端縁面夫々に左右側面が当接する閉塞帯片21の下
部に切割部13の内側面に当接するよう左右に張り出し
状にして内側当接部片22を突設し、同じく閉塞帯片2
1の上部に切割部13の外側面に当接するよう左右で外
側当接部片23を突設してあるから、閉塞帯20の端縁
にて切割部13の端縁に嵌め合わせスライドさせること
で、内側当接部片22、外側当接部片23による空隙内
に切割部13の接離されている左右部分をしっかりと接
合させられ、開放されている切割部13を閉塞できるの
である。すなわち配管類Pにその側方から直接に被せる
ようにして開放状態の配管カバー11によって覆うよう
にセットしても、配管カバー11自体の開放部分は閉塞
帯20によって確実に閉塞できるのである。また配管カ
バー11自体は蛇腹部12によって伸縮、撓曲自在にし
てあるから、配管類Pにおける曲がりの大小、方向その
他に追随でき、撓曲方向を問わずに配管類Pの種々な方
向の曲がり等に対応可能なものである。
【0027】更に閉塞帯20には切り離し自在なスライ
ド操作片25を一体状にして連設してあるから、この閉
塞帯20自体を切割部13に嵌め合わせた後に牽引スラ
イドさせることで、開放状態にある切割部13を閉塞連
結でき、しかも連結装着終了後では切り離すことで閉塞
帯20自体に一層の撓曲性を付与でき、配管カバー11
がいずれの方向に曲がっていてもそれに十分に対応可能
なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における使用状態の斜視
図である。
【図2】同じく縦断面図である。
【図3】同じく他の使用状態における一部省略の斜視図
である。
【図4】同じく配管カバーの横断面図である。
【図5】同じく配管カバーの要部横断面図で、その
(A)は配管カバーの切割部を切離する前のものであ
り、その(B)は閉塞帯によって閉塞したときのもので
ある。
【符号の説明】
P…配管類 1…固定具本体 2…補強縁 3…取付片 5…止めネジ 11…配管カバー 12…蛇腹部 13…切割部 15…切開突部 16…切開案内溝 17…接続部 20…閉塞帯 21…閉塞帯片 22…内側当接部片 23…外側当接
部片 25…スライド操作片 26…切離溝

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面が蛇腹状を呈する配管カバーの端
    部の蛇腹部分に連続して、あるいは一部にでも重ね合わ
    せることで連続した蛇腹状を呈するように外表面は蛇腹
    状に形成されていて、配管カバー相互の接続部位に跨っ
    て覆う断面でほぼ溝形状の固定具本体と、この固定具本
    体の開口端縁夫々に、外方に突出させて対称的に設けた
    取付片とから成ることを特徴とする可撓性配管カバー用
    接続固定具。
  2. 【請求項2】 固定具本体の開口端縁には補強縁を形成
    してある請求項1に記載の可撓性配管カバー用接続固定
    具。
  3. 【請求項3】 配管カバーは、伸縮、撓曲自在な蛇腹部
    の一側面に形成した切割部によって開閉自在になってい
    て、この開放させた切割部の左右部分に跨って撓曲自在
    な閉塞帯20を着脱自在に配装して成る請求項1または
    2に記載の可撓性配管カバー用接続固定具。
  4. 【請求項4】 配管カバーは、切割部を有する蛇腹部を
    備え、切割部は、蛇腹部の一部を配管カバーの前後方向
    に沿って所定幅員で平坦化し、この平坦部分に、蛇腹部
    の外方に突出するようにした断面でコ字状を呈する細溝
    状の切開突部を突設し、この切開突部の奥底部外側面に
    切開案内溝を形成してある請求項1また2に記載の可撓
    性配管カバー用接続固定具。
  5. 【請求項5】 配管カバーの前後部には、外径ないし外
    形幅員が少なくとも肉厚分の段差の相違が設定されてい
    て、段差部位で切断可能にしてある適数の段状に形成し
    た接続部を一体にして設けてある請求項3または4に記
    載の可撓性配管カバー用接続固定具。
  6. 【請求項6】 閉塞帯は、切離されている切割部の端縁
    面夫々に左右側面が当接する閉塞帯片に、切割部の内側
    面に当接するよう左右に張り出し状にして閉塞帯片自体
    の上部に突設した内側当接部片と、同じく切割部の外側
    面に当接するよう閉塞帯片の下部に左右で突設した外側
    当接部片とを一体状にして形成してある請求項3乃至5
    のいずれかに記載の可撓性配管カバー用接続固定具。
  7. 【請求項7】 外側当接部片は、切割部における切離さ
    れた切開突部左右における断面でL字状部分夫々を抱持
    するような断面でほぼ逆L字状を呈している請求項6記
    載の可撓性配管カバー用接続固定具。
  8. 【請求項8】 外側当接部片の外側面にはこの外側当接
    部片ないし閉塞帯片から切り離し自在にされる帯状のス
    ライド操作片を連設してある請求項6または7に記載の
    可撓性配管カバー用接続固定具。
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