JP4631675B2 - 保護カバーの接続構造 - Google Patents

保護カバーの接続構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4631675B2
JP4631675B2 JP2005345935A JP2005345935A JP4631675B2 JP 4631675 B2 JP4631675 B2 JP 4631675B2 JP 2005345935 A JP2005345935 A JP 2005345935A JP 2005345935 A JP2005345935 A JP 2005345935A JP 4631675 B2 JP4631675 B2 JP 4631675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cover
joint
side walls
main body
body member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005345935A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007147043A (ja
Inventor
隆則 宮垣
敏泰 中積
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005345935A priority Critical patent/JP4631675B2/ja
Publication of JP2007147043A publication Critical patent/JP2007147043A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4631675B2 publication Critical patent/JP4631675B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

本発明は、壁面に沿って配索される管状体や配線等の配索体の外側を覆う保護カバーの接続構造に関する。
エアコンは室外機と室内機とを冷媒管で接続して冷媒を循環させるようになっており、一般に冷媒管は室外機から外壁に沿って室内機の配置部分まで配索した後、その外壁を貫通して室内機へと案内されるが、そのとき、室外および室内の壁面に沿って配索される冷媒管を保護カバーによって覆う場合がある。
保護カバーは、冷媒管の一般部分を覆うカバー本体部材(第2収容部)と、そのカバー本体部材どうしを接続するカバー継手部材(第1収容部)と、を備えて構成され、カバー本体部材の接続端部の外側をカバー継手部材の接続口に嵌合してそれぞれを繋ぐようになっている。
例えば、外壁の配管取出口から取り出した冷媒管は壁面に沿わせるように屈曲されるが、その屈曲部分をカバー継手部材で覆い、そのカバー継手部材に接続したカバー本体部材によって壁面に沿わせた冷媒管を覆うようになっており、そのとき、カバー本体部材の接続端部の外側をカバー継手部材の内側に差し込んで繋げてある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−179783号公報(第3頁、第1,2図)
しかしながら、上記従来の保護カバーの接続構造では、カバー継手部材は側壁全体が均等な厚さに形成されており、そのカバー継手部材の接続口内側にカバー本体部材の接続端部を差し込んだ際に、それらカバー本体部材とカバー継手部材との間にカバー継手部材の肉厚分の段差が形成されて外観上の見栄えが悪くなり、ひいては保護カバーの商品価値が低下してしまう。
かと言って、上記段差を小さくすべくカバー継手部材の肉厚を全体的に薄くすると、カバー継手部材の強度が低下してしまう。
そこで、本発明はカバー継手部材に必要な強度を確保しつつ、カバー本体部分との接続部分の段差を極力小さくできる保護カバーの接続構造を得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、壁面に沿って配索される配索体の外側を覆い、その外側面が長手方向に段差の無い滑面状または蛇腹状となったカバー本体部材と、当該カバー本体部材の接続端部に設けられるカバー継手部材と、を備える保護カバーの接続構造において、前記カバー継手部材のカバー本体部材を嵌合する接続口の内側を端縁から一定区間凹設して薄肉部と厚肉部とを形成し、前記外側面が滑面状となったカバー本体部材の端末を突き当てるとともに前記外側面が蛇腹状となったカバー本体部材の蛇腹溝を係合する突起部を、当該薄肉部の内側面に形成し、前記カバー継手部材が相互に分割可能な継手側ベース部と継手側カバー部とによって構成され、前記継手側ベース部は、壁面に取り付けられる底壁と、その底壁の両側から立ち上がる両側壁と、によって断面略逆U字状に形成されるとともに、前記継手側カバー部は、前記薄肉部と厚肉部を有し、前記継手側ベース部の両側壁の外側に重なり合う両側壁と、これら両側壁を連結する天井壁と、によって断面略U字状に形成され、前記継手側カバー部の両側壁の前記厚肉部に前記継手側ベース部の両側壁にそれぞれ嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、接続口の内側に薄肉部を形成したため、肉厚が薄くなっている分、カバー本体部材の接続端部をカバー継手部材の接続口の内側に嵌合した際に、カバー本体部材とカバー継手部材との間の段差が小さくなって、外観上の見栄えを向上することができる。
このとき、上記薄肉部はカバー本体部材を嵌合するに十分かつ必要な幅をもって形成されているため、当該薄肉部の形成部分以外の一般部分はカバー継手部材の肉厚を厚く形成できるようになり、カバー継手部材の強度を確保することができる。
また、上記薄肉部の内側面に突起部を形成したので、カバー本体部材の外側面が滑面状である場合は、そのカバー本体部材の端末を上記突起部に突き当てることにより、また、カバー本体部材の外側面が蛇腹状である場合は、その蛇腹溝を上記突起部に係合させることにより、カバー本体部材をカバー継手部材に対して接続方向に確実に位置決めすることができる。
さらに、上記突起部が補強部分となって薄肉部の強度を高めることができるという利点もある。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
(第1実施形態)図1は、壁面の取出口を覆うカバー継手部材と外側面が滑面状となったカバー本体部材との接続部分を示す分解斜視図、図2は、図1中A−A線に沿った拡大断面図、図3は、壁面の取出口を覆うカバー継手部材を表側から見た分解斜視図、図4は、壁面の取出口を覆うカバー継手部材を裏側から見た分解斜視図であり、図5は、外側面が蛇腹状となったカバー本体部材の斜視図、図6は、図4中B部の拡大断面図である。
本実施形態にかかる保護カバー10は、図1に示すように、エアコンの室外機と室内機とを接続する冷媒循環用の配索体としての冷媒管1を覆うものとして構成される。冷媒管1は、室外または室内の壁面に沿って配索されており、壁面に取り付けた保護カバー10によって保持される。なお、冷媒管1の外側には断熱材2が巻かれている。
保護カバー10は、冷媒管1の一般部分を覆うカバー本体部材11と、そのカバー本体部材11の接続端部11aの外側を嵌合してカバー本体部材11を繋ぐカバー継手部材12と、を備えて構成される。
カバー本体部材11は、図2に示すように、相互に分割可能な本体側ベース部13と本体側カバー部14とによって構成され、本体側ベース部13は、壁面に取り付けられる底壁13aと、その底壁13aの両側から立ち上がる両側壁13b,13cと、によって断面略U字状に形成されるとともに、本体側カバー部14は、両側壁13b,13cの外側に重なり合う両側壁14a,14bと、これら両側壁14a,14bを連結する天井壁14cと、によって断面略逆U字状に形成される。
そして、本体側ベース部13の両側壁13b,13cの外側に、本体側カバー部14の両側壁14a,14bを被せることにより、カバー本体部材11は断面矩形状となる閉断面のダクト状に組み立てられる。
カバー継手部材12は、図3に示すように、相互に分割可能な継手側ベース部15と継手側カバー部16とによって構成され、継手側ベース部15は、図4にも示すように、壁面に取り付けられる底壁15aと、その底壁15aの両側から立ち上がる両側壁15b,15cと、によって断面略U字状に形成されるとともに、継手側カバー部16は、両側壁15b,15cの外側に重なり合う両側壁16a,16bと、これら両側壁16a,16bを連結する天井壁16cと、によって断面略逆U字状に形成される。
そして、継手側ベース部15の両側壁15b,15cの外側に、継手側カバー部16の両側壁16a,16bを被せることにより、カバー継手部材12は断面矩形状の枠体として組み立てられ、その一端側(図中下側)にはカバー本体部材11の接続口12Aが設けられる。
また、本実施形態ではカバー継手部材12は、図1に示すように、壁面に形成された冷媒管1の取出口3を覆うようになっており、接続口12Aに対向する図中上方の端部は閉塞端16dとなっている。
そして、継手側カバー部16の閉塞端16d側には、図4に示すように、両側壁16a,16bおよび閉塞端16dの壁面側先端部に亘って外周が円形状となる取出口覆い部16eが形成される一方、継手側ベース部15の底壁15aでは、取出口3に対応する部分が切除(切除部分15d)されている。
カバー本体部材11は、図1に示すように、予め提供される長尺の状態若しくは壁面に配索される冷媒管1の長さに応じて、現場で適宜長さL1に切断して使用される一方、カバー継手部材12は、取出口3を覆いつつカバー本体部材11を接続するに必要な所定長さL2をもって形成される。
本体側ベース部13の両側壁13b,13cの内面には、図2に示すように、それら側壁13b,13cの起立方向中間部に位置して長さ方向(紙面表裏方向)に連続する凸部13dが形成されるとともに、本体側カバー部14の両側壁14a,14bの内面には、凸部13dに対応する位置に凹部14dが形成され、本体側ベース部13に本体側カバー部14を嵌合して組み付ける際に、凸部13dと凹部14dが互いに嵌合して抜止めされる。
継手側ベース部15の両側壁15b,15cの長さ方向両端部外側には、図3,図4に示すように、それらの起立方向に延びる浅い溝部20がそれぞれ形成されるとともに、継手側カバー部16の両側壁16a,16bの内側には、溝部20に嵌合される凸部21および一方の凸部21に対応してストッパー22が突設される。
そして、継手側ベース部15に継手側カバー部16を嵌合して組み付ける際に、溝部20が凸部21にガイドされつつ押し込まれるとともに、組み付け完了時に両側壁15b,15cの先端がストッパー22に当接して位置決めされ、凸部21が溝部20の形成終端23に係合して抜止めされる。
また、図1に示すように、本体側ベース部13の底壁13aの幅方向中央部には、長さ方向に適宜間隔をもって取付穴24が形成されるとともに、継手側ベース部15の底壁15aに取付穴25が形成され、それら取付穴24,25に挿通したビス等の締結部材を介して本体側ベース部13および継手側ベース部15を壁面に取り付けるようになっている。
さらに、図1に示すように、本体側カバー部14の天井壁14cおよび継手側カバー部16の天井壁16cのそれぞれの表面には、長さ方向に連続する縦縞状のトレッド17が形成され、このトレッド17によって作業上の滑り止めと意匠効果の向上が図られる。
トレッド17は、図6に示すように、曲率半径の大きな円弧状凹部17aを幅方向に複数並設して形成され、それぞれの円弧状凹部17aの境界部には角の有る稜線17bが形成されるとともに、図2に示すように、トレッド17は幅方向中央部の所定範囲S1に形成され、その形成範囲S1は両側の無形成範囲S2よりも十分に広く設定される。そして、このようにトレッド17を円弧状に形成したことで、トレッド17内に塵芥や汚れ等が残存しにくくなる上、掃除しやすくなるという利点がある。
ところで、カバー本体部材11は、図1,図2に示すように、本体側ベース部13と本体側カバー部14とを結合することにより外側面が段差の無い滑面状となる断面矩形状に形成されるが、この滑面状のカバー本体部材11に代えて、図5に示すように外側面が蛇腹状に形成されたカバー本体部材18が必要に応じて用いられる。
すなわち、蛇腹状のカバー本体部材18は、その外側面を形成する底壁18aと両側壁18b,18cと天井壁18dが断面矩形状を成して一体に形成され、それら外側面18a〜18dの周方向に連続した蛇腹溝19aを形成することにより蛇腹部分19となり、その蛇腹部分19によってカバー本体部材18に可撓性を与えてある。
また、図1に示すように、カバー継手部材12の底壁15aからカバー本体部材11の接続方向、つまり接続口12Aから突出するように舌状突出部30を突設するとともに、カバー本体部材11の底壁13aに舌状突出部30を嵌合する凹部31を形成し、舌状突出部30を凹部31に差し込むようになっている。
もちろん、蛇腹状のカバー本体部材18にあっても、図5に示すように、底壁18aに舌状突出部30を嵌合する凹部32が形成され、その凹部32に舌状突出部30が差し込まれる。凹部31および凹部32は、カバー本体部材11,18の長さ方向に連続した溝状として形成される。
このように舌状突出部30が凹部31,32に差し込まれることにより、カバー本体部材11,18の底壁13a,18aとカバー継手部材12の底壁15aとの面位置を整合して、それら底壁13a,18aおよび底壁15aが全体的に壁面に当接できるようになっている。
また、舌状突出部30の両側部分、つまり、本実施形態では一対設けられた舌状突出部30の幅方向外側部分に、カバー本体部材11,18を現場で切断した際の端末切断面の凹凸や、傾斜(幅方向に対する傾き)、寸法誤差等を吸収する切欠凹部33を形成してある。
ここで、本実施形態では、図4に示すように、カバー継手部材12のカバー本体部材11,18を嵌合する接続口12Aの内側に、端縁からカバー本体部材11,18を嵌合するに十分かつ必要な幅Wをもって薄肉部100を形成し、その薄肉部100の内側面に、外側面が滑面状となったカバー本体部材11の端末を突き当てるとともに蛇腹状となったカバー本体部材18の蛇腹溝19aを係合する突起部110を形成してある。
すなわち、薄肉部100は、カバー継手部材12の継手側カバー部16の両側壁16a,16bおよび天井壁16cの接続口12A側端部に形成されるとともに、舌状突出部30の基端部に形成される。
このとき、幅Wは、例えば、蛇腹部分19の4〜5山相当の長さ分、確保される。また、薄肉部100の形成始端となる段差部100aと突起部110との間に、カバー本体部材18の接続端部の蛇腹部分19を所定幅(1〜2山)に亘って配置できる間隔W1が設けられる。
したがって、本実施形態の保護カバー10にあっては、冷媒管1を取出口3から外方に取り出す際には、図1に示すように、予めその取出口3の取り出し側の壁面に継手側ベース部15を取り付けておくとともに、舌状突出部30を凹部31に差し込みつつ継手側ベース部15に本体側ベース部13を繋げて壁面に取り付けておく。
そして、それら継手側ベース部15および本体側ベース部13の断面U字状内に、取出口3から取り出した冷媒管1を収納するようにして配索し、本体側ベース部13に本体側カバー部14を被せた後、継手側ベース部15に継手側カバー部16を被せる。
以上の構成により、本実施形態にかかる保護カバーの接続構造によれば、カバー継手部材12のカバー本体部材11,18を嵌合する接続口12Aの内側を、カバー本体部材11,18を嵌合するに十分かつ必要な幅Wをもって凹設して、薄肉部100を形成したので、カバー本体部材11,18の接続端部をカバー継手部材12の接続口12Aの内側に嵌合した際に、肉厚が薄くなっている分、カバー本体部材11,18とカバー継手部材12との間の段差を小さくすることが可能となり、外観上の見栄えを向上することができる。
また、薄肉部100は、カバー本体部材11,18を嵌合するに十分かつ必要な幅Wをもって形成されているため、当該薄肉部100の形成部分以外の一般部分はカバー継手部材12の肉厚を厚く形成できるようになり、カバー継手部材12の強度を十分に確保することができる。
さらに、薄肉部100の内側面に突起部110を形成したので、外側面が滑面状であるカバー本体部材11の場合は、そのカバー本体部材11の端末を突起部110に突き当てることにより、また、外側面が蛇腹状であるカバー本体部材18の場合は、その蛇腹溝19aを突起部110に係合させることにより、それらカバー本体部材11,18をカバー継手部材12に対して接続方向に確実に位置決めできる。
さらにまた、突起部110が補強部分となって薄肉部100の強度を高めることができる。
(第2実施形態)図7は、カバー継手部材の斜視図、図8は、カバー継手部材を表側から見た分解斜視図、図9は、カバー継手部材を裏側から見た分解斜視図である。なお、本実施形態にかかる保護カバーの接続構造は、第1実施形態にかかる保護カバーの接続構造と同様の構成要素を備える。よって、以下では、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態では、カバー本体部材11,18(図1,図5参照)を直線状に繋ぐカバー継手部材40を例示している。このカバー継手部材40は、第1実施形態と同様に相互に分割可能な継手側ベース部41と継手側カバー部42とによって構成され、継手側ベース部41は、図8に示すように、壁面に取り付けられる底壁41aと、その底壁41aの両側から立ち上がる両側壁41b,41cと、によって断面略U字状に形成されるとともに、継手側カバー部42は、両側壁41b,41cの外側に重なり合う両側壁42a,42bと、これら両側壁42a,42bを連結する天井壁42cと、によって断面略逆U字状に形成される。
そして、継手側ベース部41の両側壁41b,41cの外側に、継手側カバー部42の両側壁42a,42bを被せることにより、カバー継手部材40は矩形状の枠体として組み立てられ、長さ方向両端部に設けられる接続口40A,40Bにカバー本体部材11(図1参照)またはカバー本体部材18(図3参照)の接続端部外側が嵌合される。
継手側ベース部41の両側壁41b,41cの外側には、図8に示すように、それらの起立方向に延びる浅い溝部20がそれぞれ形成されるとともに、継手側カバー部42の両側壁42a,42bの内側には、溝部20に嵌合される凸部21およびストッパー22が突設され、継手側ベース部41に継手側カバー部42を嵌合して組み付ける際に、溝部20が凸部21にガイドされつつ押し込まれるとともに、組み付け完了時に両側壁41b,41cの先端がストッパー22に当接して位置決めされ、凸部21が溝部20の形成終端部に設けた凹部23aに係合して抜止めされる。
そして、本実施形態にあっても、第1実施形態のカバー継手部材12と同様に、図9に示すように、カバー継手部材40の接続口40A,40B(図7参照)の内側に端縁から所定幅Wをもって薄肉部100を形成するとともに、その薄肉部100の内側面に突起部110を形成し、その突起部110に滑面状となったカバー本体部材11の端末を突き当てるとともに、蛇腹状となったカバー本体部材18の蛇腹溝19aを係合するようになっている。
すなわち、本実施形態にあっても、薄肉部100は、図9に示すように、カバー継手部材40の継手側カバー部42の両側壁42a,42bおよび天井壁42cの接続口40A,40B側端部に形成されるとともに、図8に示すように、舌状突出部30の基端部に形成される。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、接続口40A,40Bの内側に形成した薄肉部100によって、カバー本体部材11,18とカバー継手部材40との間の段差を小さくして外観上の見栄えを向上できるとともに、カバー継手部材40の一般部分の肉厚を厚く形成できるようになり、そのカバー継手部材40の強度を十分に確保することができる。
また、突起部110によって薄肉部100の強度を高めることができる上、カバー本体部材11,18をカバー継手部材40に対して接続方向により確実に位置決めすることができる。
(第3実施形態)図10は、カバー継手部材の斜視図、図11は、カバー継手部材を表側から見た分解斜視図、図12は、カバー継手部材を裏側から見た分解斜視図である。なお、本実施形態にかかる保護カバーの接続構造は、第1実施形態にかかる保護カバーの接続構造と同様の構成要素を備える。よって、以下では、それら同様の構成要素については共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態では、カバー本体部材11,18(図1,図5参照)をL字状に繋ぐカバー継手部材50を例示している。このカバー継手部材50は、第1実施形態と同様に、相互に分割可能な継手側ベース部51と継手側カバー部52とによって構成され、継手側ベース部51は、図11,図12に示すように、壁面に取り付けられる略矩形状の底壁51aと、その底壁51aの隣り合う2辺とそれらに対向した角部から立ち上がる平面状の側壁51b,51cおよび断面く字状の側壁51dと、によって形成される。
また、継手側カバー部52は、側壁51b,51cの外側に重なり合う平面状の側壁52a,52bおよび側壁51dの外側に重なり合う断面く字状の側壁52cと、これら側壁52a〜52cを連結する天井壁52dと、によって形成される。
そして、継手側ベース部51の側壁51b〜51dの外側に、継手側カバー部52の側壁52a〜52cを被せることにより、カバー継手部材50は接続口50A,50Bが隣接するL字状の枠体として組み立てられ、それら接続口50A,50Bにカバー本体部材11(図1参照)またはカバー本体部材18(図3参照)の接続端部外側が嵌合される。
また、本実施形態にあっても、第2実施形態と同様に、継手側ベース部51の側壁51b〜51dの外側に起立方向に延びる浅い溝部20および形成終端部の凹部23aが形成されるとともに、継手側カバー部52の側壁52a〜52cの内面に凸部21およびストッパー22が突設される。
そして、本実施形態にあっても、第1実施形態のカバー継手部材12と同様に、図12に示すように、カバー継手部材50の接続口50A,50B(図10参照)の内側に端縁から所定幅Wをもって薄肉部100を形成するとともに、その薄肉部100の内側面に突起部110を形成し、その突起部110に滑面状となったカバー本体部材11の端末を突き当てるとともに、蛇腹状となったカバー本体部材18の蛇腹溝19aを係合するようになっている。
したがって、本実施形態によれば、第1,第2実施形態と同様に、接続口50A,50Bの内側に薄肉部100を形成したことによって、カバー本体部材11,18とカバー継手部材50との間の段差を小さくして外観上の見栄えを向上できるとともに、カバー継手部材50の一般部分の肉厚を厚く形成して強度を十分に確保することができ、かつ、突起部110によって薄肉部100の強度を高めることができるとともに、カバー本体部材11,18を確実に位置決めできる。
以上、本発明を上記第1〜第3実施形態に例をとって説明したが、本発明はこれら実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
例えば、上記各実施形態では、冷媒管1を配索体としてこれを保護カバー10で覆った場合を示したが、本発明の保護カバーはその他の管状体や配線等の配索体にあっても適用することができ、また、突起部110は連続形成することなく適宜間隔を設けて断続的に形成することもできる。
本発明の第1実施形態における壁面の取出口を覆うカバー継手部材と外側面が滑面状となったカバー本体部材との接続部分を示す分解斜視図。 図1中A−A線に沿った拡大断面図。 本発明の第1実施形態における壁面の取出口を覆うカバー継手部材を表側から見た分解斜視図。 本発明の第1実施形態における壁面の取出口を覆うカバー継手部材を裏側から見た分解斜視図。 本発明の第1実施形態における外側面が蛇腹状となったカバー本体部材の斜視図。 図4中B部の拡大断面図。 本発明の第2実施形態におけるカバー継手部材の斜視図。 本発明の第2実施形態におけるカバー継手部材を表側から見た分解斜視図。 本発明の第2実施形態におけるカバー継手部材を裏側から見た分解斜視図。 本発明の第3実施形態におけるカバー継手部材の斜視図。 本発明の第3実施形態におけるカバー継手部材を表側から見た分解斜視図。 本発明の第3実施形態におけるカバー継手部材を裏側から見た分解斜視図。
符号の説明
1 冷媒管(配索体)
10 保護カバー
11 外側面が滑面状となるカバー本体部材
12,40,50 カバー継手部材
12A,40A,40B,50A,50B 接続口
18 蛇腹状となったカバー本体部材
19a 蛇腹溝
100 薄肉部
110 突起部

Claims (1)

  1. 壁面に沿って配索される配索体の外側を覆い、その外側面が長手方向に段差の無い滑面状または蛇腹状となったカバー本体部材と、当該カバー本体部材の接続端部に設けられるカバー継手部材と、を備える保護カバーの接続構造において、
    前記カバー継手部材のカバー本体部材を嵌合する接続口の内側を端縁から一定区間凹設して薄肉部と厚肉部とを形成し、前記外側面が滑面状となったカバー本体部材の端末を突き当てるとともに前記外側面が蛇腹状となったカバー本体部材の蛇腹溝を係合する突起部を、当該薄肉部の内側面に形成し、
    前記カバー継手部材が相互に分割可能な継手側ベース部と継手側カバー部とによって構成され、
    前記継手側ベース部は、壁面に取り付けられる底壁と、その底壁の両側から立ち上がる両側壁と、によって断面略逆U字状に形成されるとともに、前記継手側カバー部は、前記薄肉部と厚肉部を有し、前記継手側ベース部の両側壁の外側に重なり合う両側壁と、これら両側壁を連結する天井壁と、によって断面略U字状に形成され、
    前記継手側カバー部の両側壁の前記厚肉部に前記継手側ベース部の両側壁にそれぞれ嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする保護カバーの接続構造。
JP2005345935A 2005-11-30 2005-11-30 保護カバーの接続構造 Active JP4631675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005345935A JP4631675B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 保護カバーの接続構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005345935A JP4631675B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 保護カバーの接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007147043A JP2007147043A (ja) 2007-06-14
JP4631675B2 true JP4631675B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=38208674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005345935A Active JP4631675B2 (ja) 2005-11-30 2005-11-30 保護カバーの接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4631675B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6181566B2 (ja) * 2014-01-28 2017-08-16 倉敷化工株式会社 コネクタカバー
JP6803300B2 (ja) * 2017-06-23 2020-12-23 未来工業株式会社 保護カバー、配線・配管材の保護装置、及び、保護構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736541U (ja) * 1993-12-03 1995-07-04 アロン化成株式会社 トラフ接続構造
JP2002213681A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体カバーの接続部
JP2002310337A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Matsushita Electric Works Ltd 管材保持具

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0736541U (ja) * 1993-12-03 1995-07-04 アロン化成株式会社 トラフ接続構造
JP2002213681A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 長尺体カバーの接続部
JP2002310337A (ja) * 2001-04-06 2002-10-23 Matsushita Electric Works Ltd 管材保持具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007147043A (ja) 2007-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4631677B2 (ja) コーナー部の保護カバー
JP4631675B2 (ja) 保護カバーの接続構造
JP4650674B2 (ja) 配管カバー部材
JP4631674B2 (ja) 保護カバーの接続構造
JP2007146471A (ja) 窓接続枠
JPH0996173A (ja) 窓接続枠
JP2019190689A (ja) 入隅部用保護カバー、入隅部用保護カバーの組付け構造、及び設置構造
KR20190096916A (ko) 건축용 외장 패널 및 그 조립 구조
JP3645070B2 (ja) エアコン用冷媒管の壁貫通部に対する保護カバー
JP4525575B2 (ja) 保護カバーの収納構造
JP3748768B2 (ja) 配線・配管材の付属カバー
KR20190096914A (ko) 건축용 외장 패널 및 그 조립 구조
JP3860985B2 (ja) エアコン用冷媒管の付属カバー
JP2003160984A (ja) パネル及びパネル用外周端面部材
JP3141831B2 (ja) ダクト内配管の分岐用接続部材
JP3549686B2 (ja) エアコン用冷媒管の付属保護カバー
JP4771873B2 (ja) 防音シート体
JP4619743B2 (ja) 配管穴被覆構造
KR20070023038A (ko) 에어크리너와 에어덕트의 연결구조
JP2000129839A (ja) 枠のコーナ構造
JP2002267090A (ja) 可撓性配管カバー用接続固定具
JP4857492B2 (ja) 通気溝付き断熱材
JP2000055290A (ja) ダクト連結構造
JP3093060B2 (ja) 建物の外壁用モール
JP2004009856A (ja) グラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100617

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101019

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4631675

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3