JP2004009856A - グラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造 - Google Patents

グラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造 Download PDF

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Hideshi Tsuchida
土田 英志
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Abstract

【課題】外観上見栄えを悪くすることなく、取付作業を簡単にしたグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造を提供する。
【解決手段】ドアサッシュ側面に設けられた車外側,車内側サイドフランジ8,9が、車外側モールリップ24と車外側壁部21間及び車内側壁部23と車内側モールリップ27間に挿入されたグラスラン3と、車外側フランジ10に取付けられ、グラスラン3とベルトライン4と交差する部位で、グラスラン車外側を覆うベルトラインアウタウェザーストリップ6との取付構造であり、車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の間隔を、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間隔よりも小さくかつその間隔内に位置するように設定し、ベルトライン4と交差する車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の部位を切欠き、切欠き位置Kからグラスラン3をドアパネル内に挿入した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに取付けられたグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8乃至図11に示すように車両ドア1のドアサッシュ2には昇降するドアガラスGを案内するグラスラン3が嵌装されている。また、ドア1のベルトライン4の車外側及び車内側にはドアガラスGに摺接するベルトラインアウタウェザーストリップ6及びベルトラインインナウェザーストリップ7が取付けられている。図9は、図8のX部拡大斜視図であり、図10は図9のA−A線断面図である。なお、図10においてグラスラン3は二点鎖線で示した。また、図11はグラスラン3及びベルトラインウェザーストリップ6,7が取付けられるフランジ8〜11を示す斜視図である。
【0003】
グラスラン3はドアガラスGを案内する断面略コ字状の溝部20を有し、その溝部20を形成する車外側壁部21,基底壁部22,車内側壁部23のうち、車外側壁部21の車外側及び車内側には車外側モールリップ24及びアウタリップ25が形成され、車内側壁部23の車外側及び車内側にはインナリップ26及び車内側モールリップ27が形成されている。そして、ドアサッシュ2側面の車外側及び車内側に設けられた車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9が、車外側モールリップ24と車外側壁部21の間及び車内側壁部23と車内側モールリップ27の間にそれぞれ挿入されている。
一方、ベルトラインアウタウェザーストリップ6はベルトライン4に沿って設けられた車外側フランジ10に取付けられる取付基部31と、ドアガラスGに摺接するシールリップ部32とを有し、グラスラン3とベルトライン4と交差する前後2箇所の部位においては、グラスラン3の車外側を覆うように取付基部31が切欠きされている。また、ベルトラインインナウェザーストリップ7はベルトライン4に沿って設けられた車内側フランジ11に取付けられる取付基部33と、ドアガラスGに摺接するシールリップ部34とを有し、グラスラン3とベルトライン4と交差する前後2箇所の部位においては、グラスラン3の車内側を覆うように取付基部33が切欠きされている。
【0004】
このようなグラスラン3とベルトラインウェザーストリップ6,7の取付構造においては、車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の間隔は、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間隔よりも小さく設定され、しかも車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9が、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間隔内に位置するように設定され、図10に示すように、車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27の表面が車外側フランジ10及び車内側フランジ11の表面と略面一になるようにされている。なお、車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の下部は湾曲して車外側フランジ10及び車内側フランジ11に結合されている。
そして、車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27は、グラスラン3とベルトライン4とが交差する部位より下部においては切欠きされ、その切欠き位置Cから残りのグラスラン3の部分をドアパネル内、すなわち車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間に挿入するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、グラスラン3とベルトライン4とが交差する部位において、車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27が切欠きされる位置Cは、図12(a)で示すように、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の上端の位置と、グラスラン3の車外側及び車内側を覆う取付基部31,33の上端の位置との間Tの、僅か5mm程度に限られるものであった。
つまり、車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27の切欠き位置Cが、図12(b)で示すように、取付基部31,33の上端の位置より高くなると切欠き部分以下の隙間Sが露出するので外観上見栄えが悪くなり、逆に切欠き位置が、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の上端の位置より低くなるとドアパネル内への挿入が困難になるという問題があった。
【0006】
特に、プレスドア構造のように、上部コーナー部Yがサッシュドア構造のように鋭角ではなく丸みを帯びたカーブの場合には、上部コーナー部Yでグラスラン3の位置決めを精度よくすることができにくいため、グラスラン3の車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27の切欠き位置Cの組付位置にもバラツキが生じ、上述したように、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の上端の位置と、グラスラン3の車外側及び車内側を覆う取付基部31,33の上端の位置との間Tにすることは至難であった。
【0007】
そこで本発明の目的は、特に外観上見栄えを悪くすることなく、しかも取付作業を簡単にしたグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明のグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造は、車両のドアサッシュ(2)に嵌装され昇降するドアガラス(G)を案内する断面略コ字状の溝部(20)を有し、その溝部(20)を形成する車外側壁部(21)の車外側及び車内側に車外側モールリップ(24)及びアウタリップ(25)と、同じく溝部(20)を形成する車内側壁部(23)の車外側及び車内側にインナリップ(26)及び車内側モールリップ(27)が形成され、前記ドアサッシュ(2)側面の車外側及び車内側に設けられた車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)が、車外側モールリップ(24)と車外側壁部(21)の間及び車内側壁部(23)と車内側モールリップ(27)の間にそれぞれ挿入されたグラスラン(3)と、
ベルトライン(4)に沿って設けられた車外側フランジ(10)に取付けられ、前記ドアガラス(G)に摺接するとともに、前記グラスラン(3)とベルトライン(4)と交差する部位においては、グラスラン(3)の車外側を覆うベルトラインアウタウェザーストリップ(6)を有するベルトラインウェザーストリップの取付構造であって、
前記車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)の間隔を、前記車外側フランジ(10)及び車内側フランジ(11)の間隔よりも小さくかつその間隔、すなわち、前記車外側フランジ(10)及び車内側フランジ(11)の間隔内に位置するように設定するとともに、前記ベルトライン(4)と交差する車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)の部位を切欠き、その切欠き位置(K)からグラスラン(3)をドアパネル内に挿入するようにしたことを特徴とする。
【0009】
また請求項2に記載の発明は、車両のドアサッシュ(2)に嵌装され昇降するドアガラス(G)を案内する断面略コ字状の溝部(20)を有し、その溝部(20)を形成する車外側壁部(21)の車外側及び車内側に車外側モールリップ(24)及びアウタリップ(25)と、同じく溝部(20)を形成する車内側壁部(23)の車外側及び車内側にインナリップ(26)及び車内側モールリップ(27)が形成され、前記ドアサッシュ(2)側面の車外側及び車内側に設けられた車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)が、車外側モールリップ(24)と車外側壁部(21)の間及び車内側壁部(23)と車内側モールリップ(27)の間にそれぞれ挿入されたグラスラン(3)と、
ベルトライン(4)に沿って設けられた車外側フランジ(10)に取付けられ、前記ドアガラス(G)に摺接するとともに、前記グラスラン(3)とベルトライン(4)と交差する部位においては、グラスラン(3)の車外側を覆うベルトラインアウタウェザーストリップ(6)と、同じくベルトライン(4)に沿って設けられたドアトリム(40)又は車内側フランジ(11)に取付けられ、前記ドアガラス(G)に摺接するとともに、前記グラスラン(3)とベルトライン(4)と交差する部位においては、グラスラン(3)の車内側を覆うベルトラインインナウェザーストリップ(7)を有するベルトラインウェザーストリップの取付構造であって、
前記車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)の間隔を、前記車外側フランジ(10)及び車内側フランジ(11)の間隔よりも小さくかつその間隔、すなわち、前記車外側フランジ(10)及び車内側フランジ(11)の間隔内に位置するように設定するとともに、前記ベルトライン(4)と交差する車外側サイドフランジ(8)及び車内側サイドフランジ(9)の部位を切欠き、その切欠き位置(K)からグラスラン(3)をドアパネル内に挿入するようにしたことを特徴とする。
【0010】
さらに請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記切欠き位置(K)より下部に位置するグラスラン(3)の車外側モールリップ(24)及び車内側モールリップ(27)をカットしたことを特徴とする。
【0011】
また請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記車外側モールリップ(24)及び車内側モールリップ(27)のカットを、下側から上側に向けて広がるように斜めにしたことを特徴とする。
【0012】
なお、上記の括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
【0013】
本発明によれば、ベルトラインと交差するグラスランの車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの部位を切欠いているので、グラスランの車外側壁部と車外側モールリップとの間には車外側サイドフランジは挿入されず、またグラスランの車内側壁部と車内側モールリップとの間にも車内側サイドフランジは挿入されない。
よって、車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジが間に存在する場合と比較して、存在しない場合には、それら車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジが障害になることはないのでグラスラン全体はその弾力性によって内側に容易に収縮する。
したがって、従来例で示したように、特にグラスランの車外側モールリップや車内側モールリップを切欠きしなくても、車外側フランジと車内側フランジとの間にグラスランを収縮させて容易に挿入することができる。
これによれば、切欠きを特に設ける必要がないので、取付時のバラツキ等により切欠きが露出して外観上見栄えを悪くすることはない。
【0014】
また車外側サイドフランジ,車内側サイドフランジの切欠き位置より下部に位置するグラスランの車外側モールリップ及び車内側モールリップをカットすることにより、より好ましくは、そのカットを、真っ直ではなく、下側から上側に向けて広がるように斜めにすることにより、グラスランの車外側フランジと車内側フランジとの間への挿入と挿入後の組み付け性を一層改善させることができる。
このカットによりグラスランの車外側モールリップ及び車内側モールリップに形成される切欠きは、従来例で示したように、車外側フランジ及び車内側フランジの上端の位置と、グラスランの車外側及び車内側を覆うベルトラインウェザーストリップの取付基部の上端の位置との間に設定しなければならないといった精度が要求されるものではなく、単にグラスランの車外側及び車内側を覆うベルトラインウェザーストリップの取付基部の上端の位置より下側に設定するだけでよいので、取付作業は簡単である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。従来例と同一の部分には同一符号を付した。図1は、本発明の実施の形態に係るグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造の要部を示す斜視図であり、図2は、図1のB−B線断面図であり、図3は、図1に示すフランジの斜視図である。なお、図2においてグラスラン3は二点鎖線で示した。
【0016】
図1に示すように車両ドア1のドアサッシュ2には昇降するドアガラスGを案内するグラスラン3が嵌装され、またドア1のベルトライン4の車外側及び車内側にはドアガラスGに摺接するベルトラインアウタウェザーストリップ6及びベルトラインインナウェザーストリップ7が取付けられている。
【0017】
そして、従来例の図9で示したように、グラスラン3はドアガラスGを案内する断面略コ字状の溝部20を有し、その溝部20を形成する車外側壁部21,基底壁部22,車内側壁部23のうち、車外側壁部21の車外側及び車内側には車外側モールリップ24及びアウタリップ25が形成され、車内側壁部23の車外側及び車内側にはインナリップ26及び車内側モールリップ27が形成されている。アウタリップ25及びインナリップ26がドアガラスGの側面に摺接するようになっている。そして、ドアサッシュ2側面の車外側及び車内側に車両前後に延びるように設けられた車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9が、車外側モールリップ24と車外側壁部21の間及び車内側壁部23と車内側モールリップ27の間にそれぞれ挿入されている。
一方、ベルトラインアウタウェザーストリップ6はベルトライン4に沿って立設された車外側フランジ10に取付けられる取付基部31と、ドアガラスGに摺接する上下2個のシールリップ部32とを有し、グラスラン3とベルトライン4と交差する前後2箇所の部位においては、グラスラン3の車外側を覆うように取付基部31が切欠きされている。また、ベルトラインインナウェザーストリップ7はベルトライン4に沿って立設された車内側フランジ11に取付けられる取付基部33と、ドアガラスGに摺接する上下2個のシールリップ部34とを有し、グラスラン3とベルトライン4と交差する前後2箇所の部位においては、グラスラン3の車内側を覆うように取付基部33が切欠きされている。
【0018】
また、従来例と同様に車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の間隔を、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間隔よりも小さくかつその間隔、すなわち、車外側フランジ10及び車内側フランジ11の間隔内に位置するように設定しているが、本発明の実施の形態では、特にベルトライン4と交差するグラスラン3の車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の部位を切欠いている。なお、従来例で示したように車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の下部が湾曲して車外側フランジ10及び車内側フランジ11に結合されている場合には、その湾曲した下部についても同様に切欠いている。そして、そのフランジの切欠き位置Kからグラスラン3をドアパネル内に、より具体的には車外側フランジ10と車内側フランジ11との間に挿入するようにしている。
【0019】
これによれば、ベルトライン4と交差するグラスラン3の車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9の部位を切欠いているので、ベルトライン4と交差する部位において、グラスラン3の車外側壁部21と車外側モールリップ24との間には車外側サイドフランジ8は挿入されず、その上、グラスラン3の車内側壁部23と車内側モールリップ27との間にも車内側サイドフランジ9は挿入されない。
よって、車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9が間に存在する場合と比較して、存在しない場合には、フランジ8,9が障害になることはないのでゴム製品からなるグラスラン3全体はその弾力性によって内側に容易に収縮する。したがって、特にグラスラン3の車外側モールリップ24や車内側モールリップ27を切欠きしなくても、車外側フランジ10と車内側フランジ11との間にグラスラン3を収縮させて容易に挿入することができる。
【0020】
また、図4で示すように、車外側サイドフランジ8,車内側サイドフランジ9の切欠き位置Kより下部に位置するグラスラン3の車外側モールリップ24及び車内側モールリップ27をカットすることにより、より好ましくは、そのカットを、真っ直ではなく、下側から上側に向けて広がるように斜めにすることにより、グラスラン3の車外側フランジ10と車内側フランジ11との間への挿入と挿入後の組み付け性を一層改善させることができる。
【0021】
なお本発明の実施形態では、車内側フランジ11にベルトラインインナウェザーストリップ7が取付けられた例について説明したが、図5乃至図7で示すように、ベルトラインインナウェザーストリップ7が車内側に設けられた内装用のドアトリム40に直接取付けられたものにも、車外側サイドフランジ8及び車内側サイドフランジ9を切欠きすることで適用することができる。また、図4で示した、斜めにカットされたグラスラン3を使用することもできる。
この場合、図6で示すように、車内側フランジ11の上端は車外側フランジ10の上端よりも低くされ、ドアトリム40とベルトラインインナウェザーストリップ7の取付基部33の一部が切欠きされてグラスラン3の車内側を覆うようになっている。
【0022】
また本発明の実施形態では、グラスラン3とベルトライン4とが交差する部位においては、グラスラン3の車外側を、一部切欠きしたベルトラインアウタウェザーストリップ6で覆うとともに、グラスラン3の車内側をも、一部切欠きしたベルトラインインナウェザーストリップ7で覆うようにしたが、グラスラン3の車外側だけを、一部切欠きしたベルトラインアウタウェザーストリップ6で覆うようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上のとおり本発明によれば、ベルトラインと交差するグラスランの車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの部位を切欠いているので、両フランジが存在する場合と比較して、存在しない場合には、グラスラン全体はその弾力性によって内側に容易に収縮する。
したがって、従来例で示したように、特にグラスランの車外側モールリップや車内側モールリップを切欠きしなくても、車外側フランジと車内側フランジとの間にグラスランを収縮させて容易に挿入することができる。
これによれば、切欠きを特に設ける必要がないので、取付時のバラツキ等により切欠きが露出して外観上見栄えを悪くすることはない。
【0024】
また車外側サイドフランジ,車内側サイドフランジの切欠き位置より下部に位置するグラスランの車外側モールリップ及び車内側モールリップをカットすることにより、より好ましくは、そのカットを、真っ直ではなく、下側から上側に向けて広がるように斜めにすることにより、グラスランの車外側フランジと車内側フランジとの間への挿入と挿入後の組み付け性を一層改善させることができる。
このカットによりグラスランの車外側モールリップ及び車内側モールリップに形成される切欠きは、従来例で示したように、車外側フランジ及び車内側フランジの上端の位置と、グラスランの車外側及び車内側を覆う取付基部の上端の位置との間に設定しなければならないといった精度が要求されるものではなく、単にグラスランの車外側及び車内側を覆う取付基部の上端の位置より下側に設定するだけでよいので、取付作業は簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造の要部を示す斜視図である。
【図2】図1のB−B線断面図である。
【図3】図1に示すフランジの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る他のグラスランを示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る他のグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造の要部を示す斜視図である。
【図6】図5のD−D線断面図である。
【図7】図5に示すフランジの斜視図である。
【図8】ドアの側面図である。
【図9】従来例に係るグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造の要部を示す斜視図である。
【図10】図9のA−A線断面図である
【図11】図9に示すフランジの斜視図である。
【図12】図9に示す車外側モールリップ及び車内側モールリップが切欠きされる位置の態様を示す側面であり、(a)は正規な位置を示し、(b)は正規でなく見栄えの悪い位置を示す。
【符号の説明】
1   ドア
2   ドアサッシュ
3   グラスラン
4   ベルトライン
6   ベルトラインアウタウェザーストリップ
7   ベルトラインインナウェザーストリップ
8   車外側サイドフランジ
9   車内側サイドフランジ
10   車外側フランジ
11   車内側フランジ
20   溝部
21   車外側壁部
22   基底壁部
23   車内側壁部
24   車外側モールリップ
25   アウタリップ
26   インナリップ
27   車内側モールリップ
31   取付基部
32   シールリップ部
33   取付基部
34   シールリップ部
40   ドアトリム
C   切欠き位置
G   ドアガラス
K   フランジの切欠き位置
S   隙間
Y   上部コーナー部

Claims (4)

  1. 車両のドアサッシュに嵌装され昇降するドアガラスを案内する断面略コ字状の溝部を有し、その溝部を形成する車外側壁部の車外側及び車内側に車外側モールリップ及びアウタリップと、同じく溝部を形成する車内側壁部の車外側及び車内側にインナリップ及び車内側モールリップが形成され、前記ドアサッシュ側面の車外側及び車内側に設けられた車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジが、車外側モールリップと車外側壁部の間及び車内側壁部と車内側モールリップの間にそれぞれ挿入されたグラスランと、
    ベルトラインに沿って設けられた車外側フランジに取付けられ、前記ドアガラスに摺接するとともに、前記グラスランとベルトラインと交差する部位においては、グラスランの車外側を覆うベルトラインアウタウェザーストリップを有するベルトラインウェザーストリップの取付構造であって、
    前記車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの間隔を、前記車外側フランジ及び車内側フランジの間隔よりも小さくかつその間隔内に位置するように設定するとともに、前記ベルトラインと交差する車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの部位を切欠き、その切欠き位置からグラスランをドアパネル内に挿入するようにしたことを特徴とするグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造。
  2. 車両のドアサッシュに嵌装され昇降するドアガラスを案内する断面略コ字状の溝部を有し、その溝部を形成する車外側壁部の車外側及び車内側に車外側モールリップ及びアウタリップと、同じく溝部を形成する車内側壁部の車外側及び車内側にインナリップ及び車内側モールリップが形成され、前記ドアサッシュ側面の車外側及び車内側に設けられた車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジが、車外側モールリップと車外側壁部の間及び車内側壁部と車内側モールリップの間にそれぞれ挿入されたグラスランと、
    ベルトラインに沿って設けられた車外側フランジに取付けられ、前記ドアガラスに摺接するとともに、前記グラスランとベルトラインと交差する部位においては、グラスランの車外側を覆うベルトラインアウタウェザーストリップと、同じくベルトラインに沿って設けられたドアトリム又は車内側フランジに取付けられ、前記ドアガラスに摺接するとともに、前記グラスランとベルトラインと交差する部位においては、グラスランの車内側を覆うベルトラインインナウェザーストリップを有するベルトラインウェザーストリップの取付構造であって、
    前記車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの間隔を、前記車外側フランジ及び車内側フランジの間隔よりも小さくかつその間隔内に位置するように設定するとともに、前記ベルトラインと交差する車外側サイドフランジ及び車内側サイドフランジの部位を切欠き、その切欠き位置からグラスランをドアパネル内に挿入するようにしたことを特徴とするグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造。
  3. 前記切欠き位置より下部に位置するグラスランの車外側モールリップ及び車内側モールリップをカットしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造。
  4. 前記車外側モールリップ及び車内側モールリップのカットを、下側から上側に向けて広がるように斜めにしたことを特徴とする請求項3に記載のグラスランとベルトラインウェザーストリップの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015044428A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 スズキ株式会社 車両用ドア構造
CN107031360A (zh) * 2016-02-04 2017-08-11 西川橡胶工业股份有限公司 车门密封结构
CN112406493A (zh) * 2019-08-22 2021-02-26 标致雪铁龙汽车股份有限公司 一种车门总成及车辆

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