JP2004224095A - ガラスラン - Google Patents

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Abstract

【課題】サッシュとドアガラスとの間のより高度な面一化を図るとともに、風切り音の発生を抑制することのできるガラスランを提供する。
【解決手段】自動車用ドアにはガラスランが組み付けられている。ガラスランの上辺部7の車外側シールリップ23は、車内側に向けて凸となるように所定角度で屈曲した第1屈曲部24と、車外側に向けて凸となるように所定角度で屈曲した第2屈曲部25とが形成されることによって、基辺部26と、中辺部27と、先辺部29とに区分される。そして、ドアガラスGがガラスランの上辺部7内に進入すると、ドアガラスGの先端部が中辺部27を車外側へ押し出して、第1屈曲部24が伸び変形する。これに伴い第1屈曲部24及び第2屈曲部25が下方へ摺動しつつ、第1屈曲部24を軸として少なくとも先辺部29が車内側へ傾動して、車外側シールリップ23の先端部28近傍がドアガラスGの車外側表面に当接する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用ドアのサッシュに取付けられるガラスランに関し、より詳しくは、ドアの上辺部に対応した部分に取付けられるガラスランに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図5に示すように、自動車等の車両用ドアには、ドアガラス60の周縁部をシールする断面略コ字状のガラスラン61が設けられ、ドアガラス60の閉時に上辺部ではドアガラス60の上縁部がガラスラン61の断面略コ字状内へ進入するようになっている。すなわち、ガラスラン61は、断面略コ字状の本体部62と、本体部62の両側壁の略先端から本体部62内側に延びる一対のシールリップ63,64とを有し、本体部62が前記ドアに設けられたサッシュ65に係合されている。そして、ドアガラス60の周縁部の車内側及び車外側面を前記一対のシールリップ63,64によりシールしている。
【0003】
また、車外側においては、外観品質等の向上を図るために、サッシュ65の車外側表面とドアガラス60の車外側表面との間の面一化(フラッシュサーフェイス化)が求められている。
【0004】
しかしながら、上記ガラスラン61の構成では、車外側のシールリップ64をできる限り小さくしドアガラス60をより車外側に位置させたとしても、サッシュ65の車外側表面とドアガラス60の車外側表面との間に段差が生じる。さらに、シールリップ64とドアガラス60の間には凹部が形成されてしまうため、車両走行時には、この凹部において気流が乱れ、風切り音等が発生するおそれがある。
【0005】
これに鑑み、ガラスラン61の縦辺部においては、ドアガラス60のガラスラン61の本体部62内への進入・後退がないため、上記風切り音発生等の不具合を解消するために上記シールリップ64とは別途図2に示すようなサブシールリップ13を設けてなだらかな曲面で連続させ、上記段差や凹部が生じにくい構成とすることもできる。
【0006】
しかし、ドアガラス60が本体部62内へ進入・後退する前記ドア上部に対応した部分(ガラスラン61の上辺部)において、仮に上記サブシールリップ13と同様のリップ部を設けた場合、ドアガラス60が進入する際、前記リップ部を噛み込んでしまうおそれがある。そのため、ガラスラン61の上辺部においては前記リップ部を設けて上記各種不具合の解消を図ることは困難である。
【0007】
なお、上記段差が生じるといった不具合のみに鑑み、ガラスラン61の上辺部において、車外側のシールリップ64の先端側がサッシュ65の開口縁部よりも車外側に突出し、該突出部がドアガラス60側へ折曲げられたものもある(例えば、特許文献1、図1参照)。
【0008】
また、車外側のシールリップ64の車内側に折曲げられた部分が省略され、ドアガラス60がガラスラン61の側壁部(この部分が車外側のシールリップに相当する)に直接当接するよう構成されたものもある(例えば、特許文献1、図3参照)。このような構成であっても、ドアガラス60の進入時に前記側壁部の先端部がドアガラス60に噛み込まれてしまうおそれがあるため、前記側壁部の先端部を車外側へ折り曲げた構成としている。
【0009】
【特許文献1】
特公平6−69785号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の図1,図3に記載されたものであっても、サッシュ65の車外側表面とドアガラス60の車外側表面との間の段差は小さくなってはいるが、シールリップ64(又は側壁部)とドアガラス60との間には凹部が形成される。そのため、上記風切り音の発生といった不具合が解消されないおそれがあり、面一化の点においてもさらなる向上が求められる。
【0011】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、サッシュとドアガラスとの間のより高度な面一化を図るとともに、風切り音の発生を抑制することのできるガラスランを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
【0013】
手段1.車両用ドアのサッシュに組付けられるガラスランであって、
ドアガラスの上縁部が進入・後退する少なくとも前記ドアの上辺部に対応した部分が、全体として断面略コ字状をなし、前記サッシュ内に固定される基部と、車内側において基部から下方に延出した側壁部と、前記側壁部の略先端から前記基部側に向けて延出した車内側シールリップと、車外側において前記基部から下方へ延出した車外側シールリップとを備え、
前記車外側シールリップは、車内側に凸になるように屈曲した第1屈曲部と、車外側に凸になるように屈曲した第2屈曲部とが形成されることによって、前記基部から前記第1屈曲部までの間を構成する基辺部と、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの間を構成する中辺部と、前記第2屈曲部から前記車外側シールリップの下方の先端部までの間を構成する先辺部とを有し、
前記第2屈曲部は前記サッシュの車外側側壁部に摺動可能に当接し、
前記ドアガラスの上縁部が進入する際には、前記ドアガラスの上縁部によって前記第1屈曲部が車外側に押圧されつつ伸び変形し、それに伴い前記第1屈曲部及び第2屈曲部が前記ドアガラスの昇降方向に沿って下方へ摺動し、前記第1屈曲部を軸として少なくとも前記先辺部が車内側へ傾動して、前記車外側シールリップの先端部が前記ドアガラスの車外側表面に当接又は圧接するようにしたことを特徴とするガラスラン。
【0014】
上記手段1によれば、車外側シールリップとドアガラスの車外側表面との間に比較的大きな凹部が形成されないため、車両走行時における風切り音の発生を抑制することができる。さらに、車外側シールリップに関し、基部側へ折曲げられたリップ部が存在しないためサッシュの車外側表面とドアガラスの車外側表面との間の段差も極力小さくでき、より高度な面一化を図り、外観品質の向上を図ることができる。加えて、車外側シールリップの先端部と第1屈曲部とがドアガラスに当接して二重にシールしているため、シール性能が向上する。
【0015】
手段2.前記ドアガラスの前記断面略コ字状内への非進入時において、前記第1屈曲部が前記ドアガラスの車外側表面の延長線上よりも車内側に位置し、前記車外側シールリップの先端部が前記延長線上よりも車外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
【0016】
上記手段2によれば、ドアガラスが進入する際、ドアガラスが最初に中辺部に当接する作用をし、第1屈曲部をより確実に車外側へ押圧するとともに、ドアガラスの進入時、シールリップの先端はドアガラスの外表面から離れているので、従来のようなシールリップの噛み込みを防止することができる。
【0017】
手段3.前記中辺部、第2屈曲部及び先辺部に剛性を持たせ、前記第2屈曲部が所定の屈曲形状を保持するよう構成したことを特徴とする手段1又は手段2に記載のガラスラン。
【0018】
上記手段3によれば、前記第1屈曲部が伸び変形して下方へ摺動するのに伴い、少なくとも先辺部がより適正に傾動し、前記車外側シールリップの先端部がより確実に前記ドアガラスに当接するようになる。なお、剛性を持たせる手段としては、下記に示す摺動層を形成するものの他に、材料自身に硬質のものを使ったり、インサートを入れたり、肉厚を厚くして対応する手段が取られる。
【0019】
手段4.前記車外側シールリップの少なくともドアガラスが当接する部分に摺動層を形成したことを特徴とする手段1乃至手段3のいずれかに記載のガラスラン。
【0020】
上記手段4によれば、車外側シールリップとドアガラスとの間の摩擦抵抗が小さくなり、車外側シールリップがより適正に上記各種動作態様をとることができる。なお、摺動層はコーティング又は同時押出成形によって形成することができる。
【0021】
手段5.前記中辺部、第2屈曲部及び先辺部の少なくとも車内側面に摺動層を形成することにより、前記剛性を持たせたことを特徴とする手段3に記載のガラスラン。
【0022】
上記手段5によれば、摺動層を形成することによって、上記手段4と同様の効果を奏するとともに、上記手段3に記載の剛性を部分的に持たせることができる。つまり、摺動層をコーティング又は同時押出成形によって形成することにより摺動性及び剛性の付与を同時に行うことができる。また、作業工程の簡素化及び生産コストの削減等も図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1に示すように、自動車用ドア(図ではフロントドア:以下、単に「ドア」という)1の外周形状に対応して、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)よりなるガラスラン2が組み付けられる。より詳しく説明すると、ドア1には、その外周形状に則して断面略コ字状のサッシュ3(図2等参照)及びディビィジョンバー4が設けられており、サッシュ3及びディビィジョンバー4に本実施の形態のガラスラン2が組み付けられる。
【0025】
ガラスラン2は、その長手方向にみて押出成形部と型成形部(図1で散点模様を付した部分)とからなる。押出成形部は、図示しない押出成形機によりほぼ直線状に(長尺状に)形成される。また、型成形部はコーナー部分に対応しており、隣接する押出成形部同士が所定の角度(例えば約90度)をなした状態で相互に接続されるように金型装置にて形成されている。このように、ガラスラン2は押出成形部及び型成形部によって構成されているのであるが、以下には、便宜上、ドア1の前部に対応し略鉛直方向に延びる前縦辺部5、ドア1の後部に対応し略鉛直方向に延びる後縦辺部6、及び、ドア1の上部に対応しフロントピラー部からルーフサイド部に延びる上辺部7に区分して説明する。なお、前縦辺部5は前記ディビィジョンバー4に組付けられ、後縦辺部6及び上辺部7は前記サッシュ3に組付けられている。
【0026】
次に各辺部5,6,7について詳しく説明する。なお、前縦辺部5及び後縦辺部6は同様の構成のため、前縦辺部5についてはその詳細な説明を省略し、後縦辺部についてのみ詳しく説明する。
【0027】
図2は、後縦辺部6を説明するための図1のJ−J線部分断面図である。図2に示すように、後縦辺部6は断面略コ字状の本体部10、一対のシールリップ11,12、及び、サブシールリップ13を備えている。本体部10は、基部15及び該基部15から延びる一対の側壁部16,17よりなり、前記シールリップ11,12は各側壁部16,17の略先端からそれぞれ本体部10内側に延びており、これによりドアガラスGの車内側及び車外側が主としてシールされる。サブシールリップ13は、車外側において、車外側のシールリップ12と対称的に前記側壁部17の略先端から外方へ延出しており、その略先端部がドアガラスGの車外側に当接している。
【0028】
図3は、上辺部7を説明するための図1のK−K線部分断面図(ドアガラスGの非進入時)である。図3に示すように、上辺部7は、全体として断面略コ字状をなし、サッシュ3内に固定される基部20と、車内側において基部20から延出する側壁部21と、側壁部21の略先端から基部20側に向けて延出した車内側シールリップ22と、車外側において基部20から延出する車外側シールリップ23とを備えている。
【0029】
車外側シールリップ23の構成についてより詳しく説明すると、車外側シールリップ23は、車内側に突出するように所定角度で屈曲した第1屈曲部24と、車外側に凸となるように所定角度で屈曲した第2屈曲部25とが形成されることによって、基部20から第1屈曲部までの間を構成する基辺部26と、第1屈曲部24から第2屈曲部25までの間を構成する中辺部27と、第2屈曲部25から車外側シールリップ23の下方の先端部28までの間を構成する先辺部29とに区分される。
【0030】
そして、ドアガラスG開時(上辺部7へのドアガラスGの非進入時)において、第1屈曲部24が基辺部26の基端部30より車内側に位置するように基辺部26がドアガラスGの昇降方向に対して傾斜した状態となっている。また、第2屈曲部25が第1屈曲部24より車外側に位置するように中辺部27がドアガラスGの昇降方向に対して傾斜した状態となっている。さらに、第1屈曲部24の少なくとも最車内側部がドアガラスGの車外側表面の延長線上よりも車内側に位置し、車外側シールリップ23の先端部28が前記延長線上よりも車外側に位置している。この状態において、第2屈曲部25の車外側面はサッシュ3の車外側側壁部の車内側面に摺動可能に当接している。
【0031】
また、中辺部27、第2屈曲部25及び先辺部29の少なくとも車内側面にはウレタンコーティングの摺動層が形成されている。これにより、ドアガラスGが摺動しやすくなる。加えて、中辺部27、第2屈曲部25及び先辺部29が剛性を持つこととなり、第2屈曲部25の屈曲形状が上記所定角度で保持されることとなる。
【0032】
次に、ドアガラスGがガラスラン2の上辺部7内に進入する際の車外側シールリップ23の作用について図3,4を参照して説明する。
【0033】
ドアガラスGの先端部は、まず中辺部27の車内側面に当接し、中辺部27を車外側へ押し出しつつ上昇する。そして、第1屈曲部24が車外側に押圧されつつ伸び変形する。この際、基辺部26の基端部30が固定されているため、第1屈曲部24はドアガラスGの車外側表面に沿って下方へ摺動し、第2屈曲部25はサッシュ3の車外側側壁部の車内側面に沿って下方へ摺動する。これに伴い、第1屈曲部24を軸として中辺部27が車外側へ及び先辺部29が車内側へ傾動して、車外側シールリップ23の先端部28近傍がドアガラスGの車外側表面に当接する。これによりドアガラスGの車外側が第1屈曲部24及び前記先端部28との当接部においてシールされる。なお、ドアガラスGが完全に進入した状態(ドアガラスG閉時)において、車外側シールリップ23の先端部28はほとんど力が加わらない状態でドアガラスGの車外側表面に当接している。
【0034】
尚、上記実施の形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
【0035】
(a)上記実施の形態では、フロントドア1用のガラスラン2について具体化したが、組み付けられるドアの部位は何ら限定されるものではなく、例えばリアドアに取着されるガラスランにも適用することもできる。また、ドア形態(サッシュ、プレス等)に限定されない。
【0036】
(b)上記実施の形態におけるガラスラン2では、前縦辺部5及び後縦辺部6の構成と、上辺部7の構成とが異なっているが、これに限らず、前縦辺部5及び後縦辺部6が上辺部7と同様の構成となるようにしてもよい。
【0037】
(c)上記実施の形態では、中辺部27、第2屈曲部25及び先辺部29の少なくとも車内側面にウレタンコーティングの摺動層を形成することにより、中辺部27、第2屈曲部25及び先辺部29に剛性を持たせている。これに限らず、例えば中辺部27、第2屈曲部25及び先辺部29にインサートを埋設し、これらに剛性を持たせた構成としてもよい。この場合、少なくとも中辺部27の車内側面には摺動層が形成されている。
【0038】
(d)上記実施の形態では、ガラスラン2の主要部分をEPDMにより構成しているが、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、或いは軟質のポリ塩化ビニル等の他の素材により構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態においてガラスランの組付け構造等を示す図である。
【図2】ガラスランの縦辺部を説明するための図1におけるJ−J線部分断面図である。
【図3】ドアガラスの非進入時におけるガラスランの上辺部を説明するための図1におけるK−K線部分断面図である。
【図4】ドアガラスの進入時におけるガラスランの上辺部を説明するための図1におけるK−K線部分断面図である。
【図5】従来のガラスランを説明するための図である。
【符号の説明】
1…車両用ドアとしての自動車用ドア、2…ガラスラン、3…サッシュ、7…上辺部、20…基部、21…側壁部、22…車内側シールリップ、23…車外側シールリップ、24…第1屈曲部、25…第2屈曲部、26…基辺部、27…中辺部、28…先端部、29…先辺部、G…ドアガラス。

Claims (5)

  1. 車両用ドアのサッシュに組付けられるガラスランであって、ドアガラスの上縁部が進入・後退する少なくとも前記ドアの上辺部に対応した部分が、全体として断面略コ字状をなし、前記サッシュ内に固定される基部と、車内側において基部から下方に延出した側壁部と、前記側壁部の略先端から前記基部側に向けて延出した車内側シールリップと、車外側において前記基部から下方へ延出した車外側シールリップとを備え、
    前記車外側シールリップは、車内側に凸になるように屈曲した第1屈曲部と、車外側に凸になるように屈曲した第2屈曲部とが形成されることによって、前記基部から前記第1屈曲部までの間を構成する基辺部と、前記第1屈曲部から前記第2屈曲部までの間を構成する中辺部と、前記第2屈曲部から前記車外側シールリップの下方の先端部までの間を構成する先辺部とを有し、
    前記第2屈曲部は前記サッシュの車外側側壁部に摺動可能に当接し、
    前記ドアガラスの上縁部が進入する際には、前記ドアガラスの上縁部によって前記第1屈曲部が車外側に押圧されつつ伸び変形し、それに伴い前記第1屈曲部及び第2屈曲部が前記ドアガラスの昇降方向に沿って下方へ摺動し、前記第1屈曲部を軸として少なくとも前記先辺部が車内側へ傾動して、前記車外側シールリップの先端部が前記ドアガラスの車外側表面に当接又は圧接するようにしたことを特徴とするガラスラン。
  2. 前記ドアガラスの前記断面略コ字状内への非進入時において、前記第1屈曲部が前記ドアガラスの車外側表面の延長線上よりも車内側に位置し、前記車外側シールリップの先端部が前記延長線上よりも車外側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のガラスラン。
  3. 前記中辺部、第2屈曲部及び先辺部に剛性を持たせ、前記第2屈曲部が所定の屈曲形状を保持するよう構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のガラスラン。
  4. 前記車外側シールリップの少なくともドアガラスが当接する部分に摺動層を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガラスラン。
  5. 前記中辺部、第2屈曲部及び先辺部の少なくとも車内側面に摺動層を形成することにより、前記剛性を持たせたことを特徴とする請求項3に記載のガラスラン。
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JP2018184118A (ja) * 2017-04-27 2018-11-22 西川ゴム工業株式会社 自動車ドア用グラスラン

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