JP4152455B2 - 樹脂製ステアリングブーツ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のステアリング装置に装着される樹脂製ステアリングブーツに関する。より詳しくは、本発明は、樹脂製のステアリングブーツの耐久性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のステアリング装置のハウジング(シリンダ)とタイロッドとの間には、装置内部への水や塵埃等の侵入を防止するために樹脂製ステアリングブーツが装着されている。この樹脂製ステアリングブーツ101は、図5に示すように、ステアリング装置のハウジング105に取り付けられる大径取付部102と、タイロッド106に取り付けられる小径取付部103と、これら両取付部102,103の間に形成された蛇腹部104より構成され、これらは樹脂により一体成形されている。
【0003】
ステアリング装置では、ハウジング105から車幅方向に突出するラックバーをステアリング操作に連動して往復運動させ、当該ラックバーの先端にボールジョイントによって連結されたタイロッド106を操作する。したがって、樹脂製ステアリングブーツ101の蛇腹部104は、タイロッド106のハウジング105に対する車幅方向の往復運動とボールジョイントを中心とした揺動運動(ピボット運動)に対応して伸縮、屈曲等変形する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この樹脂製ステアリングブーツ101は内部が密閉されているため、雰囲気温度の上昇等により内圧が上がり図5に示すように異常変形、即ちS字状に屈曲していわゆる蛇行を起こすことがある。特に近年、エンジンの高出力化等により使用雰囲気温度として120℃以上を要求されることがあり、蛇行を起こす危険がより高くなっている。樹脂製ステアリングブーツ101が蛇行した場合、蛇腹部104が内側のハウジング内に噛み込まれたり、サスペンション装置等の周辺の部材に接触して異常摩耗する虞がある。
【0005】
また、樹脂製ステアリングブーツ101の蛇腹部104の伸縮量を確保するため、蛇腹部104の小径取付部103側の立ち上がり傾斜壁を湾曲可能としているものがあるが、これは当該立ち上がり傾斜壁の剛性を低下させることにもなるので、蛇腹部104の支持力が弱くなって樹脂製ステアリングブーツ104の蛇行量を増加させる原因になる。
【0006】
本発明は、伸縮量の確保と蛇行抑制を図り実用性を害さない樹脂製ステアリングブーツを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1記載の発明は、大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部は、ボールジョイントに対向する範囲の最小内径、ボールジョイントの最大外径又は最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されることで、径方向の変形時にボールジョイントに当たり支えられて蛇行が抑制されると共にタイロッドのピボット運動にあわせて変形するものである。
【0008】
したがって、蛇腹部がボールジョイントに接近することになり、蛇腹部が径方向に変形し始めるとボールジョイントに当たり、以降、ボールジョイントによって支えられるようにして屈曲する。ここで、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径を、ボールジョイントの最大外径または最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法にしたのは、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径をボールジョイントの最大外径または最大対角距離の1.0倍以下にすると、樹脂製ステアリングブーツをステアリング装置に装着し難くなると共にボールジョイントが蛇腹部の変形の障害になって樹脂製ステアリングブーツの作動性及び耐久性を悪化させるからである一方、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径をボールジョイントの最大外径または最大対角距離の1.25倍よりも大きくすると、蛇腹部がボールジョイントに当たるまでに蛇行量が大きくなり、即ち蛇行を効果的に抑えることができないからである。
また、請求項1記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を小径取付部側から徐々に大きくしている。
したがって、蛇腹部の小径取付部寄りの部分の剛性が高くなり、この部分が他の部分に比べて変形し難くなる。ここで、外径寸法を徐々に大きくする山又は内径寸法を徐々に大きくする谷の数を、小径取付部側から2個以上5個以内としたのは、1個とすると、剛性を高める補強効果が弱すぎ、また2個目に対して大きさが違いすぎて却って1個目と2個目との境界部分の剛性を弱めてしまうからである一方、5個よりも多くすると、剛性が高まる範囲が広くなり過ぎて蛇腹部のボールジョイントの作動に対する追従性を妨げる虞がある共に、ボールジョイントの近くまで蛇腹部が小径になるのでこれらが接触し易くなって樹脂製ステアリングブーツの正常な作動を妨げる虞があるからである。
また、請求項1記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、第1拡径壁の外周面に複数のリブを設けている。
したがって、立ち上がり傾斜壁のうち第1拡径部の剛性が大きくなり、蛇腹部側を小径取付部側にしっかりと連結することができると共に、第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形し、十分な圧縮変形量が確保される。
さらに、請求項1記載の樹脂製ステアリングブーツは、第2拡径壁の長さは、第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法である。
したがってこの場合には、立ち上がり傾斜壁が大きな圧縮加重を受けて第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形(反転)しても、小径取付部を締め付けるバンドと蛇腹部との接触が回避される。
【0009】
また、請求項2記載の発明は、大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部は、ボールジョイントに対向する範囲の最小内径が、ボールジョイントの最大外径又は最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されることで、径方向の変形時にボールジョイントに当たり支えられて蛇行が抑制されると共にタイロッドのピボット運動にあわせて変形するものである。
したがって、蛇腹部がボールジョイントに接近することになり、蛇腹部が径方向に変形し始めるとボールジョイントに当たり、以降、ボールジョイントによって支えられるようにして屈曲する。ここで、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径を、ボールジョイントの最大外径または最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法にしたのは、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径をボールジョイントの最大外径または最大対角距離の1.0倍以下にすると、樹脂製ステアリングブーツをステアリング装置に装着し難くなると共にボールジョイントが蛇腹部の変形の障害になって樹脂製ステアリングブーツの作動性及び耐久性を悪化させるからである一方、蛇腹部のボールジョイントに対向する範囲の最小内径をボールジョイントの最大外径または最大対角距離の1.25倍よりも大きくすると、蛇腹部がボールジョイントに当たるまでに蛇行量が大きくなり、即ち蛇行を効果的に抑えることができないからである。
また、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部に形成された複数の谷のうち、大径取付部側から数えて全谷数の1/3以内の谷の底位置に断面形状がほぼU字型の周溝を形成するものである。
したがって、蛇腹部の大径取付部寄りの部分の径方向変形に対する剛性が高くなり、この部分が他の部分に比べて径方向に変形し難くなる。ここで、周溝を形成する谷部の数を大径取付部側から数えて全谷数の1/3以内としたのは、周溝を全谷数の1/3より多くの谷に設けると、ボールジョイントの近くまでもが径方向に変形し難くなり、ボールジョイントの作動に対する追従性を悪化させてしまう虞があるからである。
【0010】
また、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、第1拡径壁の外周面に複数のリブを設けている。
したがって、立ち上がり傾斜壁のうち第1拡径部の剛性が大きくなり、蛇腹部側を小径取付部側にしっかりと連結することができると共に、第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形し、十分な圧縮変形量が確保される。
さらに、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツは、第2拡径壁の長さは、第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法である。
したがってこの場合には、立ち上がり傾斜壁が大きな圧縮加重を受けて第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形(反転)しても、小径取付部を締め付けるバンドと蛇腹部との接触が回避される。
【0011】
こで、請求項3記載の発明のように、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を小径取付部側から徐々に大きくして樹脂製ステアリングブーツを構成することが望ましい。
【0012】
したがってこの場合には、蛇腹部の小径取付部寄りの部分の剛性が高くなり、この部分が他の部分に比べて変形し難くなる。ここで、外径寸法を徐々に大きくする山又は内径寸法を徐々に大きくする谷の数を、小径取付部側から2個以上5個以内としたのは、1個とすると、剛性を高める補強効果が弱すぎ、また2個目に対して大きさが違いすぎて却って1個目と2個目との境界部分の剛性を弱めてしまうからである一方、5個よりも多くすると、剛性が高まる範囲が広くなり過ぎて蛇腹部のボールジョイントの作動に対する追従性を妨げる虞がある共に、ボールジョイントの近くまで蛇腹部が小径になるのでこれらが接触し易くなって樹脂製ステアリングブーツの正常な作動を妨げる虞があるからである。
【0013】
さらに、請求項4記載の発明のように、請求項1から3のいずれか一つに記載の樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部に形成された複数の谷のうち、最大の谷の内径を、ボールジョイントの最大外径または最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく1.25倍以下の寸法に設定して樹脂製ステアリングブーツを構成することが望ましい。
【0014】
したがってこれらの場合には、蛇腹部全体がボールジョイントにより接近することになり、蛇行をより効果的に抑えることができる。ここで蛇腹部の最大の谷の内径を、ボールジョイントの最大外径または最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく1.25倍以下の寸法にしたのは、蛇腹部の最大の谷の内径をボールジョイントの最大外径または最大対角距離の1.0倍以下にすると、樹脂製ステアリングブーツをステアリング装置に装着し難くなると共に蛇腹部がボールジョイントにひっかかり円滑な伸縮および揺動運動ができなくなるからである一方、蛇腹部の最大の谷の内径をボールジョンイトの最大外径または最大対角距離の1.25倍より大きくすると、蛇腹部の蛇行が部分的にやや大きくなる危険があり、より効果的に蛇行を抑えることができないからである。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、第1拡径壁の外周面に複数のリブを設けて構成している。
【0016】
したがって、立ち上がり傾斜壁のうち第1拡径部の剛性が大きくなり、蛇腹部側を小径取付部側にしっかりと連結することができると共に、第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形し、十分な圧縮変形量が確保される。
【0017】
さらに、請求項記載の発明、第2拡径壁の長さは、第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法である。
【0018】
したがってこの場合には、立ち上がり傾斜壁が大きな圧縮加重を受けて第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように変形(反転)しても、小径取付部を締め付けるバンドと蛇腹部との接触が回避される。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
【0021】
図1に、本発明を適用した樹脂製ステアリングブーツの実施形態の一例を示す。
【0022】
樹脂製ステアリングブーツ(以下、単にステアリングブーツという)1は、自動車のステアリング装置に装着されるものであり、大径取付部2と小径取付部3との間に蛇腹部4を形成し、この蛇腹部4内に当該蛇腹部4に対し相対運動可能なボールジョイント、より詳しくはステアリング装置のハウジング15から車幅方向に突出するラックバー16とタイロッド17とを連結するボールジョイント18を収納している。なお、大径取付部2及び小径取付部3は、バンド(クランプ)装着用溝5,6に装着されたバンドによってハウジング15又はタイロッド17に固定される。
【0023】
蛇腹部4は、ハウジング15に対するラックバー16及びタイロッド17の往復運動やボールジョイント18を中心としたタイロッド17の揺動運動(ピボット運動)に対応して伸縮や屈曲等の変形を繰り返す。即ち、自動車の走行等により、蛇腹部4のボールジョイント18に対向する位置が変化する。この蛇腹部4のボールジョイント18の径方向に対向する範囲の最小内径dは、ボールジョイント18の最大外径Dに対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されている。なおボールジョンイト18の外形が円でない場合には、最大対角距離に対して寸法設定される。したがって、蛇腹部4がボールジョイント18に接近することになり、蛇腹部4が径方向に変形し始めるとボールジョイント18に当たり、ボールジョイント18に支えられるようにして蛇腹部4の変形をタイロッド17のピボット運動にあわせる。
【0024】
ここで、蛇腹部4のボールジョイント18に対向する範囲(以下、単に対向範囲という)の最小内径dを上述の寸法に設定するのは、次の理由による。つまり、蛇腹部4の対向範囲の最小内径dをボールジョイント18の最大外径Dの1.0倍以下の寸法にすると、ステアリングブーツ1をステアリング装置に装着する場合に蛇腹部4をボールジョイント18に当てずに装着作業を行うことができなくなって作業性が悪化すると共に、ステアリングブーツ1の使用時には蛇腹部4とボールジョイント18とが常に接触するので作動性、耐久性を悪化させるからである。一方、蛇腹部4の対向範囲の最小内径dをボールジョイント18の最大外径Dの1.25倍よりも大きくすると、蛇腹部4のボールジョイント18に当たるまでの変形量が大きくなり過ぎ、蛇腹部4をボールジョイント18に接触させることで蛇行を抑えるという効果が得難くなるからである。
【0025】
また、蛇腹部4に形成されている複数の谷のうち、最大の谷の内径dはボールジョント18の最大外径Dに対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されている。したがって、蛇腹部4全体がボールジョンイト18に接近することになり、蛇腹部4が径方向に変形し始めるとボールジョンイト18に当たり、蛇行を抑える。
【0026】
ここで、蛇腹部4の最大の谷の内径dを上述の寸法に設定するのは、次の理由による。つまり、蛇腹部4の最大の谷の内径dをボールジョイント18の最大外径Dの1.0倍以下の寸法にすると、ステアリングブーツ1をステアリング装置に装着する場合に蛇腹部4をボールジョイント18に当てずに装着作業を行うことができなくなって作業性が悪化すると共に、ステアリングブーツ1の使用時には蛇腹部4がボールジョイント18にひっかかり円滑な伸縮および揺動運動ができないからである。一方、蛇腹部4の最大の谷の内径dをボールジョイント18の最大外径Dの1.25倍よりも大きくすると、蛇腹部4のボールジョイント18に当たるまでの変形量が大きくなり過ぎ、蛇腹部4をボールジョイント18に接触させることで蛇行を抑えるという効果が小さくなるからである。
【0027】
また、蛇腹部4に形成されている複数の山と谷のうち、小径取付部3側から2個以上5個以内の山7の外径寸法と2個以上5個以内の谷8の内径寸法の少なくとも一方が、小径取付部3側から徐々に大きくなっている。本実施形態では、小径取付部3側から5個の山7の外径寸法及び4個の谷8の内径寸法が小径取付部3側から徐々に大きくなっている。したがって、当該山7又は谷8が形成されている範囲A1の剛性が高くなり、この範囲A1が他の範囲に比べて補強されることになる。これにより、蛇腹部4の小径取付部3の近くの変形量を蛇行に至らない程度に抑えることができる。
【0028】
ここで、小径取付部3側から外径寸法又は内径寸法を徐々に大きくする山7又は谷8の数を2個以上5個以内としたのは、以下の理由による。つまり、かかる山7又は谷8の数を1個とした場合には、剛性が高められる範囲A1が狭くて補強効果が弱く、また、2個目の山又は谷との径差が大きくなって却ってこれらの境界部分が変形に対して弱くなり、蛇行を抑えるという効果が得難くなるからである。一方、かかる山7又は谷8の数が5個を超えた場合には、剛性が高められる範囲が広くなり過ぎて蛇腹部4の円滑な屈曲等が妨げられる虞があり、また、ボールジョイント18の近傍まで蛇腹部4が小径になってしまい、当該蛇腹部4が必要以上にボールジョイント18に当たり易くなって蛇腹部4のボールジョイント18の動きに対する追従性が害される虞があるからである。
【0029】
また、蛇腹部4に形成された複数の谷のうち、大径取付部2側から数えて全谷数の1/3以内、本実施形態では、全谷数13個のうち大径取付部2側から3個の谷9の底位置に断面形状がほぼU字型の周溝10を形成している。各周溝10は、蛇腹部4の径方向変形に対する剛性を向上させる。即ち、蛇腹部4の谷9が形成されている範囲A2が他の範囲に比べて径方向に変形し難くなり、蛇行の発生を抑制する。
【0030】
ここで、周溝10を底位置に形成する谷9の数を大径取付部2側から数えて全谷数の1/3以内としたのは、次の理由による。つまり、全谷数の1/3より多くの谷9に周溝10を設けると変形に対する剛性を向上させる範囲A2が広くなり過ぎてボールジョイント18の近傍にまで及び、ボールジョイント18の動きに対する蛇腹部4の追従性が悪化するからである。
【0031】
また、蛇腹部4の小径取付部3側の立ち上がり傾斜壁11は、小径取付部3から拡径する第1拡径壁12と、該第1拡径壁12から当該第1拡径壁12の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁13とに分割されている。即ち、蛇腹部4の小径取付部3側の立ち上がり傾斜壁11(以下、単に立ち上がり傾斜壁11という)は2段構造となっており、その断面形状は第1拡径壁12と第2拡径壁13との境界位置で折れ曲がったものとなっている。
【0032】
第1拡径壁12の外周面には、複数のリブ14が設けられている。各リブ14は、周方向に等間隔で例えば4カ所に形成されている。各リブ14は、第1拡径壁12を補強してその剛性を高める。したがって、立ち上がり傾斜壁11全体としての剛性は小径取付部3側と蛇腹部4側とを連結するのに十分な、即ち蛇腹部4側を小径取付部3側で支えるのに十分な大きさになり、ステアリングブーツ1の姿勢が保持されて蛇行が効果的に抑えられる。また、第1拡径壁12と第2拡径壁13との境界位置や第2拡径壁13自体の変形は容易であることから、樹脂製ステアリングブーツ1に圧縮方向の力が作用した場合、立ち上がり傾斜壁11全体としての屈曲量はステアリング装置の作動を妨げない程度に確保される。
【0033】
また、図2に示すように、第2拡径壁13の長さL1は、第1拡径壁12と第2拡径壁13の境界位置から小径取付部3に形成されたバンド装着用溝6の蛇腹側端6aまでの部分の蛇腹部4軸方向の長さL2以下の寸法に設定されている。したがって、立ち上がり傾斜壁11が大きな圧縮加重を受けて折れ曲がり第2拡径壁13が第1拡径壁12側に重なるように変形(反転)した場合であっても、小径取付部3側から1個目の山7と小径取付部3を締め付けるバンド20との接触が回避され、当該山7の摩耗、破断が防止される。
【0034】
一般に、ステアリングブーツは蛇腹部を変形し易くして十分な伸縮量を確保する。その一方、単純に蛇腹部を変形し易くすると、この蛇腹部は蛇行し易くなる。蛇腹部が蛇行すると、この蛇腹部はハウジング15内に噛み込まれたり、周辺のサスペンション装置等に当たる虞がある。蛇腹部がハウジング15内に噛み込まれた場合やサスペンション装置等に当たった場合、当該蛇腹部はボールジョイント18に当たった場合に比べて大きなダメージを受ける。
【0035】
本発明にかかるステアリングブーツ1は、蛇腹部4を変形量が小さい段階でボールジョイント18に当てることでその変形を抑制し、また、蛇腹部4の各取付部2,3側の範囲A1,A2における変形を抑えることができ、しかも立ち上がり傾斜壁11は蛇腹部4側を小径取付部3側に対してしっかりと連結すると共に第2拡径壁13の反転を可能にして圧縮変形量を確保している。このため、ステアリングブーツ1の蛇腹部4全体としての伸縮量を確保しながら蛇腹部4の蛇行を防ぐことができる。即ち、ステアリング装置の作動を妨げない伸縮量と、耐久性に重大な影響を与える蛇行の防止とをともに高水準でバランス良く満足させ、ブーツとしての機能を十分に発揮できる実用的なものにしている。
【0036】
さらに本発明のステアリングブーツ1は、大幅な小型化が可能となり、周辺部材のレイアウトの自由度を増し、車両の軽量化、設計の自由度を増すことも可能となる。
【0037】
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0038】
例えば、上述の説明では、蛇腹部4の最大の谷の内径dと蛇腹部4の対向範囲の最小内径dとを同一としているが、これに限定されるものではなく、蛇腹部4の最大の谷の内径が蛇腹部4の対向範囲の最小内径よりも大きくても良い。
【0039】
また、上述の説明では、小径取付部3側から外径寸法を徐々に大きくする山7の数を5個にする一方、内径寸法を徐々に大きくする谷8の数を4個にしているが、2個以上5個以内の数であれば特に限定されるものではない。例えば、図3に示すステアリングブーツ1のように、小径取付部3側から4個の山7の外径寸法を徐々に大きくする一方、3個の谷8の内径寸法を徐々に大きくしても良い。
【0040】
また、上述の説明では、小径取付部3側から所定数の山7と谷8の両方について外径寸法又は内径寸法を徐々に大きくして範囲A1の剛性を高めているが、必ずしも山7と谷8の両方について外径寸法又は内径寸法を徐々に大きくして範囲A1の剛性を高める必要はなく、山7の外径寸法を徐々に大きくするか、又は谷8の内径寸法を徐々に大きくすることで範囲A1の剛性を高めるようにしても良い。
【0041】
また、上述の説明では、大径取付部2側から3個の谷9に周溝10を形成しているが、周溝10を形成する谷9の数は大径取付部2側から数えて全谷数の1/3以内であれば特に限定されるものではない。例えば、図3に示すステアリングブーツ1のように、大径取付部2側から2個の谷9に周溝10を形成しても良い。
【0042】
また、上述の説明では、大径取付部2、小径取付部3及び蛇腹部4から構成されたステアリングブーツ1を例にしているが、大径取付部2、小径取付部3及び蛇腹部4のみから構成されるステアリングブーツ1に限るものではない。例えば、図4に示すステアリングブーツ1のように、大径取付部2と蛇腹部4との間に延長部19を有するものであっても良い。
【0043】
さらに、上述の説明では、同一のステアリングブーツ1について、蛇腹部4の対向範囲の最小内径dおよび蛇腹部4の最大の谷の内径dを所定の寸法とし、所定数の山7の外径寸法及び所定数の谷8の内径寸法を所定の寸法とし、所定数の谷9に周溝10を形成し、さらに、立ち上がり傾斜壁11を所定寸法の第1及び第2拡径壁12,13に分割すると共に複数のリブ14を形成しているが、これらを全て一緒に施す必要はなく、必要に応じて各々を選択して施せば良いことは勿論である。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部は、ボールジョイントに対向する範囲の最小内径が、ボールジョイントの最大外径に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されることで、径方向の変形時にボールジョイントに当たり支えられて蛇行が抑制されると共にタイロッドのピボット運動にあわせて変形するものであるので、蛇腹部をボールジョイントに当ててその蛇行を防止することができる。このため、樹脂製ステアリングブーツの伸縮量を十分に確保しつつ蛇行を有効に防止することができるとともにコンパクト化も図ることができる。
また、請求項1,2記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、第1拡径壁の外周面に複数のリブを設けているので、立ち上がり傾斜壁によって蛇腹部側が小径取付部側にしっかりと支えられる。このため、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の蛇行を防止することができる。また、第2拡径壁は第1拡径壁側に重なるようにして反転できるので、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の圧縮方向の変形量を十分に確保することができるとともにコンパクト化が可能となる。
また、請求項1,2記載の樹脂製ステアリングブーツでは、第2拡径壁の長さを、第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法にしているので、圧縮加重を受けて第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように反転しても、小径取付部を締め付けるバンドと蛇腹部とが接触することがない。このため、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の圧縮方向の変形量を十分に確保すると共に、耐久性を向上させることができる。
【0045】
また、請求項1記載の樹脂製ステアリングブーツでは、蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を小径取付部側から徐々に大きくしているので、蛇腹部の小径取付部寄りの部分の剛性を高めることができ、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の蛇行をより有効に防止することができる。
一方、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツでは、蛇腹部に形成された複数の谷のうち、大径取付部側から数えて全谷数の1/3以内の谷の底位置に断面形状がほぼU字型の周溝を形成しているので、蛇腹部の大径取付部寄りの部分の径方向変形に対する剛性を高めることができ、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の蛇行をより一層有効に防止することができる。
【0046】
こで、請求項3記載のステアリングブーツでは、請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を小径取付部側から徐々に大きくしているので、蛇腹部の小径取付部寄りの部分の剛性を高めることができ、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の蛇行をより有効に防止することができる。
【0047】
さらに、請求項4記載のステアリングブーツでは、請求項1から3のいずれか一つに記載の樹脂製ステアリングブーツにおいて、蛇腹部に形成された谷のうち、最大の谷の内径を、ボールジョイントの最大外径に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定しているので、蛇腹部をボールジョイントに当ててその蛇行を防止することができる。このため、樹脂製ステアリングブーツの伸縮量を十分に確保しつつ蛇行をより有効に防止することができると共にコンパクト化をより一層図ることができる。
【0048】
また、請求項5記載の樹脂製ステアリングブーツは、蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、第1拡径壁の外周面に複数のリブを設けているので、立ち上がり傾斜壁によって蛇腹部側が小径取付部側にしっかりと支えられる。このため、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の蛇行を防止することができる。また、第2拡径壁は第1拡径壁側に重なるようにして反転できるので、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の圧縮方向の変形量を十分に確保することができるとともにコンパクト化が可能となる。
【0049】
また、請求項記載の樹脂製ステアリングブーツでは、第2拡径壁の長さを、第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法にしているので、圧縮加重を受けて第2拡径壁が第1拡径壁に重なるように反転しても、小径取付部を締め付けるバンドと蛇腹部とが接触することがない。このため、樹脂製ステアリングブーツの蛇腹部の圧縮方向の変形量を十分に確保すると共に、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製ステアリングブーツの実施形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1の樹脂製ステアリングブーツの小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を詳しく示す断面図である。
【図3】本発明の樹脂製ステアリングブーツの他の実施形態を示す断面図である。
【図4】本発明の樹脂製ステアリングブーツのさらに他の実施形態を示す断面図である。
【図5】従来の樹脂製ステアリングブーツの蛇行変形した状態の側面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングブーツ
2 大径取付部
3 小径取付部
4 蛇腹部
6 小径取付部側のバンド装着用溝
6a 蛇腹側端
7 小径取付部寄りの山
8 小径取付部寄りの谷
9 大径取付部寄りの谷
10 周溝
11 立ち上がり傾斜壁
12 第1拡径壁
13 第2拡径壁
14 リブ
18 ボールジョイント
D ボールジョイントの最大外径
d 蛇腹部の対向範囲の最小内径

Claims (5)

  1. 大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、前記蛇腹部は、前記ボールジョイントに対向する範囲の最小内径が、前記ボールジョイントの最大外径又は最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されることで、径方向の変形時に前記ボールジョイントに当たり支えられて蛇行が抑制されると共にタイロッドのピボット運動にあわせて変形するものであり、前記蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、前記小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を前記小径取付部側から徐々に大きくし、且つ、前記蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、前記小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、前記第1拡径壁の外周面に複数のリブを設け、前記第2拡径壁の長さは、前記第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から前記小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の前記蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法であることを特徴とする樹脂製ステアリングブーツ。
  2. 大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、前記蛇腹部は、前記ボールジョイントに対向する範囲の最小内径が、前記ボールジョイントの最大外径又は最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく且つ1.25倍以下の寸法に設定されることで、径方向の変形時に前記ボールジョイントに当たり支えられて蛇行が抑制されると共にタイロッドのピボット運動にあわせて変形するものであり、前記蛇腹部に形成された複数の谷のうち、前記大径取付部側から数えて全谷数の1/3以内の谷の底位置に断面形状がほぼU字型の周溝を形成し、且つ、前記蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、前記小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、前記第1拡径壁の外周面に複数のリブを設け、前記第2拡径壁の長さは、前記第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から前記小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の前記蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法であることを特徴とする樹脂製ステアリングブーツ。
  3. 前記蛇腹部に形成された複数の山と谷のうち、前記小径取付部側から2個以上5個以内の山の外径寸法と2個以上5個以内の谷の内径寸法との少なくとも一方を前記小径取付部側から徐々に大きくしたことを特徴とする請求項2記載の樹脂製ステアリングブーツ。
  4. 前記蛇腹部に形成された複数の谷のうち、最大の谷の内径を、前記ボールジョイントの最大外径または最大対角距離に対して1.0倍よりも大きく1.25倍以下の寸法に設定したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の樹脂製ステアリングブーツ。
  5. 大径取付部と小径取付部との間に蛇腹部を形成し、この蛇腹部内に当該蛇腹部に対して相対運動可能なボールジョイントを収納する樹脂製ステアリングブーツにおいて、前記蛇腹部の小径取付部側の立ち上がり傾斜壁を、前記小径取付部から拡径する第1拡径壁と、該第1拡径壁から当該第1拡径壁の傾斜角度よりも大きい傾斜角度で拡径する第2拡径壁とに分割すると共に、前記第1拡径壁の外周面に複数のリブを設け、前記第2拡径壁の長さは、前記第1拡径壁と第2拡径壁の境界位置から前記小径取付部に形成されたバンド装着溝の蛇腹側端までの部分の前記蛇腹部の軸方向の長さ以下の寸法であることを特徴とする樹脂製ステアリングブーツ。
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