JPH0719912U - シールドケーブル - Google Patents

シールドケーブル

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Publication number
JPH0719912U
JPH0719912U JP5530093U JP5530093U JPH0719912U JP H0719912 U JPH0719912 U JP H0719912U JP 5530093 U JP5530093 U JP 5530093U JP 5530093 U JP5530093 U JP 5530093U JP H0719912 U JPH0719912 U JP H0719912U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielded cable
metal wire
wire
electric wire
shield
Prior art date
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Pending
Application number
JP5530093U
Other languages
English (en)
Inventor
正人 近藤
昌伸 義村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP5530093U priority Critical patent/JPH0719912U/ja
Publication of JPH0719912U publication Critical patent/JPH0719912U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 横巻シールドを改良することにより、シール
ドケーブル11の屈曲寿命を向上させる。 【構成】 絶縁被覆電線11の外側に横巻シールド15
を施し、さらにシース14を被せてある。前記横巻シー
ルド15は微小間隙18を設けながら絶縁被覆電線11
の表面にらせん状に巻き付けられる内側金属線16と、
この内側金属線16の外側に前記微小間隙18に沿って
巻き付けられる外側金属線17とから成る二層構造にな
っている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はシールドケーブル、特に屈曲寿命を延ばすことができるシールドケ ーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
シールドケーブルとしては、図4に示すように、電線52を絶縁材53で被覆 した絶縁被覆電線51とその外側を被うシース54との間に横巻シールド55を 施したものがあり、この横巻シールド55は、相互に接触するように密に前記絶 縁被覆電線の表面に巻き付けられる金属線56によって形成されている。
【0003】 また、横巻シールド55としては、図5に示すように、屈曲時のシールド性能 を向上させるべく、丸線56と三角線57とを交互に巻き付けるようにしたもの もある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述したようなシールドケーブルでは、その横巻シールド55を形 成している金属線が相互に接触するように密に巻き付けられているので、シース 54と絶縁被覆電線51に挟まれた状態では、金属線の逃げがほとんど無く、屈 曲による外力がそのまま金属線に加わる。このため、金属線同士の擦れ合いが激 しくなって屈曲寿命が著しく低下する原因となっている。
【0005】 そこで、この考案の課題は、この種のシールドケーブルの横巻シールドを改良 することにより、屈曲寿命を向上させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この考案は、絶縁被覆電線とその外側を被うシー スとの間に横巻きシールドを施してなるシールドケーブルにおいて、前記横巻き シールドを、前記絶縁被覆電線の表面に微小間隙を設けながららせん状に巻き付 けられる内側金属線と、この内側金属線の外側に前記微小間隙に沿ってらせん状 に巻き付けられる外側金属線とから成る二層構造にしたのである。
【0007】 また、前記横巻シールドを前記絶縁被覆電線の表面に交互にらせん状に巻き付 けられる金属線と金属箔とによって形成することもできる。
【0008】
【作用】
以上のように構成されたシールドケーブルは、金属線間に微小間隙が形成され ているので、シールドケーブルを屈曲させた際、屈曲部の内側部分の金属線同士 の擦れ合いがその微小間隙の存在によって緩和されると共に、屈曲による外力が 微小間隙に吸収される。
【0009】 また、金属線と金属箔とを交互に巻き付けたものでは、金属線間隔がある程度 大きいので金属線同士が接触することはほとんどなく、又金属箔と金属線との接 触部分も少なくなるので、擦れ合いの影響はかなり小さい。
【0010】
【実施例】
以下、実施例について図面を参照して説明する。
【0011】 このシールドケーブル10は、導線12を絶縁材13で被覆した絶縁被覆電線 11、この絶縁被覆電線11の外側に施される横巻シールド15、さらにこの横 巻シールド15と共に前記絶縁被覆電線11に被せられるシース14とから構成 されている。
【0012】 前記横巻シールド15は、一定間隔dの微小間隙18を設けながら前記絶縁被 覆電線11の表面にらせん状に巻き付けられる内側金属線16と、この内側金属 線16の外側に前記微小間隙18に沿って巻き付けられる外側金属線17とから 成る二層構造になっている。
【0013】 従って、このシールドケーブルを屈曲させた場合、前記微小間隙18の存在に よって金属線16,17の逃げが可能となり、屈曲による外力が吸収されると共 に屈曲部の内側部分における内側金属線16同士、及び外側金属線17同士の擦 れ合いが減少する。
【0014】 また、前記金属線16,17を図2に示すように、撚線16a,17aにする と、屈曲による外力を受けた場合でも金属線一本に対する影響が減少するため、 破断しにくいといった利点がある。
【0015】 図3は、他の実施例を示している。このシールドケーブル20は、絶縁被覆電 線21の外側に横巻シールド23を施し、さらにシース22を被せてある点で前 記実施例と共通するが、前記横巻シールド23が一層構造になっている点で前記 実施例と相違する。
【0016】 このシールドケーブル20の横巻シールド23は、絶縁被覆電線21の表面に 金属線24と金属箔25とを交互に巻き付けたものであり、両者間にはほとんど 隙間がない状態になっている。
【0017】 しかし、金属箔25は、それ自体薄いため、金属線24との接触部分はかなり 少なく、金属線24間には、前記金属箔25の巾に相当する間隙26が形成され るため、シールドケーブル20を屈曲した場合でも金属線24同士が擦れ合うこ とがなく、屈曲による外力も吸収される。
【0018】 また、金属線24と金属箔25との間に隙間がほとんどないため、屈曲部の外 側部分において絶縁被覆電線21の表面がシース22内で露出することがなく、 シールド性能が低下することもない。
【0019】 なお、前記横巻シールド15,23の形成を容易にするため、前記微小間隙1 8や間隙26にテトロン糸,スス糸,合成樹脂紐等の介在を設けてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、この考案のシールドケーブルは、内側金属線を微小間隙を設け ながら絶縁被覆電線に巻き付けた状態で、さらにその外側に前記微小間隙に沿っ て外側金属線をらせん状に巻き付ける構成を採用したり、金属線と金属箔とを交 互に巻き付ける構成を採用することによって金属線間に間隙を設けるようにした ため、シールドケーブルの屈曲時に屈曲による外力がその間隙の存在によって吸 収されると共に金属線が逃げるための領域が確保される。
【0021】 従って、金属線自体にそのまま外力が加わることがなく、金属線同士の擦れ合 いを最小限に抑えることができるのでシールドケーブルの屈曲寿命が向上する。
【0022】 また、後者の構成を採用したシールドケーブルにあっては、屈曲部の外側部分 において、絶縁被覆電線の表面が露出することがなく、屈曲によってシールド性 能が低下することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る一実施例を示す断面図である。
【図2】同上の変形例を示す断面図である。
【図3】他の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
10,20 シールドケーブル 11,21 絶縁被覆電線 12 導線 13 絶縁材 14,22 シース 15,23 横巻シールド 16 内側金属線 17 外側金属線 24 金属線 25 金属箔 18 微小間隙 26 間隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆電線とその外側を被うシースと
    の間に横巻シールドを施してなるシールドケーブルにお
    いて、 前記横巻シールドを、前記絶縁被覆電線の表面に微小間
    隙を設けながららせん状に巻き付けられる内側金属線
    と、この内側金属線の外側に前記微小間隙に沿ってらせ
    ん状に巻き付けられる外側金属線とから成る二層構造に
    したことを特徴とするシールドケーブル。
  2. 【請求項2】 絶縁被覆電線とその外側を被うシースと
    の間に横巻シールドを施して成るシールドケーブルにお
    いて、 前記横巻シールドを、前記絶縁被覆電線の表面に交互に
    らせん状に巻き付けられる金属線と金属箔とによって形
    成したことを特徴とするシールドケーブル。
JP5530093U 1993-09-16 1993-09-16 シールドケーブル Pending JPH0719912U (ja)

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JP5530093U JPH0719912U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 シールドケーブル

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JP5530093U JPH0719912U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 シールドケーブル

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JPH0719912U true JPH0719912U (ja) 1995-04-07

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ID=12994728

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JP5530093U Pending JPH0719912U (ja) 1993-09-16 1993-09-16 シールドケーブル

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009146850A (ja) * 2007-12-18 2009-07-02 Autonetworks Technologies Ltd シールド電線
JP2011100713A (ja) * 2009-10-05 2011-05-19 Hitachi Cable Ltd シールドケーブル
JP2014130841A (ja) * 2009-10-05 2014-07-10 Hitachi Metals Ltd シールドケーブル
JP2019087439A (ja) * 2017-11-08 2019-06-06 株式会社ヨコオ 高周波ケーブル

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