JPH0740772Y2 - 樹脂製フレキシブルブーツ - Google Patents

樹脂製フレキシブルブーツ

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JPH0740772Y2
JPH0740772Y2 JP1988168890U JP16889088U JPH0740772Y2 JP H0740772 Y2 JPH0740772 Y2 JP H0740772Y2 JP 1988168890 U JP1988168890 U JP 1988168890U JP 16889088 U JP16889088 U JP 16889088U JP H0740772 Y2 JPH0740772 Y2 JP H0740772Y2
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JP
Japan
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boot
bellows
steering
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contraction
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JP1988168890U
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弘行 由井
稔 清水
明生 岩田
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キーパー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は樹脂製のフレキシブルブーツに関する。
[従来技術及び解決すべき課題] 第3図に示される従来使用されている樹脂製ブーツ11
は、第5図に収縮力による各部の変形の経過を示すよう
に、材料が比較的硬質なためブーツ収縮時においても機
器要素への固定部12と蛇腹部13とを結ぶ連結部14は動作
しにくく、第5図−Aのように収縮力を加えると一定の
収縮量まではほとんど動作せず、第5図−Bのようにそ
れを越えると急激に変形(反転)する。このため、反転
及び復元時には異音(反転音)を発し問題となつてい
た。また反転は固定部付近16を中心として折れ曲がるよ
うに起こるため、同部16に応力が集中し耐久性能を大き
く低下させる。これにより、従来の樹脂製ブーツ11では
この連結部14を動作させることができず、反転を生じさ
せない範囲内でしか使用出来ないため、連結部14に固定
部としての長さが必要となりブーツの全長が限定された
なかで伸縮範囲が大きく規制されてしまうのである。
よつて、本考案は、フレキシブルブーツの収縮時に加え
られる収縮力に対して機器要素への固定部と蛇腹部とを
結ぶ連結部が動作して伸縮範囲が広く耐久性能の大きい
フレキシブルブーツを提供することを目的とするもので
ある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、樹脂製フレキシブルブーツで、機器要素への
固定部と蛇腹部とを結ぶ連結部がブーツの外方へ向けて
凹型に湾曲している形状であることを特徴とする樹脂製
フレキシブルブーツである。
[作用] この構成によれば、機器要素への固定部と蛇腹部とを結
ぶ連結部がブーツの外方へ向けて凹型の湾曲した形状を
有することで、蛇腹部との連結側より収縮度合に合わせ
徐々に変形していき、そのまま連結部とそれに隣接する
蛇腹部の端部との間隔がなくなつていき連結部とそれに
隣接する蛇腹部の端部が接触した状態になるため、従来
連結部に生じていた急激な反転動作は起こらないのであ
る。
[効果] 上記構成作用により連結部が反転しないことで、異音の
発生はなく、反転により生じていた固定部付近への局部
的な応力集中も防止される。また、機器要素への固定部
と蛇腹部とを結ぶ連結部の動作が可能となり、従来必要
としていた連結部の固定用の長さが不要になるばかりで
はなく逆に動作部分として作用するため、伸縮範囲を従
来のものに比べ大きくすることができるのである。
以下に実施例より詳細にその説明を行う。
[実施例] 添付された第1図は往復動及び揺動するステアリングブ
ーツに本考案を実施したものであり、樹脂製のステアリ
ングブーツ1は、その両端にそれぞれ機器要素への固定
部2,2′と蛇腹部3とを結ぶ連結部4,4′を有し、その連
結部4,4′の軸方向断面形状はこの連結部4,4′のほぼ全
体にわたつてブーツ1の外方に向けて凹型に湾曲してい
る、すなわち外方に中心5,5′を有する略R(または
R′)形状であることを特徴とする樹脂製のステアリン
グブーツである。
第4図に本願による実施例の収縮力による各部の変形の
経過を示す。なおこの図は大径側を示すものであるが、
小径側の変形も同様である。このステアリングブーツ1
に収縮力が作用すると、蛇腹部3がこの力に対し収縮を
始める。そして収縮力の程度に応じて蛇腹部3の各山部
3bの間隔が狭くなつていき、同時に両端それぞれの連結
部4,4′とこれに隣接する蛇腹部の端部3a,3a′の間隔が
狭くなつていく。さらに収縮力が増すと第4図−Aのよ
うに蛇腹部3の収縮と同様に連結部4,4′とそれに隣接
する蛇腹部の端部3a,3a′の間隔がなくなつていき、連
結部4,4′と蛇腹部の端部3a,3a′がそのままそれぞれ接
触する。それより大きな力が作用すると、第4図−Bの
ようにそれら上記の部分が接触した状態のままで固定部
2,2′の方向に押されるが、連結部4,4′に急激な変形は
生じないのである。そして、第4図−Bの状態では図示
実施例によるステアリングブーツは全体的には第2図の
ようになるのである。
すなわち、図示実施例では、連結部がブーツ1の外方に
中心5,5′を有する略R(またはR′)形状となつてい
るため、そのまま蛇腹部3と同様に、連結部とそれに隣
接する蛇腹部の端部3a,3a′の間隔が収縮し、その各部
の材料がそれぞれ接触するので、第5図に示すように、
従来収縮力がステアリングブーツ11に加わつて蛇腹部13
を構成する山谷部がそれぞれ接触しさらに力が加わつて
生じる連結部14の急激な変形は、図示実施例によるステ
アリングブーツ1では起こらず、よつてその反転による
固定部付近6,6′への局部的な応力の集中も生じないの
である。したがつて反転音も起こらず、従来固定として
いた連結部4,4′が動作部として作動するため、ブーツ
1の全長における収縮範囲も大きくなる。つまり、連結
部4,4′自身を動作させることができるため、連結部4,
4′を固定とした部分ではなく蛇腹部3と同様に可動の
部分として見做すことができ、ステアリングブーツ1の
長さにその固定の部分は不要となり、その長さの分を収
縮範囲に含むことができるのである。また、当然、従来
の反転による応力の集中もないので、図示実施例による
ステアリングブーツ1はその耐久性においてもその性能
はより優つているといえるのである。
勿論、本願考案の連結部の軸方向断面形状が上記実施例
の略R(またはR′)形状に限定されるものではないこ
とは登録請求の範囲により理解されるであろう。
また、第1図に示された実施例には、その左右両端にそ
れぞれ大口径用と小口径用として本願考案を使用したス
テアリングブーツが描かれているが、本願考案を両側に
また径違いに使用することに限定するものではなく、ど
ちらか一方のみにまたは同径のものに本願考案による樹
脂製フレキシブルブーツを採用することによつても、本
願考案の効果を達成するのをなんら妨げるものではない
ことは明白なことである。
また、本願考案は往復動のみに限定されるものではな
く、揺動用としても使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例の機器要素への固定部と蛇
腹部を結ぶ連結部のステアリングブーツの軸方向断面
図、第2図は第1図の実施例を収縮させて第4図−bの
状態にした軸方向断面図、第3図は従来の機器要素への
固定部と蛇腹部を結ぶ連結部のステアリングブーツの軸
方向断面部分図、第4図は本考案による実施例のステア
リングブーツの上記連結部の収縮時の挙動を示す部分断
面図、第5図は従来のステアリングブーツの上記連結部
の収縮時の挙動を示す部分断面図である。 1,11…ステアリングブーツ、2,2′,12…固定部、3,13…
蛇腹部、3a,3a′,13a…蛇腹部端部、3b,13b…蛇腹部山
部、4,4′,14…連結部、5,5′…連結部のR又はR′の
中心点、6,6′,16…固定部付近。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製フレキシブルブーツで、機器要素へ
    の固定部と蛇腹部とを結ぶ連結部がブーツの外方へ向け
    て凹型に湾曲している形状であることを特徴とする樹脂
    製フレキシブルブーツ。
JP1988168890U 1988-12-27 1988-12-27 樹脂製フレキシブルブーツ Expired - Fee Related JPH0740772Y2 (ja)

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