JP2020092063A - コネクタ端子 - Google Patents
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Abstract
Description
また、金属板は、円筒形状の一部を形成するように湾曲された底壁部と、底壁部の湾曲方向における両端部からそれぞれ立ち上がる一対の平板部とを有し、スリーブは、一対の平板部がそれぞれ円筒形状の一部を形成するように湾曲された金属板からなり、突起は、一対の平板部にそれぞれ配置されていることが好ましい。
突起は、対応する平板部の縁部において、L字状に切り欠かれた部分が平板部の厚さ方向に屈曲された形状を有することが好ましい。この場合、突起は、対応する平板部の厚さ分だけ切り起こされることができる。
また、少なくとも1本の電線の先端部に接続される少なくとも1つの信号端子と、少なくとも1つの信号端子を保持し且つ端子金具の内部に収容される内部ハウジングとを備えることが好ましい。
図1および図2に示されるように、この発明の実施の形態に係るコネクタ端子11は、ケーブル41の先端部に取り付けられるもので、互いに独立して形成されたスリーブ21と端子金具31とを備えている。
スリーブ21は、円筒形状に丸められた金属板から形成されており、ケーブル41の外周部を囲むように配置されている。
図2に示されるように、端子金具31の開放された前端部を通して、ケーブル41の先端部に組み付けられている内部ハウジング51と、内部ハウジング51に保持されている複数の信号端子52が露出している。
また、端子金具31は、ケーブル41の伸張方向D1に沿った後端部に配置されたバレル34を有している。バレル34は、スリーブ21の外周部上に重なるように巻き付けられるもので、図3に示されるように、端子金具31のシールドシェル32の後端部に一体に形成されている。
バレル34をかしめることにより、ケーブル41の樹脂製の絶縁被覆45が圧迫されて変形し、コネクタ端子11が堅固にケーブル41に取り付けられている。
なお、スリーブ21は、ケーブル41の伸張方向D1において、バレル34よりも長い長さを有しており、バレル34と重ならない位置にまで延びるスリーブ前端部21Aとスリーブ後端部21Bを有している。
図7および図8に、スリーブ21を形成するためのスリーブ用金属板22を示す。スリーブ用金属板22は、円筒形状の一部を形成するように湾曲された底壁部23と、底壁部23の湾曲方向における両端部からそれぞれ立ち上がる一対の平板部24とを有している。一対の平板部24が底壁部23に連続する円筒形状の一部を形成するように湾曲されて、スリーブ用金属板22が全体として円筒形状に丸められることにより、スリーブ21が形成される。また、スリーブ用金属板22は、円筒形状に丸められたときの円筒の中心軸方向の両端に相当する前縁部22Aと後縁部22Bとを有している。
ここで、ケーブル41は、予め、ケーブル41の先端部から所定長さL1の絶縁被覆45が切除されてシールド編組44が露出しており、図10に示されるように、絶縁被覆45の先端部がスリーブ用金属板22の前縁部22Aの位置にほぼ一致するように、ケーブル41が配置される。すなわち、ケーブル41は、絶縁被覆45により覆われている部分がスリーブ用金属板22に重なるように位置合わせされる。
このとき、図11に示されるように、スリーブ用金属板22の突起25は、一対の平板部24に形成されているため、ケーブル41は、これらの突起25に干渉されることなくスリーブ用金属板22の底壁部23上に配置される。
これら一対の突起25は、せん断面を有しているので、図14に示されるように、ケーブル41の樹脂製の絶縁被覆45に引っ掛かり、これにより、スリーブ21は、ケーブル41に対して、ケーブル41の伸張方向D1の位置が仮固定された状態で保持されることとなる。
なお、所定長さL2は、ケーブル41の伸張方向D1におけるスリーブ21の長さよりもわずかに短い長さに設定されている。
さらに、図20に示されるように、4本の電線42の信号端子52を内部ハウジング51に収容して保持させることにより内部ハウジング51が組み付けられ、図21に示されるように、内部ハウジング51とスリーブ21との間における4本の電線42の露出部分にワイヤシールド部材46が組み付けられる。
シールドシェル32にカバーシェル33が取り付けられると、カバーシェル33の舌状部33Aが、折り返されたシールド編組44を介してスリーブ21の上に重なる状態となる。
また、図24に示されるように、スリーブ21の一対の突起25がケーブル41の樹脂製の絶縁被覆45に引っ掛かることで、スリーブ21は、ケーブル41に対して仮固定されている。
また、スリーブ21は、一対の突起25を有しているが、これに限るものではなく、少なくとも1つの突起25を有していれば、ケーブル41の絶縁被覆45に引っ掛かることで、スリーブ21をケーブル41に対して仮固定することができる。
Claims (7)
- 少なくとも1本の電線を有し且つ絶縁被覆からなる外周面を有するケーブルの先端部に取り付けられるコネクタ端子であって、
円筒形状に丸められた金属板からなり且つ前記ケーブルが通されるスリーブと、
前記スリーブの外周部上に重なるように配置されて前記スリーブと共にかしめられるバレルを有する端子金具と
を備え、前記スリーブは、前記端子金具の前記バレルと重ならない位置に配置され且つ前記スリーブの内周面側に切り起こされた前記金属板の一部からなる少なくとも1つの突起を有して前記絶縁被覆に取り付けられていることを特徴とするコネクタ端子。 - 前記スリーブは、前記ケーブルが延びる方向において、前記バレルと重ならない位置にまで延びるスリーブ端部を有し、
前記突起は、前記スリーブ端部に配置されている請求項1に記載のコネクタ端子。 - 前記金属板は、前記円筒形状の一部を形成するように湾曲された底壁部と、前記底壁部の湾曲方向における両端部からそれぞれ立ち上がる一対の平板部とを有し、
前記スリーブは、前記一対の平板部がそれぞれ前記円筒形状の一部を形成するように湾曲された前記金属板からなり、
前記突起は、前記一対の平板部にそれぞれ配置されている請求項1または2に記載のコネクタ端子。 - 前記突起は、対応する前記平板部の縁部において、L字状に切り欠かれた部分が前記平板部の厚さ方向に屈曲された形状を有する請求項3に記載のコネクタ端子。
- 前記突起は、対応する前記平板部の厚さ分だけ切り起こされている請求項4に記載のコネクタ端子。
- 前記ケーブルは、前記絶縁被覆の内周側に配置されたシールド編組を有し、
前記スリーブと前記バレルとの間に前記シールド編組が挟み込まれる請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ端子。 - 前記少なくとも1本の電線の先端部に接続される少なくとも1つの信号端子と、
前記少なくとも1つの信号端子を保持し且つ前記端子金具の内部に収容される内部ハウジングと
を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載のコネクタ端子。
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