JP3234886B2 - 可撓性ホース - Google Patents

可撓性ホース

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JP3234886B2 JP26947696A JP26947696A JP3234886B2 JP 3234886 B2 JP3234886 B2 JP 3234886B2 JP 26947696 A JP26947696 A JP 26947696A JP 26947696 A JP26947696 A JP 26947696A JP 3234886 B2 JP3234886 B2 JP 3234886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の排水用と
して用いられる工業用塩化ビニル製及びゴム製のホース
等の可撓性を有するホースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、上記可撓性ホースを洗濯機の排
水用として用いる場合には、図1に示すように、洗濯機
の洗濯槽等の下部から洗濯機本体の横側の排水ホース2
までの間を一本の可撓性ホース3により接続するのであ
る。
【0003】しかしながら、上記洗濯機の洗濯槽の下部
と洗濯機本体の横側の排水ホース2との方向が90度異
なるだけでなく、それら両者間の距離が短いため、可撓
性ホースの屈曲部を略90度に屈曲変形させなければな
らない。このように屈曲が急激であればあるほど、屈曲
部の屈曲内方側部位では縮小の度合いが大きくなり、且
つ、屈曲外方側部位では伸長の度合いが大きくなってく
る。このため、屈曲部の屈曲内方側部位では、一部が潰
れた窮屈な屈曲になり、屈曲角度をあまり大きく取るこ
とができない不都合や、屈曲部の屈曲外方側部位では、
必要以上に蛇腹部が伸長することになり、ホースの破れ
等を発生する不都合等があった。特に、前記のように洗
濯機の洗濯槽の下部にホースを接続する関係上、ホース
が洗濯槽の回転を受けないように接続しているものの、
ある程度の回転力を受けて捩じれの方向の力をホースが
受けてしまい、ホースの破れ等が一層発生することがあ
った。
【0004】因みに、上記不都合を解消するために、例
えばストレートホースを2本容易するとともに、これら
2本のホースを結合するためのL字型の結合部材を容易
し、これら3つの部材にて洗濯機の洗濯槽の下部と洗濯
機本体の横側の排水ホースの接続部とを連結することが
考えられるが、部材点数の増加や連結箇所の増加を招く
だけでなく、洗濯機により異なる屈曲角度に合ったL字
型の結合部材を製作しなければならず、コスト面及び組
付け作業面において不利になり、実施し難いものであ
り、一本の可撓性ホースにより連結する方法が最善であ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、破れ等の発生がな
く、しかも余裕を持って屈曲可能な可撓性ホースを提供
する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、山と谷を有する蛇腹形状をなす屈曲自在な
可撓性ホースであって、少なくとも屈曲する屈曲部にお
いて屈曲内方側に位置する山同士又は谷同士の第1ピッ
チを、屈曲外方側に位置する山同士又は谷同士の第2ピ
ッチよりも大きく設定して、可撓性ホースを構成した。
従って、前記可撓性ホースを屈曲させると、屈曲内方側
に位置する部位は、1ピッチ分の短縮量が大きいため、
その分余裕を持って短縮側に屈曲させることができ、
又、屈曲外方側に位置する部位は、ピッチが多くなるほ
ど伸ばしたときの伸長量を増大するから、その分余裕を
持って伸長側に屈曲させることができる。
【0007】前記第1ピッチの大きさを第2ピッチの大
きさの略2倍に設定したとき、可撓性ホースを略90度
屈曲させる場合に最適である。
【0008】前記蛇腹をそれの長手方向に沿った断面形
状波型に構成するとともに、前記蛇腹の谷の曲率半径の
大きさを該蛇腹の山の曲率半径の大きさよりも大きく設
定することによって、可撓性ホースの伸縮時に加わる力
を谷の弧全体で受けることができるから、前記力が谷の
弧の一部に集中することがない。
【0009】前記蛇腹をそれの長手方向に沿った断面形
状波型に構成するとともに、前記蛇腹の谷の曲率半径の
大きさを該蛇腹の山の曲率半径の大きさよりも小さく設
定することによって、可撓性ホースの縮小側への変形を
スムーズに行うことができ、可撓性ホースの縮小限界を
拡げることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に、洗濯機に使用される本発
明の可撓性ホース3が示されている。この可撓性ホース
3は、合成樹脂(例えばポリエチレン)等から構成さ
れ、それの一端を、洗濯機の洗濯槽兼脱水槽1の下端に
該洗濯槽兼脱水槽1の回転を許容し、且つ、シール処理
された状態で連結するとともに、他端を排水用ホース2
に連結している。前記排水用ホース2を可撓性ホース3
に一体形成して実施してもよい。
【0011】前記可撓性ホース3は、図2〜図4に示す
ように、一端部に前記洗濯槽兼脱水槽1の下端に接続す
るための開口部4aを備えた接続部4と、この接続部4
の終端に連続的に形成された第1蛇腹部5と、この屈曲
部5の終端に連続的に形成された補強部6と、この補強
部6の終端に連続的に形成された波型の第2蛇腹部7と
から構成されている。前記可撓性ホース3全体を第1蛇
腹部5のみで構成したり、接続部4と第1蛇腹部5とか
ら構成してもよく、可撓性ホースの具体構成はこれらに
限定されるものではない。
【0012】前記接続部4は、外方に突出する突出度合
いの異なる2種類の突出部4A,4Bを備えさせてあ
り、例え前記洗濯槽兼脱水槽1の回転力が伝達されたと
しても、その回転力による拗れが接続部4に作用しても
接続部4が容易に変形しないようにしている。
【0013】前記第1蛇腹部5は、山5Aと谷5Bを有
する蛇腹形状をした屈曲自在なものに構成され、そし
て、図5〜図8(図6は図5の要部の拡大図、図8は図
7の要部の拡大図)にも示すように、該第1蛇腹部5の
屈曲部5Sにおいて屈曲内方側に位置する山同士5A,
5A又は谷同士5B,5Bの第1ピッチ5Pの大きさ
を、屈曲外方側に位置する山同士5A,5A又は谷同士
5B,5Bの第2ピッチ5Qの大きさの略2倍に設定し
てあり、図3に示す屈曲部5Sの屈曲時において、屈曲
内方側部位5Iが余裕を持って短縮させることができる
とともに、屈曲外方側部位5Hが余裕を持って伸長させ
ることができるようにしている。前記第1ピッチ5Pの
大きさを第2ピッチ5Qの大きさの略2倍に設定する
他、1.5倍や2.5倍に設定してもよく、第1ピッチ
5Pの大きさと第2ピッチ5Qの大きさとの関係は、こ
れらに限定されるものではない。前記のように屈曲内方
側部位5Iと屈曲外方側部位5Hのピッチが異なる関係
上、ホースを製造するときに使用されるピッチの異なる
2種類の金型にて形成された分割ホース5M,5Nの合
わせ面に連続して結合可能なストレート面を有するよう
に構成することによって、それら両金型の内周面に押し
付けられた軟化状態の合成樹脂チューブが前記ストレー
ト面で結合されるようにしている。つまり、図4に示す
ように、両金型の合わせ面に対応する部位のホース3の
谷5Bを埋める板状のリブ8・・・が形成されるように
構成し、それら両金型によって形成された分割ホース5
M,5Nの合わせ面、つまり前記リブ8,8同士及び波
型のホース端面5L,5L同士を溶融接着することによ
って、ホースを製造するようにしている。前記分割ホー
ス5M,5Nの谷5Bを埋めるリブ8を、山に渡らない
ようにする、つまりリブ8が連続しないように形成する
ことによって、例えば山を渡るように連続的にリブ8を
形成した場合に比べて、図3で示すホースの屈曲時に分
割ホース5M,5Nの結合部でホースが屈曲し易くする
ことができる。尚、前記ホースの製造方法は、これに限
定されるものではない。
【0014】前記屈曲外方側部位5Hに位置する山5A
と谷5Bの形状を、図5及び図6に示すように、ホース
の長手方向に沿った波型に形成するとともに、谷5Bの
底部の曲率半径の大きさを山5Aの頂部の曲率半径の大
きさよりも小さく形成して、山5Aの形成個数をできる
限り多く形成することができるようにして、屈曲外方側
部位5Hの伸長量を多く確保できるようにしている。
又、前記屈曲内方側部位5Iに位置する山5Aと谷5B
の形状を、図7及び図8に示すように、ホースの長手方
向に沿った波型に形成するとともに、谷5Bの底部の曲
率半径の大きさを山5Aの頂部の曲率半径の大きさより
も小さく形成して、ホースが伸縮し易いようにしてい
る。又、図9及び図10には、前記屈曲内方側部位5I
に位置する山5Aと谷5Bの別の形状を示している。つ
まり、前記とは反対に谷5Bの底部の曲率半径の大きさ
を山5Aの頂部の曲率半径の大きさよりも大きく形成す
ることによって、可撓性ホースの伸縮時に加わる力を谷
の弧全体で受けることができるから、前記力が谷の弧の
一部に集中することを回避することができるようにして
いる。
【0015】前記補強部6は、両端に突出部6A,6B
を形成することによって、容易に屈曲することがないよ
うにしている。そして、前記補強部6を、前記第1蛇腹
部5と第2蛇腹部7との結合部としている。
【0016】前記第2蛇腹部7は、外面に多数の突出部
7Aを備させてあり、前記補強部6と排水用ホース2と
の間の距離にバラツキがあった場合でもこれを吸収する
ことができるようにしている。
【0017】
【発明の効果】請求項1によれば、屈曲内方側に位置す
る部位は、ピッチが大きい分短縮量を大きくすることが
できるから、その分余裕を持って短縮側に屈曲すること
ができ、又、屈曲外方側に位置する部位は、ピッチが小
さい分伸長量を大きくすることができるから、その分余
裕を持って伸長側に屈曲することができ、従来のような
ホースの破れ等が発生することなく長期間に渡って良好
に使用することができる可撓性ホースを提供することが
できる。しかも、屈曲内方側に位置する部位と屈曲外方
側に位置する部位のピッチを変更するだけで1本の可撓
性ホースによる連結を行うことができるから、組付け面
及びコスト面において有利にすることができる。
【0018】請求項3によれば、可撓性ホースの伸縮時
に加わる力を谷の弧全体で受けることができるから、前
記力が谷の弧の一部に集中することがなく、特に伸縮部
に作用する曲げ力を分散させて強度的に有利にすること
ができ、より一層長期間の使用に耐えることができる。
【0019】請求項4によれば、可撓性ホースの縮小側
への変形をスムーズに行うことができるから、可撓性ホ
ースの縮小限界を拡げることができ、屈曲角度の拡大を
図って、使用範囲の拡大を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗濯機の一部切欠き斜視図
【図2】可撓性ホースの側面図
【図3】可撓性ホースを屈曲した状態を示す側面図
【図4】可撓性ホースを分解した斜視図
【図5】一方の分割ホースを示す側面図
【図6】図5の要部を示す拡大図
【図7】他方の分割ホースを示す側面図
【図8】図7の要部を示す拡大図
【図9】他方の分割ホースの別の形状を示す側面図
【図10】図9の要部を示す拡大図
【符号の説明】
1 脱水槽 2 排水用ホース 3 可撓性ホース 4 接続部 4a 開口部 4A 接続部 5 第1蛇腹部 5A 山 5B 谷 5H 屈曲外方側部位 5I 屈曲内方側部位 5L ホース端面 5M,5N 分割ホース 5P 第1ピッチ 5Q 第2ピッチ 6 補強部 6A,6B 突出部 7 第2蛇腹部 7A 突出部 8 リブ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 11/11 F16L 11/04 F16L 11/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山と谷を有する蛇腹形状をなす屈曲自在
    な可撓性ホースであって、少なくとも屈曲する屈曲部に
    おいて屈曲内方側に位置する山同士又は谷同士の第1ピ
    ッチを、屈曲外方側に位置する山同士又は谷同士の第2
    ピッチよりも大きく設定してなる可撓性ホース。
  2. 【請求項2】 前記第1ピッチの大きさを第2ピッチの
    大きさの略2倍に設定してなる請求項1記載の可撓性ホ
    ース。
  3. 【請求項3】 前記蛇腹をそれの長手方向に沿った断面
    形状波型に構成するとともに、前記蛇腹の谷の曲率半径
    の大きさを該蛇腹の山の曲率半径の大きさよりも大きく
    設定してなる請求項1記載の可撓性ホース。
  4. 【請求項4】 前記蛇腹をそれの長手方向に沿った断面
    形状波型に構成するとともに、前記蛇腹の谷の曲率半径
    の大きさを該蛇腹の山の曲率半径の大きさよりも小さく
    設定してなる請求項1記載の可撓性ホース。
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KR20040084150A (ko) 2003-03-26 2004-10-06 엘지전자 주식회사 세탁기용 배수 호스
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