JPH0644258Y2 - 可撓性電線管 - Google Patents
可撓性電線管Info
- Publication number
- JPH0644258Y2 JPH0644258Y2 JP1986196201U JP19620186U JPH0644258Y2 JP H0644258 Y2 JPH0644258 Y2 JP H0644258Y2 JP 1986196201 U JP1986196201 U JP 1986196201U JP 19620186 U JP19620186 U JP 19620186U JP H0644258 Y2 JPH0644258 Y2 JP H0644258Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- peripheral surface
- synthetic resin
- electric wire
- ridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、管内に電線等を挿通して使用するための可撓
性電線管に関するものである。
性電線管に関するものである。
(従来の技術とその課題) この種の可撓性電線管として、例えば特開昭58-157311
号公報には、内外周面を軸線方向に波打状に形成した合
成樹脂製内管の外周面谷部に金属等の線材を巻回し、該
線材を含む内管外周を合成樹脂製外管で被覆したものが
提案されている。
号公報には、内外周面を軸線方向に波打状に形成した合
成樹脂製内管の外周面谷部に金属等の線材を巻回し、該
線材を含む内管外周を合成樹脂製外管で被覆したものが
提案されている。
しかしながら、この電線管は内管外周の谷部に補強用の
線材が巻回されているため、該電線管を曲げ加工したと
きに圧縮される側は谷部によって線材を押圧することに
なり、この線材に規制されてそれの以上の曲げ加工がで
きなかった。
線材が巻回されているため、該電線管を曲げ加工したと
きに圧縮される側は谷部によって線材を押圧することに
なり、この線材に規制されてそれの以上の曲げ加工がで
きなかった。
また、特開昭60-125484号公報には、直管の一部に螺子
状凹凸部を設けてその凹凸部によって可撓性を付与する
と共に、凹部に線条を巻回してその外周側に屈曲可能な
樹脂管を嵌挿したフレキシブル管が提案されている。
状凹凸部を設けてその凹凸部によって可撓性を付与する
と共に、凹部に線条を巻回してその外周側に屈曲可能な
樹脂管を嵌挿したフレキシブル管が提案されている。
しかしながら、このフレキシブル管内に電線を挿通して
電線管として使用する場合、電線が直管部を通過すると
きはその平滑状の内周面と面接触して摩擦抵抗が大きい
ために、容易に電線を挿通することができない。また、
電線が可撓性をする凹凸部を通過するときは管内面の凸
部が電線と接触して磨耗したときに管が破損するという
危険性がある。
電線管として使用する場合、電線が直管部を通過すると
きはその平滑状の内周面と面接触して摩擦抵抗が大きい
ために、容易に電線を挿通することができない。また、
電線が可撓性をする凹凸部を通過するときは管内面の凸
部が電線と接触して磨耗したときに管が破損するという
危険性がある。
本考案はかかる課題を解決したものであって、管内に電
線を容易に挿通することができると共に、管を曲げるだ
けで配管施工が簡単に行え、しかも配管施工後は管が偏
平状に変形することのない可撓性電線管を提供するもの
である。
線を容易に挿通することができると共に、管を曲げるだ
けで配管施工が簡単に行え、しかも配管施工後は管が偏
平状に変形することのない可撓性電線管を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) 本考案は、内周面及び外周面を平滑状に形成した軟質可
塑性合成樹脂製管の内周面に、中空部を有する環状もし
くは螺旋状の硬質可塑性合成樹脂製凸条を管軸方向に所
定間隔に周設し、該中空部内に金属体を設けたことを特
徴とするものである。
塑性合成樹脂製管の内周面に、中空部を有する環状もし
くは螺旋状の硬質可塑性合成樹脂製凸条を管軸方向に所
定間隔に周設し、該中空部内に金属体を設けたことを特
徴とするものである。
(作用) 管本体を軟質の合成樹脂で形成したので、容易に曲げる
ことができる。また、管内周面に硬質の合成樹脂で凸条
を設けたので、電線を挿通したときに電線と凸条とが点
接触する。更には、凸条と該凸条の中空部内に設けた金
属体とによって剛性が高まり、管の偏平化が防止され
る。
ことができる。また、管内周面に硬質の合成樹脂で凸条
を設けたので、電線を挿通したときに電線と凸条とが点
接触する。更には、凸条と該凸条の中空部内に設けた金
属体とによって剛性が高まり、管の偏平化が防止され
る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
図は本考案に係る可撓性電線管の縦断面正面図であっ
て、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等からなる軟質
可塑性合成樹脂製管1の内周面及び外周面は平滑状とな
っている。
て、軟質塩化ビニル樹脂、ポリエチレン等からなる軟質
可塑性合成樹脂製管1の内周面及び外周面は平滑状とな
っている。
この合成樹脂製管1の内周面に環状の硬質可塑性合成樹
脂製凸条2を管軸方向に対して所定間隔で周設し、各凸
条2間に谷部3を形成する。また、凸条2は断面略半円
形状に形成し、その内部に形成した中空部4内に金属体
5を設ける。
脂製凸条2を管軸方向に対して所定間隔で周設し、各凸
条2間に谷部3を形成する。また、凸条2は断面略半円
形状に形成し、その内部に形成した中空部4内に金属体
5を設ける。
尚、金属体5は断面円形あるいは方形状とすることがで
き、その内部を中空状としてもよい。また、前記凸条2
は管軸方向に所定の間隔をもって螺旋状に周設したもの
であってもよい。
き、その内部を中空状としてもよい。また、前記凸条2
は管軸方向に所定の間隔をもって螺旋状に周設したもの
であってもよい。
通常、この可撓性電線管は長尺のものをドラム巻きして
施工現場まで搬入した後、これを巻き戻して配管施工す
るものである。このとき、管本体が軟質の合成樹脂から
なり、その内周面に設けた各凸条2間には谷部3が設け
られているので、この管を曲げ加工するとき縮小側は容
易に圧縮され、伸張側は容易に伸ばされて曲げに対し追
従する。従って、本考案の可撓性電線管を使用すると、
エルボ、ベント等の曲り継手を準備しなくても配管施工
が簡単に行なえ、しかも管外周面が平滑状となっている
ため、通常のソケツト継手を使用して管同士を接続する
ことができる。
施工現場まで搬入した後、これを巻き戻して配管施工す
るものである。このとき、管本体が軟質の合成樹脂から
なり、その内周面に設けた各凸条2間には谷部3が設け
られているので、この管を曲げ加工するとき縮小側は容
易に圧縮され、伸張側は容易に伸ばされて曲げに対し追
従する。従って、本考案の可撓性電線管を使用すると、
エルボ、ベント等の曲り継手を準備しなくても配管施工
が簡単に行なえ、しかも管外周面が平滑状となっている
ため、通常のソケツト継手を使用して管同士を接続する
ことができる。
また、管内周面には管軸方向に所定間隔で凸条2が設け
られているため、管内に電線を挿通するとき電線と凸条
2とが点接触して電線の挿通が円滑に行なえる。このと
き、凸条2は硬質の合成樹脂で形成されているため、電
線と接触しても摩耗することがない。
られているため、管内に電線を挿通するとき電線と凸条
2とが点接触して電線の挿通が円滑に行なえる。このと
き、凸条2は硬質の合成樹脂で形成されているため、電
線と接触しても摩耗することがない。
また、凸条2と、該凸条2の中空部4に配設した金属体
5の剛性によって管の偏平強度が保持されるため、この
電線管を地中に埋設したときに土圧等の外力が管外周面
に作用しても管が偏平状に変形することはない。
5の剛性によって管の偏平強度が保持されるため、この
電線管を地中に埋設したときに土圧等の外力が管外周面
に作用しても管が偏平状に変形することはない。
(考案の効果) 以上詳述した如く、本考案の可撓性電線管は管を簡単に
曲げることができるので、配管施工が極めて簡単に行な
える。また、管内に電線を挿通するときは、電線と凸条
とが点接触するため容易に挿通することができ、たとえ
凸条が摩耗しても管が破損することはない。また、凸条
と該凸条の中空部に設けた金属体によって偏平強度が保
持されるため、該電線管を地中に埋設したときに、土圧
等の外力を受けても偏平状に変形して破損することがな
い。
曲げることができるので、配管施工が極めて簡単に行な
える。また、管内に電線を挿通するときは、電線と凸条
とが点接触するため容易に挿通することができ、たとえ
凸条が摩耗しても管が破損することはない。また、凸条
と該凸条の中空部に設けた金属体によって偏平強度が保
持されるため、該電線管を地中に埋設したときに、土圧
等の外力を受けても偏平状に変形して破損することがな
い。
図は本考案の一実施例を示す可撓性電線管の縦断面正面
図である。 1……軟質可塑性合成樹脂製管 2……硬質可塑性合成樹脂製凸条 3……谷部、4……中空部、5……金属体
図である。 1……軟質可塑性合成樹脂製管 2……硬質可塑性合成樹脂製凸条 3……谷部、4……中空部、5……金属体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 沼田 敏昭 神奈川県平塚市真土2480番地 三菱樹脂株 式会社平塚工場内 (56)参考文献 特開 昭60−125484(JP,A) 実開 昭61−44088(JP,U) 実開 昭51−101064(JP,U) 実開 昭56−170385(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】内周面及び外周面を平滑状に形成した軟質
可塑性合成樹脂製管の内周面に、中空部を有する環状も
しくは螺旋状の硬質可塑性合成樹脂製凸条を管軸方向に
所定間隔に周設し、該中空部内に金属体を設けたことを
特徴とする可撓性電線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986196201U JPH0644258Y2 (ja) | 1986-12-20 | 1986-12-20 | 可撓性電線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986196201U JPH0644258Y2 (ja) | 1986-12-20 | 1986-12-20 | 可撓性電線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63100910U JPS63100910U (ja) | 1988-06-30 |
JPH0644258Y2 true JPH0644258Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31154805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986196201U Expired - Lifetime JPH0644258Y2 (ja) | 1986-12-20 | 1986-12-20 | 可撓性電線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644258Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004215494A (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 通信ケーブル及び通信線用保護管 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60125484A (ja) * | 1983-12-08 | 1985-07-04 | 不二精工株式会社 | フレキシブル管 |
JPS6144088U (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-24 | タイガ−スポリマ−株式会社 | 可撓性ホ−ス |
-
1986
- 1986-12-20 JP JP1986196201U patent/JPH0644258Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63100910U (ja) | 1988-06-30 |
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