JP2004215494A - 通信ケーブル及び通信線用保護管 - Google Patents

通信ケーブル及び通信線用保護管 Download PDF

Info

Publication number
JP2004215494A
JP2004215494A JP2003413905A JP2003413905A JP2004215494A JP 2004215494 A JP2004215494 A JP 2004215494A JP 2003413905 A JP2003413905 A JP 2003413905A JP 2003413905 A JP2003413905 A JP 2003413905A JP 2004215494 A JP2004215494 A JP 2004215494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin layer
communication line
layer
communication
tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003413905A
Other languages
English (en)
Inventor
Itaru Sakabe
至 坂部
Kazuaki Hamada
和明 浜田
Hiroki Ishikawa
弘樹 石川
Hisashi Tanji
久 丹治
Toshiaki Kakii
俊昭 柿井
Nobuhiro Akasaka
伸宏 赤坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2003413905A priority Critical patent/JP2004215494A/ja
Priority to PCT/JP2003/016041 priority patent/WO2004055835A1/ja
Priority to AU2003289349A priority patent/AU2003289349A1/en
Priority to TW092135971A priority patent/TWI296724B/zh
Priority to US10/738,224 priority patent/US7064276B2/en
Publication of JP2004215494A publication Critical patent/JP2004215494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4459Ducts; Conduits; Hollow tubes for air blown fibres
    • G02B6/4461Articulated
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/44Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
    • G02B6/4439Auxiliary devices
    • G02B6/4471Terminating devices ; Cable clamps
    • G02B6/4478Bending relief means
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G3/00Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
    • H02G3/02Details
    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
    • H02G3/0462Tubings, i.e. having a closed section
    • H02G3/0481Tubings, i.e. having a closed section with a circular cross-section

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)
  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
  • Communication Cables (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

【課題】 所定の曲げ径までは小さな力で容易に曲げることができるが、それ以下に曲げるには大きな力を必要とし、曲げにくくなるようにして屈曲防止効果を高めた通信ケーブル及び通信線用保護管を提供する。
【解決手段】 通信線11、11Aを2層以上の合成樹脂層からなる外被13、13Aによりルース状態で保護した通信ケーブル10、10A又は通信線を挿入する通信線用保護管であって、外被13、13Aの最も硬質の硬質樹脂層13a、13aAは内径面に達する輪切り状又は螺旋状の長手方向に連続的な環状溝14、或いは切り込み部14Aを有し、外被13、13Aの最外層は硬質樹脂層13a、13aAより軟質の樹脂からなる保護層13b、13bAで形成され、通信線11、11Aを曲げる際に環状溝14或いは切り込み部14Aの隣接するエッジ部14a、14aAが互いに接触して、所定の曲げ径以下に曲げられるのを阻止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバ、撚り導線等の通信線を合成樹脂の外被によりルース状態又は密着した状態で保護した通信ケーブルに関し、特に屋内配線に用いる通信ケーブル及び通信線を挿入する保護管に関する。
車両や通信装置内及び屋内等で、各種の情報伝送・制御のために通信ケーブルが用いられる。この通信ケーブルとしては、光通信用の光ファイバ又は電気通信用の導線が使用され、単心線又は多心線の外周を外被により直接又はルース状態で覆って使用される。また、通信線を外被で覆うケーブル形態として、予め通信線の外被となる保護管を布設しておき、後に必要に応じて保護管内に通信線を挿入して使用する場合もある。
これらの通信線は、屈曲や側圧によって伝送特性が悪化することがあり、過度に屈曲されるのを防止する必要がある。従来、光ファイバを用いた通信ケーブルにおいて、屈曲による伝送損失の増加を防止することを目的とした通信ケーブルとして、外被に環状の凹凸を設けた構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図18は、前記特許文献1に開示されている屈曲防止被覆を備えた通信ケーブルを示す図で、図中、1は光ファイバ、2はシース、3は屈曲防止被覆を示す。図18に示す光ファイバ1は、アクリル系樹脂又はポリカーボネート系の樹脂で形成されたコア部の周りをコア部より屈折率がやや低い同様の樹脂で囲った光ファイバ(通常、プラスチックファイバと称されている)で形成されている。
この光ファイバ1は、外周を伸縮性のあるポリエチレン樹脂又は塩化ビニル樹脂等のシース2で覆われ、その外側をシース2と同等な樹脂で形成された屈曲防止被覆3で覆われている。屈曲防止被覆3は、表面の円周に沿って多数の環状のスリットを入れることにより凹凸を施した形状となっている。この構成による通信ケーブルは、屈曲された際に屈曲防止被覆3の隣接する凸部と凸部が接触し、ある角度以上屈曲することを防止することができるとされている。
特開平11−223752号公報
しかしながら、上記の屈曲防止被覆3は、伸縮性のあるポリエチレン樹脂や塩化ビニル樹脂等の同一樹脂で形成された被覆部に凹凸を設ける構造であるため、隣接する凸部同士が接触する前後で曲げに要する力の差が少ない。このため、通信ケーブルを曲げたとき、慣性等で所定の曲げ径以下に曲げられてしまう危険性がある。また、隣接する凸部同士が接触すると被覆が変形してしまい、十分な屈曲防止効果を得ることができない。そこで、凸部の変形を少なくするために、凹凸のある屈曲防止被覆3を硬質の樹脂で形成したとすると、通信ケーブルを繰り返し曲げたときに凹部が屈曲白化を起こし、亀裂が入るなどの不具合が生じやすい。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、所定の曲げ径までは小さな力で容易に曲げることができるが、それ以下に曲げるには大きな力を必要とし、曲げにくくなるようにして屈曲防止効果を高めた通信ケーブル及び通信線用保護管の提供を課題とする。
本発明による通信ケーブルは、通信線を2層以上の合成樹脂層からなる外被によりルース状態で保護した通信ケーブルであって、外被の最も硬質の硬質樹脂層は内径面に達する輪切り状又は螺旋状の長手方向に連続的な環状溝を有し、外被の最外層は硬質樹脂層より軟質の樹脂からなる保護層で形成され、通信線を曲げる際に環状溝の隣接するエッジ部が互いに接触して、所定の曲げ径以下に曲げられるのを阻止するように形成したものである。
また、本発明による通信線用保護管は、通信線をルース状態で挿入する2層以上の合成樹脂層からなる通信線用の保護管であって、保護管の最も硬質の硬質樹脂層は内径面に達する輸切り状又は螺旋状の長手方向に連続的な環状溝を有し、外被の最外層は硬質樹脂層より軟質の樹脂からなる保護層で形成され、保護管を曲げる際に環状溝の隣接するエッジ部が互いに接触して、所定の曲げ径以下に曲げられるのを阻止するように形成したものである。
また、本発明にかかる通信線用保護管は、合成樹脂からなる被覆層を有する通信線用保護管であって、被覆層のうち少なくとも1層の被覆層に螺旋状または円周状の切り込みがこの被覆層を完全に貫くように形成されていることを特徴としている。
また、本発明にかかる通信線用保護管の製造方法は、合成樹脂からなる被覆層を有する通信線用保護管の製造方法であって、合成樹脂のチューブを押し出し成形により押し出し後、前記チューブを貫くように螺旋状または円周状に切り込んでいくことを特徴としている。
また、本発明にかかる通信ケーブルの製造方法は、合成樹脂からなる被覆層を有する通信ケーブルの製造方法であって、合成樹脂のチューブを押し出し成形により押し出し後、前記チューブを貫くように螺旋状または円周状に切り込んでいくことを特徴としている。
本発明によれば、環伏溝或いは切り込み部を挟んで隣接する硬質樹脂層のエッジ部分が互いに接触する前と後で、曲げに要する力の差を2倍以上にすることができる。このため、所定の曲げ径までは小さな力で容易に曲げることができるが、それ以下に曲げるには大きな力を必要として曲げにくくすることができる。また、硬質樹脂層の外面に抗張力繊維を配することにより、所定径以下に曲げられるのを防止することができる。
図1、図2により本発明の概略を説明する。図1は本発明を説明する概略図、図2は本発明の作用を説明する図である。図中、10は通信ケーブル、11は光ファイバ心線、12は抗張力繊維、13は外披、13aは硬質樹脂層、13bは保護層、13cは軟質樹脂層、14は環状溝、14aはエッジ部分、15は接触部を示す。
本発明の通信ケーブル10において、通信線が光ファイバである場合、光ファィバ心線11を抗張力繊維12を介在又は介在せずに、ルース状態で外被13により覆った形態のものを対象とする。また、通信線が導線である場合、ペア撚り導体あるいはカッド燃り導体をシールド導体を介在又は介在せずに、ルース状態で外被13により覆った形態のものを対象とする。
信号線(光ファイバ心線11)の外被13は、2層以上の合成樹脂層をチューブ状に積層成形して形成される。例えば、一番内側の樹脂層として比較的軟質の熱可塑性樹脂からなる軟質樹脂層13cを配し、その外側に軟質樹脂層13c及び保護層13bより硬質の熱可塑性樹脂からなる硬質樹脂層13aを配し、最外層に熱可塑性樹脂からなる硬質樹脂層13aより厚みが薄く軟質の樹脂層が保護層13bとして配される。また、硬質樹脂層13aは、周方向に軟質樹脂層13cに達する(径方向に切断された状態)輪切り状又は螺旋状の環状溝14を長手方向に連続的に有するように形成される。なお、環状溝14の溝幅、溝ピッチ等は、通信線の許容最小曲げ径によって適宜選定される。
図1に示すように、上記のような構成の通信ケーブル10を湾曲すると、湾曲の内側では環状溝14が閉じられ、外側では環状溝14が開かれる。曲げが進行して曲げ半径が小さくなると、湾曲の内側において隣接する環状溝14の硬質樹脂層13aのエッジ部分14aが互いに接触し、エッジ部分14aの接触により生じた接触部15を起点に曲げが進行される。
接触部15を起点としてさらに曲げる場合、硬質樹脂層13aの接触部15に圧縮歪を与える。しかし、硬質樹脂層13a自体は、比較的硬質の熱可塑性樹脂で形成されているため、圧縮変形が生じにくい。そして、保護層13b及び軟質樹脂層13cは、湾曲の外径側部分を伸長させ内径側を圧縮させるため、曲げにくくなる。
図2は、上記の作用を説明する図で、通信ケーブル10の曲げ径と曲げに要する力の関係を示している。図において、領域Aは、曲げ径が比較的緩やかで硬質樹脂層13aのエッジ部分14aが非接触の状態にあり、領域Bは、曲げ径が小さくなって硬質樹脂層13aのエッジ部分14aが接触している状態にある。内側の軟質樹脂層13cは、環状溝14の底部で露出されていて弾性率が小さい比較的軟質の樹脂材料で形成されているため、領域Aにおいては、曲げ剛性の範囲内で比較的小さい力で曲げることができる。しかし、領域Bにおいては、保護層13b及び軟質樹脂層13cに引っ張り応力が生じるため、曲げに要する力が急激に増大する。
特許文献1に開示された従来技術においても、図18に示したように、屈曲防止被覆が表面の円周に沿って多数の環状のスリットが入れられ、凹凸を施した形状となっているため、領域Aと領域Bが存在し、領域Bでは多少曲げに要する力は大きくなる。しかしながら、凹部(本発明の環状構に相当)は、単一の樹脂で形成された伸縮性のある屈曲防止被覆の途中部分までしか形成されていない。このため、凸部同士の接触が生じても、接触が生じる前と後で曲げに必要とする力の差が小さく、領域Aから領域Bへの状態変化が顕著でなく、領域Bに入る曲げ径まで曲げてしまう。
これに対し、本発明の場合は、環状溝14が硬質樹脂層13aの内径面で軟質樹脂層13cに達するように径方向に切込まれて形成されている。このため、領域Aと領域Bでの曲げに要する力の差が大きく、曲げ径を小さくしていく段階で、領域Bの状態になった時点を容易に感知することができる。この結果、所定の曲げ径以下に曲げられるのを確実に防止することができる。
図1,図2では、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cがある例で説明したが、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cがない場合、すなわち、硬質樹脂層13aが外被13の最内層となっている場合も、同様な作用で所定の曲げ径以下に曲げられるのを防止することができる。また、光ファイバ心線11は外被13に対してルーズで自由に動きうるので、曲げによる引っ張り力の影響は小さく、伝送損失の増加を少なくすることができる。
図3及び図4は、本発明の実施の形態を説明する図で、通信線として光ファイバを用いる例で説明する。図3(A)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有する例を示す図、図3(B)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有しない例を示す図、図4(A)は硬質樹脂層と保護層の間に抗張力繊維を配した例を示す図、図4(B)は硬質樹脂層の外面に凹凸を設けて抗張力繊維のずれを防止する例を示す図である。図中、16は抗張力繊維、17は凹溝、17’は小凸起を示し、その他の符号は、図1に用いたのと同じ符号を用いることで説明を省路する
通信線として用いる光ファイバ心線11は、コア部とクラッド部からなるガラスファイバを紫外線硬化樹脂で1層又は2層で被覆して形成される。なお、光ファィバ心線11は、着色されていない場合、光ファイバ素線と称されることもあり、本発明では光ファイバ心線11とは、光ファイバ素線も含めた意味で用いるものとする。例えば、光ファイバ心線11には、公称外径0.125mmのガラスファイバに外径0.24mm〜0.26mm程度の紫外線硬化型樹脂の被覆を施したものが用いられる。
通信ケーブル10は、光ファイバ心線11の外周を外被13で覆い、車両内や通信装置内の配線、その他ドロップケーブル或いはインドアケーブルとして使用される。本発明における外被13は、少なくとも硬質樹脂層13aと保護層13bの2層構造で形成される。硬質樹脂層13aは、保護層13b及び軟質樹脂層13cよりは硬質の熱可塑性樹脂で形成され、成形後の表面硬度がロックウエルでR100以上あることが好ましい。
硬質樹脂層13aの樹脂材料としては、例えば、ナイロン12、ナイロン6、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリテレフタレート樹脂、ABS樹脂等が適している。また、これらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維、無機粉末、金属粉末等のフィラーを重量比で30%程度添加して、硬質樹脂層13aの線膨張係数を小さくし、光ファイバの線膨張係数との差を少なくするのが望ましい。光ファイバとの線膨張係数の差を少なくしておくことにより、特に低温使用時に外被13と光ファイバの線長差が生じて伝送損失が増加するのを防止することができる。
保護層13bは、硬質樹脂層13aの環状溝14を覆い、衝撃緩和のクッション機能を持たせると共に、環状溝14内に異物が入り込むのを防止する。また、ケーブル外観の見栄えをよくし、配線が室内に露出するような場合にも、見苦しさを軽減させることができる。さらに、硬質樹脂層13aの外面に抗張力繊維16を具備させる場合は、この抗張力繊維16がずれないように押さえる機能を持たせることができる。
保護層13bは、硬質樹脂層13aよりも軟質で伸縮性のある熱可塑性樹脂で形成する。これにより、曲げ部分において、曲がりの外径側では容易に伸び、内径側では弛みを生じて、図2で説明したように曲げ特性を阻害しない。保護層13bの樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン等が適している。
また、本発明において、外被13の硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cを具備する場合、この軟質樹脂層13cも保護層13bと同様な軟質の樹脂材料で形成することができる。また、この場合、内側の軟質樹脂層13cの弾性率が50MPa〜1000MPa、外側の硬質樹脂層13aの弾性率が2500MPa〜10000MPaとするのが望ましい。
図3(A)は、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cを具備する形態のケーブルの例を示す図である。この場合、光ファイバ心線11の外周に、抗張力繊維12を介在させ又は介在させずに軟質樹脂層13cを引き落としにより成形し、軟質樹脂層13cは光ファイバ心線11に密着しないルース状態でチューブ状に形成される。この軟質樹脂層13cの外周に、硬質樹脂層13aを押出し成形で密着成形する。硬質樹脂層13aには、押出し成形時に成形ダイスで螺旋状の環状溝14を設けるか、又は、樹脂が硬化あるいは半硬化の状態で溝加工を行なって環状溝14を設けることができる。
硬質樹脂層13aの環状溝14は、内側の軟質樹脂層13cの表面に達する深さ(径方向に切断された状態)で、長手方向に連続的に形成される。なお、内側に軟質樹脂層13cを具備する構成においては、軟質樹脂層13cをべースとして硬質樹脂層13aを輪切りして環状溝14を形成することができる。保護層13bは、環状溝14が形成された硬質樹脂層13aの外周面に密着する形態で押出し成形により形成する。なお、保護層13bの樹脂材の粘度が低い場合は、引落としで成形することもできる。
図3(B)は、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cを具備しない形態のケーブルの例を示す図である。この場合、光ファイバ心線11の外周に、抗張力繊維12’を介在させ又は介在させずに硬質樹脂層13aを引き落としにより成形し、硬質樹脂層13aは光ファイバ心線11に密着しないルース状態でチューブ状に形成される。硬質樹脂層13aには、樹脂が硬化あるいは半硬化の状態で溝加工を行なって螺旋状の環状溝14を設けることができる。なお、光ファイバ心線11の外周に介在させる抗張力繊維12’は、軟質の樹脂に埋設した形態とすることもできる。
硬質樹脂層13aの環状溝14は、内径面に達する深さで長手方向に連続的に形成される。なお、この図3(B)の軟質樹脂層13cを具備しない構成においては、環状溝14を輪切り状に形成することができないので、螺旋状の環状溝となる。保護層13bは、図3(A)の場合と同様に、環状溝14が形成された硬質樹脂層13aの外周面に密着する形態で形成する。
図4(A)は、硬質樹脂層13aと保護層13bとの間に抗張力繊維16を配した例を示す図である。硬質樹脂層13aにより、所定径以下の曲げを検知し、それ以上に曲げるのを抑制することはできるが、無理に曲げようとすれば曲げることも可能である。しかし、図4(A)に示すように、硬質樹脂層13aの外面に抗張力繊維16を配することにより、所定の曲げ径以下に曲げられるのを制止し、光ファイバ心線11の屈曲を防止することができる。
抗張力繊維16には、例えば、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維等を用いることができる。これらの繊維1本当たりの繊維径は、ケーブルを曲げたときに曲げの内径側に位置する繊維が折れ曲がっても切れないような数μm〜数十μm程度とするのが望ましい。抗張力繊維16は、図4(A)に示すように、硬質樹脂層13aの長手方向に縦添えするように配してもよいが、この他、環状溝14の螺旋方向と反対の方向で巻き付けて配することもできる。巻き付けピッチを調整することにより、許容曲げ範囲を調整することができる。また、抗張力繊維16を硬質樹脂層13aの長手方向に編組して配するようにしてもよい。
図4(B)は、硬質樹脂層13aの外面に軸方向の凹溝17や複数の小凸起17’を設けた例である。抗張力繊維16は、保護層13bを密着形成することによってずれないようにすることができるが、湾曲されると多少ずれることがあり、抗張力繊維16がずれると、曲げ防止効果が低下する。このため、図4(B)のように、硬質樹脂層13aの外面に凹凸を設けておくことにより、抗張力繊維16がずれるのを防止することができ、抗張力繊維16による所定径以下の曲げ防止を効果的に行なうことができる。なお、図4(A)及び図4(B)では、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層を有しない形状のものを示しているが、軟質樹脂層を有する形状のものにも、同様に適用することができる。
図5は、上述した通信(光ファイバ)ケーブルの製造例の一例を示す図で、図5(A)は全体の概略図、図5(B)は環状溝加工の一例を示す図である。図中、10は保護層形成後の通信ケーブル、10aは硬質樹脂層形成直後のケーブル、10bは溝加工後のケーブル,11は光ファイバ心線、18は供給リール、19,19’はクロスヘッド、20,20’は樹脂タンク、21は環状溝加工部、22はキャプスタン、23は巻き取りリール、24は回転治具、24aは加工突起を示す。
図5(A)において、光ファイバ心線11は供給リール18から繰り出され、第1のクロスヘッド19により軟質樹脂層及び硬質樹脂層が成形される。第1のクロスヘッド19には、樹脂タンク20から軟質樹脂層用の熱可塑性樹脂及び硬質樹脂層用の熱可塑性樹脂がそれぞれ供給される。なお、図5(A)では、軟質樹脂層と硬質樹脂層を1つのクロスヘッド19で成形する例を示したが、軟質樹脂層と硬質樹脂層を別々のクロスヘッドで成形するようにしてもよい。また、軟質樹脂層を設けない場合は、当然、硬質樹脂層の成形のみが行なわれる。
第1のクロスヘッド19で硬質樹脂層を形成した後のケーブル10aに対して、硬質樹脂層に環状溝加工部21により環状溝14が形成される。環状溝14が形成されたケーブル10bの外側に、第2のクロスヘッド19’により保護層が成形される。第2のクロスヘッド19’には、樹脂タンク20’から比較的軟質の熱可塑性樹脂が供給される。なお、硬質樹脂層の外面に抗張力繊維を配する場合は、環状溝加工部21と第2のクロスヘッド19’間で抗張力繊維が供給され、ケーブル10bの外面に添わせ、保護層の成形により密着固定される。保護層が成形された後の通信ケーブル10は、キャプスタン22により引き取られ、巻き取りリール23で巻き取られる。
環状溝加工部21は、例えば、図5(B)に示すように、内側に加工突起24aを有する円筒形の回転治具24を備えた構成を用いることができる。回転治具24は、硬質樹脂層が付与された直後のケーブル10a上に回転可能に配置され、硬質樹脂層に螺旋状の環状溝14を形成する。環状溝14は、加工突起24aが硬化又は半硬化状態にある硬質樹脂層を外周から押しつけるようにして形成されるか、又は、加工突起24aが樹脂層の一部を削りとるようにして形成される。
以上、光ファイバ心線の外周に、ルース状態で直接外被を形成した例を説明したが、外被のみを予め管状の通信線用保護管として形成しておき、後から光ファイバ心線を前記の保護管内に挿入して使用することもできる。通信用保護管の構成は、図3〜図4に示した形状で、光ファイバ心線を除いた管状体として示すことができる。
図6及び図7は、前記の通信線用保護管の概略を示す図で、図6(A)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有する例を示す図、図6(B)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有しない例を示す図、図7(A)は硬質樹脂層と保護層の間に抗張力繊維を配した例を示す図、図7(B)は硬質樹脂層の外面に凹凸を設けて抗張力繊維のずれを防止する例を示す図である。図中の符号は、図3〜図4に用いたのと同じ符号を用いることで説明を省略する。
図6(A)に示す例は、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層13cを具備する形態の通信線用保護管10’の例である。この場合、円形チューブ状に軟質樹脂層13cを成形し、その外周に軟質樹脂層13cよりは硬質の硬質樹脂層13aを成形し、この硬質樹脂層13aに輪切り状又は螺旋状の環状溝14を形成する。環状溝14は、内側の軟質樹脂層13cに達する深さで、長手方向に連続的に形成される。そして、硬質樹脂層13aの外面には、硬質樹脂層13aより軟質の樹脂で形成された保護層13bが成形される。
図6(B)に示す例は、硬質樹脂層13aの内側に軟質の軟質樹脂層13cを具備しない形態の通信線用保護管10’の例である。この場合、円形チューブ状に硬質樹脂層13aを成形し、この硬質樹脂層13aに螺旋状の環状溝14を形成する。環状溝14は、内径面に達する深さで、長手方向に連続的に形成される。そして、硬質樹脂層13aの外面には、硬質樹脂層13aより軟質の樹脂で形成された保護層13bが成形される。
図7(A)に示す例は、硬質樹脂層13aと保護層13bとの間に抗張力繊維16を配した形態の通信線用保護管10’の例である。抗張力繊維16は、硬質樹脂層13aの長手方向に縦添え、巻き付け、編組の各種の方法で設けられる。
また、図7(B)に示す例は、抗張力繊維16のずれを抑制するために硬質樹脂層13aの外面に凹凸を形成した形態の通信線用保護管10’の例である。なお、図7(A)及び図7(B)では、硬質樹脂層13aの内側に軟質樹脂層を有しない形状のものを示しているが、軟質樹脂層を有する形状のものにも、同様に適用することができる。
上述の図6〜図7に示した通信線用保護管10’は、図1〜図4で通信ケーブルの例で説明したのと同様な構成と作用で、曲げ防止を行なうことができる。また、通信線用保護管10’は、屋内等に予め布設しておき、必要に応じて光ファイバあるいは信号導線等の通信線を挿入し、通信ケーブルとして使用することができるものである。通信線用保護管10’内への通信線(例えば、光ファイバ心線11)の挿入は、周知の各種通線方法を用いて行なうことができる
次に、本発明にかかる通信ケーブル及び通信線用保護管の別の実施形態について説明する。図8は通信ケーブルの別な実施形態を説明する概略図、図9は通信ケーブルの別な実施形態の作用を説明する図である。図中、10Aは通信ケーブル、11Aは光ファイバ心線、12Aは抗張力繊維、13Aは外披(被覆層)、13aAは硬質樹脂層、13bAは保護層、13cAは軟質樹脂層、14Aは切り込み部、14aAは切り込み部のエッジ部分、15Aは接触部を示す。
本発明にかかる通信ケーブル10Aにおいて、通信線が光ファイバである場合、光ファィバ心線11Aを抗張力繊維12Aを介在又は介在せずに、ルース状態で外被13Aにより覆った形態のものを対象とする。また、通信線が導線である場合、ペア撚り導体あるいはカッド燃り導体をシールド導体を介在又は介在せずに、ルース状態で外被13Aにより覆った形態のものを対象とする。
信号線(光ファイバ心線11A)の外被13Aは、1層または複数層の合成樹脂層をチューブ状に積層成形して形成される。例えば、一番内側の樹脂層として比較的軟質の熱可塑性樹脂からなる軟質樹脂層13cAを配し、その外側に軟質樹脂層13cA及び保護層13bAより硬質の熱可塑性樹脂からなる硬質樹脂層13aAを配し、最外層に熱可塑性樹脂からなる硬質樹脂層13aAより厚みが薄く軟質の樹脂層が保護層13bAとして配される。また、硬質樹脂層13aAは、周方向に軟質樹脂層13cAに達する(径方向に切断された状態)円周状又は螺旋状の切り込み部14Aを長手方向に連続的に有するように形成される。なお、切り込み部14Aは、この切り込み部14Aを長手方向に広げて幅をもたせたり、切り込むと同時に幅を形成することもでき、その幅は、通信線の許容最小曲げ径によって適宜選定される。
図8に示すように、上記のような構成の通信ケーブル10Aを湾曲すると、湾曲の内側では切り込み部14Aが閉じられ、外側では切り込み部14Aが開かれる。曲げが進行して曲げ半径が小さくなると、湾曲の内側において隣接する切り込み部14の硬質樹脂層13aAのエッジ部分14aAが互いに接触し、エッジ部分14aAの接触により生じた接触部15Aを起点に曲げが進行される。
接触部15Aを起点としてさらに曲げる場合、硬質樹脂層13aAの接触部15Aに圧縮歪を与える。しかし、硬質樹脂層13aA自体は、比較的硬質の熱可塑性樹脂で形成されているため、圧縮変形が生じにくい。そして、保護層13bA及び軟質樹脂層13cAは、湾曲の外径側部分を伸長させ内径側を圧縮させるため、曲げにくくなる。
図9は、上記の作用を説明する図で、通信ケーブル10Aの曲げ径と曲げに要する力の関係を示している。図において、領域Aは、曲げ径が比較的緩やかで硬質樹脂層13aAのエッジ部分14aAが非接触の状態にあり、領域Bは、曲げ径が小さくなって硬質樹脂層13aAのエッジ部分14aAが接触している状態にある。内側の軟質樹脂層13cAは、切り込み部14Aの底部で露出されていて弾性率が小さい比較的軟質の樹脂材料で形成されているため、領域Aにおいては、曲げ剛性の範囲内で比較的小さい力で曲げることができる。しかし、領域Bにおいては、保護層13bA及び軟質樹脂層13cAに引っ張り応力が生じるため、曲げに要する力が急激に増大する。
特許文献1に開示された従来技術においても、図18に示したように、屈曲防止被覆が表面の円周に沿って多数の環状のスリットが入れられ、凹凸を施した形状となっているため、領域Aと領域Bが存在し、領域Bでは多少曲げに要する力は大きくなる。しかしながら、凹部は、単一の樹脂で形成された伸縮性のある屈曲防止被覆の途中部分までしか形成されていない。このため、凸部同士の接触が生じても、接触が生じる前と後で曲げに必要とする力の差が小さく、領域Aから領域Bへの状態変化が顕著でなく、領域Bに入る曲げ径まで曲げてしまう。
これに対し、本発明の場合は、切り込み部14Aが硬質樹脂層13aAの内径面で軟質樹脂層13cAに達するように径方向に切込まれて形成されている。このため、領域Aと領域Bでの曲げに要する力の差が大きく、曲げ径を小さくしていく段階で、領域Bの状態になった時点を容易に感知することができる。この結果、所定の曲げ径以下に曲げられるのを確実に防止することができる。
図8,図9では、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAがある例で説明したが、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAがない場合、すなわち、硬質樹脂層13aAが外被13Aの最内層となっている場合も、同様な作用で所定の曲げ径以下に曲げられるのを防止することができる。また、光ファイバ心線11Aは外被13Aに対してルースで自由に動きうるので、曲げによる引っ張り力の影響は小さく、伝送損失の増加を少なくすることができる。
図10及び図11は、本発明の別な実施の形態を説明する図で、通信線として光ファイバを用いる例で説明する。図10(A)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有する例を示す図、図10(B)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有しない例を示す図、図11(A)は硬質樹脂層と保護層の間に抗張力繊維を配した例を示す図、図11(B)は硬質樹脂層の外面に凹凸を設けて抗張力繊維のずれを防止する例を示す図である。図中、16Aは抗張力繊維、17Aは凹溝、17’は小凸起を示し、その他の符号は、図8に用いたのと同じ符号を用いることで説明を省路する
通信線として用いる光ファイバ心線11Aは、コア部とクラッド部からなるガラスファイバを紫外線硬化樹脂で1層又は2層で被覆して形成される。なお、光ファィバ心線11Aは、着色されていない場合、光ファイバ素線と称されることもあり、本発明では光ファイバ心線11Aとは、光ファイバ素線も含めた意味で用いるものとする。例えば、光ファイバ心線11Aには、公称外径0.125mmのガラスファイバに外径0.24mm〜0.26mm程度の紫外線硬化型樹脂の被覆を施したものが用いられる。
通信ケーブル10Aは、光ファイバ心線11Aの外周を外被13Aで覆い、車両内や通信装置内の配線、その他ドロップケーブル或いはインドアケーブルとして使用される。本発明における外被(被覆層)13Aは、1層からなる硬質樹脂層13aAで形成されていてもよく、また、硬質樹脂層13aAと保護層13bAの少なくとも2層構造で形成されていてもよい。硬質樹脂層13aAは、保護層13bA及び軟質樹脂層13cAよりは硬質の熱可塑性樹脂で形成され、成形後の表面硬度がロックウエルでR100以上あることが好ましい。
硬質樹脂層13aAの樹脂材料としては、例えば、ナイロン12、ナイロン6、ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリテレフタレート樹脂、ABS樹脂等が適している。また、これらの樹脂にガラス繊維、炭素繊維、無機粉末、金属粉末等のフィラーを重量比で30%程度添加して、硬質樹脂層13aAの線膨張係数を小さくし、光ファイバの線膨張係数との差を少なくするのが望ましい。光ファイバとの線膨張係数の差を少なくしておくことにより、特に低温使用時に外被13Aと光ファイバの線長差が生じて伝送損失が増加するのを防止することができる。
保護層13bAは、硬質樹脂層13aAの切り込み部14Aを覆い、衝撃緩和のクッション機能を持たせると共に、切り込み部14内に異物が入り込むのを防止する。また、ケーブル外観の見栄えをよくし、配線が室内に露出するような場合にも、見苦しさを軽減させることができる。さらに、硬質樹脂層13aAの外面に抗張力繊維16Aを具備させる場合は、この抗張力繊維16Aがずれないように押さえる機能を持たせることができる。
保護層13bAは、硬質樹脂層13aAよりも軟質で伸縮性のある熱可塑性樹脂で形成する。これにより、曲げ部分において、曲がりの外径側では容易に伸び、内径側では弛みを生じて、図9で説明したように曲げ特性を阻害しない。保護層13bAの樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン系エラストマー、ポリウレタン等が適している。
また、本発明において、外被13Aの硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAを具備する場合、この軟質樹脂層13cAも保護層13bAと同様な軟質の樹脂材料で形成することができる。また、この場合、内側の軟質樹脂層13cAの弾性率が50MPa〜1000MPa、外側の硬質樹脂層13aAの弾性率が2500MPa〜10000MPaとするのが望ましい。
図10(A)は、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAを具備する形態のケーブルの例を示す図である。この場合、光ファイバ心線11Aの外周に、抗張力繊維12Aを介在させ又は介在させずに軟質樹脂層13cAを引き落としにより成形し、軟質樹脂層13cAは光ファイバ心線11Aに密着しないルース状態でチューブ状に形成される。この軟質樹脂層13cAの外周に、硬質樹脂層13aAを押出し成形で密着成形する。硬質樹脂層13aAには、押出し成形時に成形ダイスで螺旋状の切り込み部14Aを設けるか、又は、樹脂が硬化あるいは半硬化の状態で切り込み加工を行なって切り込み部14Aを設けることができる。
硬質樹脂層13aAの切り込み部14Aは、内側の軟質樹脂層13cAの表面に達する深さ(径方向に切断された状態)で、長手方向に連続的に形成される。なお、内側に軟質樹脂層13cAを具備する構成においては、軟質樹脂層13cAをべースとして硬質樹脂層13aAを輪切りして切り込み部14Aを形成することができる。保護層13bAは、切り込み部14が形成された硬質樹脂層13aAの外周面に密着する形態で押出し成形により形成する。なお、保護層13bAの樹脂材の粘度が低い場合は、引落としで成形することもできる。
図10(B)は、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAを具備しない形態のケーブルの例を示す図である。この場合、光ファイバ心線11Aの外周に、抗張力繊維12’Aを介在させ又は介在させずに硬質樹脂層13aを引き落としにより成形し、硬質樹脂層13aAは光ファイバ心線11Aに密着しないルース状態でチューブ状に形成される。硬質樹脂層13aAには、樹脂が硬化あるいは半硬化の状態で切り込み加工を行なって螺旋状の切り込み部14Aを設けることができる。なお、光ファイバ心線11Aの外周に介在させる抗張力繊維12’Aは、軟質の樹脂に埋設した形態とすることもできる。
硬質樹脂層13aAの切り込み部14Aは、内径面に達する(貫通する)深さで長手方向に連続的に形成される。なお、この図10(B)の軟質樹脂層13cAを具備しない構成においては、切り込み部14Aを円周状に形成することができないので、螺旋状の切り込みとなる。保護層13bAは、図10(A)の場合と同様に、切り込み部14が形成された硬質樹脂層13aAの外周面に密着する形態で形成する。
図11(A)は、硬質樹脂層13aAと保護層13bAとの間に抗張力繊維16Aを配した例を示す図である。硬質樹脂層13aAにより、所定径以下の曲げを検知し、それ以上に曲げるのを抑制することはできるが、無理に曲げようとすれば曲げることも可能である。しかし、図11(A)に示すように、硬質樹脂層13aAの外面に抗張力繊維16Aを配することにより、所定の曲げ径以下に曲げられるのを制止し、光ファイバ心線11Aの屈曲を防止することができる。
抗張力繊維16Aには、例えば、アラミド繊維、炭素繊維、ガラス繊維等を用いることができる。これらの繊維1本当たりの繊維径は、ケーブルを曲げたときに曲げの内径側に位置する繊維が折れ曲がっても切れないような数μm〜数十μm程度とするのが望ましい。抗張力繊維16Aは、図11(A)に示すように、硬質樹脂層13aAの長手方向に縦添えするように配してもよいが、この他、切り込み部14Aの螺旋方向と反対の方向で巻き付けて配することもできる。巻き付けピッチを調整することにより、許容曲げ範囲を調整することができる。また、抗張力繊維16Aを硬質樹脂層13aAの長手方向に編組して配するようにしてもよい。
図11(B)は、硬質樹脂層13aAの外面に軸方向の凹溝17Aや複数の小凸起17’Aを設けた例である。抗張力繊維16Aは、保護層13bAを密着形成することによってずれないようにすることができるが、湾曲されると多少ずれることがあり、抗張力繊維16Aがずれると、曲げ防止効果が低下する。このため、図11(B)のように、硬質樹脂層13aAの外面に凹凸を設けておくことにより、抗張力繊維16Aがずれるのを防止することができ、抗張力繊維16Aによる所定径以下の曲げ防止を効果的に行なうことができる。なお、図11(A)及び図11(B)では、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層を有しない形状のものを示しているが、軟質樹脂層を有する形状のものにも、同様に適用することができる。
図12は、本発明に係る通信ケーブルの別な実施形態を示しており、被覆層である硬質樹脂層13aAの内部に光ファイバ心線11Aと高張力体101が配置された通信ケーブル100の一例を示している。この高張力体101は断面が楕円形状で、楕円の短径部方向で、2本の高張力体101、101に挟まれて光ファイバ心線11Aが配置される。高張力体101の材料の一例としてベクトラン(クラレ社製商品名)をあげることができ、これを用いれば、製造時に硬質樹脂層13aAと密着せず、ルース状態を維持できる。ファイバ心線11A、高張力体101の外側は、螺旋形状の切り込み部14Aが形成された硬質樹脂層13aAで覆われている。この切り込み部14Aは、通信ケーブル100を曲げてない状態では、切り込みの幅がほとんどない状態となっている。或いは、使用条件によっては、予め切り込みの幅を設定しておくこともできる。切り込み部14Aの幅lは切り込みのない部分の幅Lの10%以下であることが望ましい。切り込み部14Aの幅lが大きくなり、上記の10%を超えると、通信ケーブルの製造時の保護層13bAの収縮や、長期の高温条件下での使用等による収縮により、切り込み幅が小さくなり、硬質樹脂層13aAの内部で高張力体101或いは光ファイバ心線11Aが蛇行して、通信の伝送特性が低下するおそれがある。上記の10%以下であれば、伝送特性への悪い影響が極力防止できる。
通信ケーブル100に内蔵の光ファイバ心線11Aの特性としては、波長1.31μmにおけるモードフィールド径(MFD)が8.8μm以下、ケーブルカットオフ波長(λCC)が1.26μm以下、光ファイバ心線11Aのスクリーニングレベルが1.2%以下であることが望ましい。このような特性をもつ光ファイバ心線11Aを用いた通信ケーブル100では、通信ケーブル100を小さく曲げた時(例:曲げ半径15mm)でも光ファイバ心線11Aの伝送特性が良好な状態で維持できる。光ファイバ心線11Aの外側の硬質樹脂層13aAにはチタン酸カリウムのフィラーが含有されており、低収縮性、耐衝撃性、耐側圧性に優れている。硬質樹脂層13aAにフィラーが含有されていると、押し出し成形時の、押し出し機のシンリンダの損傷が極力防止できるという利点もある。硬質樹脂層13aAの外周は、この硬質樹脂層よりも弾性率が低い保護層13bAで覆われている。
通信ケーブル100が曲げられると、硬質樹脂層13aAの切り込み部14Aをきっかけとして、一方側の切り込み部14Aのエッジ部14aAは接触し、他方側のエッジ部14aAは離れていき、通信ケーブル100が曲げられ始める(図8参照)。さらに曲げていくと、2本の高張力体101、101及び保護層13bAの曲げに対する抵抗力(引張抗力)が作用し、所望曲げ以上となると曲がりにくくなる。こうのように、曲げと、曲げに対する抵抗力とがバランスしながら、通信ケーブル100の座屈やキンク等を防止して、きれいな曲がりをつくることができる。
図13(A)は、図12に示す通信ケーブル100の製造工程200の一例を示している。上流側の左端より2つのボビン201、201から高張力体101、101が送り出される。その後、ファイバ心線ボビン202のところで、2つの高張力体101、101に挟まれるように光ファイバ心線11Aが合流する。これらが押し出し機203に送られると、高張力体101、101及び光ファイバ心線11Aの外側を覆うように、押し出し機203から硬質チューブ13AAが押し出されていく。押し出された硬質チューブ13AAは、第1水槽204、第2水槽205により冷却され、計測器206により、硬質チューブ13AAの直径を計測する。計測後、キャプスタン207を通過して切り込み加工機208に送られ、螺旋状の切り込み加工が行われる。
図13(B)には、切り込み加工機208の要部を拡大して示している。切り込み加工機208は、円盤状のカッター208Aと、このカッター208Aに隣接させて1対の押えローラ208B、208Bを備えている。カッター208Aと押えローラ208B、208Bは硬質チューブ13AA及び切り込み部14Aが形成された硬質樹脂層13aAの長手方向の軸に対し、所望角度をもたせた状態で配置されており、この角度が切り込み部14Aの螺旋の角度となる。硬質チューブ13AAが切り込み加工機208に送りこまれると、硬質チューブ13AAは1対の押えローラ208B、208Bに押えられるとともに、カッター208Aにより硬質チューブ13AAに貫通した切り込みが形成されていく。カッター208A及び押えローラ208B、208Bの各回転は矢印で示す方向に回転し、かつ、カッター208A及び押えローラ208B、208Bが全体として硬質チューブ13AA(硬質樹脂層13aA)の回りを矢印Tで示す方向に回転することで螺旋状の切り込みが形成される。螺旋状の切り込みに代えて、硬質チューブ13AAに円周状の切り込みを形成するには、カッター208A及び押えローラ208B、208Bを、硬質チューブ13AA(硬質樹脂層13aA)の長手方向の軸に対し直角に配置して円周状の切り込み加工を行う。
螺旋状の切り込み部14Aが形成された硬質樹脂層13aAは第3水槽209で冷却され、ホィールキャプスタン210、ダンサーローラ211を経由して巻き取りボビン212に巻き取られていく。さらに、不図示の次工程で、巻き取りボビン212から光ファイバ心線11A及び高張力体101、101を収容した硬質樹脂層13aAを送り出し、押し出し機により硬質樹脂層13aAの外周に保護層13bAを被覆させていく。ここで、硬質樹脂層13aAと保護層13bAとの間に、保護層13bAよりも弾性率が高い高弾性繊維や高弾性紐等を内蔵した通信ケーブルとする場合には、押し出し機の上流で、硬質樹脂層13aAの外周に高弾性繊維や高弾性紐等を配置しておくことが望ましい。以上の製造工程により、図12に示す通信ケーブル100が製造できる。
上述したように、本発明の通信ケーブルの実施形態の一例として、光ファイバ心線と外被(被覆層)とが密着していないルース型の通信ケーブルで説明してきたが、本発明は、光ファイバ心線と外被(被覆層)が密着している通信ケーブルの形態にも適用できる。図14は、本発明にかかる通信ケーブルの別な実施形態を示しており、光ファイバ心線と外被(被覆層)が密着している通信ケーブルの例である。この通信ケーブル300は、光ファイバ心線11Bと、この光ファイバ心線11Bの外周を覆う硬質樹脂層13aBとが密着しているとともに、硬質樹脂層13aBには、貫通した螺旋状の切り込み部14Bが形成されている。さらに、硬質樹脂層13aBの外周には、抗張力繊維16Bが充填され、これら硬質樹脂層13aB、抗張力繊維16Bのまわりを保護層13bBが覆っている。この通信ケーブル300は光ファイバ心線11Bのまわりに被覆層として硬質チューブを押し出し成形により成形し、冷却後、硬質チューブに切り込み部14Bを形成して硬質樹脂層13aBを製造する。その後、抗張力繊維16Bを供給して、硬質樹脂層13aB、抗張力繊維16Bのまわりに保護層13bBを押し出し成形により成形して通信ケーブル300を製造する。このようにして製造された通信ケーブル300は、光ファイバ心線11Bと硬質樹脂層13aBとが密着している一方、硬質樹脂層13aBの切り込み部14Bでは両者が密着していない。そのため、通信ケーブル300を曲げたとき、所望の曲げ径までは容易に曲げることができるが、さらに曲げようとすると光ファイバ心線11Bと硬質樹脂層13aBの密着力や、抗張力繊維16B及び保護層13bBにより、曲げに対する抵抗が発生して曲がりにくくなり、通信ケーブル300の座屈等を防止できる。
図12、図14に示す通信ケーブル100、300は管状或いは環状の被覆層であるが、形状についてはこれらに限定されない。図15には、略長方形型の矩形の通信ケーブルの一例を示している。この通信ケーブル400は切り込み部14Cが形成された矩形の硬質樹脂層13aCの内部に光ファイバ心線11Cが収容され、必要に応じて、高張力体等を収容することもできる。硬質樹脂層13aCの外側は矩形の保護層13bCで覆われ、必要に応じ、硬質樹脂層13aCと保護層13bCの間に抗張力繊維等を配置することができる。このような矩形の通信ケーブルを用いると、屋内配線の場合に壁や床に通信ケーブルを安定して配置することができる。また、通信ケーブルの形状は、矩形に限らず、例えば多角形の断面形状を有する通信ケーブルにも本発明が適用できる。また、本発明に係る通信ケーブルでは、被覆層が1層で、かつ、切り込み部を形成したものでも、切り込み部の端部どうしが接触して、曲げ過ぎないように規制した通信ケーブルを提供できる。被覆層が1層からなる通信ケーブル(通信ケーブル用保護管)に螺旋状の切り込み部が形成されている場合は、曲げの内側では切り込み部の端部どうしが接触して曲げが規制されるとともに、外側では曲げによる伸びに対する抵抗力が働いて所望曲げ半径よりも小さく曲げられるのが規制できる。
また、被覆層が1層からなる通信ケーブル(通信ケーブル用保護管)に円周状の切り込み部が形成されている場合は、切り込まれた被覆層の長手方向の外周に部分的或いは周期的に抗張力繊維等を固定し、通信ケーブルの曲げの内側では切り込み部どうしが接触して曲げが規制されるとともに、外側では抗張力繊維等により曲げに対する抵抗力が働いて所望曲げ半径よりも小さく曲げられるのが規制できる。
光ファイバ心線の外周に、ルース状態で直接外被を形成した例を説明したが、外被のみを予め管状の通信線用保護管として形成しておき、後から光ファイバ心線を前記の保護管内に挿入して使用することもできる。通信用保護管の構成は、図10〜図11に示した形状で、光ファイバ心線を除いた管状体として示すことができる。
図16及び図17は、前記の通信線用保護管の別な実施形態の概略を示す図で、図16(A)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有する例を示す図、図16(B)は硬質樹脂層の内側に軟質樹脂層を有しない例を示す図、図17(A)は硬質樹脂層と保護層の間に抗張力繊維を配した例を示す図、図17(B)は硬質樹脂層の外面に凹凸を設けて抗張力繊維のずれを防止する例を示す図である。図中の符号は、図10〜図11に用いたのと同じ符号を用いることで説明を省略する。
図16(A)に示す例は、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層13cAを具備する形態の通信線用保護管10’Aの例である。この場合、円形チューブ状に軟質樹脂層13cAを成形し、その外周に軟質樹脂層13cAよりは硬質の硬質樹脂層13aAを成形し、この硬質樹脂層13aAに輪切り状又は螺旋状の切り込み部14Aを形成する。切り込み部14Aは、内側の軟質樹脂層13cAに達する深さで、長手方向に連続的に形成される。そして、硬質樹脂層13aAの外面には、硬質樹脂層13aAより軟質の樹脂で形成された保護層13bAが成形される。
図16(B)に示す例は、硬質樹脂層13aAの内側に軟質の軟質樹脂層13cAを具備しない形態の通信線用保護管10’Aの例である。この場合、円形チューブ状に硬質樹脂層13aAを成形し、この硬質樹脂層13aAに螺旋状の切り込み部14Aを形成する。切り込み部14Aは、内径面に達する深さで、長手方向に連続的に形成される。そして、硬質樹脂層13aAの外面には、硬質樹脂層13aAより軟質の樹脂で形成された保護層13bAが成形される。
図17(A)に示す例は、硬質樹脂層13aAと保護層13bAとの間に抗張力繊維16Aを配した形態の通信線用保護管10’Aの例である。抗張力繊維16Aは、硬質樹脂層13aAの長手方向に縦添え、巻き付け、編組の各種の方法で設けられる。
また、図17(B)に示す例は、抗張力繊維16Aのずれを抑制するために硬質樹脂層13aAの外面に凹凸を形成した形態の通信線用保護管10’Aの例である。なお、図17(A)及び図17(B)では、硬質樹脂層13aAの内側に軟質樹脂層を有しない形状のものを示しているが、軟質樹脂層を有する形状のものにも、同様に適用することができる。
上述の図16、図17に示した通信線用保護管10’Aは、図8〜図11で通信ケーブルの例で説明したのと同様な構成と作用で、曲げ防止を行なうことができる。また、通信線用保護管10’Aは、屋内等に予め布設しておき、必要に応じて光ファイバあるいは信号導線等の通信線を挿入し、通信ケーブルとして使用することができるものである。通信線用保護管10’A内への通信線(例えば、光ファイバ心線11A)の挿入は、周知の各種通線方法を用いて行なうことができる
本発明を説明する概略図である。 本発明の作用を説明する図である。 本発明による通信ケーブルの一例を説明する図である。 本発明による通信ケーブルの他の例を説明する図である。 本発明の製造例の一例を説明する図である。 本発明の通信線用保護管の一例を説明する図である。 本発明の通信線用保護管の他の例を説明する図である。 本発明の別な実施形態を説明する概略図である。 本発明の別な実施形態の作用を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信ケーブルの一例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信ケーブルの他の例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信ケーブルの他の例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の製造例の一例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信ケーブルの他の例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信ケーブルの他の例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信線用保護管の一例を説明する図である。 本発明の別な実施形態の通信線用保護管の他の例を説明する図である。 従来の技術を説明する図である。
符号の説明
10、10A 通信ケーブル
10’、10’A 通信線用保護管
11、11A、11B、11C 光ファイバ心線
12、12A 抗張力繊椎
13、13A、13B、13C 外被(被覆層)
13AA 硬質チューブ
13a、13aA、13aB、13aC 硬質樹脂層
13b、13bA、13bB、13bC 保護層
13c、13cA 軟質樹脂層
14 環状溝
14A、14B、14C 切り込み部
14a、14aA エッジ部分
15、15A 接触部
16、16A 抗張力繊維
17、17A 凹溝
17’、17’A 小凸起
18 供給リール
19,19’ クロスヘッド
20,20’ 樹脂タンク
21 環状溝加工部
22 キャプスタン
23 巻き取りリール
24 回転治具
24a 加工突起
100 通信ケーブル
101 高張力体
200 製造工程
201 ボビン
202 ファイバ心線ボビン
203 押し出し機
204 第1水槽
205 第2水槽
206 計測器
207 キャプスタン
208 切り込み加工機
208A カッター
208B 押えローラ
209 第3水槽
210 ホィールキャプスタン
211 ダンサーローラ
212 巻き取りボビン
300 通信ケーブル
400 通信ケーブル

Claims (26)

  1. 通信線を2層以上の合成樹脂層からなる外被によりルース状態で保護した通信ケーブルであって、前記外被の最も硬質の硬質樹脂層は内径面に達する輪切り状又は螺旋状の長手方向に連続的な環状溝を有し、前記外被の最外層は前記硬質樹脂層より軟質の樹脂からなる保護層で形成され、前記通信線を曲げる際に前記環状溝の隣接するエッジ部が互いに接触して、所定の曲げ径以下に曲げられるのを阻止するように形成されていることを特徴とする通信ケーブル。
  2. 前記外被の最内層が、前記硬質樹脂層であることを特徴とする請求項1に記載の通信ケーブル。
  3. 前記硬質の合成樹脂層の外面に抗張力繊維を具備していることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信ケーブル。
  4. 前記硬質の合成樹脂層の外面に前記抗張力繊維のずれを抑制する凹凸を形成したことを特徴とする請求項3に記載の通信ケーブル。
  5. 前記通信線が光ファイバ心線であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の通信ケーブル。
  6. 通信線をルース状態で挿入する2層以上の合成樹脂層からなる通信線用の保護管であって、前記保護管の最も硬質の硬質樹脂層は内径面に達する輸切り状又は螺旋状の長手方向に連続的な環状溝を有し、前記外被の最外層は前記硬質樹脂層より軟質の樹脂からなる保護層で形成され、前記保護管を曲げる際に前記環状溝の隣接するエッジ部が互いに接触して、所定の曲げ径以下に曲げられるのを阻止するように形成されていることを特徴とする通信線用保護管。
  7. 前記外被の最内層が、前記硬質樹脂層であることを特徴とする請求項6に記載の通信線用保護管。
  8. 前記硬質の合成樹脂層の外面に抗張力繊維を具備していることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信線用保護管。
  9. 前記硬質の合成樹脂層の外面に前記抗張力繊維のずれを抑制する凹凸を形成したことを特徴とする請求項8に記載の通信線用保護管。
  10. 合成樹脂からなる被覆層を有する通信線用保護管であって、
    前記被覆層のうち少なくとも1層の被覆層に螺旋状または円周状の切り込みがこの被覆層を完全に貫くように形成されていることを特徴とする通信線用保護管。
  11. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層の外周に保護層が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の通信線用保護管。
  12. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層の合成樹脂が、その外周の保護層の合成樹脂よりも硬質であることを特徴とする請求項11に記載の通信線用保護管。
  13. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層の合成樹脂にフィラーが含有されていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の通信線用保護管。
  14. フィラーには、チタン酸カリウムが含まれていることを特徴とする請求項13に記載の通信線用保護管。
  15. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層の切り込み幅が、切り込みがない部分の幅の10%以下であることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の通信線用保護管。
  16. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層と、この被覆層の外周の保護層との間に、前記保護層より弾性率の高い繊維または紐が配置されていることを特徴とする請求項11〜15のいずれか1項に記載の通信線用保護管。
  17. 螺旋状または円周状に切り込みが形成された被覆層の外周に長手方向の溝が設けられていることを特徴とする請求項16に記載の通信線用保護管。
  18. 被覆層および/または保護層の形状が断面でみて、略矩形形状であることを特徴とする請求項10〜17のいずれか1項に記載の通信線用保護管。
  19. 請求項10〜18のいずれか1項に記載の通信線用保護管に通信線が内蔵されていることを特徴とする通信ケーブル。
  20. 通信線が光ファイバ心線であることを特徴とする請求項19に記載の通信ケーブル。
  21. 光ファイバ心線のまわりに高張力繊維が配置されていることを特徴とする請求項20に記載の通信ケーブル。
  22. 光ファイバ心線の1.31μmにおけるモードフィールド径(MFD)が8.8μm以下で、ケーブルカットオフ波長(λCC)が1.26μm以下で、光ファイバ心線のスクリーニングレベルが1.2%以上であることを特徴とする請求項20に記載の通信ケーブル。
  23. 合成樹脂からなる被覆層を有する通信線用保護管の製造方法であって、合成樹脂のチューブを押し出し成形により押し出し後、前記チューブを貫くように螺旋状または円周状に切り込んでいくことを特徴とする通信線用保護管の製造方法。
  24. 合成樹脂からなる被覆層を有する通信ケーブルの製造方法であって、合成樹脂のチューブを押し出し成形により押し出し後、前記チューブを貫くように螺旋状または円周状に切り込んでいくことを特徴とする通信ケーブルの製造方法。
  25. 円盤状のカッターを、押し出されたチューブの軸方向に対し所望角度をもたせて前記チューブに当てて、前記カッターが前記チューブの回りを回転しながら螺旋状に切り込むことを特徴とする請求項23に記載の通信線用保護管の製造方法。
  26. 円盤状のカッターを押し出されたチューブの軸方向に対し所望角度をもたせて前記チューブに当てて、前記カッターが前記チューブの回りを回転しながら螺旋状に切り込むことを特徴とする請求項24に記載の通信ケーブルの製造方法。
JP2003413905A 2002-12-18 2003-12-11 通信ケーブル及び通信線用保護管 Pending JP2004215494A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003413905A JP2004215494A (ja) 2002-12-18 2003-12-11 通信ケーブル及び通信線用保護管
PCT/JP2003/016041 WO2004055835A1 (ja) 2002-12-18 2003-12-15 通信ケーブル及び通信線用保護管
AU2003289349A AU2003289349A1 (en) 2002-12-18 2003-12-15 Protective tube for communication cable and communication wire
TW092135971A TWI296724B (en) 2002-12-18 2003-12-18 Communication cable, and communication wire protecting tube
US10/738,224 US7064276B2 (en) 2002-12-18 2003-12-18 Communication cable, and communication wire protecting tube

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002366349 2002-12-18
JP2003413905A JP2004215494A (ja) 2002-12-18 2003-12-11 通信ケーブル及び通信線用保護管

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004215494A true JP2004215494A (ja) 2004-07-29

Family

ID=32599277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003413905A Pending JP2004215494A (ja) 2002-12-18 2003-12-11 通信ケーブル及び通信線用保護管

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7064276B2 (ja)
JP (1) JP2004215494A (ja)
AU (1) AU2003289349A1 (ja)
TW (1) TWI296724B (ja)
WO (1) WO2004055835A1 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091037A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Wired Japan Co., Ltd. 光ファイバコード
WO2006035206A1 (en) * 2004-09-29 2006-04-06 Miniflex Limited Bend protection tube for optical fibre
JP2007151337A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The ケーブル保持具
JP2007322629A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車載用光ファイバケーブル
JP2010267585A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Yazaki Corp シールド電線の処理構造
JP2011200959A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Ube Industries Ltd スパイラルカッター
JP2012239348A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Yazaki Corp ワイヤーハーネスの保護部材、及び、ワイヤーハーネスの保護部材の作製方法
WO2016056264A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル敷設方法
WO2016158732A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 古河電気工業株式会社 電磁シールド管、電磁シールド構造
US9660429B2 (en) 2015-06-29 2017-05-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical wire protection tube and wire harness
JP2018520482A (ja) * 2015-06-24 2018-07-26 レオニ カーベル ゲーエムベーハー ケーブル、ケーブルおよび押出ユニットを作るための方法
JP2020509309A (ja) * 2017-02-28 2020-03-26 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 保護されるセンサを有する管構造および保護されるセンサを有する管構造を製造するための方法
JP2020162330A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 中国電力株式会社 ケーブル敷設方法

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7695197B2 (en) * 2006-04-20 2010-04-13 Tyco Electronics Corporation Bend limiter
US20090069804A1 (en) * 2007-09-12 2009-03-12 Jensen Jeffrey L Apparatus for efficient power delivery
CA2736937C (en) * 2007-09-19 2016-08-23 Ken Hotte Electrical transmission cable
US7845069B2 (en) * 2007-11-30 2010-12-07 Commscope, Inc. Of North Carolina Methods for forming armored cable assembly
US8091455B2 (en) 2008-01-30 2012-01-10 Cummins Filtration Ip, Inc. Apparatus, system, and method for cutting tubes
DE102008011583A1 (de) * 2008-02-28 2009-09-10 Küpper, Annemarie Lichtleiterstecker mit drehbarer Lagerung
US7702203B1 (en) 2008-10-30 2010-04-20 Corning Cable Systems Llc Armored fiber optic assemblies and methods of making the same
US8463095B2 (en) * 2009-04-09 2013-06-11 Corning Cable Systems Llc Armored fiber optic assemblies and methods of forming fiber optic assemblies
US20100278492A1 (en) 2009-04-30 2010-11-04 Bohler Gregory B Armored Fiber Optic Assemblies and Methods of Forming Fiber Optic Assemblies
IT1395442B1 (it) * 2009-05-26 2012-09-21 Del Vento Tubo protettivo per impianti elettrici, reti di trasmissione dati e per telecomuncazioni e relativo procedimento di fabbricazione.
US8331748B2 (en) 2009-09-30 2012-12-11 Corning Cable Systems Llc Armored fiber optic assemblies and methods employing bend-resistant multimode fiber
US9170390B2 (en) 2010-04-23 2015-10-27 Corning Cable Systems Llc Armored fiber optic assemblies and methods of forming fiber optic assemblies
US9057817B2 (en) * 2013-04-15 2015-06-16 Corning Incorporated Low diameter optical fiber
CH708244B1 (de) * 2013-06-28 2016-10-14 Fatzer Ag Drahtseil sowie ein Verfahren zu dessen Herstellung.
GB2555499A (en) * 2016-10-26 2018-05-02 Sterlite Tech Ltd Air blown optical fiber cable
JP6745442B2 (ja) * 2016-10-28 2020-08-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 配線一体型樹脂パイプの製造方法
CN209167604U (zh) * 2018-06-27 2019-07-26 罗森伯格技术(昆山)有限公司 一种室外铠装光缆
CN109285621A (zh) * 2018-09-30 2019-01-29 洛阳申耐电力设备有限公司 一种中频炉专用防折弯水冷电缆
MX2021008412A (es) * 2019-01-10 2021-10-13 Ppc Broadband Inc Miembros lineales con ranuras anulares y axiales.
WO2022252328A1 (zh) * 2021-05-31 2022-12-08 南京驭逡通信科技有限公司 光纤涂覆设备及涂覆方法

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1781574A (en) * 1928-10-18 1930-11-11 Nat Electric Prod Corp Protected armored cable or conduit
US3682203A (en) * 1970-01-23 1972-08-08 Federal Metal Hose Corp The Flexible metal hose
US4278836A (en) * 1978-09-15 1981-07-14 Bingham Loran S Repair coupling for flexible electrical conduit
JPS57111904A (en) * 1980-12-27 1982-07-12 Horiba Ltd Flexible cable
JPS5844583U (ja) * 1981-09-18 1983-03-25 金尾 史朗 合成樹脂製コルゲ−ト二重管
JPS6077214A (ja) 1983-10-05 1985-05-01 Honda Motor Co Ltd 変速機のギヤシフト装置
JPS6077214U (ja) * 1983-11-01 1985-05-30 ニチエイ産業株式会社 合成樹脂製可撓電線管
JPH0668570B2 (ja) * 1985-02-27 1994-08-31 昭和電線電纜株式会社 光フアイバ心線
NL8502327A (nl) * 1985-08-23 1987-03-16 Wavin Bv Kunststofbuis bestaande uit een buitenhuis met ribbels en gladde binnenwand, alsmede werkwijze voor het herstellen resp. verbeteren van een rioleringsbuis.
KR890005304B1 (en) * 1986-04-23 1989-12-20 Shiro Kanao Flexible hard pipe
JPH0644258Y2 (ja) * 1986-12-20 1994-11-14 三菱樹脂株式会社 可撓性電線管
JPH01164895A (ja) * 1987-04-30 1989-06-28 Ota Kako:Kk ワイヤ、ホース等の保護チューブ並びにその製造法
US4860797A (en) * 1987-05-21 1989-08-29 Fabricated Plastics, Inc. Reinforced strip and flexible hoses produced therewith
JPS63100910A (ja) 1987-09-12 1988-05-06 Matsushita Electric Works Ltd 浄油器のフィルター
JPH0328504A (ja) 1989-06-26 1991-02-06 Komatsu Ltd 油圧回路
JPH0340822U (ja) * 1989-08-30 1991-04-19
GB9123760D0 (en) 1991-11-08 1992-01-02 Stockman Anthony J Optical fibre sheathing
US5627932A (en) * 1995-08-23 1997-05-06 Siecor Corporation Reduced diameter indoor fiber optic cable
US5739472A (en) * 1995-09-29 1998-04-14 The Whitaker Corporation Flexible armor cable assembly
JP3028504U (ja) * 1996-02-28 1996-09-03 大和電業株式会社 合成樹脂可とう電線管
JPH11223752A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ファイバケーブル
JP3349146B1 (ja) * 2001-09-06 2002-11-20 株式会社椿本チエイン ケーブル類の保護案内ガイド

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091037A1 (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Wired Japan Co., Ltd. 光ファイバコード
WO2006035206A1 (en) * 2004-09-29 2006-04-06 Miniflex Limited Bend protection tube for optical fibre
JP2008514450A (ja) * 2004-09-29 2008-05-08 ミニフレックス リミテッド 光ファイバーのための屈曲防止用チューブ
GB2418717B (en) * 2004-09-29 2009-08-12 Miniflex Ltd Linear member
AU2005288739B2 (en) * 2004-09-29 2010-08-12 Miniflex Limited Bend protection tube for optical fibre
KR101160374B1 (ko) * 2004-09-29 2012-06-26 미니플렉스 리미티드 광섬유용 휨 보호 튜브
JP2007151337A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The ケーブル保持具
JP2007322629A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Mitsubishi Cable Ind Ltd 車載用光ファイバケーブル
JP2010267585A (ja) * 2009-05-18 2010-11-25 Yazaki Corp シールド電線の処理構造
JP2011200959A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Ube Industries Ltd スパイラルカッター
JP2012239348A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Yazaki Corp ワイヤーハーネスの保護部材、及び、ワイヤーハーネスの保護部材の作製方法
WO2016056264A1 (ja) * 2014-10-06 2016-04-14 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル敷設方法
JP2016075782A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 古河電気工業株式会社 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブル敷設方法
WO2016158732A1 (ja) * 2015-03-27 2016-10-06 古河電気工業株式会社 電磁シールド管、電磁シールド構造
JPWO2016158732A1 (ja) * 2015-03-27 2018-01-25 古河電気工業株式会社 電磁シールド管、電磁シールド構造
US10299417B2 (en) 2015-03-27 2019-05-21 Furukawa Electric Co., Ltd. Electromagnetic shielding tube and electromagnetic shielding structure
US10548250B2 (en) 2015-03-27 2020-01-28 Furukawa Electric Co., Ltd. Electromagnetic shielding tube, electromagnetic shielding structure
JP2018520482A (ja) * 2015-06-24 2018-07-26 レオニ カーベル ゲーエムベーハー ケーブル、ケーブルおよび押出ユニットを作るための方法
US9660429B2 (en) 2015-06-29 2017-05-23 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Electrical wire protection tube and wire harness
JP2020509309A (ja) * 2017-02-28 2020-03-26 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 保護されるセンサを有する管構造および保護されるセンサを有する管構造を製造するための方法
JP7058664B2 (ja) 2017-02-28 2022-04-22 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 保護されるセンサを有する管構造および保護されるセンサを有する管構造を製造するための方法
JP2020162330A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 中国電力株式会社 ケーブル敷設方法
JP7318263B2 (ja) 2019-03-27 2023-08-01 中国電力株式会社 ケーブル敷設方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7064276B2 (en) 2006-06-20
AU2003289349A1 (en) 2004-07-09
TW200428058A (en) 2004-12-16
TWI296724B (en) 2008-05-11
WO2004055835A1 (ja) 2004-07-01
US20050098342A1 (en) 2005-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004215494A (ja) 通信ケーブル及び通信線用保護管
AU2008283668B2 (en) Optical fiber cable
EP1003058A2 (en) Submarine optical cable, optical fiber unit employed in the submarine optical cable, and method of making optical fiber unit
JP6442161B2 (ja) 光ケーブル及び光ケーブルの製造方法
EP3633432B1 (en) Optical fiber cable and method for manufacturing optical fiber cable
CN113366357A (zh) 高密度光学纤维带状电缆
EP1597619A1 (en) Loose tube optical cable
JP6270648B2 (ja) 光ケーブル用のスロットロッド及び光ケーブル
CN100375203C (zh) 通信电缆以及通信线用保护管
JP2022100376A (ja) 光ファイバケーブル
JP7273960B2 (ja) ローラブルリボンおよび中央強度部材を有する光ファイバケーブル
JP7120248B2 (ja) 光ファイバユニットおよび光ファイバケーブル
JP2007011020A (ja) 光ファイバケーブル
WO2021157334A1 (ja) 光ファイバケーブルおよび光ファイバケーブルの製造方法
JP2005185049A (ja) 通信ケーブル及び通信線用保護管
JP7192782B2 (ja) 光ファイバユニットおよび光ファイバケーブル
JP2001318286A (ja) 光ファイバケーブル及び電力・光複合線
JP2004133005A (ja) 光ファイバケーブル及びその製造方法
JP2007011019A (ja) 光ファイバケーブル
JP2005037641A (ja) 光ファイバケーブル
JP2023000047A (ja) 光ファイバケーブル
JP2005221919A (ja) 光ファイバケーブル及びその製造方法
JP2010185898A (ja) 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法
JP2001305402A (ja) 海底光ケーブル
JP2009288479A (ja) 光ファイバ心線および光ファイバケーブル

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060406

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080904

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081029