JP4293436B2 - 配線、配管材の収納具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばケーブル等の配線や、電線管等の配管材を保護するために、屋外に敷設される配線、配管材の収納具に関するものである。
従来より、屋外の景観をこわさずに配管材を美しく配管したり、風雨からケーブル類の配線を保護する収納具としてケーブル収容体が使用され、このケーブル収容体はコンクリートや金属製のものが使用されていた(例えば、特許文献1参照。)。このトラフは配線、配管材を収納して保護する長尺状をなすトラフ(ベース)と、そのトラフの長さ方向に沿って形成された開口を閉塞する長尺状をなす蓋(カバー)とから形成されている。ところが、コンクリートや金属製のケーブル収容体は重量が重いという問題があったため、最近は合成樹脂製のトラフが使用されている。この合成樹脂製のトラフは、コンクリートや金属製のトラフと比較して軽量であり、運搬の負担が少なく、また作業性が良い。
特開2003−70117号公報
ところが、上記の合成樹脂製のトラフにおいて、合成樹脂製のカバーは軽量であるため、カバーに外力等が作用すると、カバーはベースの長さ方向に沿って容易に移動してしまう虞があるという問題があった。
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、カバーのベースの長さ方向に沿った移動を規制することができる配線、配管材の収納具を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、前記カバー及びベースの少なくともいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その内周面を凹部の外周面に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、前記両係合突部が前記他方の凹部の幅方向の両側における外周面に沿って係合することによって、カバー及びベースの幅方向への拡開及びカバーとベースの分離並びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線、配管材の収納具において、前記係合体には、カバー及びベースの少なくともいずれか一方の凸部の外面と同一高さとなる位置又は前記凸部の外面より外方へ突出した位置に平面部が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、かつ前記ベース及びカバーの開口側縁部には、段差部がそれぞれ形成され、前記カバー及びベースのいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その下側外面に長さ方向に延びるように突設した嵌合部を凸部の内側に凹設された内面の凹部に嵌合させ、前記嵌合部の上端面を前記段差部に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、前記各係合突部に形成された係合部が前記他方の前記段差部に係合することによって、カバーとベースの分離及びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、かつ前記ベース及びカバーの開口側縁部には、段差部がそれぞれ形成され、前記カバー及びベースのいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その内側面に長さ方向へ延びるように突設した嵌合突条を凹部の外側に嵌合させ、前記嵌合突条の両端部にそれぞれ形成した係合段部を前記段差部に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が、前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、他の係合体を前記カバー及びベースの他方に、同じく嵌合突条を凹部の外側に嵌合させ、係合段部を段差部の外面に係合させることによって取り付け、一対の係合体同士において、前記各係合突部に形成された係止溝と係止突部とが互いに係止することによって、カバー及びベースの幅方向への拡開及びカバーとベースの分離並びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の配線、配管材の収納具において、屋外に敷設された配線、配管材を保護するために、屋外に敷設されるトラフであることを要旨とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、係合体をカバー及びベースの少なくともいずれか一方の任意の位置に取り付けることにより、係合突部をカバー及びベースの少なくともいずれか一方の任意の位置に設けることができる。従って、係合突部の設けられる間隔の調整等を可能とすることができる。また、係合体が組み付けられたベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、係合突部が、他方の凹部に係合する。このため、カバー及びベースがその長さ方向へ相対的に位置ずれする方向への力が収納具に作用しても、係合突部と、その係合突部が係合した凹部を形成する面とが当接するため、カバー及びベースの長さ方向への位置ずれが防止される。
さらに、ベースに組み付けられたカバーが、べースから容易に分離してしまう不都合の発生を防止することができる。
さらにまた、ベース及びカバーの開口側の幅方向への拡開を規制することができる。従って、ベースの開口側端面とカバーの開口側端面とが接触した状態を維持して、収納具に隙間等が形成されるのを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明の作用に加え、平面部により収納具を安定した状態で敷設することができる。
請求項に記載の発明によれば、ベースに組み付けられたカバーが、べースから容易に分離してしまう不都合の発生を防止することができ、カバー及びベースの長さ方向への位置ずれが防止される。
請求項4に記載の発明によれば、ベース及びカバーの開口側の幅方向への拡開を規制することができ、ベースに組み付けられたカバーが、べースから容易に分離してしまう不都合の発生を防止することができ、カバー及びベースの長さ方向への位置ずれが防止される。
請求項に記載の発明によれば、請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の発明の作用に加え、屋外の景観をこわさずに配管材を美しく配管したり、風雨から配線を保護することができる。
本発明によれば、カバーのベースの長さ方向に沿った移動を規制することができる配線、配管材の収納具を提供することができる。
以下、本発明を具体化した配線、配管材の収納具の一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
図2に示すように、合成樹脂製の配線、配管材の収納具としてのトラフ10は、屋外の地中に敷設される配線としてのケーブルKを内部に収容して保護するために地中に埋設されるものであり、合成樹脂材料により長尺状に形成されている。図1に示すように、前記トラフ10は、合成樹脂材料製の長尺状をなすベース11と、合成樹脂材料製の長尺状をなすカバー12とを組み付けて形成されている。
図1及び図2に示すように、前記カバー12は、その長さ方向に沿って下方に開口する正断面視略逆U字状に形成されている。カバー12は連続した凹凸を有する波板状に形成され、可撓性を有し、凹凸状をなす部位において曲げやすくなっている。そして、カバー12はその外面において凸状をなす部位にそれぞれカバー凸部13が形成され、各カバー凸部13はそれぞれカバー12の周方向に沿って連続して外方へ突出するように形成されている。
また、各カバー凸部13は、それぞれカバー12の長さ方向に沿って一定の厚みを有している。即ち、カバー凸部13は、カバー12の長さ方向に延びる開口を真下に向けた状態では、上面がほぼ水平面状をなし、その水平面の両側面は真下へ平面状に延びるように形成されている。前記カバー凸部13がカバー12の長さ方向に沿って所定ピッチで複数箇所に設けられることにより、カバー12の外面において、隣接するカバー凸部13同士の間にはカバー凹部14が形成されている。各カバー凹部14はそれぞれカバー12の周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。カバー12において、前記カバー凸部13とカバー凹部14の両端面はそれぞれ同一平面状に位置している。
次いで、前記ベース11について説明すると、前記ベース11は、その長さ方向に沿って上方に開口する正断面視略U字状に形成されている。ベース11は連続した凹凸を有する波板状に形成されているため、可撓性を有し、凹凸状をなす部位において曲げやすくなっている。そして、ベース11の外面には、その凸状をなす部位にそれぞれベース凸部15が形成され、各ベース凸部15はそれぞれベース11の周方向に沿って連続して外方へ突出するように形成されている。
また、各ベース凸部15は、それぞれベース11の長さ方向に沿って一定の厚みを有している。ベース凸部15は、ベース11の長さ方向に延びる開口を真上に向けた状態では、下面がほぼ水平面状をなし、その水平面の両側面は真上へ平面状に延びるように形成されている。前記ベース凸部15がベース11の長さ方向に沿って所定ピッチで複数箇所に設けられることにより、ベース11の外面において、隣接するベース凸部15同士の間にはベース凹部16が形成されている。各ベース凹部16はそれぞれベース11の周方向に沿って円弧状に延びるように形成されている。ベース11において、前記ベース凸部15とベース凹部16の両端面はそれぞれ同一平面状に位置している。図3に示すように、前記ベース11において、ベース凹部16の下端の外面には、外方へ延びる取付突部16aが形成されている。
図3に示すように、前記カバー凹部14又はベース凹部16に取り付け可能な係合体17は、合成樹脂材料により正面視略U字状に形成されている。具体的に説明すると、合成樹脂材料製の係合体17は、同係合体17の内周面が円弧状に形成され、その内周に沿った長さは、カバー凹部14又はベース凹部16の周方向に沿った長さより長く形成されている。係合体17の両側部にはそれぞれ係合突部18が形成され、図3における各係合突部18の上端部の内側面には、係合体17の内側へ突出する係止部18aが形成されている。図3において、係合体17の下面には平面状をなす平面部Sが形成され、その平面部Sの中央部には前記取付突部16aを挿通可能とする取付孔17aが形成されている。
上記構成の係合体17は、ベース11及びカバー12の少なくともいずれか一方の凹部としての、ベース11の外面に凹設されたベース凹部16に取り付けられている。係合体17をベース凹部16に取り付けるには、ベース凹部16の外側に係合体17を装着し、さらに、前記取付孔17aに、ベース凹部16の取付突部16aを挿通する。そして、取付孔17aを通過して平面部S外面に突出した取付突部16aの先端を加熱溶融し、さらにその溶融した合成樹脂材料を平面部Sに固化させることによりに、係合体17がベース凹部16、即ちベース11に固着される。
そして、上記方法により係合体17は、図1及び図2に示すように、ベース11の長さ方向に沿って一定間隔毎又は任意の間隔毎に取り付けられている。図1に示すように、係合体17がベース凹部16に取り付けられた状態で、両係合突部18は、ベース11の幅方向の両側からベース11の開口端縁より上方へ突出し、各係止部18aもそれぞれベース11の開口端縁より上方へ突出している。また、図4に示すように、係合突部18及び平面部Sの外面はベース凸部15の外面より外方へ突出した位置に形成されている。
上記構成のカバー12とベース11において、相対向するカバー凹部14の内幅と相対向するベース凹部16の内幅は同一に設定されている。また、カバー凸部13と、ベース凸部15とは、それぞれ略同一の幅方向の寸法に形成され、前記カバー凸部13及びベース凸部15の各ピッチは同一となるように構成されている。
次に、上記ベース11及びカバー12を使用してトラフ10を形成する方法とともに、トラフ10の作用を説明する。
係合体17が取り付けられ、係合突部18を備えたベース11と、カバー12とを組み付けてトラフ10を形成するには、まず、図1に示すように、ベース11をトラフ10の敷設場所に設置する。なお、図示しない固定部材を使用してベース11を敷設場所に固定してもよい。このとき、敷設場所が平面状に形成されていると、その敷設場所に平面部Sが接面するため、ベース11は安定した状態で載置される。また、ベース11は、凹凸状をなす部位において曲げやすくなっているため、ベース11をケーブルKの配線経路に沿って若干曲げた状態で配設することが可能となる。
次に、ベース11の開口から内部にケーブルKを収容する。続いて、カバー凸部13とベース凸部15とを位置合わせし、カバー凹部14とベース凹部16とを位置合わせして、ベース11の上方からカバー12を押圧する。このとき、カバー12は、凹凸状をなす部位において曲げやすくなっているため、カバー12をベース11の曲げ状態に対応させて組み付けることが可能となる。そして、係合体17が取り付けられたベース凹部16に対応するカバー凹部14により、両係合突部18が内周面側から外方へ押圧される。さらに、カバー12が下方へ押圧されると、係合突部18は元の形状に復帰し、両係合突部18の内周面がカバー凹部14の内側面に沿うように配置される。
即ち、ベース11の幅方向における両側から延びる係合突部18がカバー凹部14の幅方向の両側における外周面に沿って係合する。その結果、図2〜図4に示すように、カバー12及びベース11の少なくともいずれか一方の凹部としてのベース凹部16に対応した他方の凹部としてのカバー凹部14の外周面に、係合突部18が係合し、ベース11とカバー12とが組み付けられてトラフ10が形成される。
トラフ10が形成された状態で、ベース11の開口側端面に、カバー12の開口側端面が当接することにより、ベース11に対するカバー12の覆蓋状態が安定する。また、ベース11のベース凸部15と、カバー12のカバー凸部13とは、略同一の寸法を有している。そのため、トラフ10はベース凸部15とカバー凸部13とにより正面視略正方形状に形成され、カバー凹部14とベース凹部16とにより正面視円形状に形成されている。
トラフ10が形成された状態で、トラフ10の長さ方向に沿って複数箇所で係合突部18がカバー凹部14に入り込んで係合している。そのため、カバー12に対して、同カバー12をベース11の長さ方向に沿って移動させるような力が作用しても、係合突部18の外面にカバー凸部13の外面が当接して、前記方向へのカバー12の移動が規制される。
また、図3に示すように、両係合突部18がカバー凹部14の幅方向における両側の外周面に沿って係合している。その係合状態では、係止部18aが、カバー凹部14の開口側より上側でカバー凹部14の外周面に係止している。そのため、係止部18aの内端同士を結んだ直線の長さはカバー凹部14の相対向する開口端同士を結んだ直線の長さより短くなっている。従って、相対向する係止部18a同士の間をカバー凹部14の開口端側が通過しにくくなり、係止部18aによりカバー12の上方への移動が規制され、係合突部18によりベース11とカバー12の分離が規制される。
加えて、両係合突部18がカバー凹部14に係合した状態では、両係合突部18は、ベース凹部16及びカバー凹部14の幅方向の両側における外周面に連続して接触している。即ち、両係合突部18及び係止部18aの内周面がベース凹部16及びカバー凹部14の幅方向における両側の外周面に圧接するように、係合突部18及び係止部18aが形成されている。そのため、それら係合突部18によってベース凹部16及びカバー凹部14の開口が、ベース11及びカバー12の幅方向に拡開するのが規制される。
上記実施形態のトラフ10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ベース凹部16に設けられた係合突部18がカバー凹部14に係合するように形成した。そのため、トラフ10の使用状態では、係合突部18とカバー凸部13との当接によりカバー12のベース11の長さ方向への移動を規制してカバー12とベース11の長さ方向への相対的な位置ずれを規制することができる。従って、カバー12が移動してトラフ10内に保護されたケーブルKが外部に晒される不都合をなくしてケーブルKを確実に保護することができる。
(2)また、係合突部18とカバー凹部14との係合箇所はトラフ10の長さ方向に沿って複数箇所に形成されているため、係合突部18とカバー凸部13とが当接する位置が多くなり、カバー12のベース11の長さ方向に沿った移動を効果的に規制することができる。
(3)係合突部18とカバー凹部14との係合により、カバー12のベース11の長さ方向に沿った移動を規制することができる。そのため、カバー12の移動を防止するために、トラフ10形成後の後加工を必要とせず、トラフ10の施工作業を容易かつ速やかに行うことができる。
(4)ベース11及びカバー12はそれぞれ長さ方向に沿って凹凸状に形成されているため、トラフ10は長さ方向に沿って凹凸状に形成される。そのため、トラフ10が長さ方向に沿って平板状に形成されている場合と比較して、トラフ10の可撓性を高めることができ、トラフ10を曲げて配設することができる。従って、ケーブルKの敷設経路にトラフ10を柔軟に対応させることができる。
(5)ベース11とは別体に形成された係合体17をベース11に取り付けて係合突部18が形成される。そのため、係合体17のベース11に対する取り付け位置を調整することにより、係合突部18を形成する位置を所望する位置に変更することができる。
(6)係合突部18によって、ベース11とカバー12とが分離するのを規制する機能と、ベース11及びカバー12の開口側の幅方向への拡開を規制する機能とを発揮することができる。従って、係合突部18により、カバー12のベース11の長さ方向への移動を規制する機能及び上記二つの機能を発揮することができ、各機能をそれぞれ別々の部材を設けて発揮させる場合と異なり、トラフ10の構造を簡易化することができる。
(7)係合突部18がカバー凹部14に係合し、係止部18aがカバー凹部14の外周面に係止することによって、カバー12がベース11の上方向に容易に外れてベース11とカバー12とが分離する不都合の発生を防止することができる。従って、トラフ10の組み付け状態を維持してケーブルKが外部に晒される不都合の発生を防止することができる。
(8)係合突部18がカバー凹部14及びベース凹部16の開口側の両側に配置されるように係合することによって、ベース11及びカバー12の開口側の幅方向への拡開を規制することができる。従って、ベース11の開口側端面とカバー12の開口側端面とが接触した状態を維持して、トラフ10に隙間等が形成されるのを防止することができる。そのため、トラフ10内に土やゴミ等が侵入するのを防止してケーブルKを保護することができる。
(9)係合体17の平面部Sによりベース11をトラフ10の敷設場所に安定した状態で設置することができる。従って、カバー12をベース11に組み付けるとき、ベース11ががたつくことなくカバー12を容易に組み付けることができる。また、トラフ10の形成後も、トラフ10をその敷設場所に安定した状態で設置することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態では、配線、配管材の収納具としてトラフ10に具体化したが、配線、配管材の収納具として屋内、例えば天井に敷設される配線としてのケーブルK、光ファイバーや配管材を保護するダクトやモールに具体化してもよい。また、配線、配管材の収納具として、屋外に設置され、配管材としてのエアコン冷媒管、ドレン管等の流体管を保護する流体管保護カバーに具体化してもよい。
・ 実施形態では、係合体17をベース11とは別体に成形し、その係合体17をベース凹部16に固着してベース11に係合突部18を形成したが、ベース11の成形時に、ベース凹部16に係合突部18を一体形成してもよい。このとき、係合突部18のみをベース凹部16の開口端から延設してもよい。また、ベース11のベース凹部16及びベース凸部15が一定間隔毎に形成されず、そのベース11の平板状をなす位置に形成された係合突部18がカバー12のカバー凹部14に係合するように形成してもよい。
・ 実施形態では、ベース11に係合体17が予め固着されたものを使用したが、トラフ10を施工する際に、ベース11に係合体17を固着して係合突部18を形成してもよい。
・ 実施形態では、係合体17を合成樹脂材料により形成したが、係合体17を金属材料により形成してもよい。
・ 実施形態では係合体17に平面部Sを形成したが、係合体17の外形形状を円弧状に形成して、平面部Sを省略してもよい。また、平面部Sに少なくとも一対の脚部を延設し、その脚部により係合体17を介してトラフ10を載置面上に支持してもよい。
・ 実施形態では、係合体17がベース凹部16に固着された状態で、平面部Sがベース凸部15の外面より外方へ突出するように形成したが、平面部Sを、同平面部Sとベース凸部15の外面とが同一高さとなる位置に形成し、平面部Sとベース凸部15の外面とを敷設場所に接面させてもよい。
・ 実施形態では係合突部18によって、ベース11とカバー12との分離の規制及びベース11とカバー12の開口側の幅方向への拡開を規制したが以下のように変更してもよい。例えば、係止部18aを省略し、係合突部18がカバー凹部14に係合した状態で、係合突部18の内周面とカバー凹部14及びベース凹部16の外周面との間に隙間が形成されるように係合突部18を形成する。そして、前記分離の規制及び拡開を規制する機能の少なくともいずれか一方を省略してもよい。
・ 実施形態では、カバー凹部14を円弧状に延びるように形成し、係合突部18の内周面も円弧状に形成して、係合突部18の内周面がカバー凹部14の外周面に沿って係合するように形成したが、以下のように変更してもよい。例えば、カバー凹部14及びベース凹部16を正面視四角形状等の多角形状に形成し、係合突部18を内周面が円弧状又は逆L字状に延びるように形成して、カバー凹部14及びベース凹部16に係合突部18が係合するように形成してもよい。このときも、係合突部18によって、ベース11とカバー12との分離の規制及びベース11とカバー12の開口側の幅方向への拡開の規制をすることができる。
・ 実施形態では、ベース11の開口側端面とカバー12の開口側端面とが接触するようにしてトラフ10を形成したが以下のように変更してもよい。カバー12の開口側を、ベース11の開口側に外嵌又は内嵌して両者を組み付けてトラフ10を形成してもよい。前記外嵌又は内嵌状態は、カバー12の幅方向における両側壁がベース11の幅方向における両側壁全体に重なるように外嵌又は内嵌していてもよく、カバー12の幅方向における両側壁の開口側端部のみがベース11の幅方向における両側壁の開口側端部に重なるように外嵌又は内嵌していてもよい。
・ 実施形態では、ベース11の外面に凹設されたベース凹部16に係合体17を固着して係合突部18を形成したが以下のように変更してもよい。ベース11及びカバー12の内面において、ベース凹部16及びカバー凹部14がそれぞれ内方へ突出することにより凸部が形成され、隣接する凸部の間に凹部が形成されている。即ち、カバー12の内面で凹部となるカバー凸部13の内側及びベース11の内面で凹部となるベース凸部15の内側の少なくともいずれか一方に係合体17を取り付けて係合突部18を形成してもよい。そして、その係合突部18を、カバー12の内面における凹部としてのカバー凸部13の内側及びベース11の内面における凹部としてのベース凸部15の内側の少なくともいずれか一方に係合してもよい。
・ 図5に示す係合体21を、ベース11の内面に凹設された凹部となるベース凸部15の内側に取付けて係合突部を設けてもよい。なお、図6及び図7に示すように、前記係合体21が取付けられる配線、配管材の収納具としてのトラフ10は、外面にベース凸部15及びベース凹部16を備えたベース11と、外面にカバー凸部13及びカバー凹部14を備えたカバー12とを組付けて形成されている。また、図7に示すように、ベース11の内面において、前記ベース凹部16が内方へ突出することにより凸部が形成され、隣接する凸部の間となるベース凸部15の内側に凹部が形成されている。一方、カバー12の内面において、前記カバー凹部14が内方へ突出することにより凸部が形成され、隣接する凸部の間となるカバー凸部13の内側に凹部が形成されている。そして、係合体21が取付けられるトラフ10は、実施形態のベース11及びカバー12よりも丸く形成されている。
また、ベース11の長さ方向に沿って延びる開口側縁部は、内方へ向かって水平に延びた後、上方へ延びるように形成され、その水平部位にはベース段差部11aが形成されている。一方、カバー12の長さ方向に沿って延びる開口側縁部は、内方へ向かって水平に延びた後、下方へ延びるように形成され、その水平部位には、カバー段差部12aが形成されている。さらに、図6に示すように、ベース11の外面において、ベース凹部16内には、視認突部16bが一定間隔おきに突設されている。
図5に示すように、前記係合体21は合成樹脂材料より正面視略U字状をなすように湾曲形成されている。この係合体21の下側外面には、その長さ方向に延びる一対の嵌合部23が外方へ突設されている。各嵌合部23の長さ方向への長さはベース凸部15のU字方向への長さより若干短く形成され、各嵌合部23はそれぞれベース凸部15の内側に嵌合可能に形成されている。また、係合体21の両端部において、前記各嵌合部23の端面にはそれぞれ係合突部24が突設され、各係合突部24の先端にはそれぞれ係合部24aが外方に向かって突設されている。
さて、上記係合体21をベース11の内側に取付けるには、まず、一対の嵌合部23を、前記視認突部16bが形成されたベース凹部16に隣接するベース凸部15の内側へ嵌合する。すると、図7に示すように、各嵌合部23の上端面と、ベース段差部11aの下面とが係合し、係合体21が、ベース11から容易に外れない状態に取付けられる。この取付状態では、係合突部24がベース11の幅方向の両側からベース11の開口端縁より上方へ突出している。
そして、係合体21が取付けられたベース11と、カバー12とを組付けてトラフ10を形成するには、まず、ケーブル(図示せず)、配管材(図示せず)等をベース11に収容する。その後、カバー凸部13とベース凸部15とを位置合わせし、カバー凹部14とベース凹部16とを位置合わせして、ベース11の上方からカバー12を押圧する。すると、カバー12の開口側縁部の内面により、両係合部24aが外面側から内方へ押圧される。さらに、係合部24aがカバー段差部12aを通過すると、係合突部24は元の形状に復帰し、両係合部24aがカバー段差部12aの上面に係合すると、カバー12とベース11が容易に分離することが規制される。その結果、ベース11とカバー12とが組み付けられてトラフ10が形成される。
そして、トラフ10の使用状態では、係合突部24の外面と、係合突部24が係合した凹部を形成する面との当接によりカバー12のベース11の長さ方向への移動を規制することができる。また、ベース11とカバー12とを分離するとき、係合体21は、視認突部16bが形成されたベース凹部16の内側に取付けられているため、係合体21の位置を速やかに確認することができる。なお、カバー12の凹部としての、カバー凸部13の内側に係合体21を取付けて係合突部24をカバー12に設けてもよく、ベース11及びカバー12の内側に係合体21を取付けてもよい。
なお、上記カバー段差部12a及びベース段差部11aを備えたトラフ10を、図8に示す係合体25を利用して形成してもよい。前記係合体25は合成樹脂材料により正面視略U字状に形成されている。また、係合体25の内側面には、係合体25の長さ方向へ延びる嵌合突条25aが突設され、嵌合突条25aの両端部には、それぞれ前記カバー段差部12aの外面又はベース段差部11aの外面に係合可能な係合段部25bが形成されている。さらに、係合体25の両端部において、同係合体25の長さ方向へ延びる両側縁部には係止溝25cが凹設され、それら係止溝25cの先端側には係止突部25dが形成されている。また、係合体25の両端において、前記係止突部25dより先端側には、カバー凹部14又はベース凹部16に係合可能な係合突部25eが形成されている。
そして、上記係合体25を二個使用してトラフ10を形成するには、まず、一方の係合体25の嵌合突条25aをベース11のベース凹部16に嵌合すると、各係合段部25bとベース段差部11aの外面とが係合し、係合体25がベース11の外面に取付けられる。この取付状態では、係合体25の両係合突部25eがベース11の幅方向の両側からベース11の開口端縁より上方へ突出している。次に、上記と同様に他方の係合体25の嵌合突条25aをカバー凹部14に嵌合し、各係合段部25bとカバー段差部12aとを係合させ、係合体25をカバー12に取付ける。この取付状態では、両係合突部25eがカバー12の幅方向の両側からカバー12の開口端縁より下方へ突出している。そして、ケーブル(図示せず)、配管材(図示せず)等をベース11に収容した後、カバー凸部13とベース凸部15とを位置合わせし、カバー凹部14とベース凹部16とを位置合わせするとともに、一対の係合体25の位置をずらしてベース11の上方からカバー12を押圧する。
すると、図9及び図10に示すように、ベース11に取付けられた係合体25の係合突部25eにおける嵌合突条25aがカバー凹部14に係合し、カバー12に取り付けられた係合体25の係合突部25eにおける嵌合突条25aがベース凹部16に係合する。その結果、ベース11とカバー12とが組み付けられてトラフ10が形成される。また、一対の係合体25同士において、係止溝25cと係止突部25dとが互いに係止しあうため、カバー12とベース11とが容易に分離することが規制される。そして、トラフ10の使用状態では、各係合突部25eの外面と、カバー凸部13及びベース凸部15の外面との当接によりカバー12のベース11の長さ方向への移動を規制することができる。
・ 実施形態では、ベース11のベース凹部16に係合突部18を形成したが、さらにカバー12のカバー凹部14に係合体17を取り付けて係合突部18を形成する。そして、ベース11の係合突部18をカバー凹部14に係合し、カバー12の係合突部18をベース凹部16に係合してもよい。このとき、平面部Sがベース凸部15及びカバー凸部13の外面と同一高さとなるように、同平面部Sを係合体17に形成してもよい。
・ ベース11の係合体17及び係合突部18を省略して、係合体17をカバー12のカバー凹部14のみに取り付けて、係合突部18をベース11のベース凹部16に係合してもよい。このとき、平面部Sがカバー凸部13の外面と同一高さとなるように、同平面部Sを係合体17に形成してもよい。
・ 実施形態において、カバー凸部13及びベース凸部15の各ピッチが同一となるように形成したが、以下のように変更してもよい。例えば、ベース凸部15のピッチが、カバー凸部13のピッチの2倍であって、一定長におけるベース11とカバー12の各凸部の数に相違があってもよい。即ち、ベース11におけるベース凸部15のピッチが、カバー12のカバー凸部13のピッチの整数倍であればよい。なお、係合突部18がベース凹部16及びカバー凹部14の少なくともいずれか一方に係合するのであれば、ベース凸部15のピッチが、カバー凸部13のピッチの整数倍でなくてもよい。
・ 実施形態では、トラフ10の正面視において、カバー凸部13とベース凸部15の組付け状態が四角形状となり、カバー凹部14とベース凹部16の組付け状態が円弧状となるようにベース11及びカバー12に形成したが以下のように変更してもよい。即ち、トラフ10の正面視において、カバー凸部13とベース凸部15の組付け状態が円形状となり、カバー凹部14とベース凹部16の組付け状態も円形状となるようにベース11及びカバー12を形成してもよい。このとき、トラフ10の敷設場所に載置されると、カバー凸部13又はベース凸部15により、トラフ10が不安定な状態で載置されることになるが、係合体17の平面部Sによりトラフ10を敷設場所に安定して載置することができる。又はトラフ10の正面視において、カバー凸部13とベース凸部15の組付け状態が四角形状となり、カバー凹部14とベース凹部16の組付け状態が四角形状となるようにベース11及びカバー12を形成してもよい。さらに、トラフ10の正面視において、カバー凸部13とベース凸部15の組付け状態が円形状となり、カバー凹部14とベース凹部16の組付け状態が四角形状となるようにベース11及びカバー12を形成してもよい。加えて、トラフ10の正面視において、カバー凸部13とベース凸部15の組付け状態が多角形状となり、カバー凹部14とベース凹部16の組付け状態が円形状又は多角形状となるようにベース11及びカバー12を形成してもよい。
実施形態のトラフを示す分解斜視図。 実施形態のトラフを示す斜視図。 実施形態のトラフを示す図2の3−3線断面図。 実施形態のトラフを示す側面図。 別例の係合体を示す斜視図。 別例の係合体を使用して形成されたトラフを示す側面図。 別例の係合体を使用して形成されたトラフを示す断面図。 別例の係合体を示す斜視図。 別例の係合体を使用して形成されたトラフを示す側面図。 別例の係合体を使用して形成されたトラフを示す断面図
符号の説明
K…配線としてのケーブル、S…平面部、10,31…配線、配管材の収納具としてのトラフ、11,32…ベース、12,33…カバー、13…凸部としてのカバー凸部、14,33b…凹部としてのカバー凹部、15,32a…凸部としてのベース凸部、16,32b…凹部としてのベース凹部、17,21,25,30…係合体、18,24,25e,30b…係合突部、23…嵌合部、24a…係合部、30a…第1係止段部、30d…第2係止段部。

Claims (5)

  1. 配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、
    長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、
    前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、
    前記カバー及びベースの少なくともいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その内周面を凹部の外周面に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、前記両係合突部が前記他方の凹部の幅方向の両側における外周面に沿って係合することによって、カバー及びベースの幅方向への拡開及びカバーとベースの分離並びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを特徴とする配線、配管材の収納具。
  2. 前記係合体には、カバー及びベースの少なくともいずれか一方の凸部の外面と同一高さとなる位置又は前記凸部の外面より外方へ突出した位置に平面部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線、配管材の収納具。
  3. 配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、
    長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、
    前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、かつ前記ベース及びカバーの開口側縁部には、段差部がそれぞれ形成され、
    前記カバー及びベースのいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その下側外面に長さ方向に延びるように突設した嵌合部を凸部の内側に凹設された内面の凹部に嵌合させ、前記嵌合部の上端面を前記段差部に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、前記各係合突部に形成された係合部が前記他方の前記段差部に係合することによって、カバーとベースの分離及びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを特徴とする配線、配管材の収納具。
  4. 配線、配管材を内部に収納して保護する合成樹脂製の収納具であって、
    長さ方向に沿って延びる開口を有し、前記配線、配管材を収納するベースと、当該ベースの開口を閉鎖すべく同ベースに組み付けられるカバーとから形成され、
    前記ベース及びカバーにはそれらベース及びカバーの周方向に沿って延びる凸部が当該ベース及びカバーの長さ方向に沿って複数箇所に形成されているとともに、隣接する凸部同士の間に凹部が前記ベース及びカバーの周方向に沿って延びるように形成され、かつ前記ベース及びカバーの開口側縁部には、段差部がそれぞれ形成され、
    前記カバー及びベースのいずれか一方には、別体からなり正面視略U字状に形成され、両側部にそれぞれ係合突部を設けた係合体が、その内側面に長さ方向へ延びるように突設した嵌合突条を凹部の外側に嵌合させ、前記嵌合突条の両端部にそれぞれ形成した係合段部を前記段差部に係合させて取り付けられることにより、前記両係合突部が、前記カバー及びベースのいずれか一方の開口端縁より上方又は下方へ突出し、前記係合体が組み付けられた前記ベース及びカバーのいずれか一方と他方の組み付け時に、他の係合体を前記カバー及びベースの他方に、同じく嵌合突条を凹部の外側に嵌合させ、係合段部を段差部の外面に係合させることによって取り付け、一対の係合体同士において、前記各係合突部に形成された係止溝と係止突部とが互いに係止することによって、カバー及びベースの幅方向への拡開及びカバーとベースの分離並びにカバーのベースの長さ方向へ沿った移動が規制されることを特徴とする配線、配管材の収納具。
  5. 屋外に敷設された配線、配管材を保護するために、屋外に敷設されるトラフであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の配線、配管材の収納具。
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