JPH11123939A - ドアグラスランのコーナー部構造 - Google Patents

ドアグラスランのコーナー部構造

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JPH11123939A
JPH11123939A JP9293793A JP29379397A JPH11123939A JP H11123939 A JPH11123939 A JP H11123939A JP 9293793 A JP9293793 A JP 9293793A JP 29379397 A JP29379397 A JP 29379397A JP H11123939 A JPH11123939 A JP H11123939A
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JP
Japan
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door
corner
glass run
sash
door sash
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JP9293793A
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English (en)
Inventor
Koji Kawato
康治 川戸
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアサッシュ部12のコーナー部12C内周
側の所定領域Rに発生する皺によって、グラスラン30
のシール性及び組付性が悪化する。 【解決手段】 ドアサッシュ部12の車室外側の側面
は、フランジ部18と傾斜部20と外周部22とを有す
る段付形状をなし、コーナー部12C内周側の所定領域
Rが切り欠かれている。グラスラン30は、フランジ部
18に嵌着するウエルト部32と、ウエルト部32の車
室外側に一体形成されるベース部38と、ベース部38
の底面40側から突出し、傾斜部20に当接するサッシ
ュ側シールリップ42とを有している。サッシュ側シー
ルリップ42は、上記所定領域Rを迂回するように、コ
ーナー部12Cでは外周部22側に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車のドアサ
ッシュ部における水平部と垂直部と両者間のコーナー部
とにわたって配設されるドアグラスランのコーナー部構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来例に係る自動車用ドアのド
アサッシュ部に取り付けられるドアグラスランのコーナ
ー部構造を示している。
【0003】ドアサッシュ部1は、インナパネル2とア
ウタパネル3とを接合して構成され、その開口部内周側
にはグラスラン取付用フランジ部4が形成されている。
アウタパネル3は、ドアサッシュ部1の車室外側の側面
を形成しており、フランジ部4の外周から車室外側に折
曲する傾斜部3aと、この傾斜部3aの外周から車室内
側に折曲する外周部3bとを有する段付形状をなしてい
る。なお、コーナー部1Cにおいては、内周側に位置す
るフランジ部4の曲率がドアガラスのコーナー部形状に
応じて相対的に小さく、外周側に位置する外周部3bの
曲率がドア開口部の形状に応じて相対的に大きく設定さ
れており、従って、傾斜部3aは外周側に延長した形状
となっている。
【0004】このドアサッシュ部1には、その上辺部1
Aと縦辺部1Bと両者1A,1B間のコーナー部1Cと
にわたって、帯状のグラスラン5が取り付けられる。こ
のグラスラン5は、フランジ部4に嵌着する断面略U字
形のウエルト部5aと、ウエルト部5aの車室外側に一
体形成され、ドアガラスの周縁に対向するベース部5b
と、ドアサッシュ部1の傾斜部3aに対向するベース部
5bの底面側から突出し、傾斜部3aに当接するサッシ
ュ側シールリップ5cとを有している。このサッシュ側
シールリップ5cは、図7の破線6で示すように、相対
的にフランジ部4側寄りの位置で傾斜部3aに当接して
おり、ドアサッシュ部1との間をシールするとともに、
グラスラン5の倒れを阻止する機能を有している。
【0005】なお、これに類似する構造が、例えば特開
平9−76762号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】アウタパネル3を絞り
加工により段付形状に成形する際、コーナー部1C内周
側の所定領域に、深絞りによる皺7を生じる虞がある。
このように皺7が発生すると、サッシュ側シールリップ
5cとドアサッシュ部1の傾斜部3aとの当接状態が悪
化し、その組付性及びシール性が劣化する虞がある。
【0007】そこで、サッシュ側シールリップ5cを厚
くして剛性を上げると、今度はグラスラン5全体が傾斜
部3aから浮き上がる形となって、ドアサッシュ部1と
グラスラン5との間に隙間を生じ、やはり組付性及びシ
ール性を阻害する虞がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、グ
ラスランのサッシュ側シールリップを、皺の発生し易い
コーナー部内周側の所定領域を迂回しつつ、傾斜部に確
実に当接させるようにした。
【0009】すなわち本発明は、自動車用ドアのドアサ
ッシュ部における水平部と垂直部と両者間のコーナー部
とにわたって配設されるドアグラスランのコーナー部構
造において、上記ドアサッシュ部の車室外側の側面は、
開口部内周側へ向かって突出形成されたグラスラン取付
用フランジ部と、このフランジ部の外周から車室外側へ
折曲する傾斜部と、傾斜部の外周から車室内側へ折曲す
る外周部と、を有する段付形状をなしており、上記グラ
スランは、フランジ部に嵌着する断面略U字形のウエル
ト部と、このウエルト部の車室外側に一体形成され、ド
アガラスの周縁に対向するベース部と、上記傾斜部に対
向するベース部の底面側から突出し、上記傾斜部に当接
するサッシュ側シールリップと、を有し、このサッシュ
側シールリップは、ドアサッシュ部の水平部及び垂直部
に沿う部分では、相対的にフランジ部側に設けられ、上
記コーナー部に沿う部分では、上記コーナー部内周側の
所定領域を迂回するように、相対的に外周部側に設けら
れることを特徴としている。
【0010】また、請求項2の発明では、上記ドアサッ
シュ部は、外周部の曲率がフランジ部の曲率より大きく
なるように、その傾斜部がコーナー部で外周部側に延長
形成され、上記グラスランには、ドアサッシュ部のコー
ナー部と対向する部分に、上記傾斜部の延長部分を覆う
延長壁部がウエルト部とベース部との間に形成され、上
記シールリップは、上記延長壁部の外周側先端から車室
外側へ傾斜して突出形成されている。
【0011】すなわち、ドアサッシュ部では、フランジ
部の曲率がドアガラスの曲率に応じて相対的に小さく、
外周部の曲率が外観品質等を考慮してドア開口部の形状
に応じて相対的に大きく設定されており、傾斜部はコー
ナー部で外周側に延長した形状となっている。そして、
グラスランには、傾斜部の延長部分を覆う延長壁部を設
定し、この延長壁部の外周側先端にサッシュ側シールリ
ップを設けている。これによって、サッシュ側シールリ
ップはコーナー部内周側の所定領域を適宜に迂回するよ
うになる。
【0012】このグラスランは、例えば請求項3の発明
のように、ドアサッシュ部の水平部に沿って配設される
グラスラン水平部の端末部と、ドアサッシュ部の垂直部
に沿って配設されるグラスラン垂直部との端末部とを、
ドアサッシュ部のコーナー部に対応する部分に設けられ
る金型成形された型成形部により一体に接続してなり、
この型成形部に上記延長壁部が形成されている。
【0013】上記ドアサッシュ部は、例えば請求項4の
発明のように、インナパネルとアウタパネルとを接合し
て構成され、ドアサッシュ部の外周側の側面を形成する
アウタパネルは、上記コーナー部内周側の所定領域が切
り欠かれており、上記シールリップは、切り欠かれた所
定領域の周囲に残るアウタパネルの傾斜部に当接するよ
うになっている。
【0014】このようにアウタパネルのコーナー部内周
側の所定領域が切り欠かれていると、上述した皺の発生
を確実に阻止することができる。しかも、サッシュ側シ
ールリップは切り欠かれた領域を迂回してアウタパネル
の傾斜部に当接するので、シール性が損なわれることは
ない。
【0015】更に請求項5の発明では、上記シールリッ
プとベース部底面との間に、帯状のシール部材を介装
し、よりシール性及び組付性を向上させている。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るドアグラ
スランのコーナー部構造によれば、サッシュ用シールリ
ップを、皺が発生し易いドアサッシュ部のコーナー部内
周側の所定領域を迂回しつつ、ドアサッシュ部の傾斜面
に確実に当接させるようにしたので、ドアサッシュ部と
の組付性及びシール性が効果的に向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態を説明する。図1,2は、この発明に係わるグラス
ラン30及びグラスラン30が装着されるドアサッシュ
部12のコーナー部の構造を示している。これらのコー
ナー部は、図3に符号Cで示すフロントドア10後部の
コーナー部分に相当する。
【0018】ドア10は、ドアサッシュ部12を含めて
アウタパネル14とインナパネル16とを接合してなる
所謂プレスドア形式となっており、ドアサッシュ部12
においては、両パネル14,16を接合してなる内周側
の接合フランジが開口部内周側へ向かって突出し、グラ
スラン取付用フランジ部18を構成している。
【0019】アウタパネル14は、ドアサッシュ部12
の車室外側の側面を形成しており、内周側に位置するフ
ランジ部18の外周から車室外側に折曲する傾斜部20
と、傾斜部20の外周から車室内側に折曲する外周部2
2とを有する段付形状をなしている。これらフランジ部
18,傾斜部20及び外周部22は、ドアサッシュ部1
2における水平部12Aと垂直部12Bと両者12A,
12B間のコーナー部12Cとにわたって、それぞれ湾
曲しつつ連続的に延びている。
【0020】ドアサッシュ部12のコーナー部12Cに
おいては、内周側のフランジ部18の曲率がドアガラス
24の形状に応じて相対的に小さく設定される一方、車
室外側に露出する外周部22の曲率が外観品質等を考慮
してドア開口部の形状に応じて相対的に大きく設定され
ている。言い換えると、外周部22と傾斜部20との境
界線L1の曲率半径が、傾斜部20とフランジ部18と
の境界線L2の曲率半径よりも小さく設定されている。
従って、傾斜部20は、フランジ部18と外周部22と
の曲率の差を吸収するように、コーナー部12Cで幅広
となるように外周側に延長形成されている。
【0021】ここで本実施例では、ドアサッシュ部12
のコーナー部12Cにおける皺の発生を確実に阻止する
ために、コーナー部12C内周側の所定領域Rを切り欠
いてある。この切り欠かかれた領域Rは、本実施例で
は、図1に破線で示すように、径方向において傾斜部2
0の途中からフランジ部18の内周縁部まで設定されて
いる。
【0022】一方、グラスラン30は、ゴム等の弾性材
料により一体的に成形されており、ドアサッシュ部12
の水平部12A,コーナー部12C及び垂直部12Bに
わたって配設される。このグラスラン30は、フランジ
部18に嵌着する断面略U字形のウエルト部32と、こ
のウエルト部32の頂部から車室外側へ延び、ドアガラ
ス24(図4,5)の周縁部に当接するガラス側シール
リップ34と、ウエルト部32の車室外側脚部36の先
端から車室外側に延び、ドアガラス24の周縁部に対向
するベース部38と、ドアサッシュ部12の傾斜部20
に対向するベース部38の底面40側から突出し、傾斜
部20に当接するサッシュ側シールリップ42と、ウエ
ルト部32の頂部から車室内側へ延びる装飾リップ44
とを有している。
【0023】なお、図1に示すように、コーナー部12
Cに対応するベース部38の車室外側の側面には、応力
集中による亀裂の発生を阻止する目的で、上辺部の内周
縁部に沿う凹溝45が形成されている。
【0024】ここで、本実施例では、サッシュ側シール
リップ42を、ドアサッシュ部12の水平部12A及び
垂直部12Bに沿う部分では、相対的にフランジ部18
側に設ける一方、コーナー部12Cに沿う部分では、上
記切欠領域Rを迂回するように、相対的に外周部22側
に設けてある。この結果、サッシュ側シールリップ42
が傾斜部20に当接する当接ラインTは、図1に示すよ
うに、コーナー部12Cで切欠領域Rを適宜に迂回する
ようになり、このコーナー部12Cでは、サッシュ側シ
ールリップ42が切欠領域Rの周囲に残るアウタパネル
14の傾斜部20に当接することとなる。
【0025】更に、本実施例では、スポンジゴムからな
る帯状のシール部材46を、ベース部38の底面40に
貼着してあり、グラスラン30組付時にサッシュ側シー
ルリップ42の車室外側の側面に沿って当接するように
してある。すなわちシール部材46は、図4〜6にも示
すように、その全長にわたってサッシュ側シールリップ
42とベース部38の底面40との間に略隙間なく介装
されており、サッシュ側シールリップ42の姿勢を保持
しつつ、ドアサッシュ部12とのシール性を一段と向上
する機能を備えている。
【0026】詳述すると、グラスラン30は、一定断面
形状に押出成形されたグラスラン水平部30Aの端末部
と、同じく一定断面形状に押出成形されたグラスラン垂
直部30Bの端末部とを、金型成形された型成形部30
Cによって、略L字形に一体に接続した構成となってい
る。なお、図1,2の符号Lは、グラスラン水平部30
Aおよびグラスラン垂直部30Bと型成形部30Cとの
接合線を示しているが、図示するように、車室外側の方
が型成形部30Cの領域が小さくなるように、グラスラ
ン水平部30Aおよびグラスラン垂直部30Bの端末部
に段差を与えてあり、従って、それぞれの接合線Lは階
段状となっている。
【0027】図4は、図1のA−A線に沿う断面図であ
る。ドアサッシュ部12の水平部12Aに配設されるグ
ラスラン水平部30Aでは、ウエルト部32A内に芯金
48が埋設されるとともに、ウエルト部32Aの内側に
は合計3本のフランジ保持リップ50が設けられてい
る。また、中空状に形成されたベース部38Aがドアガ
ラス24の上端に圧接するとともに、ガラス側シールリ
ップ34Aがドアガラス24の側面に当接し、ドアガラ
ス24との間を二重にシールする構造となっている。そ
して、サッシュ側シールリップ42Aは、ウエルト部3
2Aの脚部36A先端部に形成され、ベース部38Aの
底面40A側へ斜めに延びている。このグラスラン水平
部30Aでは、ベース部38Aのガラス当接部や、サッ
シュ側シールリップ42Aおよびフランジ保持リップ5
0の一つがスポンジゴムからなり、他の部分はソリッド
ゴムから構成されている。
【0028】図5は、図1のB−B線に沿う断面図であ
る。ドアサッシュ部12の垂直部12Bに配設されるグ
ラスラン垂直部30Bでは、ウエルト部32B内に芯金
52が埋設されるとともに、ウエルト部32Bの内側に
は合計2本のフランジ保持リップ54が設けられてい
る。またベース部38Bは断面略コ字状のチャンネル状
に形成され、その車室外側の開口縁にサブシールリップ
56が形成されている。このグラスラン垂直部30Bに
おいては、ドアガラス24の側縁は、ベース部38Bへ
入り込んで摺動可能に保持され、かつガラス側シールリ
ップ34Bおよびサブシールリップ56がドアガラス2
4側面に圧接する。
【0029】なお、ウエルト部32B内の芯金52はベ
ース部38Bに伸びており、該ベース部38Bの三方に
埋設されている。そして、ベース部38Bの底面40B
には、サッシュ側シールリップ42Bの他、補助リップ
58が突出形成されており、両者42B,58及びシー
ル部材46がドアサッシュ部12の傾斜部20に当接す
るようになっている。このグラスラン垂直部30Bは、
その全体がソリッドゴムから構成されている。
【0030】図6は、図1のC−C線に沿う断面図であ
る。ドアサッシュ部12のコーナー部12Cに配設され
る型成形部30Cは、前述したように、グラスラン水平
部30Aとグラスラン垂直部30Bとを所定の金型にセ
ットし、これらにより両端が閉塞された形となるキャビ
テイ内にゴム材料を注入することにより、成形と同時に
グラスラン水平部30Aおよびグラスラン垂直部30B
と一体化させたものである。
【0031】この型成形部30Cは、グラスラン水平部
30Aとグラスラン垂直部30Bの各ウエルト部32
A,32B同士を連続させるように、これらと略同一の
U字形断面形状を有するウエルト部32Cと、各ガラス
側シールリップ34A,34B同士を連続させるよう
に、これらと略同一のリップ形状を有するガラス側シー
ルリップ34Cと、各装飾リップ44A,44B同士を
連続させるように、これらと略同一のリップ形状を有す
る装飾リップ44Cと、ベース部38A,38B同士を
連続させるように略L字形に成形されたベース部38C
と、を有している。
【0032】また、この型成形部30Cにおいては、図
1,2にも示すように、ウエルト部32C,ガラス側シ
ールリップ34Cおよび装飾リップ44Cが、フランジ
部18に沿うように、相対的に大きく湾曲している一
方、ベース部38Cは、ベース部38Aに近似した断面
形状の水平部とベース部38Bに近似した断面形状の垂
直部とを略L字形に接続した形に形成され、つまり直線
的に屈曲している。
【0033】ここで、ウエルト部32Cとベース部38
Cとの間には、両者32C,38Cの曲率の差を吸収す
るように、ウエルト部32Cの車室外側の脚部36Cを
延長してなる延長壁部60が形成されている。この延長
壁部60は、ドアサッシュ部12のコーナー部12Cに
おける切欠領域Rを含む傾斜部20の延長部分を覆うよ
うに外周側へ延在しており、図2にも示すように、コー
ナー外周側へいくに従って幅広となる略三角形状をなし
ている。
【0034】そして、サッシュ側シールリップ42C
は、延長壁部60の先端部から車室外側にやや傾斜して
突出形成されている。従って、サッシュ側シールリップ
42Cは、延長壁部60の形状に応じて、コーナー部分
で相対的に外周側へシフトすることとなり、切欠領域R
を適宜に迂回して傾斜部20に当接するようになる。
【0035】なお、ウエルト部32Cの車室内側の脚部
37Cに対応する部分と、装飾リップ44Cとの間に
は、図6に示すように、両者37C,44Cを連続する
連結部62が設けられているが、これは脚部37Cと装
飾リップ44Cとの間へのフランジ部18の誤挿入を防
止するためである。
【0036】以上のように、本実施例によれば、サッシ
ュ側シールリップ42を、コーナー部12Cで切欠領域
Rを迂回しつつ、ドアサッシュ部12の傾斜部20に当
接するようにしたので、サッシュ側シールリップ42と
傾斜部20とが長手方向に沿って良好に当接し、そのシ
ール性及び組付性が向上する。
【0037】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えばドアサッシュ部12の剛性低下
を阻止するために、コーナー部12C内周側の所定領域
Rに切り欠きを設けていないものにも適用できる。この
場合、上述したコーナー部12C内周側の所定領域Rに
皺の発生する虞があるが、サッシュ側シールリップ42
はこの所定領域を迂回してドアサッシュ部12の傾斜部
20に当接するので、上記皺によりシール性及び組付性
が損なわれることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るドアグラスラン及びドアサッシ
ュ部のコーナー部構造の一実施例を示す断面斜視図。
【図2】図1のドアグラスランを単体で示す断面斜視
図。
【図3】ドアの側面図。
【図4】図1のA−A線に沿う断面図。
【図5】図1のB−B線に沿う断面図。
【図6】図1のC−C線に沿う断面図。
【図7】従来のドアグラスラン及びドアサッシュ部のコ
ーナー部構造を示す断面斜視図。
【符号の説明】
12…ドアサッシュ部 12A…水平部 12B…垂直部 12C…コーナー部 14…アウタパネル 18…フランジ部 20…傾斜部 22…外周部 30…グラスラン 32…ウエルト部 38…ベース部 40…底面 42…サッシュ側シールリップ 46…シール部材 60…延長壁部 R…所定領域

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ドアのドアサッシュ部における
    水平部と垂直部と両者間のコーナー部とにわたって配設
    されるドアグラスランのコーナー部構造において、 上記ドアサッシュ部の車室外側の側面は、開口部内周側
    へ向かって突出形成されたグラスラン取付用フランジ部
    と、このフランジ部の外周から車室外側へ折曲する傾斜
    部と、傾斜部の外周から車室内側へ折曲する外周部と、
    を有する段付形状をなしており、 上記グラスランは、フランジ部に嵌着する断面略U字形
    のウエルト部と、このウエルト部の車室外側に一体形成
    され、ドアガラスの周縁に対向するベース部と、上記傾
    斜部に対向するベース部の底面側から突出し、上記傾斜
    部に当接するサッシュ側シールリップと、を有し、 このサッシュ側シールリップは、ドアサッシュ部の水平
    部及び垂直部に沿う部分では、相対的にフランジ部側に
    設けられ、上記コーナー部に沿う部分では、上記コーナ
    ー部内周側の所定領域を迂回するように、相対的に外周
    部側に設けられることを特徴とするドアグラスランのコ
    ーナー部構造
  2. 【請求項2】 上記ドアサッシュ部は、外周部の曲率が
    フランジ部の曲率より大きくなるように、その傾斜部が
    コーナー部で外周部側に延長形成され、 上記グラスランには、ドアサッシュ部のコーナー部と対
    向する部分に、上記傾斜部の延長部分を覆う延長壁部が
    ウエルト部とベース部との間に形成され、上記シールリ
    ップは、上記延長壁部の外周側先端から車室外側へ傾斜
    して突出形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載のドアグラスランのコーナー部構造。
  3. 【請求項3】 上記グラスランは、ドアサッシュ部の水
    平部に沿って配設されるグラスラン水平部の端末部と、
    ドアサッシュ部の垂直部に沿って配設されるグラスラン
    垂直部との端末部とを、ドアサッシュ部のコーナー部に
    対応する部分に設けられる金型成形された型成形部によ
    り一体に接続してなり、この型成形部に上記延長壁部が
    形成されていることを特徴とする請求項2に記載のドア
    グラスランのコーナー部構造。
  4. 【請求項4】 上記ドアサッシュ部は、インナパネルと
    アウタパネルとを接合して構成され、ドアサッシュ部の
    外周側の側面を形成するアウタパネルは、上記コーナー
    部内周側の所定領域が切り欠かれており、上記シールリ
    ップは、切り欠かれた所定領域の周囲に残るアウタパネ
    ルの傾斜部に当接することを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のドアグラスランのコーナー部構造。
  5. 【請求項5】 更に、上記シールリップとベース部の底
    面との間に、帯状のシール部材を介装したことを特徴と
    する請求項1〜4のいずれかに記載のドアグラスランの
    コーナー部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182351A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 西川ゴム工業株式会社 グラスランの組付構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019182351A (ja) * 2018-04-17 2019-10-24 西川ゴム工業株式会社 グラスランの組付構造

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