JP3549686B2 - エアコン用冷媒管の付属保護カバー - Google Patents

エアコン用冷媒管の付属保護カバー Download PDF

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    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空中部に配置される直状保護カバーと接続されて、部分的に空中部に配管されるエアコン用冷媒管を内部に収容して保護するための付属保護カバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
建物壁に沿って配管されたエアコン用冷媒管を内部に収容して保護するには、直線状をした直状保護カバー(以下、「直状カバー」という)と、屈曲部、出隅部、或いは入隅部において直状カバーどうしを接続するための付属保護カバー(以下、「付属カバー」という)との2種類の保護カバーが使用される。
【0003】
この2種類の保護カバーは、いずれも基台と、該基台に結合される蓋体とからなって、いずれの基台も壁面に密着固定して使用される。よって、冷媒管が配管される部分の壁面に雨樋などの障害物がある場合には、冷媒管は、部分的に空中配管される。この壁面における障害物がある部分には、保護管の基台を固定できないために、部分的に空中配管された冷媒管は、当該部分のみが露出状態となることがあり、冷媒管が部分的に保護されないと共に、外観も悪くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、壁面に障害物があって、部分的に空中配管されたエアコン用冷媒管の空中配管部を保護カバーにより保護可能にすることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するための請求項1の発明は、内部にエアコン用冷媒管を収容すべく相互に結合される基台と蓋体とから成り、空中部に配置される直状保護カバーと接続されるエアコン用冷媒管の付属保護カバーであって、前記基台及び蓋体は、配管方向に沿って屈曲されていて、前記基台は、前記直状保護カバーを前記空中部で保持すべく配管状態で前記空中部に配置される保持部を備え、該保持部を介して前記直状保護カバーが接続されることを、その特徴としている。また、請求項5の発明は、同様のエアコン用冷媒管の付属保護カバーであって、前記基台及び蓋体は、配管方向に沿った二箇所で逆方向に屈曲されていることを、その特徴としている。
【0006】
請求項1の発明によれば、付属カバーの基台に保持部が設けられていて、該保持部によって、空中部に配置される直状カバーが、その両側の各付属カバーに保持されて、両カバーが接続される。このため、上記保持部を備えた付属カバーによれば、壁面の入隅部などに設けられた障害物を避けて、部分的に空中配管されたエアコン用冷媒管を内部に収容して保護できる。また、請求項5の発明によれば、建物壁の平面部に設置された障害物を跨いでエアコン用冷媒管を配管できる。
【0007】
【発明の実施の形態】
最初に、本発明に係る付属カバーについて説明する。図1は、本発明に係る付属カバーC1 を使用してエアコン用冷媒管Pの空中配管部を収容保護した状態の斜視図であり、図2は、同じく平面図であり、図3は、付属カバーC1 及び直状カバーC2 の施工順序を示す平面図であり、図4は、付属カバーC1 を構成する基台V1 と、直状カバーC2 の基台V2 とを示す斜視図であり、図5は、付属カバーC1 を構成する蓋体L1 の斜視図であり、図6は、付属カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 とを分離した状態の側面図であり、図7は、図6のX−X線断面図である。図1及び図2には、建築物の入隅部に縦樋31が設けられ、該縦樋31を避ける形となってエアコン用冷媒管Pが空中配管されて、本発明に係る付属カバーC1 を用いて、該冷媒管Pの空中配管部が収容保護されている状態が示されている。
【0008】
次に、図4ないし図7を参照にして、上記付属カバーC1 について詳細に説明する。この付属カバーC1 は、基台V1 と、これに結合される蓋体L1 とで構成される。基台V1 は、長手方向の中央部に屈曲部1が設けられ、該屈曲部1に関してほぼ対称形状の2つの部分が交叉角45°で交叉して一体となった形状である。即ち、底壁2の幅方向の両端部に側壁3が相対向して設けられ、各側壁3の外側における長手方向の両端部に蓋体ガイド板4が板面に対して垂直で、しかも前方に傾斜した状態となって一体に設けられている。基台V1 の長手方向(前後方向)に沿って相対向する一対の蓋体ガイド板4の間には、底壁2が幅方向に延長された底壁延長部5が設けられ、該底壁延長部5の屈曲部分には、該基台V1 に結合された蓋体L1 が拡開するのを防止するための拡開防止板6が設けられ、該拡開防止板6の上端部の内側には、基台係合爪7が設けられている。蓋体L1 の両側壁12は、前記一対の蓋体ガイド板4の側端面4aと、前記拡開防止板6の内側面との間に嵌め込まれて結合される。
【0009】
また、上記付属カバーC1 を構成する基台V1 の底壁2の両端部には、直状カバーC2 の基台V2 の底壁15を挟持して、該付属カバーC1 と直状カバーC2 とを接続するための第1及び第2の各挟持片8,9がそれぞれ設けられている。即ち、基台V1 の底壁2の両端部は、その幅方向の両端部が中央部と分離され、しかも僅かに高い位置に設けられて、この高い位置に設けられた部分が第1挟持片8となっていると共に、その中央部が第2挟持片9となっており、各挟持片8,9 の間に、直状カバーC2 の基台V2 の底壁15が挿入されて、両者が接続される構造になっている。即ち、付属カバーC1 と直状カバーC2 との接続状態では、付属カバーC1 の基台V1 に設けられた第1及び第2の各挟持片8,9は、直状カバーC2 の基台V2 の底壁15の表面側及び裏面側にそれぞれ配置される。また、上記基台V1 は、屈曲部1に対して対称となっている一方の部分を壁面に密着固定する構成になっているために、該屈曲部1に対して対称となっている部分の底壁2には、それぞれビス挿通孔10が設けられている。
【0010】
また、図5ないし図7に示されるように、付属カバーC1 を構成する蓋体L1 は、横断面が逆U字状となっていて、前記基台V1 に対応して、その長手方向の中央部に屈曲部11が設けられ、該屈曲部11に関してほぼ対称形状の2つの部分が交叉角45°で交叉して一体となった形状である。蓋体L1 の両側壁12は弾性変形可能であって、両側壁12の外側面の下端部であって、しかも長手方向の中央部の屈曲部11に位置する部分には、前記基台V1 の基台係合爪7と係合する蓋体係合爪13が設けられている。即ち、両側壁12の上記部分には、基台V1 に設けられた拡開防止板6と対応した形状の凹部14が設けられ、該凹部14の底面に蓋体係合爪13が突設されている。
【0011】
このため、付属カバーC1 の蓋体L1 の両側壁12を縮閉させて、基台V1 の一対の蓋体ガイド板4の側端面4aと、拡開防止板6の内側面との間に嵌め込むと、蓋体係合爪13が基台係合爪7の内側を通過し、その後に両側壁12の縮閉を解いて原形状に復元されると、蓋体L1 の側壁12に設けられた凹部14に基台V1 の拡開防止板6が嵌合されると共に、両係合爪7,13が互いに係合して、基台V1 に対して蓋体L1 が結合される。
【0012】
一方、図2及び図8に示されるように、直状カバーC2 は、基台V2 と、これに結合される蓋体L2 とから成る。即ち、基台V2 は、横断面形状がほぼU字状となっていて、底壁15の両側に側壁16が設けられ、各側壁16の外側に基台係合爪17が設けられている。また、蓋体L2 は、横断面形状がほぼ逆U字状となっていて、その側壁18の外側の下端部に蓋体係合爪19が設けられている。そして、各側壁16,18を弾性変形させて、基台V2 の開口側から蓋体L2 を覆い被せると、両係合爪17,19が互いに係合して、基台V2 に対して蓋体L2 が結合される。
【0013】
そして、上記した付属カバーC1 を2個使用して、入隅部に縦樋31が設けられた建物壁Wに、該縦樋31との干渉を避けて配管されたエアコン用冷媒管Pの空中配管部を収容保護するには、以下のようにして行う。まず、図3に示されるように、入隅部を形成している互いに直交する壁面の所定位置にそれぞれ付属カバーC1 の基台V1 を密着固定させる。この密着固定は、基台V1 の底壁2に設けられたビス挿通孔10にビスを挿通して行う。ここで、2個の基台V1 を壁面に密着固定するには、その一方を先に密着固定しておいて、図9ないし図11に示されるように、所定長に切断された直状カバーC2 の基台V2 に設けられた底壁15の一端部を、付属カバーC1 の基台V1 の底壁2に設けられた第1及び第2の各挟持片8,9の間に挿入して挟持させる。その後に、該基台V2 の底壁15の他端部を、他方の付属カバーC1 の基台V1 の底壁2に設けられた各挟持片8,9の間に挿入挟持させた状態で、該他方の付属カバーC1 の基台V1 を壁面に密着固定させる。これにより、縦樋31と対向する短い直状カバーC2 の基台V2 は、その全体が空間部に配置された状態で、その両端部がそれぞれ付属カバーC1 に挟持される。また、各付属カバーC1 の基台V1 における壁面に密着している側には、それぞれ直上カバーC2 の基台V2 を接続して、壁面に密着固定させておく。
【0014】
次に、付属カバーC1 及び直状カバーC2 の各基台V1,V2 にエアコン用冷媒管Pを収容し、その後に、各基台V1,V2 にそれぞれ蓋体L1,L2 を覆い被せて結合させると、空中部に配置された直状カバーC2 は、付属カバーC1 の基台V1 に設けられた各挟持片8,9を介して、両端の各付属カバーC1 に接続され、該冷媒管Pの空中配管部は、2個の付属カバーC1 と、この間に配置接続された短い直状カバーC2 とに収容保護される。
【0015】
また、図12に示される実施例は、建物壁Wの入隅部に大きな障害物32が配置され、該障害物32を避けて配管したエアコン用冷媒管Pの空中配管部を収容保護するものである。本実施例では、構造の僅かに異なる付属カバーC1,C'1,C"1を1個宛、計3個の付属カバーを使用しているが、そのうち1個の付属カバーC'1 は、その全体が空中に配置されている点において、上記実施例と異なる。基台V1 の底壁2に設けられた第1及び第2の各挟持片8,9を使用することにより、45°で交叉する2本の直状カバーC2 の各基台V2 を前記基台V1 の両端部に挟持した状態で、該基台V1 の全体を空中に配置して、エアコン用冷媒管Pの空中配管部を収容保護できる。
【0016】
また、図13に示されるエアコン用冷媒管Pの空中配管例は、建物壁Wの平面部に障害物33が設けられていて、該障害物33を跨いだ形状となって、該エアコン用冷媒管Pが部分的に空中配管されたものである。この空中配管例においては、長手方向の2箇所で逆方向に屈曲されて、直状カバーC2 と接続するための各接続開口部(面)が互いに平行となった付属カバーC'''1が2個使用される。該付属カバーC'''1と直状カバーC2 との接続構造は、上記した付属カバーC1 と同じである。
【0017】
更に、上記各実施例では、付属カバーC1 の基台V1 の底壁2に設けられた第1及び第2の各挟持片8,9により、直状カバーC2 の基台V2 の底壁15を挟持して、付属カバーC1 と直状カバーC2 とを接続する構成であるが、両者の接続部分の構造は、この挟持構造に限られず、嵌合構造など、いかなる構造であってもよい。例えば、直状カバーの端部の接続部にあり溝を長手方向に形成しておくと共に、付属カバーの接続部に、該あり溝に対応する突条を同方向に形成しておいて、両者を嵌合させるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明は、付属カバーに保持部が設けられていて、該保持部によって、空中に配置される直状カバーと接続されるので、壁面の入隅部などに設けられた障害物を避けて、部分的に空中配管されたエアコン用冷媒管の空中配管部を内部に収容して保護できる。また、施工に際しては、直状カバーの基台を空中に配置した状態で、付属及び直状の各保護カバーの基台どうしを接続した後に、冷媒管を配管し、その後に各基台に蓋体を覆い被せて結合できるので、各カバーの施工も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る付属カバーC1 を使用してエアコン用冷媒管Pの空中配管部を収容保護した状態の斜視図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】付属カバーC1 及び直状カバーC2 の施工順序を示す平面図である。
【図4】付属カバーC1 を構成する基台V1 と、直状カバーC2 の基台V2 とを示す斜視図である。
【図5】付属カバーC1 を構成する蓋体L1 の斜視図である。
【図6】付属カバーC1 を構成する基台V1 と蓋体L1 とを分離した状態の側面図である。
【図7】図6のX−X線断面図である。
【図8】図2のY−Y線拡大断面図である。
【図9】付属カバーC1 の基台V1 の一端部に直状カバーC2 の基台V2 を挟持した状態の平面図である。
【図10】図9のZ1 −Z1 線断面図である。
【図11】図9のZ2 −Z2 線断面図である。
【図12】エアコン用冷媒管Pの異なる空中配管例を示す平面図である。
【図13】建物壁Wの平面部に設けられた障害物33を避けたエアコン用冷媒管Pの空中配管例を示す図である。
【符号の説明】
1 :付属カバー
2 :直状カバー
1 :付属カバーの蓋体
2 :直状カバーの蓋体
P:エアコン用冷媒管
1 :付属カバーの基台
2 :直状カバーの基台
2:付属カバーの基台の底壁
8:第1挟持片(保持部)
9:第2挟持片(保持部)
15:直状カバーの基台の底壁

Claims (6)

  1. 内部にエアコン用冷媒管を収容すべく相互に結合される基台と蓋体とから成り、空中部に配置される直状保護カバーと接続されるエアコン用冷媒管の付属保護カバーであって、
    前記基台及び蓋体は、配管方向に沿って屈曲されていて、前記基台は、前記直状保護カバーを前記空中部で保持すべく配管状態で前記空中部に配置される保持部を備え、該保持部を介して前記直状保護カバーが接続されることを特徴とするエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
  2. 前記直状保護カバーは、基台と蓋体とから成って、付属保護カバーの基台に設けられた前記保持部によって該直状保護カバーの基台を保持することにより、両カバーの各基台が互いに接続されることを特徴とする請求項1に記載のエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
  3. 前記保持部は、基台の底壁に設けられ、前記直状保護カバーの基台底壁の表面側及び裏面側にそれぞれ配置されて、該直状保護カバーの基台底壁を挟持する各挟持片で構成されることを特徴とする請求項2に記載のエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
  4. 基台及び蓋体は、エアコン用冷媒管の配管経路上の障害物を回避すべく、その長手方向において屈曲されて成ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
  5. 内部にエアコン用冷媒管を収容すべく相互に結合される基台と蓋体とから成り、空中部に配置される直状保護カバーと接続されるエアコン用冷媒管の付属保護カバーであって、
    前記基台及び蓋体は、配管方向に沿った二箇所で逆方向に屈曲されていることを特徴とするエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
  6. 前記基台及び蓋体の配管方向の両端の各接続開口部は、互いに平行となっていることを特徴とする請求項5に記載のエアコン用冷媒管の付属保護カバー。
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