JP3028504U - 合成樹脂可とう電線管 - Google Patents
合成樹脂可とう電線管Info
- Publication number
- JP3028504U JP3028504U JP1996002003U JP200396U JP3028504U JP 3028504 U JP3028504 U JP 3028504U JP 1996002003 U JP1996002003 U JP 1996002003U JP 200396 U JP200396 U JP 200396U JP 3028504 U JP3028504 U JP 3028504U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- conduit
- resin flexible
- flexible conduit
- tube
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- Expired - Lifetime
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- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂可とう電線管を電磁界で使用した場
合、不要な電磁波による電磁障害すなわちノイズが可と
う電線管内の配線路に発生する。また、可とう電線管内
の配線路のノイズが外部に漏出し、外部機器等に誤動作
や誤信号を与えるおそれがある。 【解決手段】 上記課題は、導電性金属で形成された編
組線からなるシールド材をチューブの外面に被覆してな
る合成樹脂可とう電線管を提供することで解決する。
合、不要な電磁波による電磁障害すなわちノイズが可と
う電線管内の配線路に発生する。また、可とう電線管内
の配線路のノイズが外部に漏出し、外部機器等に誤動作
や誤信号を与えるおそれがある。 【解決手段】 上記課題は、導電性金属で形成された編
組線からなるシールド材をチューブの外面に被覆してな
る合成樹脂可とう電線管を提供することで解決する。
Description
【0001】
本考案は、硬質の塩化ビニル等をケーシング線材として使用し、その外面に軟 質塩化ビニル等による被覆を施してなる合成樹脂可とう電線管に関する。
【0002】
一般に、この種の合成樹脂可とう電線管は、図5乃至図6に示すように、ケー シング線材1とチューブ2とからなり、ケーシング線材1は、硬質の塩化ビニル 等をスプリング状又は連続円筒状にして形成され、チューブ2は、軟質塩化ビニ ル等をケーシング線材1の外面に被覆することにより形成されている。
【0003】 このようにしてなる合成樹脂可とう電線管は、通常、コネクターやカップリン グ等の付属品を含めてほとんどが塩化ビニルを使用しているため、非導電性であ り、高い絶縁抵抗を有し、絶縁耐力に優れている。
【0004】 しかしながら、対アース性の点では効力がなく、帯電防止上、耐ノイズ性につ いては無能である。
【0005】 この合成樹脂可とう電線管を強い電磁界で使用した場合、合成樹脂可とう電線 管のケーシング線材やチューブの外部の電磁波がこれらの被覆材を透過して内部 に侵入する。この現象は、コネクタやカップリング等の付属品についても同様に 現れる。また、合成樹脂可とう電線管の内部に強い電磁界がある場合も同様に内 部から外部へと電磁波が漏れ出る。
【0006】 この結果、合成樹脂可とう電線管内の配線路には、この漏れた不要電磁波に起 因した電磁結合が発生し、配線路には本来の機能を阻害する電磁障害すなわちノ イズが発生する。
【0007】
本考案は、このような課題、すなわち、合成樹脂可とう電線管に電磁波が侵入 又は合成樹脂可とう電線管から漏出する不要電磁波によるノイズを以下の手段に よって解決しようとするものである。
【0008】 上記課題を解決するため、本考案では、導電性金属で形成された編組線からな るシールド材をチューブの外面に被覆してなる合成樹脂可とう電線管を提供する 。
【0009】 さらに好ましくは、導電性金属で形成された編組線からなるシールド材をチュ ーブの外面に被覆するとともに、このシールド材の外面にビニル被覆を施してな る合成樹脂可とう電線管を提供する。
【0010】
以下、本考案の具体的な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0011】 図1は、本考案に係る合成樹脂可とう電線管において、基本的な実施の形態を 示す一部切り欠き外観斜視図、図2は、同一部切り欠き図式的構造図である。
【0012】 ケーシング線材1は、硬質の塩化ビニル等をスプリング状又は連続円筒状にす ることにより形成されてなり、チューブ2は、軟質塩化ビニル等をケーシング線 材の外面に被覆することにより形成されてなり、ケーシング線材1とチューブ2 とにより本体7を構成する。
【0013】 シールド材3は、導電性金属で形成された編組線からなり、チューブ2の外面 に連続円筒状に被覆されてなる。この編組線からなるシールド材3は、不要な電 磁波に対するシールド効果を向上させる。
【0014】 ここで、導電性金属で形成された編組線からなるシールド材3の不要電磁波に 対するシールド効果は、編組線の素線同士による接触と編組線と後述する金属性 コネクタとの接触、さらに金属性コネクタの取り付けによる完全な接地にある。 そして、そのシールド特性は、初期特性はもちろん長期間安定的に持続しなけれ ばならない。このため、シールド材3を形成する金属性の編組線を湿気や酸等の 錆や腐食から保護するため、その素線はメッキしておくとよい。このことにより 機械的、化学的に強さを増し、電気的にも接触がよくなる。
【0015】 シールド材3を形成する金属性の編組線は、ピッチが細いほどノイズの減衰度 が大きくなる。可とう性を損なわない範囲で編組の隙間を小さくした方がシール ド効果はよくなる。
【0016】 このようにして全体として、合成樹脂可とう電線管が形成される。
【0017】 このようにしてなる合成樹脂可とう電線管において、シールド材3は、金属性 コネクタ5に組み込まれ、電気的に導通される。コネクタ5は外箱などに取り付 けられて接地されるので、編組線はコネクタを通じて完全に接地状態となる。な お、図中4はテーパリングである。
【0018】 つぎに、図3、図4において、本考案に係る合成樹脂可とう電線管の別の実施 の形態を説明する。図3は、一部切り欠き外観斜視図、図4は、同一部切り欠き 図式的構造図である。
【0019】 この実施の形態において、本体7を構成するケーシング線材1、チューブ2、 チューブ2を被覆するシールド材3は、先の実施の形態においての説明と同様で ある。この実施の形態において、先の実施の形態と異なるのは、シールド材3の 周りにさらにビニル6を被覆したところが異なる。
【0020】 このようにして、全体として、合成樹脂可とう電線管が形成される。
【0021】 このようにしてなる合成樹脂可とう電線管において、シールド材3は、図示し てないが、先の実施の形態と同様に、金属性コネクタに組み込まれ、電気的に導 通される。コネクタは外箱などに取り付けられて接地されるので、シールド材3 はコネクタを通じて完全に接地状態となる。
【0022】
本考案は上述のようにしてなるので、つぎの効果を有する。
【0023】 請求項1及び2において、合成樹脂可とう電線管の外面は、導電性金属で形成 された編組線からなるシールド材により被覆され、合成樹脂可とう電線管の内部 は遮断されるので不要の電磁波が通らなくなり、シールド効果が向上される。こ れは、合成樹脂可とう電線管の外部から内部へ、また内部から外部へともに同様 の効果が発揮される。
【0024】 さらに合成樹脂可とう電線管の外部は、接地される導電性金属で形成された編 組線からなるシールド材により被覆されているので、静電気による帯電も防止す ることができる。
【0025】 請求項2において、ビニル被覆は、合成樹脂可とう電線管の外面に被覆した導 電性金属で形成された編組線からなるシールド材を外部環境から保護すると同時 に、シールド材の素線同士を圧着させ、密着性をよくする作用をするので、導電 性を良好にする。
【0026】 以上のように、本考案は、不要電磁波に対する耐性を高めることのできる優れ た考案である。
【図1】本考案に係る合成樹脂可とう電線管において、
基本的な実施の形態を示す一部切り欠き外観斜視図であ
る。
基本的な実施の形態を示す一部切り欠き外観斜視図であ
る。
【図2】同一部切り欠き図式的構造図である。
【図3】本考案に係る合成樹脂可とう電線管において、
別の実施の形態を示す一部切り欠き外観斜視図である。
別の実施の形態を示す一部切り欠き外観斜視図である。
【図4】同一部切り欠き図式的構造図である。
【図5】従来の合成樹脂可とう電線管の一部切り欠き外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図6】同一部切り欠き図式的構造図である。
1 ケーシング線材 2 チューブ 3 シールド材 6 ビニル
Claims (2)
- 【請求項1】 導電性金属で形成された編組線からなる
シールド材をチューブの外面に被覆してなることを特徴
とする合成樹脂可とう電線管。 - 【請求項2】 導電性金属で形成された編組線からなる
シールド材をチューブの外面に被覆するとともにシール
ド材の外面にビニル被覆を施してなることを特徴とする
合成樹脂可とう電線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002003U JP3028504U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 合成樹脂可とう電線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996002003U JP3028504U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 合成樹脂可とう電線管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3028504U true JP3028504U (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=43163571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996002003U Expired - Lifetime JP3028504U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 合成樹脂可とう電線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3028504U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004055835A1 (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 通信ケーブル及び通信線用保護管 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157310A (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-19 | 松下電工株式会社 | 可とう電線管 |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP1996002003U patent/JP3028504U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58157310A (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-19 | 松下電工株式会社 | 可とう電線管 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004055835A1 (ja) * | 2002-12-18 | 2004-07-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 通信ケーブル及び通信線用保護管 |
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